JP2018053930A - ローゼットワッシャー - Google Patents

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Abstract

【課題】ラインテープをアンカー釘により地盤上へ固定する場合などに、アンカー釘にパッキンを刺し通して使用したときでもラインテープやパッキンに破損などの問題が起こらないようにする。【解決手段】アンカー釘Aの挿通孔12が設けられたセンター頭頂部2とその全周に張り出すドーム部3とを有して下向きに開口するパッキン押し込め部6が形成され、センター頭頂部2にはアンカー釘Aの釘頭hを嵌める嵌合凹部13が形成され、嵌合凹部13の形成壁によって下方突出するボス部14が形成され、ドーム部3の外周縁部には下向きの大径リング面5が形成され、ボス部14の下端には下向きの小径リング面17が形成され、ボス部3の外周面、ドーム部3の下面、ドーム部3の大径リング面5、及びボス部3の小径リング面17の全体でパッキン押圧面が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ラインテープをアンカー釘により地盤上へ固定する場合などに好適に使用することのできるローゼットワッシャーに関する。
従来、駐車場の区画割りやグランドでのコート設営などのため、ラインテープをアンカー釘などで固定する作業が行われることがある(例えば、特許文献1等参照)。
この種の作業では、ゴムや軟質樹脂などで形成された孔明き円盤状のパッキンをアンカー釘に差し込むことが行われていた(特許文献2参照)。このパッキンは、ラインテープが地盤の細かな凹凸の影響を受けて波打つ状態となるときにこの波打ち状態を吸収し、ラインテープの位置ズレを防止するうえで大変有益である。その他、パッキンは、アンカー釘の過度の打ち込みを原因としたラインテープの局部沈み込みや破損防止、更には打ちこんだアンカー釘の抜け防止などにも有益であった。
ところが、アンカー釘にパッキンを差し込むことで所期目的の達成には十分に満足できるものであったが、アンカー釘に自動車などの重量物が乗りあげた場合にはパッキンが比較的早い段階でヘタリや磨耗、亀裂、破断などを起こすということがあった。
そこで本出願人は、パッキンを差し込む前のアンカー釘に対して樹脂製ワッシャーを差し込み、その後にパッキンを差し込むようにしてパッキンを保護する対策を講じていた。この樹脂製ワッシャーは、ラインテープのテープ幅よりも径小となる孔明き円盤状に形成されたものであった。また、パッキンの上面を均一に押圧できるようにするため、樹脂製ワッシャーは中実構造としてその底面(パッキンに当接させる面)をフラットにしていた。
実開平6−83070号公報 特許第4219869号公報
従来において、樹脂製ワッシャーを採用することによりパッキンを保護することには満足できる効果が得られていた。しかし、樹脂製ワッシャー自体が自動車などの重量物によって破損するという新たな問題が生じていた。破損の理由を推測するに、樹脂製ワッシャーが弾性体であるパッキンを下敷きにしていることが却って、重量物による応力集中を惹起させているのではないかと考えられる。言うまでもなく、樹脂製ワッシャーが破損するとアンカー釘から外れてしまうので、パッキンが剥き出しにされて従来と同じ問題を招来することになる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、ラインテープをアンカー釘により地盤上へ固定する場合などに、アンカー釘にパッキンを刺し通して使用したときでもラインテープやパッキンに破損などの問題が起こらないようにしたローゼットワッシャーを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係るローゼットワッシャーは、アンカー釘の挿通孔が設けられたセンター頭頂部とこのセンター頭頂部から全周にわたって径方向外方へ張り出す円盤形のドーム部とを有してこれらセンター頭頂部及びドーム部の下方に下向きに開口するパッキン押し込め部が形成されており、前記センター頭頂部には、前記挿通孔へ差し込まれるアンカー釘の釘頭を嵌める嵌合凹部が上向きに開口して形成されていると共に、前記嵌合凹部の形成壁によって前記パッキン押し込め部に向けて下方突出するボス部が形成されており、前記ドーム部の外周縁部には下向きに平坦なリング状を呈する大径リング面が形成されているのに対して前記ボス部の下端には前記大径リング面よりも浮き上がった高位置で下向き
に平坦なリング状を呈する小径リング面が形成されており、前記ボス部の外周面、前記ドーム部の下面、及び前記ボス部の小径リング面の全体でパッキン押圧面が形成されていることを特徴とする。
前記ドーム部は、前記センター頭頂部に設けられた前記嵌合凹部の開口周部が最も高位であって径方向外方へ向けて低位となる下り傾向の上面を有したものとするのが好適である。
前記ドーム部は、外周部が前記大径リング面に対して直角又は鈍角に立ち上がる起立面によって取り囲まれたものとするのが好適である。
前記ボス部は、下位ほど径小となるテーパが付された逆円錐台形に形成されたものとするのが好適である。
前記大径リング面の内径は前記パッキンの外径よりも径大に形成されたものとするのがよい。
或いは、前記大径リング面の内径は前記パッキンの外径よりも径小で且つ前記大径リング面の外径は前記パッキンの外径と同径以下とされることにより、当該大径リング面についても前記パッキン押圧面の形成要素に含まれるようにすることができる。
前記センター頭頂部及びドーム部は弾性及び弾性変形後の形状回復性を有する樹脂材により形成するのがよい。
本発明に係るローゼットワッシャーでは、ラインテープをアンカー釘により地盤上へ固定する場合などに、アンカー釘にパッキンを刺し通して使用したときでもラインテープやパッキンに破損などの問題が起こらないようにできる。
図2のA−A線断面図である。 本発明に係るローゼットワッシャーの第1実施形態を示した平面図である。 本発明に係るローゼットワッシャーの第1実施形態を示した正面図(側面図又は背面図に同じ)である。 本発明に係るローゼットワッシャーの第1実施形態を示した底面図である。 本発明に係るローゼットワッシャーの第1実施形態についてその使用状態(アンカー釘の打ち込み途中)を示した側断面図である。 本発明に係るローゼットワッシャーの第1実施形態についてその使用状態(アンカー釘の打ち込み後)を示した側断面図である。 本発明に係るローゼットワッシャーの第2実施形態を示した正面図である。 本発明に係るローゼットワッシャーの第3実施形態についてその使用状態(アンカー釘の打ち込み後)を示した側断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1乃至図4は、本発明に係るローゼットワッシャー1(以下、「本発明ワッシャー1」と言う)の第1実施形態を示しており、図5及び図6はこの第1実施形態における使用状態を示している。
図5及び図6に示した使用状態では、アンカー釘Aに対し、本発明ワッシャー1を串刺し状に差し通し、次に孔明き円盤状のパッキンPを串刺し状に差し通し、地盤Gへ張り渡したラインテープTへ向けてこのアンカー釘Aを打ち込むようにしてある。
本発明ワッシャー1は、弾性及び弾性変形後の形状回復性を有する樹脂材(例えば、ナイロン、塩化ビニール、ポリカーボネイト等であり、本明細書では他にゴム等も含むものとする)により形成されている。ここにおいて「弾性」は、自動車などの重量物が乗りあげたときに弾性変形を起こすことにより亀裂や破損等の発生を回避できる特性を言い、また「形状回復性」はこのような弾性変形後に無負荷状態に戻すことによって、元の形状に自己復帰する特性を言う。
図1に示すように、本発明ワッシャー1は、センター頭頂部2と、このセンター頭頂部2から全周にわたって径方向外方へ張り出す円盤形のドーム部3とを有しており、これら
センター頭頂部2及びドーム部3の下方は、下向きに開口する空洞となっている。そのため、ドーム部3の外周縁部には下向きに平坦なリング状を呈する大径リング面5が形成されている。
センター頭頂部2及びドーム部3の下方に形成される空洞は、後述するように、本発明ワッシャー1を使用する際にパッキンPを押圧(圧縮)し、変形により密着させるためのパッキン押し込め部6として作用する。
なお、このようなパッキン押し込め部6を形成させているために、ドーム部3は中実構造とされていた従来のものに比べて肉厚の薄い構造となっている。具体的に、ドーム部3の肉厚tは1mm程度とするのが好適である。このような肉厚tを有する構造としていることにより、弾性及び弾性変形後の形状回復効果を得、また高めていると言うこともできる。
ドーム部3は径方向外方へ向けて徐々に低位となる下り傾向の上面を有している。なお、本第1実施形態において、ドーム部3の上面は上方へ凸球面状となる緩やかな膨らみを有しつつ全体としては下り傾向となったもの(言い換えれば、ドーム部3の外周部上縁に大きなアールの面取を施したもの)として形成してある。
しかしこれに限らず、図7に本発明ワッシャー1の第2実施形態として例示してあるように、ドーム部3の上面は、直線的な下り傾斜面(全体的に円錐台形となる形状)として形成してもよい。
このように、ドーム部3が下り傾向の上面を備えていることで、自動車などの重量物が乗り降りする際の抵抗を可及的に小さくでき、当該ドーム部3はもとより、センター頭頂部2についてもその磨耗や破損などを防止できることになる。また、本発明ワッシャー1の位置ズレも防止することができる。なお、これらの作用を確実に得るうえでは、ドーム部3の高さ(本発明ワッシャー1の全厚)を3〜4mm程度とするのが好適である。
センター頭頂部2にはアンカー釘A(図5及び図6参照)を刺し通すための挿通孔12が上下方向に貫通して設けられている。そしてこの挿通孔12の開口周部には、アンカー釘Aの釘頭hを嵌めるための嵌合凹部13が上向きに開口して形成されている。前記したように、ドーム部3は径方向外方へ向けて低位となる下り傾向の上面を有しているが、ドーム部3の上面のなかで嵌合凹部13の開口周部が最も高位となるように設定されている。
そのため、アンカー釘Aによる打ち込み時には、釘頭hの全て又は大部分がこの嵌合凹部13内に嵌り込むようになり、自動車などの重量物が乗り降りする際の抵抗を更に一層、小さく抑えることになる。また言うまでもなく、人の通行時には引っ掛かり(つまずき)の防止効果を奏することになる。
この嵌合凹部13は、アンカー釘Aの釘頭hが皿、丸皿、ラッパ等の逆円錐タイプである場合にはすり鉢形に形成すればよいし、アンカー釘Aの釘頭hがナベ、平、低頭等の座面が偏平とされたタイプである場合は円形凹部状に形成すればよい。
なお、嵌合凹部13をすり鉢形とする場合、アンカー釘Aの打ち込みによって嵌合凹部13が拡径されるような作用を生じさせることも可能であり、この場合は、嵌合凹部13内のテーパ角を90°〜110°の範囲でアンカー釘Aの釘頭hに付されたテーパ角よりも小さめに形成するのが好適である。
センター頭頂部2の下面側には、嵌合凹部13の形成壁によってパッキン押し込め部6(空洞)に向けて下方突出するボス部14が形成されている。このボス部14が形成されていることで、センター頭頂部2やドーム部3の剛性が強化されている一面もある。
嵌合凹部13をすり鉢形とした場合、ボス部14は、下位ほど径小となるテーパが付された逆円錐台形に形成されることになる。当然に、嵌合凹部13を円形凹部状にする場合であれば、ボス部14は外径が一定の円筒形状に形成されることになる。
いずれにせよ、このようなボス部14が設けられていることにより、ボス部14の下端には、下向きに平坦なリング状を呈する小径リング面17が形成されている。目安として、小径リング面17のリング幅は0.7〜1mmとなるようにするとよい。
この小径リング面17は、ドーム部3の外周縁部に形成される大径リング面5よりも高
位置となるように配置されている。すなわち、本発明ワッシャー1を大径リング面5が下向きとなるようにして直接、地盤G上又はラインテープT上などへ置いたときには、大径リング面5のみが接地状態となり、小径リング面17は浮き上がった状態になる。
このようなボス部14は、アンカー釘Aの打ち込み時にはパッキンPの中央部(アンカー釘Aが刺し通された部位)を強く押圧して、パッキンPに中央孔を塞ぐような径方向内方への変形を促し、結果としてアンカー釘Aとの密着性を高めさせるような作用を生じさせる。
そのため、雨水等がアンカー釘Aを伝うのを防止する作用を奏することになり、パッキンPに対する疎水効果が得られる。また、パッキンPの中央部を圧密状態にして硬度を高めることができるので、アンカー釘Aへの抱持力を高めることができるようになり、アンカー釘Aの抜け止め作用を強化するという利点も得られる。
ドーム部3は、外周部が大径リング面5に対して直角又は鈍角に立ち上がる起立面18によって取り囲まれている。すなわち、ドーム部3の外周部は鋭角に張り出したものでないので、外周部の強度が高くなっている。
そのため、本発明ワッシャー1に対して自動車などの重量物が乗り降りしたり人によって頻繁に踏まれたりすることがあったとしても、ドーム部3の外周部(起立面18等)にめくれや亀裂、欠損、磨耗などは起こり難くなっている。起立面18の立ち上がり寸法は、具体的には1mm程度とするのが好適である。
ドーム部3の外周縁部に形成された大径リング面5は、その内径D1(図6参照)がパッキンの外径D0(図5参照)よりも径大となるように形成することができる。例えば、パッキンPの外径D0が18mmである場合には、大径リング面5の内径D1を19mmなどとする。
このような寸法関係を採用することで、本発明ワッシャー1でパッキンを押圧したときに、パッキンPの外周部が大径リング面5の下へはみださないようにできる。
なお、図8に本発明ワッシャー1の第3実施形態として例示してあるように、大径リング面5は、その内径D1をパッキンの外径D0よりも径小とし、外径D2をパッキンの外径と同径以下に形成することも可能である。大径リング面5の外径D2は20mmなどとすればよい。目安として、大径リング面5のリング幅が0.7〜1mmとなるようにするとよい。
このような寸法を採用すると、本発明ワッシャー1でパッキンPを押圧(圧縮)したときに、パッキンPの外周部を大径リング面5の下に故意的に噛み込ませた状態に保持できるようになる。
従って、パッキンPの外周部を圧密状態にして硬度を高めることができ、ひいてはパッキンPを介してラインテープTを強く押圧できることに繋がり、アンカー釘Aから本発明ワッシャー1やパッキンPが外れたり位置ズレしたりすることを防止できる利点が得られる。
また、パッキンPの外周部が圧密状態になれば当該部位において含有空気量(気孔に含まれる空気)が減少することになるので、パッキンPの吸水性が低下して疎水性が高くなるという作用に繋がる。またこれに伴い、ドーム部3の下面やボス部14の外周面に対するパッキンPの密着界面に浸水しないように保持できる効果もある。
これらの作用により、パッキンPはもとより、本発明ワッシャー1を可及的に乾燥状態に保持できることになり、材質劣化から保護できる利点が得られることになる。加えて、ラインテープTの材質劣化やアンカー釘Aの錆びなどを防止できるという効果も得られるものである。
以上、詳説したところから明らかなように、本発明ワッシャー1では、パッキンPと共にアンカー釘AによりラインテープTを地盤G上へ固定すると、ボス部14の外周面、ドーム部3の下面、及びボス部14の小径リング面17の全体(場合によっては大径リング面5をも含む)がパッキン押圧面となってパッキンPを押圧(圧縮)するようになる。
これにより、ドーム部3の下面やボス部14の外周面にパッキンPが密着するようになり、このとき本発明ワッシャー1の外周部からパッキンPがはみだすようなことはない。
従って、ラインテープTやパッキンPに破損などの問題が起こらないようにできる。また本発明ワッシャー1はもとより、パッキンPの位置ズレなども生じない。
ところで、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、センター頭頂部2とドーム部3との間には、外見的、構造的に明確に区別できるものはなく、挿通孔12や嵌合凹部13が設けられた部位、又は嵌合凹部13の外周部を含む部位を「センター頭頂部2」とし、その他を「ドーム部3」とする。従って、これらセンター頭頂部2やドーム部3における領域(比率)の大小などに関しては何ら限定されるものではない。
本発明ワッシャー1において、その用途はラインテープTを固定する場合に限定されず、人工芝の敷設やブルーシートの貼り付け、テント等の設営、ロープ類の固定などに使用することも可能である。従って当然に、壁面や天井面などへ向けて使用することも可能である。また、アンカー釘Aはコースレッドや木ねじ、ボルトなどでもよく、アンカー釘Aを打ち込む相手も木やコンクリートなどとすることができる。
嵌合凹部13は、アンカー釘Aの釘頭hを完全に凹入させることが限定されるものではなく、釘頭hが多少浮き出るようにすることは許容される。
1 ローゼットワッシャー(本発明ワッシャー)
2 センター頭頂部
3 ドーム部
5 大径リング面
6 パッキン押し込め部
12 挿通孔
13 嵌合凹部
14 ボス部
17 小径リング面
18 起立面
A アンカー釘
G 地盤
P パッキン
T ラインテープ
h 釘頭
t 肉厚
本発明は、ラインテープをアンカー釘により地盤上へ固定する場合などに好適に使用することのできるローゼットワッシャーに関する。
従来、駐車場の区画割りやグランドでのコート設営などのため、ラインテープをアンカー釘などで固定する作業が行われることがある(例えば、特許文献1等参照)。
この種の作業では、ゴムや軟質樹脂などで形成された孔明き円盤状のパッキンをアンカー釘に差し込むことが行われていた(特許文献2参照)。このパッキンは、ラインテープが地盤の細かな凹凸の影響を受けて波打つ状態となるときにこの波打ち状態を吸収し、ラインテープの位置ズレを防止するうえで大変有益である。その他、パッキンは、アンカー釘の過度の打ち込みを原因としたラインテープの局部沈み込みや破損防止、更には打ちこんだアンカー釘の抜け防止などにも有益であった。
ところが、アンカー釘にパッキンを差し込むことで所期目的の達成には十分に満足できるものであったが、アンカー釘に自動車などの重量物が乗りあげた場合にはパッキンが比較的早い段階でヘタリや磨耗、亀裂、破断などを起こすということがあった。
そこで本出願人は、パッキンを差し込む前のアンカー釘に対して樹脂製ワッシャーを差し込み、その後にパッキンを差し込むようにしてパッキンを保護する対策を講じていた。この樹脂製ワッシャーは、ラインテープのテープ幅よりも径小となる孔明き円盤状に形成されたものであった。また、パッキンの上面を均一に押圧できるようにするため、樹脂製ワッシャーは中実構造としてその底面(パッキンに当接させる面)をフラットにしていた。
実開平6−83070号公報 特許第4219869号公報
従来において、樹脂製ワッシャーを採用することによりパッキンを保護することには満足できる効果が得られていた。しかし、樹脂製ワッシャー自体が自動車などの重量物によって破損するという新たな問題が生じていた。破損の理由を推測するに、樹脂製ワッシャーが弾性体であるパッキンを下敷きにしていることが却って、重量物による応力集中を惹起させているのではないかと考えられる。言うまでもなく、樹脂製ワッシャーが破損するとアンカー釘から外れてしまうので、パッキンが剥き出しにされて従来と同じ問題を招来することになる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、ラインテープをアンカー釘により地盤上へ固定する場合などに、アンカー釘にパッキンを刺し通して使用したときでもラインテープやパッキンに破損などの問題が起こらないようにしたローゼットワッシャーを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係るローゼットワッシャーは、アンカー釘の挿通孔が設けられたセンター頭頂部とこのセンター頭頂部から全周にわたって径方向外方へ張り出す円盤形のドーム部とを有してこれらセンター頭頂部及びドーム部の下方に下向きに開口するパッキン押し込め部が形成されており、前記センター頭頂部には、前記挿通孔へ差し込まれるアンカー釘の釘頭を嵌める嵌合凹部が上向きに開口して形成されていると共に、前記嵌合凹部の形成壁によって前記パッキン押し込め部に向けて下方突出するボス部が形成されており、前記ドーム部の外周縁部には下向きに平坦なリング状を呈する大径リング面が形成されているのに対して前記ボス部の下端には前記大径リング面よりも浮き上がった高位置で前記挿通孔の孔縁から径方向外方へ拡がり且つ下向きに平坦なリング状を呈する小径リング面が形成されており、前記ボス部の外周面、前記ドーム部の下面、及び前記ボス部の小径リング面の全体でパッキン押圧面が形成され、前記パッキン押し込め部内に配置されるパッキンのアンカー釘挿通用中央孔が前記アンカー釘の打ち込みによって孔内面を径方向内方へ変形するときには前記パッキンが前記アンカー釘と密着して抱持することを特徴とする。
前記ドーム部は、前記センター頭頂部に設けられた前記嵌合凹部の開口周部が最も高位であって径方向外方へ向けて低位となる下り傾向の上面を有したものとするのが好適である。
前記ドーム部は、外周部が前記大径リング面に対して直角又は鈍角に立ち上がる起立面によって取り囲まれたものとするのが好適である。
前記ボス部は、下位ほど径小となるテーパが付された逆円錐台形に形成されたものとするのが好適である。
前記大径リング面の内径は前記パッキンの外径よりも径大に形成されたものとするのがよい。
或いは、前記大径リング面の内径は前記パッキンの外径よりも径小で且つ前記大径リング面の外径は前記パッキンの外径と同径以下とされることにより、当該大径リング面についても前記パッキン押圧面の形成要素に含まれるようにすることができる。
前記センター頭頂部及びドーム部は弾性及び弾性変形後の形状回復性を有する樹脂材により形成するのがよい。
本発明に係るローゼットワッシャーでは、ラインテープをアンカー釘により地盤上へ固定する場合などに、アンカー釘にパッキンを刺し通して使用したときでもラインテープやパッキンに破損などの問題が起こらないようにできる。
図2のA−A線断面図である。 本発明に係るローゼットワッシャーの第1実施形態を示した平面図である。 本発明に係るローゼットワッシャーの第1実施形態を示した正面図(側面図又は背面図に同じ)である。 本発明に係るローゼットワッシャーの第1実施形態を示した底面図である。 本発明に係るローゼットワッシャーの第1実施形態についてその使用状態(アンカー釘の打ち込み途中)を示した側断面図である。 本発明に係るローゼットワッシャーの第1実施形態についてその使用状態(アンカー釘の打ち込み後)を示した側断面図である。 本発明に係るローゼットワッシャーの第2実施形態を示した正面図である。 本発明に係るローゼットワッシャーの第3実施形態についてその使用状態(アンカー釘の打ち込み後)を示した側断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1乃至図4は、本発明に係るローゼットワッシャー1(以下、「本発明ワッシャー1」と言う)の第1実施形態を示しており、図5及び図6はこの第1実施形態における使用状態を示している。
図5及び図6に示した使用状態では、アンカー釘Aに対し、本発明ワッシャー1を串刺し状に差し通し、次に孔明き円盤状のパッキンPを串刺し状に差し通し、地盤Gへ張り渡したラインテープTへ向けてこのアンカー釘Aを打ち込むようにしてある。
本発明ワッシャー1は、弾性及び弾性変形後の形状回復性を有する樹脂材(例えば、ナイロン、塩化ビニール、ポリカーボネイト等であり、本明細書では他にゴム等も含むものとする)により形成されている。ここにおいて「弾性」は、自動車などの重量物が乗りあげたときに弾性変形を起こすことにより亀裂や破損等の発生を回避できる特性を言い、また「形状回復性」はこのような弾性変形後に無負荷状態に戻すことによって、元の形状に自己復帰する特性を言う。
図1に示すように、本発明ワッシャー1は、センター頭頂部2と、このセンター頭頂部2から全周にわたって径方向外方へ張り出す円盤形のドーム部3とを有しており、これらセンター頭頂部2及びドーム部3の下方は、下向きに開口する空洞となっている。そのため、ドーム部3の外周縁部には下向きに平坦なリング状を呈する大径リング面5が形成されている。
センター頭頂部2及びドーム部3の下方に形成される空洞は、後述するように、本発明ワッシャー1を使用する際にパッキンPを押圧(圧縮)し、変形により密着させるためのパッキン押し込め部6として作用する。
なお、このようなパッキン押し込め部6を形成させているために、ドーム部3は中実構造とされていた従来のものに比べて肉厚の薄い構造となっている。具体的に、ドーム部3の肉厚tは1mm程度とするのが好適である。このような肉厚tを有する構造としていることにより、弾性及び弾性変形後の形状回復効果を得、また高めていると言うこともできる。
ドーム部3は径方向外方へ向けて徐々に低位となる下り傾向の上面を有している。なお、本第1実施形態において、ドーム部3の上面は上方へ凸球面状となる緩やかな膨らみを有しつつ全体としては下り傾向となったもの(言い換えれば、ドーム部3の外周部上縁に大きなアールの面取を施したもの)として形成してある。
しかしこれに限らず、図7に本発明ワッシャー1の第2実施形態として例示してあるように、ドーム部3の上面は、直線的な下り傾斜面(全体的に円錐台形となる形状)として形成してもよい。
このように、ドーム部3が下り傾向の上面を備えていることで、自動車などの重量物が乗り降りする際の抵抗を可及的に小さくでき、当該ドーム部3はもとより、センター頭頂部2についてもその磨耗や破損などを防止できることになる。また、本発明ワッシャー1の位置ズレも防止することができる。なお、これらの作用を確実に得るうえでは、ドーム部3の高さ(本発明ワッシャー1の全厚)を3〜4mm程度とするのが好適である。
センター頭頂部2にはアンカー釘A(図5及び図6参照)を刺し通すための挿通孔12が上下方向に貫通して設けられている。そしてこの挿通孔12の開口周部には、アンカー釘Aの釘頭hを嵌めるための嵌合凹部13が上向きに開口して形成されている。前記したように、ドーム部3は径方向外方へ向けて低位となる下り傾向の上面を有しているが、ドーム部3の上面のなかで嵌合凹部13の開口周部が最も高位となるように設定されている。
そのため、アンカー釘Aによる打ち込み時には、釘頭hの全て又は大部分がこの嵌合凹部13内に嵌り込むようになり、自動車などの重量物が乗り降りする際の抵抗を更に一層、小さく抑えることになる。また言うまでもなく、人の通行時には引っ掛かり(つまずき)の防止効果を奏することになる。
この嵌合凹部13は、アンカー釘Aの釘頭hが皿、丸皿、ラッパ等の逆円錐タイプである場合にはすり鉢形に形成すればよいし、アンカー釘Aの釘頭hがナベ、平、低頭等の座面が偏平とされたタイプである場合は円形凹部状に形成すればよい。
なお、嵌合凹部13をすり鉢形とする場合、アンカー釘Aの打ち込みによって嵌合凹部13が拡径されるような作用を生じさせることも可能であり、この場合は、嵌合凹部13内のテーパ角を90°〜110°の範囲でアンカー釘Aの釘頭hに付されたテーパ角よりも小さめに形成するのが好適である。
センター頭頂部2の下面側には、嵌合凹部13の形成壁によってパッキン押し込め部6(空洞)に向けて下方突出するボス部14が形成されている。このボス部14が形成されていることで、センター頭頂部2やドーム部3の剛性が強化されている一面もある。
嵌合凹部13をすり鉢形とした場合、ボス部14は、下位ほど径小となるテーパが付された逆円錐台形に形成されることになる。当然に、嵌合凹部13を円形凹部状にする場合であれば、ボス部14は外径が一定の円筒形状に形成されることになる。
いずれにせよ、このようなボス部14が設けられていることにより、ボス部14の下端には、下向きに平坦なリング状を呈する小径リング面17が形成されている。目安として、小径リング面17のリング幅は0.7〜1mmとなるようにするとよい。
この小径リング面17は、ドーム部3の外周縁部に形成される大径リング面5よりも高位置となるように配置されている。すなわち、本発明ワッシャー1を大径リング面5が下向きとなるようにして直接、地盤G上又はラインテープT上などへ置いたときには、大径リング面5のみが接地状態となり、小径リング面17は浮き上がった状態になる。
このようなボス部14は、アンカー釘Aの打ち込み時にはパッキンPの中央部(アンカー釘Aが刺し通された部位)を強く押圧して、パッキンPに中央孔を塞ぐような径方向内方への変形を促し、結果としてアンカー釘Aとの密着性を高めさせるような作用を生じさせる。
そのため、雨水等がアンカー釘Aを伝うのを防止する作用を奏することになり、パッキンPに対する疎水効果が得られる。また、パッキンPの中央部を圧密状態にして硬度を高めることができるので、アンカー釘Aへの抱持力を高めることができるようになり、アンカー釘Aの抜け止め作用を強化するという利点も得られる。
ドーム部3は、外周部が大径リング面5に対して直角又は鈍角に立ち上がる起立面18によって取り囲まれている。すなわち、ドーム部3の外周部は鋭角に張り出したものでないので、外周部の強度が高くなっている。
そのため、本発明ワッシャー1に対して自動車などの重量物が乗り降りしたり人によって頻繁に踏まれたりすることがあったとしても、ドーム部3の外周部(起立面18等)にめくれや亀裂、欠損、磨耗などは起こり難くなっている。起立面18の立ち上がり寸法は、具体的には1mm程度とするのが好適である。
ドーム部3の外周縁部に形成された大径リング面5は、その内径D1(図6参照)がパッキンの外径D0(図5参照)よりも径大となるように形成することができる。例えば、パッキンPの外径D0が18mmである場合には、大径リング面5の内径D1を19mmなどとする。
このような寸法関係を採用することで、本発明ワッシャー1でパッキンを押圧したときに、パッキンPの外周部が大径リング面5の下へはみださないようにできる。
なお、図8に本発明ワッシャー1の第3実施形態として例示してあるように、大径リング面5は、その内径D1をパッキンの外径D0よりも径小とし、外径D2をパッキンの外径と同径以下に形成することも可能である。大径リング面5の外径D2は20mmなどとすればよい。目安として、大径リング面5のリング幅が0.7〜1mmとなるようにするとよい。
このような寸法を採用すると、本発明ワッシャー1でパッキンPを押圧(圧縮)したときに、パッキンPの外周部を大径リング面5の下に故意的に噛み込ませた状態に保持できるようになる。
従って、パッキンPの外周部を圧密状態にして硬度を高めることができ、ひいてはパッキンPを介してラインテープTを強く押圧できることに繋がり、アンカー釘Aから本発明ワッシャー1やパッキンPが外れたり位置ズレしたりすることを防止できる利点が得られる。
また、パッキンPの外周部が圧密状態になれば当該部位において含有空気量(気孔に含まれる空気)が減少することになるので、パッキンPの吸水性が低下して疎水性が高くなるという作用に繋がる。またこれに伴い、ドーム部3の下面やボス部14の外周面に対するパッキンPの密着界面に浸水しないように保持できる効果もある。
これらの作用により、パッキンPはもとより、本発明ワッシャー1を可及的に乾燥状態に保持できることになり、材質劣化から保護できる利点が得られることになる。加えて、ラインテープTの材質劣化やアンカー釘Aの錆びなどを防止できるという効果も得られるものである。
以上、詳説したところから明らかなように、本発明ワッシャー1では、パッキンPと共にアンカー釘AによりラインテープTを地盤G上へ固定すると、ボス部14の外周面、ドーム部3の下面、及びボス部14の小径リング面17の全体(場合によっては大径リング面5をも含む)がパッキン押圧面となってパッキンPを押圧(圧縮)するようになる。
これにより、ドーム部3の下面やボス部14の外周面にパッキンPが密着するようになり、このとき本発明ワッシャー1の外周部からパッキンPがはみだすようなことはない。従って、ラインテープTやパッキンPに破損などの問題が起こらないようにできる。また本発明ワッシャー1はもとより、パッキンPの位置ズレなども生じない。
ところで、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、センター頭頂部2とドーム部3との間には、外見的、構造的に明確に区別できるものはなく、挿通孔12や嵌合凹部13が設けられた部位、又は嵌合凹部13の外周部を含む部位を「センター頭頂部2」とし、その他を「ドーム部3」とする。従って、これらセンター頭頂部2やドーム部3における領域(比率)の大小などに関しては何ら限定されるものではない。
本発明ワッシャー1において、その用途はラインテープTを固定する場合に限定されず、人工芝の敷設やブルーシートの貼り付け、テント等の設営、ロープ類の固定などに使用することも可能である。従って当然に、壁面や天井面などへ向けて使用することも可能である。また、アンカー釘Aはコースレッドや木ねじ、ボルトなどでもよく、アンカー釘Aを打ち込む相手も木やコンクリートなどとすることができる。
嵌合凹部13は、アンカー釘Aの釘頭hを完全に凹入させることが限定されるものではなく、釘頭hが多少浮き出るようにすることは許容される。
1 ローゼットワッシャー(本発明ワッシャー)
2 センター頭頂部
3 ドーム部
5 大径リング面
6 パッキン押し込め部
12 挿通孔
13 嵌合凹部
14 ボス部
17 小径リング面
18 起立面
A アンカー釘
G 地盤
P パッキン
T ラインテープ
h 釘頭
t 肉厚

Claims (7)

  1. アンカー釘の挿通孔が設けられたセンター頭頂部とこのセンター頭頂部から全周にわたって径方向外方へ張り出す円盤形のドーム部とを有してこれらセンター頭頂部及びドーム部の下方に下向きに開口するパッキン押し込め部が形成されており、
    前記センター頭頂部には、前記挿通孔へ差し込まれるアンカー釘の釘頭を嵌める嵌合凹部が上向きに開口して形成されていると共に、前記嵌合凹部の形成壁によって前記パッキン押し込め部に向けて下方突出するボス部が形成されており、
    前記ドーム部の外周縁部には下向きに平坦なリング状を呈する大径リング面が形成されているのに対して前記ボス部の下端には前記大径リング面よりも浮き上がった高位置で下向きに平坦なリング状を呈する小径リング面が形成されており、
    前記ボス部の外周面、前記ドーム部の下面、及び前記ボス部の小径リング面の全体でパッキン押圧面が形成されている
    ことを特徴とするローゼットワッシャー。
  2. 前記ドーム部は、前記センター頭頂部に設けられた前記嵌合凹部の開口周部が最も高位であって径方向外方へ向けて低位となる下り傾向の上面を有していることを特徴とする請求項1記載のローゼットワッシャー。
  3. 前記ドーム部は、外周部が前記大径リング面に対して直角又は鈍角に立ち上がる起立面によって取り囲まれていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のローゼットワッシャー。
  4. 前記ボス部は、下位ほど径小となるテーパが付された逆円錐台形に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のローゼットワッシャー。
  5. 前記大径リング面の内径は前記パッキンの外径よりも径大に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のローゼットワッシャー
  6. 前記大径リング面の内径は前記パッキンの外径よりも径小で且つ前記大径リング面の外径は前記パッキンの外径と同径以下とされることにより、当該大径リング面についても前記パッキン押圧面の形成要素に含まれていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のローゼットワッシャー。
  7. 前記センター頭頂部及びドーム部は弾性及び弾性変形後の形状回復性を有する樹脂材により形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のローゼットワッシャー。
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