JPH05332341A - ローゼット付座金 - Google Patents

ローゼット付座金

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JPH05332341A
JPH05332341A JP14283492A JP14283492A JPH05332341A JP H05332341 A JPH05332341 A JP H05332341A JP 14283492 A JP14283492 A JP 14283492A JP 14283492 A JP14283492 A JP 14283492A JP H05332341 A JPH05332341 A JP H05332341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rosette
washer
male screw
hole
screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP14283492A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Sato
政則 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsunaga Manufactory KK
Original Assignee
Matsunaga Manufactory KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsunaga Manufactory KK filed Critical Matsunaga Manufactory KK
Priority to JP14283492A priority Critical patent/JPH05332341A/ja
Publication of JPH05332341A publication Critical patent/JPH05332341A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取り付け作業を簡略化することができ、しか
も、安全性を向上させることができるローゼット付座金
を、簡単な構造によって提供すること。 【構成】 雄ネジ20が挿入される貫通孔13を有する
座金部11と、雄ネジ20の頭部21を保護するローゼ
ット部12と、貫通孔13の内周面に設けられ雄ネジ2
0のネジ部22に係合する係合片14とを合成樹脂によ
り一体的に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雄ネジの座金に関し、
詳しくは、雄ネジの頭部を保護するローゼット部を有す
るローゼット付座金に関する。
【0002】
【従来の技術】雄ネジを取り付ける際に、この雄ネジに
座金を挿入する場合があるが、図7及び図8に示すよう
に、加えて雄ネジにローゼットを挿入する場合がある。
つまり、例えば、車椅子のフレーム本体等に座席、背当
て等のシート材等を雄ネジにより取り付ける場合、シー
ト材を確実に固定するための座金と、取り付け後に突出
した雄ネジの頭部が引っかかる等して怪我等をしないよ
うに雄ネジの頭部を保護するローゼットとを雄ネジに挿
入していたのである。
【0003】ここで、従来より、前述した座金及びロー
ゼットは、ステンレス鋼等の金属を材料として互いに別
体に形成されていたのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の座金
及びローゼットにあっては、互いに別体に形成された座
金とローゼットとを雄ネジに個別に挿入しなければなら
ず、非常に面倒な作業を必要とするという問題を有して
いた。しかも、雄ネジを取り付ける際には、雄ネジに挿
入した座金及びローゼットが抜けて落ちないように保持
しつつ作業を行わねばならず、非常に煩雑な作業を必要
とするという問題をも有していたのである。
【0005】一方、座金及びローゼットは、一般にステ
ンレス鋼等の金属により形成されているため、その製造
の際に生じたバリにより怪我等をする場合があった。ま
た、雄ネジを取り付け後に硬い物品がローゼット等に衝
突する等してローゼット等に刃物状の突起等が形成さ
れ、この突起等により怪我をする場合もあった。つま
り、従来の座金及びローゼットにあっては、座金及びロ
ーゼット自体によって怪我をする場合があるという問題
を有していたのである。
【0006】本発明は、この様な課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、取り付
け作業を簡略化することができ、しかも、安全性を向上
させることができるローゼット付座金を、簡単な構造に
よって提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに本発明の採った手段を、図面に使用する符号を付し
て説明すると、「雄ネジ20が挿入される貫通孔13を
有する座金部11と、雄ネジ20の頭部21を保護する
ローゼット部12と、貫通孔13の内周面に設けられ雄
ネジ20のネジ部22に係合する係合片14とを合成樹
脂により一体的に形成したことを特徴とするローゼット
付座金10」である。
【0008】
【発明の作用】この様に構成された本発明のローゼット
付座金10は、次のように作用する。
【0009】まず、本発明のローゼット付座金10にお
いては、座金部11とロゼット部12とが合成樹脂によ
り一体的に形成してある。このため、従来の如く雄ネジ
20に座金及びローゼットを個別に挿入する必要がな
く、雄ネジ20にこのローゼット付座金10を挿入する
作業は簡単なものとなる。
【0010】次に、雄ネジ20が挿入される貫通孔13
の内周面には、挿入される雄ネジ20のネジ部22と係
合する係合片14が設けてある。このため、一旦貫通孔
13に雄ネジ20を挿入すれば雄ネジ20のネジ部22
に係合片14が係合するため、ローゼット付座金10が
雄ネジ20から抜け落ちることはなくなる。従って、雄
ネジ20を取り付ける際に、雄ネジ20にローゼット付
座金10をわざわざ保持する必要がなく、作業はより一
層簡単なものとなるのである。なお、ローゼット付座金
10の貫通孔13に雄ネジ20を挿入する際には、係合
片14が合成樹脂により形成してあるため、貫通孔13
に雄ネジ20を押し込むだけで容易に係合片14がたわ
み、雄ネジ20を簡単に挿入し得るのである。
【0011】最後に、このローゼット付座金10の全体
が合成樹脂により形成してあるため、その製造の際にバ
リが生じても、或は取り付け後に硬い物品が衝突する等
して突起等が形成されても、バリや突起等は柔らかく怪
我等をすることはないのである。さらに、このローゼッ
ト付座金10を介して雄ネジ20を締め付けると、ロー
ゼット部12が雄ネジ20の頭部21により圧縮される
のであるが、その弾性により雄ネジ20の頭部21には
押し上げられる方向の応力が常に加わることになる。こ
のため、締め付け後の雄ネジ20は、振動等により緩む
ことがないのである。
【0012】
【実施例】次に、本発明のローゼット付座金10の実施
例を、図面に従って詳細に説明する。
【0013】図1、図2、図3及び図4には、本発明の
ローゼット付座金10の一実施例が示してある。このロ
ーゼット付座金10は、座金部11とローゼット部12
と係合片14とを、成形性に優れたナイロン樹脂、ポリ
プロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、或は成形性に
優れ柔軟なポリ塩化ビニル樹脂、EVA樹脂等により一
体的に形成したものである。
【0014】座金部11の貫通孔13の内周面には、挿
入される雄ネジ20のネジ部22と係合する係合片14
が設けられているのであるが、本実施例では、貫通孔1
3に雄ネジ20を挿入する際に挿入し易いように、貫通
孔13の内方向に突出する薄板状の複数の係合片14を
設け、係合片14が容易にたわむようにしてある。そし
て、これらの係合片14の先端部が構成する内径、つま
り貫通孔13における最小内径の寸法が、挿入される雄
ネジ20のネジ部22の外径より小さな寸法となるよう
にしてあり、貫通孔13に雄ネジ20を挿入すると、雄
ネジ20のネジ部22が係合片14と係合して雄ネジ2
0からローゼット付座金10が抜け落ちないようにして
あるのである。なお、係合片14の形状は本実施例に限
らず、例えば図5及び図6に示すように、貫通孔13の
内周面全周に一定の幅で突出したものであってもよい。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のロ
ーゼット付座金は、全体が合成樹脂により一体的に形成
されたものであり、その貫通孔に雄ネジのネジ部と係合
する係合部を設けたものである。つまり、本発明のロー
ゼット付座金は、簡単に雄ネジを挿入することができる
ものであり、しかも取り付けの際に、雄ネジから抜け落
ちないよう保持しなくても作業することができるもので
あり、さらにローゼット付座金自体に生じたバリ等によ
り怪我等をすることを防止することもできるものなので
ある。従って、本発明のローゼット付座金によれば、取
り付け作業を簡略化することができ、しかも、安全性を
向上させることができるのである。
【0016】特に、例えば車椅子等においては、修理や
座席等のシート材を交換する作業をその使用者である身
体障害者、病人等自身が行う際に、通常の者にとっては
簡単な作業でも身体障害者等にとっては非常に困難な作
業となる場合もあるため、修理等の作業をできる限り簡
略化しなければならないのであるが、本発明のローゼッ
ト付座金を採用すれば、修理等の作業をより一層簡略化
することができ都合がよいのである。また、その使用者
が身体障害者、病人等であるために、乗り降りの際に座
席のシート材等に体を擦らせる場合が多く、しかも通常
の者にとっては考えられないような箇所に体を引っかけ
る場合もあるため、シート材等に取り付けられた雄ネジ
等に体を引っかけても絶対に怪我等をしないようにしな
ければならないのであるが、本発明のローゼット付座金
を採用すれば、より一層安全性を高めることができるの
である。
【0017】さらに、このローゼット付座金を介して雄
ネジを締め付けると、雄ネジの頭部には押し上げられる
方向の応力が常に加わるため、締め付け後の雄ネジが振
動等により緩むことを防止できるという効果をも有する
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローゼット付座金の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】図1に示したローゼット付座金を使用して雄ネ
ジを取り付けた状態を示す断面図である。
【図3】図1に示したローゼット付座金を示す平面図で
ある。
【図4】図1に示したローゼット付座金の縦断面側面図
である。
【図5】ローゼット付座金の別の実施例を示す平面図で
ある。
【図6】図5に示したローゼット付座金の縦断面側面図
である。
【図7】従来のローゼット及び座金を示す斜視図であ
る。
【図8】図7に示したローゼット及び座金を使用して雄
ネジを取り付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ローゼット付座金 11 座金部 12 ローゼット部 13 貫通孔 14 係合片 20 雄ネジ 21 頭部 22 ネジ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄ネジが挿入される貫通孔を有する座金
    部と、前記雄ネジの頭部を保護するローゼット部と、前
    記貫通孔の内周面に設けられ雄ネジのネジ部に係合する
    係合片とを合成樹脂により一体的に形成したことを特徴
    とするローゼット付座金。
JP14283492A 1992-06-03 1992-06-03 ローゼット付座金 Pending JPH05332341A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14283492A JPH05332341A (ja) 1992-06-03 1992-06-03 ローゼット付座金

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14283492A JPH05332341A (ja) 1992-06-03 1992-06-03 ローゼット付座金

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05332341A true JPH05332341A (ja) 1993-12-14

Family

ID=15324701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14283492A Pending JPH05332341A (ja) 1992-06-03 1992-06-03 ローゼット付座金

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JP (1) JPH05332341A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018053930A (ja) * 2016-09-26 2018-04-05 グラス・ファイバー工研株式会社 ローゼットワッシャー

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS444014Y1 (ja) * 1966-05-09 1969-02-14
JPS5229363B2 (ja) * 1973-05-30 1977-08-02

Patent Citations (2)

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JPS444014Y1 (ja) * 1966-05-09 1969-02-14
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018053930A (ja) * 2016-09-26 2018-04-05 グラス・ファイバー工研株式会社 ローゼットワッシャー

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