JP2002174565A - 収差測定装置 - Google Patents

収差測定装置

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JP2002174565A
JP2002174565A JP2000371177A JP2000371177A JP2002174565A JP 2002174565 A JP2002174565 A JP 2002174565A JP 2000371177 A JP2000371177 A JP 2000371177A JP 2000371177 A JP2000371177 A JP 2000371177A JP 2002174565 A JP2002174565 A JP 2002174565A
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lens
light
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light beam
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Osamu Konouchi
修 此内
Fukuyuki Kuramoto
福之 蔵本
Ryuichi Sato
隆一 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検レンズに大きな収差があっても、該収差
を高精度に測定することができる収差測定装置を得るこ
と。 【解決手段】 光軸上の一点から発散した光束を複数の
開口部を有する第1マスク板、被検レンズ、そして複数
の開口を有する第2のマスク板を介し、又は被検レン
ズ、複数の開口部を有する第1のマスク板、そして複数
の開口部を有する第2のマスク板を介して、受光センサ
ーに導光し、2枚のマスク板の少なくとも一方を光軸と
直交な方向にスキャンさせ、前記第1及び第2のマスク
板の開口部を通過した光束の光強度変化を検出ユニット
で検出し、光軸上の開口部を通過した光束の強度変化と
光軸以外の開口部を通過した光束の強度変化の位相差を
求めることにより、前記被検レンズの収差を測定するこ
とを特徴とした収差測定装置

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学系の諸収差を測
定する収差測定装置に関し、特に単レンズ等の収差量の
大きな光学系の波面収差や横収差の測定に好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、様々な分野において残存収差の少
ない高性能な光学系が要求されている。そのような光学
系においては、残存する波面収差を極力ゼロに近づける
必要がある。そのためには、光学設計上と製造上の両面
から残存収差の低減を図っていく必要がある。
【0003】光学系の全系の組上がり後の収差を良好に
する為には、全系を構成する数種の単レンズからなるユ
ニット及び単レンズそのものの製造誤差を減らし、設計
値により近い性能を得る必要がある。この単レンズ或い
はユニット状態での波面収差は数100〜数1000λ
(λは波長)或いはそれ以上の大きな値となるため通常
の干渉計による測定は困難である。一般には、いわゆる
NULL法を用いて、この大きな収差量を高精度に測定
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらNULL
法による収差計測方法の場合、以下のような問題点があ
った。 (アー1) 被検レンズの収差量が大きすぎる場合、或
いは収差の特性に大きなクセがある場合にはNULL光
学系の設計が困難となり、干渉計で必要なレベルまで残
存収差を低減することができない。 (アー2) たとえNULL光学系の設計が可能でも、
製造上の誤差に対する許容値が厳しかったり、複数の球
面レンズの組合わせ、あるいは、非球面レンズ、回折光
学素子等が必要となり、構成面でも問題が生じる。
【0005】本発明はNULL光学系の設計が困難な被
検レンズの場合でも収差の高精度な測定が可能な収差測
定装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の収差測
定装置は光軸上の一点から発散した光束あるいは光軸上
の1点へ収束する光束を複数の開口部を有する第1マス
ク板、被検レンズ、そして複数の開口を有する第2のマ
スク板を介し、又は被検レンズ、複数の開口部を有する
第1のマスク板、そして複数の開口部を有する第2のマ
スク板を介して、受光センサーに導光し、2枚のマスク
板の少なくとも一方を光軸と直交な方向にスキャンさ
せ、前記第1及び第2のマスク板の開口部を通過した光
束の光強度変化を検出ユニットで検出し、光軸上の開口
部を通過した光束の強度変化と光軸以外の開口部を通過
した光束の強度変化の位相差を求めることにより、前記
被検レンズの収差を測定することを特徴としている。
【0007】請求項2の発明の収差測定装置は光源手段
からの光束を集光レンズで光軸上の一点に集光させ、該
光軸上の一点から発散した光束あるいは光源手段からの
光束を必要に応じて拡大後、集光レンズにより1点に収
束する光束を光軸上に開口部を含む複数の開口部を有す
る第1マスク板と、該第1マスク板の複数の開口部に対
応して複数の開口部を設けた第2マスク板を被検レンズ
を挟んで設け、又は被検レンズの後側に設け、2枚のマ
スク板の少なくとも一方を光軸と直交な方向にスキャン
させ、前記第1及び第2のマスク板の開口部を通過した
光束の光強度変化を検出ユニットで検出し、光軸上の開
口部を通過した光束の強度変化と光軸以外の開口部を通
過した光束の強度変化の位相差を求めることにより、前
記被検レンズの収差を測定することを特徴としている。
【0008】請求項3の発明は請求項1又は2の発明に
おいて前記光軸上の開口部を通過した光束の強度変化と
少なくとも1ヶ所の光軸以外の開口部を通過した光束の
強度変化の検出は同時刻に行われることを特徴としてい
る。
【0009】請求項4の発明は請求項1,2又は3の発
明において前記位相差は、前記光軸上の光束の強度変化
を参照信号とし、光軸以外の光束の強度変化を被検信号
として位相計に入力して検出することを特徴としてい
る。
【0010】請求項5の発明は請求項1又は2の発明に
おいて前記第2のマスク板に設けられた複数の開口部は
等間隔で配置されていることを特徴としている。
【0011】請求項6の発明は請求項1又は2の発明に
おいて前記第1及び第2のマスク板はガラス基板上にC
r等の不透過物がパターンニングされていることを特徴
としている。
【0012】請求項7の発明は請求項1又は2の発明に
おいて前記検出ユニットは複数の受光センサーを2次元
的に配置して構成していることを特徴としている。
【0013】請求項8の発明は請求項1又は2の発明に
おいて前記検出ユニットは、光軸上に配置された受光セ
ンサーと光軸以外に配置された少なくとも1ヶの受光セ
ンサーにより構成され、光軸上以外の受光センサーは光
軸と直交する2方向に移動可能な移動機構上に配置され
ていることを特徴としている。
【0014】請求項9の発明は請求項1又は2の発明に
おいて前記光軸上の一点の位置を検出するための焦点検
出手段により、前記第1、第2のマスク板及び被検レン
ズの表面に一旦、焦点合わせ後に所望の位置に移動する
ことにより、前記光軸上の一点、第1,2のマスク板及
び被検レンズの光軸方向の位置出しを行うことを特徴と
している。
【0015】請求項10の発明は請求項1又は2の発明
において前記収差測定装置はアライメントマーク観察手
段を有し、前記第1及び第2のマスク板上に設けられた
アライメントマークを観察することにより、第1及び第
2のマスク板の光軸直交方向の位置出しを行うことを特
徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施形態1) 図1に本発明の
収差測定装置の実施形態1を示す。図1において光源
(光源手段)1からの光束をレンズ2及び3により構成
されるビームエキスパンダーにより所望の光束径に拡大
し、ミラー4、ハーフミラー27、そしてミラー5によ
り集光レンズ6へと導光する。光源1としては被検レン
ズ8の使用波長に近い波長の光を射出するものであれば
何でもかまわない。光は一旦、レンズ6で集光後にほぼ
無収差の球面波としてマスク板7へと入射させる。ここ
でマスク板7上には図2に示すように、光軸から外れる
に従ってピッチが狭くなる不等間隔の複数の開口部20
1が設けられている。マスク板7は、例えば透明な平行
平板上にCr等の不透過物を開口部201以外につけた
構造、または、ステンレス等の基板を開口部のみ穴加工
する構造などが適用できる。マスク板7の作用により、
被検レンズ8へは、マスク板7上に設けられた開口部2
01を通過した複数の細い光束が入射する。被検レンズ
8の後には、第2のマスク板9が配置されている。マス
ク板9にもやはりマスク板7と同数の開口部301が設
けられている。ここで、マスク板9上の複数の開口部3
01は等間隔で設けられている。これに対してマスク板
7上の開口位置は、被検レンズ8の製造誤差がない場合
に、集光レンズ6の焦点位置6aを物点として発散した
光がマスク板9の各開口部301中心を通る光線がマス
ク板7上で通過する点が開口201中心となるよう設け
られている。つまり、被検レンズ8に製造誤差がなけれ
ばマスク板7の開口部201を通過した光束はほぼ全て
マスク板9の開口部301を通過する。また、被検レン
ズ8が大きな収差を有すると、マスク板7の開口部20
1を通過した光束はマスク板9上で不等間隔となり開口
部301で一部又は全部が遮光される。マスク板9の開
口部301を通過した複数の光束はその背後に図4に示
すような2次元的に配置された複数の光電センサー(受
光センサー)10aからなる検出ユニット10によりそ
れぞれの光強度が検出される。
【0017】一方、マスク板9は光軸Laと直交する2
方向に移動可能なPZT素子等からなる2軸微動機構1
8上に配置されている。ここで、2軸微動機構18によ
り光軸と直交する1方向へ繰り返し往復スキャン(揺
動)することにより光軸上にある開口部301aからの
光束の検出光量は図5の曲線501に示すように周期的
に変動を繰り返す。被検レンズ8が理想的な場合は、光
軸La上以外の開口からの光束の検出光量も図5の曲線
501と全く同じ変動を繰り返す。しかし、被検レンズ
8に製造誤差がある場合は横収差に誤差が生じるためマ
スク9上の各開口に対して入射する光束中心がずれる。
この結果、光軸上以外の開口部からの光束の検出光量の
強度変動は光軸上の変動と比べて、図5の曲線502に
示すように位相がずれる。この位相ずれ(Δt)を位相
差検出部11で求め、収差計算部12で距離に換算する
ことにより被検レンズ8の横収差誤差を得ることができ
る。
【0018】例えば、マスク板が等速移動をし、その移
動速度をVとすれば、検知された位相ずれ(Δt)と横収
差(Δy)の関係は、Δy=V×Δtとなる。
【0019】等速移動でない場合は、例えば、PZTでさせ
るのであれば、PZTへの印加電圧と位置座標のTableをあ
らかじめ求めておき、軸上光束の強度の極値と軸外光束
の強度の極値それぞれの時刻t0,t1を位置座標y0、y1に変
換し、それらの差分(Δy=y1-y0)を横収差とすればよ
い。
【0020】光軸外の全ての開口位置における横収差誤
差を求めた後、波面収差誤差が必要な場合は横収差量を
積分すればよい。
【0021】本実施形態においてマスク板9の代わりに
マスク板7をマスク板9と同様に駆動させても良い。
【0022】横収差計測の際の強度変動の位相差の検出
は、例えば、相互相関を求めたり、さらに、高精度な計
測を必要とする場合は、光軸上の信号を基準として、光
軸上外の各点の信号の位相を電気的な位相計へ入力すれ
ばよい。この場合、1/10000周期程度の高精度計
測が可能となる。例えば、開口部301の開口径をφ1
mmとすれば、横収差計測制度は、1000×2/10
000=0.2μmとなる。この場合、φ1mmからの
回折による広がりは、レーリーリミットの式から概算す
れば、 Δθ=0.61×λ/φs=0.000386rad
(λ=0.633μm、φs=1000μm) ∴例えば、500mm遠方での光束の広がりは、Δθ×
500=0.193mmと開口φ1mmに比べて十分に
小さく、回折の影響による精度劣化はほぼ無視できる。
【0023】本発明での収差計測法においては、集光レ
ンズ6の光軸La及び焦点位置6aにたいしてマスク板
7、及びマスク板9までの距離、偏心を正確に位置合わ
せしておく必要がある。この位置合わせ方法に関して説
明する。焦点位置6aからマスク板7又はマスク板9ま
での距離出しは次のように行う。ミラー4と5の間に
は、ハーフミラー27を介して、集光レンズ6の焦点位
置検出手段28が設けられている。
【0024】焦点位置検出手段28としては、例えば、
検出系を、干渉計で構成し、マスク表面からのキャッツ
アイ(頂点反射)波面と参照波面の干渉縞を観察するこ
とによりデフォーカス量を検出する方法や、検出系を、
いわゆるTTLオートフォーカス系で構成する。例えば、
検出系の内部に、光軸に対して偏芯した絞りを配置する
ことにより、集光レンズ6の瞳に対して偏芯した光束を
入射させる。このときのマスク板からの反射光を検出系
の内部に設けられた1次元センサーで位置計測する。1
次元センサー上での光束の移動方向と距離に応じて、マ
スク板のデフォーカス方向と量を検知する方法等が適用
できる。
【0025】第1のマスク板7と被検レンズ8を配置す
るまえに光軸方向移動機構20によりマスク板9を集光
レンズ6の焦点6a近傍へ移動する。焦点位置検出手段
28によりマスク板9表面のデフォーカス量を検出し、
光軸方向移動機構20によりマスク板9表面と焦点位置
6aを一致させる。次に光軸方向移動機構20の位置を
計測する為の測長手段のカウンターをリセットする。さ
らに、マスク板9を測長手段の計測値をもとに設計上の
位置まで移動する。
【0026】偏心に関してはマスク板9上に設けられた
アライメントマークを偏心検出手段29(21〜26)
で観察し、得られた偏心量に基づき、光軸直交方向移動
機構19により移動し、位置合わせを行う。マスク板9
に設けた偏心検出手段29はマスク板7に設けた偏心検
出手段29と同様の構成より成っている。
【0027】次に、鏡筒15に組み込まれた被検レンズ
8を配置し位置合わせを行う。光軸方向に関しては、マ
スク板9と同様の方法で行う。偏心に関しては回転機構
16により被検レンズ8を光軸La回りに回転し、例え
ば、電気マイクロ等により鏡筒基準面又はレンズ端面あ
るいはレンズ表面のふれを読取る。被検レンズ8は鏡筒
15のない状態で配置されてもかまわない。
【0028】さらに、マスク板7を配置して、マスク板
9の場合の位置合わせと同様の方法で位置合わせを行
う。
【0029】また、被検レンズ8、マスク板7,9の偏
心の残存分は被検レンズ8の回転機構16を使って、被
検レンズ8の2方位以上の収差計測を行う、いわゆる回
転法により、被検レンズ8の成分のみを検出し、位置合
わせ誤差の影響を除去することが可能である。
【0030】また、上述したマスク板の配置とは逆に第
1のマスク7の開口を等間隔とし、第2のマスク板9の
開口を不等間隔としてもかまわない。この場合、受光セ
ンサー10の大きさを各光束にたいして十分に大きくし
ておくほうが望ましい。なぜなら被検レンズ8の種類に
よりマスク板9上の不等間隔な開口位置が異なるからで
ある。受光センサー10各々に、光軸と直交する2方向
への移動機構を設け、各被検レンズでの不等間隔な開口
の背後に受光センサー中心がくるようにすればあらゆる
被検レンズへの対応が可能となる。
【0031】さらに、被検レンズ8は無収差レンズであ
ってもかまわない。この場合は、第1及び第2のマスク
板上の開口はともに等間隔となる。
【0032】ここで等間隔となるのは、(ア)集光レン
ズ6と被検レンズの前側焦点位置を一致させた場合、あ
るいは、(イ)被検レンズに平行光束を入射させた場合
である。(ア)の場合には集光レンズ6の焦点と第1の
マスク板の距離をΔL、被検レンズの焦点距離をf、第1
のマスク板のある開口への光束の角度をθとすれば、第
1のマスク板の開口高さ(y1)と第2のマスク板の開口高
さ(y2)は、被検レンズが無収差の場合、 y1=ΔL×sin θ y2=f×sin θ ∴y1/y2=ΔL/f となる。つまり、第1マスク板と第2マスク板の開口位
置は、比例関係にあるから、第1マスク板が等間隔なら
第2マスク板も等間隔となる。
【0033】また、被検レンズへ平行光束或いは収束光
束を入射させたい場合は集光レンズ6のかわりにビーム
拡大光学系及び大口径集光レンズを配置すればよい。収
束光束の場合は、第2のマスク板を被検レンズから遠方
に置けば小型化が可能となり、さらに、検出ユニットと
してCCDセンサー等の使用が可能となる。その場合
は、CCDの特定番地の出力にのみ着目してその後の処
理を行えばよい。本実施形態においては図8に示すよう
に第1及び第2のマスク板7,9の両方を被検レンズ8
の後方(検出ユニット側)に配置してもかまわない。そ
して少なくともマスク板を光軸と垂直方向に駆動させて
も同様に被検レンズ8の収差を測定することができる。 (実施形態2) 図6に、本発明の実施形態2の収差測
定装置を示す。本実施形態では実施形態1において受光
センサー10を2次元的に配置したのに対し、検出ユニ
ットが図7に示すように2つの受光センサー601、6
02により構成され、さらに、光軸以外の光束受光用セ
ンサー602は光軸と直交方向に移動可能な2軸移動機
構604上に配置されていることを特徴とする。
【0034】光軸上の光束受光センサー601により、
常時、光軸上の強度変化は検出され、同時に光軸外の光
束受光センサー602により光軸以外の1本の光束の強
度変化が検出され位相差計算部603及び収差計算部1
2において、位相差、横収差さらには波面収差が計算さ
れる。光軸以外の光束受光センサー602は2軸移動機
構604により光軸以外の全ての光束位置へ移動し順次
光軸上の光束の強度変化と同時に検出し、被検レンズ8
の全面の収差を得ることができる。この構成により、移
動機構604が必要となるが、実施形態1に比べて、受
光センサーが2ヶですみ、さらに位相差計算部603を
簡易な構成とすることが可能となる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、NULL光学系の設計
が困難な被検レンズの収差の高精度な測定が可能な収差
測定装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の概略図
【図2】 実施形態1における第1のマスク板の詳細図
【図3】 実施形態1における第2のマスク板の詳細図
【図4】 実施形態1における検出ユニットの詳細図
【図5】 各センサーの出力の概略図
【図6】 本発明の実施形態2の概略図
【図7】 実施形態2における検出ユニットの詳細図
【図8】 本発明の実施形態1の一部を変更したときの
概略図
【符号の説明】
1:光源 2:ビームエキスパンダー前群 3:ビームエ
キスパンダー後群 4:ミラー 5:ミラー 6:集光レンズ 7:第1のマ
スク板 8:被検レンズ 9:第2のマスク板 10:検出ユニット 11:位相差検
出部 12:収差計算部 13:光軸直交方向移動機構 14:光軸方向移動機構 1
5:鏡筒 16:回転機構 17:光軸方行移動機構 18:光軸直交方向スキャン機構
19:光軸直交方向移動機構 20:光軸方向移動機構
21:光源 22:照明光学系 23:ハーフミラー 24:対物レンズ 25:リレーレンズ 26:カメラ
27:ハーフミラー 28:焦点検出系 29:アライメントマーク観察系 2
01:開口 202:アライメントマーク 301:開口 30
2:アライメントマーク 501:光軸上光束検出光量 502:光軸外光束検出光量 601:光軸上光束受光セン
サー 602:光軸上光束受光センサー 603:位相差
検出部 604:光軸直交方向移動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 隆一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2G086 HH06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸上の一点から発散した光束あるいは
    光軸上の1点へ収束する光束を複数の開口部を有する第
    1マスク板、被検レンズ、そして複数の開口を有する第
    2のマスク板を介し、又は被検レンズ、複数の開口部を
    有する第1のマスク板、そして複数の開口部を有する第
    2のマスク板を介して、受光センサーに導光し、2枚の
    マスク板の少なくとも一方を光軸と直交な方向にスキャ
    ンさせ、前記第1及び第2のマスク板の開口部を通過し
    た光束の光強度変化を検出ユニットで検出し、光軸上の
    開口部を通過した光束の強度変化と光軸以外の開口部を
    通過した光束の強度変化の位相差を求めることにより、
    前記被検レンズの収差を測定することを特徴とした収差
    測定装置。
  2. 【請求項2】 光源手段からの光束を集光レンズで光軸
    上の一点に集光させ、該光軸上の一点から発散した光束
    あるいは光源手段からの光束を必要に応じて拡大後、集
    光レンズにより1点に収束する光束を光軸上に開口部を
    含む複数の開口部を有する第1マスク板と、該第1マス
    ク板の複数の開口部に対応して複数の開口部を設けた第
    2マスク板を被検レンズを挟んで設け、又は被検レンズ
    の後側に設け、2枚のマスク板の少なくとも一方を光軸
    と直交な方向にスキャンさせ、前記第1及び第2のマス
    ク板の開口部を通過した光束の光強度変化を検出ユニッ
    トで検出し、光軸上の開口部を通過した光束の強度変化
    と光軸以外の開口部を通過した光束の強度変化の位相差
    を求めることにより、前記被検レンズの収差を測定する
    ことを特徴とした収差測定装置。
  3. 【請求項3】 前記光軸上の開口部を通過した光束の強
    度変化と少なくとも1ヶ所の光軸以外の開口部を通過し
    た光束の強度変化の検出は同時刻に行われることを特徴
    とした請求項1又は2の収差測定装置。
  4. 【請求項4】 前記位相差は、前記光軸上の光束の強度
    変化を参照信号とし、光軸以外の光束の強度変化を被検
    信号として位相計に入力して検出することを特徴とした
    請求項1,2、又は3の収差測定装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のマスク板に設けられた複数の
    開口部は等間隔で配置されていることを特徴とする請求
    項1又は2記載の収差測定装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2のマスク板はガラス基
    板上にCr等の不透過物がパターンニングされているこ
    とを特徴とした請求項1又は2記載の収差測定装置。
  7. 【請求項7】 前記検出ユニットは複数の受光センサー
    を2次元的に配置して構成していることを特徴とした請
    求項1又は2記載の収差測定装置。
  8. 【請求項8】 前記検出ユニットは、光軸上に配置され
    た受光センサーと光軸以外に配置された少なくとも1ヶ
    の受光センサーにより構成され、光軸上以外の受光セン
    サーは光軸と直交する2方向に移動可能な移動機構上に
    配置されていることを特徴とした請求項1又は2記載の
    収差測定装置。
  9. 【請求項9】 前記光軸上の一点の位置を検出するため
    の焦点検出手段により、前記第1、第2のマスク板及び
    被検レンズの表面に一旦、焦点合わせ後に所望の位置に
    移動することにより、前記光軸上の一点、第1,2のマ
    スク板及び被検レンズの光軸方向の位置出しを行うこと
    を特徴とした請求項1又は2記載の収差測定装置。
  10. 【請求項10】 前記収差測定装置はアライメントマー
    ク観察手段を有し、前記第1及び第2のマスク板上に設
    けられたアライメントマークを観察することにより、第
    1及び第2のマスク板の光軸直交方向の位置出しを行う
    ことを特徴とした請求項1又は2記載の収差測定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006267109A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Oculus Optikgeraete Gmbh 光学レンズの屈折特性を測定するための測定装置
JP2007534166A (ja) * 2004-04-14 2007-11-22 ライテル・インストルメンツ 射出瞳透過率を計測する方法および装置
CN100456083C (zh) * 2004-06-30 2009-01-28 奥林巴斯株式会社 光学部件的评价装置和评价方法

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