JPH05325834A - 偏向ヨーク - Google Patents
偏向ヨークInfo
- Publication number
- JPH05325834A JPH05325834A JP13324792A JP13324792A JPH05325834A JP H05325834 A JPH05325834 A JP H05325834A JP 13324792 A JP13324792 A JP 13324792A JP 13324792 A JP13324792 A JP 13324792A JP H05325834 A JPH05325834 A JP H05325834A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deflection
- deflection yoke
- ferrite pieces
- rear end
- ferrite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 偏向ヨークの長さを変えることなく偏向電力
の低減を図る。 【構成】 水平偏向コイルの後端ベント部に一対のＴ型
のフェライトピース５ａ，５ｂを設ける。すなわち、フ
ェライトピース５ａ，５ｂをセパレータボビン６の受像
管映像面側に取り付け、後端ベント部４ａで発生する磁
束の一部をフェライトピース５ａ，５ｂにより集め、電
子ビームを偏向させる。 【効果】 従来偏向に寄与しない磁界が、フェライトピ
ース５ａ，５ｂの挿入で偏向に寄与することができ、偏
向電力を減少できる。
の低減を図る。 【構成】 水平偏向コイルの後端ベント部に一対のＴ型
のフェライトピース５ａ，５ｂを設ける。すなわち、フ
ェライトピース５ａ，５ｂをセパレータボビン６の受像
管映像面側に取り付け、後端ベント部４ａで発生する磁
束の一部をフェライトピース５ａ，５ｂにより集め、電
子ビームを偏向させる。 【効果】 従来偏向に寄与しない磁界が、フェライトピ
ース５ａ，５ｂの挿入で偏向に寄与することができ、偏
向電力を減少できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機に
用いる偏向ヨークに関するものである。
用いる偏向ヨークに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】以下従来の偏向ヨークの構成について図
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
【０００３】図４は、従来の偏向ヨークの内部構成を示
す断面図である。鞍型水平偏向コイルは、周知のごとく
共に並行状をなす一対の長手方向部と、この長手方向部
の受像管映像面に位置する前端ベント部１ａと、電子銃
側に位置する後端ベント部１ｂより成る。また２ａ，２
ｂは垂直偏向コイルのベント部である。３は環状コアで
ある。
す断面図である。鞍型水平偏向コイルは、周知のごとく
共に並行状をなす一対の長手方向部と、この長手方向部
の受像管映像面に位置する前端ベント部１ａと、電子銃
側に位置する後端ベント部１ｂより成る。また２ａ，２
ｂは垂直偏向コイルのベント部である。３は環状コアで
ある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】一般に偏向コイルは、
偏向電力を小さくするために上記長手方向部を長くする
が、電子ビームがカラー陰極線管の内面に当たるいわゆ
るシャドウ裕度の制約や、偏向ヨークの最適位置でスタ
ティック・マグネットとの接触という問題があり、この
ような問題のため長手方向部の長さには制約があり、妥
協した設計をせざるを得なかった。
偏向電力を小さくするために上記長手方向部を長くする
が、電子ビームがカラー陰極線管の内面に当たるいわゆ
るシャドウ裕度の制約や、偏向ヨークの最適位置でスタ
ティック・マグネットとの接触という問題があり、この
ような問題のため長手方向部の長さには制約があり、妥
協した設計をせざるを得なかった。
【０００５】本発明は上記課題に鑑みて為されたもので
あり、偏向ヨークの長手方向部の長さを長くすることな
く容易に偏向電力を小さくすることを可能とする偏向ヨ
ークを提供するものである。
あり、偏向ヨークの長手方向部の長さを長くすることな
く容易に偏向電力を小さくすることを可能とする偏向ヨ
ークを提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに本発明の偏向ヨークは、後端ベント部の受像管映像
面側でかつ一対の鞍型垂直コイルの合わせ面部に上下一
対のＴ字型フェライトピースを設け、このＴ字型フェラ
イトピースと偏向ヨークの本体のフェライトコアを接触
させたものである。
めに本発明の偏向ヨークは、後端ベント部の受像管映像
面側でかつ一対の鞍型垂直コイルの合わせ面部に上下一
対のＴ字型フェライトピースを設け、このＴ字型フェラ
イトピースと偏向ヨークの本体のフェライトコアを接触
させたものである。
【０００７】
【作用】本発明は上記構成により、水平偏向コイルの後
端ベント部の漏れ磁束を一対のＴ字型フェライトピース
が集めて偏向磁束として働かせる事となり、この事によ
り長手方向部の長さを変えることなく偏向電力を小さく
することができるものである。
端ベント部の漏れ磁束を一対のＴ字型フェライトピース
が集めて偏向磁束として働かせる事となり、この事によ
り長手方向部の長さを変えることなく偏向電力を小さく
することができるものである。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図１、図２
および図３を参照しながら説明する。図１に示すように
本実施例の偏向ヨークは、鞍型の水平偏向コイルをセパ
レータボビンに直接巻線するスリット型とし、垂直偏向
コイルは金型で巻線する鞍型コイルとする。
および図３を参照しながら説明する。図１に示すように
本実施例の偏向ヨークは、鞍型の水平偏向コイルをセパ
レータボビンに直接巻線するスリット型とし、垂直偏向
コイルは金型で巻線する鞍型コイルとする。
【０００９】４ａおよび４ｂは鞍型水平偏向コイルの後
端ベント部および前端ベント部である。５ａおよび５ｂ
はＴ型のフェライトピースである。図３はフェライトピ
ース５ａ，５ｂを詳細に示す。５ｃは磁界を効率よく拾
うための鍔部であり、５ｄは磁界を集中させるために細
く形成された細部である。このフェライトピース５ａ，
５ｂは図１および図２に示すように、０．８から１．０
mmの厚さのセパレータボビン６の受像管映像面側に取り
付けられる。
端ベント部および前端ベント部である。５ａおよび５ｂ
はＴ型のフェライトピースである。図３はフェライトピ
ース５ａ，５ｂを詳細に示す。５ｃは磁界を効率よく拾
うための鍔部であり、５ｄは磁界を集中させるために細
く形成された細部である。このフェライトピース５ａ，
５ｂは図１および図２に示すように、０．８から１．０
mmの厚さのセパレータボビン６の受像管映像面側に取り
付けられる。
【００１０】以下、その動作を説明する。受像間内部で
水平方向に電子ビームを偏向させるための磁束は、偏向
コイルの長手方向部によって作られる。一方、水平偏向
コイルの前端ベント部４ｂ及び後端ベント部４ａは、偏
向磁界としては寄与していない。
水平方向に電子ビームを偏向させるための磁束は、偏向
コイルの長手方向部によって作られる。一方、水平偏向
コイルの前端ベント部４ｂ及び後端ベント部４ａは、偏
向磁界としては寄与していない。
【００１１】フェライトピース５ａ，５ｂは後端ベント
部４ａで発生する磁束７，８によって磁化される。する
と、フェライトピース５ａとフェライトピース５ｂとの
間に磁界９が生じる。フェライトピース５ａ，５ｂは鍔
部５ｃにて磁界を拾い、細部５ｄにより磁界を集中させ
るので、磁界９は中央の電子ビームの通路に集中する事
となる。
部４ａで発生する磁束７，８によって磁化される。する
と、フェライトピース５ａとフェライトピース５ｂとの
間に磁界９が生じる。フェライトピース５ａ，５ｂは鍔
部５ｃにて磁界を拾い、細部５ｄにより磁界を集中させ
るので、磁界９は中央の電子ビームの通路に集中する事
となる。
【００１２】磁界９は水平偏向を行うための磁束と同一
の方向の磁束である。従ってフェライトピース５ａ，５
ｂを挿入することにより、後端ベント部４ａで発生する
磁束の一部を前記Ｔ型フェライトピース５ａ，５ｂに集
め、電子ビーム（ＲＧＢ共に）を直接偏向させることが
できる。
の方向の磁束である。従ってフェライトピース５ａ，５
ｂを挿入することにより、後端ベント部４ａで発生する
磁束の一部を前記Ｔ型フェライトピース５ａ，５ｂに集
め、電子ビーム（ＲＧＢ共に）を直接偏向させることが
できる。
【００１３】従って、通常は偏向に寄与しない磁界をＴ
型フェライトピース５ａ，５ｂを挿入することで偏向に
寄与させることができ、このため偏向電力として小さく
することが可能である。
型フェライトピース５ａ，５ｂを挿入することで偏向に
寄与させることができ、このため偏向電力として小さく
することが可能である。
【００１４】具体的に、３４cm（１４インチ）９０度偏
向の受像管用の偏向ヨークにＴ型フェライトピース５
ａ，５ｂを取り付けた時の偏向電力は、下記の（表１）
の通りである。
向の受像管用の偏向ヨークにＴ型フェライトピース５
ａ，５ｂを取り付けた時の偏向電力は、下記の（表１）
の通りである。
【００１５】
【表１】
【００１６】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば偏向に寄与しない磁界をＴ型フェライトピー
スを挿入することで偏向に寄与させることができ、偏向
電力を小さくすることが可能である。また偏向ヨークの
形状を大きくする必要がなくなり、小型で低消費電力の
偏向ヨークの設計が可能である。
明によれば偏向に寄与しない磁界をＴ型フェライトピー
スを挿入することで偏向に寄与させることができ、偏向
電力を小さくすることが可能である。また偏向ヨークの
形状を大きくする必要がなくなり、小型で低消費電力の
偏向ヨークの設計が可能である。
【図１】本発明の実施例における偏向ヨークの外観図
【図２】同偏向ヨークに装着するＴ型フェライトピース
の効果を説明するための説明図
の効果を説明するための説明図
【図３】同Ｔ型フェライトピースの斜視図
【図４】従来の偏向ヨークの縦断面図
３ フェライトコア ４ａ 後端ベント部 ４ｂ 前端ベント部 ５ａ，５ｂ Ｔ型フェライトピース ６ セパレータボビン
Claims (1)
- 【請求項１】それぞれ一対の鞍型の水平および垂直偏向
コイルを備える偏向ヨークに於て、上記水平偏向コイル
のベント部の内側でかつ上記垂直偏向コイルのネック部
の一対のコイルの合わせ部分にＴ字型フェライトピース
を設置したことを特徴とする偏向ヨーク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13324792A JPH05325834A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 偏向ヨーク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13324792A JPH05325834A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 偏向ヨーク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05325834A true JPH05325834A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=15100149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13324792A Pending JPH05325834A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 偏向ヨーク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05325834A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6870225B2 (en) | 2001-11-02 | 2005-03-22 | International Business Machines Corporation | Transistor structure with thick recessed source/drain structures and fabrication process of same |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP13324792A patent/JPH05325834A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6870225B2 (en) | 2001-11-02 | 2005-03-22 | International Business Machines Corporation | Transistor structure with thick recessed source/drain structures and fabrication process of same |
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