JPH05320131A - 新規置換アミノ酸誘導体、その製法およびそれを含有する医薬組成物 - Google Patents

新規置換アミノ酸誘導体、その製法およびそれを含有する医薬組成物

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JPH05320131A
JPH05320131A JP2403919A JP40391990A JPH05320131A JP H05320131 A JPH05320131 A JP H05320131A JP 2403919 A JP2403919 A JP 2403919A JP 40391990 A JP40391990 A JP 40391990A JP H05320131 A JPH05320131 A JP H05320131A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 動脈高血圧症ならびに老化又は退行性痴呆に
伴う神経運動性障害の治療に有用な置換アミノ酸誘導体
及びその製造法の提供。 【構成】 式(I)の化合物,それを製造するのに有用
な式(VI)の中間体化合物ならびに式(I)化合物を活
性因子として含有する動脈高血圧症および老化やアルツ
ハイマー症,ピック病,多発梗塞性痴呆そしてビンスワ
ンゲル病のような老齢又は老齢前の退行性痴呆に伴う神
経運動性障害の治療に有用な医薬組成物。 [式中,R及びRは,m=1のときにHを,m=2
のときはH又は低級アルキル基を表わし;Rはアルコ
キシ基,アルキルアミノ基等を;Rは(アミノ置換)
低級アルキル基を;Rはアミノ基,アルコキシ基,水
酸を;RはH,アリール基をそれぞれ表わし,m=
1,2;n=1〜6である] 【効果】 式(I)の化合物は,コリン作働性神経伝達
を介して記憶過程を促進するとともに,アンジオテンシ
ン変換酵素に対して阻害作用を及ぼす。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】本発明は新規置換アミノ酸誘導体、その製
法およびそれらを含む医薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】既知の変換酵素阻害剤の中で、いくつか
の物は、ノウトロピック(nootropic)剤とし
て説明されてきた。認知機能障害の調節剤としての特性
を有する、ヨーロッパ特許出願EP307,874、E
P288,907およびEP243,645に記載され
た化合物がこの例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の化合物は新規
であることの外に、薬理学的作用の強さにおいて、従来
技術のノウトロピック(nootropic)剤と異な
っている。
【0004】事実、本発明の化合物は、例えばオキシラ
セタムのような最も有効なノウトロピック剤よりはるか
に少ない量で記憶の過程において促進作用を発揮する。
【0005】この記憶増強作用は特に、コリン作働性神
経伝達を介して発揮される。更に、本発明の誘導体はア
ンジオテンシン変換酵素に対して阻害作用を有し、この
作用は抗血圧上昇作用および脳の異常(脳卒中、多発梗
塞性痴呆)における最も重要な危険因子の一つである高
血圧で生じる結果を妨げる作用を誘導体に付与する。
【0006】即ち、これらの様々な特性は本発明の誘導
体が文献に記述されている関連した構造を有する誘導体
よりも、治療においてはるかに適していることを示して
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はより具体的には
一般式(I)に相当する新規二環状アミノ酸誘導体、
【0008】
【化3】
【0009】(式中;(イ) R1 は1つ又は2つ以上
の線状もしくは分枝状低級アルキル基で任意に置換され
た線状又は分枝状の低級又は高級アルコキシ基もしくは
アミノ基を表わし、
【0010】(ロ) R2 はアミノ基で任意に置換され
た線状又は分枝状低級アルキル基を表わし、
【0011】(ハ) R3 は、R1 又はR3 に1つ以上
のアミノ基が存在するという条件付きで、アミノ基、線
状又は分枝状の低級又は高級アルコキシ基もしくは水酸
基を表わし、
【0012】(ニ) R4 は水素原子又はアリール基を
表わし、(ホ) mは1又は2に等しく、(ヘ) nは
1から6の間の数で、
【0013】(ト) RaおよびRbは同一もしくは異
なり、m=1の時は水素原子を、又はm=2の時は線状
又は分枝状の低級アルキル基もしくは水素原子を表わ
し、ここで低級という語はそのように記述された基が1
から6個の炭素原子を有していることを示し、高級とい
う語はそのように記述された基が7から12個の炭素原
子を有していることを示しているものとする)、
【0014】該化合物の鏡像異性体、ジアステレオ異性
体、およびエピマー、ならびに該化合物の薬学的に許容
し得る酸又は塩基との付加塩類に関する。
【0015】薬学的に許容し得る酸として、塩酸、硫
酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸、シュウ酸、メタン
スルホン酸およびショウノウ酸などが言外の制限なしに
挙げられる。
【0016】また、薬学的に許容し得る塩基として、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、t−ブチルアミンな
どが言外の制限なしに挙げられる。
【0017】本発明はまた、一般式(I)の誘導体の製
法において、一般式
【0018】
【化4】
【0019】の化合物(式中、R4 は一般式(I)と同
じ意味を有し、R′3 はアミノ基又は線状又は分枝状の
低級又は高級アルコキシ基である)を、シアノ水素化ホ
ウ素ナトリウムのようなアルカリ金属混合水素化物の存
在下で、酸官能基が保護されている一般式、
【0020】
【化5】
【0021】(式中、Pはt−ブチルのようなアルキル
基で、R′2 はベンジルオキシカルボニルのような保護
基で保護されたアミノ基で任意に置換された線状又は分
枝状の低級アルキル基である)のアミノ酸と還元的にア
ミノ化して、一般式、
【0022】
【化6】
【0023】(式中、R′2 ,R′3 ,R′4 ,Pおよ
びnは上と同じ意味を持つ)の誘導体を得、この誘導体
の異性体を従来の分離法で任意に分離し、酸媒体中で脱
保護化し、一般式、
【0024】
【化7】
【0025】(式中、R′2 ,R′3 ,R4 およびnは
上と同じ意味を持つ)の誘導体を得、この一般式(V)
の誘導体を次に、W.KONIGおよびR.GEIGE
R(Ber.103,788,1970)が記述してい
るペプチドカップリング法によって一般式、
【0026】
【化8】
【0027】(式中、Ra,Rb,mおよびR1 は一般
式(I)と同じ意味を持つ)の誘導体と結合させて、一
般式(I)の誘導体の特殊な例である一般式、
【0028】
【化9】
【0029】(式中、Ra,Rb,R1 ,R′2 ,R′
3 ,R4 ,mおよびnは上記と同じ意味を持つ)の誘導
体に至り、もし望むなら、R′2 が線状又は分枝状の低
級アルキル基で、R′3 が線状又は分枝状の低級又は高
級アルコキシ基である場合、塩基又は酸の作用を施して
一般式(I)の誘導体の特殊な例である一般式、
【0030】
【化10】
【0031】(式中、Ra,Rb,R1 ,R4 ,mおよ
びnは一般式(I)におけるのと同じ意味を持ち、R′
2 は線状又は分枝状の低級アルキル基を、R3 は水酸基
を表わす)の誘導体に至り、あるいはまた、R′2 が保
護されたアミノ基で置換されたアルキル基で、R′3
線状又は分枝状の低級又は高級アルコキシ基である場
合、一般式(I/a)の誘導体はパラジウム化黒のよう
な触媒の存在下で水素化を施して一般式(I)の誘導体
の特殊な例である一般式、
【0032】
【化11】
【0033】(式中、Ra,Rb,R1 ,R4 ,nおよ
びmは一般式(I)におけるのと同じ意味を持ち、R′
2 はアミノ基で置換されたアルキル基を表わし、R′3
は線状又は分枝状の低級又は高級アルコキシ基を表わ
す)の誘導体に至り、この誘導体(I/c)は、もし望
むなら、塩基の作用を施して一般式(I)の誘導体の特
殊な例である一般式、
【0034】
【化12】
【0035】(式中、Ra,Rb,R1 ,R4 ,nおよ
びmは一般式(I)におけるのと同じ意味を持ち、R′
2 はアミノ基で置換されたアルキル基を表わし、R3
水酸基を表わす)の誘導体に至り、一般式(I/a),
(I/b),(I/c)および(I/d)の誘導体類を
従来の精製法により精製し、その誘導体類の異性体を従
来の分離法で任意に分離して、もし望むなら、その誘導
体類を薬学的に許容し得る酸又は塩基との付加塩類に変
換することを特徴とする製法をも包含する。
【0036】R1 が高級アルコキシ基である一般式(V
I)の化合物類は新規であり、これらの化合物が一般式
(I)の化合物のための合成中間体を構成するので、一
般式(I)の化合物と同じように本発明の要素となって
いる。
【0037】一般式(I)の化合物は非常に優利な薬理
学的特性を有している。
【0038】これらはアンジオテンシンI変換酵素の阻
害作用を有する一方で、健忘症をもたらすスコポラミン
の拮抗作用がある。この第一の特性により、最初の既知
のACE阻害剤、カプトリル(captoprill)
に関して既に記載されているように、これらの化合物は
動脈高血圧性疾患およびそれによって起こる結果を特に
大脳のレベルで妨害でき、患者に安らぎを与えることが
できる。
【0039】また、第二の特性により、これらの化合物
は老化、さらに老齢前、老齢および血管変性痴呆の際に
見られる学習や思い出す能力の機能障害を改善する。
【0040】この利点はコリン作働性拮抗剤による実験
的健忘症に著しく発揮される。
【0041】それ故、本発明の誘導体の記憶増強作用は
記憶の過程において、その密接な係りが古典的にも立証
されているコリン作働性神経伝達に特に関係している。
【0042】これらの集合的な特性はそれ故、本発明の
誘導体に心臓血管や脳を保護する性質および、注意、警
戒、安心や記憶の能力をもたらす記憶機能に関して助長
する性質をもたらしている。
【0043】これらの化合物の記憶作用は例えばオキシ
ラセタム(oxiracetam)のような最新のノウ
トロピック(nootropic)化合物の作用より、
ずっと強力に発揮される。
【0044】それで、これらの化合物は脳卒中、老化や
アルツハイマー症、ピック病、多発梗塞性痴呆およびビ
ンスワンゲル病のような老齢又は老齢前痴呆に伴う神経
運動性障害の予防もしくは治療に有益であることが証明
されている。
【0045】本発明の主題はまた、活性因子として、1
つ以上の一般式(I)の化合物又は該化合物の薬学的に
許容し得る酸又は塩基との付加塩の1つを単独で、又は
1つ以上の無毒で不活性な基剤又は賦形剤と組み合わせ
て含有する医薬組成物である。
【0046】本発明による医薬組成物として、経口、非
経口又は鼻腔投与、裸錠又は糖衣錠、舌下錠、1回分包
装(sachets)、パケット(packets)、
硬ゼラチンカプセル、舌下製剤、棒型薬、坐薬、クリー
ム、軟膏、皮膚ゼリーなどの形態の組成物が具体的には
挙げられる。
【0047】適当な投薬量は患者の年齢や体重、状況の
性質や厳しさの程度、および投与経路によって変る。投
与経路には経口、鼻腔、直腸又は非経口などが可能であ
る。一般的には、一回の投薬量は、24時間当たり1か
ら3回投与するとして、0.1から100mgの範囲であ
る。
【0048】次の実施例は本発明を説明するものであっ
て、これを何ら限定するものではない。
【実施例】
【0049】実施例1:(3S)−2−{(S)−2−
〔(S)−1−(エトキシカルボニル)−ブチルアミ
ノ〕プロピオニル}−3−カルバモイル−2−アザビシ
クロ〔2.2.2〕オクタン W.KONIGとR.GEIGER(Ber,103
788,1970)によって記述された(DCC/HO
BT)ペプチドカップリング法を用いて、特許FR2,
585,709記載の(3S)−3−カルバモイル−2
−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタン0.02モルと
VINCENTら(Tetrahednon Lett
ers 23,(1982),1677−1680)の
記述による(S)−N−〔(S)−1−エトキシカルボ
ニル)ブチル〕アラニン0.02モルとから、目的の生
成物を調製し、この生成物をシリカゲルを用いたクロマ
トグラフィー(溶離溶媒:ジクロロメタン/エタノー
ル、90:10)で精製し、次いで凍結乾燥する。
【0050】収率:58% 1 H−NMR(CDCl3 ):
【0051】
【化13】
【0052】 δ=0.9 ppm(3H,m) δ=1.3 ppm(6H,m) δ=1.6 ppm(12H,m) δ=2.0 ppm(1H,m) δ=3.1から3.6 ppm(2H,m)の間 δ=4.0 ppm(1H,m) δ=4.2 ppm(2H,q) δ=4.4 ppm(1H,m)
【0053】実施例2:(3S)−2−{(S)−2−
〔(S)−1−カルボキシブチルアミノ〕−プロピオニ
ル}−3−カルバモイル−2−アザビシクロ−〔2.
2.2〕オクタン 実施例1で得た化合物の4.25ミリモル(1.5g)
を0.1規定の水酸化ナトリウム50cm3 中に溶解す
る。溶液を室温で24時間放置し、1規定の塩酸を加え
て中和してから、蒸発乾涸する。残渣をイソプロパノー
ル50cm3 で取り出し、濾過、蒸発してから、水40cm
3 中に取り込む。目的の生成物は凍結乾燥後得られる。収率 :94% 1 H−NMR (DMSO−d6 ):
【0054】
【化14】
【0055】 δ=0.9 ppm(3H,t) δ=1.0から2.4 ppm(13H,m)の間 δ=1.2 ppm(3H,d) δ=3.05 ppm(1H,t) δ=3.85 ppm(1H,m) δ=3.9 ppm(1H,q) δ=4.1 ppm(1H,d)
【0056】実施例3:(3S)−2−{(S)−2−
〔(S)−1−カルバモイルブチルアミノ〕プロピオニ
ル}−3−カルバモイル−2−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタン A段階:(S)−N−〔(S)−1−カルバモイルブチ
ル〕アラニン (S)−N−〔(S)−1−(エトキシカルボニル)ブ
チル〕アラニン10gを28%水アンモニア水溶液10
0ml中に100℃で18時間放置する。溶媒を蒸発した
後、残渣を水50mlで取り出す。溶液を蒸発乾涸してか
ら、イソプロパノール100mlで取り出し、蒸発させ
る。目的の生成物は真空下で乾燥後得られる。収率 :95% 1 H−NMR (DMSO−d6 ):
【0057】
【化15】
【0058】 δ=0.9 ppm(3H,t) δ=1.3 ppm(3H,d) δ=1.2から1.7 ppm(4H,m)の間 δ=3.1 ppm(1H,q) δ=3.2 ppm(1H,m) B段階:(3S)−2−{(S)−2〔(S)−1−カ
ルバモイルブチルアミノ〕プロピオニル}−3−カルバ
モイル−2−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタン (S)−N−〔(S)−1−(エトキシカルボニル)ブ
チル〕アラニンをA段階で得た(S)−N−〔(S)−
1−カルバモイルブチル〕アラニンで置きかえて実施例
1と同じ操作を行い、目的の生成物を得て、この生成物
をシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(溶離溶媒:
ジクロロメタン/メタノール/アンモニア溶液,90:
10:0.5)で精製する。収率 :22% 1 H−NMRスペクトル(DMSO−d6 ):
【0059】
【化16】
【0060】 δ=0.8 ppm(3H,t) δ=1.1 ppm(3H,d) δ=1.2から2.3 ppm(13H,m)の間 δ=2.7 ppm(1H,m) δ=3.4 ppm(1H,m) δ=3.8 ppm(1H,m) δ=4.1 ppm(1H,m)
【0061】実施例4:(3S)−2−{(S)−2−
〔(S)−1−カルバモイルブチル−アミノ〕プロピオ
ニル}−2−アザビシクロ〔2.2.2〕−オクタン−
3−カルボン酸n−オクチルエステル A段階:(3S)−2−アザビシクロ〔2.2.2〕オ
クタン−3−カルボン酸n−オクチルエステル塩酸塩 塩化チオニル9.6mlを0℃まで冷却したn−オクタノ
ール60mlを入れた250mlの丸底フラスコに滴加す
る。0℃で10分間かくはんした後、(3S)−2−ア
ザビシクロ〔2.2.2〕オクタン−3−カルボン酸
(特許FR2,585,709記載)18.6gをゆっ
くり加える。反応混合物を室温で一晩かくはんしてか
ら、80℃で6時間加熱し、再び室温で一晩放置する。
無水エーテル100mlを加え、未反応の塩酸塩を濾過し
てから、濾液を濃縮して水/エーテルの混合物(50:
50)に取り込む。水相を濃縮し、真空下で乾燥して目
的の生成物を得る。収率 :81% B段階:(3S)−2−{(S)−2−〔(S)−1−
カルバモイルブチルアミノ〕プロピオニル}−2−アザ
ビシクロ〔2.2.2〕オクタン−3−カルボン酸n−
オクチルエステル (S)−N−〔(S)−1−(エトキシカルボニル)ブ
チル〕アラニンを実施例3のA段階に記述の(S)−N
−〔(S)−1−カルバモイルブチル〕アラニンで、お
よび、(3S)−3−カルバモイル−2−アザビシクロ
〔2.2.2〕−オクタンをA段階で得た(前もってト
リエチルアミンで中和した)(3S)−2−アザビシク
ロ〔2.2.2〕オクタン−3−カルボン酸n−オクチ
ルエステル塩酸塩で置き換えて、実施例1記述と同じ操
作を行い、シリカゲルを用いるクロマトグラフィー(溶
離溶媒:ジクロロメタン/エタノール,95:5)で精
製して目的の生成物を得る。収率 :21% 1 H−NMR (CDCl3 ):
【0062】
【化17】
【0063】 δ=0.9 ppm(6H,m) δ=1.15から1.90 ppm(27H,m)の間 δ=2.05 ppm(1H,m) δ=2.85 ppm(1H,t) δ=3.4 ppm(1H,q) δ=3.8 ppm(1H,m) δ=4.00から4.25 ppm(2H,m)の間 δ=4.4 ppm(1H,m)
【0064】実施例5:(3S)−2−{(S)−2−
〔(S)−1−(エトキシカルボニル)3−フェニルプ
ロピルアミノ〕プロピオニル}−3−カルバモイル−2
−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタン (S)−N−〔(S)−1−(エトキシカルボニル)ブ
チル〕アラニンをJ.S.KALTENBROWNら
(Organic PreparationsProc
edures Int.15(1−2),35−40
(1983))の記述による(S)−N−〔1−(エト
キシカルボニル)−3−フェニルプロピル〕アラニンで
置き換えて、実施例1記述と同じ操作を行い、得られた
目的の生成物を0.5規定の塩酸に溶解し、不溶物を分
離するために濾過し、濾液を中和し、沈澱物を分離する
ために濾過し、水で洗った後精製する。収率 :85% 1 H−NMR (DMSO−d6 ):
【0065】
【化18】
【0066】 δ=1.1 ppm(3H,d) δ=1.2 ppm(3H,t) δ=1.3から2.3 ppm(11H,m)の間 δ=2.6 ppm(2H,m) δ=3.2 ppm(2H,m) δ=3.5 ppm(1H,m) δ=4.0 ppm(1H,m) δ=4.1 ppm(2H,q) δ=7.2 ppm(5H,m)
【0067】実施例6:(3S)−2−{(S)−2−
〔(S)−1−カルボキシ−3−フェニルプロピルアミ
ノ〕プロピオニル}−3−カルバモイル−2−アザビシ
クロ〔2.2.2〕オクタン 実施例5で得た化合物の1gを6規定塩酸50cm3 に溶
解し、8時間還流する。蒸発後、残渣を水50cm3 に溶
解し、DOWEX50WX8樹脂と結合させる。水で洗
った後、生成物を水−ピリジン混合物(90:10)で
溶離する。蒸発後得られた目的の生成物をシリカゲルを
用いるクロマトグラフィー(溶離溶媒:アセトン/水,
90:10)で精製し、水で取り込んでから凍結乾燥す
る。収率 :13% 1 H−NMR (DMSO−d6 ):
【0068】
【化19】
【0069】 δ=1.3 ppm(3H,d) δ=1.2から2.2 ppm(11H,m)の間 δ=2.6 ppm(2H,m) δ=3.1 ppm(1H,t) δ=4.0 ppm(3H,m) δ=7.2 ppm(5H,m)
【0070】実施例7:(3S)−2−{(S)−2−
〔(S)−1−(エトキシカルボニル)3−フェニルプ
ロピルアミノ〕−6−アミノヘキサノイル}−3−カル
バモイル−2−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタン A段階:(3S)−2−{(S)−2−〔(S)−1−
(エトキシカルボニル)3−フェニルプロピルアミノ〕
−6−(ベンジルオキシカルボニル−アミノ)ヘキサノ
イル}−3−カルバモイル−2−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタン (S)−N−〔(S)−1−(エトキシカルボニル)ブ
チル〕アラニンを、特許FR2,619,813記載の
(S)−2−〔(S)−1−(エトキシカルボニル)−
3−フェニルプロピルアミノ〕−6−(ベンジルオキシ
カルボニルアミノ)ヘキサン酸で置き換えて、実施例1
と同じ操作を行い、目的の生成物を得る。収率 :63% B段階:(3S)−2−{(S)−2−〔(S)−1−
(エトキシカルボニル)3−フェニルプロピルアミノ〕
−6−アミノヘキサノイル}−3−カルバモイル−2−
アザビシクロ〔2.2.2〕オクタン A段階で得た生成物の6.4gを無水エタノール60ml
に溶解する。パラジウム化黒(10%Pd)0.5gを
添加し、3kg/cm2 の水素圧下、室温で20時間水素化
分解後、混合物を濾過、蒸発させる。残渣を水100ml
に取り込む。溶液を濾過し、凍結乾燥して目的の生成物
を得る。収率 :82% 1 H−NMR (CDCl3 ):
【0071】
【化20】
【0072】 δ=1.3 ppm(3H,t) δ=1.7 ppm(14H,m) δ=2.2 ppm(1H,m) δ=2.7 ppm(6H,t) δ=3.1 ppm(1H,m) δ=3.5から4.1 ppm(2H,m)の間 δ=4.2 ppm(2H,q) δ=4.4 ppm(1H,m) δ=7.3 ppm(5H,m)
【0073】実施例8:(3S)−2−{(S)−2−
〔(S)−1−カルボキシ−3−フェニル−プロピルア
ミノ〕−6−アミノヘキサノイル}−3−カルバモイル
−2−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタン 実施例1で得た化合物を実施例7で得た(3S)−2−
{(S)−2−〔(S)−1−(エトキシカルボニル)
−3−フェニルプロピルアミノ〕−6−アミノヘキサノ
イル}−3−カルバモイル−2−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタンで置き換えて、実施例2と同じ操作を
行い、目的の生成物を得る。収率 :72% 1 H−NMR (DMSO−d6 ):
【0074】
【化21】
【0075】 δ=2.1から3.0 ppm(7H,m)の間 δ=3.4 ppm(1H,m) δ=3.8 ppm(1H,m) δ=4.05 ppm(1H,m) δ=7.1 ppm(5H,m)
【0076】実施例9:(3S)−2−{(S)−2−
〔(S)−1−カルバモイル−3−フェニルプロピルア
ミノ〕プロピオニル}−3−カルバモイル−2−アザビ
シクロ〔2.2.2〕オクタン A段階:(S)−N−〔(S)−1−カルバモイル−3
−フェニルプロピル〕アラニン (S)−N−〔(S)−1−(エトキシカルボニル)ブ
チル〕アラニンを、(S)−N−〔(S)−1−(エト
キシカルボニル)−3−フェニルプロピル〕アラニンで
置き換えて実施例3のA段階と同じ操作を行い、目的の
生成物を得る。収率 :96% 1 H−NMR (DMSO−d6 ):
【0077】
【化22】
【0078】 δ=1.25 ppm(3H,d) δ=1.7から2.0 ppm(2H,m) δ=3.0から3.35 ppm(2H,m)の間 δ=2.6 ppm(2H,m) δ=7.3 ppm(5H,m) B段階:(3S)−2−{(S)−2−〔(S)−1−
カルバモイル−3−フェニルプロピルアミノ〕プロピオ
ニル}−3−カルバモイル−2−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタン (S)−N−〔(S)−1−カルバモイルブチル〕アラ
ニンを前段階で得た(S)−N−〔(S)−1−カルバ
モイル−3−フェニルプロピル〕アラニンで置き換え
て、実施例3のB段階と同じ操作を行い、シリカゲルで
精製(溶離溶媒:ジクロロメタン/メタノール/アンモ
ニア溶液,90:10:0.5)後、目的の生成物を得
る。収率 :24% 1 H−NMR (DMSO−d6 ):
【0079】
【化23】
【0080】 δ=1.15 ppm(3H,d) δ=1.20から1.90 ppm(9H,m)の間 δ=1.9 ppm(2H,m) δ=2.65 ppm(2H,m) δ=2.80 ppm(2H,m) δ=3.45 ppm(1H,m) δ=4.15 ppm(1H,m) δ=7.2 ppm(5H,m)
【0081】実施例10:(3S)−2−{(S)−2
−〔(S)−1−カルバモイル−3−フェニルプロピル
アミノ〕−6−アミノヘキサノイル}−2−アザビシク
ロ〔2.2.2〕オクタン−3−カルボン酸n−オクチ
ルエステル塩酸塩 A段階〕:(S)−2−〔(S)−1−カルバモイル−
3−フェニルプロピルアミノ〕−6−(ベンジルオキシ
カルボニルアミノ)ヘキサン酸 (S)−N−〔(S)−1−(エトキシカルボニル)ブ
チル〕アラニンを(S)−2−〔(S)−1−(エトキ
シカルボニル)−3−フェニルプロピルアミノ〕−6−
(ベンジルオキシカルボニルアミノ)ヘキサン酸で置き
換えて、実施例3のA段階と同じ操作を行い、目的の生
成物を得る。収率 :85% 1 H−NMR (DMSO−d6 ):
【0082】
【化24】
【0083】 δ=0.7から1.8 ppm(6H,m)の間 δ=1.9 ppm(2H,m) δ=2.65 ppm(2H,m) δ=3.0 ppm(2H,m) δ=3.15から3.5 ppm(2H,m)の間 δ=5.00 ppm(2H,s) δ=7.25 ppm(10H,m)
【0084】B段階:(3S)−2−{(S)−2−
〔(S)−1−カルバモイル−3−フェニル−プロピル
アミノ〕−6−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−
ヘキサノイル}−2−アザビシクロ〔2.2.2〕オク
タン−3−カルボン酸n−オクチルエステル (S)−N−〔(S)−1−カルバモイルブチル〕アラ
ニンをA段階で得た(S)−2−〔(S)−1−カルバ
モイル−3−フェニルプロピルアミノ〕−6−(ベンジ
ルオキシカルボニルアミノ)ヘキサン酸で置き換えて、
実施例4のB段階と同じ操作を行い、目的の生成物を得
て、シリカゲルを用いるクロマトグラフィー(溶離溶
媒:ジクロロメタン/エタノール,97:3)で精製す
る。収率 :26%
【0085】C段階:(3S)−2−{(S)−2−
〔(S)−1−カルバモイル−3−フェニルプロピルア
ミノ〕−6−アミノヘキサノイル}−2−アザビシクロ
〔2.2.2〕オクタン−3−カルボン酸n−オクチル
エステル塩酸塩 実施例7のA段階で得た生成物をB段階に記述の生成物
で置き換えて、実施例7のB段階と同じ操作を行い、エ
ーテル中に油性の残渣を溶解し、エーテル性の塩化水素
で酸性化し、濾過しヘキサンで洗い、水に溶解し、凍結
乾燥して目的の生成物を得る。収率 :61% 1 H−NMR(D2 O):
【0086】
【化25】
【0087】 δ=0.8 ppm(3H,t) δ=1.0から2.1 ppm(29H,m)の間 δ=2.6 ppm(2H,t) δ=2.9 ppm(2H,t) δ=3.6 ppm(1H,t) δ=約4.1 ppm(5H,m) δ=7.1 ppm(5H,m)
【0088】実施例11:2−{(S)−2−〔(S)
−1−(エトキシカルボニル)−3−フェニルプロピル
アミノ〕プロピオニル}−3−カルバモイル−2−アザ
ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン,α−異性体 (3S)−3−カルバモイル−2−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタンをフランス特許No.89/08,6
72記載の3−カルバモイル−2−アザビシクロ〔2.
2.1〕ヘプタン,α−異性体で置き換えて、実施例5
と同じ操作を行い、シリカゲルを用いるクロマトグラフ
ィー(溶離溶媒:ジクロロメタン/メタノール/アンモ
ニア溶液,95:5:0.5)にかけた後、目的の生成
物を得る。収率 :19% 1 H−NMR(DMSO−d6 ):
【0089】
【化26】
【0090】 δ=1.1 ppm(3H,d) δ=1.2 ppm(3H,t) δ=1.3から1.9 ppm(8H,m)の間 δ=2.6 ppm(3H,m) δ=3.1 ppm(1H,m) δ=3.6 ppm(1H,m) δ=4.0 ppm(1H,m) δ=4.1 ppm(2H,q) δ=4.4 ppm(1H,m) δ=7.2 ppm(5H,m)
【0091】実施例12:2−{(S)−2−〔(S)
−1−(エトキシカルボニル)ブチルアミノ〕プロピオ
ニル}−3−カルバモイル−2−アザビシクロ〔2.
2.1〕ヘプタン,α−異性体 (3S)−3−カルバモイル−2−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタンをフランス特許No.89/08,6
72記載の3−カルバモイル−2−アザビシクロ〔2.
2.1〕ヘプタン,α−異性体で置き換えて、実施例1
と同じ操作を行い、目的の生成物を得る。収率 :38% 1 H−NMR(DMSO−d6 ):
【0092】
【化27】
【0093】 δ=0.8 ppm(3H,t) δ=1.1 ppm(3H,d) δ=1.2 ppm(3H,t) δ=1.0から1.7 ppm(10H,m)の間 δ=2.6 ppm(1H,m) δ=3.1 ppm(1H,t) δ=3.5 ppm(1H,q) δ=4.1 ppm(3H,m) δ=4.4 ppm(1H,m)
【0094】実施例13:(3S)−2−{(S)−2
−〔(S)−1−(エトキシカルボニル)−ブチルアミ
ノ〕プロピオニル}−3−カルバモイル−1,4−ジメ
チル−2−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタン (S)−カルバモイル−2−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタンをフランス特許No.89/08,672
記載の(S)−カルバモイル−1,4−ジメチル−2−
アザビシクロ〔2.2.2〕オクタンで置き換えて、実
施例1と同じ操作を行い目的の生成物を得る。
【0095】実施例14:(3S)−2−{(S)−2
−〔(S)−1−カルバモイルブチルアミノ〕プロピオ
ニル}−4−メチル−1−イソプロピル−2−アザビシ
クロ〔2.2.2〕オクタン−3−カルボン酸n−オク
チルエステル 実施例4のA段階の(3S)−2−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタン−3−カルボン酸を、フランス特許N
o.89/08,672記載の(3S)−4−メチル−
1−イソプロピル−2−アザビシクロ〔2.2.2〕オ
クタン−3−カルボン酸に置き換えて、実施例4と同じ
操作を行い、目的の生成物を得る。
【0096】本発明の誘導体の薬理学的研究
【0097】実施例15:アンジオテンシI変換酵素に
おける阻害作用 変換酵素の活性は、ヒピュリールヒスチジールロイシン
(HHL)の馬尿酸への変換反応を利用するRYAN
J.W.ら(Biochem.J.,1977,16
7,501−504)の方法によって、in vitr
oで決定される。馬尿酸は酢酸エチルで抽出後、液体シ
ンチレーションで分析される。化合物の阻害作用は基質
および変換酵素の存在下、異なる用量でのインキュベー
ションによって決定する。その結果は化合物のIC50
表わす。これらの条件下で、実施例2の化合物は5×1
-8Mに等しいIC50を有し、実施例8の化合物の場合
は1.8×10-8Mである。
【0098】実施例16:錯記憶(promnesi
c)効果 体重210−240gの雄のOFAラット(Iffa−
Credo)を標準的な環境条件下で個別のケージに入
れておく。記憶テストはスコポラミンの事前注射で実験
的な健忘症を起している状態での一試行・受動回避(o
ne trial−passive avoidanc
e)を調べるテストである。
【0099】テスト用の装置は自動的に閉じるドアで二
つの区画に仕切られる囲いからなる。条件付けの日に、
それぞれのラットを嫌悪を催すような(白く、明るく照
らされた)区画に60秒間入れる。
【0100】次にドアを素早く開け、ラットが心地よく
感じる(黒で暗い)区画に自由に入れるようにする。し
かし、そちらに行くとドアが閉まり、ついで暗い区画の
床から電気的ショック(0.6mAで3秒間)を受けざ
るを得ないようにしておく。同じことを24時間後に行
って記憶の保持を測定する。このために、黒の区画へ通
過するまでの反応時間を最大観察時間、300秒間に設
定して、測定する。
【0101】上記の条件で観察したところ、対照動物で
は罰付きの黒の区画へは行かなかった。スコポラミン投
与の健忘症のラット(最初の条件付けの30分前に1mg
/kgI.P.)では、通過の反応時間は、対照動物に比
べて大きく減少している。
【0102】本発明の化合物の記憶増強効果はスコポラ
ミンを投与した動物で測定した。これらの化合物を記憶
テストの前3日間に1日2回、および条件付テストの1
時間前(即ち、スコポラミン投与の30分前)にI.
P.に投与する。化合物の錯記憶(promnesi
c)効果は健忘症動物の通過時間を増加させる。本発明
の化合物を記憶障害の治療において提案された最新のノ
ウトロピック(nootropic)剤、オキシラセタ
ムと比較する。
【0103】結果:健忘症でない対照動物では、記憶保
持の平均反応時間は295秒で、95%の動物は罰付き
の区画には戻らない。健忘症の対照動物では、記憶保持
の平均反応時間は著しく減少し(111.9秒:p<
0.001)、罰付きの区画に戻らない動物は11%に
すぎない(p<0.005)。
【0104】本発明の化合物は、スコポラミンによる健
忘症を著しく抑制する。この保護作用は化合物のあるも
ので、0.01mg/kg以上で観察され、錯記憶(pro
mnesic)量の範囲は、0.01から1mg/kgであ
る。この効果は記憶力を促進する化合物に特有の逆U−
型曲線をたどる。
【0105】次の表は例として、本発明の二つの誘導体
および最新のノウトロピック(nootropic)化
合物のオキシラセタムで得られた結果を対照している。
本条件下で、オキシラセタムは、30mg/kg以上で保護
活性を示す。
【0106】
【表1】
【0107】*p<0.05 **p<0.01
***p<0.005 (スコポラミン対照と比較して) 通過の反応時間:Mann−Whitneyテスト 300秒保持%:300秒の保持テスト中回避のパーセ
ント評価におけるLog−rankテスト
【0108】即ち、本発明の化合物のノウトロピック
(nootropic)効果は特に、これらの化合物が
記憶および思い出す能力を改善するように促すコリン作
働性神経伝達によって発揮される。
【0109】実施例17:医薬組成物 錠剤:2mgの活性因子を含む錠剤1000錠の調剤処方 (3S)−2−{(S)−2−〔(S)−1−(エトキシカルボニル)ブチル アミノプロピオニル}−3−カルバモイル−2−アザビシクロ〔2.2.2〕 オクタン …2g ヒドロキシプロピルセルロース …2g コムギ澱粉 …10g ラクトース …100g ステアリン酸マグネシウム …3g タルク …3g
【手続補正書】
【提出日】平成3年3月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 (式中、 (イ) Rは1つ又は2つの線状もしくは分枝状低級
アルキル基で任意に置換された線状又は分枝状の低級又
は高級アルコキシ基もしくはアミノ基を表わし、 (ロ) Rはアミノ基で任意に置換された線状又は分
枝状低級アルキル基を表わし、 (ハ) Rは、R又はRに1つ以上のアミノ基が
存在するという条件付きで、アミノ基、線状又は分枝状
の低級又は高級アルコキシ基又は水酸基を表わし、 (ニ) Rは水素原子又はアリール基を表わし、 (ホ) mは1又は2に等しく、 (ヘ) nは1から6の間の数で、 (ト) RaおよびRbは同一もしくは異なり、 m=1の時は水素原子を、又はm=2の時は線状もしく
は分枝状の低級アルキル基又は水素原子を表わし、ここ
で、低級という語はそのように記述された基が1から6
個の炭素原子を有していることを示し、高級という語は
そのように記述された基が7から12個の炭素原子を有
していることを示しているものとする)の化合物、該化
合物の鏡像異性体、ジアステレオ異性体およびエピマ
ー、ならびに該化合物の薬学的に許容し得る酸又は塩基
との付加塩類。
【化2】 の化合物。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】これらはアンジオテンシンI変換酵素の阻
害作用を有する一方で、健忘症をもたらすスコポラミン
の拮抗作用がある。この第一の特性により、最初の既知
のACE阻害剤、カプトプリル(captopril
l)に関して既に記載されているように、これらの化合
物は動脈高血圧性疾患およびそれによって起こる結果を
特に大脳のレベルで妨害でき、患者に安らぎを与えるこ
とができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】実施例1:(3S)−2{(S)−2−
〔(S)−1−(エトキシカルボニル)−ブチルアミ
ノ〕プロピオニル}−3−カルバモイルー2−アザビシ
クロ〔2.2.2〕オクタン W.KONIGとR.GEIGER(Ber,103
788,1970)によって記述された(DCC/HO
BT)ペプチドカップリング法を用いて、特許FR2,
585,709記載の(3S)−3−カルバモイル−2
−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタン0.02モルと
VINCENTら(Tetrahedron Lett
ers 23,(1982),1677−1680)の
記述による(S)−N−〔(S)−1−エトキシカルボ
ニル)ブチル〕アラニン0.02モルとから、目的の生
成物を調製し、この生成物をシリカゲルを用いたクロマ
トグラフィー(溶離溶媒:ジクロロメタン/エタノー
ル、90:10)で精製し、次いで凍結乾燥する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】実施例3:(3S)−2−{(S)−2−
〔(S)−1−カルバモイルブチルアミノ〕プロピオニ
ル}−3−カルバモイル−2−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタン A段階:(S)−N−〔(S)−1−カルバモイルブチ
ル〕アラニン (S)−N−〔(S)−1−(エトキシカルボニル)ブ
チル〕アラニン10gを28%アンモニア水溶液100
ml中に100℃で18時間放置する。溶媒を蒸発した
後、残渣を水50mlで取り出す。溶液を蒸発乾涸して
から、イソプロパノール100mlで取り出し、蒸発さ
せる。目的の生成物は真空下で乾燥後得られる。収率 :95% H−NMR (DMSO−d):
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正内容】
【0097】実施例15:アンジオテンシン1変換酵素
における阻害作用 変換酵素の活性は、ヒピュリールヒスチジールロイシン
(HHL)の馬尿酸への変換反応を利用するRYAN
J.W.ら(Biochem.J.,1977,16
7,501−504)の方法によって、in vitr
oで決定される。馬尿酸は酢酸エチルで抽出後、液体シ
ンチレーションで分析される。化学物の阻害作用は基質
および変換酵素の存在下、異なる用量でのインキュベー
ションによって決定する。その結果は化合物のIC50
で表わす。これらの条件下で、実施例2の化合物は5×
10−8Mに等しいIC50を有し、実施例8の化合物
の場合は1.8×10−8Mである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルナール ポルドゥバン フランス国 エランクール,リュ フレデ リック パシィ 6 (72)発明者 ヨランデ ヘルブ フランス国 プトウ,リュ エイシェンベ ルゲル 16 (72)発明者 ジャン ルパグル フランス国 シャトウ,リュ デ ブラミ ンク 5

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式、 【化1】 (式中、 (イ) R1 は1つ又は2つの線状もしくは分枝状低級
    アルキル基で任意に置換された線状又は分枝状の低級又
    は高級アルコキシ基もしくはアミノ基を表わし、 (ロ) R2 はアミノ基で任意に置換された線状又は分
    枝状低級アルキル基を表わし、 (ハ) R3 は、R1 又はR3 に1つ以上のアミノ基が
    存在するという条件付きで、アミノ基、線状又は分枝状
    の低級又は高級アルコキシ基又は水酸基を表わし、 (ニ) R4 は水素原子又はアリール基を表わし、 (ホ) mは1又は2に等しく、 (ヘ) nは1から6の間の数で、 (ト) RaおよびRbは同一もしくは異なり、 m=1の時は水素原子を、又はm=2の時は線状もしく
    は分枝状の低級アルキル基又は水素原子を表わし、ここ
    で、低級という語はそのように記述された基が1から6
    個の炭素原子を有していることを示し、高級という語は
    そのように記述された基が7から12個の炭素原子を有
    していることを示しているものとする)の化合物、該化
    合物の鏡像異性体、ジアステレオ異性体およびエピマ
    ー、ならびに該化合物の薬学的に許容し得る酸又は塩基
    との付加塩類。
  2. 【請求項2】 mが1である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 mが2である請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 R1 がアミノ基である請求項1記載の化
    合物。
  5. 【請求項5】 R1 がn−オクチル基を表わし、R3
    アミノ基を表わす請求項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】 一般式(I)の化合物の製造に有用で、
    式中R1 は高級アルコキシ基を表わす一般式、 【化2】 の化合物。
  7. 【請求項7】 活性因子として請求項1から5のいずれ
    かに記載の化合物を1種以上、単独で又は1つ以上の薬
    学的に許容し得る無毒で、不活性な基剤又は賦形剤と組
    合せて含有する医薬組成物。
  8. 【請求項8】 活性因子として請求項1から5のいずれ
    かに記載の化合物を1種以上含有し、動脈高血圧症およ
    び老化やアルツハイマー症、ピック病、多発梗塞性痴呆
    そしてビンスワンゲル病のような老齢又は老齢前の退行
    性痴呆に伴う神経運動性障害の治療に有用な請求項8に
    記載の医薬組成物。
JP2403919A 1989-12-20 1990-12-19 新規置換アミノ酸誘導体、その製法およびそれを含有する医薬組成物 Expired - Lifetime JPH07121908B2 (ja)

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FR8916881A FR2655989B1 (fr) 1989-12-20 1989-12-20 Nouveaux derives d'amino-acides substitues, leur procede de preparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent.
FR8916881 1989-12-20

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JPH05320131A true JPH05320131A (ja) 1993-12-03
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