JPH05322098A - 液体ヘリウム移送時の液体ヘリウム貯槽内圧保持方法及び装置 - Google Patents

液体ヘリウム移送時の液体ヘリウム貯槽内圧保持方法及び装置

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JPH05322098A
JPH05322098A JP13081092A JP13081092A JPH05322098A JP H05322098 A JPH05322098 A JP H05322098A JP 13081092 A JP13081092 A JP 13081092A JP 13081092 A JP13081092 A JP 13081092A JP H05322098 A JPH05322098 A JP H05322098A
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container
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Koken Otsu
康顕 大津
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高純度ヘリウムガスを特別に用意することな
く、液体ヘリウム移送時における液体ヘリウム貯槽の内
圧を十分な圧力に保持する。 【構成】 液体ヘリウム貯槽11から液体ヘリウム容器
42内へ両者の内圧差を利用して液体ヘリウムを移送す
るにあたり、液体ヘリウム貯槽11内の圧力を保持する
方法。上記移送時、液体ヘリウム容器12内で蒸発する
ヘリウムガスの一部を取出して加温器22で加温し、圧
縮機28で圧縮して圧力調節弁31で適当な圧力に調節
した後、上記液体ヘリウム貯槽11内へ戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体ヘリウム貯槽に貯
蔵された液体ヘリウムを、これとは別の液体ヘリウム容
器に移送する際に、上記液体ヘリウム貯槽の内圧を良好
な圧力に保持するための方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】小規模の実験を行う場合等、液体ヘリウ
ムを必要とする際にその都度液体ヘリウムを液化機より
直接供給することは、時間の制約、液化機の運転効率な
どよりみて好ましくない。このため、一般には上記液化
機で生成された液体ヘリウムを一旦貯留し、この貯留し
た液体ヘリウムを必要に応じて適宜汲み出すといったこ
とが行われている。
【0003】図2は、従来の液体ヘリウムの貯留システ
ムの一例を示したものである。ヘリウム液化機80で液
化された液体ヘリウムは、一旦液体ヘリウム貯槽(液化
用デュワー)81に貯留され、この液体ヘリウム貯槽8
1で蒸発するヘリウムガスは、弁87及び通路84を通
じてガスバッグ86へ放出される。そして、超電導マグ
ネットを冷却する場合等、液体ヘリウムを使用する場合
には、上記液体ヘリウム貯槽81から移送管90を介し
て容量100〜200リットルの液体ヘリウム容器(小口デュ
ワー)82に移され、再度、この液体ヘリウム容器82
から図略の実験用クライオスタットに移される。
【0004】上記移送管90を通じての液体ヘリウム移
送は、上記弁87を閉じた状態で、液体ヘリウム貯槽8
1の内圧(約 0.2〜0.3kg/cm2G)と液体ヘリウム容器
82の内圧(大気圧)との差を利用することにより行わ
れる。ここで、液体ヘリウムを100リットル移送したと
すると、液体ヘリウム貯槽81内の液体ヘリウムは約13
0リットル減少し、このうち液30リットルは蒸発して液
体ヘリウム容器82から放出され、加温器88で常温ま
で加温された後にガスバッグ86に回収される。このガ
スバッグ86に一定量以上のガス(例えば40m3以上の
ガス)が溜った後は、このガスが図略のガス回収用圧縮
機で所定圧力(通常150kg/cm2G)まで加圧され、ガス
ボンベに回収されて液化用ガスとして使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記移送管90を通じ
ての移送時には、液体ヘリウム貯槽81内の液面レベル
の降下に伴って、液体ヘリウム貯槽81の内圧が低下す
る。ここで、液体ヘリウム貯槽81の容積に比べて液体
ヘリウム容器82の容積(すなわち液体ヘリウムの取出
し容積)が非常に小さい場合には、液体ヘリウム貯槽8
1におけるガス相の体積に対する液減少量の比率が小さ
いので、液体ヘリウム貯槽81の内圧低下はほんの僅か
で問題とならない。例えば、2000リットルの液体ヘリウ
ム貯槽81から100リットルの液体ヘリウム容器82に
液体ヘリウムを移送する場合には、液移送前の内圧0.30
kg/cm2Gが移送後0.23kg/cm2Gに降下するのにとどま
り、液移送には支障を及ぼさない。
【0006】しかしながら、液体ヘリウム貯槽81の容
積に対して液体ヘリウム容器82の容積が比較的大きい
場合には、上記ガス相の体積に対する液減少量の比率が
大きいため、液体ヘリウム貯槽81の内圧がかなり低下
し、これを無視することはできなくなる。例えば、1000
リットルの液体ヘリウム貯槽81から100リットルの液
体ヘリウム容器82に液体ヘリウムを移送する場合に
は、液移送前の内圧0.30kg/cm2Gが移送後0.13kg/cm2
にまで降下することとなり、これによって次のような不
都合が生じる。
【0007】(a) 上記移送後、続けて100リットルの液
体ヘリウム容器82に液体ヘリウムを移送する場合に
は、液体ヘリウム貯槽81内の液体ヘリウムの蒸発で内
圧が0.30kg/cm2になるまで(約2時間)待たなければな
らない。
【0008】(b) 100リットルを上回る大容積の液体ヘ
リウム容器82に対しては、上記の内圧低下のために液
体ヘリウムの移送が困難になる。例えば、250リットル
の液体ヘリウム容器82には液体ヘリウムを移送するこ
とができない。
【0009】このような内圧低下を防止するため、従来
は、別に用意したヘリウムガスボンベから液体ヘリウム
貯槽81内にヘリウムガスを供給し、これによって液体
ヘリウム貯槽81の内圧を保持することが行われてい
る。しかしながら、通常のヘリウムガスボンベには100p
pm程度の不純物が含まれており、これを液体ヘリウム貯
槽81内に導入すると上記不純物が液体ヘリウム貯槽8
1内で冷却されて固化、蓄積し、また移送時に細い移送
管90を閉塞させる不都合がある。このため、実際に
は、上記ガスボンベよりも高価な高純度ヘリウムガスボ
ンベを用いなければならず、しかも、供給ヘリウムガス
を補うために定期的に上記ヘリウムガスボンベを購入す
る必要が生じている。具体的には、1〜2ヵ月に1回は
購入が必要であり、これがランニングコスト削減の大き
な妨げとなっている。
【0010】本発明は、このような事情に鑑み、高純度
ヘリウムガスを特別に用意することなく、液体ヘリウム
移送時に液体ヘリウム貯槽の内圧を十分に保持すること
ができる方法及び装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、液体ヘリウム
貯槽から液体ヘリウム容器内へ両者の内圧差を利用して
液体ヘリウムを移送する際に液体ヘリウム貯槽の内圧を
保持するための方法であって、上記液体ヘリウムの移送
時における液体ヘリウム容器内の蒸発ヘリウムガスの一
部を取出して加温し、加圧した後に上記液体ヘリウム貯
槽へ戻すものである(請求項1)。
【0012】また本発明は、上記方法を実施するための
装置であって、上記液体ヘリウム貯槽内と液体ヘリウム
容器内とを接続する返送通路と、この返送通路の途中
に、上記液体ヘリウム容器内のヘリウムガスを加圧しな
がら液体ヘリウム貯槽内へ圧送する加圧手段と、この加
圧手段の上流側に設けられ、ヘリウムガスを加温する加
温手段とを設けたものである(請求項2)。
【0013】
【作用】上記構成によれば、液体ヘリウム移送の際、液
体ヘリウム容器内で発生したヘリウムが抜き出されて加
温され、かつ適当な圧力まで昇圧してから液体ヘリウム
貯槽へ戻されることにより、移送による液体ヘリウムの
減少にもかからわず、液体ヘリウム貯槽内の圧力が十分
な圧力に保持される。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図1に基づいて説明す
る。
【0015】図1において、10はヘリウム液化機、1
1は液体ヘリウム貯槽(液化用デュワー)、12は液体
ヘリウム容器(小口デュワー)であり、ヘリウム液化機
10で液化された液体ヘリウムは管13を通じて適宜液
体ヘリウム貯槽11内に供給されるようになっている。
【0016】液体ヘリウム貯槽11内及び液体ヘリウム
容器12内は、それぞれ管15,16を通じて共通のガ
スバッグ18に接続されている。管15の途中には弁2
0が、管16の途中にはガスバッグ18に近い側から順
に加温器22及び弁24が設けられており、液体ヘリウ
ム貯槽11で蒸発するヘリウムガスは、弁20及び管1
5を通じてガスバッグ18へ放出されるようになってい
る。
【0017】さらに、この装置の特徴として、上記管1
6において加温器22よりも下流側の部分が、返送管
(返送通路)26により液体ヘリウム貯槽11の上部に
接続されている。この返送管26の途中には、上記管1
6側から順に、弁27、圧縮機28、活性炭吸着器3
0、圧力調節弁31、及び弁34が設けられている。
【0018】圧縮機28は、液体ヘリウム容器12内の
ヘリウムガスを液体ヘリウム貯槽11に向けて圧送し、
かつ液体ヘリウム貯槽11の規定内圧(この実施例では
0.3kg/cm2G)以上の圧力まで加圧するものである。こ
の圧縮機28としては、空気の混入を防ぐため、油を使
用しない無潤滑のダイヤフラム式圧縮機等が好適であ
る。活性炭吸着器30は、液体窒素等で冷却されてお
り、ヘリウムガス内から空気成分(例えば窒素や酸素)
等の不純物を除去するために設置されている。圧力調節
弁31は、圧縮されたヘリウムガスを上記規定内圧まで
減圧するものである。
【0019】また、この返送管26において上記圧力調
節弁31と弁34との間の部分が回収管32を介して上
記管15に接続されており、この回収管32の途中に弁
33が設けられている。
【0020】このようなシステムにおいて、上記弁20
を閉じた状態で上記液体ヘリウム貯槽11内と液体ヘリ
ウム容器12内とを移送管36で接続すれば、液体ヘリ
ウム貯槽11の内圧(0.3kg/cm2G)と液体ヘリウム容
器12の内圧(大気圧)との差を利用して、液体ヘリウ
ム貯槽11内の液体ヘリウムを液体ヘリウム容器12内
に移送することができる。この移送された液体ヘリウム
の一部は、蒸発して液体ヘリウム容器12から放出さ
れ、加温器22で常温まで加温された後にガスバッグ1
8に回収される。このような液体ヘリウムの取り出しに
より、液体ヘリウム貯槽11内の液体ヘリウムの液面レ
ベルが降下し、その分液体ヘリウム貯槽11の内圧が低
下しようとする。
【0021】しかしながら、この移送の際、弁27,3
4を開き、かつ弁33を閉じた状態で圧縮機28を作動
させれば、液体ヘリウム容器12内から管16を通じて
導出される蒸発ヘリウムガスの一部を加温器22で温め
た後に圧縮機28で圧縮し、かつ活性炭吸着器30で不
純物を除去した(空気成分である酸素及び窒素は1ppm
であった。)後、圧力調節弁31で適当な圧力(この実
施例では0.3kg/cm2G)に調節してから液体ヘリウム貯
槽11内に戻すことにより、上記液体ヘリウムの取出し
にかかわらず、液体ヘリウム貯槽11の内圧を良好な圧
力に保持することができる。このため、上記移送終了直
後でも、別の液体ヘリウム容器へ液体ヘリウム貯槽11
内の液体ヘリウムを移送することができ、移送前に液体
ヘリウム貯槽11内の内圧上昇を待つ必要がない。ま
た、100リットルを上回る(例えば250リットル)液体ヘ
リウム容器への移送も不都合なく行うことができる。し
かも、上記内圧保持を液体ヘリウム貯槽11内の高純度
ヘリウムガスの循環によって行っているので、従来のよ
うに高価な高純度ヘリウムガスボンベを購入する必要が
なく、低コストで液体ヘリウムの移送を行うことができ
る。
【0022】実際に、本実施例装置で移送を試みたとこ
ろ、1.5時間で液体ヘリウムの移送を完了するととも
に、続けて次の100リットル液体ヘリウム容器12へ同
様に液体ヘリウムの移送を行えることが確認できた。
【0023】さらに、この実施例では、上記活性炭吸着
器30から排出されたヘリウムガスに相当量の不純物が
なお含まれている場合、上記弁34を閉じて弁32を開
き、上記ヘリウムガスを回収管32及び管15を通じて
ガスバッグ18内に回収することにより、上記不純物が
液体ヘリウム貯槽11内に導入されるのを未然に防ぐこ
とができる。
【0024】なお、上記実施例では、返送管26に圧縮
機28と圧力調節弁31とを直列に配したものを示した
が、例えば吐出圧を一定圧力にセルフコントロールする
圧縮機を用いれば、圧力調節弁31の省略が可能であ
る。また、液体ヘリウム容器12が空気成分等の混入を
防ぐように構成されている場合、あるいは液体ヘリウム
容器12と管16とを接続する際に空気成分などの混入
がない場合には、活性炭吸着器30も省略が可能であ
る。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、液体ヘリウム貯
槽から液体ヘリウム容器内へ両者の内圧差を利用して液
体ヘリウムを移送する際、上記液体ヘリウム容器内の蒸
発ヘリウムガスの一部を取出して加温し、適当な圧力ま
で加圧した後に上記液体ヘリウム貯槽へ戻すことによ
り、液体ヘリウムの移送にもかかわらず、上記液体ヘリ
ウム貯槽の内圧を十分な圧力に保持するようにしたもの
であるので、上記液体ヘリウム貯槽から液体ヘリウム容
器への移送を続けて複数回行うことができ、また、比較
的大容量の液体ヘリウム容器へも不都合なく液体ヘリウ
ムの移送を行うことができる。しかも、上記液体ヘリウ
ム容器内の蒸発ヘリウムガスを利用して内圧を保持して
いるので、従来のように内圧保持用の高純度ヘリウムガ
スボンベを特別に用意する必要がなく、低コストで液体
ヘリウムの良好な移送を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における液体ヘリウムの貯留
システムを示すフローシートである。
【図2】従来の液体ヘリウムの貯留システムの一例を示
すフローシートである。
【符号の説明】
11 液体ヘリウム貯槽 12 液体ヘリウム容器 22 加温器(加温手段) 26 返送管(返送通路) 28 圧縮機(加圧手段) 36 移送管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体ヘリウム貯槽から液体ヘリウム容器
    内へ両者の内圧差を利用して液体ヘリウムを移送する際
    に液体ヘリウム貯槽の内圧を保持するための方法であっ
    て、上記液体ヘリウムの移送時における液体ヘリウム容
    器内の蒸発ヘリウムガスの一部を取出して加温し、加圧
    した後に上記液体ヘリウム貯槽へ戻すことを特徴とする
    液体ヘリウム移送時の液体ヘリウム貯槽内圧保持方法。
  2. 【請求項2】 液体ヘリウム貯槽から液体ヘリウム容器
    内へ両者の内圧差を利用して液体ヘリウムを移送する際
    に液体ヘリウム貯槽の内圧を保持するための方法であっ
    て、上記液体ヘリウム貯槽内と液体ヘリウム容器内とを
    接続する返送通路と、この返送通路の途中に、上記液体
    ヘリウム容器内のヘリウムガスを加圧しながら液体ヘリ
    ウム貯槽内へ圧送する加圧手段と、この加圧手段の上流
    側に設けられ、ヘリウムガスを加温する加温手段とを設
    けたことを特徴とする液体ヘリウム移送時の液体ヘリウ
    ム貯槽内圧保持装置。
JP13081092A 1992-05-22 1992-05-22 液体ヘリウム移送時の液体ヘリウム貯槽内圧保持方法及び装置 Pending JPH05322098A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022084066A (ja) * 2020-11-26 2022-06-07 大陽日酸株式会社 液体ヘリウム移液時の貯槽内圧力保持方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022084066A (ja) * 2020-11-26 2022-06-07 大陽日酸株式会社 液体ヘリウム移液時の貯槽内圧力保持方法及び装置

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