JPH05332162A - 高温ガス用ガスクーラ - Google Patents
高温ガス用ガスクーラInfo
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- JPH05332162A JPH05332162A JP4137370A JP13737092A JPH05332162A JP H05332162 A JPH05332162 A JP H05332162A JP 4137370 A JP4137370 A JP 4137370A JP 13737092 A JP13737092 A JP 13737092A JP H05332162 A JPH05332162 A JP H05332162A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/16—Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
- Y02E20/18—Integrated gasification combined cycle [IGCC], e.g. combined with carbon capture and storage [CCS]
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高温のダクトが不要であり、放熱損失が低減
できる高温ガス用ガスクーラを提供する。 【構成】 垂直方向に延びる空間を内部に有する塔体1
0と、流体1を加熱するための複数の流体用熱交換器2
0と、ガス3を加熱するためのガス用熱交換器30とを
備え、塔体は、空間を上昇部分12と下降部分14に仕
切る垂直方向に延びる仕切壁16を有し、この仕切壁は
その上端部に上昇部分と下降部分を連通する連通部16
aを備えており、塔体は更に、上昇部分の下部に設けら
れた高温ガスの流入口12aと、下降部分の下部に設け
られた高温ガスの流出口14aとを有し、複数の蒸気用
熱交換器とガス用熱交換器とは高温ガスの流入口から流
出口までの空間に配置される。
できる高温ガス用ガスクーラを提供する。 【構成】 垂直方向に延びる空間を内部に有する塔体1
0と、流体1を加熱するための複数の流体用熱交換器2
0と、ガス3を加熱するためのガス用熱交換器30とを
備え、塔体は、空間を上昇部分12と下降部分14に仕
切る垂直方向に延びる仕切壁16を有し、この仕切壁は
その上端部に上昇部分と下降部分を連通する連通部16
aを備えており、塔体は更に、上昇部分の下部に設けら
れた高温ガスの流入口12aと、下降部分の下部に設け
られた高温ガスの流出口14aとを有し、複数の蒸気用
熱交換器とガス用熱交換器とは高温ガスの流入口から流
出口までの空間に配置される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温ガス用ガスクーラ
に関し、更に詳しくは、高温の石炭ガスを冷却するガス
クーラの構造に関する。
に関し、更に詳しくは、高温の石炭ガスを冷却するガス
クーラの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】石炭をガス化炉でガス化し、発生した粗
製ガスを除塵・脱硫して精製ガスとし、これをガスター
ビンで燃焼させて発電を行う石炭ガス化発電プラントの
開発が現在進められている。かかる発電プラントでは、
1200°C〜1300°Cの高温粗製ガスを精製工程
に適する温度(例えば400°C以下)まで冷却し、同
時に高温の粗製ガスから熱エネルギーを回収するために
高温ガス用ガスクーラが用いられる。このガスクーラ
は、例えば図3に示すように、垂直方向に延びる空間を
内部に有する塔体10と、水蒸気1を加熱するための複
数の蒸気用熱交換器20とを備え、前記空間に複数の蒸
気用熱交換器が配置されている。高温の粗製ガス2はガ
スクーラ塔体の下部から流入し、蒸気用熱交換器により
熱回収されて温度が低下し、頂部から流出する。ガスク
ーラを出た粗製ガス2は、下流側に設けられた除塵・脱
硫設備(図示せず)により精製されてガスタービンでの
燃焼に適した精製ガス3となる。この精製ガス3は粗製
ガス2に較べると相当温度が低い(例えば300°C以
下)ため、通常ガスクーラとは別個に設けられた精製ガ
ス用熱交換器30により、ガスクーラを出た粗製ガス2
により加熱しガスタービンに供給される。
製ガスを除塵・脱硫して精製ガスとし、これをガスター
ビンで燃焼させて発電を行う石炭ガス化発電プラントの
開発が現在進められている。かかる発電プラントでは、
1200°C〜1300°Cの高温粗製ガスを精製工程
に適する温度(例えば400°C以下)まで冷却し、同
時に高温の粗製ガスから熱エネルギーを回収するために
高温ガス用ガスクーラが用いられる。このガスクーラ
は、例えば図3に示すように、垂直方向に延びる空間を
内部に有する塔体10と、水蒸気1を加熱するための複
数の蒸気用熱交換器20とを備え、前記空間に複数の蒸
気用熱交換器が配置されている。高温の粗製ガス2はガ
スクーラ塔体の下部から流入し、蒸気用熱交換器により
熱回収されて温度が低下し、頂部から流出する。ガスク
ーラを出た粗製ガス2は、下流側に設けられた除塵・脱
硫設備(図示せず)により精製されてガスタービンでの
燃焼に適した精製ガス3となる。この精製ガス3は粗製
ガス2に較べると相当温度が低い(例えば300°C以
下)ため、通常ガスクーラとは別個に設けられた精製ガ
ス用熱交換器30により、ガスクーラを出た粗製ガス2
により加熱しガスタービンに供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】粗製ガスは石炭ガス化
炉の下方からガスクーラに流入し頂部から流出するた
め、次の工程に導くために高温のダクトで下降させる必
要がある。しかし、ガスクーラ出口の高さは通常50m
以上にも達し、しかも高温であるため、ダクトに費用が
かかるばかりでなく、ダクトからの放熱損失が大きい問
題があった。
炉の下方からガスクーラに流入し頂部から流出するた
め、次の工程に導くために高温のダクトで下降させる必
要がある。しかし、ガスクーラ出口の高さは通常50m
以上にも達し、しかも高温であるため、ダクトに費用が
かかるばかりでなく、ダクトからの放熱損失が大きい問
題があった。
【0004】また、ガスクーラを出た粗製ガスは、除塵
・脱硫された精製ガスを再加熱するためにも用いれる
が、このために別個の熱交換器を備える必要があり、こ
の熱交換器は単独で用いられるため放熱損失が大きい問
題があった。
・脱硫された精製ガスを再加熱するためにも用いれる
が、このために別個の熱交換器を備える必要があり、こ
の熱交換器は単独で用いられるため放熱損失が大きい問
題があった。
【0005】従って本発明は、かかる問題を解決し、高
温のダクトが不要であり、放熱損失が低減できる高温ガ
ス用ガスクーラを提供することを目的とするものであ
る。
温のダクトが不要であり、放熱損失が低減できる高温ガ
ス用ガスクーラを提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、垂直方
向に延びる空間を内部に有する塔体と、流体を加熱する
ための複数の流体用熱交換器と、ガスを加熱するための
ガス用熱交換器とを備え、前記塔体は、前記空間を上昇
部分と下降部分に仕切る垂直方向に延びる仕切壁を有
し、該仕切壁はその上端部に上昇部分と下降部分を連通
する連通部を備えており、前記塔体は更に、前記上昇部
分の下部に設けられた高温ガスの流入口と、前記下降部
分の下部に設けられた高温ガスの流出口とを有し、前記
複数の流体用熱交換器と前記ガス用熱交換器とは前記高
温ガスの流入口から流出口までの空間に配置される、こ
とを特徴とする高温ガス用ガスクーラが提供される。
向に延びる空間を内部に有する塔体と、流体を加熱する
ための複数の流体用熱交換器と、ガスを加熱するための
ガス用熱交換器とを備え、前記塔体は、前記空間を上昇
部分と下降部分に仕切る垂直方向に延びる仕切壁を有
し、該仕切壁はその上端部に上昇部分と下降部分を連通
する連通部を備えており、前記塔体は更に、前記上昇部
分の下部に設けられた高温ガスの流入口と、前記下降部
分の下部に設けられた高温ガスの流出口とを有し、前記
複数の流体用熱交換器と前記ガス用熱交換器とは前記高
温ガスの流入口から流出口までの空間に配置される、こ
とを特徴とする高温ガス用ガスクーラが提供される。
【0007】本発明の好ましい実施例によれば、前記複
数の流体用熱交換器は、高温ガスの流れに沿って直列に
配置され、前記ガス用熱交換器は前記流体用熱交換器の
下流側に配置される。前記複数の流体用熱交換器は、高
温ガスの流れに対して水蒸気が下流から上流に向かうよ
うに配置された蒸気用対流型熱交換器である、ことが好
ましい。また、前記複数の流体用熱交換器は、水が下か
ら上に流れるように配置された水用熱交換器である、こ
とが好ましい。更に、前記仕切壁は、冷却水が通る伝熱
管とフィンとが交互に溶接された水冷壁である、ことが
好ましい。
数の流体用熱交換器は、高温ガスの流れに沿って直列に
配置され、前記ガス用熱交換器は前記流体用熱交換器の
下流側に配置される。前記複数の流体用熱交換器は、高
温ガスの流れに対して水蒸気が下流から上流に向かうよ
うに配置された蒸気用対流型熱交換器である、ことが好
ましい。また、前記複数の流体用熱交換器は、水が下か
ら上に流れるように配置された水用熱交換器である、こ
とが好ましい。更に、前記仕切壁は、冷却水が通る伝熱
管とフィンとが交互に溶接された水冷壁である、ことが
好ましい。
【0008】
【作用】上記本発明の構成によれば、高温ガスは、流入
口からガスクーラに入り、熱交換器に沿って上昇部分を
上昇し、仕切壁の連通部を通って下降部分に入り、下降
部分を熱交換器に沿って下降した後、流出口からガスク
ーラを出る。従って、ガスクーラ出口の高さが例えば5
0m以上に達する場合でも、高温ガスを下降させるため
の高温のダクトは不要であり、ダクトの費用がかから
ず、また、ダクトからの放熱損失を大幅に減少させるこ
とができる。また、塔内の集積度(空間の少ない程度0
を上げることにより、塔頂も低くなる。更に、ガス用熱
交換器がガスクーラ内に配置されているためガス用熱交
換器からの放熱損失も大幅に減少する。
口からガスクーラに入り、熱交換器に沿って上昇部分を
上昇し、仕切壁の連通部を通って下降部分に入り、下降
部分を熱交換器に沿って下降した後、流出口からガスク
ーラを出る。従って、ガスクーラ出口の高さが例えば5
0m以上に達する場合でも、高温ガスを下降させるため
の高温のダクトは不要であり、ダクトの費用がかから
ず、また、ダクトからの放熱損失を大幅に減少させるこ
とができる。また、塔内の集積度(空間の少ない程度0
を上げることにより、塔頂も低くなる。更に、ガス用熱
交換器がガスクーラ内に配置されているためガス用熱交
換器からの放熱損失も大幅に減少する。
【0009】また、複数の流体用熱交換器を、高温ガス
の流れに沿って直列に配置し、ガス用熱交換器を流体用
熱交換器の下流側に配置すれば、高温ガスの熱回収、及
び流体と低温ガスの加熱を効果的に行うことができる。
更に、複数の流体用熱交換器が、高温ガスの流れに対し
て蒸気が下流から上流に向かうように配置された蒸気用
対流型熱交換器であれば、高温ガスの熱回収及び蒸気の
加熱をいっそう効果的に行うことができる。また、複数
の流体用熱交換器が、水が下から上に流れるように配置
された水用熱交換器であれば、蒸気の発生を効果的に行
うことができる。
の流れに沿って直列に配置し、ガス用熱交換器を流体用
熱交換器の下流側に配置すれば、高温ガスの熱回収、及
び流体と低温ガスの加熱を効果的に行うことができる。
更に、複数の流体用熱交換器が、高温ガスの流れに対し
て蒸気が下流から上流に向かうように配置された蒸気用
対流型熱交換器であれば、高温ガスの熱回収及び蒸気の
加熱をいっそう効果的に行うことができる。また、複数
の流体用熱交換器が、水が下から上に流れるように配置
された水用熱交換器であれば、蒸気の発生を効果的に行
うことができる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の好ましい実施例を図面を参照
して説明する。図1は本発明による高温ガス用ガスクー
ラの全体構成図である。この図において、ガスクーラ
は、垂直方向に延びる空間を内部に有する塔体10と、
流体1を加熱するための複数の流体用熱交換器20と、
石炭ガスの精製ガスすなわち低温ガス3を加熱するため
のガス用熱交換器30とを備える。塔体10は、内部の
空間に例えば圧力21ata、温度950°C以下の高
温高圧の石炭ガス化粗製ガスすなわち高温ガス2を受け
入れるように構成された圧力容器であり、この圧力容器
の中には高温に耐えるように水冷壁構造のガスダクトが
構成されている。この図のように流体1を高温ガスの流
れに対して下流から上流に向かうように配置する場合に
は、流体1は水蒸気であり熱交換器は蒸気用熱交換器で
あるのが良い。
して説明する。図1は本発明による高温ガス用ガスクー
ラの全体構成図である。この図において、ガスクーラ
は、垂直方向に延びる空間を内部に有する塔体10と、
流体1を加熱するための複数の流体用熱交換器20と、
石炭ガスの精製ガスすなわち低温ガス3を加熱するため
のガス用熱交換器30とを備える。塔体10は、内部の
空間に例えば圧力21ata、温度950°C以下の高
温高圧の石炭ガス化粗製ガスすなわち高温ガス2を受け
入れるように構成された圧力容器であり、この圧力容器
の中には高温に耐えるように水冷壁構造のガスダクトが
構成されている。この図のように流体1を高温ガスの流
れに対して下流から上流に向かうように配置する場合に
は、流体1は水蒸気であり熱交換器は蒸気用熱交換器で
あるのが良い。
【0011】図2は本発明による高温ガス用ガスクーラ
の別の全体構成図である。この図では、流体1が下から
上に流れるように配置されている点が図1と相違してい
る。この図のように流体1を下から上に流れるように配
置する場合には、流体1は水であり熱交換器は水用熱交
換器すなわち蒸発器であるのが良い。
の別の全体構成図である。この図では、流体1が下から
上に流れるように配置されている点が図1と相違してい
る。この図のように流体1を下から上に流れるように配
置する場合には、流体1は水であり熱交換器は水用熱交
換器すなわち蒸発器であるのが良い。
【0012】塔体10は、内部空間を上昇部分12と下
降部分14に仕切る垂直方向に延びた仕切壁16を有
し、この仕切壁16はその上端部に上昇部分12と下降
部分14を連通する連通部16aを備えている。仕切壁
16は、高温ガス2の温度に耐える材料、例えば耐熱金
属の伝熱管とフィンを交互に配置し、溶接されたシール
構造の水冷壁で作られる。この水冷壁を、仕切壁16の
両面、すなわち上昇部分12と下降部分14とに別個に
設けてもよく、あるいは、1枚の水冷壁により仕切壁1
6を構成し、この水冷壁により上昇部分12と下降部分
14とを仕切っても良い。仕切壁16の形状は、垂直な
平面でもよく、或いは任意の曲線を描いてもよい。また
上昇部分12と下降部分14が熱交換器を収納するのに
適した円形又は矩形になるように仕切壁16の形状を定
めてもよい。
降部分14に仕切る垂直方向に延びた仕切壁16を有
し、この仕切壁16はその上端部に上昇部分12と下降
部分14を連通する連通部16aを備えている。仕切壁
16は、高温ガス2の温度に耐える材料、例えば耐熱金
属の伝熱管とフィンを交互に配置し、溶接されたシール
構造の水冷壁で作られる。この水冷壁を、仕切壁16の
両面、すなわち上昇部分12と下降部分14とに別個に
設けてもよく、あるいは、1枚の水冷壁により仕切壁1
6を構成し、この水冷壁により上昇部分12と下降部分
14とを仕切っても良い。仕切壁16の形状は、垂直な
平面でもよく、或いは任意の曲線を描いてもよい。また
上昇部分12と下降部分14が熱交換器を収納するのに
適した円形又は矩形になるように仕切壁16の形状を定
めてもよい。
【0013】上昇部分12の下部には高温ガス2の流入
口12aが設けられ、前記下降部分14の下部には高温
ガス2の流出口14aが設けられている。また、この高
温ガスの流入口12aから流出口14aまでの空間に、
流体用熱交換器20とガス用熱交換器30とが配置され
ている。流体用熱交換器20は、図1の場合のように蒸
気用熱交換器であっても図2の場合のように水用熱交換
器すなわち蒸発器であっても良い。流体用熱交換器20
の大きさと数量は、高温ガス2から回収する熱量により
任意に決められるが、通常2つ以上であり、7つ以上に
なる場合もある。石炭ガスの精製ガスすなわち低温ガス
3を加熱するためのガス用熱交換器30は通常1つであ
るが、2つ以上であってもよい。流体用熱交換器20と
ガス用熱交換器30とは外形形状と寸法がほぼ同一であ
るのが好ましい。
口12aが設けられ、前記下降部分14の下部には高温
ガス2の流出口14aが設けられている。また、この高
温ガスの流入口12aから流出口14aまでの空間に、
流体用熱交換器20とガス用熱交換器30とが配置され
ている。流体用熱交換器20は、図1の場合のように蒸
気用熱交換器であっても図2の場合のように水用熱交換
器すなわち蒸発器であっても良い。流体用熱交換器20
の大きさと数量は、高温ガス2から回収する熱量により
任意に決められるが、通常2つ以上であり、7つ以上に
なる場合もある。石炭ガスの精製ガスすなわち低温ガス
3を加熱するためのガス用熱交換器30は通常1つであ
るが、2つ以上であってもよい。流体用熱交換器20と
ガス用熱交換器30とは外形形状と寸法がほぼ同一であ
るのが好ましい。
【0014】複数の流体用熱交換器20は、高温ガス2
の流れに沿って直列に配置され、ガス用熱交換器30は
流体用熱交換器20の下流側に配置される。図1のよう
に複数の流体用熱交換器が、高温ガスの流れに対して蒸
気が下流から上流に向かうように配置される場合には熱
交換器は蒸気用の対流型熱交換器であるのが良い。対流
型熱交換器では、管すなわちチューブの内部を蒸気が流
れ、チューブの外側を高温ガスが流れて熱交換が効果的
に行われる。図2のように流体1すなわち水が下から上
に流れるように配置される場合には、熱交換器は垂直な
水管を有するのが良い。
の流れに沿って直列に配置され、ガス用熱交換器30は
流体用熱交換器20の下流側に配置される。図1のよう
に複数の流体用熱交換器が、高温ガスの流れに対して蒸
気が下流から上流に向かうように配置される場合には熱
交換器は蒸気用の対流型熱交換器であるのが良い。対流
型熱交換器では、管すなわちチューブの内部を蒸気が流
れ、チューブの外側を高温ガスが流れて熱交換が効果的
に行われる。図2のように流体1すなわち水が下から上
に流れるように配置される場合には、熱交換器は垂直な
水管を有するのが良い。
【0015】使用において、高温ガス2は、流入口12
aからガスクーラに入り、流体用熱交換器20に沿って
上昇部分12を上昇し、仕切壁16の連通部16aを通
って下降部分14に入り下降部分14を熱交換器に沿っ
て下降した後、流出口14aからガスクーラを出る。熱
交換器20が蒸気用熱交換器の場合(図1)に、流体1
すなわち水蒸気は直列に配置された複数の対流型熱交換
器20内を高温ガスの流れに対して下流から上流に向か
い、高温ガス2との熱交換により過熱蒸気となってガス
クーラから取り出される。また、熱交換器20が水用熱
交換器(蒸発器)の場合(図2)には、流体1すなわち
水が直列に配列された水用熱交換器内を下から上に流
れ、高温ガスとの熱交換により蒸気となってガスクーラ
から取り出される。石炭ガスの精製ガスすなわち低温ガ
ス3は、流体用熱交換器20の下流側に配置されたガス
用熱交換器30内でガスクーラから出る前の比較的低温
のガスにより加熱される。
aからガスクーラに入り、流体用熱交換器20に沿って
上昇部分12を上昇し、仕切壁16の連通部16aを通
って下降部分14に入り下降部分14を熱交換器に沿っ
て下降した後、流出口14aからガスクーラを出る。熱
交換器20が蒸気用熱交換器の場合(図1)に、流体1
すなわち水蒸気は直列に配置された複数の対流型熱交換
器20内を高温ガスの流れに対して下流から上流に向か
い、高温ガス2との熱交換により過熱蒸気となってガス
クーラから取り出される。また、熱交換器20が水用熱
交換器(蒸発器)の場合(図2)には、流体1すなわち
水が直列に配列された水用熱交換器内を下から上に流
れ、高温ガスとの熱交換により蒸気となってガスクーラ
から取り出される。石炭ガスの精製ガスすなわち低温ガ
ス3は、流体用熱交換器20の下流側に配置されたガス
用熱交換器30内でガスクーラから出る前の比較的低温
のガスにより加熱される。
【0016】
【発明の効果】上述した本発明の構成によれば、ガスク
ーラ出口の高さが50m以上に達する場合でも、高温ガ
スを下げるための高温のダクトは不要であり、ダクトの
費用がかからず、また、ダクトからの放熱損失を大幅に
減少させることができる。また、塔内の集積度を上げて
塔頂を低くすることが可能である。更に、ガス用熱交換
器もガスクーラ内に配置されているためガス用熱交換器
からの放熱損失が大幅に減少する。
ーラ出口の高さが50m以上に達する場合でも、高温ガ
スを下げるための高温のダクトは不要であり、ダクトの
費用がかからず、また、ダクトからの放熱損失を大幅に
減少させることができる。また、塔内の集積度を上げて
塔頂を低くすることが可能である。更に、ガス用熱交換
器もガスクーラ内に配置されているためガス用熱交換器
からの放熱損失が大幅に減少する。
【0017】また、複数の流体用熱交換器を、高温ガス
の流れに沿って直列に配置し、ガス用熱交換器を流体用
熱交換器の下流側に配置すれば、高温ガスの熱回収、及
び流体とガスの加熱を効果的に行うことができる。更
に、複数の流体用熱交換器は、高温ガスの流れに対して
蒸気が下流から上流に向かうように配置された蒸気用対
流型熱交換器であれば、高温ガスの熱回収及び蒸気の加
熱をいっそう効果的に行うことができる。また、複数の
流体用熱交換器が、水が下から上に流れるように配置さ
れた水用熱交換器であれば、蒸気の発生を効果的に行う
ことができる。
の流れに沿って直列に配置し、ガス用熱交換器を流体用
熱交換器の下流側に配置すれば、高温ガスの熱回収、及
び流体とガスの加熱を効果的に行うことができる。更
に、複数の流体用熱交換器は、高温ガスの流れに対して
蒸気が下流から上流に向かうように配置された蒸気用対
流型熱交換器であれば、高温ガスの熱回収及び蒸気の加
熱をいっそう効果的に行うことができる。また、複数の
流体用熱交換器が、水が下から上に流れるように配置さ
れた水用熱交換器であれば、蒸気の発生を効果的に行う
ことができる。
【0018】従って、本発明によれば、高温のダクトが
不要となり、かつ放熱損失が低減できる効果が得られ
る。
不要となり、かつ放熱損失が低減できる効果が得られ
る。
【図1】本発明による高温ガス用ガスクーラの全体構成
図である。
図である。
【図2】本発明による高温ガス用ガスクーラの別の全体
構成図である。
構成図である。
【図3】従来の高温ガス用ガスクーラの全体構成図であ
る。
る。
1 流体 2 高温ガス 3 低温ガス 10 高温用ガスクーラ 12 上昇部分 12a 流入口 14 下降部分 14a 流出口 16 仕切壁 20 流体用熱交換器 30 ガス用熱交換器
Claims (5)
- 【請求項1】 垂直方向に延びる空間を内部に有する塔
体と、流体を加熱するための複数の流体用熱交換器と、
ガスを加熱するためのガス用熱交換器とを備え、 前記塔体は、前記空間を上昇部分と下降部分に仕切る垂
直方向に延びる仕切壁を有し、該仕切壁はその上端部に
上昇部分と下降部分を連通する連通部を備えており、 前記塔体は更に、前記上昇部分の下部に設けられた高温
ガスの流入口と、前記下降部分の下部に設けられた高温
ガスの流出口とを有し、 前記複数の流体用熱交換器と前記ガス用熱交換器とは前
記高温ガスの流入口から流出口までの空間に配置され
る、ことを特徴とする高温ガス用ガスクーラ。 - 【請求項2】 前記複数の流体用熱交換器は、高温ガス
の流れに沿って直列に配置され、前記ガス用熱交換器は
前記流体用熱交換器の下流側に配置される、ことを特徴
とする請求項1に記載の高温ガス用ガスクーラ。 - 【請求項3】 前記複数の流体用熱交換器は、高温ガス
の流れに対して水蒸気が下流から上流に向かうように配
置された蒸気用対流型熱交換器である、ことを特徴とす
る請求項2に記載の高温ガス用ガスクーラ。 - 【請求項4】 前記複数の流体用熱交換器は、水が下か
ら上に流れるように配置された水用熱交換器である、こ
とを特徴とする請求項2に記載の高温ガス用ガスクー
ラ。 - 【請求項5】 前記仕切壁は、冷却水が通る伝熱管とフ
ィンとが交互に溶接された水冷壁である、ことを特徴と
する請求項1に記載の高温ガス用ガスクーラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04137370A JP3106689B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 高温ガス用ガスクーラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04137370A JP3106689B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 高温ガス用ガスクーラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05332162A true JPH05332162A (ja) | 1993-12-14 |
JP3106689B2 JP3106689B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=15197101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04137370A Expired - Fee Related JP3106689B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 高温ガス用ガスクーラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3106689B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4599291B2 (ja) * | 2005-01-07 | 2010-12-15 | 三菱重工業株式会社 | 加圧高温ガス冷却器 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP04137370A patent/JP3106689B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3106689B2 (ja) | 2000-11-06 |
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