JPH05332259A - 歯車ポンプ - Google Patents
歯車ポンプInfo
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- JPH05332259A JPH05332259A JP4135172A JP13517292A JPH05332259A JP H05332259 A JPH05332259 A JP H05332259A JP 4135172 A JP4135172 A JP 4135172A JP 13517292 A JP13517292 A JP 13517292A JP H05332259 A JPH05332259 A JP H05332259A
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- Japan
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- gears
- gear
- fluid
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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- F04C15/0003—Sealing arrangements in rotary-piston machines or pumps
- F04C15/0023—Axial sealings for working fluid
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/365—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using pumps, e.g. piston pumps
- B29C48/37—Gear pumps
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/375—Plasticisers, homogenisers or feeders comprising two or more stages
- B29C48/387—Plasticisers, homogenisers or feeders comprising two or more stages using a screw extruder and a gear pump
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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- F04C13/002—Pumps for particular liquids for homogeneous viscous liquids
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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- F04C2/082—Details specially related to intermeshing engagement type machines or pumps
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- F04C2/00—Rotary-piston machines or pumps
- F04C2/08—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
- F04C2/082—Details specially related to intermeshing engagement type machines or pumps
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- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ポンプの吐出量や所要動力値を正確に計画でき
るようにする。 【構成】歯車６ａ、６ｂの側面と、側板を兼ねる軸受部
材８ａ、８ｂとの間の側面隙間Ｓx を、径φＤ方向に比
例的に増大させた。
るようにする。 【構成】歯車６ａ、６ｂの側面と、側板を兼ねる軸受部
材８ａ、８ｂとの間の側面隙間Ｓx を、径φＤ方向に比
例的に増大させた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエチレンやポリス
テレンなどの溶融樹脂を始めとする各種非ニュートン流
体の重合行程や押出成形ラインなどに特に好適に利用さ
れる歯車ポンプに関するものである。
テレンなどの溶融樹脂を始めとする各種非ニュートン流
体の重合行程や押出成形ラインなどに特に好適に利用さ
れる歯車ポンプに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】非ニュートン流体を移送する歯車ポンプ
として、図３に示すものが知られている。このものは、
ケーシング本体３の両側開口端をフロントカバー５およ
びリヤカバー４で封止してなるケーシング２内に一対の
平歯車６ａ、６ｂを互いに噛合状態で収容し、一方の歯
車６ａを支持する駆動側の回転軸７ａと他方の歯車６ｂ
を支持する従動側の回転軸７ｂとを側面シール用の側板
を兼ねた軸受部材８ａ、８ｂによって回転自在に支承し
てなる。
として、図３に示すものが知られている。このものは、
ケーシング本体３の両側開口端をフロントカバー５およ
びリヤカバー４で封止してなるケーシング２内に一対の
平歯車６ａ、６ｂを互いに噛合状態で収容し、一方の歯
車６ａを支持する駆動側の回転軸７ａと他方の歯車６ｂ
を支持する従動側の回転軸７ｂとを側面シール用の側板
を兼ねた軸受部材８ａ、８ｂによって回転自在に支承し
てなる。
【０００３】駆動側の回転軸７ａは両端をフロントカバ
ー５およびリヤカバー４を貫通して外方に延出させてあ
り、その軸貫通部１１には、ケーシング２内の流体の漏
出を防止するためのグランドケース１２がそれぞれ設け
てある。そして、一方の延出端に図示しない動力源を接
続して回転軸７ａに動力を付与した場合に、歯車６ａ、
６ｂの歯が漸次離反する位置に在る吸入ポートＩＮ（紙
面手前側または背面側）から流体を吸込み、歯車６ａ、
６ｂの歯が漸次噛合する位置にある吐出ポートＯＵＴ
（紙面背面側または手前側）から流体を吐出するという
周知のポンプ作用を営み得るようになっている。
ー５およびリヤカバー４を貫通して外方に延出させてあ
り、その軸貫通部１１には、ケーシング２内の流体の漏
出を防止するためのグランドケース１２がそれぞれ設け
てある。そして、一方の延出端に図示しない動力源を接
続して回転軸７ａに動力を付与した場合に、歯車６ａ、
６ｂの歯が漸次離反する位置に在る吸入ポートＩＮ（紙
面手前側または背面側）から流体を吸込み、歯車６ａ、
６ｂの歯が漸次噛合する位置にある吐出ポートＯＵＴ
（紙面背面側または手前側）から流体を吐出するという
周知のポンプ作用を営み得るようになっている。
【０００４】この場合、吐出ポートＯＵＴに流出した流
体の一部が、軸受８ａ、８ｂの内周に設けた油溜溝９
ａ、カバー４、５の内面に設けた還流溝９ｂおよびケー
シングの吸入側に設けた還流穴９ｃを介して対面位置に
ある吸込ポートＩＮに還流するようにしてあり、その間
に軸受８ａ、８ｂに対する潤滑を画しているとともに、
歯車６ａ、６ｂの側面６ｃと軸受部材８ａ、８ｂとの間
の側面隙間Ｓx を剪断方向（紙面に垂直な方向）に沿っ
て流れる流体が吐出ポートＯＵＴから吸込ポートＩＮに
帰還する際にも、軸受潤滑および歯車側面の摺動シール
効果が奏されることを期待している。
体の一部が、軸受８ａ、８ｂの内周に設けた油溜溝９
ａ、カバー４、５の内面に設けた還流溝９ｂおよびケー
シングの吸入側に設けた還流穴９ｃを介して対面位置に
ある吸込ポートＩＮに還流するようにしてあり、その間
に軸受８ａ、８ｂに対する潤滑を画しているとともに、
歯車６ａ、６ｂの側面６ｃと軸受部材８ａ、８ｂとの間
の側面隙間Ｓx を剪断方向（紙面に垂直な方向）に沿っ
て流れる流体が吐出ポートＯＵＴから吸込ポートＩＮに
帰還する際にも、軸受潤滑および歯車側面の摺動シール
効果が奏されることを期待している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成のもとでは、内部漏れの量や損失動力の大きさを組
立て段階で正確に設計することが難しく、使用時の吐出
量や駆動機の所要動力値に狂いが生じ易い。そのため、
軸受の潤滑不良や動力の定格不足を招き易いという不具
合を抱える。
構成のもとでは、内部漏れの量や損失動力の大きさを組
立て段階で正確に設計することが難しく、使用時の吐出
量や駆動機の所要動力値に狂いが生じ易い。そのため、
軸受の潤滑不良や動力の定格不足を招き易いという不具
合を抱える。
【０００６】その原因として、次のような点を指摘する
ことができる。すなわち、歯車ポンプ６ａ、６ｂの側面
隙間Ｓx における単位時間あたりの漏れ量ｑs は、
ｋ1 、ｋ2 をポンプ構造によって定まる定数、Ｐを吐出
流体の圧力、μを流体の粘度、Ｓを側面隙間寸法とした
場合に、 ｑs ＝（ｋ1 ＋ｋ2 ）・Ｐ・Ｓ3 ／μ …（１） で表され、また、歯車ポンプの歯車側面６ｃの摩擦によ
る動力損失ｗs は、ｋ3、ｋ4 をポンプ構造によって定
まる定数、ｎを係数とした場合に、 ｗs ＝（ｋ3 ＋ｋ4 ）・μ・ｎ2 ／Ｓ …（２） で表される。
ことができる。すなわち、歯車ポンプ６ａ、６ｂの側面
隙間Ｓx における単位時間あたりの漏れ量ｑs は、
ｋ1 、ｋ2 をポンプ構造によって定まる定数、Ｐを吐出
流体の圧力、μを流体の粘度、Ｓを側面隙間寸法とした
場合に、 ｑs ＝（ｋ1 ＋ｋ2 ）・Ｐ・Ｓ3 ／μ …（１） で表され、また、歯車ポンプの歯車側面６ｃの摩擦によ
る動力損失ｗs は、ｋ3、ｋ4 をポンプ構造によって定
まる定数、ｎを係数とした場合に、 ｗs ＝（ｋ3 ＋ｋ4 ）・μ・ｎ2 ／Ｓ …（２） で表される。
【０００７】一方、非ニュートン流体の粘度μは図４お
よび図５に示すように流体の剪断速度γに比例し、この
剪断速度γは軸７ａ、７ｂの軸心を中心する径φＤ上に
おいて、軸７ａ、７ｂの回転数をＮとして、 γ＝π・Ｄ・Ｎ／Ｓ …（３） で表される。ここにおいて、側面隙間寸法Ｓは従来ポン
プでは、どの半径上においても一様であるから、回転数
Ｎが定常値に落ち着いたときに、Ｄに比例して軸心から
遠い位置にある流体ほど剪断速度γにしたがって剪断粘
度μが低下することになる。
よび図５に示すように流体の剪断速度γに比例し、この
剪断速度γは軸７ａ、７ｂの軸心を中心する径φＤ上に
おいて、軸７ａ、７ｂの回転数をＮとして、 γ＝π・Ｄ・Ｎ／Ｓ …（３） で表される。ここにおいて、側面隙間寸法Ｓは従来ポン
プでは、どの半径上においても一様であるから、回転数
Ｎが定常値に落ち着いたときに、Ｄに比例して軸心から
遠い位置にある流体ほど剪断速度γにしたがって剪断粘
度μが低下することになる。
【０００８】したがって、上記（１）、（２）式に基づ
いて漏れ量ｑs および動力損失ｗsを設定しようとする
と、剪断粘度μにどの値を用いるかによって計算結果が
著しく異なることになる。この場合、平均値をとること
も考えられるが、剪断速度γが叙述の如く側面隙間Ｓx
の全域に亙って異なる値をとるポンプ構造のものでは、
実体的にも流体がスムーズに流れ難いので、流体は理論
値から更に掛け離れた粘度で存在する可能性が大きい。
したがって、単に最大値と最小値の平均値をとっただけ
では実状に即した設計をすることは困難である。
いて漏れ量ｑs および動力損失ｗsを設定しようとする
と、剪断粘度μにどの値を用いるかによって計算結果が
著しく異なることになる。この場合、平均値をとること
も考えられるが、剪断速度γが叙述の如く側面隙間Ｓx
の全域に亙って異なる値をとるポンプ構造のものでは、
実体的にも流体がスムーズに流れ難いので、流体は理論
値から更に掛け離れた粘度で存在する可能性が大きい。
したがって、単に最大値と最小値の平均値をとっただけ
では実状に即した設計をすることは困難である。
【０００９】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであって、ポンプの吐出量および所要動力値を
正確に設定できるようにした歯車ポンプを提供すること
を目的としている。
れたものであって、ポンプの吐出量および所要動力値を
正確に設定できるようにした歯車ポンプを提供すること
を目的としている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
【００１１】すなわち、本発明に係る歯車ポンプは、一
対の歯車を噛合状態で軸受に支持させるとともに、両歯
車の側面に側板を添設して容積空間を摺動シールし、非
ニュートン流体を圧送するようにしたものにおいて、前
記歯車の側面と前記側板との間の側面隙間Ｓを、側面全
域に亙って剪断速度すなわち剪断粘度が略一定となるよ
うに、半径方向に沿って比例的に増大させたことを特徴
とする。
対の歯車を噛合状態で軸受に支持させるとともに、両歯
車の側面に側板を添設して容積空間を摺動シールし、非
ニュートン流体を圧送するようにしたものにおいて、前
記歯車の側面と前記側板との間の側面隙間Ｓを、側面全
域に亙って剪断速度すなわち剪断粘度が略一定となるよ
うに、半径方向に沿って比例的に増大させたことを特徴
とする。
【００１２】
【作用】このような構成のものであると、前述した
（３）式のＤの変化とＳの変化が相殺されて剪断速度γ
が一定となり、（１）、（２）式中の剪断粘度μが定数
になるので、これらの（１）、（２）式を側面隙間Ｓの
みの関数にすることができる。すなわち、本発明のよう
に剪断速度γを一定にすることを構造上の前提にすれ
ば、実体上も流体がスムーズに流れるので、流体を側面
隙間全域に亙って略同一粘度で存在させることができ
る。しかして、側面隙間Ｓの平均値は簡単に求められる
ので、その平均値を通じて漏れ量ｑs および動力損心ｗ
s を求めるようにすれば、従来手法に比べて使用時にお
けるそれらの設計誤差を遥かに小さなものに抑えること
ができる。
（３）式のＤの変化とＳの変化が相殺されて剪断速度γ
が一定となり、（１）、（２）式中の剪断粘度μが定数
になるので、これらの（１）、（２）式を側面隙間Ｓの
みの関数にすることができる。すなわち、本発明のよう
に剪断速度γを一定にすることを構造上の前提にすれ
ば、実体上も流体がスムーズに流れるので、流体を側面
隙間全域に亙って略同一粘度で存在させることができ
る。しかして、側面隙間Ｓの平均値は簡単に求められる
ので、その平均値を通じて漏れ量ｑs および動力損心ｗ
s を求めるようにすれば、従来手法に比べて使用時にお
けるそれらの設計誤差を遥かに小さなものに抑えること
ができる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図１および図２
を参照して説明する。なお、このポンプは軸受部材８
ａ、８ｂの断面形状以外の部位において図３および図４
に示した従来ポンプと基本的に同様の構造を有する。そ
のため、全体に同一符号を付し、共通する部分の説明を
省略する。
を参照して説明する。なお、このポンプは軸受部材８
ａ、８ｂの断面形状以外の部位において図３および図４
に示した従来ポンプと基本的に同様の構造を有する。そ
のため、全体に同一符号を付し、共通する部分の説明を
省略する。
【００１４】この軸受部材８ａ、８ｂは、内側面が軸心
から半径方向に向かってテーパ状に傾斜させてあり、歯
車６ａ、６ｂに相対する位置に組み込んだ場合に、これ
らと歯車６ａ、６ｂとの間に軸心から径φＤ方向に沿っ
て比例的に増大する側面隙間Ｓx を形成し得るようにし
ている。その側面隙間Ｓx の隙間寸法Ｓと軸径φＤとの
関係は、例えば、 Ｓ＝ｋ5 ・Ｄ …（４） となるように設定される。
から半径方向に向かってテーパ状に傾斜させてあり、歯
車６ａ、６ｂに相対する位置に組み込んだ場合に、これ
らと歯車６ａ、６ｂとの間に軸心から径φＤ方向に沿っ
て比例的に増大する側面隙間Ｓx を形成し得るようにし
ている。その側面隙間Ｓx の隙間寸法Ｓと軸径φＤとの
関係は、例えば、 Ｓ＝ｋ5 ・Ｄ …（４） となるように設定される。
【００１５】このような構成のものであると、（４）式
を（３）式に代入したときに、剪断速度γは、 γ＝π・Ｎ／ｋ5 …（３´） となって一定となり、（１）、（２）式中の剪断粘度μ
は定数、すなわち、μ＝ｋ6 と表されるので、結果的に
（１）、（２）式は、 ｑs ＝（ｋ1 ＋ｋ2 ）・Ｐ・Ｓ3 ／ｋ6 …（１´） ｗs ＝（ｋ3 ＋ｋ4 ）・ｋ6 ・ｎ2 ／Ｓ …（２´） となって、側面隙間寸法Ｓのみの関数にすることができ
る。
を（３）式に代入したときに、剪断速度γは、 γ＝π・Ｎ／ｋ5 …（３´） となって一定となり、（１）、（２）式中の剪断粘度μ
は定数、すなわち、μ＝ｋ6 と表されるので、結果的に
（１）、（２）式は、 ｑs ＝（ｋ1 ＋ｋ2 ）・Ｐ・Ｓ3 ／ｋ6 …（１´） ｗs ＝（ｋ3 ＋ｋ4 ）・ｋ6 ・ｎ2 ／Ｓ …（２´） となって、側面隙間寸法Ｓのみの関数にすることができ
る。
【００１６】一方、このように剪断速度γが一定になる
ようにポンプ自体を設計すれば、実体上も流体がスムー
ズに流れるので、流体を側面隙間全域に亙って略同一粘
度で存在させることができる。しかして、側面隙間Ｓの
平均値は簡単に求められるので、その平均値を通じて漏
れ量ｑs および動力損失ｗs を求めるようにすれば、従
来手法に比べて使用時におけるそれらの設計誤差を遥か
に小さなものに抑え、正確な吐出量および所要動力値を
計画することができる。また、これにより軸受への潤滑
が安定化するので、焼付き等の不具合も発生し難いもの
となる。
ようにポンプ自体を設計すれば、実体上も流体がスムー
ズに流れるので、流体を側面隙間全域に亙って略同一粘
度で存在させることができる。しかして、側面隙間Ｓの
平均値は簡単に求められるので、その平均値を通じて漏
れ量ｑs および動力損失ｗs を求めるようにすれば、従
来手法に比べて使用時におけるそれらの設計誤差を遥か
に小さなものに抑え、正確な吐出量および所要動力値を
計画することができる。また、これにより軸受への潤滑
が安定化するので、焼付き等の不具合も発生し難いもの
となる。
【００１７】さらに、付随的な効果として、側面隙間Ｓ
x のテーパ状の広がりがいわゆるくさび効果を発揮する
ので、潤滑用の溝９ａ〜９ｃを不要にできる可能性が生
じる点や、流体の還流が従来に比べてスムーズになされ
るので、歯車６ａ、６ｂの両側面６ｃで圧力バランスが
とれ、スラスト力の発生が小さくなる点、さらに、たと
えスラスト力により歯車６ａ、６ｂが一方へ押し付けら
れたとしても、側面隙間Ｓx がテーパ状をなしているの
で、常に最低限の隙間を確保することができる点等を挙
げることができる。
x のテーパ状の広がりがいわゆるくさび効果を発揮する
ので、潤滑用の溝９ａ〜９ｃを不要にできる可能性が生
じる点や、流体の還流が従来に比べてスムーズになされ
るので、歯車６ａ、６ｂの両側面６ｃで圧力バランスが
とれ、スラスト力の発生が小さくなる点、さらに、たと
えスラスト力により歯車６ａ、６ｂが一方へ押し付けら
れたとしても、側面隙間Ｓx がテーパ状をなしているの
で、常に最低限の隙間を確保することができる点等を挙
げることができる。
【００１８】なお、各部の具体的な構成などは図示例に
限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々変形が可能である。例えば、前記実施例では軸
受部材にテーパ面を設けて側面隙間を変化させている
が、歯車側にテーパ面を設けても同様の効果が得られ
る。また、側板が軸受部材から分離して別体に存在する
ものであってもよいのは勿論である。
限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々変形が可能である。例えば、前記実施例では軸
受部材にテーパ面を設けて側面隙間を変化させている
が、歯車側にテーパ面を設けても同様の効果が得られ
る。また、側板が軸受部材から分離して別体に存在する
ものであってもよいのは勿論である。
【００１９】
【発明の効果】本発明の歯車ポンプは、以上説明した構
成であるから、非ニュートン流体を圧送する手段として
用いる場合に、内部漏れ量や損失動力を従来に比べて遥
かに正確に設計することができ、使用時に吐出量や所要
動力値、所期潤滑状態などに狂いが生じていた従来の不
具合を好適に解消することが可能になる。
成であるから、非ニュートン流体を圧送する手段として
用いる場合に、内部漏れ量や損失動力を従来に比べて遥
かに正確に設計することができ、使用時に吐出量や所要
動力値、所期潤滑状態などに狂いが生じていた従来の不
具合を好適に解消することが可能になる。
【図１】本発明の一実施例を示す全体縦断面図。
【図２】図１の要部拡大図。
【図３】従来例を示す図１に対応した全体縦断面図。
【図４】図３の要部拡大図。
【図５】従来の不具合の原因を説明するためのグラフ。
６ａ、６ｂ…歯車 ６ｃ…歯車側面 ８ａ、８ｂ…側板を兼ねた軸受部材 Ｓx …側面隙間
Claims (1)
- 【請求項１】一対の歯車を噛合状態で軸受に支持させる
とともに、両歯車の側面に側板を添設して容積空間を摺
動シールし、非ニュートン流体を圧送するようにした歯
車ポンプにおいて、前記歯車の側面と前記側板との間の
側面隙間を、半径方向に沿って比例的に増大させたこと
を特徴とする歯車ポンプ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4135172A JPH05332259A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 歯車ポンプ |
| US08/043,262 US5312236A (en) | 1992-05-27 | 1993-04-06 | Gear pump for non-newtonian fluid |
| CH01305/93A CH687781A5 (de) | 1992-05-27 | 1993-04-29 | Zahnradpumpe. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4135172A JPH05332259A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 歯車ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05332259A true JPH05332259A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15145521
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4135172A Pending JPH05332259A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 歯車ポンプ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5312236A (ja) |
| JP (1) | JPH05332259A (ja) |
| CH (1) | CH687781A5 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007263075A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | オイルポンプのキャビテーション侵食防止構造 |
| WO2009098773A1 (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-13 | Shimadzu Corporation | 歯車ポンプ又はモータ |
| JP2010261341A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Kayaba Ind Co Ltd | ギヤポンプ |
Families Citing this family (1)
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Family Cites Families (1)
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Cited By (4)
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