JPH05329297A

JPH05329297A - 乾燥機

Info

Publication number: JPH05329297A
Application number: JP4182789A
Authority: JP
Inventors: Toshitaka Takei; 敏孝丈井
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1992-06-01
Filing date: 1992-06-01
Publication date: 1993-12-14

Abstract

(57)【要約】【目的】洗濯物を乾燥する装置に関して、自然の力を
利用して消費電力を極力少なくし、しかも大量の衣類を
同時に乾かせるようにする。しかも乾かす場所のスペー
スを小さくする事を目的としている。【構成】篭３に固定した回転軸５を、モーター７で回
す。篭３の側面１０は開孔率５０％以上にして、太陽光
や風が当たるようにする，その他回転軸５を支える回転
軸受２や台１で構成する。また家庭にある物干しにも吊
下げられるように、吊下アダプター１５を付ける場合も
ある。さらには篭３の回転も自然の力で得られるように
プロペラ１６を付ける事もある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、洗濯物等を乾燥する装
置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、洗濯物を乾燥する場合、物干しに
干すのが一般的である。そしてコインランドリーの業務
用乾燥機や家庭用の衣類乾燥機のように、洗濯物を、回
転するドラムの中に入れて、温風を吹込み、蒸発した水
分を排出する装置もある。その他ではふとん乾燥機やヘ
アードライヤーのように、熱風を排出するのが主な機能
となっている装置もある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが物干しに干す
のは、手間がかかる上、場所もとる。その点業務用の乾
燥機や、家庭用の衣類乾燥機は上記課題を解決している
が、消費電力が大きく非経済的である。消費電力を減ら
すために、加熱をやめたり、排気を止めると、衣類が乾
燥するまでに長時間を要する。ふとん乾燥機や、ヘアー
ドライヤーは濡れた衣類を広げる機能がないし、大量の
衣類を同時に乾燥させる事はできない。もちろん消費電
力も大きいので、非経済的である。

【０００４】本発明は場所をとらなくて、大量の衣類を
同時に、しかも経済的に乾燥する事を目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】回転軸の回りを回る乾燥
ケースの開孔率を上げ、風通しを良くする。すると太陽
光が衣類に直接当りやすくなり、特にファンを使って風
を起こさなくても、十分な除湿が可能となる。すなわち
回転する篭に濡れた衣類を入れ、天日あるいは風通しの
良い部屋で乾燥させる。

【０００６】本発明の乾燥機を図面に基づいて説明す
る。先ず図１に本発明の乾燥機の基本形を実施例１とし
て斜視図で示す。台１に回転軸受２−ａ，２−ｂを付
け，篭３の端面４−ａ，４−ｂに固定した回転軸５−
ａ，５−ｂを通す。そして回転軸５−ａに軸用プーリー
６を固定する。また台１にモーター７を固定して、モー
ター用プーリー８を付ける。軸用プーリー６とモーター
用プーリー８はベルト９で接続する。篭３の側面１０は
開孔率５０％以上の網を筒状にしたものである。側面１
０は扉１１が付いていて、止金１２には鍵１３を付けて
も良い。ところで回転軸５−ａと回転軸５−ｂは篭３の
中を貫通して一本の軸であっても良いし、篭３の中には
突出さないで、分離していても良い。

【０００７】

【作用】先ず扉１１を開けて、篭３の中に脱水した洗濯
物を入れ、扉１１を閉め、鍵１３をかけ、モーター７を
回転させる。するとモーター用プーリー８からベルト９
を通じて軸用プーリー６に回転力が伝達し、回転軸５に
固定した篭３が回転する。台１を庭やベランダに設置す
れば、開孔率を５０％以上とした篭３の側面１０から太
陽光や風が入り洗濯物を乾燥させる。ところで回転軸５
は篭３を貫通しないで、回転軸５−ａと５−ｂに別れて
いる。それは回転軸５を貫通させると篭３が回転する時
に洗濯物が回転軸５に引掛り、乾燥の能率を妨げるから
である。

【０００８】

【実施例】次に図２に実施例２を示す。それは回転軸５
を一本のパイプで作り、篭３を貫通して端面４で篭３を
固定する。そして回転軸５に棒１４を通して回転軸受２
−ａ，２−ｂに固定する。モーター７は棒１４に固定し
て回転軸５と噛合う。ここで棒１４は既成の物干竿の様
なものであっても良いので、篭３と回転軸５とモーター
７が基本構成要素である。ここでは回転軸５を篭３に貫
通させるているが、側面１０の直径を大きくする事で、
洗濯物が回転軸５に引掛からないようにしている。

【０００９】次に図３に実施例３を示す。これは実施例
１の回転軸受２−ａ，２−ｂを台１に固定する変わり
に、吊下アダプター１５−ａ，１５−ｂを付けたもので
ある。またここではモーター７を回転軸受２に直接付け
たが、実施例１のようにモーター７と回転軸５をベルト
６で接続しても本発明の本質は変わらない。実施例３に
於いては、回転軸受２の先に付けた吊下アダプター１５
を、物干し竿に通して固定する。この吊下アダプター１
５を固定する物は、かならずしも物干し竿でなくて、棒
状のものでも良いし、軒下に固定しても良い。このよう
に回転軸受２をしっかり固定した後、回転軸受２に取付
けたモーター７を回す。するとモーター７に直結した回
転軸５が篭３を回転させる。

【００１０】次に図４に実施例４を示す。これは篭３に
プロペラ１６を固定した構造になっている。また篭３の
ポール１７の先端に付けた回転皿１８と篭３の中央ベル
ト帯１９がスライドするように噛み合っている。そして
ポール１７は台１に固定しても良いし、大地に埋めた
り、堅牢な柱等にくくりつけても良い。ここでは篭３に
固定したプロペラ１６が風を受けて、篭３に回転力を与
える。すると篭３は、中央ベルト帯１９が回転皿１８の
上をスライドしながら回転する。ところで図には示さな
いが、回転皿１８にモーター７を付けて、駆動力を持た
せても良い。その場合、プロペラ１６はかならずしも必
要ではない。

【００１１】従ってプロペラ１６は、実施例１、２、３
にも同じように取付ける事ができる。その場合、モータ
ー７を取去っても良い。

【００１２】

【発明の効果】本発明の乾燥機は、脱水した洗濯物を篭
３に入れて回転させるので、物干し竿に吊るす従来の干
し方に比べ、場所をとらない。従って屋外に設置して、
とっさに雨が降った時、手間なくカバーを被せる事がで
きる。その上、篭３の側面１０は開孔率５０％以上の穴
が開いているので、洗濯物に太陽光が十分に当り、紫外
線による殺菌効果が得られるまた風通しも良いので、
自然乾燥ができ、消費電力は極めて少なく経済的であ
る。すなわち従来の回転ドラム式温風乾燥機と、物干し
竿に吊るす自然乾燥の長所を兼備えている。さらに篭３
の止金１２に鍵１３を付ければ、盗難防止効果も得られ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】木発明の乾燥機の実施例１を示す斜視図であ
る。

【図２】本発明の乾燥機の実施例２を示す斜視図であ
る。

【図３】本発明の乾燥機の実施例３を示す斜視図である

【図４】本発明の乾燥機の実施例４を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

１台２回転軸受３篭５回転軸７モーター１０側面１５吊下アダプター１６プロペラ１８回転皿１９中央ベルト帯

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】側向の開孔率を５０％以上とした篭に回
転軸を付け、該回転軸に駆動系を連結した乾燥機。