JPH05321905A - 油圧駆動制御装置 - Google Patents
油圧駆動制御装置Info
- Publication number
- JPH05321905A JPH05321905A JP12765492A JP12765492A JPH05321905A JP H05321905 A JPH05321905 A JP H05321905A JP 12765492 A JP12765492 A JP 12765492A JP 12765492 A JP12765492 A JP 12765492A JP H05321905 A JPH05321905 A JP H05321905A
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- Japan
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- hydraulic
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- valve
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フローフォースの悪影響を排除し、圧力補償
特性を向上させることができる油圧駆動制御装置を提供
すること。 【構成】 圧力補償弁6A、6Bはその上流圧PZA、P
ZBと最大負荷圧PLSとを導入し、流量制御弁4A、4B
の前後差圧が所定の差圧(PS−PLS)となるように制
御する。通常では、圧力補償弁6A、6Bに生じるフロ
ーフォースにより、圧力補償特性が悪化するが、絞り1
0A、10Bおよび圧力制御弁12A、12Bを設け、
負荷圧PLA、PLBが小さくなるほど圧力制御弁12A、
12Bの流量を多くして圧力補償弁6A、6Bへ導入さ
れる最大負荷圧を減少させ、フローフォースによる圧力
減少を補償する。
特性を向上させることができる油圧駆動制御装置を提供
すること。 【構成】 圧力補償弁6A、6Bはその上流圧PZA、P
ZBと最大負荷圧PLSとを導入し、流量制御弁4A、4B
の前後差圧が所定の差圧(PS−PLS)となるように制
御する。通常では、圧力補償弁6A、6Bに生じるフロ
ーフォースにより、圧力補償特性が悪化するが、絞り1
0A、10Bおよび圧力制御弁12A、12Bを設け、
負荷圧PLA、PLBが小さくなるほど圧力制御弁12A、
12Bの流量を多くして圧力補償弁6A、6Bへ導入さ
れる最大負荷圧を減少させ、フローフォースによる圧力
減少を補償する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流量制御弁の操作量に
応じて油圧アクチュエータを駆動制御する油圧駆動制御
装置に関する。
応じて油圧アクチュエータを駆動制御する油圧駆動制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧アクチュエータを駆動するための制
御方式は種々提案されているが、流量制御弁の前後差圧
を所定の値に制御するいわゆるロードセンシング制御方
式は、負荷の大きさに影響されずに油圧アクチュエータ
を当該流量制御弁の開度に応じて駆動制御することがで
きる優れた方式である。以下、このようなロードセンシ
ング制御方式を用いた油圧駆動制御装置を図3により説
明する。
御方式は種々提案されているが、流量制御弁の前後差圧
を所定の値に制御するいわゆるロードセンシング制御方
式は、負荷の大きさに影響されずに油圧アクチュエータ
を当該流量制御弁の開度に応じて駆動制御することがで
きる優れた方式である。以下、このようなロードセンシ
ング制御方式を用いた油圧駆動制御装置を図3により説
明する。
【0003】図3は従来の油圧駆動制御装置の油圧回路
図である。図で、1は可変容量油圧ポンプ(以下、単に
油圧ポンプという)、1aは油圧ポンプ1のおしのけ容
積可変機構(以下、斜板で代表させる)、2は斜板1a
の傾転を制御するレギュレータ、3A、3Bは油圧ポン
プ1により駆動される油圧アクチュエータ、4A、4B
は各油圧アクチュエータ3A、3Bの駆動を制御する流
量制御弁、5は油圧回路の最大圧力を規定するリリーフ
弁である。6A、6Bはそれぞれ流量制御弁4A、4B
と油圧アクチュエータ3A、3Bとの間に配置された圧
力補償弁であり、a、bは各圧力補償弁6A、6Bのパ
イロットポートの圧力室を示す。7、8はシャトル弁で
ある。
図である。図で、1は可変容量油圧ポンプ(以下、単に
油圧ポンプという)、1aは油圧ポンプ1のおしのけ容
積可変機構(以下、斜板で代表させる)、2は斜板1a
の傾転を制御するレギュレータ、3A、3Bは油圧ポン
プ1により駆動される油圧アクチュエータ、4A、4B
は各油圧アクチュエータ3A、3Bの駆動を制御する流
量制御弁、5は油圧回路の最大圧力を規定するリリーフ
弁である。6A、6Bはそれぞれ流量制御弁4A、4B
と油圧アクチュエータ3A、3Bとの間に配置された圧
力補償弁であり、a、bは各圧力補償弁6A、6Bのパ
イロットポートの圧力室を示す。7、8はシャトル弁で
ある。
【0004】図中、PS は油圧ポンプ1の吐出圧(ポン
プ圧)、PZAは流量制御弁4Aと圧力補償弁6Aとの間
の圧力、PZBは流量制御弁4Bと圧力補償弁6Bとの間
の圧力、PLAは油圧アクチュエータ3Aの負荷圧、PLB
は油圧アクチュエータ3Bの負荷圧、PLSは各負荷圧の
うちの最大負荷圧を示す。なお、最大負荷圧PLSは、図
示の場合、シャトル弁7、8により選択された負荷圧P
LA、PLBのうちの大きい方の負荷圧である。
プ圧)、PZAは流量制御弁4Aと圧力補償弁6Aとの間
の圧力、PZBは流量制御弁4Bと圧力補償弁6Bとの間
の圧力、PLAは油圧アクチュエータ3Aの負荷圧、PLB
は油圧アクチュエータ3Bの負荷圧、PLSは各負荷圧の
うちの最大負荷圧を示す。なお、最大負荷圧PLSは、図
示の場合、シャトル弁7、8により選択された負荷圧P
LA、PLBのうちの大きい方の負荷圧である。
【0005】油圧アクチュエータ3A、3Bを駆動すべ
く、図示しない操作手段を操作すると、流量制御弁4
A、4Bは操作手段の操作量に応じた開度に操作され、
流量制御弁4A、4B、圧力補償弁6A、6Bを通る油
圧ポンプからの圧油により油圧アクチュエータ3A、3
Bが駆動される。この状態において、各油圧アクチュエ
ータ3A、3Bの管路にはそれぞれ負荷圧PLA、PLBが
発生し、レギュレータ2は、ポンプ圧PS と最大負荷圧
PLSとを導入することにより、両者の差(差圧)に応じ
て斜板1aの傾転を制御する。一方、圧力補償弁6A、
6Bは、それぞれ、その圧力室aに圧力PZA、PZBが、
又、ばね側の圧力室bに最大負荷圧PLSが導入されるこ
とにより、各流量制御弁4A、4Bの前後差圧(PS−
PZA)、(PS−PZB)が上記差圧(PS−PLS)になる
ように制御する。これにより、油圧アクチュエータ3
A、3Bには、それらの負荷に変動があっても、流量制
御弁4A、4Bの開度に応じた流量が供給される。
く、図示しない操作手段を操作すると、流量制御弁4
A、4Bは操作手段の操作量に応じた開度に操作され、
流量制御弁4A、4B、圧力補償弁6A、6Bを通る油
圧ポンプからの圧油により油圧アクチュエータ3A、3
Bが駆動される。この状態において、各油圧アクチュエ
ータ3A、3Bの管路にはそれぞれ負荷圧PLA、PLBが
発生し、レギュレータ2は、ポンプ圧PS と最大負荷圧
PLSとを導入することにより、両者の差(差圧)に応じ
て斜板1aの傾転を制御する。一方、圧力補償弁6A、
6Bは、それぞれ、その圧力室aに圧力PZA、PZBが、
又、ばね側の圧力室bに最大負荷圧PLSが導入されるこ
とにより、各流量制御弁4A、4Bの前後差圧(PS−
PZA)、(PS−PZB)が上記差圧(PS−PLS)になる
ように制御する。これにより、油圧アクチュエータ3
A、3Bには、それらの負荷に変動があっても、流量制
御弁4A、4Bの開度に応じた流量が供給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、周知のよう
に、スプールの開路を介して圧油が流れる場合、スプー
ルにフローフォースが作用する。上記油圧駆動制御装置
においては、流量が比較的大きく両負荷圧の差が大きい
場合、当該フローフォースの影響が大きくなり、圧力補
償弁6A、6Bの圧力補償特性が悪化するという問題が
ある。これを以下に説明する。
に、スプールの開路を介して圧油が流れる場合、スプー
ルにフローフォースが作用する。上記油圧駆動制御装置
においては、流量が比較的大きく両負荷圧の差が大きい
場合、当該フローフォースの影響が大きくなり、圧力補
償弁6A、6Bの圧力補償特性が悪化するという問題が
ある。これを以下に説明する。
【0007】今、油圧アクチュエータ3Aの負荷が油圧
アクチュエータ3Bの負荷より小さい場合における圧力
補償弁6Aのスプールの釣合いに注目する。ここで、 A:圧力補償弁6Aの圧力室a、bの受圧面積 F:フローフォース f:圧力補償弁6Aのばねによる力 とすると、釣合いの式は次のようになる。 A・PZA=A・PLS+f+F……………(1) (1)式を変形すると、 PS−PZA=PS−PLS−(f+F)/A……………(2) となる。
アクチュエータ3Bの負荷より小さい場合における圧力
補償弁6Aのスプールの釣合いに注目する。ここで、 A:圧力補償弁6Aの圧力室a、bの受圧面積 F:フローフォース f:圧力補償弁6Aのばねによる力 とすると、釣合いの式は次のようになる。 A・PZA=A・PLS+f+F……………(1) (1)式を変形すると、 PS−PZA=PS−PLS−(f+F)/A……………(2) となる。
【0008】上記(2)式の左辺は流量制御弁4Aの前
後差圧であり、したがってこの差圧を値(PS −PLS)
とするのが圧力補償弁6Aの機能であるが、フローフォ
ースFはポンプ圧PSと負荷圧PLAとの差が大きくなる
につれて増加し、このため、(2)式から判るように、
流量制御弁4Aの前後差圧を低下させてしまい、圧力補
償特性を悪化させることとなる。これを図4に示す。
後差圧であり、したがってこの差圧を値(PS −PLS)
とするのが圧力補償弁6Aの機能であるが、フローフォ
ースFはポンプ圧PSと負荷圧PLAとの差が大きくなる
につれて増加し、このため、(2)式から判るように、
流量制御弁4Aの前後差圧を低下させてしまい、圧力補
償特性を悪化させることとなる。これを図4に示す。
【0009】図4は図3に示す圧力補償弁6Aの圧力補
償特性を示す図であり、横軸に圧力差(PS−PLA)、
縦軸に流量制御弁4Aを流れる流量Qがとってある。図
4から明らかなように、本来、圧力差(PS−PLA)が
変化しても一定であるべき流量Qは圧力差(PS−
PLA)が増加するにつれてフローフォースの影響を受け
て減少し、所期の圧力補償特性を得ることはできない。
償特性を示す図であり、横軸に圧力差(PS−PLA)、
縦軸に流量制御弁4Aを流れる流量Qがとってある。図
4から明らかなように、本来、圧力差(PS−PLA)が
変化しても一定であるべき流量Qは圧力差(PS−
PLA)が増加するにつれてフローフォースの影響を受け
て減少し、所期の圧力補償特性を得ることはできない。
【0010】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、フローフォースによる悪影響を排除し、圧
力補償特性を向上させることができる油圧駆動制御装置
を提供することにある。
題を解決し、フローフォースによる悪影響を排除し、圧
力補償特性を向上させることができる油圧駆動制御装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、可変容量油圧ポンプと、この可変容量油
圧ポンプにより駆動される複数の油圧アクチュエータ
と、これら各油圧アクチュエータの駆動をそれぞれ制御
する各流量制御弁と、これら各流量制御弁と前記各油圧
アクチュエータとの間に介在し前記各流量制御弁の前後
差圧がそれぞれ所定圧力になるように補償する各圧力補
償弁と、前記可変容量油圧ポンプの吐出圧と前記各油圧
アクチュエータのうちの最大負荷圧との差圧が一定圧力
になるように前記可変容量油圧ポンプのおしのけ容積を
制御する制御手段とを備えた油圧駆動制御装置におい
て、前記各油圧アクチュエータの負荷圧に応じて前記各
圧力補償弁に導かれる最大負荷圧を調節する各調節手段
を設けたことを特徴とする。
め、本発明は、可変容量油圧ポンプと、この可変容量油
圧ポンプにより駆動される複数の油圧アクチュエータ
と、これら各油圧アクチュエータの駆動をそれぞれ制御
する各流量制御弁と、これら各流量制御弁と前記各油圧
アクチュエータとの間に介在し前記各流量制御弁の前後
差圧がそれぞれ所定圧力になるように補償する各圧力補
償弁と、前記可変容量油圧ポンプの吐出圧と前記各油圧
アクチュエータのうちの最大負荷圧との差圧が一定圧力
になるように前記可変容量油圧ポンプのおしのけ容積を
制御する制御手段とを備えた油圧駆動制御装置におい
て、前記各油圧アクチュエータの負荷圧に応じて前記各
圧力補償弁に導かれる最大負荷圧を調節する各調節手段
を設けたことを特徴とする。
【0012】
【作用】圧力補償弁に入力される最大負荷圧は調節手段
によってその負荷圧に応じて、即ち負荷圧が小さければ
小さいほど大きく減少せしめられる。これにより、圧力
補償弁の前後差圧が減少し、この結果、流量制御弁の前
後差圧が増加してフローフォースによる減少分を補償
し、流量制御弁の開度に応じた流量を確保することがで
きる。
によってその負荷圧に応じて、即ち負荷圧が小さければ
小さいほど大きく減少せしめられる。これにより、圧力
補償弁の前後差圧が減少し、この結果、流量制御弁の前
後差圧が増加してフローフォースによる減少分を補償
し、流量制御弁の開度に応じた流量を確保することがで
きる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の実施例に係る油圧駆動制御装置の
油圧回路図である。この図で、図3に示す部分と同一部
分には同一符号を付して説明を省略する。10A、10
Bは、各圧力補償弁6A、6Bへ最大負荷圧PLSを導入
する管路に介在せしめられた絞り、11A、11Bはそ
れぞれ絞り10A,10Bの下流側とタンクとを接続す
る管路、12A,12Bは管路11A、11Bに介在せ
しめられた圧力制御弁である。各圧力制御弁12A、1
2Bの受圧室aにはポンプ圧PSが、又、受圧室bには
それぞれの負荷圧PLA、PLBが入力される。なお、P
LSA、PLSBはそれぞれ絞り10A、10Bの下流側の圧
力、即ち、圧力補償弁6A、6Bに導入される圧力を示
す。
する。図1は本発明の実施例に係る油圧駆動制御装置の
油圧回路図である。この図で、図3に示す部分と同一部
分には同一符号を付して説明を省略する。10A、10
Bは、各圧力補償弁6A、6Bへ最大負荷圧PLSを導入
する管路に介在せしめられた絞り、11A、11Bはそ
れぞれ絞り10A,10Bの下流側とタンクとを接続す
る管路、12A,12Bは管路11A、11Bに介在せ
しめられた圧力制御弁である。各圧力制御弁12A、1
2Bの受圧室aにはポンプ圧PSが、又、受圧室bには
それぞれの負荷圧PLA、PLBが入力される。なお、P
LSA、PLSBはそれぞれ絞り10A、10Bの下流側の圧
力、即ち、圧力補償弁6A、6Bに導入される圧力を示
す。
【0014】次に本実施例の動作を説明する。前述のよ
うに、従来の装置では、油圧アクチュエータ3Aの負荷
圧PLが小さいと差の圧力(PS−PLA)が大きくなって
フローフォースFも大きくなり、この結果、流量制御弁
4Aの前後差圧(PS−PZA)は小さくなる。ところ
で、本実施例の装置には圧力制御弁12Aが設けられて
おり、この圧力制御弁12Aの受圧室aにはポンプ圧P
Sが、又、受圧室bには負荷圧PLAが導入されている。
したがって、圧力制御弁12Aを流れる流量は、両者の
差の圧力(PS−PLA)により決定され、上記のよう
に、負荷圧PLAが小さく、差の圧力(PS−PLA)が大
きいと圧力制御弁12Aを流れる圧油の流量は増加す
る。
うに、従来の装置では、油圧アクチュエータ3Aの負荷
圧PLが小さいと差の圧力(PS−PLA)が大きくなって
フローフォースFも大きくなり、この結果、流量制御弁
4Aの前後差圧(PS−PZA)は小さくなる。ところ
で、本実施例の装置には圧力制御弁12Aが設けられて
おり、この圧力制御弁12Aの受圧室aにはポンプ圧P
Sが、又、受圧室bには負荷圧PLAが導入されている。
したがって、圧力制御弁12Aを流れる流量は、両者の
差の圧力(PS−PLA)により決定され、上記のよう
に、負荷圧PLAが小さく、差の圧力(PS−PLA)が大
きいと圧力制御弁12Aを流れる圧油の流量は増加す
る。
【0015】この圧油の流れは絞り10Aに圧力降下を
発生せしめ、最大負荷圧PLSを圧力PLSAに低下させ
る。この低下は、圧力制御弁12Aの流量が大きいほ
ど、即ち負荷圧PLAが小さく、差の圧力(PS−PLA)
が大きいほど大きくなる。圧力補償弁6Aはこのように
低下した圧力PLSAにより制御されることとなり、この
低下した圧力PLSAにより圧力制御弁6Aの前後差圧が
低下し、この結果圧力PZAが低下して、流量制御弁4A
の前後差圧(PS−PZA)のフローフォースFによる減
少分を補償する。
発生せしめ、最大負荷圧PLSを圧力PLSAに低下させ
る。この低下は、圧力制御弁12Aの流量が大きいほ
ど、即ち負荷圧PLAが小さく、差の圧力(PS−PLA)
が大きいほど大きくなる。圧力補償弁6Aはこのように
低下した圧力PLSAにより制御されることとなり、この
低下した圧力PLSAにより圧力制御弁6Aの前後差圧が
低下し、この結果圧力PZAが低下して、流量制御弁4A
の前後差圧(PS−PZA)のフローフォースFによる減
少分を補償する。
【0016】上記の動作を数式で表すと次のようにな
る。低下せしめられる圧力PLSAは、圧力制御弁12A
の係数をαとすると, PLSA=PLS−α(PS−PLA)……………(3) 前記(2)式における最大負荷圧PLSは本実施例では低
下した圧力PLSAとなるので、これを(2)式に導入す
ると、圧力補償弁6Aの釣合いの式は次式のようにな
る。 PS−PZA=PS−PLSA−(f+F)/A =PS−{PLS−α(PS−PLA)}−(f+F)/A =PS−PLS+{α(PS−PLA)}−(f+F)/A……(4) (4)式から係数αを適切に選定すれば、フローフォー
スFによる減少分は圧力{α(PS−PLA)}の加算に
より補償されることが判る。
る。低下せしめられる圧力PLSAは、圧力制御弁12A
の係数をαとすると, PLSA=PLS−α(PS−PLA)……………(3) 前記(2)式における最大負荷圧PLSは本実施例では低
下した圧力PLSAとなるので、これを(2)式に導入す
ると、圧力補償弁6Aの釣合いの式は次式のようにな
る。 PS−PZA=PS−PLSA−(f+F)/A =PS−{PLS−α(PS−PLA)}−(f+F)/A =PS−PLS+{α(PS−PLA)}−(f+F)/A……(4) (4)式から係数αを適切に選定すれば、フローフォー
スFによる減少分は圧力{α(PS−PLA)}の加算に
より補償されることが判る。
【0017】図2は本実施例の圧力補償特性を示す図で
あり、図4と同じく、横軸に圧力差(PS−PLA)、縦
軸に流量制御弁4Aを流れる流量Qがとってある。図2
から明らかなように、本実施例では圧力差(PS−
PLA)が変化しても流量Qは一定であり、所期の圧力補
償特性を得ることができる。又、本実施例では、圧力補
償弁に最大負荷圧を導入する管路に絞りを介在させたの
で、最大負荷圧が急激に変化した場合でも、そのショッ
クを緩和することができる。
あり、図4と同じく、横軸に圧力差(PS−PLA)、縦
軸に流量制御弁4Aを流れる流量Qがとってある。図2
から明らかなように、本実施例では圧力差(PS−
PLA)が変化しても流量Qは一定であり、所期の圧力補
償特性を得ることができる。又、本実施例では、圧力補
償弁に最大負荷圧を導入する管路に絞りを介在させたの
で、最大負荷圧が急激に変化した場合でも、そのショッ
クを緩和することができる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、油圧ア
クチュエータの負荷圧に応じて圧力補償弁に導く最大負
荷圧を調節するようにしたので、フローフォースによる
悪影響を排除し、圧力補償特性を向上させることができ
る。
クチュエータの負荷圧に応じて圧力補償弁に導く最大負
荷圧を調節するようにしたので、フローフォースによる
悪影響を排除し、圧力補償特性を向上させることができ
る。
【図1】本発明の実施例に係る油圧駆動制御装置の油圧
回路図である。
回路図である。
【図2】図1に示す装置を用いた圧力補償特性図であ
る。
る。
【図3】従来の油圧駆動制御装置の油圧回路図である。
【図4】図3に示す装置を用いた圧力補償特性図であ
る。
る。
1 油圧ポンプ 2 レギュレータ 4A、4B 流量制御弁 6A、6B 圧力補償弁 7、8 シャトル弁 10A、10B 絞り 11A、11B 圧力制御弁
Claims (2)
- 【請求項1】 可変容量油圧ポンプと、この可変容量油
圧ポンプにより駆動される複数の油圧アクチュエータ
と、これら各油圧アクチュエータの駆動をそれぞれ制御
する各流量制御弁と、これら各流量制御弁と前記各油圧
アクチュエータとの間に介在し前記各流量制御弁の前後
差圧がそれぞれ所定圧力になるように補償する各圧力補
償弁と、前記可変容量油圧ポンプの吐出圧と前記各油圧
アクチュエータのうちの最大負荷圧との差圧が一定圧力
になるように前記可変容量油圧ポンプのおしのけ容積を
制御する制御手段とを備えた油圧駆動制御装置におい
て、前記各油圧アクチュエータの負荷圧に応じて前記各
圧力補償弁に導かれる最大負荷圧を調節する各調節手段
を設けたことを特徴とする油圧駆動制御装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記各調節手段は、
前記最大負荷圧を前記各圧力補償弁に導く管路に介在す
る各絞りと、前記可変容量油圧ポンプの吐出圧と前記各
油圧アクチュエータの負荷圧との差圧に応じて前記各絞
りに圧力を発生させる各圧力制御弁とで構成されている
ことを特徴とする油圧駆動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12765492A JPH05321905A (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 油圧駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12765492A JPH05321905A (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 油圧駆動制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05321905A true JPH05321905A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14965442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12765492A Pending JPH05321905A (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 油圧駆動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05321905A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002536599A (ja) * | 1999-02-05 | 2002-10-29 | マンネスマン レックスロート アクチエンゲゼルシヤフト | 少なくとも2つの液圧式の消費器用の制御ユニットおよび該制御ユニット用の差圧弁 |
-
1992
- 1992-05-20 JP JP12765492A patent/JPH05321905A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002536599A (ja) * | 1999-02-05 | 2002-10-29 | マンネスマン レックスロート アクチエンゲゼルシヤフト | 少なくとも2つの液圧式の消費器用の制御ユニットおよび該制御ユニット用の差圧弁 |
JP4739529B2 (ja) * | 1999-02-05 | 2011-08-03 | マンネスマン レックスロート アクチエンゲゼルシヤフト | 少なくとも2つの液圧式の消費器用の制御ユニットおよび該制御ユニット用の差圧弁 |
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