JPH05332878A - オートコリメータの受光装置 - Google Patents

オートコリメータの受光装置

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JPH05332878A
JPH05332878A JP13480592A JP13480592A JPH05332878A JP H05332878 A JPH05332878 A JP H05332878A JP 13480592 A JP13480592 A JP 13480592A JP 13480592 A JP13480592 A JP 13480592A JP H05332878 A JPH05332878 A JP H05332878A
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JP
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light receiving
lens
receiving element
receiving device
light
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JP13480592A
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Takeshi Tada
武 多田
Taizo Sakaki
泰三 坂木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レンズ偏心測定装置等に使用されるオートコリ
メータの受光装置において、光学素子を光軸方向に移動
することなく広視野と狭視野を形成し、この観測を単一
の受光素子で行う手段を提供する。 【構成】コリメートレンズとして、長焦点レンズ9a、
短焦点レンズ9bの焦点距離の異なる二つのレンズを用
い、先ず、短焦点レンズ9bを光軸に配置し、受光素子
7で被測定レンズ11からの反射ビームの結像状態を確
認し、次に、長焦点レンズ9aを光軸に配置し、受光素
子7で高感度のビームスポットの観測を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検査物からの反射ビ
ームに対する観測領域を拡大したオートコリメータの受
光装置に関し、例えば、レンズの偏心測定手段として利
用できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来のレンズの偏心測定手段として、図
7に示される光学系を有するレーザーオートコリメータ
が知られている。このようなレンズの偏心測定手段は、
被測定レンズの球心に指標像を投影し、その指標の反射
像の基準軸からのずれ量を検知し、そのずれ量から偏心
量を算出している。
【0003】図7において、レーザー光源1から出射し
たビームは、光量を調整するNDフィルター2を通過
し、その後、反射ミラー3,4で反射され、顕微鏡対物
レンズ5によって、該ビームを広げる。広げられたビー
ムは偏光ビームスプリッタ6を通過し、紙面に平行な偏
光成分の光のみが透過し、1/4波長板8を通過するこ
とで円偏光となる。そして、コリメートレンズ9を通過
したビームは平行光となり、集光レンズ10により収束
され、被測定レンズ11上に照射される。
【0004】この時、被測定レンズ11の曲率半径と同
じ波面が照射され、その際、被測定レンズ11が光軸に
対して傾いていなければ、被測定レンズ表面から反射さ
れたビームは入射ビームと全く同じ光路を戻っていく。
反射されたビーム(以下、反射ビームという)はコリメ
ートレンズ9によって集光され、1/4波長板8を通過
することで紙面に垂直方向の偏光成分に変えられる。こ
の反射ビームは偏光ビームスプリッタ6により殆ど反射
され、受光素子7上に焦点を結ぶ。
【0005】また、被測定レンズ11が光軸に対して傾
いていると、受光素子7上の反射ビームの焦点が移動す
る。この移動量δは被測定レンズ11の傾き角θに対応
し、コリメートレンズ9の焦点距離をf、被測定レンズ
11の傾き角をθとすると、δ=ftan 2θなる関係が
ある。
【0006】従来の装置によると、コリメートレンズ9
の焦点距離が長い場合、被測定レンズ11が同じ量だけ
傾いても、焦点距離が短いものと比べると、移動量δが
大きくなってしまい、感度は上がるものの、受光素子7
の受光範囲外に反射ビームのスポットが移動し、反射ビ
ームの結像状態を確認できないという欠点を生じてい
る。これに対して、コリメートレンズ9の焦点距離を短
くしすぎると、傾き角θを零に近づけるための分解能が
低くなってしまい、また、傾き角θの測定分解能も低く
なるという欠点がある。
【0007】また、この種の従来技術において、光軸方
向にコリメートレンズ群を動かし、被測定レンズの面上
に結像させており、このために、レンズ系を駆動するモ
ーターを必要とし、精密位置合わせが要求されている。
よって、機械的な駆動部分が多く、装置が大型化してし
まうという欠点を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の問題
点を解決する光学系を備えたレンズの偏心測定装置等と
して使用できるオートコリメータの受光装置を提供する
ものであり、機械的な駆動部分を不要として広視野と狭
視野を形成することができ、前記二つの視野を単一の受
光素子で観測する手段を提供し、また、受光素子の前面
に集光部材を配置し、被測定物の変位の方向を検知する
ことができる手段を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、レーザー光源からの照射ビームをコリメ
ートレンズ、集光レンズを介して被測定物に照射し、そ
の反射ビーム像を受光素子に結像してなるオートコリメ
ータの受光装置において、前記コリメートレンズとし
て、焦点距離の異なる狭視野用レンズと広視野用レンズ
からなる二つのコリメートレンズを設け、前記各コリメ
ートレンズの結像位置が同一になるように配置し、その
二つのコリメートレンズのいずれかを光軸に切り換え配
置し、単一の受光素子を静止状態で狭視野及び広視野の
観測を可能とすることを特徴とするものである。
【0010】また、本発明は、同じくオートコリメータ
の受光装置において、コリメートレンズに至る光軸上
に、可動式ミラーユニットを挿脱可能に配置し、可動式
ミラーユニットが挿入され、該可動式ミラーユニットと
コンバータレンズによりなる焦点距離を長くした狭視野
用の光路と、可動式ミラーユニットが光軸から取り除か
れた広視野用の光路との二つの光路を設け、これら二つ
の光路を可動式ミラーユニットの挿脱により切り換え
て、単一の受光素子を静止状態で狭視野及び広視野の観
測を可能とすることを特徴とするものである。
【0011】本発明は、同じくオートコリメータの受光
装置において、顕微鏡対物レンズと偏光ビームスプリッ
タとの間の光路に、直線偏光の偏光方向を90°回転さ
せる手段を挿脱可能に配置し、偏光ビームスプリッタと
コリメートレンズとの間に二つの光路を設け、一方の光
路にコンバータレンズを配置して狭視野用の光路とし、
コンバータレンズを配置していない他方の光路を広視野
用の光路とし、これら二つの光路を前記直線偏光の偏光
方向を90°回転させる手段の挿脱により切り換えて、
単一の受光素子を静止状態で狭視野及び広視野の観測を
可能とすることを特徴とするものである。
【0012】更に、本発明は、同じくオートコリメータ
の受光装置において、受光素子の前面には、観測領域外
の光ビームを受光素子の最外周位置に光を導くことがで
きるロート状の透明樹脂部材を配置し、単一の受光素子
の領域外の光ビームの方向を検知できることを特徴とす
るものである。
【0013】本発明は、同じくオートコリメータの受光
装置において、前記受光素子の前面には、観測領域外の
光ビームを受光素子の最外周位置に光を導くことができ
るロート状の光ファイバー部材を配置し、単一の受光素
子での領域外の光ビームの方向を検知できることを特徴
とするものである。
【0014】そして、本発明は、同じくオートコリメー
タの受光装置において、受光素子の前面には、穴あきレ
ンズを配置し、該穴あきレンズにより受光素子の外側に
結像する光束を受光素子の外周部に集光し、単一の受光
素子での領域外の光ビームの方向を検知できることを特
徴とし、その穴あきレンズとして、透過率の低い材料を
使用することを特徴とするものである。
【0015】
【作用】本発明の構成において、オートコリメータの受
光装置において、焦点距離の異なるコリメートレンズレ
ンズを光軸に切り換え配置し、または、可動式ミラーユ
ニットを光路に出入とコンバータレンズとの関連によ
り、或いは、1/2波長板の出入とコンバータレンズと
の関連により、広視野と狭視野の観測を駆動部材を設け
ることなく、単一の受光素子により行うことができる。
【0016】そして、本発明の構成で、受光素子の受光
領域外のビームを、受光素子の外周部に導くことができ
るロート状の透明樹脂部材、光ファイバー部材、穴あき
レンズによって、受光素子の観測領域を広げることがで
きると共に、被測定物の変位の方向を知ることができ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、本発明のオートコリメータの受光装置
に関する第一の実施例を示す。レーザー光源1から光量
調整用のNDフィルター2、反射ミラー3,4及び顕微
鏡対物レンズ5に到る光路は、従来の技術の項で説明し
た図7の構成と同様であり、省略されている。
【0018】顕微鏡対物レンズ5の背後には、従来技術
と同様に、偏光ビームスプリッタ6、1/4波長板8が
配置され、1/4波長板8の後方にコリメートレンズが
設けられる。本発明のこの実施例では、コリメートレン
ズとして、焦点距離の異なる2つのレンズ9a,9bを
用い、該2つのレンズ9a,9bの夫々の結像位置が共
通になるような位置に、前記2つのレンズ9a,9bは
配置される。コリメートレンズ9a、または9bによる
平行光は、集光レンズ10により収束され、被測定レン
ズ11上に向かう。
【0019】この第一の実施例において、焦点距離の異
なる2つのレンズ9a,9bのいずれかを光軸上に選択
配置して、、コリメートレンズとして使用するものであ
り、被測定レンズ11の測定に当たり、先ず、焦点距離
の短い方のコリメートレンズ9bが、1/4波長板8と
集光レンズ10との間の光路に挿入配置される。この
際、焦点距離の長い方のコリメートレンズ9aは光路外
に位置し、図1では点線で示される状態に対応する。そ
こで、被測定レンズ11の光軸の芯合わせをする。次
に、焦点距離の短い方のコリメートレンズ9bを前記光
路から除き、焦点距離の長い方のコリメートレンズ9a
を同様に光路に配置して、精密に光軸を合わせる。
【0020】このようにレーザー光を用いたオートコリ
メータ光学系において、長焦点レンズ(狭視野用レン
ズ)9aと短焦点レンズ(広視野用レンズ)9bの焦点
距離の異なる2つのコリメートレンズの夫々の結像点
が、単一の受光素子7上に来るように設定してあるた
め、被測定レンズ11に対して、先ず、短焦点レンズ
(広視野用レンズ)9bを光軸に配置し、受光素子7上
で被測定レンズ11からの反射ビームの結像状態を確認
し、しかる後、短焦点レンズ9bの代わりに、長焦点レ
ンズ(狭視野用レンズ)9aを光軸に配置し、受光素子
7上で高感度のビームスポットの観測を可能とする。
【0021】以上のように、本発明の前記実施例におい
て、二つの長焦点レンズと短焦点レンズの焦点距離の異
なるコリメートレンズを、光軸に出入することで、広視
野と狭視野の観測を単一の受光素子で行うことができ
る。
【0022】次に、本発明の第二の実施例について、図
2によって説明する。この実施例においては、偏光ビー
ムスプリッタ6、1/4波長板8を通過し、コリメート
レンズ9に向かう照射ビームの光軸を、広視野用レンズ
系からなる第1光路と狭視野用レンズ系からなる第2光
路のいずれかに切り換えることができる。このため、1
/4波長板8とコリメートレンズ9との間に、ミラー1
3,14からなる可動式ミラーユニット12を挿脱可能
に配置し、可動式ミラーユニット12が光軸上に挿入さ
れた際、ミラー13及びミラー14と夫々対向するミラ
ー17及びミラー16及びミラー14とミラー16との
間に位置するコンバターレンズ15が光軸側方に配置さ
れている。
【0023】可動式ミラーユニット12を光軸に挿入し
た場合(第2光路)と、可動式ミラーユニット12を光
路から除去した場合(第1光路)の二つの光路の結像位
置は同じになるように、光路長が調整されている。よっ
て、ミラー13,14からなる可動式ミラーユニット1
2が光軸から外された図2の実線状態である第1光路に
おいて、広視野用レンズ系を構成し、レーザー光源1か
ら出射したビームは、光量調整用NDフィルター2、反
射ミラー3,4を経て、顕微鏡対物レンズ5、偏光ビー
ムスプリッタ6、1/4波長板8から直接コリメートレ
ンズ9を通過し、集光レンズ10により収束され、被測
定レンズ11上に照射される光路となる。
【0024】可動式ミラーユニット12が光軸中に挿入
された図2の点線状態である第2光路において、狭視野
用レンズ系を構成し、レーザー光源1から出射したビー
ムは、偏光ビームスプリッタ6、1/4波長板8迄は前
記同様であり、1/4波長板8を通過した照射ビーム
は、ミラー13,ミラー17,ミラー16,コンバータ
レンズ15,ミラー14を経て、コリメートレンズ9を
通過し、同様に被測定レンズ11上に照射される光路と
なる。
【0025】この実施例において、可動式ミラーユニッ
ト12を光軸に挿脱可能に配置し、第1光路とコンバー
タレンズが挿入される第2光路とにより、狭視野と広視
野の観測を1つの受光素子上で行なうことができる。
【0026】図3には、本発明の第三の実施例を示す。
この実施例では、狭視野と広視野の観測を1つの受光素
子上で行なう手段として、顕微鏡対物レンズ5から出射
するビームを紙面に平行な直線偏光とし、顕微鏡対物レ
ンズ5と偏光ビームスプリッタ6との間に、1/2波長
板18を挿脱可能に配置すると共に、該1/2波長板1
8の挿脱により照射ビームは偏光ビームスプリッタ6を
透過又は反射し、透過したビームはコンバータレンズ1
5を経てコリメートレンズ9(第2光路)に、、反射し
たビームはコンバータレンズを経ることなくコリメート
レンズ9(第1光路)に夫々至り、該コリメートレンズ
9を通過し、集光レンズ10により収束され、被測定レ
ンズ11上に照射される光路を構成している。
【0027】よって、広視野を構成するには、紙面に平
行な直線偏光として、顕微鏡対物レンズ5から出射する
ビームの背後の光路中に、1/2波長板18が挿入され
る。この1/2波長板18の挿入により、ビームの偏光
方向は90°回転される。このため、偏光ビームスプリ
ッタ6によって、大部分の光が反射され、1/4波長板
19を通過して円偏光となる。その後、ビームはハーフ
ミラー21で反射され、コリメートレンズ9を通過し、
集光レンズ10により収束され、被測定レンズ11上に
照射される第1光路となる。被測定レンズ11で反射さ
れた反射ビームは、前述したと同じ光路を戻り、1/4
波長板19を再び通過すると、紙面と平行な偏光方向に
なるため、偏光ビームスプリッタ6で大部分の光が通過
して、受光素子7上に結像される。
【0028】一方、狭視野を構成するには、顕微鏡対物
レンズ5の背後に配置された1/2波長板18は、光路
から除かれる。そのため、顕微鏡対物レンズ5を通過し
た紙面に平行な直線偏光のビームの大部分は偏光ビーム
スプリッタ6を通過し、1/4波長板20により円偏光
となる。その後、ビームは反射ミラー17で反射され、
コンバータレンズ15を経て、反射ミラー16で反射
し、ハーフミラー21を透過し、コリメートレンズ9を
通過し、集光レンズ10により収束され、被測定レンズ
11上に照射される第2光路となる。被測定レンズ11
で反射された反射ビームは、前述したと同じ光路を戻
り、1/4波長板20を再び通過すると、紙面と垂直な
偏光方向になるため、偏光ビームスプリッタ6で大部分
の光が反射して、受光素子7上に結像される。広視野及
び狭視野の各光路の結像位置が同一になるように、光路
長は調整されている。
【0029】この実施例においては、顕微鏡対物レンズ
5と偏光ビームスプリッタ6との間に、1/2波長板を
光軸に挿入あるいは除去し、その1/2波長板の挿入或
いは除去に応じてコンバータレンズ15を配置した光路
(第2光路)と配置しない光路(第1光路)とが切り換
わる二つの光路をコリメートレンズ9に到る部分に設
け、広視野と狭視野の切り換えが簡単に行え、その広視
野と狭視野の観測も1つの受光素子だけで行うことがで
きる。
【0030】図4〜図6には、オートコリメータの受光
装置において、受光素子部分に改良を加えることによ
り、受光素子の受光範囲より広い観測域によって被測定
物の変位方向を検知することができる手段を示してい
る。図4により、受光素子部分に関する本発明の第1の
実施例を説明する。偏光ビームスプリッタ6を反射した
反射ビームは受光素子7に結像する。その受光素子7の
前面には、受光素子7の受光範囲の外側に位置する受光
域22aと、受光素子7の最外周部に接続される接続部
22bとを備えたロート状の透明樹脂部材22が配置さ
れている。
【0031】よって、被測定物が所定の位置にある場
合、被測定物からの反射ビームは、図4(b)に示す実
線b1 ,b1 で受光素子7に向かうが、所定の位置から
ずれると、反射ビームb2 が生じ、この反射ビームb2
は、受光素子7の受光範囲外に位置するロート状の透明
樹脂部材22の受光域22aの一部に当たり、該受光域
22aの一部に当った反射ビームb2 は接続部22bを
介して受光素子7の最外周部に導かれる。この受光素子
7の最外周部には、反射ビームb2 によりスポットが形
成されるため、このスポットの位置から被測定物の変位
の方向を知ることができる。
【0032】図5は、受光素子7の前面に、受光素子7
の受光範囲を開口し、偏光ビームスプリッタ6側の受光
部23aを受光素子7の受光範囲外まで広くし、受光素
子7と接続される接続部23bを狭くしたロート状の光
ファイバー部材23が配置されている。この広い受光部
23aと狭い接続部23bからなる先細りのロート状の
光ファイバー部材23は、中心部に穴をあけた受光用光
ファイバー或いは光ファイバーをロート状に束ねること
によって構成することがきる。
【0033】図6には、受光素子7の前面に、受光素子
7の受光範囲に対応する位置に穴を開けた穴あきレンズ
24を配置しており、ロート状の透明樹脂部材22や光
ファイバー部材23の場合と同様に、受光素子7の受光
範囲の外側の反射ビーム(点線で示されている)をレン
ズ部分で捉え、レンズ部分によりその光路を内側に変位
し、受光素子7の最外周部に集光する。この集光による
スポットの位置から前述と同様に、被測定物の変位の方
向を知ることができる。
【0034】また、前記穴あきレンズ24において、レ
ンズの材料の透過率を下げることによって、穴あきレン
ズ24による結像位置を受光素子7の最外周部とするこ
となく、受光素子7におけるスポットの光量或いは面積
によって、レンズを通らずに受光素子に結像している
か、レンズを通して結像しているかを区別することがで
き、観測領域を広げることができると共にこの区別から
被測定物の変位の方向を知ることができる。
【0035】本発明の実施例において、被測定物をレン
ズとした場合を例として説明したが、レンズ以外のもの
を対象とすることも当然である。
【0036】
【発明の効果】本発明の構成により、オートコリメータ
の受光装置として、二つの光路を光学素子の挿脱により
形成し、広視野と狭視野の各観測をコリメートレンズ系
の光軸方向への移動を行うことなく、且つ静止した単一
の受光素子により行なえる利点を有し、そして、受光素
子の前面に、受光素子の受光範囲外の反射ビームを受光
素子側に導く手段によって、受光素子を移動させること
なく、該受光素子の観測領域を広げることを可能にし、
被測定物の変位の方向を知ることができる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオートコリメータの受光装置における
第一の実施例を示す概略断面図である。
【図2】本発明のオートコリメータの受光装置における
第二の実施例を示す概略断面図である。
【図3】本発明のオートコリメータの受光装置における
第三の実施例を示す概略断面図である。
【図4】本発明のオートコリメータの受光装置における
受光素子部分の構成を示し、(a)は全体図であり、
(b)は要部拡大図である。
【図5】本発明のオートコリメータの受光装置における
受光素子部分の他の構成を示す要部拡大図である。
【図6】本発明のオートコリメータの受光装置における
受光素子部分の他の構成を示す断面図である。
【図7】従来のオートコリメータの受光装置を示す概略
断面図である。
【符号の説明】
1 レーザー光源 2 NDフィルター 3,4 反射ミラー 5 顕微鏡対物レンズ 6 偏光ビームスプリッタ 7 受光素子 8 1/4波長板 9 コリメートレンズ 10 集光レンズ 11 被測定レンズ 12 可動式ミラーユニット 13,14 ミラー 15 コンバータレンズ 16,17 ミラー 18 1/2波長板 19,20 1/4波長板 21 ハーフミラー 22 ロート状の透明樹脂部材 23 ロート状の光ファイバー部材 24 穴あきレンズ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光源からの照射ビームをコリメ
    ートレンズ、集光レンズを介して被測定物に照射し、そ
    の反射ビーム像を受光素子に結像してなるオートコリメ
    ータの受光装置において、前記コリメートレンズとし
    て、焦点距離の異なる狭視野用レンズと広視野用レンズ
    からなる二つのコリメートレンズを設け、前記各コリメ
    ートレンズの結像位置が同一になるように配置し、その
    二つのコリメートレンズのいずれかを光軸に切り換え配
    置し、単一の受光素子を静止状態で狭視野及び広視野の
    観測を可能とすることを特徴とするオートコリメータの
    受光装置。
  2. 【請求項2】 レーザー光源からの照射ビームをコリメ
    ートレンズ、集光レンズを介して被測定物に照射し、そ
    の反射ビーム像を受光素子に結像してなるオートコリメ
    ータの受光装置において、コリメートレンズに至る光軸
    上に、可動式ミラーユニットを挿脱可能に配置し、可動
    式ミラーユニットが挿入され、該可動式ミラーユニット
    とコンバータレンズによりなる焦点距離を長くした狭視
    野用の光路と、可動式ミラーユニットが光軸から取り除
    かれた広視野用の光路との二つの光路を設け、これら二
    つの光路を可動式ミラーユニットの挿脱により切り換え
    て、単一の受光素子を静止状態で狭視野及び広視野の観
    測を可能とすることを特徴とするオートコリメータの受
    光装置。
  3. 【請求項3】 レーザー光源からの照射ビームをコリメ
    ートレンズ、集光レンズを介して被測定物に照射し、そ
    の反射ビーム像を受光素子に結像してなるオートコリメ
    ータの受光装置において、顕微鏡対物レンズと偏光ビー
    ムスプリッタとの間の光路に、直線偏光の偏光方向を9
    0°回転させる手段を挿脱可能に配置し、偏光ビームス
    プリッタとコリメートレンズとの間に二つの光路を設
    け、一方の光路にコンバータレンズを配置して狭視野用
    の光路とし、コンバータレンズを配置していない他方の
    光路を広視野用の光路とし、これら二つの光路を前記直
    線偏光の偏光方向を90°回転させる手段の挿脱により
    切り換えて、単一の受光素子を静止状態で狭視野及び広
    視野の観測を可能とすることを特徴とするオートコリメ
    ータの受光装置。
  4. 【請求項4】 レーザー光源からの照射ビームをコリメ
    ートレンズ、集光レンズを介して被測定物に照射し、そ
    の反射ビーム像を受光素子に結像してなるオートコリメ
    ータの受光装置において、前記受光素子の前面には、観
    測領域外の光ビームを受光素子の最外周位置に光を導く
    ことができるロート状の透明樹脂部材を配置し、単一の
    受光素子の領域外の光ビームの方向を検知できることを
    特徴とするオートコリメータの受光装置。
  5. 【請求項5】 レーザー光源からの照射ビームをコリメ
    ートレンズ、集光レンズを介して被測定物に照射し、そ
    の反射ビーム像を受光素子に結像してなるオートコリメ
    ータの受光装置において、前記受光素子の前面には、観
    測領域外の光ビームを受光素子の最外周位置に光を導く
    ことができるロート状の光ファイバー部材を配置し、単
    一の受光素子での領域外の光ビームの方向を検知できる
    ことを特徴とするオートコリメータの受光装置。
  6. 【請求項6】 レーザー光源からの照射ビームをコリメ
    ートレンズ、集光レンズを介して被測定物に照射し、そ
    の反射ビーム像を受光素子に結像してなるオートコリメ
    ータの受光装置において、前記受光素子の前面には、穴
    あきレンズを配置し、該穴あきレンズにより受光素子の
    外側に結像する光束を受光素子の外周部に集光し、単一
    の受光素子での領域外の光ビームの方向を検知できるこ
    とを特徴とするオートコリメータの受光装置。
  7. 【請求項7】 前記穴あきレンズとして、透過率の低い
    材料を使用することを特徴とする請求項6記載のオート
    コリメータの受光装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001074604A (ja) * 1999-08-04 2001-03-23 Jds Uniphase Inc レンズ特性の測定方法およびその光学システム
RU2602414C1 (ru) * 2015-06-10 2016-11-20 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Московский государственный университет геодезии и картографии" (МИИГАиК) Способ для измерения перемещений изображения марки в цифровых автоколлиматорах и устройство для его реализации
CN115616793A (zh) * 2022-11-21 2023-01-17 苏州中辉激光科技有限公司 一种多镜组密封准直腔、激光设备及其光路调试方法

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