JPH05329411A - 超音波霧化装置給液構造 - Google Patents
超音波霧化装置給液構造Info
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- JPH05329411A JPH05329411A JP16435392A JP16435392A JPH05329411A JP H05329411 A JPH05329411 A JP H05329411A JP 16435392 A JP16435392 A JP 16435392A JP 16435392 A JP16435392 A JP 16435392A JP H05329411 A JPH05329411 A JP H05329411A
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- glass
- hydrophilic
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B17/00—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups
- B05B17/04—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods
- B05B17/06—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations
- B05B17/0607—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by electrical means, e.g. piezoelectric transducers
- B05B17/0638—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by electrical means, e.g. piezoelectric transducers spray being produced by discharging the liquid or other fluent material through a plate comprising a plurality of orifices
- B05B17/0646—Vibrating plates, i.e. plates being directly subjected to the vibrations, e.g. having a piezoelectric transducer attached thereto
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
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- B05B17/0607—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by electrical means, e.g. piezoelectric transducers
- B05B17/0653—Details
- B05B17/0676—Feeding means
- B05B17/0684—Wicks or the like
Landscapes
- Special Spraying Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 貯水槽から液体を吸い上げて超音波霧化装置
に液体を供給する構造であって、長期間に渡って液体供
給能力を維持できる超音波霧化装置給液構造の提供。 【構成】 互いに密着して配列された複数のガラス毛細
管11と親水性樹脂12とからなる。親水性樹脂12は
ガラス毛細管11の上縁とこの上縁からやや下方の位置
までの間のガラス毛細管11の内壁とに被覆されてい
る。貯水槽に貯められた液体9(水)はガラス毛細管1
1のほぼ上端近傍まで毛細管現象により吸い上げられ
る。親水性樹脂12は、その水を更に吸い上げ、ガラス
毛細管11の上側にまで盛り上がらせる。
に液体を供給する構造であって、長期間に渡って液体供
給能力を維持できる超音波霧化装置給液構造の提供。 【構成】 互いに密着して配列された複数のガラス毛細
管11と親水性樹脂12とからなる。親水性樹脂12は
ガラス毛細管11の上縁とこの上縁からやや下方の位置
までの間のガラス毛細管11の内壁とに被覆されてい
る。貯水槽に貯められた液体9(水)はガラス毛細管1
1のほぼ上端近傍まで毛細管現象により吸い上げられ
る。親水性樹脂12は、その水を更に吸い上げ、ガラス
毛細管11の上側にまで盛り上がらせる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内の湿度調整をする
加湿器などに用いられる超音波霧化装置に霧化用の液体
を供給する給液構造に関する。
加湿器などに用いられる超音波霧化装置に霧化用の液体
を供給する給液構造に関する。
【0002】
【従来の技術】矩形板状の圧電振動子に穴あき振動板を
固着してなる構造を超音波励振器とする超音波霧化装置
は特願平2−273001により特許出願されている。
また、その超音波霧化装置へ液体を供給する簡易な構造
が平成3年4月22日に「超音波カラーオルガン」なる
名称で特許出願されている(特願平3−11919
1)。
固着してなる構造を超音波励振器とする超音波霧化装置
は特願平2−273001により特許出願されている。
また、その超音波霧化装置へ液体を供給する簡易な構造
が平成3年4月22日に「超音波カラーオルガン」なる
名称で特許出願されている(特願平3−11919
1)。
【0003】図7はその超音波カラーオルガンの一例を
示す断面図である。この例では圧電振動子1と、振動板
2と、支持板107と、保液材101と、貯液槽102
と、電源部103と、スイッチ104と、鍵盤105と
が2室に区切られた本体の内部に設けられている。本体
の側部には本体フタ106が設けられている。本体フタ
106は貯液槽102に液体9を供給したり、霧化後に
逆流した霧を排出したりするために開閉自在に本体に取
り付けられている。スイッチ104は電源部103の上
部に設けられており、スイッチ104を介して圧電振動
子1に交流電圧が供給される。ただし本図では、電源部
103を圧電振動子1に接続する回路を除いて描いてい
る。
示す断面図である。この例では圧電振動子1と、振動板
2と、支持板107と、保液材101と、貯液槽102
と、電源部103と、スイッチ104と、鍵盤105と
が2室に区切られた本体の内部に設けられている。本体
の側部には本体フタ106が設けられている。本体フタ
106は貯液槽102に液体9を供給したり、霧化後に
逆流した霧を排出したりするために開閉自在に本体に取
り付けられている。スイッチ104は電源部103の上
部に設けられており、スイッチ104を介して圧電振動
子1に交流電圧が供給される。ただし本図では、電源部
103を圧電振動子1に接続する回路を除いて描いてい
る。
【0004】保液材101の先端は液体9の上に出てお
り、振動板2の下面と接触している。保液材101の下
端は貯液槽102の底に固定されている。貯液槽102
は所定の色の液体9で満たされている。保液材101は
スポンジ製で、貯液槽102内の液体9を吸い上げ振動
板2に接触することにより振動板2の下面に液体9を供
給している。
り、振動板2の下面と接触している。保液材101の下
端は貯液槽102の底に固定されている。貯液槽102
は所定の色の液体9で満たされている。保液材101は
スポンジ製で、貯液槽102内の液体9を吸い上げ振動
板2に接触することにより振動板2の下面に液体9を供
給している。
【0005】図8は圧電振動子1と振動板2とからなる
超音波励振器を示す側面図である。圧電振動子1は矩形
板状の圧電磁器3とこの圧電磁器3を挟む電極4,5と
からなっている。圧電磁器3の材質はTDK72A材
(製品名)で、その長さは22mm、幅は20mm、厚
さは1mmである。TDK72A材は電気機械結合係数
が大きいことから、ここで用いている。圧電磁器3の分
極軸の方向は厚さ方向に一致しており、この厚さ方向に
垂直な両面にAu電極4およびAu電極5が形成されて
いる。Au電極4は圧電磁器3の一方の面を覆い、Au
電極5は圧電磁器3のもう一方の面を覆っている。Au
電極4にはリード線111が取り付けられ、Au電極5
にはリード線112が取り付けられている。リード線1
11及び112は圧電磁器3の幅方向に沿う一方の縁部
の互いに異なる角にそれぞれ配置されている。圧電振動
子1の一方の面には、舌片状の振動板2が固着されてい
る。
超音波励振器を示す側面図である。圧電振動子1は矩形
板状の圧電磁器3とこの圧電磁器3を挟む電極4,5と
からなっている。圧電磁器3の材質はTDK72A材
(製品名)で、その長さは22mm、幅は20mm、厚
さは1mmである。TDK72A材は電気機械結合係数
が大きいことから、ここで用いている。圧電磁器3の分
極軸の方向は厚さ方向に一致しており、この厚さ方向に
垂直な両面にAu電極4およびAu電極5が形成されて
いる。Au電極4は圧電磁器3の一方の面を覆い、Au
電極5は圧電磁器3のもう一方の面を覆っている。Au
電極4にはリード線111が取り付けられ、Au電極5
にはリード線112が取り付けられている。リード線1
11及び112は圧電磁器3の幅方向に沿う一方の縁部
の互いに異なる角にそれぞれ配置されている。圧電振動
子1の一方の面には、舌片状の振動板2が固着されてい
る。
【0006】図9は前記超音波励振器の平面図である。
振動板2はニッケル製で、細長い板状の固着部7におい
て圧電振動子1と一体に連なって固着されており、圧電
振動子1より突出している部分の振動板2が振動部6を
なしている。固着部7は圧電振動子1のAu電極4に接
着剤で接着されている。振動板2は長さ20mm、幅2
0mm、厚さ0.05mmである。固着部7は長さ20
mm、幅3mm、厚さ0.05mmである。振動部6は
圧電振動子1の幅方向に沿う縁部から外方に向けて圧電
振動子1の板面に平行に伸び突出している。振動部6は
長さ17mm、幅20mm、厚さ0.05mmである。
振動板2はニッケル製で、細長い板状の固着部7におい
て圧電振動子1と一体に連なって固着されており、圧電
振動子1より突出している部分の振動板2が振動部6を
なしている。固着部7は圧電振動子1のAu電極4に接
着剤で接着されている。振動板2は長さ20mm、幅2
0mm、厚さ0.05mmである。固着部7は長さ20
mm、幅3mm、厚さ0.05mmである。振動部6は
圧電振動子1の幅方向に沿う縁部から外方に向けて圧電
振動子1の板面に平行に伸び突出している。振動部6は
長さ17mm、幅20mm、厚さ0.05mmである。
【0007】図10は図9における振動部6の部分拡大
平面図、図11は板面に垂直な平面で切断したときに現
れる振動部6の断面図である。振動部6にはその厚さ方
向に貫通する微細な複数の穴8が設けられている。穴8
の形状はすり鉢状であって、一方の開口面積が他方の開
口面積より大きく、面積の大きい方の開口を液体の入口
側とし、面積の小さい方の開口を液体の出口側としてい
る。入口側の直径は0.1mm、出口側の直径は0.0
2mmであって、穴8は等しいピッチで配列されてい
る。
平面図、図11は板面に垂直な平面で切断したときに現
れる振動部6の断面図である。振動部6にはその厚さ方
向に貫通する微細な複数の穴8が設けられている。穴8
の形状はすり鉢状であって、一方の開口面積が他方の開
口面積より大きく、面積の大きい方の開口を液体の入口
側とし、面積の小さい方の開口を液体の出口側としてい
る。入口側の直径は0.1mm、出口側の直径は0.0
2mmであって、穴8は等しいピッチで配列されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した霧化装置
における保液材101では液体9より上側の部分が空気
に露出している。空気中には溌水性物質が浮遊してお
り、保液材101が長期間空気に晒されると表面に溌水
性物質が付着し、保液材101の液体吸い上げ能力が低
下する。保液材101が新品で、液体吸い上げ能力に優
れているときは保液材101の上端に液体膜が形成され
振動板2はその液体膜に触れて液体9を霧化する。とこ
ろが保液材101の液体吸い上げ能力が低下すると、保
液材101の上端に液体膜がほとんど形成されなくな
り、霧化量が著しく低下する。このように、超音波霧化
装置に液体を供給する従来の構造には、液体吸い上げ能
力の維持に関し解決すべき課題があった。
における保液材101では液体9より上側の部分が空気
に露出している。空気中には溌水性物質が浮遊してお
り、保液材101が長期間空気に晒されると表面に溌水
性物質が付着し、保液材101の液体吸い上げ能力が低
下する。保液材101が新品で、液体吸い上げ能力に優
れているときは保液材101の上端に液体膜が形成され
振動板2はその液体膜に触れて液体9を霧化する。とこ
ろが保液材101の液体吸い上げ能力が低下すると、保
液材101の上端に液体膜がほとんど形成されなくな
り、霧化量が著しく低下する。このように、超音波霧化
装置に液体を供給する従来の構造には、液体吸い上げ能
力の維持に関し解決すべき課題があった。
【0009】そこで、本発明の目的は、貯液槽から液体
を吸い上げて超音波霧化装置に液体を供給する構造であ
って、長期間に渡って液体供給能力を維持できる超音波
霧化装置給液構造の提供にある。
を吸い上げて超音波霧化装置に液体を供給する構造であ
って、長期間に渡って液体供給能力を維持できる超音波
霧化装置給液構造の提供にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明による第1の手
段は、圧電振動子に穴あき振動板を固着してなる超音波
霧化装置に霧化用の液体を供給する構造において、前記
液体が貯められる貯液槽に下側の開口が浸けられ上側の
開口が前記貯液槽における前記液体の上面より高い位置
にあり、毛細管現象により前記液体を前記上側開口近傍
まで吸い上げる手段と、この吸い上げ手段により前記上
側開口近傍まで吸い上げられた前記液体を更に上方に導
いて前記振動板に接触させる親水性導水手段とからなる
超音波霧化装置給液構造である。
段は、圧電振動子に穴あき振動板を固着してなる超音波
霧化装置に霧化用の液体を供給する構造において、前記
液体が貯められる貯液槽に下側の開口が浸けられ上側の
開口が前記貯液槽における前記液体の上面より高い位置
にあり、毛細管現象により前記液体を前記上側開口近傍
まで吸い上げる手段と、この吸い上げ手段により前記上
側開口近傍まで吸い上げられた前記液体を更に上方に導
いて前記振動板に接触させる親水性導水手段とからなる
超音波霧化装置給液構造である。
【0011】本願発明による第2の手段は、前記第1の
手段において、前記吸い上げ手段がガラス管からなり、
前記親水性導水手段が該ガラス管の上側開口周縁および
この周縁からやや下方に至る間の内側管壁に設けられた
親水性樹脂でなることを特徴とする。
手段において、前記吸い上げ手段がガラス管からなり、
前記親水性導水手段が該ガラス管の上側開口周縁および
この周縁からやや下方に至る間の内側管壁に設けられた
親水性樹脂でなることを特徴とする。
【0012】本願発明による第3の手段は、前記第1の
手段において、前記吸い上げ手段が、互いに平行に微小
な間隙で前記貯液槽の内壁に側縁を接触して配列された
複数のガラス板でなり、前記親水性導水手段が前記ガラ
ス板の上縁およびこの上縁からやや下方に至る間に被覆
された親水性樹脂でなることを特徴とする。
手段において、前記吸い上げ手段が、互いに平行に微小
な間隙で前記貯液槽の内壁に側縁を接触して配列された
複数のガラス板でなり、前記親水性導水手段が前記ガラ
ス板の上縁およびこの上縁からやや下方に至る間に被覆
された親水性樹脂でなることを特徴とする。
【0013】本願発明による第4の手段は、前記第3の
手段において、前記ガラス板の上縁に設けられた前記親
水性樹脂に親水性繊維が植え付けられていることを特徴
とする。
手段において、前記ガラス板の上縁に設けられた前記親
水性樹脂に親水性繊維が植え付けられていることを特徴
とする。
【0014】本願発明による第5の手段は、前記第1の
手段において、前記吸い上げ手段が、互いに平行に微小
な間隙で前記貯液槽の内壁に側縁を接触して配列された
複数のガラス板でなり、前記親水性導水手段が前記ガラ
ス板の上縁およびこの上縁からやや下方に至る間に該ガ
ラス板自体を食刻して形成したすりガラスでなることを
特徴とする。
手段において、前記吸い上げ手段が、互いに平行に微小
な間隙で前記貯液槽の内壁に側縁を接触して配列された
複数のガラス板でなり、前記親水性導水手段が前記ガラ
ス板の上縁およびこの上縁からやや下方に至る間に該ガ
ラス板自体を食刻して形成したすりガラスでなることを
特徴とする。
【0015】本願発明による第6の手段は、圧電振動子
に穴あき振動板を固着してなる超音波霧化装置に霧化用
の液体を供給する構造において、互いに平行に微小な間
隙で前記液体を貯める貯液槽の内側に側縁を接触して配
列されている複数のガラス板と、一方の前記側縁の近傍
において前記間隙に埋められている親水性スペーサとか
らなり、前記複数のガラス板の上縁は前記スペーサが設
けられている側の前記側縁の近傍において他の部分より
も階段状に高くなっており、前記間隙は前記階段状に高
くなっている部分の上縁付近まで前記液体を毛細管現象
により吸い上げる程度に狭いことを特徴とする超音波霧
化装置給液構造である。
に穴あき振動板を固着してなる超音波霧化装置に霧化用
の液体を供給する構造において、互いに平行に微小な間
隙で前記液体を貯める貯液槽の内側に側縁を接触して配
列されている複数のガラス板と、一方の前記側縁の近傍
において前記間隙に埋められている親水性スペーサとか
らなり、前記複数のガラス板の上縁は前記スペーサが設
けられている側の前記側縁の近傍において他の部分より
も階段状に高くなっており、前記間隙は前記階段状に高
くなっている部分の上縁付近まで前記液体を毛細管現象
により吸い上げる程度に狭いことを特徴とする超音波霧
化装置給液構造である。
【0016】
【作用】本願発明の第1の手段では、毛細管現象を利用
して貯液槽から毛細管の上側開口付近まで液体を吸い上
げる吸い上げ手段と、吸い上げ手段により上側開口近傍
まで吸い上げられた液体を更に上方に導いて振動板に接
触させる親水性導水手段とを備える構成である。この構
造においては、毛細管でなる吸い上げ手段で貯液槽の液
面より相当に高い位置まで液体を吸い上げる。そこで、
貯液槽の液面から毛細管の上側開口までの液体吸い上げ
経路は毛細管の管壁で空気から遮断されているから、空
中の溌水性物質の付着により液体吸い上げ能力が時間の
経過とともに低下することはない。親水性導水手段に空
中の溌水性物質が付着することが考えられるが、親水性
導水手段は吸い上げ手段に比べて短い距離だけ液体を導
けばよいから、吸い上げ手段より極く小さい構造とする
ことができる。そこで、親水性導水手段は振動板の振動
を常に受けるので、この部分には溌水性物質は付着し難
い。従って、本発明の第1の手段によれば、長期間に渡
って液体供給能力を維持できる。第2〜第5の手段も第
1の手段と同様である。
して貯液槽から毛細管の上側開口付近まで液体を吸い上
げる吸い上げ手段と、吸い上げ手段により上側開口近傍
まで吸い上げられた液体を更に上方に導いて振動板に接
触させる親水性導水手段とを備える構成である。この構
造においては、毛細管でなる吸い上げ手段で貯液槽の液
面より相当に高い位置まで液体を吸い上げる。そこで、
貯液槽の液面から毛細管の上側開口までの液体吸い上げ
経路は毛細管の管壁で空気から遮断されているから、空
中の溌水性物質の付着により液体吸い上げ能力が時間の
経過とともに低下することはない。親水性導水手段に空
中の溌水性物質が付着することが考えられるが、親水性
導水手段は吸い上げ手段に比べて短い距離だけ液体を導
けばよいから、吸い上げ手段より極く小さい構造とする
ことができる。そこで、親水性導水手段は振動板の振動
を常に受けるので、この部分には溌水性物質は付着し難
い。従って、本発明の第1の手段によれば、長期間に渡
って液体供給能力を維持できる。第2〜第5の手段も第
1の手段と同様である。
【0017】本発明の第6の手段では、板面の形が階段
状をなす複数のガラスを微小な間隙で配列し、その間隔
における毛細管現象により貯液槽の液体をガラス板にお
ける上段の辺りまで吸い上げる。この構造では、該ガラ
ス板の板面に垂直な方向から見たとき、液体はそのガラ
ス板の上段から下段に至る縁に沿って段差のある形に該
間隙に満たされる。超音波霧化装置において振動板の先
端縁にその間隙に僅かに入り込む突起を設け、このよう
な構造の超音波霧化装置にこの第6の手段の給液構造を
組み合わせることにより、空気中の溌水性物質による給
液能力の低下のない超音波霧化系を得ることができる。
状をなす複数のガラスを微小な間隙で配列し、その間隔
における毛細管現象により貯液槽の液体をガラス板にお
ける上段の辺りまで吸い上げる。この構造では、該ガラ
ス板の板面に垂直な方向から見たとき、液体はそのガラ
ス板の上段から下段に至る縁に沿って段差のある形に該
間隙に満たされる。超音波霧化装置において振動板の先
端縁にその間隙に僅かに入り込む突起を設け、このよう
な構造の超音波霧化装置にこの第6の手段の給液構造を
組み合わせることにより、空気中の溌水性物質による給
液能力の低下のない超音波霧化系を得ることができる。
【0018】
【実施例】次に実施例を挙げ本発明を一層詳しく説明す
る。図1は本発明の第1の実施例を示す図であり、同図
(a)は平面図、同図(b)は断面図である。図におい
て、11はガラス毛細管、12は親水性樹脂である。ま
た、液体9は水である。図1(b)では互いに密着して
並べられた4本のガラス毛細管が表われているが、ガラ
ス毛細管11はこの実施例では16本配列されている。
図1(a)においても一部のガラス毛細管11の図示は
省かれている。親水性樹脂12としては、例えば(株)
クラレ製のポバール(登録商標)や関西ペイント(株)
製のコスマー(登録商標)がある。
る。図1は本発明の第1の実施例を示す図であり、同図
(a)は平面図、同図(b)は断面図である。図におい
て、11はガラス毛細管、12は親水性樹脂である。ま
た、液体9は水である。図1(b)では互いに密着して
並べられた4本のガラス毛細管が表われているが、ガラ
ス毛細管11はこの実施例では16本配列されている。
図1(a)においても一部のガラス毛細管11の図示は
省かれている。親水性樹脂12としては、例えば(株)
クラレ製のポバール(登録商標)や関西ペイント(株)
製のコスマー(登録商標)がある。
【0019】ガラス毛細管11において毛細管現象によ
り液体9(水)が貯液槽における上面9aから吸い上げ
られて到達する高さhは次の式(1)で計算される。 h=2T÷(rρg) (1) ここでTは1mあたりの水の表面張力、rはガラス毛細
管11の半径、ρは水の密度、gは重力の加速度であ
る。そこで、ガラス毛細管11の半径rを適切に選ぶこ
とにより、ガラス毛細管11の上側開口近傍まで液体9
を吸い上げることができる。この実施例ではガラス毛細
管11の上縁とこの上縁か少し下側の位置に至る間の該
管11の内壁に親水性樹脂12を被覆してある。親水性
樹脂12はガラス毛細管11の上端近傍まで登って来て
いる液体9を更に上方に吸い上げ、液体9の上面15は
親水性樹脂12の上縁から上にやや盛り上る。振動板2
は親水性樹脂12の上縁に僅かな間隙で対面しているの
で、親水性樹脂12の上縁より上に盛り上がった液体9
は振動板2の下面に接触する。
り液体9(水)が貯液槽における上面9aから吸い上げ
られて到達する高さhは次の式(1)で計算される。 h=2T÷(rρg) (1) ここでTは1mあたりの水の表面張力、rはガラス毛細
管11の半径、ρは水の密度、gは重力の加速度であ
る。そこで、ガラス毛細管11の半径rを適切に選ぶこ
とにより、ガラス毛細管11の上側開口近傍まで液体9
を吸い上げることができる。この実施例ではガラス毛細
管11の上縁とこの上縁か少し下側の位置に至る間の該
管11の内壁に親水性樹脂12を被覆してある。親水性
樹脂12はガラス毛細管11の上端近傍まで登って来て
いる液体9を更に上方に吸い上げ、液体9の上面15は
親水性樹脂12の上縁から上にやや盛り上る。振動板2
は親水性樹脂12の上縁に僅かな間隙で対面しているの
で、親水性樹脂12の上縁より上に盛り上がった液体9
は振動板2の下面に接触する。
【0020】図2(a)は本発明の第2の実施例を示す
斜視図である。図で、21は矩形ガラス板、26〜29
は樹脂板である。樹脂板26〜29及び底板で貯液槽を
なしており、この貯液槽の内壁に側縁を接触して互いに
平行に微小な間隙でガラス板21が配置されている。こ
れらガラス板21の上縁およびこの上縁からやや下がっ
た位置まで(図1の親水性樹脂12と同程度の深さま
で)至る間のガラス板21の板面は親水性樹脂で被覆さ
れている。ガラス板21の間隔を十分に狭くして、毛細
管現象により液体9がガラス板21の上端近傍まで吸い
上げられるように設計されている。親水性樹脂によりそ
の液体9は、図1の実施例と同様に、親水性樹脂の上縁
の上側に液体9が盛り上がる。そこで、親水性樹脂の上
縁にほぼ接触する程度に接近して振動板2を配置するこ
とにより、液体9を霧化することができる。
斜視図である。図で、21は矩形ガラス板、26〜29
は樹脂板である。樹脂板26〜29及び底板で貯液槽を
なしており、この貯液槽の内壁に側縁を接触して互いに
平行に微小な間隙でガラス板21が配置されている。こ
れらガラス板21の上縁およびこの上縁からやや下がっ
た位置まで(図1の親水性樹脂12と同程度の深さま
で)至る間のガラス板21の板面は親水性樹脂で被覆さ
れている。ガラス板21の間隔を十分に狭くして、毛細
管現象により液体9がガラス板21の上端近傍まで吸い
上げられるように設計されている。親水性樹脂によりそ
の液体9は、図1の実施例と同様に、親水性樹脂の上縁
の上側に液体9が盛り上がる。そこで、親水性樹脂の上
縁にほぼ接触する程度に接近して振動板2を配置するこ
とにより、液体9を霧化することができる。
【0021】図2(b)は図2(a)の実施例の一変形
例を示す図である。この例では、ガラス板21の間隙内
に親水性樹脂スペーサ22が設けてある。スペーサ22
により、液体9を図2(a)の実施例より上に盛り上り
易くしてある。親水性樹脂スペーサ22としては、例え
ば旭化成(株)製のベンコット(登録商標)が用いられ
る。
例を示す図である。この例では、ガラス板21の間隙内
に親水性樹脂スペーサ22が設けてある。スペーサ22
により、液体9を図2(a)の実施例より上に盛り上り
易くしてある。親水性樹脂スペーサ22としては、例え
ば旭化成(株)製のベンコット(登録商標)が用いられ
る。
【0022】図3(a)は図2(a)の実施例の別の変
形例を示す部分平面図である。31は波形のガラス板を
示す。本図では3枚の波形ガラス板31だけが抽出して
示されているが、実際には図2(a)と同様に貯液槽内
にこれらのガラス板31を配列して構成される。
形例を示す部分平面図である。31は波形のガラス板を
示す。本図では3枚の波形ガラス板31だけが抽出して
示されているが、実際には図2(a)と同様に貯液槽内
にこれらのガラス板31を配列して構成される。
【0023】図3(b)は、図2(a)の実施例と図3
(a)の実施例とを組み合わせて構成した構造を示す部
分平面図である。この構造では機械強度が増大する。
(a)の実施例とを組み合わせて構成した構造を示す部
分平面図である。この構造では機械強度が増大する。
【0024】図3(c)は、図1の実施例における円柱
形ガラス毛細管11に代えて六角柱形ガラス毛細管を配
列してなる実施例を示す部分平面図である。なお、図3
(a),(b),(c)は、ガラス板21,31又はガ
ラス管33の上縁を被覆する親水性樹脂を省略して描い
てある。
形ガラス毛細管11に代えて六角柱形ガラス毛細管を配
列してなる実施例を示す部分平面図である。なお、図3
(a),(b),(c)は、ガラス板21,31又はガ
ラス管33の上縁を被覆する親水性樹脂を省略して描い
てある。
【0025】図4は、図2(a)に示した実施例の構造
において、親水性樹脂41の上縁に親水性繊維42を植
え付けた本発明の第3の実施例を概念的に示す斜視図で
ある。親水性繊維42は、親水性樹脂41の上縁にまで
吸い上げられた液体9を更に上方に導く。親水性繊維4
2の上端は振動板2に軽く接触する。振動板2から振動
を受けると、親水性繊維42は次々と液体を吸い上げ振
動板2の下面に液体9を連続して供給する。親水性繊維
42の先端は極く細く振動板2には点で接触するから、
振動板2が親水性繊維により振動を妨害されることはな
い。親水性繊維42は、ナイロンパイルに親水性樹脂
(ポバール、コスマ等)をコーティングして生成され
る。
において、親水性樹脂41の上縁に親水性繊維42を植
え付けた本発明の第3の実施例を概念的に示す斜視図で
ある。親水性繊維42は、親水性樹脂41の上縁にまで
吸い上げられた液体9を更に上方に導く。親水性繊維4
2の上端は振動板2に軽く接触する。振動板2から振動
を受けると、親水性繊維42は次々と液体を吸い上げ振
動板2の下面に液体9を連続して供給する。親水性繊維
42の先端は極く細く振動板2には点で接触するから、
振動板2が親水性繊維により振動を妨害されることはな
い。親水性繊維42は、ナイロンパイルに親水性樹脂
(ポバール、コスマ等)をコーティングして生成され
る。
【0026】図5は本発明の第4の実施例を示す図であ
り、同図(a)はこの実施例におけるガラス板の上縁を
拡大して示す斜視図、同図(b)はこの実施例の部分を
示す一部破断斜視図である。この実施例では、図2
(a)の実施例と同様に複数のガラス板51を微小な間
隙で互いに平行に配列し、ガラス板51の側縁を貯液槽
の内壁に接触して構成されている。側板53,54及び
最も外側の両端のガラス板51並びに底板でもって貯液
槽をなしている。ガラス板51の上縁とこの上縁からや
や下がった位置まで至る間のガラス板51の板面とは砂
粒で食刻されすりガラスとなっている。すりガラスは親
水性に富み、親水性樹脂と同様に水を吸い上げ、ガラス
板51の上縁の上側に液体9を盛り上らせる。
り、同図(a)はこの実施例におけるガラス板の上縁を
拡大して示す斜視図、同図(b)はこの実施例の部分を
示す一部破断斜視図である。この実施例では、図2
(a)の実施例と同様に複数のガラス板51を微小な間
隙で互いに平行に配列し、ガラス板51の側縁を貯液槽
の内壁に接触して構成されている。側板53,54及び
最も外側の両端のガラス板51並びに底板でもって貯液
槽をなしている。ガラス板51の上縁とこの上縁からや
や下がった位置まで至る間のガラス板51の板面とは砂
粒で食刻されすりガラスとなっている。すりガラスは親
水性に富み、親水性樹脂と同様に水を吸い上げ、ガラス
板51の上縁の上側に液体9を盛り上らせる。
【0027】図6は本発明の第5の実施例を示す図であ
り、同図(a)はその部分破断斜視図、同図(b)はこ
の実施例の段差部における水面を示す図である。この実
施例では複数のガラス板61が微小な間隙で互いに平行
に側縁を貯液槽の内壁に接触して配列されている。ガラ
ス板61相互間の微小間隔には旭化成(株)製のベンコ
ットでなる親水性スペーサ63が挟まれている。この親
水性スペーサ63の設けられている側部において、ガラ
ス板61の上縁は段差aだけ上方に階段状に高くなって
いる。毛細管現象により液体9はガラス板61の間隙内
に吸い上げられ、階段状に高い部分の上縁近傍まで液体
は達する。ガラス板61の板面に垂直な方向から見た液
体9の上面は図6(b)に示す如くに曲線をもって段差
部水位65となる。振動板2aの先端には突起62が設
けてある。突起62はガラス板61の間隙に入り、その
間隙内の液体9に触れる。振動板2aが振動すると、ま
ず段差部の液体9が突起62により振動板2aの下面に
拡がる。次に、振動板2aの下側のガラス板61の間隙
内の液体9が、突起62により拡散された液体9により
引き上げられ、振動板2aの下面に達し、振動板2aよ
り霧化される。振動板2aの下側にあるガラス板61内
の液体9の上面と振動板2aの下面とが液体9により一
旦繋ると霧化された分だけの液体9は振動板2aの下方
から連続して供給され、途切れることなく霧を発生する
ことができる。
り、同図(a)はその部分破断斜視図、同図(b)はこ
の実施例の段差部における水面を示す図である。この実
施例では複数のガラス板61が微小な間隙で互いに平行
に側縁を貯液槽の内壁に接触して配列されている。ガラ
ス板61相互間の微小間隔には旭化成(株)製のベンコ
ットでなる親水性スペーサ63が挟まれている。この親
水性スペーサ63の設けられている側部において、ガラ
ス板61の上縁は段差aだけ上方に階段状に高くなって
いる。毛細管現象により液体9はガラス板61の間隙内
に吸い上げられ、階段状に高い部分の上縁近傍まで液体
は達する。ガラス板61の板面に垂直な方向から見た液
体9の上面は図6(b)に示す如くに曲線をもって段差
部水位65となる。振動板2aの先端には突起62が設
けてある。突起62はガラス板61の間隙に入り、その
間隙内の液体9に触れる。振動板2aが振動すると、ま
ず段差部の液体9が突起62により振動板2aの下面に
拡がる。次に、振動板2aの下側のガラス板61の間隙
内の液体9が、突起62により拡散された液体9により
引き上げられ、振動板2aの下面に達し、振動板2aよ
り霧化される。振動板2aの下側にあるガラス板61内
の液体9の上面と振動板2aの下面とが液体9により一
旦繋ると霧化された分だけの液体9は振動板2aの下方
から連続して供給され、途切れることなく霧を発生する
ことができる。
【0028】
【発明の効果】以上に実施例を挙げて詳しく説明したよ
うに、本発明によれば貯液槽から液体を吸い上げて超音
波霧化装置に液体を供給する構造であって、長期間にわ
たって使用しても空気中の溌水性物質によって給水能力
に影響を受け難く、安定して液体を供給できる超音波霧
化装置給液構造が提供できる。
うに、本発明によれば貯液槽から液体を吸い上げて超音
波霧化装置に液体を供給する構造であって、長期間にわ
たって使用しても空気中の溌水性物質によって給水能力
に影響を受け難く、安定して液体を供給できる超音波霧
化装置給液構造が提供できる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す図。
【図2】本発明の第2の実施例及びその変形例を示す
図。
図。
【図3】図1及び図2に示した実施例の変形例を示す
図。
図。
【図4】本発明の第3の実施例を示す図。
【図5】本発明の第4の実施例を示す図。
【図6】本発明の第5の実施例を示す図。
【図7】従来の給液構造により液体を供給する方式の超
音波霧化装置を示す断面図。
音波霧化装置を示す断面図。
【図8】図7の超音波霧化装置における超音波励振器を
示す側面図。
示す側面図。
【図9】図8の超音波励振器を示す平面図。
【図10】図8の超音波励振器における振動板の拡大平
面図。
面図。
【図11】図8の超音波励振器における振動板の拡大断
面図。
面図。
1 圧電振動子 2 振動板 3 圧電磁器 4,5 Au電極 6 振動部 7 固差部 8 穴 9 液体 11 ガラス毛細管 12 親水性樹脂 21 ガラス板 22 親水性樹脂スペーサ 26〜29 樹脂板 31 波形ガラス板 33 六角形ガラス毛細管 41 親水性樹脂 42 親水性繊維 51 ガラス板 52 すりガラス 53,54 側板 61 ガラス板 62 突起 63 親水性スペーサ 64 側壁 65 段差部水位 101 保液材 102 貯水槽 103 電源部 104 スイッチ 105 鍵盤 106 本体フタ 107 支技板 111,112 リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸田 耕司 神奈川県横須賀市二葉1丁目49番18号
Claims (6)
- 【請求項1】 圧電振動子に穴あき振動板を固着してな
る超音波霧化装置に霧化用の液体を供給する構造におい
て、前記液体が貯められる貯液槽に下側の開口が浸けら
れ上側の開口が前記貯液槽における前記液体の上面より
高い位置にあり、毛細管現象により前記液体を前記上側
開口近傍まで吸い上げる手段と、この吸い上げ手段によ
り前記上側開口近傍まで吸い上げられた前記液体を更に
上方に導いて前記振動板に接触させる親水性導水手段と
からなる超音波霧化装置給液構造。 - 【請求項2】 前記吸い上げ手段がガラス管からなり、
前記親水性導水手段が該ガラス管の上側開口周縁および
この周縁からやや下方に至る間の内側管壁に設けられた
親水性樹脂でなることを特徴とする請求項1に記載の超
音波霧化装置給液構造。 - 【請求項3】 前記吸い上げ手段が、互いに平行に微小
な間隙で前記貯液槽の内壁に側縁を接触して配列された
複数のガラス板でなり、前記親水性導水手段が前記ガラ
ス板の上縁およびこの上縁からやや下方に至る間に被覆
された親水性樹脂でなることを特徴とする請求項1に記
載の超音波霧化装置給液構造。 - 【請求項4】 前記ガラス板の上縁に設けられた前記親
水性樹脂に親水性繊維が植え付けられていることを特徴
とする請求項3に記載の超音波霧化装置給液構造。 - 【請求項5】 前記吸い上げ手段が、互いに平行に微小
な間隙で前記貯液槽の内壁に側縁を接触して配列された
複数のガラス板でなり、前記親水性導水手段が前記ガラ
ス板の上縁およびこの上縁からやや下方に至る間に該ガ
ラス板自体を食刻して形成されたすりガラスでなること
を特徴とする請求項1に記載の超音波霧化装置給液構
造。 - 【請求項6】 圧電振動子に穴あき振動板を固着してな
る超音波霧化装置に霧化用の液体を供給する構造におい
て、互いに平行に微小な間隙で前記液体を貯める貯液槽
の内側に側縁を接触して配列されている複数のガラス板
と、一方の前記側縁の近傍において前記間隙に埋められ
ている親水線スペーサとからなり、前記複数のガラス板
の上縁は前記スペーサが設けられている側の前記側縁の
近傍において他の部分よりも階段状に高くなっており、
前記間隙は前記階段状に高くなっている部分の上縁付近
まで前記液体を毛細管現象により吸い上げる程度に狭い
ことを特徴とする超音波霧化装置給液構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16435392A JPH05329411A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 超音波霧化装置給液構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16435392A JPH05329411A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 超音波霧化装置給液構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05329411A true JPH05329411A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15791544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16435392A Pending JPH05329411A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 超音波霧化装置給液構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05329411A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH078863A (ja) * | 1993-06-02 | 1995-01-13 | L'oreal Sa | 圧電噴霧装置 |
JPH0871470A (ja) * | 1994-09-09 | 1996-03-19 | Koki Bussan Kk | 超音波霧化装置およびその給液構造 |
EP0897755A2 (en) | 1997-08-20 | 1999-02-24 | Fumakilla Limited | Piezoelectric chemical-liquid atomizer apparatus and method for repelling or eliminating harmful organism |
JP2010075913A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Micro Base Technology Corp | 霧化装置 |
WO2012046698A1 (ja) * | 2010-10-04 | 2012-04-12 | 住友電気工業株式会社 | 揚水管およびそれを含む揚水装置 |
JP2017129735A (ja) * | 2016-01-20 | 2017-07-27 | 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター | レーザーマイクロダイセクター及びレーザーマイクロダイセクション方法 |
JP2020511282A (ja) * | 2017-03-23 | 2020-04-16 | スタムフォード・ディバイセズ・リミテッド | エアロゾル送達装置 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP16435392A patent/JPH05329411A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH0871470A (ja) * | 1994-09-09 | 1996-03-19 | Koki Bussan Kk | 超音波霧化装置およびその給液構造 |
EP0897755A2 (en) | 1997-08-20 | 1999-02-24 | Fumakilla Limited | Piezoelectric chemical-liquid atomizer apparatus and method for repelling or eliminating harmful organism |
EP1382399A1 (en) | 1997-08-20 | 2004-01-21 | Fumakilla Limited | Method for repelling or eliminating harmful organism |
JP2010075913A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Micro Base Technology Corp | 霧化装置 |
WO2012046698A1 (ja) * | 2010-10-04 | 2012-04-12 | 住友電気工業株式会社 | 揚水管およびそれを含む揚水装置 |
CN103153042A (zh) * | 2010-10-04 | 2013-06-12 | 住友电气工业株式会社 | 液体输送管和包括该液体输送管的液体输送装置 |
EP2625951A1 (en) * | 2010-10-04 | 2013-08-14 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Water pumping pipe and water pumping device using same |
EP2625951A4 (en) * | 2010-10-04 | 2014-03-19 | Sumitomo Electric Industries | WATER PUMP AND WATER PUMPING DEVICE THEREFOR |
JP2017129735A (ja) * | 2016-01-20 | 2017-07-27 | 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター | レーザーマイクロダイセクター及びレーザーマイクロダイセクション方法 |
JP2020511282A (ja) * | 2017-03-23 | 2020-04-16 | スタムフォード・ディバイセズ・リミテッド | エアロゾル送達装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010522 |