JPH1137493A - 冷房システム及び暖房システム並びに冷暖房システム - Google Patents
冷房システム及び暖房システム並びに冷暖房システムInfo
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- JPH1137493A JPH1137493A JP9210133A JP21013397A JPH1137493A JP H1137493 A JPH1137493 A JP H1137493A JP 9210133 A JP9210133 A JP 9210133A JP 21013397 A JP21013397 A JP 21013397A JP H1137493 A JPH1137493 A JP H1137493A
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- generation element
- heat
- thermoelectric power
- thermoelectric
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- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】運転コストをほとんど必要とせず、しかも、快
適な室内環境を維持することのできる冷暖房システムを
提供する。 【解決手段】吸熱部11が室内に露出すると共に放熱部
12が天井裏に露出するように、天井材Aに組み込まれ
た第1の熱電発電素子10と、吸熱部21が天井裏に露
出すると共に放熱部22が外気と接触するように、外壁
材Bに組み込まれた第2の熱電発電素子20とから構成
されており、外気と天井裏との温度差によって、前記第
2の熱電発電素子20に生じた起電力を利用して、前記
第1の熱電発電素子10に吸放熱作用を生じさせるよう
に、前記第1の熱電発電素子10と前記第2の熱電発電
素子20とが電気的に接続されている。
適な室内環境を維持することのできる冷暖房システムを
提供する。 【解決手段】吸熱部11が室内に露出すると共に放熱部
12が天井裏に露出するように、天井材Aに組み込まれ
た第1の熱電発電素子10と、吸熱部21が天井裏に露
出すると共に放熱部22が外気と接触するように、外壁
材Bに組み込まれた第2の熱電発電素子20とから構成
されており、外気と天井裏との温度差によって、前記第
2の熱電発電素子20に生じた起電力を利用して、前記
第1の熱電発電素子10に吸放熱作用を生じさせるよう
に、前記第1の熱電発電素子10と前記第2の熱電発電
素子20とが電気的に接続されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱電発電素子を
利用して室内の冷暖房を行うようにした冷房システム及
び暖房システム並びに冷暖房システムに関する。
利用して室内の冷暖房を行うようにした冷房システム及
び暖房システム並びに冷暖房システムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
室内の冷暖房には、ヒートポンプ方式のエアコンディシ
ョナ装置やファンヒータ等の冷暖房装置が一般的に使用
されている。この種の冷暖房装置は、極端に低温の冷風
や極端に高温の温風を局所的に吹き出すことによって、
室内の冷暖房を行うものであるが、このような方法で室
内の冷暖房を行うと、例えば、冷気が床付近に、暖気が
天井付近に滞留するため、室内の上下方向において温度
むらが発生し、快適な室内環境を維持することができな
いといった問題があった。
室内の冷暖房には、ヒートポンプ方式のエアコンディシ
ョナ装置やファンヒータ等の冷暖房装置が一般的に使用
されている。この種の冷暖房装置は、極端に低温の冷風
や極端に高温の温風を局所的に吹き出すことによって、
室内の冷暖房を行うものであるが、このような方法で室
内の冷暖房を行うと、例えば、冷気が床付近に、暖気が
天井付近に滞留するため、室内の上下方向において温度
むらが発生し、快適な室内環境を維持することができな
いといった問題があった。
【0003】このような問題を解消するために、エアコ
ンディショナ装置の場合は、室内空気を気流により強制
的に循環させているが、十分な室内環境が得られる程度
に温度むらを取り除けていないのが現状である。また、
暖房については、床面を広範囲に渡って適度に加熱する
ことで快適な室内環境を維持することができるため、電
気カーペットや床暖房のような暖房装置も使用されてい
る。
ンディショナ装置の場合は、室内空気を気流により強制
的に循環させているが、十分な室内環境が得られる程度
に温度むらを取り除けていないのが現状である。また、
暖房については、床面を広範囲に渡って適度に加熱する
ことで快適な室内環境を維持することができるため、電
気カーペットや床暖房のような暖房装置も使用されてい
る。
【0004】しかし、いずれの冷暖房装置を使用する場
合にも、快適な室内環境を維持するためには大量のエネ
ルギが必要となり、装置の運転コストが高くなるといっ
た問題がある。
合にも、快適な室内環境を維持するためには大量のエネ
ルギが必要となり、装置の運転コストが高くなるといっ
た問題がある。
【0005】そこで、この発明は、運転コストをほとん
ど必要とせず、しかも、快適な室内環境を維持すること
のできる冷房システム及び暖房システム並びに冷暖房シ
ステムを提供することにある。
ど必要とせず、しかも、快適な室内環境を維持すること
のできる冷房システム及び暖房システム並びに冷暖房シ
ステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、吸熱部が室内に露出すると共に放熱部
が天井裏に露出するように、天井材に組み込まれた第1
の熱電発電素子と、吸熱部が天井裏に露出すると共に放
熱部が外気と接触するように、外壁材に組み込まれた第
2の熱電発電素子とを備え、外気と天井裏との温度差に
よって、前記第2の熱電発電素子に生じた起電力を利用
して、前記第1の熱電発電素子に吸放熱作用を生じさせ
るように、前記第1の熱電発電素子と前記第2の熱電発
電素子とを電気的に接続した冷房システムを提供するも
のである。
め、この発明は、吸熱部が室内に露出すると共に放熱部
が天井裏に露出するように、天井材に組み込まれた第1
の熱電発電素子と、吸熱部が天井裏に露出すると共に放
熱部が外気と接触するように、外壁材に組み込まれた第
2の熱電発電素子とを備え、外気と天井裏との温度差に
よって、前記第2の熱電発電素子に生じた起電力を利用
して、前記第1の熱電発電素子に吸放熱作用を生じさせ
るように、前記第1の熱電発電素子と前記第2の熱電発
電素子とを電気的に接続した冷房システムを提供するも
のである。
【0007】以上のように構成された冷房システムで
は、外気温より高温となる天井裏と屋外との間に設けら
れた前記第2の熱電発電素子にゼーベック効果が生じ、
天井裏の熱が屋外に放出されると共に前記第2の熱電発
電素子に起電力が発生する。この起電力は、前記第1の
熱電発電素子にペルチェ効果を生じさせ、前記第1の熱
電発電素子の吸熱部によって室内から吸熱された熱が放
熱部から天井裏に放出される。このようにして、室内の
熱が天井裏を介して順次屋外に放出される。
は、外気温より高温となる天井裏と屋外との間に設けら
れた前記第2の熱電発電素子にゼーベック効果が生じ、
天井裏の熱が屋外に放出されると共に前記第2の熱電発
電素子に起電力が発生する。この起電力は、前記第1の
熱電発電素子にペルチェ効果を生じさせ、前記第1の熱
電発電素子の吸熱部によって室内から吸熱された熱が放
熱部から天井裏に放出される。このようにして、室内の
熱が天井裏を介して順次屋外に放出される。
【0008】また、天井付近の空気は、天井面に露出し
ている第1の熱電発電素子の吸熱部によって冷却され、
この冷気がゆっくりと床面に降下していくので、室内全
体に温度むらが生じにくい。
ている第1の熱電発電素子の吸熱部によって冷却され、
この冷気がゆっくりと床面に降下していくので、室内全
体に温度むらが生じにくい。
【0009】また、上記の課題を解決するための暖房シ
ステムとしては、放熱部が室内に露出すると共に吸熱部
が床下に露出するように、床材に組み込まれた第1の熱
電発電素子と、吸熱部が天井裏に露出すると共に放熱部
が外気と接触するように、外壁材に組み込まれた第2の
熱電発電素子とを設け、外気と天井裏との温度差によっ
て、前記第2の熱電発電素子に生じた起電力を利用し
て、前記第1の熱電発電素子に吸放熱作用を生じさせる
ように、前記第1の熱電発電素子と前記第2の熱電発電
素子とを電気的に接続したものを採用することができ
る。
ステムとしては、放熱部が室内に露出すると共に吸熱部
が床下に露出するように、床材に組み込まれた第1の熱
電発電素子と、吸熱部が天井裏に露出すると共に放熱部
が外気と接触するように、外壁材に組み込まれた第2の
熱電発電素子とを設け、外気と天井裏との温度差によっ
て、前記第2の熱電発電素子に生じた起電力を利用し
て、前記第1の熱電発電素子に吸放熱作用を生じさせる
ように、前記第1の熱電発電素子と前記第2の熱電発電
素子とを電気的に接続したものを採用することができ
る。
【0010】以上のように構成された暖房システムで
は、外気温より高温となる天井裏と屋外との間に設けら
れた前記第2の熱電発電素子にゼーベック効果が生じ、
天井裏の熱が屋外に放出されると共に前記第2の熱電発
電素子に起電力が発生する。この起電力は、前記第1の
熱電発電素子にペルチェ効果を生じさせ、前記第1の熱
電発電素子の吸熱部によって床下から吸熱された熱が放
熱部から室内に放出される。このようにして、天井裏の
熱が屋外に放出されると共に床下の熱が室内に放出され
る。
は、外気温より高温となる天井裏と屋外との間に設けら
れた前記第2の熱電発電素子にゼーベック効果が生じ、
天井裏の熱が屋外に放出されると共に前記第2の熱電発
電素子に起電力が発生する。この起電力は、前記第1の
熱電発電素子にペルチェ効果を生じさせ、前記第1の熱
電発電素子の吸熱部によって床下から吸熱された熱が放
熱部から室内に放出される。このようにして、天井裏の
熱が屋外に放出されると共に床下の熱が室内に放出され
る。
【0011】また、床面付近の空気は、床面に露出して
いる第1の熱電発電素子の放熱部によって加熱され、こ
の暖気がゆっくりと上昇していくので、室内全体に温度
むらが生じにくい。
いる第1の熱電発電素子の放熱部によって加熱され、こ
の暖気がゆっくりと上昇していくので、室内全体に温度
むらが生じにくい。
【0012】さらに、吸放熱部のいずれか一方が室内に
露出すると共に前記吸放熱部の他方が壁空間に露出する
ように、内壁材に組み込まれた第1の熱電発電素子と、
吸熱部が天井裏に露出すると共に放熱部が外気と接触す
るように、外壁材に組み込まれた第2の熱電発電素子と
を備え、外気と天井裏との温度差によって、前記第2の
熱電発電素子に生じた起電力を利用して、前記第1の熱
電発電素子に吸放熱作用を生じさせるように、前記第1
の熱電発電素子と前記第2の熱電発電素子とを電気的に
接続した冷暖房システムを採用することもできる。この
場合、前記第1の熱電発電素子に供給する電流方向を切
替える電流切換手段を介して、前記第1の熱電発電素子
と前記第2の熱電発電素子とを電気的に接続しておく
と、冷暖房の切替えを簡単に行うことができるので、上
述した冷房システム及び暖房システムと組み合わせるこ
とによって、さらに効果的な冷暖房を行うことができ
る。
露出すると共に前記吸放熱部の他方が壁空間に露出する
ように、内壁材に組み込まれた第1の熱電発電素子と、
吸熱部が天井裏に露出すると共に放熱部が外気と接触す
るように、外壁材に組み込まれた第2の熱電発電素子と
を備え、外気と天井裏との温度差によって、前記第2の
熱電発電素子に生じた起電力を利用して、前記第1の熱
電発電素子に吸放熱作用を生じさせるように、前記第1
の熱電発電素子と前記第2の熱電発電素子とを電気的に
接続した冷暖房システムを採用することもできる。この
場合、前記第1の熱電発電素子に供給する電流方向を切
替える電流切換手段を介して、前記第1の熱電発電素子
と前記第2の熱電発電素子とを電気的に接続しておく
と、冷暖房の切替えを簡単に行うことができるので、上
述した冷房システム及び暖房システムと組み合わせるこ
とによって、さらに効果的な冷暖房を行うことができ
る。
【0013】なお、ここにいう「外壁材」は、外部に面
する建材という意味であり、例えば、軒板、屋根等も含
まれる。
する建材という意味であり、例えば、軒板、屋根等も含
まれる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図1に示すように、この冷房システ
ム1は、吸熱部11が室内に露出すると共に放熱部12
が天井裏に露出するように、天井材Aに組み込まれた第
1の熱電発電素子10と、吸熱部21が天井裏に露出す
ると共に放熱部22が外気と接触するように、外壁材B
に組み込まれた第2の熱電発電素子20とから構成され
ており、前記第1の熱電発電素子10と第2の熱電発電
素子20とが相互に電気的に接続されている。
参照して説明する。図1に示すように、この冷房システ
ム1は、吸熱部11が室内に露出すると共に放熱部12
が天井裏に露出するように、天井材Aに組み込まれた第
1の熱電発電素子10と、吸熱部21が天井裏に露出す
ると共に放熱部22が外気と接触するように、外壁材B
に組み込まれた第2の熱電発電素子20とから構成され
ており、前記第1の熱電発電素子10と第2の熱電発電
素子20とが相互に電気的に接続されている。
【0015】前記第1及び第2の熱電発電素子10、2
0は、図2に示すように、基本的にP型半導体X及びN
型半導体Yの一端側同士が耐熱金属電極Zにろう接また
は拡散接合された半導体熱電対によって構成されてお
り、前記P型半導体XとN型半導体Yとの接合部及び前
記P型半導体X、N型半導体Yの他端部がそれぞれ吸放
熱部となる。即ち、前記P型半導体XとN型半導体Yと
の接合部が吸熱部になった場合は、前記P型半導体X、
N型半導体Yの非接合端が放熱部となり、逆に、前記P
型半導体XとN型半導体Yとの接合部が放熱部になった
場合は、前記P型半導体X、N型半導体Yの非接合端が
吸熱部となる。
0は、図2に示すように、基本的にP型半導体X及びN
型半導体Yの一端側同士が耐熱金属電極Zにろう接また
は拡散接合された半導体熱電対によって構成されてお
り、前記P型半導体XとN型半導体Yとの接合部及び前
記P型半導体X、N型半導体Yの他端部がそれぞれ吸放
熱部となる。即ち、前記P型半導体XとN型半導体Yと
の接合部が吸熱部になった場合は、前記P型半導体X、
N型半導体Yの非接合端が放熱部となり、逆に、前記P
型半導体XとN型半導体Yとの接合部が放熱部になった
場合は、前記P型半導体X、N型半導体Yの非接合端が
吸熱部となる。
【0016】なお、この種の熱電発電素子は、吸放熱部
に温度差を持たせることによって起電力が発生し、ま
た、前記P型半導体X、N型半導体Yの非接合端に電圧
をかけることにより、一方の吸放熱部から吸熱し、他方
の吸放熱部から放熱される。また、このときの吸放熱の
関係は、電源の極性を逆にすることによって逆転する。
に温度差を持たせることによって起電力が発生し、ま
た、前記P型半導体X、N型半導体Yの非接合端に電圧
をかけることにより、一方の吸放熱部から吸熱し、他方
の吸放熱部から放熱される。また、このときの吸放熱の
関係は、電源の極性を逆にすることによって逆転する。
【0017】さらに、この種の熱電発電素子は、焼結法
によって製造することで熱電変換効率及び強度的に優れ
たものが得られる。
によって製造することで熱電変換効率及び強度的に優れ
たものが得られる。
【0018】1枚の天井材Aには、複数の前記第1の熱
電発電素子10が均一に配置されており、この天井材A
を組み合わせて形成された天井面には、多数の熱電発電
素子10の吸熱部11が均一に配置された状態となって
いる。
電発電素子10が均一に配置されており、この天井材A
を組み合わせて形成された天井面には、多数の熱電発電
素子10の吸熱部11が均一に配置された状態となって
いる。
【0019】一方、前記第2の熱電発電素子20は、図
3に示すように、下方に突出するように、軒板31に取
り付けられた収容ケース32内に設置されており、外気
に露出する放熱部22には直射日光が当たらないように
なっている。
3に示すように、下方に突出するように、軒板31に取
り付けられた収容ケース32内に設置されており、外気
に露出する放熱部22には直射日光が当たらないように
なっている。
【0020】また、この第2の熱電発電素子20には、
図4(a)に示すように、その吸熱部21及び放熱部2
2に、それぞれアルミ板21a、22aを介してヒート
シンク21b、22bが取り付けられており、吸放熱効
率を高めている。
図4(a)に示すように、その吸熱部21及び放熱部2
2に、それぞれアルミ板21a、22aを介してヒート
シンク21b、22bが取り付けられており、吸放熱効
率を高めている。
【0021】前記収容ケース32は、図4(a)及び
(b)に示すように、底面及び側面に多数の通気孔32
a、32bが形成されており、前記放熱部22側のヒー
トシンク22bが前記通気孔32a、32bに臨むよう
に、第2の熱電発電素子20が収容ケース32内に収容
されている。なお、図4(a)に示すように、吸熱部2
1側のヒートシンク21bは、前記収容ケース32から
天井裏(屋根裏)に突出した状態となっている。
(b)に示すように、底面及び側面に多数の通気孔32
a、32bが形成されており、前記放熱部22側のヒー
トシンク22bが前記通気孔32a、32bに臨むよう
に、第2の熱電発電素子20が収容ケース32内に収容
されている。なお、図4(a)に示すように、吸熱部2
1側のヒートシンク21bは、前記収容ケース32から
天井裏(屋根裏)に突出した状態となっている。
【0022】この冷房システム1は、夏場に50℃程度
まで上昇する天井裏の温度と、30℃前後の外気温との
温度差を利用して、即ち、前記第2の熱電発電素子20
の吸熱部21を高温の天井裏に、放熱部22を低温の外
気に露出させるように配置することによって、前記第2
の熱電発電素子20に起電力を発生させ、この起電力を
利用して、前記第1の熱電発電素子10に強制的に電流
を流すことで、前記熱電発電素子10に吸放熱作用を生
じさせるようにしたものであり、前記熱電発電素子10
の吸熱部11から室内の熱が吸熱され、その熱が放熱部
12から天井裏に放出される。なお、前記第1の熱電発
電素子10によって天井裏に放出された熱は、前記第2
の熱電発電素子20の吸熱部21から吸熱され、放熱部
22から屋外に排出される。
まで上昇する天井裏の温度と、30℃前後の外気温との
温度差を利用して、即ち、前記第2の熱電発電素子20
の吸熱部21を高温の天井裏に、放熱部22を低温の外
気に露出させるように配置することによって、前記第2
の熱電発電素子20に起電力を発生させ、この起電力を
利用して、前記第1の熱電発電素子10に強制的に電流
を流すことで、前記熱電発電素子10に吸放熱作用を生
じさせるようにしたものであり、前記熱電発電素子10
の吸熱部11から室内の熱が吸熱され、その熱が放熱部
12から天井裏に放出される。なお、前記第1の熱電発
電素子10によって天井裏に放出された熱は、前記第2
の熱電発電素子20の吸熱部21から吸熱され、放熱部
22から屋外に排出される。
【0023】以上のように構成された冷房システム1で
は、天井付近の室内空気が、天井面に露出している第1
の熱電発電素子10の吸熱部11によって冷却され、こ
の冷気がゆっくりと床面に降下していくので、室内全体
に温度むらが生じにくく、快適な室内環境を実現するこ
とができる。
は、天井付近の室内空気が、天井面に露出している第1
の熱電発電素子10の吸熱部11によって冷却され、こ
の冷気がゆっくりと床面に降下していくので、室内全体
に温度むらが生じにくく、快適な室内環境を実現するこ
とができる。
【0024】また、上述したように、この冷房システム
1は、前記第1の熱電発電素子10に吸放熱作用を生じ
させるための電源を、天井裏と外気との温度差を利用し
て第2の熱電発電素子20が発電した電力を利用するよ
うにしたため、運転コストがほとんどかからないという
効果がある。
1は、前記第1の熱電発電素子10に吸放熱作用を生じ
させるための電源を、天井裏と外気との温度差を利用し
て第2の熱電発電素子20が発電した電力を利用するよ
うにしたため、運転コストがほとんどかからないという
効果がある。
【0025】なお、この実施形態では、上述したよう
に、第2の熱電発電素子20を軒板31に設置している
が、これに限定されるものではなく、例えば、図3に一
点鎖線で示すように、天井裏に面する外壁に直接設置し
てもよい。但し、その場合は、第2の熱電発電素子20
の放熱部22に、直射日光が当たらず、しかも、放熱部
22に対して空気が適度に流通するようなケース等に収
容して取り付ける必要がある。
に、第2の熱電発電素子20を軒板31に設置している
が、これに限定されるものではなく、例えば、図3に一
点鎖線で示すように、天井裏に面する外壁に直接設置し
てもよい。但し、その場合は、第2の熱電発電素子20
の放熱部22に、直射日光が当たらず、しかも、放熱部
22に対して空気が適度に流通するようなケース等に収
容して取り付ける必要がある。
【0026】図5は、上述した熱電発電素子10、20
を用いた暖房システムを示している。この暖房システム
2は、前記第1の熱電発電素子10を床材Cに組み込ん
だ点を除けば、上述した冷房システム1と同一構成であ
るので、同一構成要素については、同一符号を付して説
明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
を用いた暖房システムを示している。この暖房システム
2は、前記第1の熱電発電素子10を床材Cに組み込ん
だ点を除けば、上述した冷房システム1と同一構成であ
るので、同一構成要素については、同一符号を付して説
明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
【0027】この暖房システム2における第1の熱電発
電素子10は、その吸熱部11が床下に露出すると共に
放熱部12が室内に露出するように、前記床材Cに組み
込んだものであり、上述した冷房システム1の場合と同
様に、第2の熱電発電素子20が、天井裏と外気との温
度差を利用して発電した電力を用いて、第1の熱電発電
素子10に強制的に電流を流すことにより、第1の熱電
発電素子10が床下の熱を吸熱して、それを室内に放出
することで暖房を行うようにしたものである。
電素子10は、その吸熱部11が床下に露出すると共に
放熱部12が室内に露出するように、前記床材Cに組み
込んだものであり、上述した冷房システム1の場合と同
様に、第2の熱電発電素子20が、天井裏と外気との温
度差を利用して発電した電力を用いて、第1の熱電発電
素子10に強制的に電流を流すことにより、第1の熱電
発電素子10が床下の熱を吸熱して、それを室内に放出
することで暖房を行うようにしたものである。
【0028】また、1枚の床材Cには、複数の前記第1
の熱電発電素子10が均一に配置されており、この床材
Cを組み合わせて形成された床面には、多数の熱電発電
素子10の放熱部12が均一に配置された状態となって
いる。
の熱電発電素子10が均一に配置されており、この床材
Cを組み合わせて形成された床面には、多数の熱電発電
素子10の放熱部12が均一に配置された状態となって
いる。
【0029】従って、床面付近の空気は、床面に露出し
ている第1の熱電発電素子10の放熱部12によって加
熱され、この暖気がゆっくりと上昇していくので、室内
全体に温度むらが生じにくく、快適な室内環境を実現す
ることができる。また、運転コストがかからない点は、
上述した冷房システム1の場合と同様であることはいう
までもない。
ている第1の熱電発電素子10の放熱部12によって加
熱され、この暖気がゆっくりと上昇していくので、室内
全体に温度むらが生じにくく、快適な室内環境を実現す
ることができる。また、運転コストがかからない点は、
上述した冷房システム1の場合と同様であることはいう
までもない。
【0030】なお、上述した冷房システム1及び暖房シ
ステム2は、それぞれ個別に電源となる第2の熱電発電
素子20を設けているが、例えば、第1の熱電発電素子
10を天井材A及び床材Cの双方に組み込み、電源とな
る第2の熱電発電素子20を、夏場は天井材Aに組み込
まれた第1の熱電発電素子10に、冬場は床材Cに組み
込まれた第1の熱電発電素子10に、それぞれ切替えて
接続することにより、冷暖房システムとすることも可能
である。
ステム2は、それぞれ個別に電源となる第2の熱電発電
素子20を設けているが、例えば、第1の熱電発電素子
10を天井材A及び床材Cの双方に組み込み、電源とな
る第2の熱電発電素子20を、夏場は天井材Aに組み込
まれた第1の熱電発電素子10に、冬場は床材Cに組み
込まれた第1の熱電発電素子10に、それぞれ切替えて
接続することにより、冷暖房システムとすることも可能
である。
【0031】図6は、上述した熱電発電素子10、20
を用いた冷暖房システムを示している。この冷暖房シス
テム3は、前記第1の熱電発電素子10を内壁材Dに組
み込んだ点を除けば、上述した冷房システム1と略同一
構成であるので、同一構成要素については、同一符号を
付して説明を省略し、異なる部分について詳細に説明す
る。
を用いた冷暖房システムを示している。この冷暖房シス
テム3は、前記第1の熱電発電素子10を内壁材Dに組
み込んだ点を除けば、上述した冷房システム1と略同一
構成であるので、同一構成要素については、同一符号を
付して説明を省略し、異なる部分について詳細に説明す
る。
【0032】この冷暖房システム3における第1の熱電
発電素子10は、一方の吸放熱部11が室内に露出する
と共に他方の吸放熱部12が壁空間に露出するように、
前記内壁材Dに組み込んだものであり、第1の熱電発電
素子10の吸放熱作用を逆転させるために、電源となる
第2の熱電発電素子20によって第1の熱電発電素子1
0に供給される電流方向を切替えるための電流切換手段
40を介して、第1の熱電発電素子10と第2の熱電発
電素子20とが電気的に接続されている。
発電素子10は、一方の吸放熱部11が室内に露出する
と共に他方の吸放熱部12が壁空間に露出するように、
前記内壁材Dに組み込んだものであり、第1の熱電発電
素子10の吸放熱作用を逆転させるために、電源となる
第2の熱電発電素子20によって第1の熱電発電素子1
0に供給される電流方向を切替えるための電流切換手段
40を介して、第1の熱電発電素子10と第2の熱電発
電素子20とが電気的に接続されている。
【0033】従って、この冷暖房システム3では、前記
電流切換手段40を切替えることにより、夏場は、第1
の熱電発電素子10が室内の熱を吸熱して壁空間に放熱
し、冬場は、第1の熱電発電素子10が壁空間の熱を吸
熱して室内に放熱することで、冷暖房が行われる。
電流切換手段40を切替えることにより、夏場は、第1
の熱電発電素子10が室内の熱を吸熱して壁空間に放熱
し、冬場は、第1の熱電発電素子10が壁空間の熱を吸
熱して室内に放熱することで、冷暖房が行われる。
【0034】但し、この冷暖房システム3は、内壁面近
傍の空気を冷却したり、加熱したりすることで、冷暖房
を行うものであるため、温度むらの観点からは、上述し
た冷房システム1や暖房システム2に比べて劣るので、
補助的な冷暖房システムとして、上述した冷房システム
1や暖房システム2と組み合わせて使用することが望ま
しい。また、運転コストがかからない点は、上述した冷
房システム1や暖房システム2の場合と同様であること
はいうまでもない。
傍の空気を冷却したり、加熱したりすることで、冷暖房
を行うものであるため、温度むらの観点からは、上述し
た冷房システム1や暖房システム2に比べて劣るので、
補助的な冷暖房システムとして、上述した冷房システム
1や暖房システム2と組み合わせて使用することが望ま
しい。また、運転コストがかからない点は、上述した冷
房システム1や暖房システム2の場合と同様であること
はいうまでもない。
【0035】なお、上述した各実施形態において、天井
材A、床材C、内壁材D等の建材表面に配置した温度セ
ンサからの温度信号に基づいて、前記第1の熱電発電素
子10への供給電流をフィードバック制御することで、
室温を設定温度に保持する温度制御手段を設けておくこ
とが望ましい。
材A、床材C、内壁材D等の建材表面に配置した温度セ
ンサからの温度信号に基づいて、前記第1の熱電発電素
子10への供給電流をフィードバック制御することで、
室温を設定温度に保持する温度制御手段を設けておくこ
とが望ましい。
【0036】上述した各実施形態では、いずれも熱電発
電素子10、20によって、冷暖房を行うようにしてい
るため、従来のエアコンディショナ装置のように、フロ
ン等の冷媒を使用することがなく、また、廃熱も発生し
ないので、オゾン層の破壊やヒートアイランド化等の環
境破壊につながることもなく、地球に優しい冷暖房シス
テムであるといえる。
電素子10、20によって、冷暖房を行うようにしてい
るため、従来のエアコンディショナ装置のように、フロ
ン等の冷媒を使用することがなく、また、廃熱も発生し
ないので、オゾン層の破壊やヒートアイランド化等の環
境破壊につながることもなく、地球に優しい冷暖房シス
テムであるといえる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明の冷房システム
及び暖房システム並びに冷暖房システムでは、屋外と天
井裏に生じる温度差を利用して、第2の熱電発電素子に
よって発電し、この電力を利用することで、天井材、床
材または内壁材に組み込んだ第1の熱電発電素子によっ
て、天井面を冷却したり、床面を加熱したり、内壁面を
冷却、加熱する構成を採用したため、運転コストを必要
とせず、しかも、温度むらのない、快適な室内環境を実
現することができる。
及び暖房システム並びに冷暖房システムでは、屋外と天
井裏に生じる温度差を利用して、第2の熱電発電素子に
よって発電し、この電力を利用することで、天井材、床
材または内壁材に組み込んだ第1の熱電発電素子によっ
て、天井面を冷却したり、床面を加熱したり、内壁面を
冷却、加熱する構成を採用したため、運転コストを必要
とせず、しかも、温度むらのない、快適な室内環境を実
現することができる。
【図1】この発明にかかる一実施形態を概念的に示す概
略構成図である。
略構成図である。
【図2】同上の熱電発電素子を概念的に示す概略図であ
る。
る。
【図3】同上の熱電発電素子の取付位置を示す概略図で
ある。
ある。
【図4】(a)は、同上の第2の熱電発電素子の取付状
態の詳細を示す断面図、(b)は、同上のアルミケース
を示す斜視図である。
態の詳細を示す断面図、(b)は、同上のアルミケース
を示す斜視図である。
【図5】他の実施形態を概念的に示す概略構成図であ
る。
る。
【図6】さらに、他の実施形態を概念的に示す概略構成
図である。
図である。
1 冷房システム 2 暖房システム 3 冷暖房システム 10 第1の熱電発電素子 11 吸熱部 12 放熱部 20 第2の熱電発電素子 21 吸熱部 22 放熱部 40 電流切換手段 A 天井材 B 外壁材 C 床材 D 内壁材
Claims (4)
- 【請求項1】 吸熱部が室内に露出すると共に放熱部が
天井裏に露出するように、天井材に組み込まれた第1の
熱電発電素子と、 吸熱部が天井裏に露出すると共に放熱部が外気と接触す
るように、外壁材に組み込まれた第2の熱電発電素子と
を備え、 外気と天井裏との温度差によって、前記第2の熱電発電
素子に生じた起電力を利用して、前記第1の熱電発電素
子に吸放熱作用を生じさせるように、前記第1の熱電発
電素子と前記第2の熱電発電素子とを電気的に接続した
冷房システム。 - 【請求項2】 放熱部が室内に露出すると共に吸熱部が
床下に露出するように、床材に組み込まれた第1の熱電
発電素子と、 吸熱部が天井裏に露出すると共に放熱部が外気と接触す
るように、外壁材に組み込まれた第2の熱電発電素子と
を備え、 外気と天井裏との温度差によって、前記第2の熱電発電
素子に生じた起電力を利用して、前記第1の熱電発電素
子に吸放熱作用を生じさせるように、前記第1の熱電発
電素子と前記第2の熱電発電素子とを電気的に接続した
暖房システム。 - 【請求項3】 吸放熱部のいずれか一方が室内に露出す
ると共に前記吸放熱部の他方が壁空間に露出するよう
に、内壁材に組み込まれた第1の熱電発電素子と、 吸熱部が天井裏に露出すると共に放熱部が外気と接触す
るように、外壁材に組み込まれた第2の熱電発電素子と
を備え、 外気と天井裏との温度差によって、前記第2の熱電発電
素子に生じた起電力を利用して、前記第1の熱電発電素
子に吸放熱作用を生じさせるように、前記第1の熱電発
電素子と前記第2の熱電発電素子とを電気的に接続した
冷暖房システム。 - 【請求項4】 前記第1の熱電発電素子に供給する電流
方向を切替える電流切換手段を介して、前記第1の熱電
発電素子と前記第2の熱電発電素子とを電気的に接続し
た請求項3に記載の冷暖房システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9210133A JPH1137493A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 冷房システム及び暖房システム並びに冷暖房システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9210133A JPH1137493A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 冷房システム及び暖房システム並びに冷暖房システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1137493A true JPH1137493A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16584340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9210133A Withdrawn JPH1137493A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 冷房システム及び暖房システム並びに冷暖房システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1137493A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1994340A2 (en) * | 2006-03-10 | 2008-11-26 | Carrier Corporation | High efficiency hybrid a/c system |
JP2009092310A (ja) * | 2007-10-09 | 2009-04-30 | Tokyo Gas Co Ltd | 空調装置 |
CN106642415A (zh) * | 2015-10-30 | 2017-05-10 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 多联机辐射空调及其控制方法 |
KR20190076242A (ko) * | 2017-12-22 | 2019-07-02 | 주식회사 엔텍 | 하이브리드 레인지후드 |
JP2020084516A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | 孝仁 前山 | 家屋内発電装置および家屋の空調装置 |
WO2020152955A1 (ja) * | 2019-01-23 | 2020-07-30 | 株式会社村田製作所 | 熱電変換装置の設置方法および熱電変換装置 |
-
1997
- 1997-07-18 JP JP9210133A patent/JPH1137493A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1994340A2 (en) * | 2006-03-10 | 2008-11-26 | Carrier Corporation | High efficiency hybrid a/c system |
EP1994340A4 (en) * | 2006-03-10 | 2012-11-28 | Carrier Corp | HIGH PERFORMANCE HYBRID AIR CONDITIONING |
JP2009092310A (ja) * | 2007-10-09 | 2009-04-30 | Tokyo Gas Co Ltd | 空調装置 |
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WO2020152955A1 (ja) * | 2019-01-23 | 2020-07-30 | 株式会社村田製作所 | 熱電変換装置の設置方法および熱電変換装置 |
JPWO2020152955A1 (ja) * | 2019-01-23 | 2021-10-14 | 株式会社村田製作所 | 熱電変換装置の設置方法および熱電変換装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |