JPH05324412A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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Publication number
JPH05324412A
JPH05324412A JP4133476A JP13347692A JPH05324412A JP H05324412 A JPH05324412 A JP H05324412A JP 4133476 A JP4133476 A JP 4133476A JP 13347692 A JP13347692 A JP 13347692A JP H05324412 A JPH05324412 A JP H05324412A
Authority
JP
Japan
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arithmetic
processor
data
arithmetic processing
processing device
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Pending
Application number
JP4133476A
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English (en)
Inventor
Kazunori Shimakawa
和典 島川
Takao Iwasaki
孝夫 岩崎
Hiroyoshi Yamada
広佳 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】演算処理装置の動作内容とその動作の実行時間
を示す情報を採取できるようにし、ホスト装置による演
算処理装置の動作性能解析を可能にする。 【構成】データベース演算処理装置16にマルチプロセ
ッサ構成が採用され、磁気ディスク装置17との間のデ
ータ入出力の処理がエンジンインターフェースプロセッ
サ(EIP)161に、並列ソーティングモジュール
(PSOM)165および並列関係代数演算モジュール
(PRAM)166のハードウェア演算回路を用いたソ
ート処理がハードウェアソータ制御プロセッサ(ECA
M)164に、そして、全体の制御がエンジン制御プロ
セッサ(ECP)162にそれぞれ機能分散され、しか
も、エンジン制御プロセッサ(ECP)162によって
それら第1乃至第3のプロセッサの動作内容とその動作
の実行時間が統計データとして採取される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ホスト装置からの要
求に応じて演算対象のファイルデータに対してソートま
たは関係代数演算等の演算処理を実行する演算処理装置
を備えたデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータシステムにおいて
は、ソート処理や関係データベースの検索系処理等を高
速に実行するために専用のデータベース演算処理装置が
設けられている。このデータベース演算処理装置はハー
ドウェアソータと称される演算回路を備えており、この
演算回路を用いることによってホスト装置からの演算処
理要求に応じたソートや関係代数演算等を高速に実行す
る。
【0003】従来は、かかるソートや関係代数演算等の
データベース演算処理における動作実行状態を知ること
はできなかった。すなわち、データベース演算処理装置
を構成する複数のプロセッサやハードウェアソータの動
作状況や処理性能を細かく分析するための手段が存在し
ていなかったため、データベース演算処理装置でのデー
タ処理の実現方式が性能の観点から最適であるかどうか
の判断ができず、さらにより高速なデータ処理を実現す
ることは非常に困難であった。
【0004】つまり、データベース演算処理装置はホス
ト装置からみて単なるブラックボックスとしか見えない
ので、ハードウェアによるソータと関係演算部をそなえ
たデータベース演算処理装置が正しく予想通りのアルゴ
リズムで動作できているか、また本来のハードウェアと
しての性能が十分に出せているか等の検証、さらには演
算処理アルゴリズムの正当性を確認等をホスト装置側で
行なうことが困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来では、データベー
ス演算処理装置内における演算処理の詳細な動作性能を
分析することができなかったため、演算処理の方式の妥
当性の保証やさらなる処理性能の高速化のための性能検
討を行なうことが困難であった。
【0006】この発明は、このような点に鑑みてなされ
たもので、演算処理装置内でその演算処理装置の動作内
容とその動作の実行時間を示す情報を採取できるように
して、データベース演算処理装置内の詳細かつ正確な動
作状態と性能の分析をホスト装置によって容易に実行で
きるようにするデータ処理装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
ホスト装置と、演算対象のファイルデータが格納される
2次記憶装置と、前記2次記憶装置を直接アクセスする
ためのパスを有し、前記ホスト装置からの要求に応じて
前記演算対象のファイルデータに対して所定の演算処理
を実行する演算処理装置とを備えたデータ処理装置にお
いて、前記演算処理装置に、前記ホスト装置からの演算
要求に従って演算対象のファイルデータを前記パスを介
して前記2次記憶装置から入力する入力手段と、入力さ
れた演算対象のファイルデータに対してソートまたは関
係代数演算を実行する演算処理手段と、前記演算対象の
ファイルデータおよび前記演算処理手段による演算結果
データが格納される内部メモリと、前記演算結果データ
を前記2次記憶装置に出力する出力手段と、前記ホスト
装置による前記演算処理装置の動作解析のために、前記
演算処理装置の動作内容とその動作の実行時間とを示す
情報を採取する手段と、前記ホスト装置が予め前記2次
記憶装置上に確保したファイル上に、採取した前記情報
を前記パスを介して出力する手段とを具備することを第
1の特徴とする。
【0008】このデータ処理においては、演算処理装置
の動作内容とその動作の実行時間を示す情報が採取さ
れ、その採取された情報がホスト装置が予め2次記憶装
置上に確保したファイル上に出力される。このため、ホ
スト装置がその情報を読み込み分析することにより、演
算処理装置内の演算処理の詳細な動作状態と動作毎の処
理性能を解析することができ、演算処理装置内の詳細か
つ正確な動作状態と性能分析が可能となる。
【0009】また、この発明は、データベース演算処理
装置に第1乃至第3のプロセッサから構成されるマルチ
プロセッサ構成を採用し、データベース演算処理装置と
2次記憶装置間のデータ入出力を第1のプロセッサに、
演算回路を用いた演算処理を第2のプロセッサに、そし
て、全体の制御を第3のプロセッサにそれぞれ機能分散
すると共に、第3のプロセッサによってそれら第1乃至
第3のプロセッサの動作内容とその動作の実行時間を示
す情報を採取し、その採取された情報を第1のプロセッ
サによって2次記憶装置のファイル上に出力するように
構成したデータ処理装置を第2の特徴とする。
【0010】この構成においては、第1乃至第3のプロ
セッサによって効率よく負荷分散が図れ、しかも第1の
プロセッサによるデータ入出力と、第2のプロセッサに
よる演算処理との並行動作が可能となり、しかもそれら
プロセッサによって実行される動作内容とその動作の実
行時間を示す情報の採取を全体の制御を司る第3のプロ
セッサが実行することにより、演算処理装置内の詳細か
つ正確な動作状態と性能分析が可能となると共に、第1
乃至第3のプロセッサの並行処理の度合を含む総合的な
性能評価を行うことも可能となる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0012】図1にはこの発明の一実施例に係わるデー
タ処理装置の全体のシステム構成が示されている。この
データ処理装置は、ホストコンピュータ10と、データ
ベース演算処理装置(データベースエンジン;DBE)
16と、磁気ディスク装置17とによって構成されてい
る。ホストコンピュータ10は、CPU11、主記憶装
置12、第1および第2のチャネル装置14,15によ
って構成されており、これらCPU11、主記憶装置1
2、およびチャネル装置14,15はシステムバス13
を介して相互接続されている。
【0013】ホストコンピュータ10とデータベース演
算処理装置16はチャネル装置14によって接続され、
またホストコンピュータ10と磁気ディスク装置17は
チャネル装置15によって接続されている。さらに、デ
ータベース演算処理装置16と磁気ディスク17は専用
のアクセスパス18を介して接続されている。
【0014】CPU11は、ホストコンピュータ10全
体の制御を司るものであり、データベース演算処理装置
16に対してソート処理や関係代数演算等の各種演算処
理の実行を依頼する。主記憶装置12には、データベー
ス演算処理装置16に演算対象ファイルや演算内容を指
示するためのコマンドが格納される。
【0015】データベース演算処理装置(DBE)16
は、CPU11からのコマンドに基づいて演算対象ファ
イルのデータに対して演算処理を実行するものであり、
演算対象ファイルの入力および演算結果の出力のため
に、パス18を介して磁気ディスク装置17を直接的に
アクセスする。
【0016】このデータベース演算処理装置(DBE)
16は、エンジンインタフェースプロセッサ(EIP)
161、エンジン制御プロセッサ(ECP)162、大
容量メモリ(EBDM)163、ハードウェアソータ制
御プロセッサ(ECAM)164、並列ソーティングモ
ジュール(PSOM)165、および並列関係代数演算
モジュール(PRAM)166によって構成されてい
る。
【0017】エンジンインタフェースプロセッサ(EI
P)161、エンジン制御プロセッサ(ECP)16
2、およびハードウェアソータ制御プロセッサ(ECA
M)164の3台のプロセッサは内部バス167によっ
て相互接続されており、大容量メモリ(EBDM)16
3を共有メモリとする密結合のマルチプロセッサを構成
している。大容量メモリ(EBDM)163は、3台の
各プロセッサの共通のアドレス空間上に配置されてい
る。また、これら3台のプロセッサ、つまりエンジンイ
ンタフェースプロセッサ(EIP)161、エンジン制
御プロセッサ(ECP)162、およびハードウェアソ
ータ制御プロセッサ(ECAM)164には機能分散が
なされている。この場合、それぞれの固有の役割を効率
よく実行するために、これら各プロセッサは、密結合な
がらそれぞれに適した独立のモニタによって動作制御さ
れるように構成されている。
【0018】エンジンインタフェースプロセッサ(EI
P)161、エンジン制御プロセッサ(ECP)16
2、およびハードウェアソータ制御プロセッサ(ECA
M)164の機能分散は、次のようになされている。
【0019】すなわち、エンジンインタフェースプロセ
ッサ(EIP)161は、ホストコンピュータ10とデ
ータベース演算処理装置16間の通信を行うと共に、磁
気ディスク装置17のディスクコントローラにもパス1
8を介して接続されており、磁気ディスク装置17との
間でのデータ入出力を制御する。また、エンジンインタ
フェースプロセッサ(EIP)161は、磁気ディスク
装置17にデータを出力する際、出力ファイルの再構成
処理も行う。
【0020】ホストコンピュータ10との通信において
は、エンジンインタフェースプロセッサ(EIP)16
1は、第1のチャネル装置14を介してCPU11から
送られてくるコマンドを受信し、それをエンジン制御プ
ロセッサ(ECP)162に送信する。また、エンジン
インタフェースプロセッサ(EIP)161は、エンジ
ン制御プロセッサ(ECP)162から送られてくるコ
マンド結果としてステータスを受信し、それを第1のチ
ャネル装置14を介してCPU11に返信する。
【0021】磁気ディスク装置17との間のデータ入出
力においては、エンジンインタフェースプロセッサ(E
IP)161は、エンジン制御プロセッサ(ECP)1
62からの入出力要求を受け付け、大容量メモリ(EB
DM)163と磁気ディスク装置17との間でデータ転
送を行う。その際、エンジン制御プロセッサ(ECP)
162からの要求に従い出力ファイルデータの再構成処
理も行う。
【0022】エンジン制御プロセッサ(ECP)162
は、エンジンインタフェースプロセッサ(EIP)16
1、大容量メモリ(EBDM)163、およびハードウ
ェアソータ制御プロセッサ(ECAM)164を内部バ
ス167を介して制御するものであり、このデータベー
ス演算処理装置(DBE)16の動作解析のために必要
な各種動作状況を示す情報の採取も実行する。この採取
処理は、CPU11からモード=onのstatコマン
ド(情報採取を指示するコマンド)が送信された場合に
実行される。すなわち、CPU11からのコマンドがモ
ード=onのstatコマンドであった場合には、エン
ジン制御プロセッサ(ECP)162は、動作状況を示
す情報を採取するための統計データ採取状態に設定さ
れ、それ以降のCPU11からのソートや関係代数演算
などの演算処理コマンドに対応して実行される各種演算
処理の動作状況を統計データとして採取し、それをエン
ジン制御プロセッサ(ECP)162内のローカルメモ
リ162a上に記憶する。
【0023】このエンジン制御プロセッサ(ECP)1
62による統計データ採取処理は、エンジン制御プロセ
ッサ(ECP)162によって生成・実行される各種コ
マンド処理プロセスによって実行される。これらコマン
ド処理プロセスはCPU11からの演算処理コマンドに
対応して生成されるものであり、その処理と並行して、
自らの詳細な動作内容とその動作の実行時間を統計デー
タとしてエンジン制御プロセッサ(ECP)のローカル
メモリ1621に採取する。
【0024】また、エンジン制御プロセッサ(ECP)
162は、CPU11からモード=offのstatコ
マンドを受け取ると、エンジンインターフェースプロセ
ッサ(EIP)161を制御することによって、これま
で採取した統計データをそのコマンドのパラメタによっ
て指定される磁気ディスク装置17の統計データファイ
ル171上に出力し、そしてエンジン制御プロセッサ
(ECP)162の統計データ採取状態を解除する。
【0025】statコマンドのデータ形式は、図2の
通りでである。すなわち、statコマンドは、そのs
tatコマンドを示すコマンドコード部101、モード
onまたはoffを示すモード指定部、統計データファ
イルの位置を示す統計データファイル位置情報部103
から構成されている。
【0026】このstatコマンドに応じて実行される
エンジン制御プロセッサ(ECP)162による統計デ
ータの採取処理の詳細については、図3乃至図6を参照
して後述する。
【0027】大容量メモリ(EBDM)163は、磁気
ディスク装置17から読み出された演算対象のファイル
データ、CPU11から送られてくる各種演算処理コマ
ンドおよびstatコマンド、ハードウェアソータ制御
プロセッサ(ECAM)164、並列ソーティングモジ
ュール(PSOM)165、および並列関係代数演算モ
ジュール(PRAM)166による演算処理結果、さら
には、エンジン制御プロセッサ(ECP)162による
演算結果の統合結果等、を格納する共有メモリである。
演算対象のファイルデータは大容量メモリ(EBDM)
163内の入力バッファ部に格納され、演算処理結果は
大容量メモリ(EBDM)163内の出力バッファ部に
格納される。
【0028】ハードウェアソータ制御プロセッサ(EC
AM)164は、エンジン制御プロセッサ(ECP)1
62からの指令に基づいて、並列ソーティングモジュー
ル(PSOM)165および並列関係代数演算モジュー
ル(PRAM)166による演算を制御する。
【0029】この場合、ハードウェアソータ制御プロセ
ッサ(ECAM)164は、大容量メモリ(EBDM)
163上のデータを並列ソーティングモジュール(PS
OM)165に入力し、並列関係代数演算モジュール
(PRAM)166から出力された演算結果を大容量メ
モリ(EBDM)163上に格納するが、並列ソーティ
ングモジュール(PSOM)165へのデータ入力に際
しては、まず、キー切り出し処理を実行する。このキー
切り出し処理においては、ハードウェアソータ制御プロ
セッサ(ECAM)164は、演算対象の各レコードか
ら演算に必要な演算対象キーフィールドのみを切り出
し、それにレコード識別番号(大容量メモリ(EBD
M)163上におけるレコードの先頭アドレス)を付加
して並列ソーティングモジュール(PSOM)165へ
送出する。
【0030】並列ソーティングモジュール(PSOM)
165は、ハードウェアソータ制御プロセッサ(ECA
M)164によって駆動され、ソートを並列に実行する
専用のハードウェア回路であり、並列関係代数演算モジ
ュール(PRAM)166に接続されている。この並列
ソーティングモジュール(PSOM)165は、パイプ
ラインマージソータと称されるものであり、2−ウェイ
マージを行う複数のソートセルをカスケード接続してな
る。
【0031】並列関係代数演算モジュール(PRAM)
166は、関係データベースにおけるJOIN(結合)
やRESTRICT(制約)といった関係代数演算を並
列に実行する専用のハードウェア回路であり、並列ソー
ティングモジュール(PSOM)165からソートされ
たデータを入力し、演算結果をハードウェアソータ制御
プロセッサ(ECAM)164に出力する。ソート処理
だけを実行する場合には、並列関係代数演算モジュール
(PRAM)166は、最終段のソートセルとして機能
する。
【0032】このように、エンジンインタフェースプロ
セッサ(EIP)161、エンジン制御プロセッサ(E
CP)162、およびハードウェアソータ制御プロセッ
サ(ECAM)164にはそれぞれ各種演算処理、例え
ばソート処理やセレクト処理を実行するための機能が分
散されている。この場合、これらプロセッサは、大容量
メモリ(EBDM)163上のバッファのやりとりを除
けば非同期に動作し、並行して各機能を実行する。すな
わち、ソートやセレクト等の処理は、通常、入力処理、
演算処理、および出力処理から構成されるが、ハードウ
ェアソータ制御プロセッサ(ECAM)164の制御に
よる演算処理は、エンジンインタフェースプロセッサ
(EIP)161による演算対象データの入力処理と並
行して実行される。また、ハードウェアソータ制御プロ
セッサ(ECAM)164からの演算結果をエンジン制
御プロセッサ(ECP)162によって統合処理する必
要がある場合には、その統合処理とエンジンインタフェ
ースプロセッサ(EIP)161による出力処理も並行
して実行される。次に、図3および図4を参照して、エ
ンジン制御プロセッサ(ECP)162による統計デー
タ採取処理について説明する。
【0033】図3は、リードコマンド、セレクトコマン
ド、およびプロジェクションコマンドからなる演算要求
がホストCPU11から発行された場合におけるエンジ
ン制御プロセッサ(ECP)162の動作の流れを示し
ており、また図4はこの時に採取される統計データの具
体例を示している。
【0034】すなわち、エンジン制御プロセッサ(EC
P)162は、ホストCPU11からの演算要求にした
がって、図3に示されているようにリードプロセス、セ
レクトプセス、プロジェクションプロセスを起動する。
リードプロセスは、演算対象のファイルデータが磁気デ
ィスク装置17から大容量メモリ(EBDM)に入力さ
れるようにエンジンインタフェースプロセッサ(EI
P)161を制御するプロセスであり、セレクトプロセ
スは演算対象のファイルデータから指定されたレコード
またはレコード内フィールドを選択するセレクト演算が
実行されるようにハードウェアソータ制御プロセッサ
(ECAM)164を制御するプロセスであり、またプ
ロジェクションプロセスはセレクト処理の演算結果が磁
気ディスク装置17に指定された形式で出力されるよう
にエンジンインタフェースプロセッサ(EIP)161
を制御するプロセスである。
【0035】これら各制御プロセスの実行時には、エン
ジン制御プロセッサ(ECP)162は、エンジンイン
タフェースプロセッサ(EIP)161またはハードウ
ェアソータ制御プロセッサ(ECAM)164に対して
処理要求を発行すると共に、その要求に対する処理の完
了通知をそれらエンジンインタフェースプロセッサ(E
IP)161またはハードウェアソータ制御プロセッサ
(ECAM)164から受信する。この場合、エンジン
制御プロセッサ(ECP)162は、処理要求の発行お
よび完了通知の受信の度に、その時の具体的動作の実行
内容と実行時刻を統計データとして採取する。
【0036】図3では、統計データが採取されるポイン
トが丸印で示されている。丸内の数字は、実行される処
理の順番を示す番号(シーケンスNO.)である。図示
のように、統計データの採取処理は、まず、エンジン制
御プロセッサ(ECP)162がホストCPU11から
の演算処理コマンドをエンジンインタフェースプロセッ
サ(EIP)161を介して受信した際に実行される
(シーケンスNO.1)。この時には、図4に示されて
いるように、“ホスト→ECP”、“演算コマンド受
信”がそのときの動作の実行内容として、“T1”がそ
の動作の実行時刻としてローカルメモリ162aに登録
される。
【0037】次いで、リードプロセスが起動されるが、
このリードプロセスにおいては、統計データの採取処理
は、エンジンインターフェースプロセッサ(EIP)1
61に対して演算対象ファイルデータの入力要求を発行
した時(シーケンスNO.2)と、エンジンインターフ
ェースプロセッサ(EIP)161から入力完了通知を
受信した時(シーケンスNO.3)にそれぞれ実行され
る。入力要求を発行した時は、図4に示されているよう
に、“ECP→EIP”、“入力要求”がそのときの動
作の実行内容として、“T2”がその動作の実行時刻と
してローカルメモリ162aに登録される。また、入力
完了通知を受信した時は、“EIP→ECP”、“入力
完了通知”がそのときの動作の実行内容として、“T
3”がその動作の実行時刻としてローカルメモリ162
aに登録される。
【0038】このような入力要求の発行と入力完了通知
の受信は、演算対象ファイルデータ全てが大容量メモリ
(EBDM)163に入力されるまで繰り返し実行され
るので、その度に前述のような統計データ採取処理が行
なわれる。
【0039】この後、大容量メモリ(EBDM)163
にある一定量のデータが入力された時点で、セレクトプ
ロセスが起動される。このセレクトプロセスにおいて
は、統計データの採取処理は、ハードウェアソータ制御
プロセッサ(ECAM)164に対して選択演算の要求
を発行した時(シーケンスNO.m)と、ハードウェア
ソータ制御プロセッサ(ECAM)164から選択演算
の完了通知を受信した時(シーケンスNO.m+1)に
それぞれ実行される。選択要求を発行した時は、図4に
示されているように、“ECP→ECAM”、“選択要
求”がそのときの動作の実行内容として、“Tm”がそ
の動作の実行時刻としてローカルメモリ162aに登録
される。また、選択完了通知を受信した時は、“ECA
M→ECP”、“選択完了通知”がそのときの動作の実
行内容として、“Tm+13”がその動作の実行時刻と
してローカルメモリ162aに登録される。
【0040】このような選択要求の発行と選択完了通知
の受信も、演算対象ファイルデータ全てに対して選択演
算が行なわれるまで繰り返し実行されるので、その度に
前述のような統計データ採取処理が行なわれる。
【0041】ハードウェアソータ制御プロセッサ(EC
AM)164による選択演算の結果は、大容量メモリ
(EBDM)163に格納される。そして、その演算の
結果のデータ量がある一定量になると、その時点でプロ
ジェクションプロセスが起動される。このプロジェクシ
ョンプロセスにおいては、統計データの採取処理は、エ
ンジンインターフェースプロセッサ(EIP)161に
対して演算結果の出力要求を発行した時(シーケンスN
O.n)と、エンジンインターフェースプロセッサ(E
IP)161から出力完了通知を受信した時(シーケン
スNO.n+1)にそれぞれ実行される。出力要求を発
行した時は、図4に示されているように、“ECP→E
IP”、“出力要求”がそのときの動作の実行内容とし
て、“Tn”がその動作の実行時刻としてローカルメモ
リ162aに登録される。また、出力完了通知を受信し
た時は、“EIP→ECP”、“出力完了通知”がその
ときの動作の実行内容として、“Tn+1”がその動作
の実行時刻としてローカルメモリ162aに登録され
る。
【0042】このような出力要求の発行と出力完了通知
の受信も、演算結果全てが磁気ディスク装置17に出力
されるまで繰り返し実行されるので、その度に前述のよ
うな統計データ採取処理が行なわれる。次に、図5およ
び図6のフローチャートを参照して、統計データ採取処
理に係わる一連の動作について説明する。
【0043】ホストCPU11がデータベース演算処理
装置16にコマンドを発行すると、データベース演算処
理装置16のエンジン制御プロセッサ(ECP)162
はそれを受信し(ステップS1)、それがstatコマ
ンドであるかどうかを検査し(ステップS2)、sta
tコマンドであればさらにそのモードがonかどうかを
調べ(ステップS3)、onであればエンジン制御プロ
セッサ(ECP)162は統計データ採取状態に設定さ
れ(ステップS4)、ローカルメモリ162aのモード
フラグがonされる。また、statコマンドがoff
であれば、エンジン制御プロセッサ(ECP)162
は、エンジンインタフェースプロセッサ(EIP)16
1を利用してローカルメモリ162a上の統計データを
そのstatコマンドのパラメタによって指定される磁
気ディスク装置17の統計データ採取ファイル上に出力
し(ステップS5)、さらにモードフラグをoffする
ことによってエンジン制御プロセッサ(ECP)162
の統計データ採取状態を解除し(ステップS6)、そし
てonの場合もoffの場合もstatコマンドのステ
ータスをホストCPU11に返信する(ステップS
7)。
【0044】ホストCPU11からのコマンドが演算処
理コマンドの場合には、図6に示されているように、エ
ンジン制御プロセッサ(ECP)162は、その演算処
理コマンドに対応するプロセスを起動し実行を開始し
(ステップS8)、演算処理プロセスはエンジン制御プ
ロセッサ(ECP)162が統計データ採取状態にある
かをローカルメモリ162a内のモードフラグを参照す
ることによって実行中逐一チェックし(ステップS9,
S10)、そうであれば実行内容と実行時刻を統計デー
タとしてローカルメモリ162aに書き出し(ステップ
S11)、そうでなければ統計データは採取せずに演算
制御処理だけを実行し(ステップS12)、演算終了と
共にステータスをホストCPU11に返す(ステップS
13)。
【0045】一方、ホストCPU11は、statコマ
ンド(モード=off)に対するステータスを受ける
と、磁気ディスク装置17上の統計データファイル17
1に含まれているエンジン制御プロセッサ(ECP)1
62が採取した演算処理プロセスの動作内容と時刻を基
に、動作正当性の分析と性能の詳細な解析を行う。
【0046】以上のようにこの実施例においては、デー
タベース演算処理装置16の動作内容とその動作の実行
時間を示す情報が統計データとして採取され、その採取
された統計データが統計データ採取ファイル171上に
出力される。このため、ホストCPU11がその統計デ
ータを読み込み分析することにより、データベース演算
処理装置16内の演算処理の詳細な動作状態と動作毎の
処理性能を解析することができ、演算処理装置内の詳細
かつ正確な動作状態と性能分析が可能となる。
【0047】また、この実施例においては、データベー
ス演算処理装置16に3つのプロセッサから構成される
マルチプロセッサ構成を採用し、データベース演算処理
装置16と磁気ディスク装置17間のデータ入出力をエ
ンジンインタフェースプロセッサ(EIP)161に、
並列ソーティングモジュール(PSOM)165および
並列関係代数演算モジュール(PRAM)166の演算
回路を用いた演算処理をハードウェアソータ制御プロセ
ッサ(ECAM)164に、そして、全体の制御をエン
ジン制御プロセッサ(ECP)162にそれぞれ機能分
散すると共に、エンジン制御プロセッサ(ECP)16
2によってそれら第1乃至第3のプロセッサの動作内容
とその動作の実行時間を統計データとして採取し、その
採取された統計データをエンジンインタフェースプロセ
ッサ(EIP)161によって磁気ディスク装置17の
統計データ採取ファイル171上に出力するように構成
されている。
【0048】したがって、3つのプロセッサによって効
率よく負荷分散が図れ、しかもエンジンインタフェース
プロセッサ(EIP)161によるデータ入出力と、ハ
ードウェアソータ制御プロセッサ(ECAM)164に
よる演算処理との並行動作が可能となり、しかもそれら
の動作状況を示す統計データの採取を全体の制御を司る
エンジン制御プロセッサ(ECP)162が実行するこ
とにより、データベース演算処理装置16内の詳細かつ
正確な動作状態と性能分析が可能となると共に、3つの
プロセッサの並行処理の度合を含む総合的な性能評価を
行うことも可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ホス
ト装置がデータベース演算処理装置における演算処理の
動作状態と処理性能を詳細に分析することができ、その
結果、データベース演算処理装置の処理の流れの正当性
の確認と、より高速な演算処理のためのアルゴリズムの
探求が非常に緻密なレベルで可能となり、データベース
演算処理装置の信頼性保証と性能向上に有効であるし、
結果としてシステム全体として効率のよいデータ処理を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わる全体のシステム構
成を示すブロック図。
【図2】図1のシステムにおけるstatコマンドのデ
ータ形式を示す図。
【図3】図1のシステムにおける統計データ採取の実行
ポイントを示す図。
【図4】図1のシステムにおける統計データの具体例を
示す図。
【図5】図1のシステムにおける統計データ採取処理を
説明するフローチャート。
【図6】図1のシステムにおける統計データ採取処理を
説明するフローチャート。
【符号の説明】
10…ホストコンピュータ、13…システムバス、1
4,15…チャネル、16…データベース演算処理装
置、17…磁気ディスク装置、161,162,164
…プロセッサ、163…大容量メモリ、165…並列ソ
ーティングモジュール、166…並列関係代数演算モジ
ュール、162a…ローカルメモリ、171…統計デー
タファイル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置と、演算対象のファイルデー
    タが格納される2次記憶装置と、前記2次記憶装置を直
    接アクセスするためのパスを有し、前記ホスト装置から
    の要求に応じて前記演算対象のファイルデータに対して
    所定の演算処理を実行する演算処理装置とを備えたデー
    タ処理装置において、 前記演算処理装置は、前記ホスト装置からの演算要求に
    従って演算対象のファイルデータを前記パスを介して前
    記2次記憶装置から入力する入力手段と、入力された演
    算対象のファイルデータに対してソートまたは関係代数
    演算を実行する演算処理手段と、前記演算対象のファイ
    ルデータおよび前記演算処理手段による演算結果データ
    が格納される内部メモリと、前記演算結果データを前記
    2次記憶装置に出力する出力手段と、前記ホスト装置に
    よる前記演算処理装置の動作解析のために、前記演算処
    理装置の動作内容とその動作の実行時間とを示す情報を
    採取する手段と、前記ホスト装置が予め前記2次記憶装
    置上に確保したファイル上に、採取した前記情報を前記
    パスを介して出力する手段とを具備することを特徴とす
    るデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 ホスト装置と、演算対象のファイルデー
    タが格納される2次記憶装置と、前記2次記憶装置を直
    接アクセスするためのパスを有し、前記ホスト装置から
    の要求に応じて前記演算対象のファイルデータに対して
    所定の演算処理を実行する演算処理装置とを備えたデー
    タ処理装置において、 前記演算処理装置は、前記ホスト装置との間の通信、お
    よび前記2次記憶装置との間のデータ入出力を実行する
    第1のプロセッサと、ソートまたは関係代数演算を行う
    演算回路と、この演算回路による演算を実行制御する第
    2のプロセッサと、前記第1のプロセッサによって入力
    される演算対象のファイルデータおよび前記演算回路に
    よる演算結果が格納される内部メモリと、前記第1のプ
    ロセッサを介して供給される前記ホスト装置からの指示
    に基づき、前記第1および第2のプロセッサを動作制御
    する第3のプロセッサとを具備し、 前記第3のプロセッサは、前記ホスト装置による前記演
    算処理装置の動作解析のために、前記第1乃至第3のプ
    ロセッサの動作内容とその動作の実行時間とを示す情報
    を採取し、前記第1のプロセッサは前記ホスト装置が予
    め前記2次記憶装置上に確保したファイル上に、前記第
    3のプロセッサによって採取された情報を前記パスを介
    して出力するように構成されていることを特徴とするデ
    ータ処理装置。
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