JPH05332868A - 缶内圧検査装置 - Google Patents
缶内圧検査装置Info
- Publication number
- JPH05332868A JPH05332868A JP16850092A JP16850092A JPH05332868A JP H05332868 A JPH05332868 A JP H05332868A JP 16850092 A JP16850092 A JP 16850092A JP 16850092 A JP16850092 A JP 16850092A JP H05332868 A JPH05332868 A JP H05332868A
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- Japan
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- wave
- vibration wave
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Abstract
(57)【要約】
【構成】缶12の弾性壁面12aに自由振動を強制的に
励起させる励振手段14と、缶12の弾性壁面12aよ
りその振動波を検出する振動波検出手段16と、振動波
検出手段16により検出された振動波をフーリエ変換
し、複数の振動波成分に分離するフーリエ変換手段22
と、フーリエ変換手段22により分離された振動波成分
より、缶内圧と相関のある周波数帯域に存在する振動波
成分を選択する周波数選択手段24と、周波数選択手段
24により選択された振動波の周波数が所望領域内に在
るか否かを判定し、所望領域外である場合に内圧不良信
号を出力する判定手段28とを備えた缶内圧検査装置。 【効果】 検出された振動波パターンにかかわらず、常
に正確な缶内圧検査を行うことができる。
励起させる励振手段14と、缶12の弾性壁面12aよ
りその振動波を検出する振動波検出手段16と、振動波
検出手段16により検出された振動波をフーリエ変換
し、複数の振動波成分に分離するフーリエ変換手段22
と、フーリエ変換手段22により分離された振動波成分
より、缶内圧と相関のある周波数帯域に存在する振動波
成分を選択する周波数選択手段24と、周波数選択手段
24により選択された振動波の周波数が所望領域内に在
るか否かを判定し、所望領域外である場合に内圧不良信
号を出力する判定手段28とを備えた缶内圧検査装置。 【効果】 検出された振動波パターンにかかわらず、常
に正確な缶内圧検査を行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は缶内圧検査装置、特に缶
壁面の固有振動周波数より、該缶内圧の検査を行う缶内
圧検査装置の改良に関する。
壁面の固有振動周波数より、該缶内圧の検査を行う缶内
圧検査装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】缶詰、あるいはビン詰めなどは、充填内
容物の変質を防止するため、あるいは缶の形状を適正に
維持するため所定の内圧を有することが必要である。
容物の変質を防止するため、あるいは缶の形状を適正に
維持するため所定の内圧を有することが必要である。
【0003】このため、缶詰の製造工程などは缶内圧検
査装置が配置され、缶内圧の適否判別が行われている。
査装置が配置され、缶内圧の適否判別が行われている。
【0004】このような缶内圧検査装置として、特開昭
55ー18939号公報、特開昭53ー119087号
公報、特公昭62ー53049号公報、特公昭58ー3
8740号公報記載のものなどが周知である。
55ー18939号公報、特開昭53ー119087号
公報、特公昭62ー53049号公報、特公昭58ー3
8740号公報記載のものなどが周知である。
【0005】ここで、特公昭58ー38740号公報に
は、缶の弾性壁面に振動を強制励起し、その弾性壁面の
振動を検出し、その振動データを自己相関法により処理
して缶内圧を検出する手法が開示されている。
は、缶の弾性壁面に振動を強制励起し、その弾性壁面の
振動を検出し、その振動データを自己相関法により処理
して缶内圧を検出する手法が開示されている。
【0006】すなわち、缶の弾性壁面の固有振動は、そ
の内圧と密接に関係するが、缶内圧検査装置が設置され
る現場には、例えばベルトコンベアーによる振動等、他
の振動が多数混在し、単に缶の弾性壁面の振動数の波長
減衰度等を測定したのみでは、正確な缶内圧判定を行う
ことができない。
の内圧と密接に関係するが、缶内圧検査装置が設置され
る現場には、例えばベルトコンベアーによる振動等、他
の振動が多数混在し、単に缶の弾性壁面の振動数の波長
減衰度等を測定したのみでは、正確な缶内圧判定を行う
ことができない。
【0007】そこで、前記手法においては自己相関法を
用い、缶の弾性壁面に由来する振動波のみを抽出し、そ
の減衰或いは振幅等により缶内圧を検出することとして
いるのである。
用い、缶の弾性壁面に由来する振動波のみを抽出し、そ
の減衰或いは振幅等により缶内圧を検出することとして
いるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記自
己相関法を用いた缶内圧検査装置では、正確な缶内圧検
出を行うことができない場合があることが明らかとなっ
た。
己相関法を用いた缶内圧検査装置では、正確な缶内圧検
出を行うことができない場合があることが明らかとなっ
た。
【0009】すなわち、近年缶の蓋の形状などは、複雑
なものが種々開発されており、これにともない缶蓋の周
波数パターンも複雑なものとなってしまう。そして一つ
の缶蓋より複数の周波数の振動波が合成された周波数パ
ターンが得られ、しかもそのうち内圧と密接に関係する
のは限られた周波数成分のみであることが明らかとなっ
たのである。
なものが種々開発されており、これにともない缶蓋の周
波数パターンも複雑なものとなってしまう。そして一つ
の缶蓋より複数の周波数の振動波が合成された周波数パ
ターンが得られ、しかもそのうち内圧と密接に関係する
のは限られた周波数成分のみであることが明らかとなっ
たのである。
【0010】このため、従来のように缶蓋由来の振動を
一括して取り扱うのでは、内圧と密接な相関を有する周
波数成分が他の周波数成分に隠蔽されてしまい、正確な
缶内圧測定を行うことができない事態を生じる。
一括して取り扱うのでは、内圧と密接な相関を有する周
波数成分が他の周波数成分に隠蔽されてしまい、正確な
缶内圧測定を行うことができない事態を生じる。
【0011】本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされ
たものであり、その目的は缶蓋由来の振動波パターンに
かかわらず、常に正確な缶内圧測定を行うことができる
缶内圧検査装置を提供することにある。
たものであり、その目的は缶蓋由来の振動波パターンに
かかわらず、常に正確な缶内圧測定を行うことができる
缶内圧検査装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明にかかる缶内圧検査装置は、励振手段と、振
動波検出手段と、フーリエ変換手段と、周波数選択手段
と、判定手段を備えたことを特徴とする。
に、本発明にかかる缶内圧検査装置は、励振手段と、振
動波検出手段と、フーリエ変換手段と、周波数選択手段
と、判定手段を備えたことを特徴とする。
【0013】すなわち、前記励振手段は、缶の弾性壁面
に自由振動を強制的に励起させる。
に自由振動を強制的に励起させる。
【0014】振動波検出手段は、前記缶の弾性壁面より
その振動波を検出する。
その振動波を検出する。
【0015】フーリエ変換手段は、前記振動波検出手段
により検出された振動波をフーリエ変換し、複数の振動
波成分に分離する。
により検出された振動波をフーリエ変換し、複数の振動
波成分に分離する。
【0016】周波数選択手段は、前記フーリエ変換手段
により分離された振動波成分より、缶内圧と相関のある
周波数帯域に存在する振動波成分を選択する。
により分離された振動波成分より、缶内圧と相関のある
周波数帯域に存在する振動波成分を選択する。
【0017】判定手段は、前記周波数選択手段により選
択された振動波の周波数が所望領域内に在るか否かを判
定し、所望領域外である場合に内圧不良信号を出力す
る。
択された振動波の周波数が所望領域内に在るか否かを判
定し、所望領域外である場合に内圧不良信号を出力す
る。
【0018】
【作用】本発明にかかる缶内圧検査装置は、前述したよ
うに検出された振動波をフーリエ変換手段によりフーリ
エ変換し、周波数選択手段により所定の周波数領域に存
在する振動波成分のみを選択している。このため、缶の
弾性壁面より生ずる振動波パターンから、内圧と相関す
る周波数の先導波成分のみを選択することが可能とな
り、複雑な形状を有する缶蓋の弾性壁面振動波より正確
な缶内圧検査を行うことが可能となる。
うに検出された振動波をフーリエ変換手段によりフーリ
エ変換し、周波数選択手段により所定の周波数領域に存
在する振動波成分のみを選択している。このため、缶の
弾性壁面より生ずる振動波パターンから、内圧と相関す
る周波数の先導波成分のみを選択することが可能とな
り、複雑な形状を有する缶蓋の弾性壁面振動波より正確
な缶内圧検査を行うことが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の好適な実施例を
説明する。
説明する。
【0020】図1には本発明の一実施例にかかる缶内圧
検査装置の概略構成が示されている。
検査装置の概略構成が示されている。
【0021】同図において、ベルトコンベアー10上に
は被測定物である缶12が載置されている。そして、該
缶12の上方には励振手段としての電磁石14が配置さ
れ、更に電磁石14の上方には振動波検出手段としての
マイクロホン16が配置されている。そして、電磁石1
4の下を通過する缶12の蓋部分12aに磁力により衝
撃を与え、その反響音をマイクロホン116により検出
している。
は被測定物である缶12が載置されている。そして、該
缶12の上方には励振手段としての電磁石14が配置さ
れ、更に電磁石14の上方には振動波検出手段としての
マイクロホン16が配置されている。そして、電磁石1
4の下を通過する缶12の蓋部分12aに磁力により衝
撃を与え、その反響音をマイクロホン116により検出
している。
【0022】マイクロホン16の出力は、アンプリファ
イヤ18により増幅され、更にフィルタ20によりノイ
ズが除去されたあと、フーリエ変換手段22に入力され
る。該フーリエ変換手段22は、複数の振動波が合成さ
れたマイクロホン16の振動波出力をフーリエ変換し、
個々の振動波成分に分離する。
イヤ18により増幅され、更にフィルタ20によりノイ
ズが除去されたあと、フーリエ変換手段22に入力され
る。該フーリエ変換手段22は、複数の振動波が合成さ
れたマイクロホン16の振動波出力をフーリエ変換し、
個々の振動波成分に分離する。
【0023】フーリエ変換手段22の出力は、周波数選
択手段24に入力され、該周波数選択手段24では前記
フーリエ変換手段22により分離された振動波成分の選
択を行う。
択手段24に入力され、該周波数選択手段24では前記
フーリエ変換手段22により分離された振動波成分の選
択を行う。
【0024】ここで、周波数選択手段24は、周波数帯
域設定手段26により選択周波数帯域が設定される。従
って、缶12の種類に応じて、缶内圧と密接に相関する
周波数帯域を、予め、周波数帯域設定手段26により設
定することにより、該帯域に存在する周波数の振動波成
分のみを抽出することができる。
域設定手段26により選択周波数帯域が設定される。従
って、缶12の種類に応じて、缶内圧と密接に相関する
周波数帯域を、予め、周波数帯域設定手段26により設
定することにより、該帯域に存在する周波数の振動波成
分のみを抽出することができる。
【0025】そして、抽出された振動波成分は、判定手
段28に入力され、前記周波数帯域における振動波成分
が適正範囲に在るか否かが判定され、その結果はディス
プレイ30に表示されるとともに、除去手段32に指令
を与える。
段28に入力され、前記周波数帯域における振動波成分
が適正範囲に在るか否かが判定され、その結果はディス
プレイ30に表示されるとともに、除去手段32に指令
を与える。
【0026】除去手段32は、缶内圧が不適、すなわち
前記周波数選択手段24により選択された振動波の周波
数が所望範囲に入っていない場合には、該缶12の除去
を行うため、缶12側方より例えば高圧エアーを吹きつ
け、ベルトコンベアー10上より缶12の排除を行う。
前記周波数選択手段24により選択された振動波の周波
数が所望範囲に入っていない場合には、該缶12の除去
を行うため、缶12側方より例えば高圧エアーを吹きつ
け、ベルトコンベアー10上より缶12の排除を行う。
【0027】本実施例にかかる缶内圧検査装置は、概略
以上のように構成されるが、次に図2〜図4に基づきそ
の作用について説明する。
以上のように構成されるが、次に図2〜図4に基づきそ
の作用について説明する。
【0028】まず、マイクロホン16により検出された
振動波は、フィルタ20を介した後も複数の振動波成分
が合成されたものとなっており、例えば図2に示すよう
な周波数パターンとなる。
振動波は、フィルタ20を介した後も複数の振動波成分
が合成されたものとなっており、例えば図2に示すよう
な周波数パターンとなる。
【0029】そこで、フーリエ変換手段22によりフー
リエ変換を行うと、図2に示した振動波は、図3(A)
及び(B)に示すような周波数の振動波に分離される。
リエ変換を行うと、図2に示した振動波は、図3(A)
及び(B)に示すような周波数の振動波に分離される。
【0030】そして、周波数を横軸に取り、振幅を縦軸
に取った場合、、図3に示すそれぞれの振動波は、図4
に示すように示される。
に取った場合、、図3に示すそれぞれの振動波は、図4
に示すように示される。
【0031】ここで、図3(A)に示す振動波が缶内圧
に極めて密接に関係し、一方図3(B)に示す振動波は
缶内圧との相関性が低い場合、周波数選択手段24は例
えば周波数FL 〜FH までの周波数帯域に存在する振動
波、すなわち図3(A)に示す振動波ピークIを選択
し、一方図3(B)に示す振動ピークIIは演算から排
除される。
に極めて密接に関係し、一方図3(B)に示す振動波は
缶内圧との相関性が低い場合、周波数選択手段24は例
えば周波数FL 〜FH までの周波数帯域に存在する振動
波、すなわち図3(A)に示す振動波ピークIを選択
し、一方図3(B)に示す振動ピークIIは演算から排
除される。
【0032】そして、判定手段28では前記ピークIが
適正周波数帯域F0L〜F0Hに存在するか否かが判定され
る。
適正周波数帯域F0L〜F0Hに存在するか否かが判定され
る。
【0033】すなわち、判定手段28は、ピークIがF
0L〜F0Hの範囲内にある場合には間12の内圧が適正で
あると判断し、ピーク1′が図中点線で示すようにF0L
未満となった場合には缶12の内圧が適正缶内圧より低
いものと判断し、,またピークI′′がF0Hより高い位
置にシフトした場合には、缶12の内圧が高すぎるもの
と判断する。
0L〜F0Hの範囲内にある場合には間12の内圧が適正で
あると判断し、ピーク1′が図中点線で示すようにF0L
未満となった場合には缶12の内圧が適正缶内圧より低
いものと判断し、,またピークI′′がF0Hより高い位
置にシフトした場合には、缶12の内圧が高すぎるもの
と判断する。
【0034】そして、判定手段28はディスプレイ30
に缶12の振動波Iの周波数及びその適否を表示すると
ともに、除去手段32に指令を与え、缶内圧が不適正で
ある場合には高圧エアーにより該缶12をベルトコンベ
アー10から除去する。
に缶12の振動波Iの周波数及びその適否を表示すると
ともに、除去手段32に指令を与え、缶内圧が不適正で
ある場合には高圧エアーにより該缶12をベルトコンベ
アー10から除去する。
【0035】以上のように本実施例にかかる缶検査装置
によれば、図2に示すような複数の振動波が合成された
複雑な振動波パターンが検出された場合にも、常に適正
な缶内圧判定を行うことが可能となる。
によれば、図2に示すような複数の振動波が合成された
複雑な振動波パターンが検出された場合にも、常に適正
な缶内圧判定を行うことが可能となる。
【0036】また、従来方式のように、図2に示す振動
波パターンの例えば波長測定を行った場合、実質的に検
出可能な周波数範囲は500〜2200Hz程度である
が、本実施例によるフーリエ変換手段を用いた場合、検
出可能な周波数範囲は500〜5000Hz程度とな
り、缶の大きさあるいは周波数特性にかかわらず、極め
て正確な缶内圧検査を行うことが出来る。
波パターンの例えば波長測定を行った場合、実質的に検
出可能な周波数範囲は500〜2200Hz程度である
が、本実施例によるフーリエ変換手段を用いた場合、検
出可能な周波数範囲は500〜5000Hz程度とな
り、缶の大きさあるいは周波数特性にかかわらず、極め
て正確な缶内圧検査を行うことが出来る。
【0037】なお、本実施例においては磁気的に缶蓋に
衝撃を与えることとしたが、これに限られるものではな
く、例えば打缶によって衝撃を与えることも可能であ
る。
衝撃を与えることとしたが、これに限られるものではな
く、例えば打缶によって衝撃を与えることも可能であ
る。
【0038】また、本実施例において除去手段32は高
圧エアーにより缶12の除去を行うこととしたが、これ
に限られるものではなく例えば除去バーをスライドさせ
ることにより缶12の除去を行うこともできる。
圧エアーにより缶12の除去を行うこととしたが、これ
に限られるものではなく例えば除去バーをスライドさせ
ることにより缶12の除去を行うこともできる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる缶内
圧検査装置によれば、振動波検出手段により検出された
振動波をフーリエ変換手段により複数の振動波成分に分
離し、缶内圧と最も密接に関係する振動波成分より缶内
圧の判定を行うこととしたので、検出された振動波パタ
ーンにかかわらず、つねに正確な缶内圧検査を行うこと
ができる。
圧検査装置によれば、振動波検出手段により検出された
振動波をフーリエ変換手段により複数の振動波成分に分
離し、缶内圧と最も密接に関係する振動波成分より缶内
圧の判定を行うこととしたので、検出された振動波パタ
ーンにかかわらず、つねに正確な缶内圧検査を行うこと
ができる。
【図1】本発明の実施例にかかる缶内圧検査装置の概略
構成の説明図。
構成の説明図。
【図2】図1に示した装置のマイクロホン16により検
出された振動波波形の説明図。
出された振動波波形の説明図。
【図3】図2に示した振動波をフーリエ変換した結果の
説明図。
説明図。
【図4】周波数選択手段及び判定手段の作用の説明図。
12 … 缶 14 … 電磁石(励振手段) 16 … マイクロホン(振動波検出手段) 22 … フーリエ変換手段 24 … 周波数選択手段 28 … 判定手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【作用】本発明にかかる缶内圧検査装置は、前述したよ
うに検出された振動波をフーリエ変換手段によりフーリ
エ変換し、周波数選択手段により所定の周波数領域に存
在する振動波成分のみを選択している。このため、缶の
弾性壁面より生ずる振動波パターンから、内圧と相関す
る周波数の振動波成分のみを選択することが可能とな
り、複雑な形状を有する缶蓋の弾性壁面振動波より正確
な缶内圧検査を行うことが可能となる。
うに検出された振動波をフーリエ変換手段によりフーリ
エ変換し、周波数選択手段により所定の周波数領域に存
在する振動波成分のみを選択している。このため、缶の
弾性壁面より生ずる振動波パターンから、内圧と相関す
る周波数の振動波成分のみを選択することが可能とな
り、複雑な形状を有する缶蓋の弾性壁面振動波より正確
な缶内圧検査を行うことが可能となる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】同図において、ベルトコンベアー10上に
は被測定物である缶12が載置されている。そして、該
缶12の上方には励振手段としての電磁石14が配置さ
れ、更に電磁石14の上方には振動波検出手段としての
マイクロホン16が配置されている。そして、電磁石1
4の下を通過する缶12の蓋部分12aに磁力により衝
撃を与え、その反響音をマイクロホン16により検出し
ている。
は被測定物である缶12が載置されている。そして、該
缶12の上方には励振手段としての電磁石14が配置さ
れ、更に電磁石14の上方には振動波検出手段としての
マイクロホン16が配置されている。そして、電磁石1
4の下を通過する缶12の蓋部分12aに磁力により衝
撃を与え、その反響音をマイクロホン16により検出し
ている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】そして、周波数を横軸に取り、振動強度
(振幅)を縦軸に取った場合、図3に示すそれぞれの振
動波は、図4に示すように示される。
(振幅)を縦軸に取った場合、図3に示すそれぞれの振
動波は、図4に示すように示される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】すなわち、判定手段28は、ピークIがF
0L〜F0Hの範囲内にある場合には缶12の内圧が適正で
あると判断し、ピークI′が図中点線で示すようにF0L
未満となった場合には缶12の内圧が適正缶内圧より低
いものと判断し、またピークI′′がF0Hより高い位置
にシフトした場合には、缶12の内圧が高すぎるものと
判断する。
0L〜F0Hの範囲内にある場合には缶12の内圧が適正で
あると判断し、ピークI′が図中点線で示すようにF0L
未満となった場合には缶12の内圧が適正缶内圧より低
いものと判断し、またピークI′′がF0Hより高い位置
にシフトした場合には、缶12の内圧が高すぎるものと
判断する。
Claims (1)
- 【請求項1】缶の弾性壁面に自由振動を強制的に励起さ
せる励起手段と、 前記缶の弾性壁面よりその振動波を検出する振動波検出
手段と、 前記振動波検出手段により検出された振動波をフーリエ
変換し、複数の振動波成分に分離するフーリエ変換手段
と、 前記フーリエ変換手段により分離された振動波成分よ
り、缶内圧と相関のある周波数帯域に存在する振動波成
分を選択する周波数選択手段と、 前記周波数選択手段により選択された振動波の周波数が
所望領域内に在るか否かを判定し、所望領域外である場
合に内圧不良信号を出力する判定手段とを備えたことを
特徴とする缶内圧検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16850092A JPH05332868A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 缶内圧検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16850092A JPH05332868A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 缶内圧検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05332868A true JPH05332868A (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=15869233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16850092A Pending JPH05332868A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 缶内圧検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05332868A (ja) |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP16850092A patent/JPH05332868A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010417 |