JPH05328190A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH05328190A
JPH05328190A JP15595192A JP15595192A JPH05328190A JP H05328190 A JPH05328190 A JP H05328190A JP 15595192 A JP15595192 A JP 15595192A JP 15595192 A JP15595192 A JP 15595192A JP H05328190 A JPH05328190 A JP H05328190A
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JP
Japan
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tracking
vector
circuit
motion vector
change
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Application number
JP15595192A
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English (en)
Inventor
Koji Kageyama
浩二 景山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、テレビジヨンカメラ、監視装置等の
撮像装置に適用する画像処理装置に関し、被写体が瞬間
的に物陰等に隠れた場合でも確実に被写体を追跡し得る
ようにする。 【構成】本発明は、追跡ベクトル検出領域内の動きベク
トルの度数分布を検出した後、従前に検出した追跡ベク
トルを基準にして度数分布検出結果から動きベクトルの
変化を検出し、最も変化の小さな動きベクトルを検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1、図4及び図5) 作用(図1、図4及び図5) 実施例 (1)全体構成(図1〜図3) (2)追跡ベクトル検出回路(図4) (3)判定回路(図5〜図9) (4)実施例の効果 (5)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関し、例
えばテレビジヨンカメラ、監視装置等の撮像装置に適用
し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の画像処理装置において
は、撮像画像中の最大輝度部分を検出することにより、
当該輝度部分を基準にして所望の被写体を追跡し得るよ
うになされたものが提案されている。
【0004】このように所望の被写体を追跡することが
できれば、当該被写体を中心にして自動的に焦点合わ
せ、絞り調整等し得、撮像装置全体の使い勝手を向上す
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのように最
大輝度部分を基準にして被写体を追跡する場合、所望の
被写体を確実に追跡し得ない場合がある。
【0006】この問題を解決する1つの方法として、動
きベクトルを基準にして被写体を追跡する方法が考えら
れる。ところがこの方法の場合、被写体が瞬間的に物陰
等に隠れた場合、被写体の動きベクトルを検出すること
が困難になることにより、実際の自然画においては、実
用上未だ不充分な問題がある。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、被写体が瞬間的に物陰等に隠れた場合でも確実に被
写体を追跡することができる画像処理装置を提案しよう
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、順次入力される画像データSV
を、水平及び垂直方向に所定画素単位のブロツクに分割
する画像データブロツク化回路20と、水平及び垂直方
向にブロツクを所定個数含んでなる追跡ベクトル検出領
域ARを設定する検出領域設定回路6と、追跡ベクトル
検出領域AR内の各ブロツクについて、動きベクトルM
Vを検出する動きベクトル検出回路20と、動きベクト
ル検出回路20の検出結果に基づいて、追跡ベクトル検
出領域AR内の動きベクトルMVの分布を検出し、該分
布検出結果BPに基づいて追跡ベクトル検出領域AR内
の画像の移動方向及び移動量を表す追跡ベクトルVTを
検出する追跡ベクトル検出回路27、29とを具え、追
跡ベクトル検出回路27、29は、従前のフレーム又は
フイールドで検出された追跡ベクトルVTを基準にし
て、分布検出結果BPを処理することにより、追跡ベク
トル検出領域AR内で検出された動きベクトルMVの1
つを現在のフレーム又はフイールドの追跡ベクトルVT
に選定する。
【0009】追跡ベクトル検出回路27、29は、従前
のフレーム又はフイールドで検出された分布検出結果B
Pから、従前のフレーム又はフイールドの追跡ベクトル
VTと一致する従前のフレーム又はフイールドの動きベ
クトルMVの度数Nを検出し、従前のフレーム又はフイ
ールドの動きベクトルMVの度数N及び追跡ベクトルV
Tを基準にして、現在のフレーム又はフイールドで検出
された分布検出結果BPの変化を検出して、該変化の最
も小さい動きベクトルMVを現在のフレーム又はフイー
ルドの追跡ベクトルVTに選定する。
【0010】分布検出結果BPの変化の検出は、動きベ
クトルMVの度数Nの変化、動きベクトルMVの大きさ
の変化及び動きベクトルMVの方向の変化を動きベクト
ルMV毎に検出した後、動きベクトルMVの度数Nの変
化、動きベクトルMVの大きさの変化及び動きベクトル
MVの方向の変化を加算して動きベクトルMV毎に全体
の変化を検出し、全体の変化の最も小さい動きベクトル
MVを現在のフレーム又はフイールドの追跡ベクトルV
Tに選定する。
【0011】追跡ベクトル検出回路27、29は、従前
のフレーム又はフイールドの追跡ベクトルVTを基準に
して最も小さな変化を検出し、最も小さな変化及び所定
のしきい値TH1との間で比較結果を得、最も小さな変
化がしきい値TH1以上のとき、従前のフレーム又はフ
イールドからさらに遡つたフレーム又はフイールドの追
跡ベクトルVTを基準にして最も小さな変化を検出し、
該変化の最も小さい動きベクトルMVを現在のフレーム
又はフイールドの追跡ベクトルVTに選定する。
【0012】追跡ベクトル検出回路27、29は、最も
小さな変化を検出する際に、現在のフレーム又はフイー
ルドから遡るに従つて、しきい値TH1、TH2、……
の値を切り換える。
【0013】追跡ベクトル検出回路27、29は、追跡
ベクトル検出領域AR内の画像の移動方向及び移動量の
検出開始時、分布検出結果BPに基づいて、最も度数N
の大きな動きベクトルMVを現在のフレーム又はフイー
ルドの追跡ベクトルVTに選定した後、続くフレーム又
はフイールドについて順次追跡ベクトルVTを検出す
る。
【0014】順次入力される画像データSVは、撮像系
2を介して所望の被写体を撮像した画像データで、追跡
ベクトル検出領域ARは、被写体を囲むように設定さ
れ、追跡ベクトル検出回路27、29は、追跡ベクトル
検出結果VTを所定の追跡回路4、10に出力し、上記
追跡回路4、10は、追跡ベクトル検出領域ARに応じ
て被写体の囲む枠画像WKを形成すると共に、追跡ベク
トル検出結果VTに基づいて、追跡追跡ベクトル検出領
域AR及び枠画像WKを移動させる。
【0015】順次入力される画像データSVは、撮像系
2を介して所望の被写体を撮像した画像データで、追跡
ベクトル検出領域ARは、被写体を囲むように設定さ
れ、追跡ベクトル検出回路27、29は、追跡ベクトル
検出結果VTを所定の追跡回路70に出力し、追跡回路
70は、追跡ベクトル検出結果VTに基づいて、被写体
の動きを追跡するように、撮像系2の向きを移動させ
る。
【0016】
【作用】追跡ベクトル検出領域AR内の動きベクトルM
Vの分布を検出し、従前のフレーム又はフイールドで検
出された追跡ベクトルを基準にして該分布検出結果BP
を処理して追跡ベクトル検出領域AR内の画像の移動方
向及び移動量を表す追跡ベクトルVTを検出すれば、被
写体が瞬間的に物陰等に隠れた場合でも確実に被写体を
追跡することができる。
【0017】このとき従前のフレーム又はフイールドの
追跡ベクトルVTと一致する従前のフレーム又はフイー
ルドの動きベクトルMVの度数Nを検出し、この度数N
及び追跡ベクトルVTを基準にして、分布検出結果BP
の変化を検出して、該変化の最も小さい動きベクトルM
Vを現在のフレーム又はフイールドの追跡ベクトルVT
に選定すれば、被写体が瞬間的に物陰等に隠れた場合で
も確実に被写体を追跡することができる。
【0018】さらにこの変化を検出する際に、動きベク
トルMVの度数Nの変化、動きベクトルMVの大きさの
変化及び動きベクトルMVの方向の変化を動きベクトル
MV毎に加算して動きベクトルMV毎に全体の変化を検
出し、全体の変化の最も小さい動きベクトルMVを現在
のフレーム又はフイールドの追跡ベクトルVTに選定す
れば、確実に被写体を追跡することができる。
【0019】このとき最も小さな変化がしきい値TH1
以上のとき、従前のフレーム又はフイールドからさらに
遡つたフレーム又はフイールドの追跡ベクトルVTを基
準にして最も小さな変化を検出し、該変化の最も小さい
動きベクトルMVを現在のフレーム又はフイールドの追
跡ベクトルVTに選定すれば、物陰に隠れた被写体がこ
の物陰から表れた場合でも、確実に追跡することができ
る。
【0020】さらに最も小さな変化を検出する際に、現
在のフイールド又はフレームから遡るに従つて、このし
きい値TH1、TH2、……の値を切り換えれば、被写
体の動きが変化した場合でも追跡することができる。
【0021】これに対して検出開始時、分布検出結果B
Pに基づいて、最も度数Nの大きな動きベクトルMVを
現在のフレーム又はフイールドの追跡ベクトルVTに選
定すれば、この追跡ベクトルVTを基準にして連続的に
追跡ベクトルVTを検出することができる。
【0022】さらに撮像装置に適用して、撮像系2を介
して所望の被写体を撮像した画像データSVについて、
この被写体を囲むように追跡ベクトル検出領域ARを設
定し、この追跡ベクトル検出領域ARに応じて被写体の
囲む枠画像WKを形成すると共に、追跡ベクトル検出結
果に基づいて、追跡追跡ベクトル検出領域AR及び枠画
像WKを移動させれば、追跡結果を目視確認しながら追
跡することができる。
【0023】さらに追跡ベクトル検出結果に基づいて、
被写体の動きを追跡するように、撮像系2の向きを移動
させれば、撮像装置全体として被写体を自動的に追跡す
ることができる。
【0024】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0025】(1)全体構成 図1において、1は全体として物体追跡装置を示し、ユ
ーザの指定した被写体を追跡して絞り、焦点を調整す
る。
【0026】すなわち撮像装置2は、所望の被写体を撮
像し、その結果得られるビデオ信号SVを追跡ベクトル
検出回路4に出力する。
【0027】追跡ベクトル検出回路4は、順次入力され
るビデオ信号SVをデイジタル信号に変換すると共に、
入力回路6から入力される座標データ(x1,y1)、
(x2,y2)に基づいて追跡ベクトル検出領域ARを
設定する。さらに追跡ベクトル検出回路4は、入力回路
6からトリガ信号STが入力されると、追跡ベクトル検
出領域AR内の画像について、この画像の移動方向及び
移動量を表してなる追跡ベクトルVTを検出し、検出し
た追跡ベクトルVTを枠データ生成回路10に出力す
る。
【0028】さらに追跡ベクトル検出回路4は、追跡ベ
クトルVTが得られると、追跡ベクトル検出領域ARを
追跡ベクトルVTの分だけ移動させた後、移動後の追跡
ベクトル検出領域ARを用いて続くフレームの画像につ
いて追跡ベクトルVTの検出を繰り返す。これにより追
跡ベクトル検出回路4は、追跡ベクトル検出領域AR内
の画像について、この画像の移動方向及び移動量を検出
すると共に、この画像の移動に追従して追跡ベクトル検
出領域ARを移動する。
【0029】入力回路6は、ジヨイステイツクを用いて
座標データを入力し得るようになされ、これにより当該
物体追跡装置1においては、このジヨイステイツクを操
作して追跡ベクトル検出領域ARを設定し得るようにな
さている。
【0030】すなわち図2に示すように、物体追跡装置
1においては、遅延回路8を介してビデオ信号SVを画
像合成回路9に与え、ここで枠データ生成回路10から
出力される枠データDWに基づいて枠状の画像(以下枠
画像と呼ぶ)WKを生成する。さらに物体追跡装置1に
おいては、画像合成回路9でこの枠画像WKをビデオ信
号SVに合成し、その結果得られる合成画像Mを表示装
置12に表示する。
【0031】このとき枠データ生成回路10は、入力回
路6から入力される座標データ(x1,y1)、(x
2,y2)に基づいて追跡ベクトル検出領域ARに対応
した枠データDWを生成し、これにより枠画像WKを用
いて追跡ベクトル検出領域ARを表示するようになされ
ている。
【0032】かくして物体追跡装置1においては、画像
表示装置12をモニタしながらジヨイステイツクを操作
するだけで、簡易に追跡ベクトル検出領域ARを設定し
得るようになされている。
【0033】ちなみにこの実施例においては、初期状態
で画面中央に所定の大きさの枠画像WKを表示するよう
になされ、ユーザにおいては、当該表示画像をモニタし
ながらジヨイステイツクを操作して枠画像WKの位置及
び大きさを変化させることにより、簡易に追跡ベクトル
検出領域ARを設定し得るようになされている。
【0034】このとき入力回路6は、動きベクトルの検
出に供するブロツクを単位にして、当該ブロツクの整数
倍の大きさで追跡ベクトル検出領域ARを設定し得るよ
うになされ、これにより動きベクトル検出結果に基づい
て、簡易に追跡ベクトルを検出し得るようになされてい
る。
【0035】さらに入力回路6は、追跡開始の操作子が
押圧操作されると、追跡開始のトリガ信号STを出力す
るのに対し、追跡終了の操作子が押圧操作されると、追
跡終了の制御信号を出力し、これにより物体追跡装置1
全体の動作を制御するようになされている。
【0036】図3に示すように、枠データ生成回路8
は、追跡ベクトルVT(DX,DY)が得られると枠デ
ータDWの座標データ(x1,y1)、(x2,y2)
にそれぞれ追跡ベクトルの2次元座標DX,DYを加算
して出力する。これにより枠データ生成回路8は、追跡
ベクトルVTに基づいて、枠データDWを更新し、追跡
ベクトル検出領域内の画像の移動に追従して枠画像WK
を移動させる。
【0037】さらにこの実施例において、枠データ生成
回路10は、枠データDWを制御回路(図示せず)に出
力し、当該制御回路は、枠データDWで決まる領域(す
なわち追跡ベクトル検出領域ARでなる)でビデオ信号
SVの信号レベルを検出することにより、当該検出結果
に基づいて撮像装置2の焦点及び絞りを制御する。
【0038】これにより当該物体追跡装置1において
は、ユーザが設定した追跡ベクトル検出領域AR内の画
像について、当該画像の移動に追従して、常に最適な明
るさ及びフオーカスの状態を維持し得るようになされて
いる。
【0039】(2)追跡ベクトル検出回路 図4に示すように、追跡ベクトル検出回路4は、ビデオ
信号SVを動きベクトル検出回路20に与え、動きベク
トルMVを検出する。
【0040】ここで動きベクトル検出回路20は、内蔵
のブロツク化回路でビデオ信号SVをデイジタル信号
(以下デイジタルビデオ信号と呼ぶ)に変換した後、こ
のデイジタルビデオ信号を8×8画素単位のブロツクB
Lに分割し、各ブロツク毎にラスタ走査の順序で続くマ
ツチング回路に出力するマツチング回路は、このデイジ
タルビデオ信号と1フレーム前のデイジタルビデオ信号
との比較結果を得ることにより、追跡ベクトル検出範囲
AR内の各ブロツクについて、ブロツクマツチングの手
法を適用して各ブロツク毎に動きベクトルMVを検出す
る。
【0041】分布検出回路27は、追跡ベクトル検出領
域AR内の動きベクトルMVについて、向き及び大きさ
を基準にして度数分布を検出し、分布検出結果を判定回
路29に出力する。すなわち分布検出回路27は、動き
ベクトル検出領域ARに対応した2次元のテーブルを有
し、各フレーム毎にこのテーブルの内容を値0に初期化
する。さらに分布検出回路27は、動きベクトルMVの
値に応じてこのテーブルの内容を値1づつ更新し、これ
により追跡ベクトル検出領域AR内の動きベクトルの度
数分布を検出する。
【0042】このとき分布検出回路27は、判定回路2
9の追跡ベクトル検出結果に基づいて、追跡ベクトル検
出領域ARを更新し、これにより各フレーム毎に、画像
の移動に追従して追跡ベクトル検出領域ARを更新する
と共に、更新した追跡ベクトル検出領域ARについて動
きベクトルの度数分布を検出する。
【0043】判定回路29は、この分布検出結果に基づ
いて、追跡ベクトルを検出して出力する。
【0044】(3)判定回路 図5に示すように、判定回路29は、分布検出回路27
から出力される度数分布検出結果BPを動きベクトルメ
モリ回路30に格納した後、順次度数変化計算回路3
2、大きさ変化計算回路34、方向変化計算回路36に
出力する。このとき動きベクトルメモリ回路30は、図
6に示すように、所定の識別データIDを付して動きベ
クトルMV毎にその動きベクトルMVの度数Nを格納す
る。
【0045】度数変化計算回路36は、追跡ベクトルメ
モリ回路38に格納された追跡ベクトルのデータを基準
にして動きベクトルMVの度数の変化を検出する。ここ
で図7に示すように、追跡ベクトルメモリ回路38は、
現在のフレームから所定フレーム数(この場合10フレ
ーム分、すなわち過去0.3 秒分のフレーム数でなる)だ
け遡つて、追跡ベクトルVTと、その追跡ベクトルVT
と一致する動きベクトルMVの度数NO が格納されるよ
うになされている。
【0046】度数変化計算回路36は、この追跡ベクト
ルメモリ回路38に格納された度数NO を基準にして動
きベクトルMVの度数NN の変化を検出する。
【0047】すなわち度数変化計算回路36は、動きベ
クトルメモリ回路30に格納された各動きベクトルMV
(j) 毎に、次式
【数1】 の演算処理を実行する。ここで ABSは、絶対値を表す。
さらに度数変化計算回路36は、追跡ベクトルメモリ回
路38に格納された各フレームの追跡ベクトルVTO
にこの演算処理を実行し、この演算処理結果を順次スコ
ア計算回路40に出力する。
【0048】これに対して大きさ変化計算回路34は、
追跡ベクトルメモリ回路38に格納された追跡ベクトル
VTの大きさを基準にして動きベクトルMVの大きさの
変化を検出する。すなわち大きさ変化計算回路34は、
動きベクトルメモリ回路30に格納された各動きベクト
ルMV(j) 毎に、次式
【数2】 の演算処理を実行する。
【0049】さらに大きさ変化計算回路36は、追跡ベ
クトルメモリ回路38に格納された各フレームの追跡ベ
クトルVTO 毎にこの演算処理を実行し、この演算処理
結果を順次スコア計算回路42に出力する。
【0050】これに対して方向変化計算回路36は、追
跡ベクトルメモリ回路38に格納された追跡ベクトルV
Tの方向を基準にして動きベクトルMVの方向の変化を
検出する。すなわち方向変化計算回路36は、動きベク
トルメモリ回路30に格納された各動きベクトルMV
(j) 毎に、次式
【数3】 の演算処理を実行する。ここで (MV(j),VTO )は、
ベクトルMV(j) 及びVTO の内積を表す。
【0051】さらに方向変化計算回路36は、追跡ベク
トルメモリ回路38に格納された各フレームの追跡ベク
トルVTO 毎にこの演算処理を実行し、この演算処理結
果を順次スコア計算回路44に出力する。
【0052】ところで自然界において移動する物体は、
その移動方向、移動速度が連続的に変化することによ
り、このようにして検出した動きベクトルのうち被写体
の動きを表す動きベクトルMVは、度数、大きさ及び方
向の何れも急激には変化しない特徴がある。また被写体
が物陰に隠れるような場合でも、急には物陰に隠れる場
合はなく、この場合も動きベクトルMVの度数、大きさ
及び方向は連続的に変化する特徴がある。
【0053】従つてこのようにして検出した変化につい
て、その変化の最も小さな動きベクトルMVを検出すれ
ば、被写体の動きを検出することができる。
【0054】この検出原理に基づいて、スコア計算回路
40〜42は、テーブル46〜50に格納されたデータ
に従つて変化検出結果が小さなとき、大きな検出結果
(以下スコアと呼ぶ)が得られるように、計算回路32
〜36の計算結果を変換する。
【0055】すなわち動きベクトルMVの度数において
は、(1)式から、変化が小さな場合程値の小さな変化
検出結果が得られることにより、スコア計算回路40
は、度数変化テーブル46を参照して、入出力関係がほ
ぼ逆比例の関係になるように、変化検出結果からスコア
を生成して出力する。
【0056】同様に動きベクトルMVの大きさにおいて
は、(2)式から、変化が小さな場合程値の小さな変化
検出結果が得られることにより、スコア計算回路42
は、大きさ変化テーブル48を参照して、入出力関係が
ほぼ逆比例の関係になるように、変化検出結果からスコ
アを生成して出力する。
【0057】これに対して動きベクトルMVの方向にお
いては、(3)式から、変化が小さな場合程値の大きな
変化検出結果が得られることにより、スコア計算回路4
4は、方向変化テーブル50を参照して、この場合入出
力関係がほぼ比例関係になるように、変化検出結果から
スコアを生成して出力する。
【0058】スコアテーブル作成回路50は、各スコア
計算回路40〜44から出力されるスコアを動きベクト
ルMV及び追跡ベクトルメモリ回路38から出力される
追跡ベクトル毎に加算し、これにより総合スコアを検出
した後、順次スコアテーブル回路54に格納する。すな
わちスコアテーブル作成回路50は、それぞれ度数、大
きさ及び方向のスコアを次式
【数4】
【数5】
【数6】 とおいて、次式
【数7】 の加算処理を実行する。
【0059】スコアテーブル54は、図8に示すよう
に、動きベクトルMV及び追跡ベクトルメモリ回路38
から出力される追跡ベクトルVTを基準にして、2次元
のメモリ回路に総合スコアS(j)を順次格納する。ベクト
ル決定回路56は、このスコアテーブル54を参照して
変化の最も小さな動きベクトルMVを検出し、この動き
ベクトルMVを追跡ベクトルVTに選定する。
【0060】すなわちベクトル決定回路56は、スコア
テーブル54を参照して直前のフレームの追跡ベクトル
VTO1について検出された総合スコアS11〜SM1の中か
ら、最も値の大きな総合スコア(すなわちテーブル46
〜50で変化をスコアに変換したことにより、最も変化
の小さな動きベクトルMVのスコアに相当する)を検出
する。さらにベクトル決定回路56は、この総合スコア
の値がスレツシホールドテーブル58に格納された第1
のしきい値TH1より大きいか否か判断し、ここで肯定
結果が得られると、この総合スコアの動きベクトルMV
を追跡ベクトルVTに選定する。
【0061】かくして動きベクトルMVの度数、大き
さ、方向の変化を検出し、この変化の最も小さな動きベ
クトルMVを追跡ベクトルに選定することにより、被写
体の動きの特徴を有効に利用してこの被写体を追跡する
ことができる。
【0062】これに対してベクトル決定回路56は、こ
の総合スコアの値がスレツシホールドテーブル58に格
納された第1のしきい値TH1より小さいとき、追跡ベ
クトルVTO1からさらに1フレーム前の追跡ベクトルV
O2について検出された総合スコアS12〜SM2の中か
ら、値の最も大きな総合スコアを検出する。さらにベク
トル決定回路56は、この総合スコアの値がスレツシホ
ールドテーブル58に格納された第2のしきい値TH2
より大きいか否か判断し、ここで肯定結果が得られる
と、この総合スコアの動きベクトルMVを追跡ベクトル
VTに選定する。
【0063】すなわち自然画においては、被写体が物陰
に隠れる場合、被写体の前を物体が横切る場合等があ
る。この場合、追跡ベクトル検出領域内で検出される動
きベクトルMVにおいては、被写体の動きを表すものが
少なくなり、結局総合スコアの値が最も大きな動きベク
トルMVであつても、被写体の動きを表さない場合が考
えられる。
【0064】この場合値の最も大きな総合スコアの値に
おいては、その値自体は小さくなる。従つてこの値の最
も大きな総合スコアの値を検出すれば、その総合スコア
の動きベクトルMVが正しく被写体の動きを表している
か否か判断することができる。
【0065】これにより判定回路29においては、ベク
トル決定回路56で所定のしきい値を基準にして総合ス
コアの値を判断することにより、追跡ベクトルの誤検出
を未然に防止し得るようになされている。
【0066】ところで物体の後方を被写体が横切つて表
れた場合、直前のフレームに対しては動きベクトルMV
の変化が大きくなるのに対し、物体に隠れる直前のフレ
ームに対しては動きベクトルMVの変化は小さいと判断
することができる。この場合直前のフレームに対して
は、値の最も大きな総合スコアであつても値自体が小さ
いのに対し、物体に隠れる直前のフレームに対しては、
値の最も大きな総合スコアは、その値自体大きくなる。
【0067】従つて、このように直前のフレームに対し
て、総合スコアがしきい値TH1以下の場合であつて
も、さらに遡つたフレームに対しては、値の大きな総合
スコアが検出される場合があり、この場合この総合スコ
アで決まる動きベクトルMVが被写体の動きを表してい
ると判断することができる。これによりベクトル判定回
路56においては、しきい値TH1を基準にして検出し
た総合スコアの値を判断し、この総合スコアの値が小さ
いとき、順次フレームを遡つて総合ベクトルを検出し、
これにより確実に被写体の動きを検出し得るようになさ
れている。
【0068】ところでこのようにして数フレーム離れた
フレーム間で動きベクトルMVの変化を検出する場合、
隣接するフレーム間で総合スコアを検出する場合に比し
て、フレーム数が離れた分だけ、動きベクトルMVの変
化も大きいと考えられる。このためスレツシホールドテ
ーブル58においては、図9に示すように、フレーム数
が遡るに従つて値が小さくなるようにしきい値TH1〜
THNを格納し、ベクトル決定回路56は、各しきい値
TH1〜THNを基準にして総合スコアの値を判断する
ようになされている。
【0069】かくしてこのようにして総合スコアが検出
され、追跡ベクトルが決定されると、その追跡ベクトル
検出結果がベクトル更新回路60に出力され、ベクトル
更新回路60は、この追跡ベクトルと一致する動きベク
トルMVの度数Nをこの追跡ベクトルと共に追跡ベクト
ルメモリ回路38に格納する。このときベクトル更新回
路60は、過去10フレーム分の追跡ベクトル及び度数
を追跡ベクトルメモリ回路38に格納するように、追跡
ベクトルメモリ回路38の内容を更新する。
【0070】これに対して過去10フレームまで遡つて
も、総合スコアの値がしきい値以下のとき、この場合被
写体が完全に物陰に隠れたままの場合等と考えられるこ
とにより、ベクトル決定回路56は、追跡不能の判定結
果を出力する。これにより物体追跡装置1においては、
所定の警告ランプを点灯してユーザの注意を喚起するよ
うになされている。
【0071】ところでこのように判定不能の場合、さら
には追跡開始時等においては、このように動きベクトル
MVの変化を検出する前程となる従前の追跡ベクトル自
体、得ることが困難になる。このためこの実施例におい
て、判定回路29は、ユーザが追跡開始の操作子をオン
操作した場合、分布検出回路27で検出される動きベク
トルMVの分布検出結果に基づいて、度数の最も大きな
動きベクトルMVを検出し、この動きベクトルMVを追
跡ベクトルに設定する。
【0072】これによりユーザにおいては、追跡開始の
とき、又は追跡不能の検出結果が得られたとき、追跡ベ
クトル検出領域を確認して追跡開始の操作子をオン操作
することにより、所望の被写体を追跡することができ
る。
【0073】すなわち追跡対象を囲むように設定した枠
内において、最も支配的な動きベクトルMVにおいて
は、当該追跡対象の移動方向及び移動量を表すと考えら
れる。従つて最も支配的な動きベクトルMVを検出すれ
ば、簡易な構成で所望の被写体を追跡することができ、
焦点調整、絞り調整等に利用して物体追跡装置1の使い
勝手を向上することができる。
【0074】これにより物体追跡装置1は、追跡開始の
とき、又は追跡不能の検出結果が得られたとき、簡易か
つ確実に追跡ベクトルを検出し、この検出結果に基づい
て続くフレームの追跡ベクトルを順次検出し、これによ
り自動的に焦点及び絞りを調整し得るようになされてい
る。
【0075】(4)実施例の効果 以上の構成によれば、追跡ベクトル検出領域内で動きベ
クトルの度数分布を検出した後、従前の追跡ベクトルを
基準にしてこの動きベクトルの変化を検出し、変化の最
も小さな動きベクトルを追跡ベクトルに設定することに
より、被写体が瞬間的に物陰に隠れた場合等において
も、この被写体を追跡することができる。
【0076】(5)他の実施例 なお上述の実施例においては、フレーム単位で画像デー
タを処理する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、フイールド単位で処理するようにしてもよい。
【0077】さらに上述の実施例においては、過去10フ
レーム分、追跡ベクトルのデータを追跡ベクトルメモリ
回路に格納する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、実用上充分な範囲で追跡ベクトルのデータを追
跡ベクトルメモリ回路に格納すればよく、実験によれ
ば、5〜10フレームの範囲で追跡ベクトルのデータを
格納して動画像を確実に処理することができた。
【0078】さらに上述の実施例においては、変化の小
さな場合にスコアの値が大きくなるようにテーブルを形
成した場合について述べたが、本発明はこれとは逆に、
変化の小さな場合にスコアの値が小さくなるようにスコ
アを形成してもよい。
【0079】さらに上述の実施例においては、追跡ベク
トル検出結果に基づいて焦点調整及び絞り調整する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、ズーム処理
等を併せて実行するようにしてもよい。さらに枠の移動
に限らず、カメラ駆動回路70(図1)に制御信号SC
を出力して、画像の移動に追従して撮像装置の向きを切
り換えるようにしてもよくこの場合、動きの速さに応動
して、枠の移動及び撮像領域の移動を組み合わせて処理
するようにしてもよい。
【0080】さらに上述の実施例においては、動きベク
トル検出結果に基づいて、直接テーブルの内容を更新し
て追跡ベクトルを検出する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、動きベクトルを再量子化して処理す
るようにしてもよい。このようにすれば、追跡ベクトル
の精度が必要でない場合等においては、テーブルを小型
化し得、されに一段と簡易な構成で物体の動きを検出す
ることができる。
【0081】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、追跡ベク
トル検出領域内の動きベクトルの度数分布を検出した
後、従前に検出した追跡ベクトルを基準にして度数分布
検出結果から動きベクトルの変化を検出して最も変化の
小さな動きベクトルを検出することにより、簡易な構成
で被写体が瞬間的に物陰に隠れたような場合でも、この
被写体を追跡することができる画像処理装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による物体追跡装置を示すブ
ロツク図である。
【図2】追跡ベクトル検出領域の設定の説明に供する略
線図である。
【図3】枠表示位置の説明に供する略線図である。
【図4】追跡ベクトル検出回路を示すブロツク図であ
る。
【図5】判定回路を示すブロツク図である。
【図6】動きベクトルメモリの内容を示す略線図であ
る。
【図7】追跡ベクトルメモリの内容を示す略線図であ
る。
【図8】スコアテーブルの内容を示す略線図である。
【図9】スレツシホールドテーブルの内容を示す略線図
である。
【符号の説明】
1……物体追跡装置、2……撮像装置、4……追跡ベク
トル検出回路、6……入力回路、10……枠データ生成
回路、20……動きベクトル検出回路、21……ブロツ
ク化回路、27……分布回路、29……判定回路、30
……動きベクトルメモリ回路、32、34、36……変
化計算回路、38……追跡ベクトルメモリ回路、40、
42、44……スコア計算回路、46、48、50……
変化テーブル、52……スコアテーブル作成回路、54
……スコアテーブル、56……ベクトル決定回路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順次入力される画像データを、水平及び垂
    直方向に所定画素単位のブロツクに分割する画像データ
    ブロツク化回路と、 水平及び垂直方向に上記ブロツクを所定個数含んでなる
    追跡ベクトル検出領域を設定する検出領域設定回路と、 上記追跡ベクトル検出領域内の上記各ブロツクについ
    て、動きベクトルを検出する動きベクトル検出回路と、 上記動きベクトル検出回路の検出結果に基づいて、上記
    追跡ベクトル検出領域内の上記動きベクトルの分布を検
    出し、該分布検出結果に基づいて上記追跡ベクトル検出
    領域内の画像の移動方向及び移動量を表す追跡ベクトル
    を検出する追跡ベクトル検出回路とを具え、上記追跡ベ
    クトル検出回路は、 従前のフレーム又はフイールドで検出された上記追跡ベ
    クトルを基準にして、上記分布検出結果を処理すること
    により、上記追跡ベクトル検出領域内で検出された上記
    動きベクトルの1つを現在のフイールド又はフレームの
    上記追跡ベクトルに選定することを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】上記追跡ベクトル検出回路は、 従前のフレーム又はフイールドで検出された上記分布検
    出結果から、上記従前のフレーム又はフイールドの上記
    追跡ベクトルと一致する従前のフレーム又はフイールド
    の動きベクトルの度数を検出し、 上記従前のフレーム又はフイールドの動きベクトルの度
    数及び上記追跡ベクトルを基準にして、現在のフレーム
    又はフイールドで検出された上記分布検出結果の変化を
    検出して、該変化の最も小さい上記動きベクトルを現在
    のフレーム又はフイールドの上記追跡ベクトルに選定す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】上記分布検出結果の変化の検出は、 上記動きベクトルの度数の変化、上記動きベクトルの大
    きさの変化及び上記動きベクトルの方向の変化を動きベ
    クトル毎に検出した後、上記動きベクトルの度数の変
    化、上記動きベクトルの大きさの変化及び上記動きベク
    トルの方向の変化を加算して動きベクトル毎に全体の変
    化を検出し、上記全体の変化の最も小さい上記動きベク
    トルを現在のフレーム又はフイールドの上記追跡ベクト
    ルに選定することを特徴とする請求項2に記載の画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】上記追跡ベクトル検出回路は、 上記従前のフレーム又はフイールドの上記追跡ベクトル
    を基準にして上記最も小さな変化を検出し、 上記最も小さな変化及び所定のしきい値との間で比較結
    果を得、上記最も小さな変化が上記しきい値以上のと
    き、上記従前のフレーム又はフイールドからさらに遡つ
    たフレーム又はフイールドの上記追跡ベクトルを基準に
    して上記最も小さな変化を検出し、該変化の最も小さい
    上記動きベクトルを現在のフレーム又はフイールドの上
    記追跡ベクトルに選定することを特徴とする請求項2又
    は請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】上記追跡ベクトル検出回路は、 上記最も小さな変化を検出する際に、現在のフレーム又
    はフイールドから遡るに従つて上記しきい値の値を切り
    換えるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の画
    像処理装置。
  6. 【請求項6】上記追跡ベクトル検出回路は、 上記追跡ベクトル検出領域内の画像の移動方向及び移動
    量の検出開始時、上記分布検出結果に基づいて、最も度
    数の大きな上記動きベクトルを現在のフレーム又はフイ
    ールドの上記追跡ベクトルに選定した後、続くフレーム
    又はフイールドについて順次上記追跡ベクトルを検出す
    ることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像
    処理装置。
  7. 【請求項7】上記順次入力される画像データは、撮像系
    を介して所望の被写体を撮像した画像データで、 上記追跡ベクトル検出領域は、上記被写体を囲むように
    設定され、 上記追跡ベクトル検出回路は、上記追跡ベクトル検出結
    果を所定の追跡回路に出力し、 上記追跡回路は、上記追跡ベクトル検出領域に応じて上
    記被写体の囲む枠画像を形成すると共に、上記追跡ベク
    トル検出結果に基づいて、上記追跡ベクトル検出領域及
    び上記枠画像を移動させることを特徴とする請求項1、
    請求項2、請求項3、請求項4又は請求項6に記載の画
    像処理装置。
  8. 【請求項8】上記順次入力される画像データは、撮像系
    を介して所望の被写体を撮像した画像データで、 上記追跡ベクトル検出領域は、上記被写体を囲むように
    設定され、 上記追跡ベクトル検出回路は、上記追跡ベクトル検出結
    果を所定の追跡回路に出力し、 上記追跡回路は、上記追跡ベクトル検出結果に基づい
    て、被写体の動きを追跡するように、上記撮像系の向き
    を変化させることを特徴とする請求項1、請求項2、請
    求項3、請求項4又は請求項6に記載の画像処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017195458A (ja) * 2016-04-19 2017-10-26 キヤノン株式会社 動きベクトル検出装置、撮像装置、動きベクトル検出方法、プログラム、および、記憶媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017195458A (ja) * 2016-04-19 2017-10-26 キヤノン株式会社 動きベクトル検出装置、撮像装置、動きベクトル検出方法、プログラム、および、記憶媒体

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