JPH05321696A - 重要機能ソフト処理システム - Google Patents

重要機能ソフト処理システム

Info

Publication number
JPH05321696A
JPH05321696A JP15573392A JP15573392A JPH05321696A JP H05321696 A JPH05321696 A JP H05321696A JP 15573392 A JP15573392 A JP 15573392A JP 15573392 A JP15573392 A JP 15573392A JP H05321696 A JPH05321696 A JP H05321696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
calculation
important function
computation
program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15573392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3463093B2 (ja
Inventor
Yukizumi Tani
幸純 谷
Atsushi Ashida
淳 芦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=15612268&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH05321696(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP15573392A priority Critical patent/JP3463093B2/ja
Priority to DE1993604422 priority patent/DE69304422T2/de
Priority to EP19930303968 priority patent/EP0573186B1/en
Publication of JPH05321696A publication Critical patent/JPH05321696A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3463093B2 publication Critical patent/JP3463093B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B9/00Safety arrangements
    • G05B9/02Safety arrangements electric

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Control Of Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 重要機能演算のプログラムを制御演算のプロ
グラムから分離固定化し、プログラムによる演算の内容
を視覚的に表示する重要機能ソフト処理システムを提供
することにある。 【構成】 ガスタービン制御をソフトウェアにより行な
う制御装置20において、制御演算用処理手段14と、
表示機能手段と、表示手段17を具備し、制御演算処理
を制御演算22と重要機能演算23に、各々のソフトウ
ェアのタスクレベルに基づいて、分離し、重要機能演算
のプログラムのタスクにプロテクトをかけて固定化する
と共に、演算途中経過を読み出し、重要機能演算の演算
途中経過を画面に表示して、可視化する。 【効果】 制御演算と重要機能演算を分離し、重要機能
演算のプログラムを固定化することにより、その信頼性
を確保でき、重要機能プログラムの演算途中経過の画面
への可視化により、プログラムの健全性の確認あるいは
保守が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービン発電所等
のガスタービン制御装置に係り、特に、ガスタービンの
制御及び保護を行なう重要機能ソフト処理システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガスタービンの制御は、特開昭5
8−14208号公報に記載のように、AND回路、O
R回路等の演算素子を用いてシーケンスを組み、ソフト
ウェアによる制御演算によって行われ、一方、その保護
については、プログラムミスにより、システムトリップ
あるいは機器に重大な損傷を与える危惧があるため、ハ
ードウェアにより行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年の計算機
技術の高信頼化に伴い、制御演算のみならず重要機能演
算のソフトウェア化が要求されている。ここで、ガスタ
ービン制御システムにおける重要機能演算とは、機器の
損傷を防止する演算を対象とし、具体的には、ガスター
ビンの過速度保護、排気温度高保護、振動大保護、火災
喪失保護の各機能演算を意味する。ところで、重要機能
演算においては、プログラムミス等の防止として、ユー
ザーのアクセスを禁止するため、ROM(Read o
nly memory)化等のプログラムの固定化が必
要である。また、ソフトウェアによる演算では、何らか
のプログラム言語によって固定化されたプログラムは、
コーディングされた手順に従い演算することになり、そ
のままでは、ハードウェアのシーケンスのように、演算
内容を視覚的に表現することはできないため、プログラ
ムの健全性の確認あるいは保守等に問題がある。本発明
の目的は、重要機能演算のプログラムを制御演算のプロ
グラムから分離固定化し、プログラムによる演算の内容
を視覚的に表示する重要機能ソフト処理システムを提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ガスタービ
ン制御をソフトウェアにより行なう制御装置において、
制御演算用処理手段と、表示機能手段と、表示手段を具
備し、制御演算処理を制御演算と重要機能演算に、各々
のソフトウェアのタスクレベルに基づいて、分離し、重
要機能演算のプログラムのタスクにプロテクトをかけて
固定化すると共に、演算途中経過を読み出し、重要機能
演算の演算途中経過を画面に表示して、可視化すること
によって、達成される。
【0005】
【作用】制御演算と重要機能演算の分離は、その演算機
能喪失あるいは暴走により、ガスタービン主機の損傷に
到るかどうか、又は、その結果として社会的影響度が大
かどうかにより、機能毎に行ない、また、重要機能演算
については、プログラムのタスクにプロテクトをかけ、
タスクへの書き込みを不可能にしてプログラムの固定化
を行なうことにより、その信頼性を確保し、さらに、プ
ログラムの固定化により、プログラムの健全性の確認あ
るいは保守ができないことに鑑み、重要機能プログラム
の演算途中経過を読み出し可能とし、画面への可視化を
図る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は、本発明の対象となるガスタービン制御シス
テムと制御演算及び重要機能演算の関係を示す。図1に
おいて、ガスタービン制御システムは、ガスタービン起
動装置1、大気より流入の空気(AIR)を圧縮昇圧す
る圧縮機2、圧縮した空気と燃料を混焼する燃焼器3、
そのエネルギーを回転エネルギーに変換し、排気を外部
に放出(EXHAUST)するタービン4、タービンに
より駆動される発電機5から主要部が構成される。発電
機5により発電された電気エネルギーは、発電機遮断機
6を介して送電される。また、燃料(FUEL)は、燃
料遮断弁7及び燃料流量調節弁8を介して燃焼器3に流
入され、燃料流量の調節により、発電電力が制御され
る。従って、ガスタービン制御システムにおけるガスタ
ービンの主要制御は、操作端である燃料流量調節弁8の
制御方法にあり、この燃料流量調節弁8の開閉により、
ガスタービンの燃料流量を制御し、ガスタービンの出力
制御を行なう。なお、9は回転速度検出器、10は火災
検出器、11は振動検出器、12は排気温度検出器、1
3は負荷検出器を示す。次に、制御演算について説明す
る。制御項目としては、「起動制御」、「速度/負荷制
御」、「排気温度制御」及び「加速度制御」がある。
「起動制御」は、ガスタービンの起動シーケンス制御で
あり、ガスタービン起動装置1に予め記憶されている速
度上昇特性とガスタービンの回転速度検出器9の出力を
基に演算し、速度上昇特性に従い制御し、ガスタービン
5を昇速する。「速度/負荷制御」は、起動時及び負荷
時において、ガスタービンの回転速度検出器9及び負荷
検出器13の出力を基に演算し、負荷設定に従う一定速
度制御を行なう。「排気温度制御」は、ガスタービン高
温部のサーマルストレスを回避するため、排気(EXH
AUST)の温度を検出する排気温度検出器12の出力
を基に演算し、排気温度を許容範囲に制御する。「加速
度制御」は、ガスタービンの回転速度検出器9の出力を
基に演算し、負荷遮断時急激な速度上昇を抑える加速度
制御を行なう。この制御演算は、これらの制御機能によ
り、燃料流量調節弁8を開閉制御し、燃料流量を調整し
て、ガスタービンの制御を行なう。ところで、燃料流量
調節弁8の開閉制御は、システムあるいはプラント独自
の条件(例えば、配管のボリュームによる流量変化等)
により異なり、弁開度特性は、試運転時あるいは定期点
検等、常に、最適な運転となるように調節が必要となる
ものであるので、サイトにおける条件に依存する通常制
御演算に分類される。このことから、通常演算プログラ
ムの固定化は不可能という特徴を有している。次に、重
要機能演算について説明する。ガスタービン制御システ
ムにおける重要機能項目としては、「加速度保護」、
「排気温度高保護」、「振動大保護」及び「火災喪失保
護」がある。「過速度保護」は、ガスタービンの回転速
度検出器9の出力を基に演算し、速度/負荷制御の異常
検出及び遠心力による回転部損傷防止のための保護を行
なう。「排気温度高保護」は、排気温度検出器12の出
力を基に演算し、排気温度制御異常検出及び燃焼器ライ
ナ等損傷防止のための保護を行なう。「振動大保護」
は、振動検出器11の出力を基に演算し、軸受、ロータ
等の損傷防止のための保護を行なう。「火災喪失保護」
は、失火による燃焼器3の爆発防止のための保護を行な
う。これらの保護機能は、ガスタービン損傷を防ぐため
に設置されており、いずれかの機能が作用したとき、燃
料遮断弁7を全閉にして、ガスタービンを安全に停止さ
せる。この重要機能演算は、前述の制御機能とは異な
り、ガスタービン本体により決まる値、例えば、加速度
であれば定格の110%、排気温度であれば580゜
C、振動であれば1.5INCH/秒の如く、ガスター
ビン本体の損傷を防ぐ値となり、試運転時またはサイト
における調節等は一切不要である。このため、重要機能
演算は、従来一般的にハードウェアにより構成され、誤
調節等が起きないようにしてある。本発明においては、
重要機能演算をソフトウェアにより行ない、そのプログ
ラムをユーザに開放しないように固定化を図ることを特
徴の一つとする。
【0007】次に、図2に、ガスタービン制御システム
の起動・負荷・停止モードの運転手順とガスタービンの
制御演算及び重要機能演算の関係を示す。ガスタービン
4の起動は、まず、起動指令によって起動装置1が起動
し、起動装置1により昇速され、点火速度に達すると、
燃料遮断弁7が開き、燃料が流入し、点火が行われ、以
降自力で昇速する。続いて、ガスタービン4が定格スピ
ードに達すると、発電機5を併入し、負荷運転に入る。
つぎに、ガスタービン4の停止は、停止指令を受ける
と、負荷を減じて、発電機5がガスタービン4から解列
され、続いて、ガスタービン4を減速し、消火速度にな
ったとき燃料遮断弁7を閉じる。その後、消火してガス
タービン4を停止する。ガスタービンの「起動制御」
は、起動指令を受けてからガスタービン4が定格速度に
達するまでを制御演算し、「速度/負荷制御」、「加速
度制御」及び「排気温度制御」は、停止指令を受け、燃
料遮断弁7が閉じるまでを制御演算する。これら「起動
制御」も含めた4つの制御は、燃料流量調整弁8の開度
を調整制御する。ただ、複数の制御が行われているとき
は、各制御が与えている燃料流量調整弁8の開度が最も
少ない値により制御される。これらの制御演算に対し、
「加速度保護」、「排気温度高保護」、「振動大保
護」、「火災喪失保護」等の重要機能演算は、起動指令
から、ガスタービン停止まで作用し、ガスタービンの運
転状態には依存しないで、常時、ガスタービン本体に損
傷を与えないように作用する。制御演算が時系列的に演
算内容を変化させているのに対し、重要機能演算は、同
一演算を常に行っているという特徴があり、固定プログ
ラム化が可能である。
【0008】以下、本発明の一実施例を図3により説明
する。図3において、制御装置20は、ガスタービンの
制御処理装置であるコントローラA−14、表示機能を
有するコントローラM−15、コントローラA、M間の
伝送ライン16及びマンマシン装置19から構成され
る。また、コントローラA−14は、演算処理機能とし
て制御演算部(TASK1)22と重要機能演算部(T
ASK2)23、入出力処理機能として入力処理部24
と出力処理部25、伝送処理機能としてマンマシンコン
トローラ伝送部26を有する。ここで、制御演算部22
の制御演算を行なうタスクと重要機能演算部23の重要
機能演算を行なうタスクは、それぞれ別タスクとして構
成し、さらに、重要機能演算部23のプログラムのタス
クにプロテクトをかけ、タスクへの書き込みを不可能に
して、プログラムを固定化する。コントローラM−15
は、マンマシン装置19からの信号を入出力するマンマ
シン機能部27、重要機能の演算内容をロッジック図の
ようにあらかじめ固定化されたフォーマットにする固定
図面作成機能部28、変数表示機能部29、マンマシン
入出力処理部30、伝送処理部31を有する。マンマシ
ン装置19は、表示装置(CRT)17、操作装置(K
/B)18を有する。ガスタービン制御システムより検
出された信号21は、入力処理部24を介してコントロ
ーラA−14へ入力され、その信号の内容に応じてコン
トローラAの制御演算部22または重要機能演算部23
によって処理される。ここで、この制御演算を行なうタ
スクと重要機能演算を行なうタスクは、それぞれ別タス
クとすることにより、互いに分離し、両者の演算は、互
いに独立して無干渉に、他方の演算出力値にとらわれる
ことなく、演算処理を行なう。制御演算部22において
処理された信号は、出力処理部25を介して燃料流量調
節弁8へ送ると同時に、マンマシンコントローラ伝送部
26から伝送ライン16を介してコントローラM−15
に送られる。同様に、重要機能演算部23において固定
化したプログラムによって処理した信号は、マンマシン
コントローラ伝送部26から伝送ライン16を介してコ
ントローラM−15の伝送装置31に送られる。コント
ローラM−15では、この送られてきた信号の各演算の
値を変数表示機能部29を介して、また、固定図面作成
機能部28にあらかじめ固定化されているフォーマット
をマンマシン装置19に送り、これらをマンマシン装置
19の表示器17(CRT)に表示する。この表示器1
7(CRT)において、固定プログラム化した重要機能
演算の演算内容がどのように行われているか、可視化し
てみることができる。一方、マンマシン装置19の操作
装置(KB)18による指令は、コントローラM−15
のマンマシン機能部27から伝送ライン16を介してコ
ントローラA−14に送られ、制御演算部22により処
理され、燃料流量調節弁8を制御する。このとき、ヒュ
ーマンエラーによる操作装置18への誤指令、あるい
は、他プログラムからの制御演算プログラムの書き換え
により、制御演算部22の異常に起因するような燃料流
量調節弁8の誤動作または誤不動作時においては、ガス
タービン制御システムに異常状態が発生する。重要機能
演算部23は、この異常状態を検出した信号21を入力
処理部24を介して入力演算し、異常が閾値に達してい
るときは、出力処理部25を介して燃料遮断弁7を閉
じ、安全にガスタービン発電設備を停止させる。この場
合、重要機能演算部23は、制御演算部22と別タスク
になっているので、健全に動作することになる。なお、
以上、操作装置18への誤指令、制御演算部22の異常
に起因するガスタービン制御システムの異常発生につい
て説明をしたが、コントローラA−14とガスタービン
制御システムからなる自動制御系において、外乱等によ
る異常発生についても同様に重要機能演算を実行するこ
とは云うまでもない。
【0009】次に、本発明の他の実施例を図4により説
明する。図4において、制御装置32は、図3の制御装
置20にコントローラA−14と同一制御処理を行なう
コントローラB−33、コントローラC−34及び入力
多重化処理部35、出力多重化処理部36を増設して構
成される。他の構成は、図3と変わらない。制御装置3
2において、ガスタービン制御システムより検出された
信号21は、入力多重化処理部35を介して各々のコン
トローラA、B、Cに入力され、各々の制御演算部22
及び重要機能演算部23において独自に演算処理され
る。その演算結果は、コントローラA、B、Cから各々
伝送ライン16を介してコントローラM−15に送ら
れ、以降、図3の実施例と同様に処理され、マンマシン
装置19の表示器(CRT)に表示する。また、同時に
各々のコントローラA、B、Cにおける制御演算部22
及び重要機能演算部23の演算結果は、出力多重化処理
部36に出力され、出力多重化処理部36では多数決論
理により出力する演算結果を決定し、燃料流出制御弁8
あるいは燃料遮断弁7を制御する。本実施例によると、
制御装置32のコントローラ(A、B、C)を多重化し
たため、制御演算あるいは重要機能演算における出力の
高信頼性が図られる。
【0010】ここで、制御演算と重要機能演算を分離す
る例として、図5に、制御プログラムのタスク構成、図
6に、重要機能プログラムのタスク構成をそれぞれ示
す。図5の制御プログラムのタスクは、プログラムの入
出力点を表す点番号データ30、タスクNo.を表すエ
リア31、プログラムを格納するエリア32、演算の定
数を格納するエリア33、演算の途中経過を格納するエ
リア34及びスタックエリア35から構成される。ま
た、図6の重要機能プログラムのタスクは、プログラム
を格納するエリア32’、演算の定数を格納するエリア
33’、演算の途中経過を格納するエリア34’及びス
タックエリア35’から構成される。図示のように、制
御プログラムと重要機能プログラムとは別タスクとして
構成し、重要機能プログラムタスクは、制御プログラム
タスクからのデータアクセスを禁止(プロテクト)す
る。また、重要機能プログラムタスクから制御プログラ
ムタスクへのデータアクセスは、可能とする。即ち、制
御プログラムタスクと重要機能プログラムタスクでは、
それぞれ参照可能なエリアを異にする。制御プログラム
タスクでは、点番号データ30のみが読み書き可能であ
り、各点番号のデータを参照できるが、演算途中経過の
値を格納する重要機能プログラムタスクの作業エリア3
4’等を参照することができない。しかし、重要機能プ
ログラムタスクについては、制御プログラムタスクの点
番号データエリア30の他に、作業エリア34、STA
Cエリア35の読み出しが可能となっている。従って、
これらの2つのエリアを参照することにより、重要機能
演算の演算経過を知ることができ、これにより、演算途
中経過の可視化を行なう。
【0011】図7は、重要機能演算の演算内容の可視化
の例、即ち、演算経過を表示している画面の一例であ
る。演算経過を示す画面40には、演算シンボル41
(「A」はAND回路、「O」はOR回路、「N」はN
OT回路を示す。)、演算手順を意味する演算シンボル
間の結線42及び各演算シンボルの演算経過である
値(”1”、”0”)43が示されている。重要機能演
算は、本発明においてプログラムを固定化しているの
で、画面40のフォーマットは、固定されている。ま
た、図8に、画面への表示について、その処理手順を示
す。まず、重要機能演算プログラムが起動し、ガスター
ビンの重要機能信号が入力されると、この重要機能信号
は重要機能演算プログラムによって処理される(処理1
0)。この処理による演算結果をメモリへ逐次書き込
み、また、同時に過去のデータは消去し、データを更新
する(処理20)。次に、予めメモリに記憶されている
画面の表示フォーマットを読み出す(処理30)。表示
フォーマットと重要機能演算の結果を画面へ表示し、重
要機能演算の演算途中経過を可視化する(処理40)。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、重要機能演算のプログ
ラムの固定化により、重要機能ソフト処理の信頼性が確
保でき、また、プログラムの固定化によるプログラムの
健全性の確認(検証)あるいは保守等の問題も、演算途
中経過の読み出しにより、解決できる。また、重要機能
については、従来ハードウェアで実現していたが、本発
明によりソフトウェア化されるため、従来使用のハード
ウェアが削除可となり、大幅に装置の簡素化が図れる。
また、制御演算処理部の多重化により、ソフトウェアの
高信頼化が可能となる。また、固定プログラムの内容を
表示システムにより擬似し、重要機能演算途中経過のみ
を変数として扱うことにより、より容易にプログラムの
メンテナンスが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象となるガスタービン制御システム
及び制御演算、重要機能演算の説明図。
【図2】ガスタービン制御の運転モードと制御演算また
は重要機能演算の関係説明図。
【図3】本発明の一実施例
【図4】本発明の他の実施例
【図5】制御プログラムのタスク構成
【図6】重要機能プログラムのタスク構成
【図7】重要機能演算の演算経過を表示している画面の
一例
【図8】画面表示のための処理手順
【符号の説明】
7 燃料遮断弁 8 燃料流量調節弁 14 コントローラA 15 コントローラM 16 伝送ライン 17 表示装置(CRT) 18 操作装置(K/B) 20 制御装置 21 ガスタービン制御システムからの入力信号 22 制御演算部(TASK1) 23 重要機能演算部(TASK2)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービン制御をソフトウェアにより
    行なう制御装置において、制御演算用処理手段と、表示
    機能手段と、表示手段を具備し、制御演算処理を制御演
    算と重要機能演算に分離し、重要機能演算のプログラム
    を固定化すると共に、演算途中経過を読み出し、重要機
    能演算の演算途中経過を可視化することを特徴とする重
    要機能ソフト処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、制御演算用処理手段
    を多重化することを特徴とする重要機能ソフト処理シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、制御
    演算と重要機能演算の分離は、制御機能と重要機能を実
    現するソフトウェアのタスクレベルに基づいて行ない、
    また、重要機能演算のプログラムの固定化は、プログラ
    ムのタスクにプロテクトをかけて行なうことを特徴とす
    る重要機能ソフト処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、重要機能演算の演算
    途中経過の可視化は、制御演算シンボルのシーケンス表
    示であって、この制御演算シンボルを固定して演算内容
    を表示することを特徴とする重要機能ソフト処理システ
    ム。
JP15573392A 1992-05-22 1992-05-22 重要機能ソフト処理システム Expired - Fee Related JP3463093B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15573392A JP3463093B2 (ja) 1992-05-22 1992-05-22 重要機能ソフト処理システム
DE1993604422 DE69304422T2 (de) 1992-05-22 1993-05-21 Regeleinrichtung für eine Gasturbinenanlage und Regelverfahren hierfür
EP19930303968 EP0573186B1 (en) 1992-05-22 1993-05-21 Control device for a gas turbine system and control method therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15573392A JP3463093B2 (ja) 1992-05-22 1992-05-22 重要機能ソフト処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05321696A true JPH05321696A (ja) 1993-12-07
JP3463093B2 JP3463093B2 (ja) 2003-11-05

Family

ID=15612268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15573392A Expired - Fee Related JP3463093B2 (ja) 1992-05-22 1992-05-22 重要機能ソフト処理システム

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0573186B1 (ja)
JP (1) JP3463093B2 (ja)
DE (1) DE69304422T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103244204A (zh) * 2012-02-02 2013-08-14 株式会社东芝 涡轮排气室和冷凝器的保护装置以及监视控制装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8818683B2 (en) 2006-04-21 2014-08-26 General Electric Company Method and apparatus for operating a gas turbine engine
EP1933008B1 (de) * 2006-12-15 2018-04-18 Siemens Aktiengesellschaft Schutzsystem für eine Anlage sowie Verfahren zum Überprüfen eines Schutzsystems
US9372478B2 (en) 2012-01-04 2016-06-21 General Electric Company Control system for a power application
US10801361B2 (en) 2016-09-09 2020-10-13 General Electric Company System and method for HPT disk over speed prevention

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4259835A (en) * 1978-02-06 1981-04-07 Westinghouse Electric Corp. System and method for monitoring industrial gas turbine operating parameters and for providing gas turbine power plant control system inputs representative thereof
JPS55161923A (en) * 1979-06-01 1980-12-16 Nissan Motor Co Ltd Fuel control device for gas turbine engine
US4248040A (en) * 1979-06-04 1981-02-03 General Electric Company Integrated control system for a gas turbine engine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103244204A (zh) * 2012-02-02 2013-08-14 株式会社东芝 涡轮排气室和冷凝器的保护装置以及监视控制装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0573186A3 (ja) 1994-03-23
DE69304422D1 (de) 1996-10-10
EP0573186A2 (en) 1993-12-08
DE69304422T2 (de) 1997-04-03
JP3463093B2 (ja) 2003-11-05
EP0573186B1 (en) 1996-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3643437A (en) Overspeed protection system for a steam turbine generator
EP2455596B1 (en) System for controlling a turbine
JP4865276B2 (ja) ガスタービンエンジン希薄吹消回避のための方法および装置
US7716971B2 (en) Method and system for testing an overspeed protection system during a turbomachine shutdown sequence
JPH03267528A (ja) ガスタービンの燃料制御装置
JPH05321696A (ja) 重要機能ソフト処理システム
JP5781312B2 (ja) ガスタービンの信頼性評価試験方法
JP2003003864A (ja) フレームアウトを検出する方法、フレームアウト検出装置及びガスタービンエンジン
JP2009538114A (ja) 電気駆動システムの電子制御装置、電気駆動システムの電子駆動ユニットおよび電気駆動システム
EP0979933B1 (en) Revolution speed control method in gas turbine shutdown process
US4053786A (en) Transducer out of range protection for a steam turbine generator system
US9599018B2 (en) Method and device for safely operating a gas turbine plant
Cortinovis et al. Enabling voltage dip ride-throughs of large electric driven gas compressors
JPH0642368A (ja) ガスタービン圧縮機の制御方法
JP5889386B2 (ja) ガスタービンの信頼性評価試験方法およびその装置
CN116658260A (zh) 一种汽轮机保护方法、系统、电子设备及介质
Kingsley et al. United States Navy (USN) Integrated Power System (IPS) Testing Experience With a LM2500 Generator Set Utilizing a MicroNet Controller
Klaus et al. Safety algorithms for excavator engine control
Baer-Ruedhart Digital electronic engine control fault detection and accommodation flight evaluation
JPH11294112A (ja) 火力自家発電プラントの制御装置
JP2000204906A (ja) 火力発電プラントにおける送電線容量の過負荷防止装置
JPH059602B2 (ja)
CN114320492A (zh) 汽轮机组的功率负荷不平衡保护的方法、装置及电子设备
JPH0267401A (ja) タービンのパワーロードアンバランス検出装置
CN114353102A (zh) 用于污泥流化床焚烧炉安全保护的控制方法及系统

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees