JPH05323257A - 液晶プロジェクタ - Google Patents
液晶プロジェクタInfo
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- JPH05323257A JPH05323257A JP4124464A JP12446492A JPH05323257A JP H05323257 A JPH05323257 A JP H05323257A JP 4124464 A JP4124464 A JP 4124464A JP 12446492 A JP12446492 A JP 12446492A JP H05323257 A JPH05323257 A JP H05323257A
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- optical element
- liquid
- refractive index
- crystal projector
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Abstract
(57)【要約】
【目的】液晶パネルを微小距離移動しても液漏れがなく
コンバージェンス調整が出来ることを目的とする。 【構成】３原色光を合成する光学素子４と液晶パネル３
Ｒ，３Ｇ，３Ｂの間に光学素子４に用いるガラス材の屈
折率と液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂの前面ガラスの屈折
率の両者にほぼ等しい透明液５を封入する。その時、透
明液５が漏れるのを防ぐため、弾力性があり粘着力があ
る物質をシール材２として用いる。または、弾力性のあ
る物質と光学素子，液晶パネルとの接触面に接着剤を使
用してシール材として用いる。
コンバージェンス調整が出来ることを目的とする。 【構成】３原色光を合成する光学素子４と液晶パネル３
Ｒ，３Ｇ，３Ｂの間に光学素子４に用いるガラス材の屈
折率と液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂの前面ガラスの屈折
率の両者にほぼ等しい透明液５を封入する。その時、透
明液５が漏れるのを防ぐため、弾力性があり粘着力があ
る物質をシール材２として用いる。または、弾力性のあ
る物質と光学素子，液晶パネルとの接触面に接着剤を使
用してシール材として用いる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は３原色光を合成する光学
素子と液晶パネルの間に光学素子に用いるガラス材と液
晶パネルの前面ガラスの両者の屈折率にほぼ等しい屈折
率の透明液を用いてフルカラー投写を行なう液晶プロジ
ェクタに関するものである。
素子と液晶パネルの間に光学素子に用いるガラス材と液
晶パネルの前面ガラスの両者の屈折率にほぼ等しい屈折
率の透明液を用いてフルカラー投写を行なう液晶プロジ
ェクタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】特開昭６２−１６９５９４号公報に開示
されているように液晶パネルを用いたプロジェクタがあ
る。前記、液晶プロジェクタは、３原色光を合成する光
学素子と液晶パネルとの間には光学素子に用いるガラス
材と液晶パネルの前面ガラスの両者の屈折率にほぼ等し
い透明液を封入しないで、液晶パルネルＲ，Ｇ，Ｂを微
小距離移動して、Ｒ(赤)光，Ｇ(緑)光，Ｂ(青)光の画像
をスクリーン上で一致させながらコンバージェンス調整
を行っていた。
されているように液晶パネルを用いたプロジェクタがあ
る。前記、液晶プロジェクタは、３原色光を合成する光
学素子と液晶パネルとの間には光学素子に用いるガラス
材と液晶パネルの前面ガラスの両者の屈折率にほぼ等し
い透明液を封入しないで、液晶パルネルＲ，Ｇ，Ｂを微
小距離移動して、Ｒ(赤)光，Ｇ(緑)光，Ｂ(青)光の画像
をスクリーン上で一致させながらコンバージェンス調整
を行っていた。
【０００３】一方、特開昭６２−４３２７８号公報に開
示されているようにブラウン管を用いたプロジェクショ
ンテレビは、投写レンズとブラウン管を保持固定し、投
写レンズとブラウン管の間に液（シリコーンオイル）を
封入しており、液のシーリングにＯリングを使用して液
漏れを生じないようにしている。
示されているようにブラウン管を用いたプロジェクショ
ンテレビは、投写レンズとブラウン管を保持固定し、投
写レンズとブラウン管の間に液（シリコーンオイル）を
封入しており、液のシーリングにＯリングを使用して液
漏れを生じないようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、液晶
パネルを使用した液晶プロジェクタのコンバージェンス
調整、コントラスト向上については配慮がされていなか
った。光学素子間で生ずる不要な反射光を低減してコン
トラスト比を向上するため、ランプ光を３原色光に合成
する光学素子に用いるガラス材と液晶パネルの前面ガラ
スの屈折率とほぼ等しい屈折率をもつ透明液を光学素
子，液晶パネルの間に詰め、前記透明液がもれないよう
にシール材で接着固定をすると、液晶パネルを微小距離
移動してコンバージェンス調整を行えなくなる問題があ
る。また、Ｏリングを用いてシーリングすると、液晶パ
ネル位置の調整により液漏れを生じるという問題があ
る。
パネルを使用した液晶プロジェクタのコンバージェンス
調整、コントラスト向上については配慮がされていなか
った。光学素子間で生ずる不要な反射光を低減してコン
トラスト比を向上するため、ランプ光を３原色光に合成
する光学素子に用いるガラス材と液晶パネルの前面ガラ
スの屈折率とほぼ等しい屈折率をもつ透明液を光学素
子，液晶パネルの間に詰め、前記透明液がもれないよう
にシール材で接着固定をすると、液晶パネルを微小距離
移動してコンバージェンス調整を行えなくなる問題があ
る。また、Ｏリングを用いてシーリングすると、液晶パ
ネル位置の調整により液漏れを生じるという問題があ
る。
【０００５】本発明は、コントラストの向上を行い、コ
ンバージェンス調整を容易に行なう液晶プロジェクタを
提供することを目的とする。
ンバージェンス調整を容易に行なう液晶プロジェクタを
提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、液晶パネルと光学素子の間に粘着力と弾力性のあ
る物質、あるいは、弾力性のある物質に接着剤を用いて
シール材として使用することで、液晶パネルを微小距離
移動させても液漏れを生じなくしたことを特徴とする液
晶プロジェクタを実現する。
めに、液晶パネルと光学素子の間に粘着力と弾力性のあ
る物質、あるいは、弾力性のある物質に接着剤を用いて
シール材として使用することで、液晶パネルを微小距離
移動させても液漏れを生じなくしたことを特徴とする液
晶プロジェクタを実現する。
【０００７】
【作用】本発明の液晶プロジェクタは、液晶パネルを微
小距離移動させても液漏れがなく、容易にコンバージェ
ンス調整ができる。
小距離移動させても液漏れがなく、容易にコンバージェ
ンス調整ができる。
【０００８】また、光学素子間で生ずる不要な反射光を
低減でき、再生画像のコントラストを向上することがで
きる。
低減でき、再生画像のコントラストを向上することがで
きる。
【０００９】
【実施例】図１は、本発明の第１の実施例の反射型液晶
プロジェクタの構成を示す図である。ランプ７から放射
されたランプ光９はコンデンサレンズ１０により反射ミ
ラー１１に集光され、光軸を９０°変換される。ランプ
光９は、投写レンズ１の第１群レンズ１２によって平行
な光とされ、クロスダイクロイックプリズム４に入射
し、Ｇ(緑)光，Ｒ(赤)光，Ｂ(青)光に波長分離され、透
明液５を通り反射型液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂを照明
する。クロスダイクロイックプリズム４は、４個の三角
柱状プリズムを組み合わせたもので、２つの斜面にラン
プ光の青色光と赤色光を反射するダイクロイック膜をコ
ーティングしてある。該ダイクロイックプリズムは、入
射した白色光をＧ(緑)光，Ｒ(赤)光，Ｂ(青)光の三原色
光への分離と合成を行なうものである。反射型液晶パネ
ル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂから反射されたＧ(緑)光，Ｒ(赤)
光，Ｂ(青)光は再びクロスダイクロイックプリズム４に
よって合成され、投写レンズ１の第１群レンズ１２、第
２群レンズ１３によってスクリーン(図示せず)に投射さ
れ、拡大したカラー画像を再生する。そして、クロスダ
イクロイックプリズム４と反射型液晶パネル３Ｒ，３
Ｇ，３Ｂの間に、クロスダイクロイックプリズム４に用
いるガラス材の屈折率と反射型液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，
３Ｂの前面ガラスの屈折率の両者にほぼ等しい透明液５
を封入する。該透明液５のシール材２は、液漏れを生じ
ないように弾力性があり粘着力のある物質、あるいは、
弾力性がある物質に接着剤を使用するものを用いる。図
１に於いて、クロスダイクロイックプリズム４に用いる
ガラス材と反射型液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂの前面ガ
ラスの屈折率をｎ1、透明液５の屈折率をｎ2とすると、
前記の屈折率の比をＰ（＝ｎ１／ｎ2）とし、反射型液
晶パネルガラスと透明液５界面で生ずる反射光の反射率
Ｒは下記のように表される。
プロジェクタの構成を示す図である。ランプ７から放射
されたランプ光９はコンデンサレンズ１０により反射ミ
ラー１１に集光され、光軸を９０°変換される。ランプ
光９は、投写レンズ１の第１群レンズ１２によって平行
な光とされ、クロスダイクロイックプリズム４に入射
し、Ｇ(緑)光，Ｒ(赤)光，Ｂ(青)光に波長分離され、透
明液５を通り反射型液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂを照明
する。クロスダイクロイックプリズム４は、４個の三角
柱状プリズムを組み合わせたもので、２つの斜面にラン
プ光の青色光と赤色光を反射するダイクロイック膜をコ
ーティングしてある。該ダイクロイックプリズムは、入
射した白色光をＧ(緑)光，Ｒ(赤)光，Ｂ(青)光の三原色
光への分離と合成を行なうものである。反射型液晶パネ
ル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂから反射されたＧ(緑)光，Ｒ(赤)
光，Ｂ(青)光は再びクロスダイクロイックプリズム４に
よって合成され、投写レンズ１の第１群レンズ１２、第
２群レンズ１３によってスクリーン(図示せず)に投射さ
れ、拡大したカラー画像を再生する。そして、クロスダ
イクロイックプリズム４と反射型液晶パネル３Ｒ，３
Ｇ，３Ｂの間に、クロスダイクロイックプリズム４に用
いるガラス材の屈折率と反射型液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，
３Ｂの前面ガラスの屈折率の両者にほぼ等しい透明液５
を封入する。該透明液５のシール材２は、液漏れを生じ
ないように弾力性があり粘着力のある物質、あるいは、
弾力性がある物質に接着剤を使用するものを用いる。図
１に於いて、クロスダイクロイックプリズム４に用いる
ガラス材と反射型液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂの前面ガ
ラスの屈折率をｎ1、透明液５の屈折率をｎ2とすると、
前記の屈折率の比をＰ（＝ｎ１／ｎ2）とし、反射型液
晶パネルガラスと透明液５界面で生ずる反射光の反射率
Ｒは下記のように表される。
【００１０】
【数１】Ｒ＝((Ｐ−１)2/（Ｐ＋１)2))×１００ 前記反射光は、スクリーン上に投写され、再生画像のコ
ントラストを劣化させるので、可能な限り低減させる必
要がある。例えば、プリズム材としてＢＫ７を用いると
ｎ１＝１．５２，透明液５として、水，エチレングリコ
ール，グリセリンなどの混合液を用いるとｎ２＝１．３
３〜１．５３となり、前記反射率Ｒは０.４４〜０.００
２５％となる。光が空気から液晶パネルガラスに入射す
る場合の反射率は約４％なので、透明液５を使用しない
場合に比べ大幅に光の反射が低減できる。また、プリズ
ム材と透明液５との屈折率の差を０．４以下にすると反
射率は約２％以下になり、スクリーン上のコントラスト
は約５０となる。よって、実用上問題のないレベルの映
像を再生することが出来る。前記のように、反射光を低
減し、スクリーン上のコントラストを向上させるには、
クロスダイクロイックプリズム４に用いるガラス材の屈
折率と反射型液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂの前面ガラス
の屈折率の両者にほぼ等しい透明液５を封入する必要が
ある。一方、反射型液晶プロジェクタのコンバージェン
ス調整を行うためには、反射型液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，
３Ｂを微小距離移動して、Ｒ光，Ｇ光，Ｂ光の画像をス
クリーン上で一致させる。その時、透明液５が漏れない
ようにする必要がある。前記の液漏れを生じないように
するために、弾力性と粘着力を持つ物質のシール材２、
あるいは、弾力性のある物質１７に接着剤１８を用いる
シール材１６(図示せず)が必要であり、そこで、種々な
物質を用いて実験した結果シリコーンゲル、例えばダウ
コーンニング社シンポート３００、信越化学工業社のＫ
Ｅ１０５(Ａ・Ｂ)がシール材２として好適であった。
ントラストを劣化させるので、可能な限り低減させる必
要がある。例えば、プリズム材としてＢＫ７を用いると
ｎ１＝１．５２，透明液５として、水，エチレングリコ
ール，グリセリンなどの混合液を用いるとｎ２＝１．３
３〜１．５３となり、前記反射率Ｒは０.４４〜０.００
２５％となる。光が空気から液晶パネルガラスに入射す
る場合の反射率は約４％なので、透明液５を使用しない
場合に比べ大幅に光の反射が低減できる。また、プリズ
ム材と透明液５との屈折率の差を０．４以下にすると反
射率は約２％以下になり、スクリーン上のコントラスト
は約５０となる。よって、実用上問題のないレベルの映
像を再生することが出来る。前記のように、反射光を低
減し、スクリーン上のコントラストを向上させるには、
クロスダイクロイックプリズム４に用いるガラス材の屈
折率と反射型液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂの前面ガラス
の屈折率の両者にほぼ等しい透明液５を封入する必要が
ある。一方、反射型液晶プロジェクタのコンバージェン
ス調整を行うためには、反射型液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，
３Ｂを微小距離移動して、Ｒ光，Ｇ光，Ｂ光の画像をス
クリーン上で一致させる。その時、透明液５が漏れない
ようにする必要がある。前記の液漏れを生じないように
するために、弾力性と粘着力を持つ物質のシール材２、
あるいは、弾力性のある物質１７に接着剤１８を用いる
シール材１６(図示せず)が必要であり、そこで、種々な
物質を用いて実験した結果シリコーンゲル、例えばダウ
コーンニング社シンポート３００、信越化学工業社のＫ
Ｅ１０５(Ａ・Ｂ)がシール材２として好適であった。
【００１１】図２は、本発明の第２の実施例の反射型液
晶プロジェクタの構成を示す図である。図２に於いて、
図１と同じものには同一の番号を付した。第２の実施例
では、第１群レンズ１２とクロスダイクロイックプリズ
ム４の間にも透明液５を入れシール材で封入した。図２
のように、第１群レンズ１２とクロスダイクロイックプ
リズム４の間に第１群レンズ１２に用いるガラス材の屈
折率とクロスダイクロイックプリズム４に用いるガラス
材の屈折率の両者にほぼ等しい透明液５を封入する。ま
た、クロスダイクロイックプリズム４に用いるガラス材
の屈折率と反射型液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂの前面ガ
ラスの屈折率の両者にほぼ等しい透明液５を封入してあ
る。一方、反射型液晶プロジェクタのコンバージェンス
調整は、第１の実施例と同様に行う。その時、透明液５
が漏れないように、弾力性があり粘着力のある物質のシ
ール材２、あるいは、弾力性のある物質１７に接着剤１
８を用いてシール材１６(図示せず)として使用すること
により、反射型液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂを微小距離
移動しても液漏れなく、コンバージェンス調整をするこ
とのできる液晶プロジェクターである。
晶プロジェクタの構成を示す図である。図２に於いて、
図１と同じものには同一の番号を付した。第２の実施例
では、第１群レンズ１２とクロスダイクロイックプリズ
ム４の間にも透明液５を入れシール材で封入した。図２
のように、第１群レンズ１２とクロスダイクロイックプ
リズム４の間に第１群レンズ１２に用いるガラス材の屈
折率とクロスダイクロイックプリズム４に用いるガラス
材の屈折率の両者にほぼ等しい透明液５を封入する。ま
た、クロスダイクロイックプリズム４に用いるガラス材
の屈折率と反射型液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂの前面ガ
ラスの屈折率の両者にほぼ等しい透明液５を封入してあ
る。一方、反射型液晶プロジェクタのコンバージェンス
調整は、第１の実施例と同様に行う。その時、透明液５
が漏れないように、弾力性があり粘着力のある物質のシ
ール材２、あるいは、弾力性のある物質１７に接着剤１
８を用いてシール材１６(図示せず)として使用すること
により、反射型液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂを微小距離
移動しても液漏れなく、コンバージェンス調整をするこ
とのできる液晶プロジェクターである。
【００１２】図３は、本発明の第３の実施例の反射型液
晶プロジェクタの構成を示す図である。図３に於いて、
図１，図２と同じものには同一の番号を付した。第３の
実施例では、光学素子としてダイクロイックミラーを用
いたクロスダイクロイックミラー６を使用している。ク
ロスダイクロイックミラー６は、青色光を反射するダイ
クロイックミラーと赤色光を反射するダイクロイックミ
ラーを十字状に組み合わせ、入射光の三原色への分離と
合成を行なうものである。ここでの第１群レンズ１２と
クロスダイクロイックミラー６の間にも透明液５、ある
いはシール材２５を挿入した。図３のように、第１群レ
ンズ１２とクロスダイクロイックミラー６の間に第１群
レンズ１２に用いるガラス材の屈折率とクロスダイクロ
イックミラー６に用いるガラス材の屈折率の両者にほぼ
等しい透明液５を封入する。また、クロスダイクロイッ
クミラー６に用いるガラス材の屈折率と反射型液晶パネ
ル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂの前面ガラスの屈折率の両者にほぼ
等しい透明液５を封入してある。一方、反射型液晶プロ
ジェクタのコンバージェンス調整は、第１の実施例と同
様に行う。その時、透明液５が漏れないように、弾力性
があり粘着力のある物質のシール材２、あるいは、弾力
性のある物質１７に接着剤１９を用いてシール材１６
(図示せず)として使用することにより、反射型液晶パネ
ル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂを微小距離移動しても液漏れなく、
コンバージェンス調整をすることのできる液晶プロジェ
クターである。
晶プロジェクタの構成を示す図である。図３に於いて、
図１，図２と同じものには同一の番号を付した。第３の
実施例では、光学素子としてダイクロイックミラーを用
いたクロスダイクロイックミラー６を使用している。ク
ロスダイクロイックミラー６は、青色光を反射するダイ
クロイックミラーと赤色光を反射するダイクロイックミ
ラーを十字状に組み合わせ、入射光の三原色への分離と
合成を行なうものである。ここでの第１群レンズ１２と
クロスダイクロイックミラー６の間にも透明液５、ある
いはシール材２５を挿入した。図３のように、第１群レ
ンズ１２とクロスダイクロイックミラー６の間に第１群
レンズ１２に用いるガラス材の屈折率とクロスダイクロ
イックミラー６に用いるガラス材の屈折率の両者にほぼ
等しい透明液５を封入する。また、クロスダイクロイッ
クミラー６に用いるガラス材の屈折率と反射型液晶パネ
ル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂの前面ガラスの屈折率の両者にほぼ
等しい透明液５を封入してある。一方、反射型液晶プロ
ジェクタのコンバージェンス調整は、第１の実施例と同
様に行う。その時、透明液５が漏れないように、弾力性
があり粘着力のある物質のシール材２、あるいは、弾力
性のある物質１７に接着剤１９を用いてシール材１６
(図示せず)として使用することにより、反射型液晶パネ
ル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂを微小距離移動しても液漏れなく、
コンバージェンス調整をすることのできる液晶プロジェ
クターである。
【００１３】図４は、本発明の第４の実施例の透過型液
晶プロジェクタの構成を示す図である。図４に於いて、
図１，図２，図３と同じものには同一の番号を付した。
ランプ７から放射されたランプ光は光学素子８によって
Ｇ(緑)光,Ｒ(赤)光,Ｂ(青)光に分離される。Ｒ，Ｇ，Ｂ
に分離された光は、各々液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂに
入射し、各パネルのドット毎に透過する光量を制御され
る。なお、反射ミラー１１はＢ，Ｒ光の光路を曲げ、各
パネルに光を導くものである。液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，
３Ｂを透過した光は、ダイクロイックプリズム４によっ
て光を合成され、投写レンズ１によってスクリーン(図
示せず)に投写され、拡大したカラー画像を再生する。
そして、クロスダイクロイックプリズム４と液晶パネル
３Ｒ，３Ｇ，３Ｂの間に、クロスダイクロイックプリズ
ム４に用いるガラス材の屈折率と液晶パネル３Ｒ，３
Ｇ，３Ｂの前面ガラスの屈折率の両者にほぼ等しい透明
液５を封入する。一方、透過型液晶プロジェクタのコン
バージェンス調整は、第１の実施例と同様に行う。その
時、透明液５を漏れなくするために弾力性があり粘着力
のある物質のシール材２、あるいは、弾力性のある物質
１７に接着剤１８を用いてシール材１６(図示せず)とし
て使用することにより、反射型液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，
３Ｂを微小距離移動しても液漏れなく、コンバージェン
ス調整をすることのできる液晶プロジェクターである。
晶プロジェクタの構成を示す図である。図４に於いて、
図１，図２，図３と同じものには同一の番号を付した。
ランプ７から放射されたランプ光は光学素子８によって
Ｇ(緑)光,Ｒ(赤)光,Ｂ(青)光に分離される。Ｒ，Ｇ，Ｂ
に分離された光は、各々液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂに
入射し、各パネルのドット毎に透過する光量を制御され
る。なお、反射ミラー１１はＢ，Ｒ光の光路を曲げ、各
パネルに光を導くものである。液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，
３Ｂを透過した光は、ダイクロイックプリズム４によっ
て光を合成され、投写レンズ１によってスクリーン(図
示せず)に投写され、拡大したカラー画像を再生する。
そして、クロスダイクロイックプリズム４と液晶パネル
３Ｒ，３Ｇ，３Ｂの間に、クロスダイクロイックプリズ
ム４に用いるガラス材の屈折率と液晶パネル３Ｒ，３
Ｇ，３Ｂの前面ガラスの屈折率の両者にほぼ等しい透明
液５を封入する。一方、透過型液晶プロジェクタのコン
バージェンス調整は、第１の実施例と同様に行う。その
時、透明液５を漏れなくするために弾力性があり粘着力
のある物質のシール材２、あるいは、弾力性のある物質
１７に接着剤１８を用いてシール材１６(図示せず)とし
て使用することにより、反射型液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，
３Ｂを微小距離移動しても液漏れなく、コンバージェン
ス調整をすることのできる液晶プロジェクターである。
【００１４】図５は、本発明の第５の実施例の透過型液
晶プロジェクタの構成を示す図である。図５に於いて、
図１，図２，図３，図４と同じものには同一の番号を付
した。第５の実施例では、投写レンズ１とクロスダイク
ロイックプリズム４の間にも透明液５、あるいはシール
材を挿入した。図５のように、投写レンズ１とクロスダ
イクロイックプリズム４の間に投写レンズ１に用いるガ
ラス材の屈折率とクロスダイクロイックプリズム４に用
いるガラス材の屈折率の両者にほぼ等しい透明液５を封
入する。また、クロスダイクロイックプリズム４に用い
るガラス材の屈折率と液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂの前
面ガラスの屈折率の両者にほぼ等しい透明液５を封入し
てある。一方、透過型液晶プロジェクタは、第１の実施
例と同様に行う。その時、透明液５が漏れないように、
弾力性があり粘着力のある物質のシール材２、あるい
は、弾力性のある物質１７に接着剤１８を用いてシール
材１６(図示せず)として使用することによって液晶パネ
ル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂを微小距離移動しても液漏れなく、
コンバージェンス調整をすることのできる液晶プロジェ
クターである。
晶プロジェクタの構成を示す図である。図５に於いて、
図１，図２，図３，図４と同じものには同一の番号を付
した。第５の実施例では、投写レンズ１とクロスダイク
ロイックプリズム４の間にも透明液５、あるいはシール
材を挿入した。図５のように、投写レンズ１とクロスダ
イクロイックプリズム４の間に投写レンズ１に用いるガ
ラス材の屈折率とクロスダイクロイックプリズム４に用
いるガラス材の屈折率の両者にほぼ等しい透明液５を封
入する。また、クロスダイクロイックプリズム４に用い
るガラス材の屈折率と液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂの前
面ガラスの屈折率の両者にほぼ等しい透明液５を封入し
てある。一方、透過型液晶プロジェクタは、第１の実施
例と同様に行う。その時、透明液５が漏れないように、
弾力性があり粘着力のある物質のシール材２、あるい
は、弾力性のある物質１７に接着剤１８を用いてシール
材１６(図示せず)として使用することによって液晶パネ
ル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂを微小距離移動しても液漏れなく、
コンバージェンス調整をすることのできる液晶プロジェ
クターである。
【００１５】図６は、本発明の第６の実施例の透過型液
晶プロジェクタの構成を示す図である。図６に於いて、
図１，図２，図３，図４，図５と同じものには同一の番
号を付した。第６の実施例では、光学素子としてダイク
ロイックミラーを用いたクロスダイクロイックミラー６
を使用している。図６のように、投写レンズ１とクロス
ダイクロイックミラー６の間に投写レンズ１の後方ガラ
スの屈折率とクロスダイクロイックミラー６に用いるガ
ラス材の屈折率の両者にほぼ等しい透明液５を封入して
いる。また、クロスダイクロイックミラー６と液晶パネ
ル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂの間に、クロスダイクロイックミラ
ー６に用いるガラス材の屈折率と液晶パネル３Ｒ，３
Ｇ，３Ｂの前面ガラスの屈折率の両者にほぼ等しい透明
液５を封入してある。一方、透過型液晶プロジェクタ
は、第１の実施例と同様に行う。その時、透明液５が漏
れないために、弾力性があり粘着力のある物質のシール
材２、あるいは、弾力性のある物質１７に接着剤１８を
用いてシール材１６(図示せず)として使用することによ
り、液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂを微小距離移動しても
液漏れなく、コンバージェンス調整をすることのできる
液晶プロジェクターである。
晶プロジェクタの構成を示す図である。図６に於いて、
図１，図２，図３，図４，図５と同じものには同一の番
号を付した。第６の実施例では、光学素子としてダイク
ロイックミラーを用いたクロスダイクロイックミラー６
を使用している。図６のように、投写レンズ１とクロス
ダイクロイックミラー６の間に投写レンズ１の後方ガラ
スの屈折率とクロスダイクロイックミラー６に用いるガ
ラス材の屈折率の両者にほぼ等しい透明液５を封入して
いる。また、クロスダイクロイックミラー６と液晶パネ
ル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂの間に、クロスダイクロイックミラ
ー６に用いるガラス材の屈折率と液晶パネル３Ｒ，３
Ｇ，３Ｂの前面ガラスの屈折率の両者にほぼ等しい透明
液５を封入してある。一方、透過型液晶プロジェクタ
は、第１の実施例と同様に行う。その時、透明液５が漏
れないために、弾力性があり粘着力のある物質のシール
材２、あるいは、弾力性のある物質１７に接着剤１８を
用いてシール材１６(図示せず)として使用することによ
り、液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂを微小距離移動しても
液漏れなく、コンバージェンス調整をすることのできる
液晶プロジェクターである。
【００１６】図７は、図６の用部斜視図である。
【００１７】図８は、第１から第６の実施例で用いた弾
力性がある物質１７に接着剤１８を用いてシール材１６
として使用する方法を示した図である。透明液５が漏れ
ないために、クロスダイクロイックミラーを取り付ける
装置１４、液晶パネルを取り付ける枠１５との間に弾力
性のある物質１７を入れ、その接触面に接着剤１８を用
いる。弾力性のある物質１７により液晶パネル３Ｒ，３
Ｇ，３Ｂを微小距離移動でき、かつ液漏れを生ずること
なくコンバージェンス調整をすることのできる液晶プロ
ジェクターである。図９は、図８の応用の一部の図であ
る。光学素子としてクロスダイクロイックミラーを用い
て、クロスダイクロイックミラーを取り付ける装置の枠
１４、液晶パネルを取り付ける枠１５、凸凹部を有する
弾力性のある物質１９を接着剤１８と一緒に組み合わせ
て使用するものである。
力性がある物質１７に接着剤１８を用いてシール材１６
として使用する方法を示した図である。透明液５が漏れ
ないために、クロスダイクロイックミラーを取り付ける
装置１４、液晶パネルを取り付ける枠１５との間に弾力
性のある物質１７を入れ、その接触面に接着剤１８を用
いる。弾力性のある物質１７により液晶パネル３Ｒ，３
Ｇ，３Ｂを微小距離移動でき、かつ液漏れを生ずること
なくコンバージェンス調整をすることのできる液晶プロ
ジェクターである。図９は、図８の応用の一部の図であ
る。光学素子としてクロスダイクロイックミラーを用い
て、クロスダイクロイックミラーを取り付ける装置の枠
１４、液晶パネルを取り付ける枠１５、凸凹部を有する
弾力性のある物質１９を接着剤１８と一緒に組み合わせ
て使用するものである。
【００１８】
【発明の効果】本方法は以上のように、コンバージェン
ス調整を行うときに光学素子４,６の屈折率と液晶パネ
ル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂの屈折率の両者に等しい透明液５を
封入し、液漏れをしないように弾力性があり粘着力のあ
る物質、あるいは、弾力性のある物質に接着剤を用いて
シール材としてシールする。これにより、コンバージェ
ンス調整のため液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂを微小距離
移動しても液漏れをしない。従って、コンバージェンス
調整が容易に行うことが可能となり、調整精度，コント
ラストも向上できる。
ス調整を行うときに光学素子４,６の屈折率と液晶パネ
ル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂの屈折率の両者に等しい透明液５を
封入し、液漏れをしないように弾力性があり粘着力のあ
る物質、あるいは、弾力性のある物質に接着剤を用いて
シール材としてシールする。これにより、コンバージェ
ンス調整のため液晶パネル３Ｒ，３Ｇ，３Ｂを微小距離
移動しても液漏れをしない。従って、コンバージェンス
調整が容易に行うことが可能となり、調整精度，コント
ラストも向上できる。
【図１】本発明の第１の実施例を示す図である。
【図２】本発明の第２の実施例を示す図である。
【図３】本発明の第３の実施例を示す図である。
【図４】本発明の第４の実施例を示す図である。
【図５】本発明の第５の実施例を示す図である。
【図６】本発明の第６の実施例を示す図である。
【図７】本発明の第６の斜視図である。
【図８】弾力性のある物質と接着剤を用いてシール材と
する実施例を説明する断面図である。
する実施例を説明する断面図である。
【図９】凸凹のあるシール材形状を用いた実施例を説明
する断面図である。
する断面図である。
１…投写レンズ、２…シール材、３Ｒ，３Ｇ，３Ｂ…液
晶パネル、４…クロスダイクロイックプリズム、５…透
明液、６…クロスダイクロイックミラー、７…ランプ、
８…光を分離する光学素子、９…ランプ光、１０…コン
デンサレンズ、１１…反射ミラー、１２…第１群レン
ズ、１３…第２群レンズ、１４…クロスダイクロイック
ミラー取付け装置、１５…液晶パネル取付け枠、１６…
シール材、１７…弾力性のある物質、１８…接着剤、１
９…凸凹部を有する弾力性のある物質。
晶パネル、４…クロスダイクロイックプリズム、５…透
明液、６…クロスダイクロイックミラー、７…ランプ、
８…光を分離する光学素子、９…ランプ光、１０…コン
デンサレンズ、１１…反射ミラー、１２…第１群レン
ズ、１３…第２群レンズ、１４…クロスダイクロイック
ミラー取付け装置、１５…液晶パネル取付け枠、１６…
シール材、１７…弾力性のある物質、１８…接着剤、１
９…凸凹部を有する弾力性のある物質。
Claims (4)
- 【請求項１】光源から出た光を３原色光に分解し、液晶
パネル，３原色光を合成する光学素子、投写レンズによ
ってスクリーンに拡大したカラー画像を写し出す液晶プ
ロジェクタに於いて、３原色光を合成する光学素子と液
晶パネルの間に光学素子と液晶パネルの両者の屈折率に
ほぼ等しい屈折率の透明液を封入し、前記の透明液を弾
力性があり、かつ粘着力のある物質を用いてシールする
ことを特徴とする液晶プロジェクタ。 - 【請求項２】光源から出た光を３原色光に分解し、液晶
パネル，３原色光を合成する光学素子、投写レンズによ
ってスクリーンに拡大したカラー画像を写し出す液晶プ
ロジェクタに於いて、３原色光を合成する光学素子と液
晶パネルの間に光学素子と液晶パネルの両者の屈折率に
ほぼ等しい屈折率の透明液を封入し、前記の透明液を弾
力性がある物質を用いて、その物質と光学素子，液晶パ
ネルとの接触面に接着剤を使用してシールすることを特
徴とする液晶プロジェクタ。 - 【請求項３】請求項１又は２記載の液晶プロジェクタに
おいて、透明液の屈折率として、３原色光を合成する光
学素子，液晶パネルガラスとの屈折率差０．４以下の物
質を用いることを特徴とする液晶プロジェクタ。 - 【請求項４】請求項１，２又は３記載の液晶プロジェク
タにおいて、クロスダイクロイックプリズム，クロスダ
イクロイックミラーを用いることを特徴とする液晶プロ
ジェクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4124464A JPH05323257A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 液晶プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4124464A JPH05323257A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 液晶プロジェクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05323257A true JPH05323257A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14886176
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4124464A Pending JPH05323257A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 液晶プロジェクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05323257A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5868485A (en) * | 1996-04-26 | 1999-02-09 | Seiko Epson Corporation | Projection type display device |
| US6056407A (en) * | 1996-12-18 | 2000-05-02 | Seiko Epson Corporation | Projection display device |
| US6135600A (en) * | 1997-12-01 | 2000-10-24 | Seiko Epson Corporation | Projector |
| US6800929B1 (en) | 1998-07-14 | 2004-10-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor device |
| JP2010250339A (ja) * | 1999-02-04 | 2010-11-04 | Oerlikon Trading Ag Truebbach | スペクトル選択性の光スプリッタおよび再結合装置ならびにこれを製造するための方法 |
-
1992
- 1992-05-18 JP JP4124464A patent/JPH05323257A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5868485A (en) * | 1996-04-26 | 1999-02-09 | Seiko Epson Corporation | Projection type display device |
| US6053616A (en) * | 1996-04-26 | 2000-04-25 | Seiko Epson Corporation | Projection type display device |
| USRE37836E1 (en) | 1996-04-26 | 2002-09-10 | Seiko Epson Corporation | Projector |
| USRE38306E1 (en) | 1996-04-26 | 2003-11-11 | Seiko Epson Corporation | Projector |
| US6056407A (en) * | 1996-12-18 | 2000-05-02 | Seiko Epson Corporation | Projection display device |
| USRE38194E1 (en) * | 1996-12-18 | 2003-07-22 | Seiko Epson Corporation | Projection display device |
| US6135600A (en) * | 1997-12-01 | 2000-10-24 | Seiko Epson Corporation | Projector |
| US6800929B1 (en) | 1998-07-14 | 2004-10-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor device |
| JP2010250339A (ja) * | 1999-02-04 | 2010-11-04 | Oerlikon Trading Ag Truebbach | スペクトル選択性の光スプリッタおよび再結合装置ならびにこれを製造するための方法 |
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