JPH05322071A - 合成樹脂管 - Google Patents
合成樹脂管Info
- Publication number
- JPH05322071A JPH05322071A JP28350091A JP28350091A JPH05322071A JP H05322071 A JPH05322071 A JP H05322071A JP 28350091 A JP28350091 A JP 28350091A JP 28350091 A JP28350091 A JP 28350091A JP H05322071 A JPH05322071 A JP H05322071A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- reinforcing rib
- synthetic resin
- plate
- integrally
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 曲げ強度と耐圧縮強度に優れた合成樹脂管を
提供する。 【構成】 硬質合成樹脂材料からなる内外二重管におい
て、内管２内に断面十字形状の補強リブ３を一体的に設
ける一方、該内管２の外周面と外管１の内周面間を螺旋
状補強リブ４によって一体に連設した構造を有する。
提供する。 【構成】 硬質合成樹脂材料からなる内外二重管におい
て、内管２内に断面十字形状の補強リブ３を一体的に設
ける一方、該内管２の外周面と外管１の内周面間を螺旋
状補強リブ４によって一体に連設した構造を有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、曲げ強度と耐圧縮強度
に富んだ合樹脂管に関するものである。
に富んだ合樹脂管に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、各種の合成樹脂管が開発され
ているが、合成樹脂管に適宜の強度を付与した構造のも
のとしては、例えば、実公昭５０ー３０８２４号公報に
開示されているように、管の内部に断面十字形状の補強
リブを長さ方向に設けたものや、特公昭４９ー１７０２
６号公報に記載されているように、内部に螺旋状の補強
リブを設けた合成樹脂管などがある。
ているが、合成樹脂管に適宜の強度を付与した構造のも
のとしては、例えば、実公昭５０ー３０８２４号公報に
開示されているように、管の内部に断面十字形状の補強
リブを長さ方向に設けたものや、特公昭４９ー１７０２
６号公報に記載されているように、内部に螺旋状の補強
リブを設けた合成樹脂管などがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ように断面十字形状の補強リブを設けた合成樹脂管にお
いては、曲げに対する強度は充分に保持しているが、圧
縮や捩りに対して弱く、外力を受けた場合に損傷し易い
という問題点がある。一方、後者の合成樹脂管のよう
に、螺旋状の補強リブを設けた場合、前者の合成樹脂管
とは反対に、耐圧縮強度と捩り強度とにおいては充分で
あるが、曲げに対しては弱くて折損が生じる恐れがあ
る。本発明はこのような問題点を解消し、両者の特長を
兼備した合成樹脂管の提供を目的とするものである。
ように断面十字形状の補強リブを設けた合成樹脂管にお
いては、曲げに対する強度は充分に保持しているが、圧
縮や捩りに対して弱く、外力を受けた場合に損傷し易い
という問題点がある。一方、後者の合成樹脂管のよう
に、螺旋状の補強リブを設けた場合、前者の合成樹脂管
とは反対に、耐圧縮強度と捩り強度とにおいては充分で
あるが、曲げに対しては弱くて折損が生じる恐れがあ
る。本発明はこのような問題点を解消し、両者の特長を
兼備した合成樹脂管の提供を目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の合成樹脂管は、実施例に対応する図面に示
すように、外管１内の中央部に内管２を配設してなる二
重管構造の合成樹脂管であって、内管２内に長さ方向に
平行な板状の補強リブ３を一体に設けると共に内管２の
外周面と外管１の内周面間を螺旋状の補強リブ４によっ
て一体に連設してなることを特徴とするものである。
に、本発明の合成樹脂管は、実施例に対応する図面に示
すように、外管１内の中央部に内管２を配設してなる二
重管構造の合成樹脂管であって、内管２内に長さ方向に
平行な板状の補強リブ３を一体に設けると共に内管２の
外周面と外管１の内周面間を螺旋状の補強リブ４によっ
て一体に連設してなることを特徴とするものである。
【０００５】
【作用】この合成樹脂管に曲げ力が作用すると、外管１
に螺旋状の補強リブ４を介して一体化している内管２に
曲げ力が伝達され、該内管２内の板状補強リブ３によっ
て曲げ力を強固に受止する。又、合成樹脂管に圧縮力や
捩りが作用すると、圧縮の場合には螺旋状の補強リブ４
がその板幅方向に圧縮作用を受けるが、補強リブ４の板
幅方向は大きな耐圧縮作用を発揮して、該補強リブ４を
介し内管２に圧縮力を受止させることができる。
に螺旋状の補強リブ４を介して一体化している内管２に
曲げ力が伝達され、該内管２内の板状補強リブ３によっ
て曲げ力を強固に受止する。又、合成樹脂管に圧縮力や
捩りが作用すると、圧縮の場合には螺旋状の補強リブ４
がその板幅方向に圧縮作用を受けるが、補強リブ４の板
幅方向は大きな耐圧縮作用を発揮して、該補強リブ４を
介し内管２に圧縮力を受止させることができる。
【０００６】一方、捩り力が作用すると、螺旋状補強リ
ブ４はその長さ方向に変形しようとするが、この螺旋状
補強リブ４の内外周端は全長に亘って内管２の外周面と
外管１の内周面とに一体化しているので、前記捩り作用
力に対して大きな耐圧作用を発揮するものである。
ブ４はその長さ方向に変形しようとするが、この螺旋状
補強リブ４の内外周端は全長に亘って内管２の外周面と
外管１の内周面とに一体化しているので、前記捩り作用
力に対して大きな耐圧作用を発揮するものである。
【０００７】
【実施例】本発明の実施例を図面について説明すると、
１は断面円形状の外管で、その内部中央に全長に亘って
同じく断面円形の小径内管２を配設してこれらの内外管
１、２により二重管を構成している。３は内管２内に設
けた断面十字形状の板状補強リブで、その板面を内管２
の長さ方向に平行させていると共に四方外端面を内管２
の内周面に全長に亘って一体に連設してある。
１は断面円形状の外管で、その内部中央に全長に亘って
同じく断面円形の小径内管２を配設してこれらの内外管
１、２により二重管を構成している。３は内管２内に設
けた断面十字形状の板状補強リブで、その板面を内管２
の長さ方向に平行させていると共に四方外端面を内管２
の内周面に全長に亘って一体に連設してある。
【０００８】なお、この板状補強リブ３は断面十字形状
以外に、断面三角形状等のように径方向に対する耐圧強
度を発揮する構造のものであればよい。４は外管１の内
周面と内管２の外周面間の空間部５に設けた螺旋状の補
強リブで、その螺旋状内周端面を内管２の外周面に全長
に亘って一体に連設していると共に螺旋状外周端面を外
管１の内周面に一体に連設してある。
以外に、断面三角形状等のように径方向に対する耐圧強
度を発揮する構造のものであればよい。４は外管１の内
周面と内管２の外周面間の空間部５に設けた螺旋状の補
強リブで、その螺旋状内周端面を内管２の外周面に全長
に亘って一体に連設していると共に螺旋状外周端面を外
管１の内周面に一体に連設してある。
【０００９】このように構成した内外二重管は、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等の硬質合成樹脂より一体成形
されているものである。この合成樹脂管は、螺旋状補強
リブ３を配設した空間部５や内管２の中空内部を流体の
通路として使用することができ、又、各種建築用材料や
枠部材等に採用することもできるものであり、その使用
時には、両補強リブ３、４によって大きな耐曲げ強度や
捩り強度、耐圧縮強度を発揮するものである。
チレン、ポリプロピレン等の硬質合成樹脂より一体成形
されているものである。この合成樹脂管は、螺旋状補強
リブ３を配設した空間部５や内管２の中空内部を流体の
通路として使用することができ、又、各種建築用材料や
枠部材等に採用することもできるものであり、その使用
時には、両補強リブ３、４によって大きな耐曲げ強度や
捩り強度、耐圧縮強度を発揮するものである。
【００１０】なお、内管２内に螺旋状補強リブを形成す
る一方、外管１と内管２間の空間部に断面十字形状の板
状補強リブを形成すると、板状補強リブによって曲げ強
度を奏することができるが、該板状補強リブの外端は外
管１の内周面に対して周方向には一部、即ち、肉厚部分
しか一体化していないために、板状リブ間の強度が劣っ
て耐圧縮強度が低下すると共に捩り方向は、板面に直交
する方向に作用して耐捩り力が弱くなるので好ましくな
い。
る一方、外管１と内管２間の空間部に断面十字形状の板
状補強リブを形成すると、板状補強リブによって曲げ強
度を奏することができるが、該板状補強リブの外端は外
管１の内周面に対して周方向には一部、即ち、肉厚部分
しか一体化していないために、板状リブ間の強度が劣っ
て耐圧縮強度が低下すると共に捩り方向は、板面に直交
する方向に作用して耐捩り力が弱くなるので好ましくな
い。
【００１１】
【発明の効果】以上のように本発明の合成樹脂管によれ
ば、外管１内の中央部に内管２を配設してなる二重管構
造の合成樹脂管であって、内管２内に長さ方向に平行な
板状の補強リブ３を一体に設けると共に内管２の外周面
と外管１の内周面間を螺旋状の補強リブ４によって一体
に連設してなるものであるから、曲げ力が作用した場合
には、螺旋状補強リブ４を介して内管２内の板状補強リ
ブ３により充分な耐曲げ強度を発揮させることができ、
また、捩り力や圧縮力等の外力が作用した場合には、螺
旋状の補強リブ４は内外管１、２に対し、周方向及び長
さ方向に連続して一体化しているので、該リブ４の板面
方向で外力を強固に受止することができ、長期の使用に
供し得るものである。
ば、外管１内の中央部に内管２を配設してなる二重管構
造の合成樹脂管であって、内管２内に長さ方向に平行な
板状の補強リブ３を一体に設けると共に内管２の外周面
と外管１の内周面間を螺旋状の補強リブ４によって一体
に連設してなるものであるから、曲げ力が作用した場合
には、螺旋状補強リブ４を介して内管２内の板状補強リ
ブ３により充分な耐曲げ強度を発揮させることができ、
また、捩り力や圧縮力等の外力が作用した場合には、螺
旋状の補強リブ４は内外管１、２に対し、周方向及び長
さ方向に連続して一体化しているので、該リブ４の板面
方向で外力を強固に受止することができ、長期の使用に
供し得るものである。
【図１】一部の縦断側面図、
【図２】縦断正面図。
１ 外管 ２ 内管 ３ 板状補強リブ ４ 螺旋状補強リブ
Claims (1)
- 【請求項１】 外管１内の中央部に内管２を配設してな
る二重管構造の合成樹脂管であって、内管２内に長さ方
向に平行な板状の補強リブ３を一体に設けると共に内管
２の外周面と外管１の内周面間を螺旋状の補強リブ４に
よって一体に連設してなることを特徴とする合成樹脂
管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28350091A JPH05322071A (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 合成樹脂管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28350091A JPH05322071A (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 合成樹脂管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05322071A true JPH05322071A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=17666353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28350091A Pending JPH05322071A (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 合成樹脂管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05322071A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013253639A (ja) * | 2012-06-06 | 2013-12-19 | Ihi Corp | 流体移送用多重ホース |
| CN114719094A (zh) * | 2022-04-14 | 2022-07-08 | 诸暨市亨科管道科技有限公司 | 一种新型管材 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59205091A (ja) * | 1983-05-04 | 1984-11-20 | 市川 博夫 | 多重式流路管 |
-
1991
- 1991-10-02 JP JP28350091A patent/JPH05322071A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59205091A (ja) * | 1983-05-04 | 1984-11-20 | 市川 博夫 | 多重式流路管 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013253639A (ja) * | 2012-06-06 | 2013-12-19 | Ihi Corp | 流体移送用多重ホース |
| CN114719094A (zh) * | 2022-04-14 | 2022-07-08 | 诸暨市亨科管道科技有限公司 | 一种新型管材 |
| CN114719094B (zh) * | 2022-04-14 | 2023-12-01 | 诸暨市亨科管道科技有限公司 | 一种新型管材 |
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