JPH05322626A - 自動液面測定装置 - Google Patents

自動液面測定装置

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JPH05322626A
JPH05322626A JP4154193A JP15419392A JPH05322626A JP H05322626 A JPH05322626 A JP H05322626A JP 4154193 A JP4154193 A JP 4154193A JP 15419392 A JP15419392 A JP 15419392A JP H05322626 A JPH05322626 A JP H05322626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
liquid
liquid level
tank
oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP4154193A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Onaka
英治 大中
Koichi Kajiura
孝一 梶浦
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Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 石油タンカーなどの大きな容量の容器中の液
体の液面の位置を測定するとき、液中の部位により大き
く温度の差があっても、その液面の位置を正確に測定す
ることができるようにすることを目的とする。 【構成】 暫定液面算出部11で液面4のおおよその位
置を算出し、それにより温度算出部12で、石油2中に
ある温度センサを選び出し、かつ、選ばれた温度センサ
の中より温度測定結果が平衡状態にあるものを選出し、
それらの温度測定結果の平均値を算出し、液面算出部1
3でその温度で補正した石油2の密度と第1の圧力セン
サ6と第2の圧力センサ7の圧力測定結果とで正確な液
面4の位置を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、石油タンカーなどの
大きなタンク内に収容されている液体のタンク内での液
面の位置を測定する自動液面測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】石油タンカーでは、タンクから石油を吐
出するときは吐出設備に損傷を与えない範囲で石油を吐
出し、石油をタンクに入れるときは航行中を含めて石油
が溢れない範囲でできるだけ積み込むようにしなくては
ならない。したがって、タンク内に収容されている液体
の液面の位置を正確に把握しておく必要がある。
【0003】図2は、従来の、石油タンカーなどの大き
なタンク内に収容されている液体の液面の位置を測定す
る自動液面測定装置の構成図である。1はタンク、2は
タンク1内に収容されている石油、3はタンク1内の上
の部分でイナートガス(不活性ガス)が封入されている
空間、4は石油2の液面、5はタンク1の底面、6はタ
ンク1の上部に設置されている第1の圧力センサ、7は
タンク1の底部に設置されている第2の圧力センサ、8
aは第2の圧力センサ7に付随する温度センサ、13a
は第1の圧力センサ6と第2の圧力センサ7と温度セン
サ8aとからの信号により石油2の液面4の位置を算出
する液面算出部である。
【0004】例えば、タンク1の底面5より5cmのと
ころに第2の圧力センサ7が設置してある場合、収容さ
れている石油2の液面4の底面5からの高さは以下の式
で求められる。
【0005】液面高さ=(PVL−PVG)/ρ+5 ここで、PVL は石油2中の第2の圧力センサ7の検出
圧力、PVG は上部の空間3の第1の圧力センサ6の検
出圧力、ρは石油2の密度である。
【0006】また、液体の密度はその液温に反比例して
変化するので、第2の圧力センサ7に付随している温度
センサ8aで温度を測定し、その温度により密度を補正
して液面の位置を算出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動液面測定装
置は以上のように構成されていたので、液面を算出する
とき温度により変化する液体の密度を使用するが、石油
2中の第2の圧力センサ7の部分でしか液体の温度測定
を行っていなかったので、石油タンカーのタンクなどの
タンク内液中全体の温度としては適切な値とはいえな
い。すなわち、このような石油タンカーのタンク1内の
石油2は、タンク1内の下部と上部で温度差が50℃と
なる場合もあり、タンク1の下部に設置されている第2
の圧力センサ7の部分の温度センサ8a温度測定だけで
石油2の密度を補正して、これにより液面4の位置を算
出すると、特に石油タンカーなどの大きなタンクの場
合、実際の液面の位置とは大きく異なることになるとい
う問題がある。
【0008】以上の問題点を解消するために、この発明
は、石油タンカーなどの大きな容量の容器中の液体の液
面の位置を測定するとき、液中の部位により大きく温度
の差があっても、その液面の位置を正確に測定すること
ができるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の自動液面測定
装置は、液体の温度を測定する複数の温度測定手段と、
この温度測定手段が温度を測定する液中に有るか無いか
を判断する浸漬状態検出手段と、温度測定手段の測定結
果の変化が平衡状態にあることを判断する温度平衡状態
判断手段と、浸漬状態判断手段により液中にあると判断
され、かつ温度平衡状態判断手段により温度測定結果が
平衡状態であると判断された温度測定手段の測定した温
度の平均値を算出する温度算出手段とを有する。
【0010】
【作用】タンク内の複数の温度測定手段の中より液中に
存在する温度測定手段を選び出し、その選びだした温度
測定手段の測定温度の平均値をタンク内の液全体の温度
とし、その温度によりタンク内の液面位置を算出する。
【0011】
【実施例】以下、この発明の1実施例を図1を参照して
説明する。図1は、この発明の1実施例である自動温度
測定装置の構成を示す構成図である。1は石油タンカー
の石油を収容するタンク、2はタンク1内に収容されて
いる石油、3はタンク内石油2の上の部分でイナートガ
ス(不活性ガス)が封入されている空間、4は石油2の
液面、5はタンクの底面、6は空間3に配置されている
第1の圧力センサ、7は底面5に近いところに配置され
ている第2の圧力センサ、8はタンク1内の上部に配置
されている第1の温度センサ、9はタンク1の中部に配
置されている第2の温度センサ、10は底面5に近いと
ころに配置されている第3の温度センサである。
【0012】また、11は第1の圧力センサ6と第2の
圧力センサ7の圧力測定結果より液面4の底面5からの
おおよその距離を求める暫定液面算出部、12は暫定液
面算出部11の求めた液面4の位置と各温度センサ8〜
10の温度測定結果とより有効な温度センサの温度測定
結果の平均値を算出しその結果を出力する温度算出部、
13は第1の圧力セン6と第2の圧力センサ7と温度算
出部11からの信号とにより液面4の底面5からの距離
を求める液面算出部である。
【0013】温度算出部11は暫定液面算出部11から
の液面4の位置の算出結果より、各温度センサ8〜10
が液面4より上にあるか下にあるかを判断し、液面より
下の温度センサの温度測定結果の平均値を算出する。例
えば、液面4が第1の温度センサ8と第2の温度センサ
9の中間に位置している場合、温度算出部12は第2の
温度センサ9と第3の温度センサ10との温度測定結果
よりそれらの平均値を算出して石油2の温度とし、この
温度で石油2の密度を補正して、正確な液面4の位置を
液面算出部13で算出する。
【0014】ところで、液面4が第2の温度センサ9と
第3の温度センサ10の中間に位置している状態より、
このタンク1に新たに石油を注入して行く途中で、液面
4が第2の温度センサ9の配置されているところより高
くなってすぐの場合、第2の温度センサ9の温度測定結
果は正確に第2の温度センサの触れている石油2の温度
を測定しているとはいえない。すなわち、注入している
石油の温度は、その石油の粘度を下げるため(粘度が低
下すると流入速度が上げられる)50〜60℃の温度に
してあり、上記の場合の初期の第2の温度センサ9の測
定していた空間3の温度とは30〜40℃も異なること
になり、いままで空間の温度を測定していた第2の温度
センサが流入してくる高温の石油の温度を正確に測定し
ている状態になるまでには時間がかかる。
【0015】従って、この場合、第2の温度センサ9が
液面4より下に位置するようなっても、この第2の温度
計9の測定温度は正確な液温を測定していることになら
ず、そのまま第3の温度センサ10と第2の温度センサ
9の温度測定結果より石油2の密度を補正し、液面4の
位置を算出してもその算出した液面4の位置は実際の液
面4の位置とは異ってしまう。このことより、温度算出
部12は各温度センサ8〜10が、暫定液面算出部1か
らの情報による、石油2に浸漬しているかどうかの判断
だけでなく各温度センサ8〜10の温度の測定結果の変
化を監視して、各温度センサ8〜10の温度測定結果が
急激な変化をしているかどうかを判断し、所定以上の割
合で急激な変化をしているものはその温度測定結果を石
油2の温度測定結果とみなさない。
【0016】すなわち、温度算出部12は、暫定液面算
出部11の算出した大体の液面4の位置より、石油2に
浸漬している温度センサを選出し、かつその石油2に浸
漬している温度センサの中で、測定している温度の変化
が緩やかな平衡状態の温度センサの温度測定結果の平均
値を算出し、液面算出部13に出力する。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、大き
な容積のタンク内に複数配置した温度検出手段で液体の
温度を測定するので、タンクに液体を注入しているとき
などその液体中の温度分布がある部分に片寄っていて
も、その液体全体の平均を温度を正確に測定できるの
で、その温度により補正する液体の密度と圧力とにより
算出するタンク内での液面位置が正確に測定できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例である自動温度測定装置の
構成を示す構成図である。
【図2】従来の自動温度測定装置の構成を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 タンク 2 石油 3 空間 4 液面 5 底面 6 第1の圧力センサ 7 第2の圧力センサ 8 第1の温度センサ 9 第2の温度センサ 10 第3の温度センサ 11 温度算出部 12 液面算出部 13 暫定液面算出部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】なお、各センサの位置など装置の構成は、
上記実施例に限るものではなく、図3に示すような構成
にしても良い。図3(a)において、301はタンク内
上部に配置される第1のセンサ、302は温度センサ、
303はタンク内下部に配置される第2のセンサ、30
4は受信部、305はパーソナルコンピュータなどのマ
ンマシンインターフェイス、306は接続箱、307は
危険領域、308は安全領域、309はイナートガスの
導圧管である。また、図3(b)は第1と第2のセンサ
301,303を詳細に示したものであり、350はデ
シケータ、351は受信機、352はイナートガスの開
放口、353は保護パイプである。また、354はフィ
ールドであり、355は計器室である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】追加
【補正内容】
【0018】また、図4は、この発明の自動液面測定装
置の動作をフローチャートに示したものであり、同図に
おいて、複数の温度測定手段の設置位置を下から順にH
m,ある時刻kでの測定温度をそれぞれしたから順にT
m(k),時刻k−1での前回測定温度をそれぞれ下か
ら順にTm(k−1)(m=1,2,・・・)とし、液
体注入時の温度をT0,液面高さをH(k−1),j回
前の液面高さをH(k−j−1)とする。ただしjは液
面の上昇/下降速度に依存する値で、レベルヒステリシ
スは±h,温度ヒステリシスは±tである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】追加
【補正内容】
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、大き
な容積のタンク内に複数配置した温度検出手段で液体の
温度を測定するので、タンクに液体を注入しているとき
などその液体中の温度分布がある部分に片寄っていて
も、その液体全体の平均を温度を正確に測定できるの
で、その温度により補正する液体の密度と圧力とにより
算出するタンク内での液面位置が正確に測定できるとい
う効果がある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例である自動温度測定装置の
構成を示す構成図である。
【図2】従来の自動温度測定装置の構成を示す構成図で
ある。
【図3】この発明の他の実施例である自動温度測定装置
の構成を示す構成図である。
【図4】この発明の自動温度測定装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】 1 タンク 2 石油 3 空間 4 液面 5 底面 6 第1の圧力センサ 7 第2の圧力センサ 8 第1の温度センサ 9 第2の温度センサ 10 第3の温度センサ 11 温度算出部 12 液面算出部 13 暫定液面算出部
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】追加
【補正内容】
【図3】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】追加
【補正内容】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内に収容されている液体の液中の
    圧力とタンク内の液面より上の空間の部分の圧力と前記
    液体の密度とにより前記タンク内での液面の位置を測定
    する液面測定装置において、 前記液体の密度を補正するために液中の温度を測定する
    複数の温度測定手段と、 前記温度測定手段が前記液中に有るか無いかを判断する
    浸漬状態検出手段と、 前記温度測定手段の測定結果の変化が平衡状態にあるこ
    とを判断する温度平衡状態判断手段と、 前記浸漬状態検出手段により液中にあると判断され、か
    つ前記温度平衡状態判断手段により測定結果の変化が平
    衡状態にあると判断された温度測定手段の測定した温度
    の平均値を算出する温度算出手段とを有することを特徴
    とする自動液面測定装置。
JP4154193A 1992-05-22 1992-05-22 自動液面測定装置 Pending JPH05322626A (ja)

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JP4154193A JPH05322626A (ja) 1992-05-22 1992-05-22 自動液面測定装置

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JP (1) JPH05322626A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008222235A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Tatsuno Corp 油量計測システム
CN103674163A (zh) * 2013-12-18 2014-03-26 中国西电电气股份有限公司 一种油浸式变压器储油系统的油位监测方法及监测系统

Cited By (3)

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