JPH0532695U - 窓用取付日除け具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 日除け具を施したい場所に取り外し自在にい
つでもどこでも手軽に取り付けることができ、しかも取
り外した際は、簡単に収納できて、持ち運びも楽で邪魔
になることがない窓用取付日除け具を提供することを目
的としている。 【構成】 各種窓の形状に略適応させた大きさで、且つ
伸張弾性を有する生地からなる本体と、その周辺部に周
設させた、屈曲状に弾性変形が可能な加工ばね鋼を有す
る枠とを備え、前記加工ばね鋼は、その形状が断面偏平
薄型で、幅方向が本体に対して垂直になるように設けら
れている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、家庭やオフィスの窓ガラスやサッシ、自動車の窓等に手軽に取り付 けて、日除けできる窓用取付日除け具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、家庭やオフィスの窓用日除け具には、カーテン、ブラインド、ロールス クリーンなどがあった。 また、自動車の窓用日除け具としては、最近、吸盤が付いた小型のロールスク リーンやブラインドなどが普及している。

【０００３】

【考案が解決ようとする課題】

前記家庭やオフィスの窓用のカーテン、ブラインド、ロールスクリーンなどは 、窓全体、或いは限定された部分（例えば窓の上半分）のみの日除けしかできず 、太陽の動きに伴い、日除け具を施したい場所が移動しても、思うようにその場 所のみを日除けすることができず、余分な所まで日除け具が設けられることにな って、部屋全体が暗くなり、屋内は適した環境が保てないでいた。

【０００４】 また、前記自動車の窓用日除け具は、窓を開閉する際は邪魔になるので、その 都度取り外さなければならないし、また外したあとの収納にも非常に手間がかか り、持ち運びも不便であった。

【０００５】 そこで、本考案は日除け具を施したい場所に取り外し自在にいつでもどこでも 手軽に取り付けることができ、しかも取り外した際は、簡単に収納できて、持ち 運びも楽で邪魔になることがない窓用取付日除け具を提供することを目的として いる。

【０００６】

【課題を解決するための手段】 本考案は、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じる。

【０００７】 即ち、各種窓の形状に略適応させた大きさで、且つ伸張弾性を有する生地から なる本体と、その周辺部に周設させた、屈曲状に弾性変形が可能な加工ばね鋼を 有する枠とを備え、前記加工ばね鋼は、その形状が断面偏平薄型で、幅方向が本 体に対して垂直になるように設けられていることを特徴としている。

【０００８】

【作用】

本考案の窓用取付日除け具の本体は、伸張弾性を有する生地で形成され、その 枠は、断面形状が偏平薄型で、幅方向が本体に対して垂直になるよう設けた加工 ばね鋼から構成させているので、各種窓の日除け具を施したい場所に合わせて、 その部分の少なくとも縦・横どちらか一対の窓枠に簡単にはめ込んで使用でき、 この窓用取付日除け具は、加工ばね鋼により窓枠にしっかりフィットして非常に 安定性がある。

【０００９】 また、前記加工ばね鋼は屈曲状に弾性変形が可能であるので、日除けが必要で ない際は、簡単に取り外せ、その後コンパクトな形状に変形させて収納或いは持 ち運びすればよい。

【００１０】

【実施例】

以下、図面に基づき本考案を詳述する。

【００１１】 本考案の実施例である窓用取付日除け具は、図１で示すように、伸張弾性を有 するネット状の生地からなる本体1 と、その周辺部に縫着され（図１Ｂの太破線 で示す。）、内部に加工ばね鋼2 （図１Ｂの細破線で示す。）を有する袋状のバ インダー生地からなる枠3 とから構成されている。

【００１２】 上記枠3 を構成している加工ばね鋼2 には、例えば、硬鋼線、ピアノ線、ステ ンレス鋼線等が用いられ、屈曲状に弾性変形が可能なものであれば、どのような ものよい。

【００１３】 前記加工ばね鋼2 は図２で示すように、断面形状が偏平薄型で、その幅方向が 本体に対して垂直になるように設けられている。

【００１４】 前記のように構成された窓用取付日除け具は、図１で示すように、窓内の日除 けがしたい場所だけに合わせて、その部分の窓枠4 に前記加工ばね鋼2 からなる 枠3 を引っかけてはめ込み、使用する。

【００１５】 この際、窓用取付日除け具の形状及び大きさは、各種窓に略適応させたもの、 例えば、自動車の窓には小型の窓用取付日除け具を、オフィスの窓には大型の窓 用取付日除け具を、それぞれ選択して使用すればよく、特に限定はない。

【００１６】 また、窓全体の形状及び大きさに適応させる必要はなく、窓枠4 に対して日除 け具の縦・横どちらか一方がある程度大きめのものであれば、前記窓用取付日除 け具の枠3 は弾性変形が可能であるので、多少変形させて窓枠4 内に簡単にはめ 込むことができるし、また枠3 内部の加工ばね鋼2 の断面形状が偏平薄型で、そ の幅方向が本体に対して垂直になるように設けられているので、窓枠4 内にぴっ たりフィットし、安定性が充分にある。

【００１７】 本考案の窓用取付日除け具は、その枠3 内部の加工ばね鋼2 が屈曲状に弾性変 形できるので、日除けが必要でない際は、簡単に取り外すことができるし、その 後、図３に示すように、２、３重円状のコンパクトな形状に変形して、収納すれ ばよい。また、この形状に変形することで、邪魔にならず、楽に持ち運ぶことが でき、日除け具を施したい別の場所にいつでもどこでも手軽に取り付けることが できる。

【００１８】 前記本体1 及び枠3 を構成する生地は、例えば、アセテート、ポリエステル、 ビニリデン織物等の伸張弾性が大きなものが好ましく、またその色は光をよく吸 収する黒色系のものが好ましい。

【００１９】 更に、前記本体1 に、キャラクターデザイン等の絵柄を描いたり、刺繍したり すると、装飾性に大変富んだ窓用取付日除け具となり、インテリア製品としても 使用することができる。

【００２０】

【考案の効果】

本考案の窓用取付日除け具は、伸張弾性を有する生地からなる本体の周辺部に 、屈曲状に弾性変形が可能な加工ばね鋼を周設させて枠組みしたものであって、 前記加工ばね鋼の断面形状は偏平薄型で、その幅方向が本体に対して垂直になる ように設けられているので、日除けしたい場所の窓枠に取り外し自在にいつでも どこでも手軽に取り付けることが可能で、しかも窓枠に充分フィットして安定性 がある。

【００２１】 また、日除け具不要の場合は、取り外し、その後簡単にコンパクトな形状に変 形できるので、手軽に持ち運び或いは収納ができ、邪魔になることはない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す（Ａ）は使用様態図、
（Ｂ）は一部拡大図である。

【図２】図１（Ｂ）のＡ−Ａ線断面拡大図である。

【図３】変形状態を示す正面図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ 加工ばね鋼 ３ 枠 ４ 窓枠

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 各種窓の形状に略適応させた大きさで、
   且つ伸張弾性を有する生地からなる本体(1) と、その周
   辺部に周設させた、屈曲状に弾性変形が可能な加工ばね
   鋼(2) を有する枠(3) とを備え、前記加工ばね鋼(2)
   は、その形状が断面偏平薄型で、幅方向が本体(1) に対
   して垂直になるように設けられていることを特徴とする
   窓用取付日除け具。