JPH05322365A - パネル型空調機 - Google Patents

パネル型空調機

Info

Publication number
JPH05322365A
JPH05322365A JP4132469A JP13246992A JPH05322365A JP H05322365 A JPH05322365 A JP H05322365A JP 4132469 A JP4132469 A JP 4132469A JP 13246992 A JP13246992 A JP 13246992A JP H05322365 A JPH05322365 A JP H05322365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
air conditioner
panel type
type air
blower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4132469A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3070251B2 (ja
Inventor
Masato Itakura
倉 正 人 板
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP4132469A priority Critical patent/JP3070251B2/ja
Publication of JPH05322365A publication Critical patent/JPH05322365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3070251B2 publication Critical patent/JP3070251B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の大型化を伴わずに、急速に温度を最適
化する能力を有するパネル型空調機を提供することにあ
る。 【構成】 サーモモジュール(1)と送風機(9)を備
え、前記サーモモジュール(1)の吸熱面に吸熱板
(7)、発熱面に放熱フィン(8)を配設したパネル型
空調機において、前記送風機(9)による空気流が前記
吸熱板(7)に設けた通風孔(7b)及び放熱フィン
(8)を通過するようにし、前記通風孔(7b)に空気
流の開閉弁(11)を設けたことを特徴とするパネル型
空調機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明のパネル型空調機は、オフ
イス用のパーティションやベッドの頭部側パネルに利用
できる。また一般の家具や建築物の壁に組み込んだり、
OA機器の冷却用として利用することもできる。
【0002】
【従来の技術】パネル型空調機については、実開昭64
−5015号に開示されているものが従来技術として公
知である。前記従来技術は、サーモモジュールの裏側に
放熱フイン、表側に吸放湿板が取り付けられたパネル型
空調機で、その下部にはその送風が前記放熱フィンを通
過するように構成された送風用フアンが備えられてい
る。
【0003】上記従来技術では、冷房の必要な時には前
記サーモモジュールに通電することによって、前記サー
モモジュールの表側が冷却されるのと同時に前記サーモ
モジュールの裏側の前記放熱フィンによって放熱され
る。前記送風用フアンによって送られた空気流は前記放
熱フィンを通過することによって、放熱効果を向上させ
る。
【0004】一方、暖房の必要な時には前記サーモモジ
ュールへの通電方向を逆にして、前記サーモモジュール
の表側から放熱する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
は、前記送風用フアンからの空気流が前記サーモモジュ
ールの表側を通過するような構成ではないため、その冷
房時或いは暖房時に、前記サーモモジュールからの輻射
伝熱のみによって、その冷房或いは暖房機能をまかなっ
ているため温度調節能力が低く、必要な温度までにする
のに多大な時間がかかった。また、これを補うためには
必然的にパネル型空調機の大型化を招き、空調機の取付
け、レイアウト上の大きな問題となっていた。
【0006】そこで、本発明の課題としては、装置の大
型化を伴わずに、急速に温度を最適化する能力を有する
パネル型空調機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては、サーモモジュールと送風機を備
え、前記サーモモジュールの吸熱面に吸熱板、発熱面に
放熱フィンを配設したパネル型空調機において、前記送
風機による空気流が前記吸熱板に設けた通風孔及び放熱
フィンを通過するようにし、前記通風孔に空気流の開閉
弁を設けたことを特徴とするパネル型空調機とした。
【0008】
【作用】上記パネル型空調機によれば、送風機による空
気流が放熱フィンのみを通過する場合、従来の輻射伝熱
による空調機として作動し、空気流が通風孔及び放熱フ
ィンの両方を通過する場合、温度調節された空気流によ
る温度調節の能力の高い空調機として作動する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0010】図1は一般的なサーモモジュール1の構造
を表す。サーモモジュール1はP型半導体2とN型半導
体3を交互に配列し、電極4によって隣合った前記P型
半導体2とN型半導体3とが電気的に直列に接続され、
更に電極4の両側に絶縁性の基板5が配設されており、
半導体に電流を流すためのリード線6が両端の電極に各
々半田付けされている。第1図にて左から右に電流を流
すと下面で吸熱反応が起こり、上面で発熱反応が起こる
という特性を持っている。
【0011】図2〜図3は第1実施例を表す。図2は前
記サーモモジュール1を複数個配置したパネル型空調機
の例である。図3は図2の横断面図である。サーモモジ
ュール1の吸熱面には吸熱板7が接着されており、前記
吸熱板7は図3に示すような多数の通風孔7aと縦フィ
ン7bが一体で設けられている。前記吸熱板7の材質は
アルミ等の熱伝導度の大きな金属であり、例えば押し出
し工法によって作成されている。前記サーモモジュール
1の発熱面には放熱フィン8が設置されている。前記通
風孔7aと放熱フィン8の両方に空気が通るように送風
機9と導風ダクト10が配置され、前記導風ダクト10
の前記吸熱板7と放熱フィン8への分岐点には開閉弁1
1が設けられている。前記開閉弁11については、第2
図の実線の位置にあるときに、前記送風機9からの空気
流は前記通風孔7aと放熱フィン8との両方を通過し、
破線の位置にあるときは、空気流は前記放熱フィン8の
みを通過する。
【0012】上記した構成はパネルの本体12の内部に
組み込まれている。前記本体12はなるべく断熱性のあ
る材質で構成するのが好ましい。特にサーモモジュール
1の両側の面に接触する部材12a、12b等は熱の逆
流を防止するため、断熱性のある樹脂等の材質を使用す
るのがよい。
【0013】次に、前記パネル型空調機の作用について
説明する。いま前記開閉弁11が図2の実線の状態にあ
るとき、前記サーモモジュール1に図示しない電源によ
って電流を流し、前記吸熱板7から熱を奪い、前記放熱
フィン8に熱を送る、いわゆるヒートポンプとして作動
させる。前記送風機9によって送られる空気流は前記導
風ダクト10を通り前記通風孔7aと放熱フィン8の両
方を通過する。前記通風孔7aを通過する空気流は、前
記サーモモジュール1によって冷却された前記通風孔7
aによって冷やされる。このとき前記吸熱板7は前記通
風孔7aを通過する空気流によって暖められるので、先
端の縦フィン7bの温度はあまり低下しない。一方、前
記通風孔7aによって冷却された空気は冷風出口13か
ら装置の外に排出され、外部の人間や物体を冷却する。
すなわち、この場合いわゆる熱伝達によって冷房を行う
ことになる。熱伝達による冷房はその冷風の流れによ
り、冷房の対象物の表面の温度境界層を薄くするため冷
却効率がよい。また、前記放熱フィン8側へ流入した空
気は、前記放熱フィン8の熱を奪った後、温風出口14
から装置の外へ排出される。
【0014】次に、前記開閉弁11が図2において破線
の状態にあるときは、前記導風ダクト10を通った空気
は前記放熱フィン8のみに流入する。従って、前記通風
孔7a内を空気が流れないので前記吸熱板7が空気流の
熱を吸収することがなく、前記縦フィン7bまで温度が
低下する。更に、前記送風機9によって送られる空気は
すべて前記放熱フィン8を通過するため放熱効果がよく
なり、前記吸熱板7の温度は前記したように前記開閉弁
11が図2において実線の状態にあるときに比べて低く
保たれる。この低温に保たれた前記吸熱板7の縦フィン
7bは、近くにある冷房の対象物から輻射伝熱によって
熱を奪う作用をする。また、前記縦フィン7bの下方に
は結露による水滴を溜めるための水溜部15が設置され
ている。
【0015】輻射伝熱量は熱量移行の対象となる2つの
物体の温度差の4乗に比例するが、温度調節として輻射
伝熱を利用する場合は、その温度差は数10°C以下で
あるため伝熱量としては熱伝達の場合に比べて少ない量
である。
【0016】上記したように、このパネル型空調機はそ
の温度調節のしくみを、熱伝達によるものと輻射伝熱に
よるものに切り換えることができる。熱伝達による場合
は温度調節の能力が高く、急速な温度の最適化が必要な
ときに使用され、一方輻射伝熱による場合は大きな温度
調節の能力を必要とせず、冷風或いは温風が目的物にあ
たることを避けたいときに使用する等の使い分けが可能
である。
【0017】次に、第2実施例について説明する。図4
は前記したパネル型空調機とほぼ同一の装置を、ベッド
16の頭部側パネル17に内装した使用例である。図に
おいて、前記した第1実施例と同一の構成については同
一の符号を付してある。送風機9は、これによって発生
する騒音と振動が使用者に伝播することを避けるため足
の側に配置し、導風ダクト10は使用者の頭の側へ空気
を導くように配設した。使用者が眠っていない状態でベ
ッド16を使用する場合、開閉弁11は図4において実
線の状態にする。したがって、本装置を冷房機として使
用する場合は、冷風出口13から冷却された空気が出て
くることになり、使用者の頭部近辺が積極的に冷却され
る。
【0018】しかし使用者が眠ってしまう場合は、冷風
による積極的な冷却は冷え過ぎによる健康面での不具合
や、吹き出し風が直接顔などに当たることによる不快感
のため好ましくない。そこで、前記開閉弁11を図にお
いて破線状態にすることによって、冷風出口13からの
空気流出は止まり、かわりに、吸熱板7の温度が低下し
て輻射伝熱による冷房の状態になる。この切り換えによ
って、使用者は起きている場合も眠る場合も快適な冷房
を得ることができる。また、前記したパネル型空調機に
タイマー装置を備え、前記冷風出口13から低温の空気
が出る時間を制御することによって、使用者が熱伝達に
よる冷房の状態から輻射伝熱による冷房の状態に切り換
える以前に眠ってしまった場合の安全装置とすることが
できることは言うまでもない。
【0019】尚、上記した説明は主にパネル型空調機の
冷房機としての使い方について行ったが、前記した従来
技術のように、冷房機としての使用時に比して前記サー
モモジュール1への通電方向を逆とすることによって、
暖房機として使用しても何ら支障はないことは言うまで
もない。
【0020】
【発明の効果】本発明によるように、パネル型空調機に
おいて送風機による空気流が吸熱板及び放熱フィンを通
過するようにしたため、サーモモジュールからの伝熱が
輻射のみによらず、例えば対流のような熱伝達にもよる
ため、装置全体が小型で温度調節の能力が高い。
【0021】また、送風機による空気流が吸熱板を通過
後、冷風出口から排出されるため、吸熱板によって温度
調節された後の空気を送風機によって送出するタイプの
空調機のように、温度調節後の空気が温度調節されてい
ない空気と混じることがなく、温度調節の能力が高い。
【0022】更に、本発明によるパネル型空調機をベッ
ドに取り付ければ、ベッド使用者が熱伝達による温度調
節の状態と、輻射伝熱による温度調節の状態とを切り換
えることによって、起きている場合も眠る場合も快適で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なサーモモジュールの構造を表す図
【図2】本発明の第1実施例によるパネル型空調機を表
す図
【図3】第2図の横断面図
【図4】本発明のパネル型空調機をベッドに応用した図
【符号の説明】 1 サーモモジュール 7 吸熱板 7b 通風孔
8 放熱フィン 9 送風機 11開閉弁 16 ベッド 17
頭部側パネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーモモジュールと送風機を備え、前記
    サーモモジュールの吸熱面に吸熱板、発熱面に放熱フィ
    ンを配設したパネル型空調機において、前記送風機によ
    る空気流が前記吸熱板に設けた通風孔及び放熱フィンを
    通過するようにし、前記通風孔に空気流の開閉弁を設け
    たことを特徴とするパネル型空調機。
  2. 【請求項2】 サーモモジュールと送風機を備え、前記
    サーモモジュールの吸熱面に吸熱板、発熱面に放熱フィ
    ンを配設したパネル型空調機であって、前記送風機によ
    る空気流が前記吸熱板に設けた通風孔及び放熱フィンを
    通過するようにし、前記通風孔に空気流の開閉弁を設け
    たことを特徴とするパネル型空調機において、ベッドの
    頭部側パネルに内装されたことを特徴とするパネル型空
    調機。
JP4132469A 1992-05-25 1992-05-25 パネル型空調機 Expired - Fee Related JP3070251B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4132469A JP3070251B2 (ja) 1992-05-25 1992-05-25 パネル型空調機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4132469A JP3070251B2 (ja) 1992-05-25 1992-05-25 パネル型空調機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05322365A true JPH05322365A (ja) 1993-12-07
JP3070251B2 JP3070251B2 (ja) 2000-07-31

Family

ID=15082109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4132469A Expired - Fee Related JP3070251B2 (ja) 1992-05-25 1992-05-25 パネル型空調機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3070251B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999066275A1 (en) * 1998-06-15 1999-12-23 Entrosys Ltd. Thermoelectric air-condition apparatus
WO2006030827A1 (ja) * 2004-09-14 2006-03-23 Daikin Industries, Ltd. 睡眠カプセル
JP2008076027A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Daikin Ind Ltd 空調機付きベッド

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999066275A1 (en) * 1998-06-15 1999-12-23 Entrosys Ltd. Thermoelectric air-condition apparatus
WO2006030827A1 (ja) * 2004-09-14 2006-03-23 Daikin Industries, Ltd. 睡眠カプセル
JP2008076027A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Daikin Ind Ltd 空調機付きベッド

Also Published As

Publication number Publication date
JP3070251B2 (ja) 2000-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100726190B1 (ko) 매트용 냉온수 겸용 보일러
JPH01200122A (ja) 局所冷暖房装置
JP3136351U (ja) ペットシェルタ
JP2000274788A (ja) 加温装置、冷却装置及びこの冷却装置を利用した空調装置
JPH08148189A (ja) 電気自動車用バッテリの温度調節装置
KR101232451B1 (ko) 자동차 시트 냉난방 장치
JP3070251B2 (ja) パネル型空調機
KR20000006819A (ko) 열전 반도체를 이용한 시트의 냉온장치
JP2003252041A (ja) 温調装置
JPH07246131A (ja) シート用冷暖房装置
JPH07265173A (ja) ベッド冷風装置
KR20210036425A (ko) 차량시트의 냉난방 공급 시스템
JPH07260186A (ja) 冷風装置
JPH1137493A (ja) 冷房システム及び暖房システム並びに冷暖房システム
JP3749761B2 (ja) 空調換気装置
TWM469740U (zh) 具有溫度調節功能之行動寵物箱
JPH03247315A (ja) 冷暖房機能付き椅子
JPH10246458A (ja) パーソナル空調装置およびその使用方法
KR200389678Y1 (ko) 프레온 가스를 사용하지 않는 직접냉온장치
KR101684140B1 (ko) 쿠션형 냉난방장치
CN114954173B (zh) 一种舒适感强的半导体冷暖汽车座垫
KR200261557Y1 (ko) 통신장비용 냉각장치
KR102612544B1 (ko) 구리피복 알루미늄 부스바와 냉각수단이 구비된 수배전반(고압반,저압반, 분전반)
CN217022278U (zh) 一种半导体汽车座垫的散热结构
CN219454122U (zh) 一种热电半导体空调装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees