JPH0531962Y2 - - Google Patents

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JPH0531962Y2
JPH0531962Y2 JP16675688U JP16675688U JPH0531962Y2 JP H0531962 Y2 JPH0531962 Y2 JP H0531962Y2 JP 16675688 U JP16675688 U JP 16675688U JP 16675688 U JP16675688 U JP 16675688U JP H0531962 Y2 JPH0531962 Y2 JP H0531962Y2
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elastic member
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locking
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  • Chairs Characterized By Structure (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は例えば事務用椅子の座盤と背当盤の傾
斜角度が相対的に変わる所謂シンクロ機構を備え
たリクライニング装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、椅子の背当盤角度が変位するに応じて、
座盤角度がある関係に従い同調して変位する所謂
椅子のシンクロ機構を備えたリクライニング機構
がある。第6図はシンクロ機構の簡単な説明図で
ある。
図において、脚支柱a上端に取付けられた基枠
bがあり、基枠bには伸縮部材cの一端が固定さ
れている。また基枠bには支点Aを介して座盤d
が回動可能に接続されており、支点Aから所定距
離l離れた座盤d端に支点Bを介して背当盤eが
回動可能に接続されている。支点Bから所定距離
d離れた一端に支点Cを介して前記枠体の摺動部
材の他端に接続されている。また、座盤dの水平
面に対する角度をθ、背当盤の垂直に対する角度
をψとする。今、背当盤eを支点Cを支点として
後方に倒した時、伸縮部材cが縮小する。支点A
と支点Bの距離と支点Bと支点Cとの距離は各々
lとdであるため、座盤dは支点Aを支点として
傾斜することになる。この椅子の背当盤角度が変
位するに応じて、座盤角度がある関係に従い同調
して変位することを椅子のシンクロ機構と呼び、
今、シンクロ機構の結果座盤の角度がθ′、背当盤
の角度がψ′となつた場合、 (θ′−θ):(ψ′−ψ)≒1:2,2 が人間工学的に最も理想とされている。
従来のシンクロ機構を備えた椅子の座り心地の
向上としては、背当盤角度と座盤角度の変位の弾
性的抵抗性、所謂ロツキングの向上があり、図中
の伸縮部材c部分にスプリング又はガススプリン
グ等の弾性部材を装着し、該スプリング又はガス
スプリングの弾性によつて快適なロツキング効果
を得ていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら伸縮部材部分にスプリング又はガ
ススプリング等の弾性部材を装着した場合、スプ
リング又はガススプリングではロツキングの強弱
は調整できないばかりでなく、弾性部材の縮小に
伴い弾性抵抗も増大するために、背当盤に係る力
と弾性抵抗の平行する角度(即ち背当盤角度の最
大角度)が座る人によつて異なつていた。
また、弾性部材としてシリンダ部分に空気抜端
子を備えたガススプリングを装着した場合には、
シリンダの伸縮長さ間で任意の位置にロツキング
が得られるが、前記空気抜端子を備えたガススプ
リングは高価であり、シリンダ内部に空気が全く
無くなつた状態つまり、ガススプリングが最も短
くなつた状態では弾性効果が全くなくなり、ロツ
キングが得られなかつた。
本考案は、あらゆる人でも、またあらゆる位置
でも最適なロツキングが得られる事務用椅子のリ
クライニング装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る事務用椅子のリクライニング装置
では、脚柱の上端に固定された基枠と;前記基枠
の前端部分で前記脚柱と直交する支点軸Aによつ
て前端部分を軸着された座盤支持枠と;前記座盤
支持枠の後端部分で前記支点軸Aと平行な支点軸
Bによつて後方部分を軸着された背当盤支持枠
と;前記背当盤支持枠の先端部分に前記支点軸A
と平行に取付けられた作動軸と;該作動軸を常に
後方に押圧付勢する弾性部材と;前記基枠の側枠
壁の対向する位置に穿たれ、前記作動軸を前後方
向に遊嵌する長穴と;前記作動軸の前後方向の位
置を前記弾性部材のバネ力に抗して進退可能に調
節する位置決め調節機構と;前記基枠の前端部と
前記弾性部材との間に介在され、前記弾性部材の
たわみ量を調節するバネ力調節機構と;を備えた
ものである。
[作用] 本考案においては、作動軸を進退可能に調節す
る位置決め調節機構によつて、作動軸の位置を決
定することができ、これによつて背当盤支持枠の
傾斜を任意に選択可能となり、シンクロ作動位置
を任意に選ぶことができるようになつた。また、
弾性部材の他端を伸縮方向に進退可能に調節する
バネ力調節機構により、弾性部材の弾性率を変化
させることにより任意に選択可能となり、ロツキ
ングの強弱を任意に調整できるようになつた。
すなわち、シンクロ作動位置の位置決めと、ロ
ツキングの強弱とを任意に選択することにより、
あらゆるシンクロ作動位置でも、その位置に応じ
て最適なロツキングが得られることとなり、座る
人に応じて背当盤角度の最大角度が調節可能とな
つた。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2
図は第1図の縦断面図である。
図において、脚柱(図示せず)の上端に固定さ
れた箱状の基枠1があり、基枠1の前端部分には
脚柱と直交する水平な支点軸A2によつて、座盤
支持枠3が前記前端部分を軸着されている。
座盤支持枠3の上面には所定の曲面を持つた座
盤及びクツシヨン(図示せず)が装着されるよう
になつている。
座盤支持枠3の後端部分には支点軸Aと平行な
支点軸B4によつて、背当盤支持枠5の後方部分
が軸着されている。
背当盤支持枠5の上端部分には所定の曲面を持
つた背当盤51及びクツシヨン(図示せず)が装
着されるようになつている。
背当盤支持枠5の先端部分は、支点軸Aと平行
に取付けられた作動軸6によつて、常に後方に押
圧付勢する弾性部材7のシリンダ部71の一端と
軸着されている。
基枠1の2つの側枠壁の対向する位置には、長
手方向に沿つて長穴8が穿たれ、作動軸6を前後
方向に遊嵌している。
基枠1の前端部分の螺着部12と弾性部材7の
ピストン部72を形成しているバネ力調節ネジ1
0が螺合されており、伸縮方向に進退して弾性部
材7のスプリング73の初期たわみ量の変化によ
つて、リクライニング機構の強弱(ロツキング)
を調節する。
基枠1の後端部分の螺着部11と位置決め調節
ネジ9が螺合されており、作動軸6を長穴8に沿
つて進退可能に調節する。作動軸6は弾性部材7
によつて常に後方に押圧付勢されており、作動軸
6を係着している位置決め調節ネジ9によつて、
それ以上後方に移動することはない。ここで通常
の背当盤51の角度(即ち背当角度)を変位させ
る時には、位置決め調節ネジ9を回動させること
により作動軸6を長穴8に沿つて移動させればよ
い。
第3図は第2図に示した背当盤を後方に倒した
時の縦断面図である。
図は破線で示した背当盤51を後方に押圧して
いる状態を示しており、押圧によつて背当盤指示
枠5前端の作動軸6が、基枠1の2つの側壁の長
穴8に沿つて前方に押される。これに伴い座盤枠
3がシンクロして角度を変化させる。ここで、背
当盤51の押圧に対向する力(即ちロツキング)
の強弱は、弾性部材7のスプリング73のバネ力
によるものである。周知の通りバネ力はたわみ量
に比例して増加する。そこで、ロツキングを弱め
たいときには、バネ力調節ネジ10を回転させ
て、連動するピストン部72を伸長させ、スプリ
ング73を弛緩させることによつて、ロツキング
を弱める。また、強めるときにはその逆を行えば
よい。
以上のように、位置決め調節ネジ9によつて、
作動軸6の位置を決定することができ、これによ
つて背当盤支持枠4の傾斜角度を任意に選択可能
となり、シンクロ作動位置を任意に選ぶことがで
きるようになり、またバネ力調節ネジ10によ
り、弾性部材7のバネ力を変化させることにより
任意に選択可能となり、ロツキングの強弱を任意
に調整できるようになつており、シンクロ作動位
置の位置決めと、ロツキングの強弱とを任意に選
択することにより、あらゆるシンクロ作動位置で
も、その位置に応じて最適なロツキングが得ら
れ、座る人に応じて背当盤角度の最大角度が調節
可能となる。また、長穴を所望長に長くすること
によりロツキングの可変量が大幅にアツプするこ
とが可能となつた。
第4図は本考案の別の実施例を示す縦断面図、
第5図は第4図の要部の縦断面図である。
本実施例は位置決め調節とバネ力調節とを前方
から調節可能にしたものである。
図において、脚柱(図示せず)の上端に固定さ
れた箱状の基枠1′があり、基枠1′の前端部分に
は脚柱と直交する水平な支点軸A2′によつて、
座盤支持枠3′が前記前端部分を軸着されている。
座盤支持枠3′の上面には所定の曲面を持つた座
盤及びクツシヨン(図示せず)が装着されるよう
になつている。
座盤支持枠3′の後端部分には支点軸A2′と平
行な支点軸B4′によつて、背当盤支持枠5′の後
方部分が軸着されている。
背当盤支持枠5′の上端部分には所定の曲面を
持つた背当盤51′及びクツシヨン(図示せず)
が装着されるようになつている。
背当盤支持枠5′の先端部分は、支点軸A2′と
平行に取付けられた作動軸6′によつて、常に後
方に押圧付勢するバネ73′を装着した弾性部材
7′の一端と軸着されている。
基枠1′の2つの側枠壁に対向する位置には、
長手方向に沿つて長穴8′が穿たれ、作動軸6′を
前後方向に遊嵌している。
バネ力調節ネジ10′の先端には、シリンダ部
91′が形成され、シリンダ91′の開口部90′
は内孔径よりも小さくなつており、シリンダ9
1′内には一端を作動軸6′に軸着した前記開口部
90′よりも径が大きな先端部70′を持つたピス
トン部71′が遊嵌されている。バネ力調節ネジ
10′は基枠1′の前端部分の螺着部12′に螺合
した位置決め調節ネジ9′に螺合して装着され、
同じくバネ力調節ネジ10′に螺合しているロツ
クネジ100によつて、バネ力調節ネジ10′と
位置決め調節ネジ9′の変位が固定される。
この実施例では、ロツキングの強弱を予めバネ
力調節ネジ10′の変位によつて行つた場合、ロ
ツキングの位置を位置決め調節ネジ9′によつて
変化させた時でも、ロツクネジ100により、ロ
ツキングの強弱は変位しないようになつている。
また、ロツキングの強弱を変化させる時はロツク
ネジ100を緩めバネ力調節ネジ10′を変化さ
せることにより行う。
[考案の効果] 本考案は以上説明したとおり、基枠の長穴に沿
つて進退可能に調節する位置決め調節機構ネジに
よつて、シンクロ作動位置を任意に選ぶことがで
き、弾性部材の他端を伸縮方向に進退可能に調節
するバネ力調節機構により、ロツキングの変位量
を調整できるため、シンクロ作動位置の位置決め
と、ロツキングの強弱とを任意に選択することに
より、あらゆるシンクロ作動位置でも、その位置
に応じて最適なロツキングが得られることとな
り、座る人に応じて背当盤角度の最大角度が調節
可能となつた等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2
図は第1図の縦断面図、第3図は背当盤を後方に
倒した時の縦断面図、第4図は本考案の別の実施
例を示す縦断面図、第5図は第4図の要部の縦断
面図、第6図はシンクロ機構の簡単な説明図であ
る。 図において、1は基枠、2は支点軸A、3は座
盤支持枠、4は支点軸B、5は背当盤支持枠、6
は作動軸、7は弾性部材、8は長穴、9は位置決
め調節ネジ、10はバネ力調節ネジ、11はロツ
クネジである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脚柱の上端に固定された基枠と;前記基枠の前
    端部分で前記脚柱と直交する支点軸Aによって前
    端部分を軸着された座盤支持枠と;前記座盤支持
    枠の後端部分で前記支点軸Aと平行な支点軸Bに
    よつて後方部分を軸着された背当盤支持枠と;前
    記背当盤支持枠の先端部分に前記支点軸Aと平行
    に取付けられた作動軸と;該作動軸を常に後方に
    押圧付勢する弾性部材と;前記基枠の側枠壁の対
    向する位置に穿たれ、前記作動軸を前後方向に遊
    嵌する長穴と;前記作動軸の前後方向の位置を前
    記弾性部材のバネ力に抗して進退可能に調節する
    位置決め調節機構と;前記基枠の前端部と前記弾
    性部材との間に介在され、前記弾性部材のたわみ
    量を調節するバネ力調節機構と;を備えたことを
    特徴とする事務用椅子のリクライニング装置。
JP16675688U 1988-12-26 1988-12-26 Expired - Lifetime JPH0531962Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16675688U JPH0531962Y2 (ja) 1988-12-26 1988-12-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16675688U JPH0531962Y2 (ja) 1988-12-26 1988-12-26

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Publication Number Publication Date
JPH0288547U JPH0288547U (ja) 1990-07-13
JPH0531962Y2 true JPH0531962Y2 (ja) 1993-08-17

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JP16675688U Expired - Lifetime JPH0531962Y2 (ja) 1988-12-26 1988-12-26

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008049435A1 (en) * 2006-10-23 2008-05-02 Ideassociates (Iom) Ltd A synchronizing device for an office chair
JP5869791B2 (ja) * 2011-07-15 2016-02-24 株式会社イトーキ ロッキング椅子

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