JPH05332760A - ピアノ線の非接触測長方法 - Google Patents

ピアノ線の非接触測長方法

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JPH05332760A
JPH05332760A JP16204492A JP16204492A JPH05332760A JP H05332760 A JPH05332760 A JP H05332760A JP 16204492 A JP16204492 A JP 16204492A JP 16204492 A JP16204492 A JP 16204492A JP H05332760 A JPH05332760 A JP H05332760A
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JP
Japan
Prior art keywords
piano wire
measurement
length measuring
contact
measuring device
Prior art date
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Pending
Application number
JP16204492A
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English (en)
Inventor
Takashi Oka
隆司 岡
Kiyoshi Shimoda
潔 下田
Tatsu Shioda
辰 潮田
Tadashi Yoshida
正 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Plant Technologies Ltd filed Critical Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication of JPH05332760A publication Critical patent/JPH05332760A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高度の熟練を必要とすることなく、高精度の
寸法計測を可能とし、しかも計測を短時間で行うことを
可能とする。 【構成】 伸縮脚1の上端には非接触式測長器3が取り
付けられている。該非接触式測長器3には非接触式測長
器3で得られたデータ伝送用の信号線4を介して、計測
データの演算処理を行うための演算処理装置5が接続さ
れている。本実施例によれば、ピアノ線6が揺れている
状態でも非接触でピアノ線6の位置を高速で多数回読み
取ることが可能となり、これを平均化処理することによ
りピアノ線6が静止している位置として計測することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばタービンケーシ
ング内面からロータシャフトが設置される位置に水平に
張られたピアノ線までの相対距離を非接触で計測するピ
アノ線の非接触測長方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、タービン等の大型構造物の据付
け工事では、その据付け位置決め合わせの基準としてロ
ータシャフトが設置される位置にピアノ線を水平に張っ
ている。そして、このピアノ線を基準線とし、タービン
ケーシング内面の上下左右位置からの寸法を計測し、こ
れが一定になるように調整しながら芯合わせされて据付
けされている。
【0003】従来、このタービンケーシング内面からピ
アノ線までの相対距離を計測する場合は、温度変化の影
響を受けにくい樫棒等の先端にマイクロメータを取り付
け、この樫棒の一端をタービンケーシング内面に押し付
け、ピアノ線までの相対距離寸法をマイクロメータで読
み取っている。そして、これを円周上の上下左右の各方
向で計測し、各々の差から中心位置に対するずれ状態を
知り、所定位置になるように据付ける方法が採用されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この計
測方法は、水平に張られたピアノ線が、気流やピアノ線
を固定している架台の床面の微振動からの影響によって
揺れるため、高精度の計測をするには高度の熟練を必要
としていた。また、計測時にマイクロメータとピアノ線
が接触することによりピアノ線が揺れ、この揺れが収ま
るまで計測作業が中断される。このため、計測を円滑に
行うことができず、長時間を要するという問題があっ
た。
【0005】本発明の目的は上述した問題に鑑みなされ
たもので、ピアノ線が揺れている状態でも高度の熟練を
必要とすることなく、高精度の寸法計測を可能とし、し
かも計測を短時間に行うことが可能なピアノ線の非接触
測長方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るピアノ線の非接触測長方法は、位置合
わせの基準とするピアノ線までの相対距離寸法を、ピア
ノ線が揺れている状態においても、非接触で多数回高速
で読取り計測し、これを平均化処理することによりピア
ノ線の静止位置を読取り可能としたものである。
【0007】
【作用】このように本発明によれば、ピアノ線に接触せ
ずに測長できるので、計測時にピアノ線を振動させるこ
とがなく、従って高精度の計測が可能であると共に、計
測に高度の熟練を必要としない。また、位置データを高
速で連続して読取ることができるので、ピアノ線が外乱
因子によって振動している場合でも計測値を平均化処理
することにより、振動のない静止位置が求められる。従
って計測時の待ち時間の解消が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、図に示す実施例を用いて本発明の詳細
を説明する。図1は本発明に係るピアノ線の非接触測長
方法を説明するための構成図である。本実施例にあって
は、伸縮脚1の上部には内径用マイクロメータ2を介し
て非接触式測長器3が取り付けられており、該非接触式
測長器3には非接触式測長器3で得られたデータを電送
する電送用の信号線4を介して、計測データの演算処理
を行うための演算処理装置5が接続されている。なお、
本実施例において非接触式測長器3はコ字型の測長器本
体3Aの対向する面に一対のコリメートレンズ3Bを付
設することにより構成されている。また、前記伸縮脚1
は非接触式測長器3の有効測長範囲にピアノ線6が位置
し得るように上下方向に伸縮可能な構成となっている。
【0009】今、前記構成の非接触式測長器3の作用に
ついて図2〜図5を用いて説明する。まず、図2におい
て測定対象物7の内面からピアノ線6までの距離l1及び
l2を測定し、l1<l2のとき、測定対象物7を−x方向へ
移動し、内径用マイクロメータ2を操作してl1=l2とな
るように設定する。従って、l1を測定すると、ピアノ線
6がx方向に全振幅以下での振動があったとしても全振
幅の平均値、つまり振幅の中心がわかる。
【0010】よって、振幅の中心と非接触式測長器3の
コ字型の測長器本体3Aとの寸法l3(図3参照)が判明
するように調整しておけば、l3+内径用マイクロメータ
2の寸法+伸縮脚1の寸法でl1が判明する。また、図4
に示すようにピアノ線6のy方向の振動に対してはl3
変化しない。さらに、図5に示すようにピアノ線6の斜
め方向の振動に対してもx成分の中心をとればよく、y
成分は無関係である。
【0011】また、測定に際しては、図6に示すよう
に、伸縮脚1の下部を人が押さえておき、上部を別人が
操作する。このとき、倒れ角θが生じないよう、伸縮脚
1をθ=90°とすべく保持する。このときθ=90°
が出ていることの判断は、前記測定寸法l3が最小となる
位置で判断する。x、y方向共に倒れがなくなれば、l3
は最小となる。なお、ピアノ線6の自重撓みは、線径、
スパン、吊り荷重、支点からの位置で決まり、撓みを得
ることができるため、本実施例で得た値を補正して(例
えば、手計算)用いている。
【0012】また、図7を用いて本測長方法をタービン
ケーシング8の据付けに適用した際の使用例及び作用を
述べる。タービンケーシング8内に配置されるタービン
ロータ(図示せず)は極めて速い速度で回転し、また、
図示は省略するがタービンロータシャフトに付いた回転
翼とタービンケーシング8のギャップは良好な効率を確
保するため、極めて高い精度で据付けられることが要求
されている。この据付け作業では図7に示すように、タ
ービンロータシャフトを据え付けようとする位置に線径
0.5mm程度のピアノ線6を水平に張り、これを基準線
としてタービンケーシング8を所定の位置に据え付ける
方法が一般的である。
【0013】このタービンケーシング8を基準線から定
められた位置に据え付ける際の計測手段として本発明の
測長方法を適用するわけであるが、本測長方法の使用
は、まず非接触式測長器3の有効測長範囲にピアノ線6
が位置するように伸縮脚1の長さを調整した後、伸縮脚
1の長さが変わることのないようにロックする。このよ
うに伸縮脚1の長さを設定した後、非接触式測長器3に
付いた伸縮脚1の非接触式測長器3が付いていない側の
端部をタービンケーシング8の内面に押し付け、非接触
式測長器3の有効測長範囲にピアノ線6が入るように
し、伸縮脚1とピアノ線6が直交した状態でピアノ線6
の位置データを高速で多数回読み取り、これを平均化す
る。この計測を円周上の上下左右の各方向で計測し、得
られた各々の計測結果から基準線とするピアノ線6から
のずれ状態を知ることができる。
【0014】なお、ピアノ線6は図8に示すように張っ
ても、自重で下方向に撓むことから、上下方向のずれ量
の算出は計測位置でのピアノ線6の撓み量9を印加荷重
10によってピアノ線6に与えられる張力、支持間距離
11、支持部から計測位置までの距離12、ピアノ線6
の物性及び形状定数等から理論計算で求めた値を以て補
正するものとする。なお、図8において符号13は架
台、14は滑車を示す。
【0015】図9に非接触式測長器3の原理図を示す。
光源15から出たレーザ光線16は高速回転するポリゴ
ンミラー17及び反射ミラー18で反射された後、コリ
メータレンズ19により平行光線となり、走査されなが
ら受光レンズ20で集光され、受光素子21で光の明暗
に応じた電気信号に変換される。この構成において平行
光線の走査範囲すなわち有効測長範囲内にピアノ線6等
の光を通さない物が存在すると、受光素子21には光が
入らなくなり、光が遮断されたときのホリゴンミラー1
7の角度からピアノ線6の位置を知ることができる。
【0016】本測長器3はピアノ線6の位置計測がピア
ノ線6に接触することなく、また高速度で連続してでき
ることから以下に述べる作用がある。すなわち、(i)
ピアノ線6に接触せずに測長できることから、計測時に
ピアノ線6を振動させることがないため、高精度の計測
が可能であり、しかも計測に高度の熟練を必要としな
い。(ii)位置データを高速で連続して読み取ることが
できることから、ピアノ線6が外乱因子によって振動し
ている場合でも計測値を平均化処理することで振動のな
い静止位置が求められる。従って、計測時の待ち時間の
解消が可能となる。
【0017】なお、上述した実施例では伸縮脚1を使用
した構成としたが、これは長さの異なる数種類の棒を用
意しておき、必要な長さの物を選んで使用しても同様の
効果を有する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るピアノ
線の非接触測長方法によれば、位置合わせの基準とする
ピアノ線までの相対距離寸法を、ピアノ線が揺れている
状態においても、非接触で多数回高速で読取り計測し、
これを平均化処理することによりピアノ線の静止位置を
読取り可能としたことにより、計測時にピアノ線を振動
させずに高精度の計測が可能であると共に、計測に従来
のような高度の熟練を必要としないという効果を奏す
る。また、本発明方法によれば、ピアノ線が風や建屋振
動等の外乱因子によって振動している場合でも、計測値
を平均化処理することによりピアノ線の静止位置が求め
られるので、計測時の待ち時間の解消を図ることができ
るという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るピアノ線の非接触測長方法を説明
するための構成図である。
【図2】非接触測長器の作用を説明するための図であ
る。
【図3】非接触測長器の作用を説明するための図であ
る。
【図4】非接触測長器の作用を説明するための説明図で
ある。
【図5】非接触測長器の作用を説明するための図であ
る。
【図6】非接触測長器を実際に使用して測定する際の説
明図である。
【図7】本測長方法をタービンケーシングの据付けに適
用する際の説明図である。
【図8】ピアノ線の張り方を説明するための説明図であ
る。
【図9】非接触測長器の構成を示す図である。
【符号の説明】
3 非接触測長器 5 演算処理装置 6 ピアノ線
フロントページの続き (72)発明者 吉田 正 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置合わせの基準とするピアノ線までの
    相対距離寸法を、ピアノ線が揺れている状態において、
    非接触で多数回高速で読取り計測し、これを平均化処理
    することによりピアノ線の静止位置を読取り可能とした
    ことを特徴とするピアノ線の非接触測長方法。
JP16204492A 1992-05-28 1992-05-28 ピアノ線の非接触測長方法 Pending JPH05332760A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16204492A JPH05332760A (ja) 1992-05-28 1992-05-28 ピアノ線の非接触測長方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16204492A JPH05332760A (ja) 1992-05-28 1992-05-28 ピアノ線の非接触測長方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05332760A true JPH05332760A (ja) 1993-12-14

Family

ID=15747029

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16204492A Pending JPH05332760A (ja) 1992-05-28 1992-05-28 ピアノ線の非接触測長方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102944168A (zh) * 2012-11-07 2013-02-27 哈尔滨汽轮机厂有限责任公司 一种提高钢琴丝找中心的精确度的方法

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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