JPH0532453Y2 - - Google Patents

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JPH0532453Y2
JPH0532453Y2 JP1986035899U JP3589986U JPH0532453Y2 JP H0532453 Y2 JPH0532453 Y2 JP H0532453Y2 JP 1986035899 U JP1986035899 U JP 1986035899U JP 3589986 U JP3589986 U JP 3589986U JP H0532453 Y2 JPH0532453 Y2 JP H0532453Y2
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bottle
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、壜体の口筒内に密に組付けられる中
栓キヤツプに関するものである。
〔従来の技術〕
液体を収納する壜体容器の口筒に組付けられる
キヤツプは、開閉が簡単で閉じた際の容器の封鎖
が確実に達成されることが要求され、特に使用開
始前の密封を確実にすべく、中栓と外キヤツプと
の二重キヤツプ構造とすることが行われている。
外キヤツプは、口筒に外装して螺合組付けされ
るものであるから、外部からの衝撃に耐えること
のできるように硬質の合成樹脂が使用されるが、
壜体容器との組付きが螺合であり、硬質材料であ
るために、それ単独では口筒の密封を良好に達成
することができず、従つて軟質合成樹脂製の中栓
を別に必要とすることになつていた。
軟質合成樹脂製の中栓の従来技術としては、実
公昭37−24464号公報に示された技術がある。こ
の実公昭37−24464号公報に示された軟質合成樹
脂製の中栓キヤツプは、壜口内に密嵌入する筒体
の上端外周面に、壜口上端面上に当接する鍔環を
周設すると共に、筒体の外周面に断面三角形状の
突出環を間隔をあけて周設し、倒立円錐状に傾斜
した端壁の周端縁を上下の突出環の間となる筒体
内周面箇所に連設し、この端壁の内周縁に内筒を
起立連設して構成されている。
この実公昭37−24464号公報に示された中栓キ
ヤツプは、中栓キヤツプを壜口に嵌入組付けする
ことによる壜体内圧の上昇により、端壁中央部が
押上げられ、この端壁の弾性変形による拡径変形
により、筒体を拡径方向に押圧し、この押圧力に
より両突出環を壜口内周面に強力に押付けること
になり、もつて突出環による密封維持を確実なも
のとしているのである。
〔考案が解決しようとする課題〕
実公昭37−24464号公報に示されているように、
合成樹脂製の中栓キヤツプは、充分な密封効果を
得るために軟質合成樹脂材料で成形されるのが一
般であり、かつより確実な密封を達成維持すべ
く、壜口内に嵌入する筒体の外周面に突出環であ
るシール条を突周設し、このシール条の弾性変形
しながらの壜口内周面への弾接により、中栓キヤ
ツプと壜口との間の密封をより高いものとしてい
るのである。
しかしながら、シール条を弾性変形し易い断面
三角形状に構成すると、中栓キヤツプの壜口内へ
の嵌入組付きを充分に強力にした場合、シール条
の弾性変形量が過剰となり、このシール条の変形
が永久変形となつてシール性が低下すると云う不
都合が生じるので、軟質合成樹脂製の中栓キヤツ
プの壜口への組付き強度を充分に強力にすること
ができないと云う問題があつた。
特に、内容液を加熱充填する場合とか、内容液
を加熱滅菌する場合等は、軟質合成樹脂製の中栓
キヤツプも加熱されることになり、この加熱によ
り熱収縮変形、具体的には縮径変形するので、中
栓キヤツプの壜口に対する組付き力が弱まり、容
易に壜体から離脱すると云う問題があつた。例え
ば、壜体容器自体が大型であり、しかも逆立させ
て使用するような場合には、液体の重量による圧
力が直接中栓キヤツプに加わり、この圧力により
中栓キヤツプが飛び出してしまうと云う不都合が
発生していた。
この軟質合成樹脂製の中栓キヤツプの問題点を
解消する一つの手段として、実公昭36−2478号公
報に示された技術がある。この実公昭36−2478号
公報に示された技術は、中栓キヤツプと一体に、
壜口外周面に係止する掛止条を内周面に周設し、
壜口に外嵌する筒体を設ける技術である。
しかしながら、この実公昭36−2478号公報に示
された技術は、壜口に外嵌する筒体を一体に有す
る構造であるので、その全体構成が中栓キヤツプ
とはなつておらず、特別な構成を採用しない限
り、外キヤツプとの組合せが達成できないと云う
問題がある。
そこで、本考案は、上記した従来技術における
問題点を解消すべく考案されたもので、壜体の口
筒に対する中栓キヤツプの組付きをシールするシ
ール条を弾性変形し難いものとすることを技術的
課題とし、もつてシール条の密封維持能力を劣化
させることなしに、中栓キヤツプの口筒に対する
強力な嵌入組付きを達成維持することを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記技術的課題を解決する本考案の手段は、壜
体の口筒に密嵌入する筒壁の上端内周面に頂壁を
連設した有頂筒体構造を基本構造としているこ
と、 この有頂筒体の筒壁の上端外周に一体に周設さ
れて、口筒の上端面に当接するフランジを有する
こと、 筒壁の外周面に間隔をあけて並列に周設され
た、縦断面図形状が台形形状に成形された二本の
シール条を有すること、 頂壁の周端部に周設された破断用の薄肉部を有
すること、 全体が、中低圧重合法低密度ポリエチレンの一
体成形物であること、 にある。
〔作用〕
筒壁は、その外径が口筒内径とほぼ等しい値に
成形されているので、中栓キヤツプの口筒への嵌
入組付けは、二本の並列周設されたシール条を弾
性変形させて達成される。
両シール条は、この中栓キヤツプの口筒内への
嵌入組付けに際して、その縦断面形状が台形形状
となつているので、“倒れ”方向に弾性変形する
ことが殆どなく、専ら“潰し”方向に弾性変形す
ることになる。
このため、中栓キヤツプを口筒内に嵌入組付け
するには、このシール条を“潰し”変形させるだ
けの強力な組付け力が必要とされるが、その分、
中栓キヤツプの口筒に対する嵌入組付き力が強力
なものとなる。
このように、中栓キヤツプの口筒に対する組付
きは、シール条を主体として達成維持されるので
あるが、シール条は間隔をあけて二条設けられて
いるので、一方のシール条の口筒に対する組付き
力が他方のシール条の口筒に対する組付き力に悪
影響を与えることがなく、もつて個々のシール条
が充分に強力な口筒への組付き力を有効に発揮す
ることになる。
シール条は間隔をあけて設けられる必要がある
ので、二条以上の数のシール条を設けようとする
と、筒壁の高さを大きくする必要があり、筒壁の
高さをいたずらに大きくするだけとなる。
シール条は、その縦断面形状が台形形状となつ
ているので、従来の縦断面形状が三角形状のシー
ル条に比べて、弾性変形し難いものとなる。従つ
て、加熱により中栓キヤツプに縮径変形が発生し
たとしても、シール条の突出端面の口筒内周面に
対する密弾接が維持されている限り、シール条に
よる中栓キヤツプの口筒に対する密な嵌入組付き
は強力に保持されることになり、中栓キヤツプの
加熱変形による口筒に対する組付き力の劣化程度
を軽減することになる。
すなわち、シール条は、その縦断面形状が台形
であるので、従来の縦断面形状が三角形状のもの
のように、その突出端部だけが弾性変形して口筒
内に嵌入できると云うことはなく、全体が弾性変
形しない限り口筒内に嵌入することができないの
で、シール条全体を“潰し”方向の弾性変形量が
大きい状態で弾性変形させて中栓キヤツプの口筒
内への嵌入組付けが達成される。このため、中栓
キヤツプが熱により縮径変形した状態にあつて、
従来のものと比べて、中栓キヤツプの口筒に対す
る機械的な組付き力は約10%程度強力となる。
また、中栓キヤツプの成形材料である中低圧重
合法低密度ポリエチレンは、直鎖状の分子構造を
有し、高圧重合法低密度ポリエチレンに比べて、
引つ張り強度、外観(光沢)、耐熱性に優れてお
り、熱収縮変形が少ないので、中栓キヤツプに対
する加熱の有無に関わらず、中栓キヤツプの口筒
に対する強力で安定した組付きを達成維持でき、
中栓キヤツプの口筒に対する機械的な組付き力
は、さらに約10%程度強力なものとなる。
中栓キヤツプの口筒への組付けは、筒壁を口筒
内に、フランジが口筒の開口端面に当接するまで
嵌入することにより達成される。すなわち、フラ
ンジが中栓キヤツプの口筒への嵌入組付け限を設
定することになる。
中栓キヤツプを組付けた壜体の開封は、薄肉部
を破断することにより達成される。これは、中栓
キヤツプの口筒への組付き強度が極めて強力であ
るので、この中栓キヤツプを口筒から離脱させて
壜体の開封を達成するのが困難だからであり、中
低圧重合法低密度ポリエチレン製の中栓キヤツプ
を口筒に組付けた状態のまま壜体を開封すること
により、この中栓キヤツプをパツキンとして機能
させ、外キヤツプによる壜体密封を効果的に達成
できる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。
筒壁4は、直線短円筒形状に成形され、その外
周面下端部は、下方に縮径したテーパー面に成形
されていて、壜体1の口筒2内への嵌入操作が達
成され易いようにしている。
この筒壁4の外周面に間隔をあけて二本並列に
周設されたシール条7は、その下側脚面(下側側
面のこと)が、筒壁4内周面に対する傾斜角度の
小さい傾斜面となつていて、中栓キヤツプ3の口
筒2ないへの嵌入を達成し易くしていると共に、
口筒2内周面との間に発生する押圧力の全てが、
シール条7を“潰し”変形させる方向に有効に作
用するようにしている。
筒壁4の外周面上端に外鍔状に周設されたフラ
ンジ8は、口筒2の開口端面に突き当たる幅で成
形されているが、中栓キヤツプ3の開封後におけ
る外キヤツプ(図示省略)による壜体1の密封保
持を良好に達成させるため、図示実施例の如く、
口筒2の開口端面のほぼ全域に対向することので
きる幅で成形されるのが良い。
第3図は、本考案の中栓キヤツプ3は組付けた
大型な壜体1の使用形態の一例を示すもので、壜
体1は逆立姿勢で口筒2が有底筒形状の保持具9
に保持されているが、この保持具9には注出筒1
0が貫通設されており、保持具9内の注出筒10
の先端が頂壁5に当接し、頂壁5の周端部を薄肉
部6により破断して壜体1の開封を達成する。
そして、保持具9外部に突出した注出筒10の
先端に所望の栓体を組付けておき、壜体1内の液
体をこの栓体を操作して所望時に所望量注出する
のである。
この保持具9への壜体1の装着時には、外キヤ
ツプを外して中栓キヤツプ3をしたまま逆立させ
ることになり、従つて中栓キヤツプ3の口筒2に
対する組付きを充分に強固にしておかなければな
らないのであるが、本考案の中栓キヤツプ3にお
いては、前記したように、中栓キヤツプ3の口筒
2に対する組付き強度を充分に強力に維持できる
ので、第3図図示の使用形態に、充分に対応でき
るのである。
〔考案の効果〕
本考案は、上記した構成となつているので、以
下に示す効果を奏する。
シール条の縦断面形状が台形形状であるので、
口筒に対する中栓キヤツプの組付き強度が極めて
強力であると共に、中栓キヤツプが口筒に嵌入組
付きした状態でのシール条の弾性変形が“潰し”
変形となるとなり、さらにその弾性変形が全体変
形となるので、例え口筒に組付けられた中栓キヤ
ツプに加熱による縮径変形が発生したとしても、
中栓キヤツプの口筒に対する充分に強力な組付き
力を維持することができ、もつて内溶液の重量に
よる中栓キヤツプの口筒内からの不正抜け出しと
云う不都合の発生を皆無とすることができ、壜体
の安全な取扱を得ることができる。
また、中栓キヤツプは、中低圧重合法低密度ポ
リエチレンによる一体成形物であるので、加熱に
より中栓キヤツプに発生する縮径変形を極めて小
さくすることができるので、中栓キヤツプの口筒
に対する組付き強度および密封保持力を、さらに
強力に維持することができる。
シール条は、尖頭条の突出部分のない断面構造
となつているので、その分、成形性が良く、高い
成形寸法精度で中栓キヤツプを成形することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による中栓キヤツプの一実施
例の縦断面図である。第2図は、第1図に示した
実施例の要部の拡大断面図である。第3図は、本
考案による中栓キヤツプを組付けた壜体の使用状
態の一例を示す縦断面図である。 符号の説明、1……壜体、2……口筒、3……
中栓キヤツプ、4……筒壁、5……頂壁、6……
薄肉部、7……シール条、8……フランジ、9…
…保持具、10……注出筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 壜体1の口筒2に密嵌入する筒壁4の上端内周
    面に頂壁5を連設した有頂筒体の前記筒壁4の上
    端外周に、前記口筒2の上端面に当接するフラン
    ジ8を一体周設すると共に、前記筒壁4の外周面
    に縦断面形状が台形形状となつた二本のシール条
    7を間隔をあけて並列周設し、さらに前記頂壁5
    の周端部に破断用の薄肉部6を周設し、全体を中
    低圧重合法低密度ポリエチレンで一体成形して成
    る中栓キヤツプ。
JP1986035899U 1986-03-12 1986-03-12 Expired - Lifetime JPH0532453Y2 (ja)

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JP5042413B2 (ja) * 2001-04-06 2012-10-03 アイセロ化学株式会社 薬液保管容器およびそれを用いた薬液排出方法
AU2008336286B2 (en) * 2007-12-10 2012-01-19 Astrazeneca Ab Vial cap 187
JP5542462B2 (ja) * 2010-01-29 2014-07-09 株式会社吉野工業所 詰め替え容器

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