JPH05327744A - リング状セル伝送網のデータ伝送装置 - Google Patents

リング状セル伝送網のデータ伝送装置

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JPH05327744A
JPH05327744A JP4131125A JP13112592A JPH05327744A JP H05327744 A JPH05327744 A JP H05327744A JP 4131125 A JP4131125 A JP 4131125A JP 13112592 A JP13112592 A JP 13112592A JP H05327744 A JPH05327744 A JP H05327744A
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JP
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cell
cells
data transmission
data
state
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JP4131125A
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English (en)
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Tsutomu Tanaka
田中  勉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は伝送路を介してリング状に接続さ
れ、リング上を周回する固定長の電文であるセルによっ
てデータ伝送を行うデータ伝送装置であって、伝送障害
に対し、通信障害時間を極力短くする装置の提供を目的
とする。 【構成】 受信手段413の入力側で伝送路障害が発生
すると、障害検出手段103は、伝送路障害を検出す
る。障害が検出されたとき、ダミーセル発生手段101
は、所定のダミーセルを生成し、生成されたダミーセル
をセル選択部102を介して受信手段413からのセル
に代えて受信処理手段(セル受信転送部408、セル中
継部409)に入力する。これにより、セルが入力され
ることによって通信が可能となるので、ループバック等
の障害復旧方式が完成されていなくても通信が途切れる
ことを回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送路を介してリング
状に接続されリング上を周回する固定長の電文であるセ
ルによってデータ伝送を行うデータ伝送装置であって、
障害時における復旧方式に関する。
【0002】
【従来の技術】リング状ネットワークに関する装置に
は、例えば、本願発明者らが出願したリング状パケット
通信網(特願3−107802、特願3−21714
3、特願4−487253)のようなものがあった。図
3に上記リング状パケット通信網の一実施例の構成を示
す。
【0003】301、302は端末装置、303〜30
7はノード、308はリングネットワークの帯域を管理
しているネットワーク管理部である。図4は、各ノード
の構成を示すブロック図である。セル受信転送部402
は、リング入力端407からセル受信部413を経て受
信したセルのセルヘッダに設定されているRVCN(R
NA+LCN)を解析する。解析の結果、受信したセル
がそのノード宛のセルである(RNAが当該ノードのア
ドレスと一致している)と判定されると、受信バッファ
403又は404を介して端末装置401又は402転
送する。
【0004】受信バッファ403、404は、内線(端
末)毎に設けられ、セル受信転送部402からのデータ
を一時記憶する。セル中継部409は、セル受信部から
入力されたセルのアクセスタイプの区別、状態に応じて
セルの状態を変更し、中継する機能を持つ。送信バッフ
ァ405、406は、端末装置401、402から送ら
れたセルをセル伝送品質(タイプ)毎に一旦蓄積する。
例えば405はタイプ1用、406はタイプ2用であ
る。
【0005】セル送信転送部411は、状態遷移管理部
410の制御に基づいて、送信バッファ405、406
に蓄積されているセルを前記図6のフォーマットのセル
に変更した後、伝送リングの出力端412から次のノー
ドに送信する。状態遷移管理部410は、リング入力端
407からセル受信部413を経て受信したセルのヘッ
ダ部の情報、ノードの内部状態(送信バッファ405、
406に蓄積されている送信待ちセル数、残存帯域数、
セル伝送遅延品質保証用タイマ値など)に基づいて状態
遷移処理を行うとともに、この処理結果に基づき、セル
中継部409又はセル送信転送部411にセルの送出を
指示する送信処理を行う。
【0006】以上のように構成されたリング状ネットワ
ークシステムについて、その動作を障害発生時について
説明する。各ノード装置は、リング状を周回するセルに
データを載せることによって、データの送受信を行う。
上記リング状ネットワークシステムは、前述のように2
重化された伝送リングを備え、管理権を有するマスター
ノード(MN)の制御により、障害時に「現用待機切り
替え」を行ったり、「ループバック」を行ったりするこ
とにより、ネットワークの信頼性を向上させている。
【0007】「現用待機切り替え」は、通常時は片方の
伝送リング(現用系伝送リング)だけを利用し、その伝
送リングに障害が発生すると、他方の伝送リング(待機
系伝送リング)に切り替えてネットワークの運用が途切
れることをなくする。例えば図7のA系伝送リングを現
用系として、B系伝送リングを待機系として運用してい
る場合に、あるノード間を結ぶA系伝送に障害が発生し
たとする。すると、系切り替えをすれば、B系伝送を使
ってネットワークの運用を継続することができる。
【0008】ただし、両伝送リングで同時に障害が発生
した場合には、A系伝送リングをB系伝送リングに切り
替えてもネットワークは復旧しない。「ループバック」
は、このような場合に、障害発生部分の両側のノードで
信号を折り返して、全ノードでの通信を継続できるよう
にするものである。このループバックは、障害を検出し
たノードからマスターノードへの障害発生の通知がなさ
れ、これに対してマスターノードから出される通知に応
じて行われる。
【0009】図7に示すように、RN1とRN2間の伝
送リングが2本ともに障害が発生した場合には、RN1
とRN2が同図のようにループバックすることにより、
全ノードが通信を維持できる。ところが、以上のループ
バックを適用しても、障害からの復旧はできるが伝送障
害の発生時点でノード間の障害箇所のセルの消失は避け
られないという問題があった。この問題に対しては、本
願発明者らが特願平4−48725で記述した方法によ
り解決されている。すなわち、ノード装置は、互いに逆
方向に流れる二重のリングの双方に、番号を付してセル
を送出する。受信ノードは、双方のリングのどちらかか
ら各番号のセルを1つずつ受信する。この場合、あるノ
ード間で伝送障害が生じてセルが宛先ノードの手前で消
失しても、逆方向から流れるセルは消失することなく宛
先ノードまで到着することができる。これにより、伝送
障害が生じても双方のリングのどちらか一方のセルは、
宛先ノードに到着するので、セルの消失の問題は解消さ
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら「従来
技術」で説明したループバックによる伝送障害復旧方式
によれば、リング状セル転送網においてノード間の伝送
障害が発生した場合に、伝送路障害が発生してから実際
にループバックが完成するまでの間、通信が途切れると
いう問題があった。つまり、あるノードの上流直近で伝
送障害が生じると、セルが周回できなくなり、このノー
ドにはセルが入力されないようになる。そうすると、こ
のノードはもはやデータを送信することができなくな
る。このノードの下流のノードについても同様である。
したがって、通信できない状態がループバックの完成ま
で続くことになる。
【0011】本発明は上記問題点に鑑み、リング上に伝
送障害が発生した場合に、ループバックが完成していな
くても通信が可能なデータ伝送装置の提供を目的とす
る。
【0012】
【問題点を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のデータ伝送装置は、伝送路を介してリング
状に接続され、リング上を周回する固定長の電文である
セルによってデータ伝送を行うデータ伝送装置であっ
て、入力側の伝送路からセルを受信する受信手段と、受
信手段によって受信されたセルの状態に応じて、所定の
送受信制御を行う受信処理手段と、受信処理手段の制御
に従って、所定の状態のセルを出力側の伝送路に送信す
る送信手段と、伝送路障害を検出する障害検出手段と、
障害検出手段によって障害が検出されたときに、所定の
ダミーセルを生成し、生成されたダミーセルを受信手段
からのセルに代えて受信処理手段に入力するダミーセル
生成手段とを備えている。
【0013】ここで、ダミーセル生成手段は、所定の障
害処理が完了するまでの間、ダミーセルを受信処理手段
に入力する構成であってもよい。また、データ伝送装置
は、互いに逆方向にデータ伝送が行われる2重の伝送路
を介してリング状に接続され、上記所定の障害処理は、
一方の伝送路によるデータ伝送から他方の伝送路による
データ伝送への切り換えを行う処理であってもよい。
【0014】また、データ伝送装置は、互いに逆方向に
データ伝送が行われる2重の伝送路を介してリング状に
接続され、上記所定の障害処理は、ループバックを行う
処理であってもよい。また、受信処理手段は、データ伝
送のために送信するセル数をカウントするデータ伝送セ
ル数カウント手段と、受信されたセルが、使用状態、ア
イドル状態、および放棄状態のうちの何れであるかを判
別する受信セル判別手段と、現に伝送すべきデータがあ
って、既にデータ送信したセル数がデータ伝送装置に割
り当てられたセル数に達するまでは、受信されたセルが
アイドル状態である場合に、送信手段にデータ伝送のた
めの使用状態のセルの送信を許可する一方、現に伝送す
べきデータがあって、既にデータ送信したセル数がデー
タ伝送装置に割り当てられたセル数を越えた後は、受信
されたセル放棄状態である場合にのみ、送信手段にデー
タ伝送のための使用状態のセルの送信を許可し、現に伝
送すべきデータがなくて、既にデータ送信したセル数が
データ伝送装置に割り当てられたセル数に達していない
ときは、受信されたセルがアイドル状態である場合に、
送信手段にデータ伝送を放棄させて、放棄状態のセルを
送信させる制御手段からなり、前記所定のダミーセル
は、アイドル状態のセルであってもよい。
【0015】また、受信処理手段は、データ伝送のため
に送信するセル数をカウントするデータ伝送セル数カウ
ント手段と、受信されたセルが、使用状態、未使用状
態、のうちの何れであるかを判別する受信セル判別手段
と、現に伝送すべきデータがあって、既にデータ送信し
たセル数がデータ伝送装置に割り当てられたセル数に達
するまでは、受信されたセルが未使用状態である場合
に、送信手段にデータ伝送のための使用状態のセルの送
信を許可する一方、現に伝送すべきデータがなくて、既
にデータ送信したセル数がデータ伝送装置に割り当てら
れたセル数に達していないときは、受信されたセルがア
イドル状態である場合に、送信手段にデータ伝送を放棄
させて、未使用状態のセルを送信させる制御手段からな
り、前記所定のダミーセルは、未使用状態のセルであっ
てもよい。
【0016】また、受信処理手段は、データ伝送のため
に送信するセル数をセルのタイプ別にカウントするデー
タ伝送セル数カウント手段と、受信されたセルが、タイ
プ1の使用状態、アイドル状態、放棄状態、タイプ2の
使用状態、未使用状態のうちの何れであるかを判別する
受信セル判別手段と、現に伝送すべきタイプ1用のデー
タがあって、既にデータ送信したセル数がデータ伝送装
置に割り当てられたセル数に達するまでは、受信された
セルがアイドル状態である場合に、送信手段にデータ伝
送のための使用状態のセルの送信を許可し、現に伝送す
べきタイプ1用のデータがあって、既にデータ送信した
セル数がデータ伝送装置に割り当てられたセル数を越え
た後は、受信されたセル放棄状態である場合にのみ、送
信手段にデータ伝送のための使用状態のセルの送信を許
可し、現に伝送すべきタイプ1用のデータがなくて、既
にデータ送信したセル数がデータ伝送装置に割り当てら
れたセル数に達していないときは、受信されたセルがア
イドル状態である場合に、送信手段にデータ伝送を放棄
させて、放棄状態のセルを送信させ、現に伝送すべきタ
イプ2用のデータがあって、既にデータ送信したセル数
がデータ伝送装置に割り当てられたセル数に達するまで
は、受信されたセルが未使用状態である場合に、送信手
段にデータ伝送のための使用状態のセルの送信を許可
し、現に伝送すべきタイプ2用のデータがなくて、既に
データ送信したセル数がデータ伝送装置に割り当てられ
たセル数に達していないときは、受信されたセルがアイ
ドル状態である場合に、送信手段にデータ伝送を放棄さ
せて、放棄状態のパケットを送信させる制御手段からな
り、ダミーセル生成部は、前記所定のダミーセルとして
タイプ1のアイドル状態のセルとタイプ2の未使用状態
のセルを生成する構成であってもよい。
【0017】また、ダミーセル生成部は、リング上のセ
ルの総数におけるタイプ1とタイプ2の分割比に応じ
て、ダミーセルを生成する構成であってもよい。また、
ダミーセル生成部は、更に予め定められたタイプ2のリ
セット周期毎にリセットセルを生成する構成であっても
よい。
【0018】
【作用】上記の手段により本発明のデータ伝送装置にお
いて、受信手段は、入力側の伝送路からセルを受信す
る。これを受けて受信処理手段は、受信手段によって受
信されたセルの状態に応じて、所定の送受信制御を行
う。この制御に従って、送信手段と、所定の状態のセル
を出力側の伝送路に送信する。
【0019】受信手段の入力側で伝送路障害が発生する
と、障害検出手段は、伝送路障害を検出する。障害が検
出されたとき、ダミーセル生成手段は、所定のダミーセ
ルを生成し、生成されたダミーセルを受信手段からのセ
ルに代えて受信処理手段に入力する。これにより、セル
が入力されることによって通信が可能となるので、ルー
プバック等の障害復旧方式が完成されていなくても通信
が途切れることはなくなる。
【0020】
【実施例】図3は、上記リング状パケット通信網の一実
施例の構成を示すブロック図である。従来技術で示した
ものと同じであるがノード装置内部の構成は異なる。3
01、302は端末装置である。303〜307はノー
ド装置(データ伝送装置)であり、リング状ネットワー
クへのアクセスを行う。各ノード装置は端末装置が接続
されている(端末装置301、302以外は省略してあ
る。)。
【0021】308はネットワーク管理部であり。リン
グ状ネットワークの帯域を管理している。ネットワーク
管理部が接続されているノード装置303をマスターノ
ード(MN)といい、これ以外のノード装置304〜3
07をリモートノード(RN)という。このリング状ネ
ットワークは、複数のノード装置とノード間を結ぶ異方
向一対の伝送リンクから構成されたリング型分散ノード
システムであり、複数のノード装置が伝送路を介してリ
ング状にセルと称されるパケットを送受することによっ
てデータの伝送が行われる。ノードには、リングに一つ
マスタノード(MN)とその他のリモートノード(R
N)とがある。
【0022】ノードに接続された端末間の通信は、ノー
ドを介してセルによりリング上を転送されることによっ
て実現される。図6にセルのフォーマットを示す。5バ
イトのヘッダ部と48バイトの情報を運ぶペイロード部
から構成されている。ヘッダ部には、ノードのセルをリ
ング上に送出するためのアクセス制御領域である12ビ
ットのアクセス制御情報(ACF)と、アクセスノード
アドレス(ANA)および論理チャネル番号(LCN)
から成る16ビットのRVCNと、4ビットのアクセス
方法のタイプ・セルの状態を示す情報である表示ビット
と、8ビットのヘッダチェックシーケンスから構成さ
れ、ペイロード部は、伝送データの内容である48オク
テットのユーザ情報から構成される。
【0023】各ノードにおけるリングへのアクセス方式
について説明する。上記リング状ネットワークでは、ネ
ットワーク管理部は、各ノードにデータ伝送に使用して
もよいセルの数を帯域として割り当てる。各ノードはそ
の帯域に従ってリング上を周回するセルを使用してデー
タを送受信する。ここでいう帯域とは、実質的には単位
時間にノード装置が使用してもよいセルの数を意味す
る。
【0024】特願平3−107802によるリング状セ
ル転送網では、2つのタイプのアクセス方式(タイプ
1、タイプ2と呼ぶ)を併用することができる。2つの
タイプを併用する場合の使い分けは、例えば、ノードに
入力するセルの通信サービス品質の違いに応じて、或い
は、通信するデータの性質に応じて異なるアクセス方式
を採用し得る。
【0025】タイプ1のアクセス方法は、使用状態、ア
イドル状態、権利放棄状態という3つの状態のセルを用
いることを特徴とし、また、タイプ2のアクセス方法
は、使用状態、未使用状態という2つの状態のセルを用
いることを特徴としている。まず最初に、タイプ1のセ
ルのリングアクセス方式について説明する。タイプ1の
アクセス方式は、セルの状態として使用状態、アイドル
状態、権利放棄状態の3状態を用いる。これらは図6に
示したヘッダ部における、アクセス方法のタイプ・セル
の状態を示す表示ビットにより区別される。セルの状態
遷移の関係を図5に示す。同図中、Wは帯域の残量、Q
は送信バッファのデータ量である。
【0026】使用状態は、実際にデータを転送している
状態である。このセルが着信ノードに到着すると、各ノ
ードは、他ノード宛である場合にはそのまま中継し、自
ノード宛である場合はデータを受信するとともに帯域残
量W・送信データQの有無に応じて使用状態、アイドル
状態又は権利放棄状態に遷移して送信する。アイドル状
態は、使用も放棄もされていない状態である。この状態
のセルがノードに到着すると、各ノードは、管理部から
割り付けられた帯域が残っていれば(W>0)セルを使
用することができる。各ノードがこのセルを使用すると
(W>0、Q>0)セルは使用状態に遷移する。また、
帯域が残っていて送出すべきセルがない場合(W>0、
Q=0)、権利放棄状態にして自ノード宛に送出する。
【0027】権利放棄セルは、各ノードが、帯域が残っ
ていて送出すべきデータがないときに放棄したセルであ
る。権利放棄セルが入力すると、各ノードは、割り付け
られた帯域とは別にこのセルを自由に使用することがで
きる。使用する場合(Q>0)、セルは使用状態とな
る。自ノード宛の権利放棄状態のセルが一周して戻って
きたとき(W=0)は、アイドル状態にする。
【0028】以上のようなタイプ1のアクセス方式おい
て、帯域は、具体的にはあるノードにおいて通過する所
定の数のセルのうち、そのノードが送信してもよいセル
の数(例えば通過するセル1400個のうち20個な
ど)をいう。あるノードが帯域「通過するセル1400
個のうち、20個」と割り当てられると、20個のセル
を使用した後合計1400個のセルが通過した時点で、
さらに次の1400個のうち20個分を使用できる。こ
のように帯域を割り当てると、単位時間当たりに使用し
てもよい数が同じでも、「1400個のうち20個」と
「700個のうち10個」とでは同じでない。例えば、
前者のように測定周期(1400個が通過する時間)が
長いと、多くのデータを連続して効率よく伝送する必要
がある場合に有利である一方、後者のように測定周期が
短いと、連続するデータは少ないが遅延時間を短く抑え
る必要がある場合に有利である。また、各ノード装置ご
とに測定周期を異ならせたり測定タイミングをずらすな
どして、リングセルの使用頻度がランダム化されるよう
にすれば、遅延時間のばらつきが小さく抑えられる。こ
のように、タイプ1のアクセス方式では、ノード毎に、
扱うデータの種類・性質に応じて帯域を割り当てること
ができる。
【0029】つぎに、タイプ2のセルのアクセス方式に
ついて説明する。タイプ2のアクセス方式は、セルの状
態として使用状態、未使用状態の2状態を用いる。これ
らは図6に示したヘッダ部における、アクセス方法のタ
イプ・セルの状態を示す表示ビットにより区別される。
使用状態は、実際にデータを転送している状態である。
このセルが着信ノードに到着すると、各ノードは、他ノ
ード宛である場合にはそのまま中継し、自ノード宛であ
る場合はデータが受信するとともに帯域残量・送信デー
タの有無に応じて使用状態又は未使用状態に遷移して送
信する。
【0030】未使用状態は、使用されていない状態であ
る。この状態のセルがノードに到着すると、各ノード
は、管理部から割り付けられた帯域が残っていればセル
を使用することができ、帯域が残っていなければ未使用
状態のまま送出する。以上のようなタイプ2のアクセス
方式おいて、帯域は、具体的にはあるノードで使用して
もよいセルの数として割り当てられる。この帯域の割当
によってタイプ2のアクセス方法は、ノード間での公平
なセルアクセス(フェアネス)を保証するものであり、
システム全体のパフォーマンスを決定する重要な機能で
ある。
【0031】フェアネスの保証は各ノードに設定する帯
域によって実現している。具体的には、各ノードは、割
り当てられた帯域分のデータ伝送を行うと、その後「リ
セットセル」を受信するまで、データを伝送できない。
上記「リセットセル」は次のようにして送信される。各
ノードは、ウィンドウサイズが残っている場合には、送
信する全てのセルのACFに自ノードアドレスを設定す
る。一方、帯域を消費した場合には、受信したATMR
セルをそのまま次のRNに送信して、ACFの設定内容
を変更しない。これにより、1つのノードRNによって
ACFにそのRNのノードアドレスを設定されたATM
Rセルが、ACFの設定内容を変更されることなく伝送
リングを1周して元のRNに戻ってきた場合には、他の
RN及びMNは全てウィンドウサイズを消費しているこ
とになる。さらに、そのノード自体が、セルを受信した
時点でウィンドウサイズを消費していた場合には、その
ノードも含めて全てのRNがウィンドウサイズを消費し
たことになる。
【0032】つまり、ウィンドウサイズを消費してデー
タ伝送を放棄したRNが、受信したACFに設定されて
いるアドレスが自ノードアドレスであるかどうかを判定
し、自ノードアドレスであることを検出すれば、全ての
ノードが帯域を消費していることが検出される。そこ
で、そのようなノードがリセットセルと称する特別なセ
ルを送信し、他のノードがこのリセットセルを受信する
ことにより、すべてのノードが、あらためて帯域分のデ
ータを伝送できるようになる。
【0033】したがって、上記のようにウィンドウサイ
ズを割り当てることにより、リセットされるまでの期間
内でデータ伝送のために送信できるセルの数が各ノード
で保証されるので、ノード間のフェアネスを保証でき
る。また、上記ウィンドウサイズを文字・画像・音声等
情報の性質ごとに対応させて設定し、ノード内部で、遅
延に厳しい通信クラスのデータ伝送のために優先的にウ
ィンドウサイズを消費できるようにすることにより、各
メディアに対応したフェアネスを保証することができる
ようになっている。
【0034】ところで、データの種類は、周期性のある
コネクション型データと、周期性がなく大量のデータの
発生(バースト性が強いという)を伴うコネクションレ
ス型データとに大別できる。タイプ1とタイプ2のアク
セス方法を併用してデータ転送を行う場合に、コネクシ
ョン型データの転送には、上記タイプ1のアクセス方法
を利用し、コネクションレス型データの転送には、上記
タイプ2のアクセス方法を利用することができる。
【0035】図1は、本発明のノード装置(データ伝送
装置)の構成を示すブロック図である。このノード装置
は、図3のリング状ネットワークに接続される。まず、
請求項との対応関係を示す。ダミーセル生成手段はダミ
ーセル発生部101、セル選択部102からなる。受信
処理手段は、セル受信転送部408、セル中継部40
9、状態遷移管理部410からなる。
【0036】送信手段は、セル送信転送部411、セル
中継部409の一部(中継機能を果たす部分)からな
る。受信手段は、セル受信部413からなる。伝送セル
カウント手段は、状態遷移管理部410の一部(残存帯
域数を保持する部分)からなる。
【0037】受信セル判別手段は、セル中継部409の
一部(セルの状態を変更する部分)からなる。制御手段
は、状態遷移管理部410の大部分からなる。次に、各
構成について説明する。ダミーセル発生部101は、障
害によりセル受信転送部402がリング入力421から
リングセルを受信しない場合にダミーセルを発生する。
【0038】セル選択部102は、受信手段413が受
信したリングセル、またはダミーセル発生部101が発
生したダミーセルのどちらかを選択する。なお、ダミー
セル発生部101および選択部102の詳細については
後述する。受信バッファ403、404は、内線(端
末)毎に設けられ、セル受信転送部402からのデータ
を一時記憶する。
【0039】送信バッファ405、406は、端末装置
401、402から送られたセルを一旦蓄積し、端末か
ら送出されるデータはセル伝送品質(タイプ)毎にデー
タを蓄積する。例えば405はタイプ1用、406はタ
イプ2用である。セル受信転送部408は、セル選択部
102から入力されたセルのセルヘッダに設定されてい
るRVCN(RNA+LCN)を解析する。解析の結
果、受信したセルがそのノード宛のセルである(RNA
が当該ノードのアドレスと一致している)と判定される
と、そのセルを所定のフォーマットのセルに変換した
後、受信バッファ403又は404を介して端末装置4
01又は402転送する。
【0040】セル中継部409は、セル選択部102か
ら入力されたセルのアクセスタイプの区別、セルの状態
を判別しその結果に応じてセルの状態を変更する機能
と、判別結果に応じてセルを中継する機能を持つ。状態
遷移管理部410は、セル中継部409で変更されたセ
ルの状態、セルのヘッダ部の情報、ノードの内部状態
(送信バッファ405、406に蓄積されている送信待
ちセル数、残存帯域数、セル伝送遅延品質保証用タイマ
値など)に基づいて状態遷移処理を行うとともに、この
処理結果に基づき、セル中継部409又はセル送信転送
部17にセルの送出を指示する送信処理を行う。
【0041】セル送信転送部411は、状態遷移管理部
410の制御に基づいて、送信バッファ405、406
に蓄積されているセルを前記図6のフォーマットのセル
に変更した後、伝送リングの出力端412から次のノー
ドに送信する。セル受信部413は、リング入力端40
7からセルを受信し、主にシリアル−パラレル変換、ヘ
ッダ部のエラーチェック等を行う。
【0042】障害検出部414は、リング上の伝送路障
害を検出する。より詳しくいえば、受信部413で受信
したセルに受信エラーが所定の回数連続して発生した場
合、伝送路上に障害が発生したものと見做して障害検出
情報を発生する。あるいは、所定の時間セルのセル受信
部413にセルの入力がない場合、伝送路障害情報を発
生する構成でもよい。
【0043】以上のように構成されたノード装置につい
てその動作を説明する。 (1)セル受信転送機能について説明する。リング入力
407からのセルは、セル受信部413で受信され、受
信転送部408でセルヘッダに記載されているRVCN
(RNA+LCN)が解析された結果、このノードに接
続されている端末宛のセルであると判定されれば、内線
に対応した入力バッファ403または404に入力され
てから、端末401または402に転送される。
【0044】(2)これと同時にセル中継部にも入力さ
れ、セルの状態に応じて次のように一旦状態変更が行わ
れる。タイプ1の場合:セル中継部409に受信された
セルが、タイプ1であり、 (1a)自ノード宛で、かつ、使用状態の場合 (1b)自ノード宛で、かつ、権利放棄状態の場合 には、受信されたセルをアイドル状態のセルに変更し、 (1c)他ノード宛であるか、または、アイドル状態であ
る場合 には、受信されたセルを変更しないで出力する。
【0045】タイプ2の場合:セル中継部409に受信
されたセルが、タイプ2であり、 (2a)自ノード宛で、かつ、使用状態の場合 には、受信されたセルを未使用状態のセルに変更し、 (2b)他ノード宛であるか、または、未使用状態である
場合 には、受信されたセルを変更しないで出力する。
【0046】このようにセル中継部409により状態変
更されたセルは、この後状態遷移管理部410の制御の
下に帯域残量・送信データの有無に従って、さらに状態
が遷移され、あるいはそのままでリング出力端412か
ら出力される。これは、リングの使用効率を向上させ、
トータルスループットを高くする目的で、宛先ノードで
セルを開放し、自ノード以降のノードでセルを再利用可
能にするものである。
【0047】(3)セル送信転送機能について説明す
る。各ノードでは受信セルの状態と、状態遷移管理部4
10が管理している送信転送待ちデータ数や残存帯域
数、セル転送遅延品質保証用タイマー値等のノード内部
状態、さらに受信セルの空塞情報を基に状態遷移処理を
行い、この処理結果に基づき、送信転送待データまたは
中継セルのリングに対する送信処理を行う。端末401
または402から送出されたセルはコネクション型通信
場合は出力バッファ405に、コネクションレス型通信
の場合は出力バッファ406に蓄積される。管理部41
0の処理結果からセルを送出できる場合、リンク出力4
12に転送する。なお、このとき(正常動作時)セル選
択部102は、リング入力407からが受信したセルを
選択して出力している。
【0048】伝送リングの障害によりリングセルが受信
されなくなった場合の、障害処理動作の例としてループ
バックが行われる場合の動作を説明する。ノード装置の
すぐに上流側で伝送リングに障害が発生すると、障害検
出部413は、所定の数連続して受信エラーを検知し、
(あるいは、所定の時間セルが受信されなくなり)、図
示しない管理ユニットにその旨を知らせる。管理ユニッ
トからの指示によって、ダミーセル発生部101は、そ
のときのアクセスタイプに応じて次のようにダミーセル
を発生する。 (1)タイプ1のみが用いられている場合。ダミーセル
発生部101は、ダミーセルとしてアイドル状態のセル
を発生する。このセルは、正常時のリング上を周回する
全セル相当の個数が発生される。 (2)タイプ2のみが用いられている場合。ダミーセル
発生部101は、ダミーセルとして未使用状態のセル及
び周期的にリセットセルを発生する。この未使用状態の
セルは、正常動作時にリング上を周回する全セル相当の
個数が発生される。また、リセットセルは、管理ユニッ
トから通知される周期、すなわちタイプ2の割り当て帯
域(単位時間当たりの個数)に相当する周期(前記単位
時間)に応じて周期的に発生される。 (3)タイプ1・タイプ2が併用されている場合。ダミ
ーセル発生部101は、ダミーセルとしてタイプ1のア
イドルセル、タイプ2の未使用状態のセル及びタイプ2
のリセットセルを発生する。各ダミーセルは、管理ユニ
ットから通知される分割比、すなわち正常動作時にリン
グ上を周回する全セル数におけるタイプ1とタイプ2の
分割比に応じて発生される。
【0049】セル選択部102は、管理ユニットからの
指示により、リンク入力端部407との接続を切り換
え、ダミーセル発生部101からのダミーセルをセル受
信転送部408、セル中継部409に出力する。これに
より、セル受信転送部408、セル中継部409、セル
送信転送部411は、正常動作時と全く同じ動作をす
る。
【0050】このとき受信セル受信転送部408は、使
用状態のセルが入力されることはないので、受信処理動
作を行うことはない。一方、セル送信転送部411は、
通常の動作により、送信バッファ405、406に格納
されているセルの送信を行うことができる。また、この
ノード装置の下流側の他のノード装置も、伝送リング4
21の障害個所を介していない限り、このノード装置か
ら送信されるリングセルによってデータ伝送を行うこと
ができる。
【0051】次に、図2(a)に示すように、ノード装
置であるリモートノード1〜5(RN1〜R)およびマ
スターノード(MN)とが伝送リングA、Bによって接
続され、両伝送リングA、Bが現用系として運用されて
いるリング状ネットワークシステムにおいて、LN1と
LN2との間の伝送リングL、Rに障害が発生した場合
に、ループバックが行われる際の動作を説明する。
【0052】(1) 障害が発生すると、RN1におけるB
系、およびRN2におけるA系のセル障害検出部は障害
の発生を検出し、それぞれ管理ユニットに通知する。 (2) RN1の管理ユニットはB系、RN2の管理ユニッ
トはA系のダミーセル発生部101、およびダミーセル
選択部102にダミーセルの発生、およびその選択を指
示する。これにより、ごく短時間のうちに、RN1、M
N、…RN2の間では、双方向にデータ伝送が可能にな
る。
【0053】(3) RN1、RN2の管理ユニットがダミ
ーセル発生部101の発生するダミーセルを用いて伝送
路障害情報を送出すると、その伝送路障害情報は通常の
データ伝送と同様に順次下流ノード装置に伝送される。 (4) 伝送路障害情報がMNに達する。 (5) MNのネットワーク管理ユニットは、障害発生位置
を関知して、ループバックを行うべきであると判断する
と、ループバックを指示する特別のセル(制御用セル)
を送信し、その旨をLN1〜LN5に指示する。
【0054】(6) 上記指示を受けて、RN2はA系ルー
プバック(B系の送信セルをA系の受信セルとする)を
行い、LN1はB系ループバック(A系の送信セルをB
系の受信セルとする)を行う。その際、伝送されている
ダミーセルの位相が乱れないように、ダミーセルに同期
させて切り換えを行う。このループバックが完了するま
での間、ダミーセル発生部101はダミーセルを発生し
つづけるので、実質的に無瞬断でデータ伝送を行うこと
ができる。
【0055】(7) ループバックが完了すると、RN1、
RN2はループバック完了通知をMNに送り、MNのネ
ットワーク管理ユニットは、ループバックの完了を確認
する。次に、セルを消失することなく無瞬断切り替えを
行う動作について説明する。この方式は本願発明者らが
特願平−48725で記述した方式を用いる。各ノード
は、セルを送信するときはA、B両系に対して同じセル
を送信し、受信するときはA、B両系から受信したセル
について順序番号に従って1つずつを受信する。例え
ば、図2(b)において、RN5からRN3にセルを送
信する場合、MN、RN1、RN2を通るルート(受信
セル;1’、2’、3’)と、RN4を通るルート(受
信セル;1、2、3)の2チャネルが設定されている。
通常は受信側のスイッチ201でセルの順序番号にした
がって、到着順にセルを選択している。同じ番号のセル
が到着した場合には一方が廃棄される。今、RN1、R
N2間で伝送障害が発生し、2’以降のセルが到着しな
かった場合を考える。先ほど説明したように、受信スイ
ッチ201はセルの順序番号にしたがって、セルを選択
受信しているから、2、3、のセルが到着している限り
伝送障害によるセルの消失は実質的には解消されてい
る。
【0056】さらに、伝送障害に対して2、3、以降の
セル転送が保証されることを、図1と共に説明する。ダ
ミーセル発生部101はタイプ1とタイプ2のセル分割
パターンを常時保持している。この分割パターンにした
がって、タイプ1についてはアイドルセルを、タイプ2
についてはリセット周期毎に発生するリセットセルと、
未使用セルを発生している。伝送路のリング入力端40
7の受信部413が伝送障害を検出すると、セル選択部
102はダミーセルを選択してセルを出力する。ダミー
セルが出力されると、セル受信部413は上位ノードか
らの送信セル(使用セル)が到着しないので受信するこ
とはないが、セル受信転送部408、セル中継部409
はダミーセルを正常動作時となんら変わることなる受信
し、セル送信転送部411は正常動作時と同様に送信バ
ッファ405又は406のデータを転送することになる
。この様に、伝送路407に伝送障害が発生し、ルー
プバック等の障害復旧が完成していなくても、下流のノ
ードの通信は維持される。
【0057】なお、本実施例ではダミーセル発生部10
2とセル選択部102を別々に構成しているが、単一部
分にして構成できることは明かである。
【0058】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、リング状セル転送網においてノード間の伝送障害が
発生した場合に、伝送路障害が発生してから実際にルー
プバックが完成するまでの間、通信が途切れることなく
維持できるという効果がある。つまり、あるノードの上
流直近で伝送障害が生じると、ダミーセル発生部が発生
するセルが、正常動作時のようにセルが周回する状態を
擬制することによって、どのノードにもセルが入力され
る。これにより各ノードは、データを送信することが可
能となる。
【0059】また、各ノードが両系のリングにセルを送
信する方式と組み合わせることによって、障害発生時に
セルの消失がなく、かつ通信が途切れないという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例のノードの構成図
【図2】無瞬断回線切り替えを説明するための説明図
【図3】従来実施例のリング状セル転送網の構成図
【図4】従来実施例のノードの構成図
【図5】セルの状態遷移を説明するための説明図
【図6】セルのヘッダフォーマット
【図7】ループバックの説明図
【符号の説明】
101 ダミーセル発生部 102 セル選択部 103 障害検出部 401 端末装置 402 端末装置 403、404 受信バッファ 405、406 送信バッファ 407 リング入力端 408 セル受信転送部 409 セル中継部 410 状態遷移管理部 411 セル送信転送部 412 リング出力端 413 セル受信部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路を介してリング状に接続され、
    リング上を周回する固定長の電文であるセルによってデ
    ータ伝送を行うデータ伝送装置であって、 入力側の伝送路からセルを受信する受信手段と、 受信手段によって受信されたセルの状態に応じて、所定
    の送受信制御を行う受信処理手段と、 受信処理手段の制御に従って、所定の状態のセルを出力
    側の伝送路に送信する送信手段と、 伝送路障害を検出する障害検出手段と、 障害検出手段によって障害が検出されたときに、所定の
    ダミーセルを生成し、生成されたダミーセルを受信手段
    からのセルに代えて受信処理手段に入力するダミーセル
    生成手段とを備えたことを特徴とするデータ伝送装置。
  2. 【請求項2】ダミーセル生成手段は、所定の障害処理が
    完了するまでの間、ダミーセルを受信処理手段に入力す
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ伝送装置。
  3. 【請求項3】データ伝送装置は、互いに逆方向にデータ
    伝送が行われる2重の伝送路を介してリング状に接続さ
    れ、 上記所定の障害処理は、一方の伝送路によるデータ伝送
    から他方の伝送路によるデータ伝送への切り換えを行う
    処理である。ことを特徴とする請求項2記載のデータ伝
    送装置。
  4. 【請求項4】データ伝送装置は、互いに逆方向にデータ
    伝送が行われる2重の伝送路を介してリング状に接続さ
    れ、 上記所定の障害処理は、ループバックを行う処理であ
    る。ことを特徴とする請求項2記載のデータ伝送装置。
  5. 【請求項5】受信処理手段は、 データ伝送のために送信するセル数をカウントするデー
    タ伝送セル数カウント手段と、 受信されたセルが、使用状態、アイドル状態、および放
    棄状態のうちの何れであるかを判別する受信セル判別手
    段と、 現に伝送すべきデータがあって、既にデータ送信したセ
    ル数がデータ伝送装置に割り当てられたセル数に達する
    までは、受信されたセルがアイドル状態である場合に、
    送信手段にデータ伝送のための使用状態のセルの送信を
    許可する一方、 現に伝送すべきデータがあって、既にデータ送信したセ
    ル数がデータ伝送装置に割り当てられたセル数を越えた
    後は、受信されたセル放棄状態である場合にのみ、送信
    手段にデータ伝送のための使用状態のセルの送信を許可
    し、 現に伝送すべきデータがなくて、既にデータ送信したセ
    ル数がデータ伝送装置に割り当てられたセル数に達して
    いないときは、受信されたセルがアイドル状態である場
    合に、送信手段にデータ伝送を放棄させて、放棄状態の
    セルを送信させる制御手段からなり、 前記所定のダミーセルは、アイドル状態のセルであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ伝送装置。
  6. 【請求項6】受信処理手段は、 データ伝送のために送信するセル数をカウントするデー
    タ伝送セル数カウント手段と、 受信されたセルが、使用状態、未使用状態、のうちの何
    れであるかを判別する受信セル判別手段と、 現に伝送すべきデータがあって、既にデータ送信したセ
    ル数がデータ伝送装置に割り当てられたセル数に達する
    までは、受信されたセルが未使用状態である場合に、送
    信手段にデータ伝送のための使用状態のセルの送信を許
    可する一方、 現に伝送すべきデータがなくて、既にデータ送信したセ
    ル数がデータ伝送装置に割り当てられたセル数に達して
    いないときは、受信されたセルがアイドル状態である場
    合に、送信手段にデータ伝送を放棄させて、未使用状態
    のセルを送信させる制御手段からなり、 前記所定のダミーセルは、未使用状態のセルであること
    を特徴とする請求項1記載のデータ伝送装置。
  7. 【請求項7】受信処理手段は、 データ伝送のために送信するセル数をセルのタイプ別に
    カウントするデータ伝送セル数カウント手段と、 受信されたセルが、タイプ1の使用状態、アイドル状
    態、放棄状態、タイプ2の使用状態、未使用状態のうち
    の何れであるかを判別する受信セル判別手段と、 現に伝送すべきタイプ1用のデータがあって、既にデー
    タ送信したセル数がデータ伝送装置に割り当てられたセ
    ル数に達するまでは、受信されたセルがアイドル状態で
    ある場合に、送信手段にデータ伝送のための使用状態の
    セルの送信を許可し、 現に伝送すべきタイプ1用のデータがあって、既にデー
    タ送信したセル数がデータ伝送装置に割り当てられたセ
    ル数を越えた後は、受信されたセル放棄状態である場合
    にのみ、送信手段にデータ伝送のための使用状態のセル
    の送信を許可し、 現に伝送すべきタイプ1用のデータがなくて、既にデー
    タ送信したセル数がデータ伝送装置に割り当てられたセ
    ル数に達していないときは、受信されたセルがアイドル
    状態である場合に、送信手段にデータ伝送を放棄させ
    て、放棄状態のセルを送信させ、 現に伝送すべきタイプ2用のデータがあって、既にデー
    タ送信したセル数がデータ伝送装置に割り当てられたセ
    ル数に達するまでは、受信されたセルが未使用状態であ
    る場合に、送信手段にデータ伝送のための使用状態のセ
    ルの送信を許可し、 現に伝送すべきタイプ2用のデータがなくて、既にデー
    タ送信したセル数がデータ伝送装置に割り当てられたセ
    ル数に達していないときは、受信されたセルがアイドル
    状態である場合に、送信手段にデータ伝送を放棄させ
    て、放棄状態のパケットを送信させる制御手段からな
    り、 ダミーセル生成部は、前記所定のダミーセルとしてタイ
    プ1のアイドル状態のセルとタイプ2の未使用状態のセ
    ルを生成することを特徴とする請求項1記載のデータ伝
    送装置。
  8. 【請求項8】ダミーセル生成部は、リング上のセルの総
    数におけるタイプ1とタイプ2の分割比に応じて、ダミ
    ーセルを生成することを特徴とする請求項7記載のデー
    タ伝送装置。
  9. 【請求項9】ダミーセル生成部は、更に予め定められた
    タイプ2のリセット周期毎にリセットセルを生成するこ
    とを特徴とする請求項7記載のデータ伝送装置。
JP4131125A 1991-08-28 1992-05-22 リング状セル伝送網のデータ伝送装置 Pending JPH05327744A (ja)

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CA002077027A CA2077027C (en) 1991-08-28 1992-08-27 Packet communications network and communications method
US07/937,480 US5339317A (en) 1991-08-28 1992-08-28 Packet communications network and communications method

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