JPH05321962A - 走行車輌の緊急ブレーキ機構 - Google Patents

走行車輌の緊急ブレーキ機構

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JPH05321962A
JPH05321962A JP4128943A JP12894392A JPH05321962A JP H05321962 A JPH05321962 A JP H05321962A JP 4128943 A JP4128943 A JP 4128943A JP 12894392 A JP12894392 A JP 12894392A JP H05321962 A JPH05321962 A JP H05321962A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来技術では、ブレーキカムの回動量が多く
なり、制動バネを必要以上に伸長する必要があり、モー
タアクチュエータに多大な負荷が掛かっていた。この点
を改善するものである。 【構成】 ブレーキカム29の制動と解除の操作を、モ
ータアクチュエータ2の伸縮により通常制動アーム7を
回動し、該通常制動アーム7と係合されて一体的に回動
する緊急制動アーム5に結合したブレーキワイヤ8を操
作することにより行う構成において、モータアクチュエ
ータ2と通常制動アーム7の中間に、ブレーキロック緩
和機構Sを介装した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気的な信号により発
進・停止を操作し、緊急時に停止可能の緊急停止機構を
具備した走行車輌のブレーキ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、特願平4−61752号先願
の如く、ブレーキ機構の内部に摩擦板の接合において発
生する衝撃を緩和する為の皿バネを介装し、ブレーキロ
ック緩和機構とした技術は、同一出願人により出願され
ているのである。また上記先願においては、緊急制動バ
ネを緊急制動アームに装着しており、ブレーキワイヤを
介してブレーキアームの回動を行っていたのである。ま
た、該先願においては、ブレーキ位置検出スイッチを設
置せずに、モータアクチュエータの伸長方向の最大スト
ローク位置を、ブレーキ解除位置検出の代替としていた
のである。また、該先願においては、ブレーキが解除さ
れ車両が発進されるまでの時間が、ブレーキワイヤの伸
びの変化により大きく影響を受けていたのである。また
該先願においては、ブレーキワイヤの点検交換時期を検
出する為の、専用のマイクロスイッチを設けていたので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の構成では、ブレーキカムの回動量が多くなり、制動
バネを不要に伸長する必要があり、モータアクチュエー
タに多大な負荷が掛かっていた。また車両搭載重量が重
くなると、スムーズな制動が困難となり、ブレーキの制
動遅れが発生し、その間は車両の速度変化が激しくな
り、緊急制動時の衝撃音が大きくり、ブレーキワイヤに
衝撃荷重がかかるという不具合があったのである。ま
た、従来は緊急制動バネを緊急制動アームに介装してい
たので、ブレーキワイヤの切断時及びブレーキワイヤが
伸びきった場合に、ブレーキの制動が不可能となり、緊
急制動時には、通常よりも数倍の負荷がブレーキワイヤ
に作用する為、ブレーキワイヤが伸びる量が多くなり、
ブレーキワイヤの長さの調整頻度が多くなるという不具
合があったのである。
【0004】また、ブレーキ位置検出スイッチが設けら
れていなかったので、ブレーキ解除位置が不明で、モー
タアクチュエータが解除位置を過ぎても、最大ストロー
ク位置まで余分な作動をする必要があった。その逆に制
動時に遊び量が多くなる結果となり、必要な制動力を得
るまでの時間が長くなり、走行路が平坦路から下り坂に
変わった時に、オーバーランの量が多くなるという不具
合があったのである。また、モータアクチュエータの最
大ストローク位置を、解除点のぎりきりの位置に設計す
ることは、ブレーキワイヤの伸び調整代を考慮すると不
可能であったのである。
【0005】また緊急制動アーム検出スイッチが設けら
れていなかったので、ブレーキが解除され、車両が発進
するまでの時間が、ブレーキワイヤの伸びにより大きく
影響を受けていた。従ってブレーキワイヤが伸びた場合
に、その都度、ブレーキワイヤ8の長さを調節する必要
があった。また従来は、ブレーキワイヤの点検・交換時
期を検出する為の、専用のマイクロスイッチを設置する
必要があったのである。本発明は以上のような先願の不
具合を解消するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、ブレーキカム29の制動と解
除の操作を、モータアクチュエータ2の伸縮により通常
制動アーム7を回動し、該通常制動アーム7と係合され
て一体的に回動する緊急制動アーム5に結合したブレー
キワイヤ8を操作することにより行う構成において、モ
ータアクチュエータ2と通常制動アーム7の中間に、ブ
レーキロック緩和機構Sを介装したものである。
【0007】また、緊急制動バネ1をブレーキカム29
に結合されたブレーキアーム11に直接装着し、緊急制
動時のダンパースプリング20を緊急制動アーム5に介
装したものである。
【0008】また、ブレーキカム29の解除位置を、ブ
レーキカム29に結合されたブレーキアーム11の位置
にて検出すべく、ブレーキ位置検出スイッチ10を設け
たものである。
【0009】また、緊急制動アーム5上又は通常制動ア
ーム7上に緊急制動アーム検出スイッチ9を設けたもの
である。
【0010】また、ブレーキカム29の解除を検出する
為のブレーキ位置検出スイッチ10の信号と、モータア
クチュエータ2の伸び側最大位置の検出信号により、ブ
レーキワイヤ8の切断・調整・交換時期を検出すべく構
成したものである。
【0011】
【作用】次に作用を説明する。エンジンEからの動力が
ミッションケースMに伝達されて、車軸31・31を駆
動する。通常の発進・停止は、無線操縦ボックスに設け
た発進・停止スイッチにより行い、更に座席の前の発進
・停止ペダルにより可能である。しかし、実際に走行制
御を行うのは無線操縦であり、通常の停止はモータアク
チュエータ2の操作により、また緊急の停止は、緊急制
動バネ1であり、自動制動である。この制動フィーリン
グを良好にする為に、ブレーキロック緩和機構Sを設け
ている。またブレーキワイヤ8の伸びによる不具合を解
消する為に、ブレーキ位置検出スイッチ10を設け、ま
た緊急制動アーム検出スイッチ9を設けている。
【0012】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は走行車輌の全
体側面図、図2は本発明の走行車輌のブレーキ機構の側
面図、図3は走行車輌のブレーキ機構の平面図、図4は
ミッションケースMの側面に付設したブレーキ機構の側
面図、図5はブレーキ機構の後面断面図である。
【0013】図1の本実施例においては、走行車両とし
て無線操縦でかつ乗車可能なゴルフカートが図示されて
いる。本構成においては、オペレーターは走行車輌に乗
車した状態でも、無線操縦ボックスの発進・停止スイッ
チにより操作することができる。また座席部分に設けた
発進・停止ペダルの操作によっても、発進・停止が出来
るのである。また走行車輌から離れた位置で、無線操縦
ボックスのスイッチの操作により無人状態の発進停止が
出来ることは勿論である。
【0014】図1に、座席の下方に変速レバー27を配
置した構成が開示されている。変速レバー27はミッシ
ョンケースM内の変速ギアを摺動することにより、前進
と後進を操作するのである。この操作は通常は殆ど行わ
ず、車庫から走行車輌を出したり、また車庫に収納する
場合のような特殊な場合にのみ操作するものである。該
変速レバー27の操作を変速ワイヤ22によりミッショ
ンケースM内の変速ギアに伝達するのであるが、該変速
ワイヤ22のアウタ受け35が、ミッションケースMの
側方のブレーキケースCに設けたワイヤ受けブラケット
21に固定されている。該ワイヤ受けブラケット21に
はブレーキワイヤ8のアウタ受け36も設けられている
のである。
【0015】ミッションケースMは左右の割形ミッショ
ンに構成されており、該ミッションケースMから左右に
車軸31・31が突出されている。ミッションケースM
の左側側面に間座ブレーキケース38が介装されて、そ
の外側にブレーキケースCが固定されている。また前述
したワイヤ受けブラケット21はブレーキケースCの上
面の平坦部に固定されている。
【0016】次に図4と図5において、本発明のブレー
キ機構の詳細を説明する。ブレーキ軸39が間座ブレー
キケース38の内部に突出した部分に制動摩擦板37が
介装されている。ブレーキワイヤ8の操作によりブレー
キカム軸25が回動し、ブレーキカム軸25の内端のブ
レーキカム29が、ブレーキアクチュエータ26と係合
していることにより、ブレーキアクチュエータ26がブ
レーキケースCの内部で回動するのである。該ブレーキ
アクチュエータ26には涙滴孔が構成され、また対向す
る位置のブレーキケースCの内部にも涙滴孔が構成され
ているのである。両涙滴孔の間に嵌挿してカムボール2
8が配置されている。前記ブレーキカム29によりブレ
ーキアクチュエータ26が回動すると、両涙滴孔の位置
がずれて、カムボール28が押し出され、ブレーキアク
チュエータ26が制動摩擦板37を押圧する方向に押し
出される。
【0017】該ブレーキアクチュエータ26による最初
の押圧時には、ブレーキロック緩和機構Sに構成した、
衝撃緩和バネ13が撓むだけであり、制動力が緩慢に作
用するのである。この状態が可能となったことにより、
無人走行車輌の走行速度制御を行うことが可能となった
のである。次に図2と図3により、無人走行車輌のブレ
ーキ機構について説明する。
【0018】発進・停止ペダルが設けられているが、該
ペダルの回動操作も電気信号に変更され、モータアクチ
ュエータ2や緊急制動ソレノイド4を操作すべく構成さ
れている。実際に最終的にブレーキワイヤ8を操作する
のは、モータアクチュエータ2と緊急制動バネ1の2つ
の力のみである。そして通常の発進・停止信号の場合に
は、モータアクチュエータ2を伸縮作動させる操作とな
る。該モータアクチュエータ2はモータの回転により伸
縮し、通常制動アーム7を一定の速度で左右に回動する
のである。
【0019】故に通常制動アーム7の回動速度は発進・
停止において、同じ速度であり、走行車輌の発進・停止
はゆったりと行われる。該モータアクチュエータ2はブ
ラケット3の上で、左側端部を枢支軸40により枢支さ
れており、通常制動アーム7を回動すべく伸縮を可能と
している。そして該通常制動アーム7の先端に、係合ピ
ンアーム16が枢支軸17により枢支されており、該係
合ピンアーム16より上方へ向けて係合ピン6が突設さ
れている。該係合ピン6が緊急制動アーム5の係合突起
15に係合・解除可能に配置されている。
【0020】該係合ピン6が緊急制動アーム5の係合突
起15と係合していることにより、モータアクチュエー
タ2の伸縮力が、通常制動アーム7から係合ピン6を介
して緊急制動アーム5に伝達される。そして緊急制動ア
ーム5が枢支軸19を中心に回動することにより、モー
タアクチュエータ2の伸縮力がブレーキワイヤ8に伝達
されるのである。緊急制動ソレノイド4の作動により、
係合ピンアーム16が回動し、係合ピン6と緊急制動ア
ーム5の係合状態が解除される。これにより、緊急制動
アーム5は自由に回動可能となり、緊急制動バネ1の収
縮力により、枢支軸19を中心に一気に回動し、ブレー
キアーム11を引っ張り、緊急制動を掛けるのである。
【0021】本発明においては、ブレーキロック緩和機
構Sはプッシュロッド18と、バネホルダ12と衝撃緩
和バネ13とバネスペーサ42とバネピン43から構成
され、モータアクチュエータ2と通常制動アーム7の中
間に構成されている。モータアクチュエータ2に対して
は、ボルトにより結合され、通常制動アーム7にはピン
により結合されている。バネホルダ12はパイプ状に構
成されており、貫通された長孔をもっている。このパイ
プ状の内部をプッシュロッド18が摺動するが、このプ
ッシュロッド18の動きはバネピン43及び長孔により
その範囲が規制される。
【0022】ブレーキ解除時は、まずモータアクチュエ
ータ2が伸びるが、衝撃緩和バネ13が縮められ、衝撃
緩和バネ13のガイドがモータアクチュエータ2側に当
たるまで、通常制動アーム7は動かない。しかしこの
間、ブレーキ制動力は衝撃緩和バネ13が縮んだ分弱め
られ、通常制動アーム7が動きだすとブレーキカム29
が解除され、スムーズな発進が可能となる。モータアク
チュエータ2を収縮したブレーキ制動において、前述の
逆の制動性能が得られる。即ち初期の制動力は、衝撃緩
和バネ13の撓んだ分だけ制動力は弱められており、モ
ータアクチュエータ2が縮むに連れて、衝撃緩和バネ1
3の撓みは少なくなり、制動力は増大する。バネピン4
3がバネホルダ12の先端側に当たる位置からは、緊急
制動バネ1の全成分が制動力として作用する。
【0023】該緊急停止を行う為の緊急制動ソレノイド
4を、通常制動アーム7から突出したソレノイドブラケ
ット30により支持している。該ソレノイドブラケット
30は、緊急制動アーム5に固設した緊急制動アーム検
出スイッチ9の押動操作板30を兼用している。
【0024】ブレーキカム29に結合されるブレーキア
ーム11は、2本のアームとボスにより構成され、各ア
ームに緊急制動バネ1と、その制動力を解除する為のブ
レーキワイヤ8が装着される。モータアクチュエータ2
により通常制動アーム7が回動されるが、それと一体的
となり緊急制動アーム5が回動され、該緊急制動アーム
5にブレーキワイヤ8が連結されている。モータアクチ
ュエータ2が伸びると、ブレーキワイヤ8に荷重が作用
し、緊急制動バネ1よりもその荷重が大きくなると、ブ
レーキカム29が解除される。緊急制動時には緊急制動
アーム5が自由回動可能となる為に、ブレーキワイヤ8
の引張力が0となり、緊急制動バネ1によりブレーキア
ーム11が制動側に回動される。
【0025】ブレーキアーム11には、スイッチ作用ピ
ン14が溶接されており、該スイッチ作用ピン14がワ
イヤ受けブラケット21に固定されたブレーキ位置検出
スイッチ10をON−OFFさせる。該ブレーキ位置検
出スイッチ10がONとなった時点で、モータアクチュ
エータ2の回転を停止する。故にモータアクチュエータ
2が制動が出来るだけ早く出来る位置で停止されること
となるのである。また該ブレーキ位置検出スイッチ10
がワイヤ受けブラケット21に固定されているので、ブ
レーキの解除位置と制動位置の調整が容易となったので
ある。
【0026】車両が発進する為の用意として、モータア
クチュエータ2は収縮し、通常制動アーム7の先端に枢
支される係合ピン6が緊急制動アーム5の係合突起に当
たるよう、両者間の間隙を確保する。この係合ピン6と
緊急制動アーム5の間の間隙が大きいと、発進時間が遅
れ、少なすぎると通常制動アーム7と緊急制動アーム5
が一体に回動出来なくなる。製造時にはこの間隙が限界
の少ない間隙に調整されるが、ブレーキワイヤ8が伸び
てくると、間隙が大きくなり、発進遅れが大きくなる。
ブレーキワイヤ8が伸びても初期に設定した限界の間隙
が確保できる位置にて、モータアクチュエータ2の収縮
を止めてやれば、発進時間は最適に保たれる。このモー
タアクチュエータ2の停止位置をブレーキ位置検出スイ
ッチ10にて検出している。
【0027】従来の構造では、モータアクチュエータ2
の伸縮ストロークを、ほぼ最大値にて使用していた為、
自動調整用の余裕がなかった。本構成ではモータアクチ
ュエータ2の伸縮ストロークに余裕が出来たのである。
【0028】モータアクチュエータ2のストロークが最
大の位置にいるにも係わらず、ブレーキ位置検出スイッ
チ10がONされなければ、ブレーキワイヤ8の切断も
しくは、調整不良であると考えられるので、ブレーキ警
報信号として警報装置に表示するのである。従来のブレ
ーキ構造では、モータアクチュエータ2のストロークを
最大限使用していた為に、常にモータアクチュエータ2
の伸び限界信号が発生し、ワイヤ点検・交換時期の検出
信号としての特別な意味を持たせることが出来なかった
のであるが、本発明においては、緊急制動アーム検出ス
イッチ9とブレーキ位置検出スイッチ10を設けたこと
により、ブレーキ位置検出スイッチ10とモータアクチ
ュエータ2の最大位置により警報信号を発生することが
可能となったのである。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く構
成したので、下り坂での自動制動において、急勾配でも
スムーズで、しかも、タイヤがロックされることを防止
できる為、良好な制動フィーリングを得ることが出来
る。またブレーキ作動遅れの原因となる弱すぎて不用な
制動力の成分が予め除去できるので、モータアクチュエ
ータ2の作動ロスを少なくすることが出来、精度の高い
制動制御が可能となった。また緊急制動バネ1の伸び変
化量を無くすことができ、緊急制動時の衝撃及びブレー
キ構成部に生じる衝撃力を少なくすることが出来たので
ある。
【0030】請求項2の如く構成したので、ブレーキワ
イヤ8にはブレーキを解除する時のみ作動力が作用し、
緊急時には荷重が掛からないので、ブレーキケーブルの
寿命を長くすることが出来たのである。またブレーキワ
イヤ8が切断した場合にも、確実に緊急ブレーキが作用
するので、安全性の向上が図れるのである。またダンパ
ースプリング20を介装することにより、ブレーキワイ
ヤ8のガタを除去することができ、モータアクチュエー
タ2の作動を確実にブレーキカム29に伝達できる構造
となったのである。またダンパースプリング20の装着
により緊急制動時のリンク部の衝撃を低減することが出
来たのである。
【0031】請求項3の如く構成したので、ブレーキカ
ム29の解除から制動までの時間を最短に出来るので、
走行路の急激な変化、特に上り坂から下り坂への凸変化
に対しても、走行速度変化の少ない制御が可能となった
のである。またブレーキワイヤ8の伸びによる長さ変化
に影響を受けることなく、ブレーキ遊び量が一定に保た
れるのである。
【0032】請求項4の如く構成したので、ブレーキワ
イヤ8の伸びに関係なく、ブレーキ解除時間を一定に、
しかも最短の時間でブレーキ解除の動作が行なえる様に
なったのである。
【0033】請求項5の如く構成したので、ブレーキワ
イヤ8の点検・交換時期を検出する為のマイクロスイッ
チを別に設ける必要がなく、モータアクチュエータ2の
伸長側最大位置と、ブレーキ位置検出スイッチ10によ
りこれを代行することが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行車輌の全体側面図。
【図2】本発明の走行車輌のブレーキ機構の側面図。
【図3】走行車輌のブレーキ機構の平面図。
【図4】ミッションケースMの側面に付設したブレーキ
機構の側面図。
【図5】ブレーキ機構の後面断面図である。
【記号の説明】M ミッションケース 1 緊急制動バネ 2 モータアクチュエータ 3 ブラケット 4 緊急制動ソレノイド 5 緊急制動アーム 6 係合ピン 7 通常制動アーム 8 ブレーキワイヤ 9 緊急制動アーム検出スイッチ 10 ブレーキ位置検出スイッチ 11 ブレーキアーム 12 バネホルダ 13 衝撃緩和バネ 14 スイッチ作用ピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキカム29の制動と解除の操作
    を、モータアクチュエータ2の伸縮により通常制動アー
    ム7を回動し、該通常制動アーム7と係合されて一体的
    に回動する緊急制動アーム5に結合したブレーキワイヤ
    8を操作することにより行う構成において、モータアク
    チュエータ2と通常制動アーム7の中間に、ブレーキロ
    ック緩和機構Sを介装したことを特徴とする走行車輌の
    緊急ブレーキ機構。
  2. 【請求項2】 ブレーキカム29の制動と解除の操作
    を、モータアクチュエータ2の伸縮により通常制動アー
    ム7を回動し、該通常制動アーム7と係合されて一体的
    に回動する緊急制動アーム5に結合したブレーキワイヤ
    8を操作することにより行う構成において、緊急制動バ
    ネ1をブレーキカム29に結合されたブレーキアーム1
    1に直接装着し、緊急制動時のダンパースプリング20
    を緊急制動アーム5に介装したことを特徴とする走行車
    輌の緊急ブレーキ機構。
  3. 【請求項3】 ブレーキカム29の制動と解除の操作
    を、モータアクチュエータ2の伸縮により通常制動アー
    ム7を回動し、該通常制動アーム7と係合されて一体的
    に回動する緊急制動アーム5に結合したブレーキワイヤ
    8を操作することにより行う構成において、ブレーキカ
    ム29の解除位置を、ブレーキカム29に結合されたブ
    レーキアーム11の位置にて検出すべく、ブレーキ位置
    検出スイッチ10を設けたことを特徴とする走行車輌の
    緊急ブレーキ機構。
  4. 【請求項4】 ブレーキカム29の制動と解除の操作
    を、モータアクチュエータ2の伸縮により通常制動アー
    ム7を回動し、該通常制動アーム7と係合されて一体的
    に回動する緊急制動アーム5に結合したブレーキワイヤ
    8を操作することにより行う構成において、緊急制動ア
    ーム5上又は通常制動アーム7上に緊急制動アーム検出
    スイッチ9を設けたことを特徴とする走行車輌の緊急ブ
    レーキ機構。
  5. 【請求項5】 ブレーキカム29の制動と解除の操作
    を、モータアクチュエータ2の伸縮により通常制動アー
    ム7を回動し、該通常制動アーム7と係合されて一体的
    に回動する緊急制動アーム5に結合したブレーキワイヤ
    8を操作することにより行う構成において、ブレーキカ
    ム29の解除を検出する為のブレーキ位置検出スイッチ
    10の信号と、モータアクチュエータ2の伸び側最大位
    置の検出信号により、ブレーキワイヤ8の切断・調整・
    交換時期を検出すべく構成したことを特徴とする走行車
    輌の緊急ブレーキ機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019180843A1 (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 日立建機株式会社 作業車両

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019180843A1 (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 日立建機株式会社 作業車両
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