JPH05320859A - 耐食・耐摩耗性溶射材料 - Google Patents
耐食・耐摩耗性溶射材料Info
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- JPH05320859A JPH05320859A JP4133589A JP13358992A JPH05320859A JP H05320859 A JPH05320859 A JP H05320859A JP 4133589 A JP4133589 A JP 4133589A JP 13358992 A JP13358992 A JP 13358992A JP H05320859 A JPH05320859 A JP H05320859A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 強酸中で耐食性、耐摩耗性を有する溶射材料
を提供することにある。 【構成】 50〜95wt%のニオブ炭化物1をベース
とし、Niベースのバインダ2で結合させ、更にCr、
Mo、Nbを添加し、1000℃以上の非酸化性雰囲気
中で焼結した溶射材料。 【効果】 硫酸水溶液中の耐食性を大幅に改善した溶射
皮膜を形成することができ、耐食・耐摩耗に優れた表面
処理が可能となる。
を提供することにある。 【構成】 50〜95wt%のニオブ炭化物1をベース
とし、Niベースのバインダ2で結合させ、更にCr、
Mo、Nbを添加し、1000℃以上の非酸化性雰囲気
中で焼結した溶射材料。 【効果】 硫酸水溶液中の耐食性を大幅に改善した溶射
皮膜を形成することができ、耐食・耐摩耗に優れた表面
処理が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、材料の表面に溶射被覆
し耐食・耐摩耗性を向上させる耐食・耐摩耗性溶射材料
に関し、特に硫酸溶液環境中で使用するのに好適なニオ
ブ炭化物ーメタル複合系の耐食・耐摩耗性溶射材料に関
する。
し耐食・耐摩耗性を向上させる耐食・耐摩耗性溶射材料
に関し、特に硫酸溶液環境中で使用するのに好適なニオ
ブ炭化物ーメタル複合系の耐食・耐摩耗性溶射材料に関
する。
【0002】
【従来の技術】環境装置機器、鉄鋼圧延用ロール、原子
力プラントの機器等で酸に接触する部分に使用される材
料は耐食性、耐摩耗性及び耐熱性等の特性を備えている
ことを要求されるが、これらの特性を向上させるため、
その表面に物理的性質が優れているメタル、セラミック
ス及びサーメット等の材料を被覆する方法が採用されて
いる。被覆方法としては、メッキ法や溶射法がその簡便
さや低コストゆえに広く用いられている。
力プラントの機器等で酸に接触する部分に使用される材
料は耐食性、耐摩耗性及び耐熱性等の特性を備えている
ことを要求されるが、これらの特性を向上させるため、
その表面に物理的性質が優れているメタル、セラミック
ス及びサーメット等の材料を被覆する方法が採用されて
いる。被覆方法としては、メッキ法や溶射法がその簡便
さや低コストゆえに広く用いられている。
【0003】溶射やメッキによる被覆方法が採用されて
いる部品の代表的なものに鉄鋼圧延用ロールがあり、こ
の内、硫酸性水溶液に曝される部位に使用される錫メッ
キ等で形成された溶射皮膜としては、上記特性以外に特
に耐剥離性と耐浸透性が良好であることが重要で、溶射
が主に粒子の積層構造である故母材に至る貫通気孔が発
生する問題は避けられず、実用化が報告されている例は
無い。そのため、これらのロールには比較的安価な炭素
鋼(S45C等)を母材とし、耐食・耐摩耗性が一定レ
ベル以上にあると認められる硬質クロムメッキがなされ
ている。
いる部品の代表的なものに鉄鋼圧延用ロールがあり、こ
の内、硫酸性水溶液に曝される部位に使用される錫メッ
キ等で形成された溶射皮膜としては、上記特性以外に特
に耐剥離性と耐浸透性が良好であることが重要で、溶射
が主に粒子の積層構造である故母材に至る貫通気孔が発
生する問題は避けられず、実用化が報告されている例は
無い。そのため、これらのロールには比較的安価な炭素
鋼(S45C等)を母材とし、耐食・耐摩耗性が一定レ
ベル以上にあると認められる硬質クロムメッキがなされ
ている。
【0004】このクロムメッキでもコンダクターロール
とよばれるメッキライン用ロールに使用した場合、鋼板
による摩耗で1〜3ヵ月のロールとしては非常に短い寿
命で再メッキする必要がある。
とよばれるメッキライン用ロールに使用した場合、鋼板
による摩耗で1〜3ヵ月のロールとしては非常に短い寿
命で再メッキする必要がある。
【0005】一方溶射皮膜としては耐浸透性、耐摩耗性
の観点からWC及びCr3C2系サーメットで種々試作さ
れており、溶射材料は粉末の形態で炭化物とメタルを機
械的に混合したものや炭化物とメタルを有機バインダで
結合させたもの、あるいは混合後さらに焼結したものや
電気的に溶解したもの等複合粉末が実用化されている。
図3は従来技術の溶射材料の模式図である。
の観点からWC及びCr3C2系サーメットで種々試作さ
れており、溶射材料は粉末の形態で炭化物とメタルを機
械的に混合したものや炭化物とメタルを有機バインダで
結合させたもの、あるいは混合後さらに焼結したものや
電気的に溶解したもの等複合粉末が実用化されている。
図3は従来技術の溶射材料の模式図である。
【0006】4はCr3C2粒子、5はNiCr合金粒子
である。これらの炭化物を使用した場合、貫通気孔を封
孔処理出来たとしても炭化物自身がPH2以下の硫酸環
境では溶出し、短時間で母材に至る貫通気孔及び剥離が
発生し使用できない。また、バインダとして溶射材料中
に含まれるメタルも耐食性の良好なものの選定がセラミ
ックスとの馴染みや溶射中の酸化等の問題で制約され
る。
である。これらの炭化物を使用した場合、貫通気孔を封
孔処理出来たとしても炭化物自身がPH2以下の硫酸環
境では溶出し、短時間で母材に至る貫通気孔及び剥離が
発生し使用できない。また、バインダとして溶射材料中
に含まれるメタルも耐食性の良好なものの選定がセラミ
ックスとの馴染みや溶射中の酸化等の問題で制約され
る。
【0007】一方、溶射皮膜の本来の目的である耐熱・
耐摩耗性を長時間に亘って安定に発揮するためには、溶
射皮膜中の気孔が少ないこと、粒子間結合力が大きいこ
と及び母材との密着力が大きいことが要求される。この
ため、溶射方法としてはプラズマ溶射や高エネルギガス
溶射である酸素ーアセチレンの爆発エネルギを利用した
爆発溶射(75年米国特許第3884915)そして超
音速強化ガス溶射法(特開昭57−94360号公報)
等が利用されている。特に溶射皮膜と母材の密着性は溶
射時の粒子速度に依存するため、高粒子速度が得られる
爆発溶射法が有効な方法である。
耐摩耗性を長時間に亘って安定に発揮するためには、溶
射皮膜中の気孔が少ないこと、粒子間結合力が大きいこ
と及び母材との密着力が大きいことが要求される。この
ため、溶射方法としてはプラズマ溶射や高エネルギガス
溶射である酸素ーアセチレンの爆発エネルギを利用した
爆発溶射(75年米国特許第3884915)そして超
音速強化ガス溶射法(特開昭57−94360号公報)
等が利用されている。特に溶射皮膜と母材の密着性は溶
射時の粒子速度に依存するため、高粒子速度が得られる
爆発溶射法が有効な方法である。
【0008】この種の改善手法としてCr3C2、WC等
をMoで強化し耐食性を向上させる手法が、また、溶射
材料の粒子径を制御することで密着性や耐剥離性を向上
させる方法も提案されているが、鉄鋼のメッキラインに
使用されるコンダクターロールは前述したようにPH1
の硫酸雰囲気であるため、前記した溶射材料や改善手法
では腐食し実用化には至らない。
をMoで強化し耐食性を向上させる手法が、また、溶射
材料の粒子径を制御することで密着性や耐剥離性を向上
させる方法も提案されているが、鉄鋼のメッキラインに
使用されるコンダクターロールは前述したようにPH1
の硫酸雰囲気であるため、前記した溶射材料や改善手法
では腐食し実用化には至らない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、硫酸水溶液中での腐食に対する解決対策がなされて
いないため、使用時に炭化物等が溶出し、ハステロイC
板と比較して100倍程度の腐食減量を示す点で問題が
ある。
は、硫酸水溶液中での腐食に対する解決対策がなされて
いないため、使用時に炭化物等が溶出し、ハステロイC
板と比較して100倍程度の腐食減量を示す点で問題が
ある。
【0010】本発明の目的は、強酸中で耐食性、耐摩耗
性を有する溶射材料を提供することにある。
性を有する溶射材料を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ニオブ炭化
物が50〜95wt%、Ni、Cr、Fe、Al、Si
のいずれか1つ以上が残部を構成してなることにより達
成される。
物が50〜95wt%、Ni、Cr、Fe、Al、Si
のいずれか1つ以上が残部を構成してなることにより達
成される。
【0012】上記目的は、ニオブ炭化物が50〜95w
t%、Moが0.5〜20wt%、Ni、Cr、Fe、
Al、Siのいずれか1つ以上が残部を構成してなるこ
とにより達成される。
t%、Moが0.5〜20wt%、Ni、Cr、Fe、
Al、Siのいずれか1つ以上が残部を構成してなるこ
とにより達成される。
【0013】上記目的は、50〜95wt%のニオブ炭
化物と残部がメタルからなり、該メタルは1〜40wt
%のMoと残部はNi、Cr、Fe、Al、Siのいず
れか1つ以上で構成してなることにより達成される。
化物と残部がメタルからなり、該メタルは1〜40wt
%のMoと残部はNi、Cr、Fe、Al、Siのいず
れか1つ以上で構成してなることにより達成される。
【0014】上記目的は、50〜95wt%のニオブ炭
化物と残部がメタルからなり、該メタルは1〜40wt
%のMoと10〜50wt%のCrと残部をNiで構成
してなることにより達成される。
化物と残部がメタルからなり、該メタルは1〜40wt
%のMoと10〜50wt%のCrと残部をNiで構成
してなることにより達成される。
【0015】上記目的は、50〜95wt%のニオブ炭
化物と残部がメタルからなり、該メタルは1〜40wt
%のMoと10〜50wt%のCrと0.5〜10wt
%のNbと残部をNiで構成してなることにより達成さ
れる。
化物と残部がメタルからなり、該メタルは1〜40wt
%のMoと10〜50wt%のCrと0.5〜10wt
%のNbと残部をNiで構成してなることにより達成さ
れる。
【0016】上記目的は、50〜95wt%のニオブ炭
化物と残部がメタルからなり、該メタルは1〜40wt
%のMoと10〜50wt%のCrと残部をNiで構成
してなる合金粒子と、1〜30wt%のMo単独粒子を
含むことにより達成される。
化物と残部がメタルからなり、該メタルは1〜40wt
%のMoと10〜50wt%のCrと残部をNiで構成
してなる合金粒子と、1〜30wt%のMo単独粒子を
含むことにより達成される。
【0017】上記目的は、前記Moが他の元素の粒子の
平均粒径と比較して小さい中心粒径をもつ粒子でなるこ
とにより達成される。
平均粒径と比較して小さい中心粒径をもつ粒子でなるこ
とにより達成される。
【0018】上記目的は、ニオブ炭化物及びメタル粒子
を1000℃以上の非酸化性雰囲気中で焼結したことに
より達成される。
を1000℃以上の非酸化性雰囲気中で焼結したことに
より達成される。
【0019】上記目的は、耐食・耐摩耗性溶射材料を用
い高エネルギ密度溶射方法で形成されたたことにより達
成される。
い高エネルギ密度溶射方法で形成されたたことにより達
成される。
【0020】
【作用】上記の構成のように50〜95wt%のニオブ
炭化物をベースとし、Niベースのバインダで結合さ
せ、更にCr、Mo、Nbを添加することで大幅な耐食
性の改善が達成される。即ち、溶射皮膜中のバインダ
(Niベース合金)とニオブ炭化物との化合中間層の耐
食性が向上するため性能の向上が図られるが、Crを添
加することで酸化クロム層によりメタルバインダの耐食
性が改善され、更にMoを添加することで酸化クロム層
が強固に形成し、一層耐食性は向上する。更にMoを添
加することでMoC化合物の形成と見られる化合層がバ
インダと炭化物の馴染みを改善し、粒子間の欠陥の発生
を防止する。更に、Nbを添加すれば皮膜中でのNbC
とのなじみが改善されるとともに、メタルバインダに形
成されるクロム酸化物層は一層強固に固着し、硫酸ばか
りでなく塩素イオン雰囲気中でも耐食性が大幅に改善さ
れる。
炭化物をベースとし、Niベースのバインダで結合さ
せ、更にCr、Mo、Nbを添加することで大幅な耐食
性の改善が達成される。即ち、溶射皮膜中のバインダ
(Niベース合金)とニオブ炭化物との化合中間層の耐
食性が向上するため性能の向上が図られるが、Crを添
加することで酸化クロム層によりメタルバインダの耐食
性が改善され、更にMoを添加することで酸化クロム層
が強固に形成し、一層耐食性は向上する。更にMoを添
加することでMoC化合物の形成と見られる化合層がバ
インダと炭化物の馴染みを改善し、粒子間の欠陥の発生
を防止する。更に、Nbを添加すれば皮膜中でのNbC
とのなじみが改善されるとともに、メタルバインダに形
成されるクロム酸化物層は一層強固に固着し、硫酸ばか
りでなく塩素イオン雰囲気中でも耐食性が大幅に改善さ
れる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて具体的
に説明する。
に説明する。
【0022】図1は本発明の実施例の溶射材料粒子の模
式図である。
式図である。
【0023】本実施例の溶射材料は、NbC粒子を50
wt%とNi20wt%及びCrとの合金を50%混合
した試料1、NbC粒子1を50wt%とNi17wt
%、Cr17wt%及びMoとの合金粒子2を50%混
合した試料2、NbCを70wt%とNi17wt%、
Cr17wt%及びMoとの合金、Mo単独で10wt
%のそれぞれを合計したものを30%混合した試料3、
NbCを70wt%とNi22%、Cr9%、Mo4%
及びNb合金を30%混合した試料4のそれぞれを10
00℃以上の非酸化性雰囲気中で焼結したものである。
wt%とNi20wt%及びCrとの合金を50%混合
した試料1、NbC粒子1を50wt%とNi17wt
%、Cr17wt%及びMoとの合金粒子2を50%混
合した試料2、NbCを70wt%とNi17wt%、
Cr17wt%及びMoとの合金、Mo単独で10wt
%のそれぞれを合計したものを30%混合した試料3、
NbCを70wt%とNi22%、Cr9%、Mo4%
及びNb合金を30%混合した試料4のそれぞれを10
00℃以上の非酸化性雰囲気中で焼結したものである。
【0024】次に本発明の他の実施例を説明する。
【0025】図2は本発明の実施例の溶射材料粒子の模
式図である。
式図である。
【0026】本図は平均粒径10μmのNbC70wt
%と平均粒径20μmのNi17wt%、Cr17wt
%及びMoとの合金をwt20%、そして平均粒径1μ
mのMoを10wt%混合し、水素雰囲気中1200℃
で2時間焼結した溶射材料の状態を示すものである。こ
の粉末を溶射した場合Mo粒子が他の粒子より細かいた
め、溶射後皮膜中に均一に分散され、かつNbCと化合
しやすいため上記実施例と同等以上の効果が得られる。
%と平均粒径20μmのNi17wt%、Cr17wt
%及びMoとの合金をwt20%、そして平均粒径1μ
mのMoを10wt%混合し、水素雰囲気中1200℃
で2時間焼結した溶射材料の状態を示すものである。こ
の粉末を溶射した場合Mo粒子が他の粒子より細かいた
め、溶射後皮膜中に均一に分散され、かつNbCと化合
しやすいため上記実施例と同等以上の効果が得られる。
【0027】表1はこの試料を用いてハステロイC板上
に爆発溶射で約200μmの厚さに溶射した皮膜を1%
硫酸水溶液(PH0.5)中に100時間浸漬した後の
腐食減量を示したものである。この結果従来技術と比較
して耐硫酸腐食性は大幅に改善されたことが明らかであ
る。
に爆発溶射で約200μmの厚さに溶射した皮膜を1%
硫酸水溶液(PH0.5)中に100時間浸漬した後の
腐食減量を示したものである。この結果従来技術と比較
して耐硫酸腐食性は大幅に改善されたことが明らかであ
る。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、硫酸水溶液中の耐食性
を大幅に改善した溶射皮膜を形成することができ、耐食
・耐摩耗に優れた表面処理が可能となる。
を大幅に改善した溶射皮膜を形成することができ、耐食
・耐摩耗に優れた表面処理が可能となる。
【図1】本発明の実施例の溶射材料の模式図である。
【図2】本発明の他の実施例の溶射材料の模式図であ
る。
る。
【図3】従来技術の溶射材料の模式図である。
1 NbC粒子 2 Ni、Cr、Mo合金粒子 3 Mo粒子 4 Cr3C2粒子 5 NiCr合金粒子
Claims (9)
- 【請求項1】 ニオブ炭化物が50〜95wt%、N
i、Cr、Fe、Al、Siのいずれか1つ以上が残部
を構成してなることを特徴とする耐食・耐摩耗性溶射材
料。 - 【請求項2】 ニオブ炭化物が50〜95wt%、Mo
が0.5〜20wt%、Ni、Cr、Fe、Al、Si
のいずれか1つ以上が残部を構成してなることを特徴と
する耐食・耐摩耗性溶射材料。 - 【請求項3】 50〜95wt%のニオブ炭化物と残部
がメタルからなり、該メタルは1〜40wt%のMoと
残部はNi、Cr、Fe、Al、Siのいずれか1つ以
上で構成してなることを特徴とする耐食・耐摩耗性溶射
材料。 - 【請求項4】 50〜95wt%のニオブ炭化物と残部
がメタルからなり、該メタルは1〜40wt%のMoと
10〜50wt%のCrと残部をNiで構成してなるこ
とを特徴とする耐食・耐摩耗性溶射材料。 - 【請求項5】 50〜95wt%のニオブ炭化物と残部
がメタルからなり、該メタルは1〜40wt%のMoと
10〜50wt%のCrと0.5〜10wt%のNbと
残部をNiで構成してなることを特徴とする耐食・耐摩
耗性溶射材料。 - 【請求項6】 50〜95wt%のニオブ炭化物と残部
がメタルからなり、該メタルは1〜40wt%のMoと
10〜50wt%のCrと残部をNiで構成してなる合
金粒子と、1〜30wt%のMo単独粒子を含むことを
特徴とする耐食・耐摩耗性溶射材料。 - 【請求項7】 前記Moが他の元素の粒子の平均粒径と
比較して小さい中心粒径をもつ粒子でなることを特徴と
する請求項2から請求項6のうち何れかの請求項に記載
の耐食・耐摩耗性溶射材料。 - 【請求項8】 ニオブ炭化物及びメタル粒子を1000
℃以上の非酸化性雰囲気中で焼結したことを特徴とする
請求項3から請求項6のうち何れかの請求項に記載の耐
食・耐摩耗性溶射材料。 - 【請求項9】 請求項1から請求項8のうち何れかの請
求項に記載の耐食・耐摩耗性溶射材料を用い高エネルギ
密度溶射方法で形成されたことを特徴とする溶射皮膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4133589A JPH05320859A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 耐食・耐摩耗性溶射材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4133589A JPH05320859A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 耐食・耐摩耗性溶射材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05320859A true JPH05320859A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=15108346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4133589A Pending JPH05320859A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 耐食・耐摩耗性溶射材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05320859A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010511137A (ja) * | 2006-12-08 | 2010-04-08 | コリア アトミック エナジー リサーチ インスティテュート | 原子力水素生産用高温高圧耐食性プロセス熱交換器 |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP4133589A patent/JPH05320859A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010511137A (ja) * | 2006-12-08 | 2010-04-08 | コリア アトミック エナジー リサーチ インスティテュート | 原子力水素生産用高温高圧耐食性プロセス熱交換器 |
US8381803B2 (en) | 2006-12-08 | 2013-02-26 | Korea Atomic Energy Research Institute | High temperature and high pressure corrosion resistant process heat exchanger for a nuclear hydrogen production system |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |