JPH05332283A - 送風装置 - Google Patents
送風装置Info
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- JPH05332283A JPH05332283A JP4142337A JP14233792A JPH05332283A JP H05332283 A JPH05332283 A JP H05332283A JP 4142337 A JP4142337 A JP 4142337A JP 14233792 A JP14233792 A JP 14233792A JP H05332283 A JPH05332283 A JP H05332283A
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- JP
- Japan
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- impeller
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- blade
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/26—Rotors specially for elastic fluids
- F04D29/28—Rotors specially for elastic fluids for centrifugal or helico-centrifugal pumps for radial-flow or helico-centrifugal pumps
- F04D29/30—Vanes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/26—Rotors specially for elastic fluids
- F04D29/28—Rotors specially for elastic fluids for centrifugal or helico-centrifugal pumps for radial-flow or helico-centrifugal pumps
- F04D29/281—Rotors specially for elastic fluids for centrifugal or helico-centrifugal pumps for radial-flow or helico-centrifugal pumps for fans or blowers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/66—Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
- F04D29/68—Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing by influencing boundary layers
- F04D29/681—Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing by influencing boundary layers especially adapted for elastic fluid pumps
- F04D29/684—Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing by influencing boundary layers especially adapted for elastic fluid pumps by fluid injection
Abstract
(57)【要約】
【目的】 遠心型送風装置において、ラジアル形の風量
特性を活かしつつ、低風量側での剥離を抑える。 【構成】 中央にボス部１２ｂを有する主板１２ａと複
数枚の羽根１４と副板１２ｃとから構成される羽根車１
２と、下底板１１ｂと上底板１１ａと側板１１ｃとから
構成されるスクロールケーシング１１と、モータ１３を
備え、羽根１４は、正圧面１４ａと負圧面１４ｂと外周
面１４ｃの３面から構成される中空構造を成し、その負
圧面１４ｂには複数の小孔１５を設け、主板には、羽根
１４の中空部分に相対する位置に開口部１２ｄを設けて
いる。また、スクロールケーシング１１の下底板１１ａ
は、主板１２ａと対向する部分が外方に突出し、主板１
２ａと下底板１１ａとの間に円盤状空間１９を形成し、
かつ、スクロールケーシング１１の吐出口１７付近に設
けられた圧力孔１８と円盤状空間１９とを連通管２０で
通適している。これによって、低風量時に負圧面で流れ
が剥離するのを抑える。
特性を活かしつつ、低風量側での剥離を抑える。 【構成】 中央にボス部１２ｂを有する主板１２ａと複
数枚の羽根１４と副板１２ｃとから構成される羽根車１
２と、下底板１１ｂと上底板１１ａと側板１１ｃとから
構成されるスクロールケーシング１１と、モータ１３を
備え、羽根１４は、正圧面１４ａと負圧面１４ｂと外周
面１４ｃの３面から構成される中空構造を成し、その負
圧面１４ｂには複数の小孔１５を設け、主板には、羽根
１４の中空部分に相対する位置に開口部１２ｄを設けて
いる。また、スクロールケーシング１１の下底板１１ａ
は、主板１２ａと対向する部分が外方に突出し、主板１
２ａと下底板１１ａとの間に円盤状空間１９を形成し、
かつ、スクロールケーシング１１の吐出口１７付近に設
けられた圧力孔１８と円盤状空間１９とを連通管２０で
通適している。これによって、低風量時に負圧面で流れ
が剥離するのを抑える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用空調機器や燃焼
機器などに用いられる遠心型送風装置に関するものであ
る。
機器などに用いられる遠心型送風装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の送風装置は、図４に示す
ように、スクロールケーシング１の中に羽根車２を収納
し、スクロールケーシング１の外部に取り付けたモータ
３の回転軸を羽根車２の主板２ａに設けたボス部２ｂに
つないだ構成になっている。羽根車２の羽根４は主板２
ａと副板２ｃに挟まれた状態で形成されており、一般に
は、一様な厚さの薄翼、あるいは、各種の翼形翼が使わ
れている。スクロールケーシング１は上底板１ａ、下底
板１ｂおよび側板１ｃからなり、上底板１ａには吸い込
み口５、側板１ｃには吐出口６が形成されている。
ように、スクロールケーシング１の中に羽根車２を収納
し、スクロールケーシング１の外部に取り付けたモータ
３の回転軸を羽根車２の主板２ａに設けたボス部２ｂに
つないだ構成になっている。羽根車２の羽根４は主板２
ａと副板２ｃに挟まれた状態で形成されており、一般に
は、一様な厚さの薄翼、あるいは、各種の翼形翼が使わ
れている。スクロールケーシング１は上底板１ａ、下底
板１ｂおよび側板１ｃからなり、上底板１ａには吸い込
み口５、側板１ｃには吐出口６が形成されている。
【０００３】上記構成において、モータ３により羽根車
２を回転させることによって、ケーシング１の上底板１
ａに設けられた吸い込み口５より空気を吸い込み、羽根
車２の中を通過した流れをケーシング１の吐出口６から
吹き出す送風作用を行なっている。
２を回転させることによって、ケーシング１の上底板１
ａに設けられた吸い込み口５より空気を吸い込み、羽根
車２の中を通過した流れをケーシング１の吐出口６から
吹き出す送風作用を行なっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、流量や羽根４の形状によって羽根車２を通
過する流れが乱れ、性能が低下するという課題があっ
た。すなわち、図５に示すような翼間流れが生じる場合
に、羽根の圧力面４ａでは流れが押しつけられるので剥
離は生じないが、負圧面４ｂでは流れが羽根からはがれ
る傾向にあり、記号Ｘで示した剥離域が生じる。これ
は、翼間の流れが減速流れになっており、下流側ほど圧
力が上昇する流れになっているためであり、小流量にな
るほどその傾向は強い。このような剥離は、どのような
羽根形状においても負圧面側では生じ易いものである
が、図５に示すようなラジアル形の羽根の場合は特に発
生し易い。ラジアル形の羽根は、低回転数で比較的大風
量を得るときに良く使われる形状であるが、上述のよう
に小風量域では剥離を生じて、性能が低下する。
の構成では、流量や羽根４の形状によって羽根車２を通
過する流れが乱れ、性能が低下するという課題があっ
た。すなわち、図５に示すような翼間流れが生じる場合
に、羽根の圧力面４ａでは流れが押しつけられるので剥
離は生じないが、負圧面４ｂでは流れが羽根からはがれ
る傾向にあり、記号Ｘで示した剥離域が生じる。これ
は、翼間の流れが減速流れになっており、下流側ほど圧
力が上昇する流れになっているためであり、小流量にな
るほどその傾向は強い。このような剥離は、どのような
羽根形状においても負圧面側では生じ易いものである
が、図５に示すようなラジアル形の羽根の場合は特に発
生し易い。ラジアル形の羽根は、低回転数で比較的大風
量を得るときに良く使われる形状であるが、上述のよう
に小風量域では剥離を生じて、性能が低下する。
【０００５】本発明は上記課題を解決するもので、ラジ
アル形の風量特性を活かしつつ、低風量側での剥離を抑
えて、大風量から小風量まで効率よく使用できる送風装
置を提供することを目的としたものである。
アル形の風量特性を活かしつつ、低風量側での剥離を抑
えて、大風量から小風量まで効率よく使用できる送風装
置を提供することを目的としたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の送風装置は、中央部にボス部を有する主板
と前記主板の上面に設けられた複数枚の羽根と前記羽根
の上端を保持する副板とから構成される羽根車と、前記
羽根車を収納し、前記主板と対向する下底板と前記副板
と対抗し中央部に吸い込み口を有する上底板と吐出口を
有する側板とから構成されるスクロールケーシングと、
前記羽根車を回転させるモータを備え、前記羽根は、回
転方向前方に位置し回転方向に対して凹状に湾曲した正
圧面と、回転方向後方に位置し回転方向に対して凸状に
湾曲した負圧面と、前記正圧面外周端と前記負圧面外周
端を覆う外周面の３面から構成される中空構造を成し、
前記負圧面には複数の小孔を有するとともに、前記主板
は、前記羽根の中空部分に相対する位置に開口部を有
し、また、前記スクロールケーシングの前記下底板は、
前記主板と対向する部分が外方に突出し、前記主板と前
記下底板との間に円盤状空間を形成し、かつ、前記ケー
シングの吐出口付近に設けられた圧力孔と前記円盤状空
間をつなぐ連通管を設けたものである。
め、本発明の送風装置は、中央部にボス部を有する主板
と前記主板の上面に設けられた複数枚の羽根と前記羽根
の上端を保持する副板とから構成される羽根車と、前記
羽根車を収納し、前記主板と対向する下底板と前記副板
と対抗し中央部に吸い込み口を有する上底板と吐出口を
有する側板とから構成されるスクロールケーシングと、
前記羽根車を回転させるモータを備え、前記羽根は、回
転方向前方に位置し回転方向に対して凹状に湾曲した正
圧面と、回転方向後方に位置し回転方向に対して凸状に
湾曲した負圧面と、前記正圧面外周端と前記負圧面外周
端を覆う外周面の３面から構成される中空構造を成し、
前記負圧面には複数の小孔を有するとともに、前記主板
は、前記羽根の中空部分に相対する位置に開口部を有
し、また、前記スクロールケーシングの前記下底板は、
前記主板と対向する部分が外方に突出し、前記主板と前
記下底板との間に円盤状空間を形成し、かつ、前記ケー
シングの吐出口付近に設けられた圧力孔と前記円盤状空
間をつなぐ連通管を設けたものである。
【０００７】
【作用】本発明は上記構成によって、羽根の正圧面をラ
ジアル形の羽根と同じ形状とし、負圧面は後向きの羽根
形状とした羽根外周側で幅の広い厚肉の羽根形状を採用
しているので、翼間通路の断面積変化が少なくなり、翼
間流速の減速率が緩やかになるため、羽根面からの剥離
が抑制される。さらに、羽根は中空構造になっており、
負圧面には複数の小孔が形成されるとともに、主板側に
は開口部が設けられ、この開口部が対向する空間には、
ケーシング吐出口付近の高圧が導かれているため、羽根
内部の中空部も翼間よりは高圧になる。したがって、羽
根の負圧面に設けられた小孔から空気が吹き出し、低風
量時に負圧面で流れが剥離するのを抑えるように働く。
ジアル形の羽根と同じ形状とし、負圧面は後向きの羽根
形状とした羽根外周側で幅の広い厚肉の羽根形状を採用
しているので、翼間通路の断面積変化が少なくなり、翼
間流速の減速率が緩やかになるため、羽根面からの剥離
が抑制される。さらに、羽根は中空構造になっており、
負圧面には複数の小孔が形成されるとともに、主板側に
は開口部が設けられ、この開口部が対向する空間には、
ケーシング吐出口付近の高圧が導かれているため、羽根
内部の中空部も翼間よりは高圧になる。したがって、羽
根の負圧面に設けられた小孔から空気が吹き出し、低風
量時に負圧面で流れが剥離するのを抑えるように働く。
【０００８】
【実施例】以下本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
る。
【０００９】図１から図３において、１１はスクロール
ケーシング、１２は羽根車、１３はモータである。羽根
車１２の主板１２ａの中央部にボス部１２ｂがあり、モ
ータ１３の回転軸が接続されている。羽根１４は主板１
２ａと副板１２ｃにはさまれており、正圧面１４ａと負
圧面１４ｂと外周面１４ｃの３面で囲われた、中空構造
になっている。負圧面１４ｂには複数の小孔１５が形成
されている。さらに、主板１２ａのうち、羽根１４の中
空部に対応する部分には開口部１２ｄが形成されてい
る。
ケーシング、１２は羽根車、１３はモータである。羽根
車１２の主板１２ａの中央部にボス部１２ｂがあり、モ
ータ１３の回転軸が接続されている。羽根１４は主板１
２ａと副板１２ｃにはさまれており、正圧面１４ａと負
圧面１４ｂと外周面１４ｃの３面で囲われた、中空構造
になっている。負圧面１４ｂには複数の小孔１５が形成
されている。さらに、主板１２ａのうち、羽根１４の中
空部に対応する部分には開口部１２ｄが形成されてい
る。
【００１０】スクロールケーシング１１は、上底板１１
ａと下底板１１ｂと側板１１ｃから構成され、上底板１
１ａの中央部には吸い込み口１６、側板１１ｃには吐出
口１７が設けられている。吐出口１７付近には圧力孔１
８が形成されている。下底板１１ｂは、羽根車１２と対
向する部分が外方に突出し、主板１２ａとの間に円盤状
空間１９を構成している。さらに、この円盤状空間１９
と圧力孔１８をつなぐ連通管２０が設けられている。
ａと下底板１１ｂと側板１１ｃから構成され、上底板１
１ａの中央部には吸い込み口１６、側板１１ｃには吐出
口１７が設けられている。吐出口１７付近には圧力孔１
８が形成されている。下底板１１ｂは、羽根車１２と対
向する部分が外方に突出し、主板１２ａとの間に円盤状
空間１９を構成している。さらに、この円盤状空間１９
と圧力孔１８をつなぐ連通管２０が設けられている。
【００１１】上記構成において、モータ１３により羽根
車１２を回転させると、羽根車１２の送風作用によっ
て、吸い込み口１６から吸い込まれた空気は、羽根車の
翼間を通ってスクロールケーシング１１内に吹き出さ
れ、さらに、スクロールケーシング１１に導かれて、吐
出口１７から外部に吐き出される。
車１２を回転させると、羽根車１２の送風作用によっ
て、吸い込み口１６から吸い込まれた空気は、羽根車の
翼間を通ってスクロールケーシング１１内に吹き出さ
れ、さらに、スクロールケーシング１１に導かれて、吐
出口１７から外部に吐き出される。
【００１２】このときの翼間の流れは図３に示すよう
に、剥離のないスムーズな流れになる。つまり、矢印で
示した向きに回転しているので、羽根１４の正圧面１４
ａには空気が押しつけられた状態で流れ、剥離は生じな
い。
に、剥離のないスムーズな流れになる。つまり、矢印で
示した向きに回転しているので、羽根１４の正圧面１４
ａには空気が押しつけられた状態で流れ、剥離は生じな
い。
【００１３】一方、負圧面１４ｂは正圧面１４ａとは逆
向きに湾曲した形になっており、羽根車１２の外周側ほ
ど翼間通路を狭める効果が大きくなるので、流速の減速
率が抑えられ、剥離が生じにくくなっている。さらに、
羽根１４の中空部は主板に設けられた開口部１２ｄ、円
盤状空間１９、連通管２０、圧力孔１８を介して、吐出
口１７付近の高い圧力に保たれているので、負圧面１４
ｂに沿う流れが剥離を起し、負圧面１４ｂ上の圧力が下
がれば、小孔１５を通じて、羽根の中空部から翼間に空
気が噴出する。このため剥離の死水域が無くなり、渦に
よる乱れや損失が抑制されるので、性能の低下が抑えら
れる。
向きに湾曲した形になっており、羽根車１２の外周側ほ
ど翼間通路を狭める効果が大きくなるので、流速の減速
率が抑えられ、剥離が生じにくくなっている。さらに、
羽根１４の中空部は主板に設けられた開口部１２ｄ、円
盤状空間１９、連通管２０、圧力孔１８を介して、吐出
口１７付近の高い圧力に保たれているので、負圧面１４
ｂに沿う流れが剥離を起し、負圧面１４ｂ上の圧力が下
がれば、小孔１５を通じて、羽根の中空部から翼間に空
気が噴出する。このため剥離の死水域が無くなり、渦に
よる乱れや損失が抑制されるので、性能の低下が抑えら
れる。
【００１４】また、負圧面１４ｂからの剥離は低風量の
動作点ほど生じやすいが、羽根１４の中空部の圧力、つ
まり、吐出口１７付近の圧力は低風量ほど高くなる。し
たがって、剥離の生じやすい低風量時ほど小孔１５から
の噴出が多くなるという調節が自動的に働き、風量が変
化しても、剥離の無い高効率の流れを保つことが出来
る。
動作点ほど生じやすいが、羽根１４の中空部の圧力、つ
まり、吐出口１７付近の圧力は低風量ほど高くなる。し
たがって、剥離の生じやすい低風量時ほど小孔１５から
の噴出が多くなるという調節が自動的に働き、風量が変
化しても、剥離の無い高効率の流れを保つことが出来
る。
【００１５】この実施例の構成によれば、風量が変化し
ても、翼間で剥離を生じることが無いので、常に効率よ
く送風することが出来るという効果がある。
ても、翼間で剥離を生じることが無いので、常に効率よ
く送風することが出来るという効果がある。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように本発明の送風装置
は、羽根車の羽根を正圧面と負圧面と外周面の３面で構
成される中空構造とし、負圧面は正圧面とは逆向きに湾
曲した形状になっており、羽根車の外周側ほど翼間通路
を狭める効果が大きくなるので、流速の減速率を抑え、
剥離を生じにくくする効果がある。さらに、羽根の中空
部は主板に設けられた開口部、円盤状空間、連通管、圧
力孔を介して、吐出口付近の高い圧力に保たれているの
で、負圧面に沿う流れが剥離を起し、負圧面上の圧力が
下がれば、小孔を通じて、羽根の中空部から翼間に空気
が噴出する。このため剥離の死水域が無くなり、渦によ
る乱れや損失が抑制されるので、性能の低下が抑えられ
る効果がある。
は、羽根車の羽根を正圧面と負圧面と外周面の３面で構
成される中空構造とし、負圧面は正圧面とは逆向きに湾
曲した形状になっており、羽根車の外周側ほど翼間通路
を狭める効果が大きくなるので、流速の減速率を抑え、
剥離を生じにくくする効果がある。さらに、羽根の中空
部は主板に設けられた開口部、円盤状空間、連通管、圧
力孔を介して、吐出口付近の高い圧力に保たれているの
で、負圧面に沿う流れが剥離を起し、負圧面上の圧力が
下がれば、小孔を通じて、羽根の中空部から翼間に空気
が噴出する。このため剥離の死水域が無くなり、渦によ
る乱れや損失が抑制されるので、性能の低下が抑えられ
る効果がある。
【００１７】また、負圧面からの剥離は低風量の動作点
ほど生じやすいが、羽根の中空部の圧力、つまり、吐出
口付近の圧力は低風量ほど高くなる。したがって、剥離
の生じやすい低風量時ほど小孔からの噴出が多くなると
いう調節が自動的に働き、風量が変化しても、剥離の無
い高効率の流れを保つことが出来るという効果がある。
ほど生じやすいが、羽根の中空部の圧力、つまり、吐出
口付近の圧力は低風量ほど高くなる。したがって、剥離
の生じやすい低風量時ほど小孔からの噴出が多くなると
いう調節が自動的に働き、風量が変化しても、剥離の無
い高効率の流れを保つことが出来るという効果がある。
【図１】本発明の一実施例における送風装置の断面図
【図２】同送風装置の羽根車の要部詳細図
【図３】同送風装置の羽根車の翼間流れを示す平面図
【図４】従来の送風装置の断面図
【図５】同送風装置の羽根車の翼間流れを示す平面図
１１ スクロールケーシング １１ａ 上底板 １１ｂ 下底板 １１ｃ 側板 １２ 羽根車 １２ａ 主板 １２ｂ ボス部 １２ｃ 副板 １２ｄ 開口部 １３ モータ １４ 羽根 １４ａ 正圧面 １４ｂ 負圧面 １４ｃ 外周面 １５ 小孔 １６ 吸い込み口 １７ 吐出口 １８ 圧力孔 １９ 円盤状空間 ２０ 連通管
Claims (1)
- 【請求項１】中央部にボス部を有する主板と前記主板の
上面に設けられた複数枚の羽根と前記羽根の上端を保持
する副板とから構成される羽根車と、前記羽根車を収納
し、前記主板と対向する下底板と前記副板と対抗し中央
部に吸い込み口を有する上底板と吐出口を有する側板と
から構成されるスクロールケーシングと、前記羽根車を
回転させるモータとを備え、前記羽根は、回転方向前方
に位置し回転方向に対して凹状に湾曲した正圧面と、回
転方向後方に位置し回転方向に対して凸状に湾曲した負
圧面と、前記正圧面外周端と前記負圧面外周端を覆う外
周面の３面から構成される中空構造を成し、前記負圧面
には複数の小孔を有するとともに、前記主板は、前記羽
根の中空部分に相対する位置に開口部を有し、また、前
記スクロールケーシングの前記下底板は、前記主板と対
向する部分が外方に突出し、前記主板と前記下底板との
間に円盤状空間を形成し、かつ、前記ケーシングの吐出
口付近に設けられた圧力孔と前記円盤状空間をつなぐ連
通管を有する送風装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04142337A JP3128952B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 送風装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04142337A JP3128952B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 送風装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05332283A true JPH05332283A (ja) | 1993-12-14 |
| JP3128952B2 JP3128952B2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=15313016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04142337A Expired - Fee Related JP3128952B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 送風装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3128952B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007192034A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機 |
| CN109695590A (zh) * | 2017-10-20 | 2019-04-30 | 美蓓亚三美株式会社 | 叶轮和使用该叶轮的风扇 |
| CN109763996A (zh) * | 2019-02-27 | 2019-05-17 | 华帝股份有限公司 | 一种叶轮、风机及吸油烟机 |
| CN109779969A (zh) * | 2019-02-27 | 2019-05-21 | 华帝股份有限公司 | 一种具有增压装置的叶轮、风机及吸油烟机 |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP04142337A patent/JP3128952B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007192034A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機 |
| CN109695590A (zh) * | 2017-10-20 | 2019-04-30 | 美蓓亚三美株式会社 | 叶轮和使用该叶轮的风扇 |
| CN109695590B (zh) * | 2017-10-20 | 2021-08-24 | 美蓓亚三美株式会社 | 叶轮和使用该叶轮的风扇 |
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