JPH05332235A - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents
内燃機関の点火時期制御装置Info
- Publication number
- JPH05332235A JPH05332235A JP14018592A JP14018592A JPH05332235A JP H05332235 A JPH05332235 A JP H05332235A JP 14018592 A JP14018592 A JP 14018592A JP 14018592 A JP14018592 A JP 14018592A JP H05332235 A JPH05332235 A JP H05332235A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ignition timing
- signal
- rotation
- reference position
- rotation angle
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- Pending
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- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はマイクロコンピュータのタイマ制御
によりクランク軸の歯と歯の間でも自由に点火時期を設
定し、点火時期の精度を向上する。 【構成】 第１の回転信号発生器１Ｂにより、内燃機関
のクランク軸の回転角度に対応して所定回転角度毎に回
転角度信号を発生し、第２の回転信号発生器１Ａより所
定クランク角度で基準位置信号を発生する。そして、マ
イクロコンピュータ４Ａにより基準位置信号発生位置よ
り回転角度信号をカウントし、所定のクランク角度を求
め、その時点からタイマ制御により点火時期を演算し、
制御する。
によりクランク軸の歯と歯の間でも自由に点火時期を設
定し、点火時期の精度を向上する。 【構成】 第１の回転信号発生器１Ｂにより、内燃機関
のクランク軸の回転角度に対応して所定回転角度毎に回
転角度信号を発生し、第２の回転信号発生器１Ａより所
定クランク角度で基準位置信号を発生する。そして、マ
イクロコンピュータ４Ａにより基準位置信号発生位置よ
り回転角度信号をカウントし、所定のクランク角度を求
め、その時点からタイマ制御により点火時期を演算し、
制御する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の点火時期
制御装置に関し、特に点火時期精度を向上することがで
きる内燃機関の点火時期制御装置に関するものである。
制御装置に関し、特に点火時期精度を向上することがで
きる内燃機関の点火時期制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図６は従来の内燃機関の点火時期制御装
置を示す構成図である。図において、１は後述するよう
な回転角度信号を発生する回転信号発生器、２は回転信
号発生器１からの回転角度信号を取り込んで波形整形等
を行うインタフェース回路、３は波形整形された回転角
度信号の欠落したパルス位置を検出し、基準位置（ｒｅ
ｆ）を決定する基準位置検出回路、４はインタフェース
回路２、基準位置検出回路３の出力を受けて、点火時期
や通電時期を決定するマイクロコンピュータである。
置を示す構成図である。図において、１は後述するよう
な回転角度信号を発生する回転信号発生器、２は回転信
号発生器１からの回転角度信号を取り込んで波形整形等
を行うインタフェース回路、３は波形整形された回転角
度信号の欠落したパルス位置を検出し、基準位置（ｒｅ
ｆ）を決定する基準位置検出回路、４はインタフェース
回路２、基準位置検出回路３の出力を受けて、点火時期
や通電時期を決定するマイクロコンピュータである。
【０００３】内燃機関の点火時期や燃料噴射等を制御す
るために、機関の回転に同期した信号が用いられる。こ
の信号を得るために回転信号発生器１が用いられる。こ
の回転信号発生器１としては図８に示すように機関のク
ランク軸５に取り付けられ、クランク軸５の回転を検出
するクランク軸センサが用いられる。クランク軸５は図
９に示すように外周に歯車６を有し、この歯車６の所定
の部分に歯抜け部７が設けられる。そして、このような
歯車６に近接して回転信号発生器１を配置すると、この
回転信号発生器１の出力を波形整形したインタフェース
回路２からは図９に示すように歯抜け部７に対応した不
連続部を持った回転角度信号が得られる。このように回
転角度信号には機関の基準位置を検出できるように所定
の基準位置に相当する部分に不連続部が設けられてお
り、これにより機関の基準位置及び機関角度の検出が可
能となっている。即ち、図１０の回転角度信号は単位角
度毎（例えば２°Ｃ．Ａ．毎）にそのレベルがハイレベ
ル、ローレベルと交互に変化すると共に各気筒の所定の
基準位置に対応するパルスを欠落させている。
るために、機関の回転に同期した信号が用いられる。こ
の信号を得るために回転信号発生器１が用いられる。こ
の回転信号発生器１としては図８に示すように機関のク
ランク軸５に取り付けられ、クランク軸５の回転を検出
するクランク軸センサが用いられる。クランク軸５は図
９に示すように外周に歯車６を有し、この歯車６の所定
の部分に歯抜け部７が設けられる。そして、このような
歯車６に近接して回転信号発生器１を配置すると、この
回転信号発生器１の出力を波形整形したインタフェース
回路２からは図９に示すように歯抜け部７に対応した不
連続部を持った回転角度信号が得られる。このように回
転角度信号には機関の基準位置を検出できるように所定
の基準位置に相当する部分に不連続部が設けられてお
り、これにより機関の基準位置及び機関角度の検出が可
能となっている。即ち、図１０の回転角度信号は単位角
度毎（例えば２°Ｃ．Ａ．毎）にそのレベルがハイレベ
ル、ローレベルと交互に変化すると共に各気筒の所定の
基準位置に対応するパルスを欠落させている。
【０００４】次に、図６に示した従来の内燃機関の点火
時期制御装置の動作について図７を参照しながら説明す
る。今、回転信号発生器１よりインタフェース回路２を
通して図７（ａ）に示すような回転角度信号が基準位置
検出回路３に供給されると、図７（ｂ）に示すようにそ
の内部に設けられたカウンタ（図示せず）がこれをカウ
ントし、その周期レベルが基準検出スレッショルドレベ
ルを超すと、図７（ｃ）に示すように基準位置信号を発
生し、この基準位置信号がマイクロコンピュータ４に供
給され、マイクロコンピュータ４は図７（ｄ）に示すよ
うにこの基準位置信号より回転角度信号をそれぞれ所定
数カウントして通電時期又は点火時期を決定する。
時期制御装置の動作について図７を参照しながら説明す
る。今、回転信号発生器１よりインタフェース回路２を
通して図７（ａ）に示すような回転角度信号が基準位置
検出回路３に供給されると、図７（ｂ）に示すようにそ
の内部に設けられたカウンタ（図示せず）がこれをカウ
ントし、その周期レベルが基準検出スレッショルドレベ
ルを超すと、図７（ｃ）に示すように基準位置信号を発
生し、この基準位置信号がマイクロコンピュータ４に供
給され、マイクロコンピュータ４は図７（ｄ）に示すよ
うにこの基準位置信号より回転角度信号をそれぞれ所定
数カウントして通電時期又は点火時期を決定する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の内燃機関の点火
時期制御装置は以上のように構成されていたので、どの
クランク角度で点火を行うかとした場合に歯のピッチに
相当する点火時期精度しか得られず、点火時期精度が粗
いという問題点があった。この発明はこのような問題点
を解決するためになされたもので、点火時期精度を細か
く設定することができる内燃機関の点火時期制御装置を
得ることを目的とする。
時期制御装置は以上のように構成されていたので、どの
クランク角度で点火を行うかとした場合に歯のピッチに
相当する点火時期精度しか得られず、点火時期精度が粗
いという問題点があった。この発明はこのような問題点
を解決するためになされたもので、点火時期精度を細か
く設定することができる内燃機関の点火時期制御装置を
得ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る内燃機関
の点火時期制御装置は、内燃機関のクランク軸の回転角
度に対応して所定回転角度毎に回転角度信号を発生する
第１の信号発生手段と、所定クランク角度で基準位置信
号を発生する第２の信号発生手段と、上記基準位置信号
発生位置より上記回転角度信号を所定数カウントし、所
定のクランク角度を求め、その時点からタイマ制御によ
り点火時期を演算し制御する制御手段とを備えたもので
ある。
の点火時期制御装置は、内燃機関のクランク軸の回転角
度に対応して所定回転角度毎に回転角度信号を発生する
第１の信号発生手段と、所定クランク角度で基準位置信
号を発生する第２の信号発生手段と、上記基準位置信号
発生位置より上記回転角度信号を所定数カウントし、所
定のクランク角度を求め、その時点からタイマ制御によ
り点火時期を演算し制御する制御手段とを備えたもので
ある。
【０００７】
【作用】この発明においては、基準位置信号発生位置よ
り回転角度信号を所定数カウントし、所定のクランク角
度を求め、その時点からタイマ制御により点火時期を制
御する。これにより、点火時期を細かく設定でき、点火
時期精度を向上できる。
り回転角度信号を所定数カウントし、所定のクランク角
度を求め、その時点からタイマ制御により点火時期を制
御する。これにより、点火時期を細かく設定でき、点火
時期精度を向上できる。
【０００８】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図１はこの発明の一実施例を示す構成図であり、
２は前述と同様のものである。図において、１Ａは各気
筒の所定の基準角度位置毎にパルス状の回転角度信号を
基準位置信号として発生する回転信号発生器、１Ｂは単
位角度毎（例えば１°Ｃ.Ａ.毎）にそのレベルがハイレ
ベル、ローレベルと交互に変化する回転角度信号を発生
する回転信号発生器、４Ａはインタフェース回路２をそ
れぞれ介して回転信号発生器１Ａ，１Ｂに接続されたマ
イクロコンピュータである。
する。図１はこの発明の一実施例を示す構成図であり、
２は前述と同様のものである。図において、１Ａは各気
筒の所定の基準角度位置毎にパルス状の回転角度信号を
基準位置信号として発生する回転信号発生器、１Ｂは単
位角度毎（例えば１°Ｃ.Ａ.毎）にそのレベルがハイレ
ベル、ローレベルと交互に変化する回転角度信号を発生
する回転信号発生器、４Ａはインタフェース回路２をそ
れぞれ介して回転信号発生器１Ａ，１Ｂに接続されたマ
イクロコンピュータである。
【０００９】これら回転信号発生器１Ａ，１Ｂは図２に
示すように機関のクランク軸５Ａに取付けられ、クラン
ク軸５Ａの回転を検出するクランク軸センサが用いられ
る。クランク軸５Ａは図３に示すように外周に歯車９を
有し、この歯車９の所定の部分８のみ歯が厚くなってい
る。このような歯車９に近接して回転信号発生器１Ａ，
１Ｂをそれぞれ図３のように配置することにより、回転
信号発生器１Ｂ，１Ａの出力を波形整形したインタフェ
ース回路２からは、それぞれ図４（ａ），（ｂ）に示す
ような信号が得られる。
示すように機関のクランク軸５Ａに取付けられ、クラン
ク軸５Ａの回転を検出するクランク軸センサが用いられ
る。クランク軸５Ａは図３に示すように外周に歯車９を
有し、この歯車９の所定の部分８のみ歯が厚くなってい
る。このような歯車９に近接して回転信号発生器１Ａ，
１Ｂをそれぞれ図３のように配置することにより、回転
信号発生器１Ｂ，１Ａの出力を波形整形したインタフェ
ース回路２からは、それぞれ図４（ａ），（ｂ）に示す
ような信号が得られる。
【００１０】次に、図１に示したこの発明の一実施例の
動作について図５を参照しながら説明する。ここでは基
準位置を点火ノイズの重畳しない位置即ち要求最大進角
位置より進角側に設定する。例えば図５（ａ）に示すよ
うに第１の基準位置ｒｅｆをＢＴＤＣ（上死点前）７５
°に設定する。そして、回転信号発生器１Ｂ、１Ａより
それぞれインタフェース回路２を通して図５（ａ）、
（ｂ）に示すような回転角度信号がマイクロコンピュー
タ４Ａに供給される。
動作について図５を参照しながら説明する。ここでは基
準位置を点火ノイズの重畳しない位置即ち要求最大進角
位置より進角側に設定する。例えば図５（ａ）に示すよ
うに第１の基準位置ｒｅｆをＢＴＤＣ（上死点前）７５
°に設定する。そして、回転信号発生器１Ｂ、１Ａより
それぞれインタフェース回路２を通して図５（ａ）、
（ｂ）に示すような回転角度信号がマイクロコンピュー
タ４Ａに供給される。
【００１１】マイクロコンピュータ４Ａは図２（ｃ）に
示すように回転信号発生器１Ａからの回転角度信号（基
準位置信号）を第１の基準位置ｒｅｆとしてこれより回
転信号発生器１Ｂからの回転角度信号ｐｏｓ′を所定数
カウントして、所定のクランク角度即ち第２の基準位置
θｒｅｆを求める。この第２の基準位置θｒｅｆは１歯
１歯の間隔（パルスの間隔）を△θ、カウント数をｎと
すると、θｒｅｆ＝△θ×ｎより求められる。次に、こ
の第２の基準位置で、マイクロコンピュータ４Ａ内のタ
イマ（図示せず）を所定時間Ｔａに設定し、この所定時
間Ｔａ後に点火を行う。ここで、予め設定可能な目標の
点火時期をθA，基準位置の周期をＴとすると、所定時
間Ｔａは次式より求めることができる。
示すように回転信号発生器１Ａからの回転角度信号（基
準位置信号）を第１の基準位置ｒｅｆとしてこれより回
転信号発生器１Ｂからの回転角度信号ｐｏｓ′を所定数
カウントして、所定のクランク角度即ち第２の基準位置
θｒｅｆを求める。この第２の基準位置θｒｅｆは１歯
１歯の間隔（パルスの間隔）を△θ、カウント数をｎと
すると、θｒｅｆ＝△θ×ｎより求められる。次に、こ
の第２の基準位置で、マイクロコンピュータ４Ａ内のタ
イマ（図示せず）を所定時間Ｔａに設定し、この所定時
間Ｔａ後に点火を行う。ここで、予め設定可能な目標の
点火時期をθA，基準位置の周期をＴとすると、所定時
間Ｔａは次式より求めることができる。
【００１２】 Ｔａ＝（７５°−θA−θｒｅｆ）×Ｔ／１８０°
【００１３】このようにタイマ制御により歯と歯の間で
も自由に点火時期を設定できる。尚、第２の基準位置θ
refは、機関の運転状態により変更可能なことは言うま
でもない。
も自由に点火時期を設定できる。尚、第２の基準位置θ
refは、機関の運転状態により変更可能なことは言うま
でもない。
【００１４】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、内燃機
関のクランク軸の回転角度に対応して所定回転角度毎に
回転角度信号を発生する第１の信号発生手段と、所定ク
ランク角度で基準位置信号を発生する第２の信号発生手
段と、上記基準位置信号発生位置より上記回転角度信号
を所定数カウントし、所定のクランク角度を求め、その
時点からタイマ制御により点火時期を演算し制御する制
御手段とを備えたので、点火時期を細かく設定でき、点
火時期精度を向上できるという効果がある。
関のクランク軸の回転角度に対応して所定回転角度毎に
回転角度信号を発生する第１の信号発生手段と、所定ク
ランク角度で基準位置信号を発生する第２の信号発生手
段と、上記基準位置信号発生位置より上記回転角度信号
を所定数カウントし、所定のクランク角度を求め、その
時点からタイマ制御により点火時期を演算し制御する制
御手段とを備えたので、点火時期を細かく設定でき、点
火時期精度を向上できるという効果がある。
【図１】この発明の一実施例を示す構成図である。
【図２】この発明の一実施例における回転信号発生器の
配置図である。
配置図である。
【図３】この発明の一実施例における回転信号発生器の
配置図である。
配置図である。
【図４】この発明の一実施例における回転信号発生器の
動作説明に供するための波形図である。
動作説明に供するための波形図である。
【図５】図１の動作説明に供するための波形図である。
【図６】従来の内燃機関の点火時期制御装置を示す構成
図である。
図である。
【図７】図６の動作説明に供するための波形図である。
【図８】従来の回転信号発生器の配置図である。
【図９】従来の回転信号発生器の配置図である。
【図１０】従来の回転信号発生器の動作説明に供するた
めの波形図である。
めの波形図である。
１Ａ、１Ｂ 回転信号発生器 ２ インタフェース回路 ４Ａ マイクロコンピュータ
Claims (1)
- 【請求項１】 内燃機関のクランク軸の回転角度に対応
して所定回転角度毎に回転角度信号を発生する第１の信
号発生手段と、 所定クランク角度で基準位置信号を発生する第２の信号
発生手段と、 上記基準位置信号発生位置より上記回転角度信号を所定
数カウントし、所定のクランク角度を求め、その時点か
らタイマ制御により点火時期を演算し制御する制御手段
とを備えたことを特徴とする内燃機関の点火時期制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14018592A JPH05332235A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 内燃機関の点火時期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14018592A JPH05332235A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 内燃機関の点火時期制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05332235A true JPH05332235A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15262886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14018592A Pending JPH05332235A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 内燃機関の点火時期制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05332235A (ja) |
-
1992
- 1992-06-01 JP JP14018592A patent/JPH05332235A/ja active Pending
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