JPH0531900A - 発熱機構 - Google Patents

発熱機構

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Publication number
JPH0531900A
JPH0531900A JP542292A JP542292A JPH0531900A JP H0531900 A JPH0531900 A JP H0531900A JP 542292 A JP542292 A JP 542292A JP 542292 A JP542292 A JP 542292A JP H0531900 A JPH0531900 A JP H0531900A
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JP
Japan
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heating
ink
heat generating
recording head
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP542292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Taniguchi
秀夫 谷口
Takanari Nagahata
隆也 長畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP542292A priority Critical patent/JPH0531900A/ja
Publication of JPH0531900A publication Critical patent/JPH0531900A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 中心部よりに、ヒートスポットを形成でき、
かつ長寿命の発熱機構を提供する。 【構成】 電極端部25aと電極端部26aで挟まれる
発熱部27の、縁部27aを曲縁状に形成し、発熱部2
7の中央部27bの幅を最も狭くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば熱エネルギー
によりインクを吐出させるインクジェット記録ヘッド等
に使用される発熱機構に関する。
【0002】
【従来の技術】熱エネルギーによりインクを吐出させる
インクジェット記録ヘッドとしては、例えば特開昭62
−135375号公報記載のものが知られている。この
従来のインクジェット記録ヘッドは、例えばガラスセラ
ミック絶縁皮膜(SiO2 )を設けたシリコン基板など
の絶縁基板上に、発熱体及びこの発熱体に通電する電極
とを形成しておき、この発熱体によりインクを加熱して
気泡を生成し、この気泡の膨張によりオリフィスよりイ
ンクの液滴を噴射させるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のインク
ジェット記録ヘッドの発熱機構は、図8に示すような形
状となっている。図8において、44は発熱体、45・
46は電極であり、発熱体44の、両電極45・46で
挟まれる長方形の部分が発熱部47となる。ところで、
電極45・46と発熱体44との境界部44aは、異種
金属の接触点であり、さらに、この部分では、保護膜が
不連続になりやすく、通電時の表面温度が不安定に上昇
する。このため、不均一な気泡が発生し、インクの噴射
も安定しなくなって印字品位が低下する問題点があっ
た。
【0004】また、上記境界部44aに、熱が集中する
ことにより、発熱体44、電極45・46にマイクロク
ラック等が生じやすく、インクジェット記録ヘッドの寿
命が短くなる問題点もあった。この発明は、上記に鑑み
なされたもので、例えばインクジェット等に使用した場
合、印字品位の向上及び長寿命化を可能と得る発熱機構
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明の発熱
機構は、基板上に発熱体と、この発熱体に通電するため
の電極とからなる発熱体において、発熱抵抗体部に、幅
広部と、この幅広部に対し、幅の狭い幅狭部とを、少な
くとも一対形成している。この発熱体では、例えば、イ
ンクジェット記録ヘッドに使用すると、幅狭部では、発
熱体の抵抗が大きくなるから、幅広部に比べ当然この部
分に熱が集中する。よって、発熱部の幅を適切な位置で
狭くすることにより、ヒートスポットを気泡の生成が最
も安定する位置に設定することができる。また、発熱部
と電極の境界部において不安定な温度上昇がなくなるか
ら、発熱体や電極にマイクロクラック等が生じにくくな
る。
【0006】
【実施例】以下、この発明をインクジェット記録ヘッド
に適用した場合の実施例により、さらに詳細に説明す
る。この発明の第1の実施例を、図1乃至図4に基づい
て説明する。この発明が実施されるインクジェット記録
ヘッド1は、図3に示すように、基板2上を天板9で覆
ってなるものである。基板2はシリコンで構成され、そ
の表面2aには、SiO2 等よりなる下部層3が形成さ
れる(図2参照)。
【0007】下部層3上には、先ず発熱体4がTaSi
2 等により形成される。この発熱体4の端部4a、4
bにそれぞれの端部5a、6aが重なるように共通電極
5、個別電極6が、Au等により形成される。発熱体4
の、共通電極端部5a、個別電極端部6aで挟まれる部
分が、発熱部7とされる。この発熱部7は、中央部7a
の幅が狭くされており、また、この中央部7aは、発熱
部両端とはテーパ部7bにより結ばれており、発熱部の
幅が急激に変化しないようされている(図1参照)。
【0008】基板2上には、保護膜8が形成されてお
り、電極5・6及び発熱部7が保護される。なお、図3
及び図4では、保護膜8は省略して示している。さらに
基板2上には、図示しないスペーサを介して、天板9が
装着される。天板9の発熱部7に対応する位置には、円
孔状のオリフィス10、…、10が開口している。基板
2、天板9で挟まれる空間は、インク室11を形成して
おり、基板2に穿設されたインク供給口2bよりインク
がこのインク室11に供給される(図3参照)。
【0009】このインクジェット記録ヘッドでは、発熱
部7の中央部7aがヒートスポットとなり(図1参
照)、発熱部7に通電した時には、中央部7aで気泡B
が安定して発生し、この気泡Bの膨張によりインクIが
オリフィス10より噴射される。気泡Bの発生は安定し
ているから、このインクIの噴射もそれに伴って安定
し、印字品位を向上させることができる。また、発熱部
7の中央部7aに熱が集中するから、発熱体4等にマイ
クロクラック等が生じにくくなり、インクジェット記録
ヘッドの長寿命化が図られる。
【0010】この発明の第2の実施例を図5乃至図7に
基づいて説明する。この実施例発熱機構が使用されるイ
ンクジェット記録ヘッド21も、基板22、スペーサ3
2、天板29を重ね合わせて構成されるものである(図
6及び図7参照)。基板22には、第1の実施例と同様
に下部層23、発熱体24、電極25・26、保護膜2
8(図7では省略)が形成されている。発熱体24の電
極端部25aと電極26aで挟まれる部分が発熱部27
とされる(図5参照)。発熱部縁部27aは曲縁を描
き、発熱部中央部27bでその幅が最も狭くなり、この
部分がヒートスポットとなる。
【0011】基板22上には、スペーサ32が載置され
る。このスペーサ32は、インク室33と、これに連通
するインク通路34とが設けられており、各インク通路
34は、それぞれ発熱部27上を通って、インクジェッ
ト記録ヘッド21の端面21aで開口して、オリフィス
30を形成する。スペーサ32上には、天板29が載置
される。天板29は、インク室33及びインク通路34
を液密に覆う。この天板29には、インク供給孔31が
穿設されている。
【0012】このインクジェット記録ヘッド21では、
発熱体24に通電されると、発熱部中央27bを中心と
して発熱体24が発熱し、発熱部27中央より気泡Bが
発生する。この気泡Bの膨張力により、インクIがオリ
フィス30より噴射される。なお、上記2つの実施例で
は、発熱部に1つだけヒートスポットを設けているが、
発熱部の2以上の部分で幅を狭くし、ヒートスポットを
複数設けることもでき適宜設計変更可能である。
【0013】また、この実施例では本発明をインクジェ
ット記録ヘッドのみに適用した場合について記述した
が、これに限らずサーマルヘッドでも単なるヒータ(例
えばサーマルヘッドの予熱ヒータなど)にも適用できる
のは勿論である。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、発熱部に、幅広部に
対し、1又は1以上の幅狭部を形成したので、この幅狭
部をヒートスポットとでき、所望の特性の発熱機構を得
ることができる。また、電極と発熱部の境界を幅広部と
すれば、境界部の熱集中が緩和され、発熱部のマイクロ
クロック等が生じにくくなり、長寿命化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係るインクジェット
記録ヘッドの発熱体の形状を説明する図である。
【図2】同インクジェット記録ヘッドの要部断面図であ
る。
【図3】同インクジェット記録ヘッドの分割斜視図であ
る。
【図4】同インクジェット記録ヘッドの外観斜視図であ
る。
【図5】この発明の第2の実施例に係るインクジェット
記録ヘッドの発熱体の形状を説明する図である。
【図6】同インクジェット記録ヘッドの要部断面図であ
る。
【図7】同インクジェット記録ヘッドの一部を破断して
示す斜視図である。
【図8】従来のインクジェット記録ヘッドの発熱部の形
状を説明する図である。
【符号の説明】
4 発熱体 5 共通電極 6 個別電極 7・27 発熱部 25・26 電極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】基板上に発熱体と、この発熱体に通電する
    ための電極とからなる発熱機構において、 前記発熱体の発熱部に1又は2以上の幅狭部を形成した
    ことを特徴とする発熱機構。
JP542292A 1992-01-16 1992-01-16 発熱機構 Pending JPH0531900A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP542292A JPH0531900A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 発熱機構

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JP542292A JPH0531900A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 発熱機構

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JP25641288A Division JPH02103150A (ja) 1988-10-12 1988-10-12 インクジェット記録ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0531900A true JPH0531900A (ja) 1993-02-09

Family

ID=11610731

Family Applications (1)

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JP542292A Pending JPH0531900A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 発熱機構

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JP (1) JPH0531900A (ja)

Cited By (3)

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