JPH0533277Y2 - - Google Patents
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- JPH0533277Y2 JPH0533277Y2 JP7208689U JP7208689U JPH0533277Y2 JP H0533277 Y2 JPH0533277 Y2 JP H0533277Y2 JP 7208689 U JP7208689 U JP 7208689U JP 7208689 U JP7208689 U JP 7208689U JP H0533277 Y2 JPH0533277 Y2 JP H0533277Y2
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Links
- 210000000707 wrist Anatomy 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000002040 relaxant effect Effects 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は工業用ロボツトに係り、特に基台に設
けられた旋回ベースに作用する負荷を回動方向に
よらず均等にするよう構成した工業用ロボツトに
関する。
けられた旋回ベースに作用する負荷を回動方向に
よらず均等にするよう構成した工業用ロボツトに
関する。
従来の技術
例えば多関節型の工業用ロボツト等では、基台
上に旋回ベースが回動自在に設けられ、旋回ベー
ス上には支柱が起立し、支柱の上部にはアームが
設けられている。又、アームの先端には手首機構
が設けられており、上記支柱,アーム,手首機構
等の各可動部は夫々駆動モータ等のアクチユエー
タにより駆動される。上記各駆動モータに接続さ
れた複数のケーブルは、大口径のケーブル保護用
チユーブ内に挿通されて旋回ベースを貫通して基
台内に引き込まれるか、あるいは、夫々のケーブ
ルが小口径のケーブル保護用チユーブに単独で挿
通されて基台内に引き込まれている。そして、基
台内に引き込まれたケーブルは基台の下部より外
部に引き出され工業用ロボツトを制御する制御ユ
ニツトに接続される。
上に旋回ベースが回動自在に設けられ、旋回ベー
ス上には支柱が起立し、支柱の上部にはアームが
設けられている。又、アームの先端には手首機構
が設けられており、上記支柱,アーム,手首機構
等の各可動部は夫々駆動モータ等のアクチユエー
タにより駆動される。上記各駆動モータに接続さ
れた複数のケーブルは、大口径のケーブル保護用
チユーブ内に挿通されて旋回ベースを貫通して基
台内に引き込まれるか、あるいは、夫々のケーブ
ルが小口径のケーブル保護用チユーブに単独で挿
通されて基台内に引き込まれている。そして、基
台内に引き込まれたケーブルは基台の下部より外
部に引き出され工業用ロボツトを制御する制御ユ
ニツトに接続される。
又、従来の工業用ロボツトでは、旋回ベース駆
動用のモータを基台内の旋回ベース回転軸上に設
けて旋回ベース駆動部の構成を簡略化するととも
に、旋回ベース上のモータからのケーブルを内蔵
したチユーブを旋回ベース駆動部外周に巻付けて
旋回ベースの回転角を確保することが考えられて
いた。
動用のモータを基台内の旋回ベース回転軸上に設
けて旋回ベース駆動部の構成を簡略化するととも
に、旋回ベース上のモータからのケーブルを内蔵
したチユーブを旋回ベース駆動部外周に巻付けて
旋回ベースの回転角を確保することが考えられて
いた。
考案が解決しようとする課題
従来の工業用ロボツトにおいては、基台内で螺
旋状に巻回されたケーブルの直線状に戻ろうとす
る復元力が旋回ベースに作用している。旋回ベー
スの回動に伴つてケーブルは引つ張られ、あるい
は弛むことになり、ケーブル引張方向に旋回ベー
スが回動するとケーブルの直線状の復元力が増大
する。従つて、従来の工業用ロボツトでは旋回ベ
ースの回動方向によつて上記ケーブルの復元力が
変化して旋回ベースに作用する負荷が異なり、回
転駆動力が旋回ベースの回動方向によつて異なつ
てしまうといつた課題がある。即ち、旋回ベース
をケーブルの引張方向に回動させるときは旋回ベ
ースがケーブルの弛緩方向に回動するときよりも
大きな駆動力を要することになる。
旋状に巻回されたケーブルの直線状に戻ろうとす
る復元力が旋回ベースに作用している。旋回ベー
スの回動に伴つてケーブルは引つ張られ、あるい
は弛むことになり、ケーブル引張方向に旋回ベー
スが回動するとケーブルの直線状の復元力が増大
する。従つて、従来の工業用ロボツトでは旋回ベ
ースの回動方向によつて上記ケーブルの復元力が
変化して旋回ベースに作用する負荷が異なり、回
転駆動力が旋回ベースの回動方向によつて異なつ
てしまうといつた課題がある。即ち、旋回ベース
をケーブルの引張方向に回動させるときは旋回ベ
ースがケーブルの弛緩方向に回動するときよりも
大きな駆動力を要することになる。
又、上記の如く旋回ベースの回動に伴うケーブ
ルの引き回しによる影響をできるだけ小さくする
ため、旋回ベースの中心に開口を設け、モータか
らのケーブルが旋回ベースの回転軸上に配される
ようにすることが考えられる。しかるに、このよ
うにすると、旋回ベース駆動部が旋回ベースの回
転軸上から離れた位置に配設されることになり、
その結果歯車等の伝達機構を介して旋回ベースを
駆動することになり、旋回ベース駆動部が複雑
化,大型化してしまうといつた課題が生ずる。
ルの引き回しによる影響をできるだけ小さくする
ため、旋回ベースの中心に開口を設け、モータか
らのケーブルが旋回ベースの回転軸上に配される
ようにすることが考えられる。しかるに、このよ
うにすると、旋回ベース駆動部が旋回ベースの回
転軸上から離れた位置に配設されることになり、
その結果歯車等の伝達機構を介して旋回ベースを
駆動することになり、旋回ベース駆動部が複雑
化,大型化してしまうといつた課題が生ずる。
そこで、本考案は上記課題を解決した工業用ロ
ボツトを提供することを目的とする。
ボツトを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
本考案は、上記工業用ロボツトにおいて、旋回
ベース駆動部に巻回されたケーブルの直線状への
復元力に抗するように旋回ベースと基台との間に
附勢手段を設けてなる。
ベース駆動部に巻回されたケーブルの直線状への
復元力に抗するように旋回ベースと基台との間に
附勢手段を設けてなる。
作 用
旋回ベースに作用するケーブルの直線状への復
元力に抗する附勢手段の附勢力により旋回ベース
の回動負荷を軽減し、旋回ベースの回動方向によ
らず一定の駆動力で旋回ベースを回動しうる。
元力に抗する附勢手段の附勢力により旋回ベース
の回動負荷を軽減し、旋回ベースの回動方向によ
らず一定の駆動力で旋回ベースを回動しうる。
実施例
第1図乃至第3図に本考案になる工業用ロボツ
トの一実施例を示す。
トの一実施例を示す。
各図中、工業用ロボツト1は、多関節型ロボツ
トであり、大略基台2上に回動自在に設けられた
旋回ベース3と、旋回ベース3上に起立状態で支
承された支柱4と、支柱4の上端より水平方向に
延在するアーム5と、アーム先端に設けられた手
首機構6とよりなる。
トであり、大略基台2上に回動自在に設けられた
旋回ベース3と、旋回ベース3上に起立状態で支
承された支柱4と、支柱4の上端より水平方向に
延在するアーム5と、アーム先端に設けられた手
首機構6とよりなる。
基台2は、床面等に載置固定される箱状の載置
部2Aと、載置部2A上に起立するよう設けられ
た円柱状のモータ収納部2Bとよりなる。モータ
収納部2B内には旋回ベース3を水平方向(矢印
A1,A2方向)に駆動する旋回ベース駆動モータ
7が収納されている。この旋回ベース駆動モータ
7は、載置台2A上に起立する筒状のケース8内
に固定され、旋回ベース3の回転軸と同軸となる
ように設けられている。
部2Aと、載置部2A上に起立するよう設けられ
た円柱状のモータ収納部2Bとよりなる。モータ
収納部2B内には旋回ベース3を水平方向(矢印
A1,A2方向)に駆動する旋回ベース駆動モータ
7が収納されている。この旋回ベース駆動モータ
7は、載置台2A上に起立する筒状のケース8内
に固定され、旋回ベース3の回転軸と同軸となる
ように設けられている。
従つて、旋回ベース駆動モータ7が回転軸より
離れた位置に設けたものに比べて、モータ7を回
転駆動力を旋回ベース3に伝達する伝達機構を別
個に設けないで済み、旋回ベース駆動部のコンパ
クト化が図られている。そのため、基台2の小型
化が図られるとともに、基台2内の限られたスペ
ースを有効に利用することができる。
離れた位置に設けたものに比べて、モータ7を回
転駆動力を旋回ベース3に伝達する伝達機構を別
個に設けないで済み、旋回ベース駆動部のコンパ
クト化が図られている。そのため、基台2の小型
化が図られるとともに、基台2内の限られたスペ
ースを有効に利用することができる。
9はコイルバネ(附勢手段)で、基台2のモー
タ収納部2Bの内壁と旋回ベース3の底部との間
で張設されている。このコイルバネ9は本考案の
要部を形成するものであり、後述するように旋回
ベース3が矢印A1方向に回動するときと、矢印
A2方向に回動するとき旋回ベース3に作用する
回動負荷が略等しくなるようにバネ力を作用させ
る。
タ収納部2Bの内壁と旋回ベース3の底部との間
で張設されている。このコイルバネ9は本考案の
要部を形成するものであり、後述するように旋回
ベース3が矢印A1方向に回動するときと、矢印
A2方向に回動するとき旋回ベース3に作用する
回動負荷が略等しくなるようにバネ力を作用させ
る。
尚、旋回ベース3はアーム5を水平方向に回動
させる際駆動され、約200度の角度範囲で回動す
るよう設けられている。
させる際駆動され、約200度の角度範囲で回動す
るよう設けられている。
支柱4は旋回ベース3上のブラケツト3a,3
b間で矢印B方向に回動自在に支承されており、
ブラケツト3a,3bの側面にはアーム駆動用の
モータ10,支柱駆動用のモータ11が設けられ
ている。支柱4の上端に設けられたアーム5はそ
の基端側にモータ収納部5Aを有し、このモータ
収納部5Aが上下方向(矢印C方向)に回動自在
に支承されている。又モータ収納部5Aの後部に
は手首機構6を駆動するモータ(図示せず)が収
納されている。
b間で矢印B方向に回動自在に支承されており、
ブラケツト3a,3bの側面にはアーム駆動用の
モータ10,支柱駆動用のモータ11が設けられ
ている。支柱4の上端に設けられたアーム5はそ
の基端側にモータ収納部5Aを有し、このモータ
収納部5Aが上下方向(矢印C方向)に回動自在
に支承されている。又モータ収納部5Aの後部に
は手首機構6を駆動するモータ(図示せず)が収
納されている。
上記の如く、旋回ベース3上に設けられた各可
動部を駆動するモータ10,11等にはモータ1
0,11等に駆動電流を供給する動力ケーブル1
2,12a〜12d,モータの回転位置検出信号
を送信する信号ケーブル13,13a〜13dが
接続されている。これらの動力・信号ケーブル1
2,13は夫々一端がモータ接続部10a,11
a,5aに接続されたケーブル保護用チユーブ1
4a〜14dに挿通されている。
動部を駆動するモータ10,11等にはモータ1
0,11等に駆動電流を供給する動力ケーブル1
2,12a〜12d,モータの回転位置検出信号
を送信する信号ケーブル13,13a〜13dが
接続されている。これらの動力・信号ケーブル1
2,13は夫々一端がモータ接続部10a,11
a,5aに接続されたケーブル保護用チユーブ1
4a〜14dに挿通されている。
このケーブル保護用チユーブ14a〜14d
(以下、単にチユーブという)は第4図に示す旋
回ベース3の後部を貫通する筒状のガイド部材1
8a〜18dに挿通されている。従つて、各チユ
ーブ14a〜14dはガイド部材18a〜18d
に保持されて旋回ベース3を貫通し、基台2内に
引き込まれている。
(以下、単にチユーブという)は第4図に示す旋
回ベース3の後部を貫通する筒状のガイド部材1
8a〜18dに挿通されている。従つて、各チユ
ーブ14a〜14dはガイド部材18a〜18d
に保持されて旋回ベース3を貫通し、基台2内に
引き込まれている。
基台2のモータ収納部2B内においては、前述
の如く、その回転軸上にモータ7及びケース8が
設けられているので、基台2内に引き込まれた各
チユーブ14a〜14dは第1図に示すようにケ
ース8の外周に螺旋状に巻付けられる。又、各チ
ユーブ14a〜14dは載置台2Aの上面2A1
を貫通するガイド部材19a〜19dに挿通保持
されている。そして、各チユーブ14a〜14d
は密閉された載置台2Aの前面2A2より前方に
引き出され、工業用ロボツト1の動作を制御する
制御ユニツト(図示せず)に接続される。
の如く、その回転軸上にモータ7及びケース8が
設けられているので、基台2内に引き込まれた各
チユーブ14a〜14dは第1図に示すようにケ
ース8の外周に螺旋状に巻付けられる。又、各チ
ユーブ14a〜14dは載置台2Aの上面2A1
を貫通するガイド部材19a〜19dに挿通保持
されている。そして、各チユーブ14a〜14d
は密閉された載置台2Aの前面2A2より前方に
引き出され、工業用ロボツト1の動作を制御する
制御ユニツト(図示せず)に接続される。
又、ケース8の外周に巻付けられた各チユーブ
14a〜14dは、基台2内において上部が回動
側の旋回ベース3に設けられたガイド部材18a
〜18dに保持され、下部が固定側の載置台2A
に設けられたガイド部材19a〜19dに保持さ
れている。そして、旋回ベース3の回動範囲が約
200度であるので、本実施例ではチユーブ14a
〜14dのケース巻付角を270度としてある。す
なわち、各チユーブ14a〜14dは旋回ベース
3が矢印A1方向(チユーブ引張方向)の回動限
位置まで回動しても上記ガイド部18a〜18d
と19a〜19dとの間で若干弛むように、基台
2内における長さに余裕をもたせてある。
14a〜14dは、基台2内において上部が回動
側の旋回ベース3に設けられたガイド部材18a
〜18dに保持され、下部が固定側の載置台2A
に設けられたガイド部材19a〜19dに保持さ
れている。そして、旋回ベース3の回動範囲が約
200度であるので、本実施例ではチユーブ14a
〜14dのケース巻付角を270度としてある。す
なわち、各チユーブ14a〜14dは旋回ベース
3が矢印A1方向(チユーブ引張方向)の回動限
位置まで回動しても上記ガイド部18a〜18d
と19a〜19dとの間で若干弛むように、基台
2内における長さに余裕をもたせてある。
第6図及び第7図に示す如く、コイルバネ9は
一端がモータ収納部2Bの内壁に係止され、他端
が旋回ベース3の底面より突出する係止部3cに
係止されている。即ち、コイルバネ9はチユーブ
14a〜14dおよびケーブル12,13が直線
状に復元しようとする復元力に抗して旋回ベース
3を附勢している。
一端がモータ収納部2Bの内壁に係止され、他端
が旋回ベース3の底面より突出する係止部3cに
係止されている。即ち、コイルバネ9はチユーブ
14a〜14dおよびケーブル12,13が直線
状に復元しようとする復元力に抗して旋回ベース
3を附勢している。
よつて、コイルバネ9はその弾溌力により回動
側の係止部3cを矢印A1方向(引張方向)に附
勢し、旋回ベース3がチユーブ3の引張方向に回
動しやすいように旋回ベース3を押圧している。
側の係止部3cを矢印A1方向(引張方向)に附
勢し、旋回ベース3がチユーブ3の引張方向に回
動しやすいように旋回ベース3を押圧している。
上記のように、4本のチユーブ14a〜14d
がケース8の外周に螺旋状に巻付けられている
と、ケーブル12,13及びチユーブ14a〜1
4d復元力が外力として旋回ベース3に働きケー
ブル12,13及びチユーブ14a〜14dを弛
緩させるよりもケーブル12,13及びチユーブ
14a〜14dを引つ張る方がより大きな力を必
要とする。即ち、矢印A1方向の負荷をDとし、
矢印A2方向の負荷をEとすると、D<Eとなる。
しかしながら、本考案の工業用ロボツト1では、
上記の如く旋回ベース3をチユーブ引張方向に押
圧するコイルバネ9が設けられているため、旋回
ベース3を矢印A1方向(チユーブ引張方向)に
回動させるときはコイルバネ9の押圧力Fにより
旋回ベース3の回動負荷Eが(E−F)と軽減さ
れる。又、旋回ベース3が矢印A2方向(チユー
ブ弛緩方向)に回動するときは、コイルバネ9の
押圧力Fに抗して回動するため、旋回ベース3の
矢印A2方向の回動負荷Dが(D+F)と増加す
る。
がケース8の外周に螺旋状に巻付けられている
と、ケーブル12,13及びチユーブ14a〜1
4d復元力が外力として旋回ベース3に働きケー
ブル12,13及びチユーブ14a〜14dを弛
緩させるよりもケーブル12,13及びチユーブ
14a〜14dを引つ張る方がより大きな力を必
要とする。即ち、矢印A1方向の負荷をDとし、
矢印A2方向の負荷をEとすると、D<Eとなる。
しかしながら、本考案の工業用ロボツト1では、
上記の如く旋回ベース3をチユーブ引張方向に押
圧するコイルバネ9が設けられているため、旋回
ベース3を矢印A1方向(チユーブ引張方向)に
回動させるときはコイルバネ9の押圧力Fにより
旋回ベース3の回動負荷Eが(E−F)と軽減さ
れる。又、旋回ベース3が矢印A2方向(チユー
ブ弛緩方向)に回動するときは、コイルバネ9の
押圧力Fに抗して回動するため、旋回ベース3の
矢印A2方向の回動負荷Dが(D+F)と増加す
る。
そのため、旋回ベース3に作用する回動負荷は
その回動方向に拘らず略均一に保たれる。よつ
て、旋回ベース3を矢印A1方向に回動させる駆
動力と、旋回ベース3を矢印A2方向に回動させ
る駆動力とは略等しくなり、旋回ベース3をどち
らの方向に回動させても略均一な駆動力で安定的
に回動させることが可能となる。その結果、工業
用ロボツト1ではアーム5の回動動作がその回動
方向に拘らずスムースに行なわれ、所定の作業を
安定した速度で実行することができる。
その回動方向に拘らず略均一に保たれる。よつ
て、旋回ベース3を矢印A1方向に回動させる駆
動力と、旋回ベース3を矢印A2方向に回動させ
る駆動力とは略等しくなり、旋回ベース3をどち
らの方向に回動させても略均一な駆動力で安定的
に回動させることが可能となる。その結果、工業
用ロボツト1ではアーム5の回動動作がその回動
方向に拘らずスムースに行なわれ、所定の作業を
安定した速度で実行することができる。
尚、上記実施例では基台の内壁と旋回ベースと
の間にコイルバネを設けたが、これに限らず、コ
イルバネ以外の附勢手段、例えばトーシヨンバネ
等を設けるようにしても良い。又、附勢手段の取
付位置としては基台の内部に限らず、例えば基台
の外周に設けるようにしても良いのは勿論であ
る。
の間にコイルバネを設けたが、これに限らず、コ
イルバネ以外の附勢手段、例えばトーシヨンバネ
等を設けるようにしても良い。又、附勢手段の取
付位置としては基台の内部に限らず、例えば基台
の外周に設けるようにしても良いのは勿論であ
る。
又、上記実施例ではコイルバネの押圧力を旋回
ベースのチユーブ引張方向に作用させたが、コイ
ルバネの引張力を旋回ベースに作用させるように
しても良い。
ベースのチユーブ引張方向に作用させたが、コイ
ルバネの引張力を旋回ベースに作用させるように
しても良い。
又、上記実施例においてはモータ駆動方式のロ
ボツトを例に挙げて説明したが、本考案はモータ
以外のアクチユエータで駆動されるロボツトにも
適用できるのは言うまでもない。例えばアクチユ
エータが空圧式の場合、圧縮空気を供給するエア
チユーブが基台内で巻付けられることになり、ア
クチユエータが油圧式の場合、作動油を給送する
オイルチユーブが基台内で巻付けられる。従つ
て、本考案のケーブルは上記実施例のケーブル1
2,13及びチユーブ14a〜14dだけでなく
上記エアチユーブ、又はオイルチユーブの如く、
他の型式の弾性を有し、内部に信号を送る通路を
有するものを含む。
ボツトを例に挙げて説明したが、本考案はモータ
以外のアクチユエータで駆動されるロボツトにも
適用できるのは言うまでもない。例えばアクチユ
エータが空圧式の場合、圧縮空気を供給するエア
チユーブが基台内で巻付けられることになり、ア
クチユエータが油圧式の場合、作動油を給送する
オイルチユーブが基台内で巻付けられる。従つ
て、本考案のケーブルは上記実施例のケーブル1
2,13及びチユーブ14a〜14dだけでなく
上記エアチユーブ、又はオイルチユーブの如く、
他の型式の弾性を有し、内部に信号を送る通路を
有するものを含む。
考案の効果
上述の如く、本考案になる工業用ロボツトは、
基台と旋回ベースとの間に設けられた附勢手段の
附勢力により旋回ベースの回動方向に拘りなくケ
ーブルの直線状に戻ろうとする復元力による旋回
ベースの負荷を略均一にすることができ、そのた
め旋回ベースを回動させるのに必要な駆動力が略
一定となり、旋回ベースをケーブルの引張方向あ
るいは弛緩方向に回動させるときでも安定的に回
動させることができる。よつて、アームの回動動
作がスムースとなり、作業動作の安定化を図ると
ともにロボツトに対する信頼性を高めることもで
きる。又、旋回ベースを回動させるベース駆動部
を旋回ベースの回転軸上に設けたまま旋回ベース
の回動動作の安定化を図れるため、旋回ベース駆
動部及びケーブル等の取付をコンパクトにできる
等の特長を有する。
基台と旋回ベースとの間に設けられた附勢手段の
附勢力により旋回ベースの回動方向に拘りなくケ
ーブルの直線状に戻ろうとする復元力による旋回
ベースの負荷を略均一にすることができ、そのた
め旋回ベースを回動させるのに必要な駆動力が略
一定となり、旋回ベースをケーブルの引張方向あ
るいは弛緩方向に回動させるときでも安定的に回
動させることができる。よつて、アームの回動動
作がスムースとなり、作業動作の安定化を図ると
ともにロボツトに対する信頼性を高めることもで
きる。又、旋回ベースを回動させるベース駆動部
を旋回ベースの回転軸上に設けたまま旋回ベース
の回動動作の安定化を図れるため、旋回ベース駆
動部及びケーブル等の取付をコンパクトにできる
等の特長を有する。
第1図は本考案になる工業用ロボツトの一実施
例の側面図、第2図は工業用ロボツトの平面図、
第3図は工業用ロボツトの背面図、第4図は旋回
ベースの平面図、第5図は第1図中−線に沿
う横断面図、第6図及び第7図は基台内のバネ取
付を説明するための縦断面図及び一部切截断面図
である。 1……工業用ロボツト、2……基台、2A……
載置台、2B……モータ収納部、3……旋回ベー
ス、4……支柱、5……アーム、7……旋回ベー
ス駆動モータ、8……ケース、9……コイルバ
ネ、12……動力ケーブル、13……信号ケーブ
ル、14a〜14d……チユーブ、18a〜18
d,19a〜19d……ガイド部材。
例の側面図、第2図は工業用ロボツトの平面図、
第3図は工業用ロボツトの背面図、第4図は旋回
ベースの平面図、第5図は第1図中−線に沿
う横断面図、第6図及び第7図は基台内のバネ取
付を説明するための縦断面図及び一部切截断面図
である。 1……工業用ロボツト、2……基台、2A……
載置台、2B……モータ収納部、3……旋回ベー
ス、4……支柱、5……アーム、7……旋回ベー
ス駆動モータ、8……ケース、9……コイルバ
ネ、12……動力ケーブル、13……信号ケーブ
ル、14a〜14d……チユーブ、18a〜18
d,19a〜19d……ガイド部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 基台に回動自在に設けられた旋回ベースの一面
側に可動部を駆動するアクチユエータを設け、該
旋回ベースの他面側に旋回ベースを駆動する旋回
ベース駆動部を設け、前記アクチユエータに接続
されたケーブルが前記旋回ベースを貫通して前記
基台内に引き込まれ前記基台より外部に引き出さ
れるとともに、前記基台内のケーブルが旋回ベー
スの回動を妨げないように前記旋回ベース駆動部
外周に巻回させて配置させた工業用ロボツトにお
いて、 前記巻回されたケーブルの直線状への復元力に
抗するように前記旋回ベースと前記基台との間に
附勢手段を設けてなる工業用ロボツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7208689U JPH0533277Y2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7208689U JPH0533277Y2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0311587U JPH0311587U (ja) | 1991-02-05 |
JPH0533277Y2 true JPH0533277Y2 (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=31609705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7208689U Expired - Lifetime JPH0533277Y2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0533277Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-20 JP JP7208689U patent/JPH0533277Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0311587U (ja) | 1991-02-05 |
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