JPH05318239A - ロボット装置 - Google Patents

ロボット装置

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Publication number
JPH05318239A
JPH05318239A JP12611192A JP12611192A JPH05318239A JP H05318239 A JPH05318239 A JP H05318239A JP 12611192 A JP12611192 A JP 12611192A JP 12611192 A JP12611192 A JP 12611192A JP H05318239 A JPH05318239 A JP H05318239A
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JP
Japan
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hand
shank
cylinder
main body
connection
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12611192A
Other languages
English (en)
Inventor
Masateru Yasuhara
正輝 安原
Yusaku Azuma
雄策 我妻
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP12611192A priority Critical patent/JPH05318239A/ja
Publication of JPH05318239A publication Critical patent/JPH05318239A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】作業を途中で中断し、再び別の工程からスター
トさせる様な場合でも、作業者がハンドの種類を確認す
る必要がなく、作業の能率を向上させることができる様
なロボット装置を提供する。 【構成】複数のハンドを選択的に交換しながら組立作業
を行うロボット装置において、複数のハンドの夫々は、
ハンドの識別番号を選択的に設定するための選択スイッ
チ111を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のハンドを選択
的に交換しながら組立作業を行うロボット装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、1台のロボツトで各種の作業を
行なわせる場合、各種の作業に応じてハンドを交換する
必要が生じる。この場合、従来、予めそれぞれのハンド
をハンドストッカの所定の位置に置いておき、作業の順
序に従って、これらのハンドから所定の順番で夫々のハ
ンドを取り、各組み付け作業をする様にロボットにティ
ーチングしておくという方法が取られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ロボットにおいては、工程の途中で組み付け作業を中断
し、別の工程から再び作業を始める場合には、現在ロボ
ットに取り付いているハンドが、次の作業を始めるため
に必要なハンドであるか否かを作業者が判断する必要が
あった。そして、もしハンドを取り替える必要がある場
合には、ロボットにあらためてその命令を出す必要があ
った。そのため、作業を途中で中断し、再び開始する場
合には、このハンドの取り替えの確認作業が必要となり
作業の能率を低下させるという問題点があった。
【0004】従って、本発明は上述の問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、作業を途
中で中断し、再び別の工程からスタートさせる様な場合
でも、作業者がハンドの種類を確認する必要がなく、作
業の能率を向上させることができる様なロボット装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明のロボット装置は、複数の
ハンドを選択的に交換しながら組立作業を行うロボット
装置において、前記複数のハンドの夫々は、該ハンドの
識別番号を選択的に設定するための選択スイッチを具備
することを特徴としている。
【0006】また、この発明に係わるロボット装置にお
いて、前記選択スイッチにより設定された識別番号の情
報をもとに、次の組立作業を行うために正しいハンドが
装着されているか否かを判断し、自動的に正しいハンド
に交換するための制御手段をさらに具備することを特徴
としている。
【0007】
【作用】以上の様に、この発明に係わるロボット装置は
構成されているので、ハンド側にそのハンドの識別番号
を設定する選択スイッチを設け、ハンドの識別番号を予
めハンド自身に設定しておき、この識別番号情報を制御
手段により判断することにより、作業を中断し再び開始
する様な場合でも、制御手段が自動的にハンドの種類を
判断することができるので、作業者がハンドの種類を確
認する必要がなく、作業能率を向上させることが可能と
なる。
【0008】
【実施例】以下に、この発明に係わるロボット装置の一
実施例の構成を、添付図面を参照して、詳細に説明す
る。 〈ロボツトシステム〉先ず、図1を参照して、この一実
施例のロボツト装置(自動組立装置)12の概略構成を
説明する。
【0009】このロボツト装置12は、図示しない基台
上に固定された支柱14と、この支柱14の上端に水平
面内で回動自在に支持された第1の水平アーム16と、
この第1の水平アーム16の先端に水平面内で回動自在
に支持された第2の水平アーム18と、この第2の水平
アーム18の先端に上下動及び自身の軸線回りに回動自
在に支持され、中空筒体から構成された垂直アーム20
とから概略構成されている。ここで、ハンド着脱装置1
0が、この垂直アーム20の下端に取り付けられてい
る。
【0010】そして、第1の水平アーム16は、支柱1
4内に配設された第1の駆動モータ21により、支柱1
4を中心として旋回駆動されるよう設定されている。ま
た、第2の水平アーム18は、第1の水平アーム16の
上面略中央部に配設された第2の駆動モータ22によ
り、第1の水平アーム16の先端を中心として旋回駆動
されるように設定されている。一方、垂直アーム20
は、第2の水平アーム18の上面基端部上に配設された
第3及び第4の駆動モータ24,26により、上下方向
(Z軸方向)に沿う移動及び自身の中心軸線回りに回動
駆動されるように設定されている。
【0011】これら第1乃至第4の駆動モータ21,2
2,24,26は、支柱14及び第1の水平アーム16
の内部を挿通するように配設された接続ライン(図示せ
ず)を介して、ロボツトコントローラ28に接続され、
このロボツトコントローラの制御指令に基づき、ハンド
着脱装置10に取り付けられたハンド機構30を所定位
置に所定姿勢(回動位置)で移動するように、夫々回転
駆動されるよう制御されている。
【0012】また、ハンド機構30は、接続ケーブル3
2を介して、ロボツトコントローラ28及び図示しない
空圧機構に接続され、これらロボツトコントローラ28
及び空圧機構を介して、駆動されるように制御されてい
る。ここで、この接続ケーブル32は、支柱14内を通
り、第1の水平アーム16の基端部を貫通して、一旦外
部に取り出され、大きくループするように撓んだ状態
で、一旦、第3及び第4の駆動モータ24,26を覆う
様に第2の水平アーム18の基端部上に配設されたカバ
ー部材27に接続された後、ここから再び外部に取り出
され、大きくループする様に撓んだ状態で、垂直アーム
20にこれの上端から取り込まれ、この中を貫通し、ハ
ンド着脱装置10を介して、ハンド機構30に接続され
るように構成されている。
【0013】次に、図2乃至図15を参照して、ハンド
着脱装置10の構成を、詳細に説明する。ホルダ このハンド着脱装置10は、ロボツト12の垂直アーム
20の下端にハンド機構30を着脱自在に装着するため
に設けられており、図2に示すように、垂直アーム20
の先端に固定されたホルダ34と、このホルダ34に係
脱自在になされ、ハンド機構30が下部に固定されたシ
ヤンク36とを基本的に備えている。
【0014】このホルダ34は、図示するように、垂直
アーム20の下端外周に固着される固着部37と、この
固着部37の下面にボルト38を介して取り付けられた
シリンダ部40と、このシリンダ部40内において、上
下方向に沿つて摺動自在に収納されたピストン42と、
シリンダ部40の下端面及び下部内周に渡り一体的に嵌
合された内筒44と、この内筒44内にボルト46を介
して固定されたボール支持筒48と、ピストン42の下
端にボルト50を介して固定され、ボール支持筒48に
支持された複数のボール52の内側下方部分に下方から
係合する外方テーパ面54aを外周に形成された係止部
材54と、ボール支持筒48とピストン42との間に介
設され、ピストン42を常時上方に付勢するコイルスプ
リング56とから概略構成されている。
【0015】ここで、上述したシリンダ部40は、図3
に取り出して示すように、上下が開放された略中空円筒
状に形成されたシリンダ本体40aと、このシリンダ本
体40aの内部空間を上下に分割する仕切壁40b(図
2に示す。)と、シリンダ本体40aの上端外周に形成
された第1の外方フランジ部40cと、シリンダ本体4
0aの下端外周に形成された第2の外方フランジ部40
dとから一体的に形成されている。
【0016】そして、このシリンダ本体40aの仕切壁
40bよりも上方部分には、丁度、中心線に沿つて垂直
に延出する幅広のスリツト40eが第1の外方フランジ
部40cに渡り形成されている。このようにスリツト4
0eが形成されているため、垂直アーム20の内部を貫
通する接続ケーブル32は、図2に示すように、この垂
直アーム20の下端開口からシリンダ部40の仕切壁4
0bより上方の内部空間に取り出され、ここから、スリ
ツト40eを介してシリンダ部40の外方に取り出され
得ることになる。
【0017】尚、図2に示すように、接続ケーブル32
は、後述するシリンダ室58に圧縮空気を導入するため
の第1のエアホース32aと、ハンド機構30に圧縮空
気を供給する9本の第2のエアホース32b(図面の都
合上、1本のみが描かれている。)と、ハンド機構30
とロボツトコントローラ28とを電気的に接続するケー
ブル32cとから構成されている。そして、第1のエア
ホース32aは、第1の接続ポート60aを介して、仕
切壁40bの中央部に接続され、9本の第2のエアホー
ス32bは、第2の接続ポート60bを夫々介して、第
2の外方フランジ部40dの上面に接続されている。ま
た、ケーブル32cは、その先端に接続された第1のコ
ネクタ62aを介して、第2の外方フランジ部40d上
に、ステイ64を介して取り付けられた中継基板66に
電気的に接続されている。
【0018】一方、上述したシリンダ室58は、仕切壁
40bの下面と、ピストン42の上面と、シリンダ本体
40aの内周面とで囲まれる空間により規定されてい
る。そして、ピストン42は、シリンダ本体40aの内
周面に摺接するピストン本体42aと、このピストン本
体42aの下面中央部において、下方に突出するように
設定され、中実円柱状の突出部42bとから一体的に形
成されている。
【0019】ここで、このように構成されたピストン4
2は、シリンダ室58内に圧縮空気が導入されていない
状態において、コイルスプリング56の付勢力により図
示しないストツパに当接する最上位置に弾性的に保持さ
れている。また、このピストン42は、このシリンダ室
58内に第1の接続ポート60aを介して圧縮空気が導
入されることにより、コイルスプリング56の付勢力に
抗して、下方に押し下げられ、上述した内筒44の上端
に当接することにより、最下位置に保持されることにな
る。
【0020】また、上述した内筒44は、シリンダ本体
40aの下部の内周面に嵌合するよう設定され、上下が
開放された中空略円筒状の内筒本体44aと、この内筒
本体44aの上端に形成された内方フランジ部44b
と、内筒本体44aの下端に形成され、第2の外方フラ
ンジ部40dの下面に接触する外方フランジ部44cと
から一体的に形成されている。ここで、この外方フラン
ジ部44cの下面が、着脱面PLの上側を規定するよう
に設定されている。即ち、この外方フランジ部44cの
下面よりも下方部分において、上述したシヤンク36が
規定されている。
【0021】そして、上述したボール支持筒48は、下
面が開放された筒状に形成されており、詳細には、図4
に取り出して示すように、内筒本体44aの上部に嵌合
するように設定された中空円筒状の支持筒本体48a
と、この支持筒本体48aの上面を覆うように形成され
た天井部48bとから一体的に形成されている。ここ
で、この天井部48bの中心部には、上述したピストン
42の突出部42bが上下動可能に挿通される挿通孔4
8cが形成されている。また、この支持筒本体48aの
厚さは、これに支持されるボール52の直径よりも短い
薄さに設定されている。
【0022】尚、このボール支持筒48は、支持筒本体
48aに厚さ方向に貫通した状態で、周方向に沿つて等
間隔に複数の、この一実施例においては6つのボール支
持孔48dが周方向に沿つて等間隔に形成されている。
そして、各ボール支持孔48dは、丁度、ボール52が
挿通されて、この中を移動することが出来るように、ボ
ール52の直径よりも僅かに大きく設定された直径を有
する正面円形状に設定されている。即ち、各ボール52
は、対応するボール支持孔48dから少なくとも一側
(内側及び/又は外側)を突出することになる。
【0023】ここで、このボール52が対応するボール
支持孔48dから半径方向外方に転げ落ちないように係
止するため、支持筒本体48aの外周には、係止スリー
ブ68が嵌入されている。この係止スリーブ68は、こ
れの下端が、丁度、各ボール支持孔48dの上端縁から
僅かに下方に延出して係止爪を構成するように位置決め
された上で固定されている。詳細には、この係止スリー
ブ68の下端には、半径方向外方に向かうにつれて下方
に向かうテーパ面68aが形成されており、丁度、この
テーパ面68aが対応するボール支持孔48dの上部に
延出するように設定されている。このようにして、各ボ
ール52は、この係止スリーブ68のテーパ面68aに
係止されて、対応するボール支持孔48dから半径方向
外方への脱落が阻止されるように設定されている。
【0024】再び図2に示すように、上述した係止部材
54は、挿通孔48cを介してボール支持筒48の内部
空間にまで突出した突出部42bの下端に固定された略
円板状の本体部分54bと、この本体部分54bの下端
に形成され、支持筒本体48aの内周面に摺接する外周
面を有する外方フランジ部54cとから構成されてい
る。そして、この外方フランジ部54cの上端縁と、本
体部分54bの下端縁との間に、上述した外方テーパ面
54aが規定されている。この外方テーパ面54aは、
下方に向かうにつれてその直径を増すように傾斜付けら
れている。
【0025】また、ボール支持筒48の支持筒本体48
aの内周面と、係止部材54の本体部分54bの外周面
との間の間隙は、ボール52が内方に抜け出ないように
するに充分な大きさに設定されている。このようにし
て、これらボール52はボール支持筒48のボール支持
孔48d内において、外方へも内方へも抜け止めされた
状態で支持されることとなる。特に、この本体部分54
bの外周面の直径は、図4に二点鎖線で示すように、ボ
ール52が半径方向内方に偏倚した際に、ボール52の
半径方向外方端が、ボール支持孔48d内に完全に引き
込まれるに充分な大きさに設定されている。
【0026】尚、この外側テーパ面54aは、ピストン
42が最上位置に持ち上げられた状態において、図4に
一点鎖線で示すように、対応するボール52の内側部分
に当接し、これらボール52を半径方向外方に偏倚させ
て、各々の外側部分が支持筒本体48aの外周面から外
方に突出するように設定され、また、ピストン42が最
下位置に押し下げられた状態において、図4に二点鎖線
で示すように、対応するボール52の内側部分との係合
を解除され、これらボール52の半径方向内方への移動
を許容し、各々の外側部分が支持筒本体48aの外周面
から突出しないように設定されている。
【0027】即ち、図5に示すように、ピストン42が
最下位置まで下降した状態において、このハンド着脱装
置10における開放状態が規定されることになる。ここ
で、このピストン42の最下位置を検出するために、上
述したシリンダ部40のシリンダ本体40aの中程であ
つて、最下位置にあるピストン本体42aの下端を臨む
位置に開口40fが形成されており、この開口40f内
に配設された状態で、最下位置確認センサ70がステイ
72を介してシリンダ本体40aに取り付けられてい
る。尚、この最下位置確認センサ70は、最下位置まで
下降したピストン本体42aによりオン動作され、この
ピストン本体42aが最下位置以外の位置にある場合に
は、オフ動作するように設定されている。脱着部 一方、図6に示すように、シリンダ部40の第2の外方
フランジ部40dの上面であつて、図中、略右半分の部
分には、計9つの接続穴74a〜74iが形成されてい
る。ここで、各接続穴74a〜74iは、第2の接続ポ
ート60bが各々接続されるように設定されている。即
ち、この一実施例においては、上述したように、第2の
接続ポート60bは、9本の第2のエアホース32bに
対応して9個配設されている。ここで、図示の都合上、
第1、第5及び第9の接続穴74a,74e,74iに
第2の接続ポート60bが接続された状態で描かれてい
る。
【0028】ここで、図2においては、図面の都合上、
この断面位置において第9の接続穴74iが代表して示
されるように描かれているが、各接続穴74a〜74i
に各々連通した状態で、第2の外方フランジ部40dの
下面には、ここに開口して連通室76a〜76iが形成
されている。ここで、各連通室76a〜76iは、対応
する接続穴74a〜74iとの連通位置から半径方向内
方に延出した状態で細長く形成されている。
【0029】一方、各連通室76a〜76iは、シリン
ダ部40の第2の外方フランジ部40dの下面に取り付
けられた内筒44の外方フランジ部44cにより閉塞さ
れている。そして、この外方フランジ部44cには、各
連通室76a〜76iの半径方向内方部分に各々開口し
た状態で、後述する接続パイプ98a〜98iが夫々挿
入される9本の接続パイプ挿入孔78a〜78iが厚さ
方向に貫通して形成されている。換言すれば、各連通室
76a〜76iを介して互いに連通される接続穴74a
〜74iと接続パイプ挿入孔78a〜78iとは、半径
方向に沿つて互い違いになり、後者の方が前者よりも内
方に位置するように設定されている。このように構成す
ることにより、後述するハンド置き台を係止するための
係止溝を、着脱機構10の全体の外形を大きくすること
なく、半径方向内方に偏倚して配設された接続パイプ挿
入孔78a〜78iより半径方向外方に位置するシヤン
ク本体の部分に形成され得ることとなる。
【0030】また、再び図6に示すように、上述した中
継基板66上には、複数の、この一実施例においては、
15本の接続ピン80a〜80oが起立した状態で固定
されている。ここで、各接続ピン80a〜80oは、上
述した第1のコネクタ62aが各々接続された状態で取
り付けられるように設定されている。尚、これら接続ピ
ン80a〜80oの配設数である15本は、後に詳細に
説明するが、このケーブル32cがシリアルインターフ
エイスケーブルとして構成され、これを通してロボツト
コントローラ28とハンド機構30との間で通信される
ように設定されているからである。換言すれば、従来
は、ロボツトコントローラとハンド機構との間は、パラ
レルインターフエイスケーブルとしてのケーブルにより
互いに接続されるように設定されており、この結果、同
じ条件の下で、接続ピンの配設数は32本に増加される
状態となる。
【0031】しかしながら、この一実施例においては、
シリアルインターフエイスケーブルを用いているので、
接続ピン80a〜80oの配設数は15に抑えられるこ
とになる。この結果、中継基板66の配設エリアは狭く
て済み、また、第1のコネクタ62aの配設数も少なく
て済み、着脱機構10全体の外形を小型化することが出
来ると共に、軽量化を達成することが出来ることにな
る。
【0032】一方、この中継基板66上の接続ピン80
a〜80oは、各々、接続ロツド82a〜82oを介し
て、内筒44の外方フランジ部44cの下面に形成され
た接続ブツシユ84a〜84oまで電気的に接続されて
いる。即ち、外方フランジ部44cには、各接続ブツシ
ユ84a〜84oを収納すべく上下に貫通する透孔44
dが形成されており、各接続ブツシユ84a〜84oの
内部空間が後述する接続端子が挿入され、電気的に接続
されるように規定されている。
【0033】また、各接続ロツド82a〜82oは、各
々に対応して第2の外方フランジ部40dにこれを上下
に貫通するように形成された貫通孔40fを介して、対
応する接続ブツシユ84a〜84oの上部に嵌入して電
気的に接続されており、このようにして、各接続ピン8
0a〜80oと接続ブツシユ84a〜80oとは、各
々、電気的に接続されている。
【0034】以上の説明により、ハンド着脱装置10の
一方の構成要素を規定するホルダ34の説明を終了し、
次に、このハンド着脱装置10の他の構成要素を規定す
るシヤンク36について説明する。シヤンク このシヤンク36は、このハンド着脱装置10を介して
ロボツト12の垂直アーム20に取り外し自在に取り付
けられる種々のハンド機構に対して共通に構成され、図
2に示すように、その上面を着脱面PLの下側を規定す
るように設定されたシヤンク本体86と、このシヤンク
本体86の下方にボルト88を介して固定された連結筒
90と、この連結筒90の下面にボルト92を介して固
定された取付板94とから主として構成されている。
【0035】ここで、このシヤンク本体86は、その中
央部に、丁度、ホルダ34のボール支持筒48が緩挿さ
れる円形状の透孔86aが形成された円板状の着脱部材
86bを備えている。そして、この着脱部材86bの上
面には、この透孔86aを取り囲み、この開口周縁から
起立した状態で、円筒状の係止筒部86cが一体的に形
成されている。この係止筒部86cの上端には、内方フ
ランジ部86dが形成され、この内方フランジ部86d
の内面には、上述したボール支持筒48に支持されたボ
ール52の外側上方部分に掛止可能な掛止用内方テーパ
面86eが形成されている。
【0036】この掛止用内方テーパ面86eは、下方に
向かうにつれてその直径を増すように傾斜付けられてい
る。また、内方フランジ部86dの内周面は、上述した
係止スリーブ68の外周面に僅かな間隔を有して対向す
るように設定されている。一方、シヤンク本体86の着
脱部材86bの外周部の下面には、全周に渡り所定厚さ
の立ち下がり部86fが一体的に形成され、この立ち下
がり部86fの外周面には、ハンド置台(図9に示
す。)96に係止される係止溝86gが全周に渡り形成
されている。
【0037】ここで、このハンド置台96は図9に示す
ように、図示しないハンド交換ステーシヨンに複数個設
けられ、各々同一形状に構成されている。このハンド置
台96は図示するように、各シヤンク36の係止溝86
gに嵌入される厚さを有する板状のラツク本体96aを
備え、このラツク本体96aの前端面には、シヤンク3
6を大きく受けるための凹部96bが形成されている。
また、このラツク本体96aの両側縁の下面には、補強
用リブ96cが一体的に形成されており、この結果、こ
のハンド置台96を正面から見ると、両端部分が互いに
対向する逆L字状を呈するよう見えることになる。
【0038】換言すれば、この一実施例においては、ハ
ンド置台96全体は、係止溝86gに嵌入するに充分な
厚さを有して薄板から形成されているが、一対の補強用
リブ96cが一体的に取り付けられ、その剛性は充分に
担保されるよう設定されている。このようにハンド置台
96の剛性が充分に担保されることにより、このハンド
置台96に掛けられたシヤンク36はこの下部にハンド
機構30が連結された状態で、その高さ位置、詳細に
は、シヤンク本体86の上面の高さ位置を常に一定に保
持され得ることとなる。
【0039】尚、このように構成されたシヤンク本体8
6において、図4に拡大して示すように、内方フランジ
部86dの上面外周縁には、シヤンクホルダ96に掛止
されたシヤンク36に、ホルダ34が上方から下降して
来た際に、シヤンク本体86の内方フランジ部86d
が、内筒44の内筒本体44aの内周面内に摺接した状
態で容易に嵌入することが出来るように、外方テーパ面
86hが全周に渡り形成されている。換言すれば、この
ように、シヤンク本体86の内方フランジ部86dの外
方テーパ面86hが、内筒44の内筒本体44aの内周
面の下縁に係合することにより、ホルダ34とシヤンク
36との中心軸線が多少ずれていたとしても、両者の相
対位置が変化して、互いの中心軸線が正確に整合して、
内筒44内にシヤンク本体86が確実に嵌入されるよう
にガイドされることになる。
【0040】一方、内方フランジ部86dの上面内周縁
には、内筒44内にシヤンク本体86が嵌入された後に
おいて、更にホルダ34が下降する状態において、今度
は、シヤンク本体86の内方フランジ部86dの内周面
が、係止スリーブ68の外周面に摺接した状態で確実に
嵌入することが出来るように、挿入用内方テーパ面86
iが全周に渡り形成されている。
【0041】ここで、シヤンク本体86の上面には、図
7に示すように、上述した各接続パイプ挿入孔78a〜
78iに対応した位置に、各々に下方から挿通され得る
ように上方に向けて突出した状態で接続パイプ98a〜
98iが配設されている。そして、ホルダ34が下降し
て来て、ホルダ34とシヤンク36とが互いに結合した
状態において、即ち、内筒44の外方フランジ部44c
の下面とシヤンク本体86の着脱部材86bの上面とが
互いに当接した状態において、各接続パイプ98a〜9
8iの上端は、対応する接続パイプ挿入孔78a〜78
iを通つて、連通室76a〜76i内に挿入されるよう
に設定されている。
【0042】また、シヤンク本体86の上面には、図7
に示すように、上述した各接続ブツシユ84a〜84o
に対応した位置に、各々下方から挿入され得るように上
方に向けて突出した状態で接続端子100a〜100o
が配設されている。そして、ホルダ34が下降して来
て、ホルダ34とシヤンク36とが互いに結合した状態
において、各接続端子100a〜100iの上端は、対
応する接続ブツシユ84a〜84iに各々挿入され、電
気的に接続されるように設定されている。
【0043】更に、シヤンク本体86の上面には、図7
に示すように、ボルト92を上方から回動して、連結筒
90に取付板94を固着せしめるための4本の透孔10
2a〜102dが周方向に沿つて等間隔に、厚さ方向に
貫通した状態で形成されている。尚、これら透孔102
a〜102dは、上述した接続パイプ98a〜98i及
び接続端子100a〜100oとの競合を避けるため
に、これらよりも半径方向外方に偏倚した状態で配設さ
れている。
【0044】一方、図7及び図10に示すように、シヤ
ンク本体86の内方フランジ部86cの上面には、下方
に切れ込んだ状態で、測定用のスリツト104が形成さ
れている。このスリツト104は、図10から明かなよ
うに、その下端が、丁度、掛止用内方テーパ面86eの
下端縁の直下方で終端するように形成されている。この
ようにスリツト104を形成することにより、実際に、
掛止用内方テーパ面86eを機械加工により形成する際
において、このスリツト104を通して、加工している
テーパ面を見通しつつ加工することが出来ることにな
る。即ち、このスリツト104を介して、加工位置を例
えば視覚を利用した検出装置により検出しつつ、掛止用
内方テーパ面86eを形成することが可能となる。
【0045】この結果、掛止用内方テーパ面86eは、
その形状及びサイズを正確に規定され、このようにし
て、図2に示すように、正確に位置決めされた状態で、
外方テーパ面54aとの間に6個のボール52を挾持す
る状態が達成され、従つて、この一実施例によれば、ハ
ンド着脱装置10において結合状態が規定された場合
に、その着脱面PLにおいて、ホルダ34側における内
筒44の外方フランジ部44cの下面と、シヤンク36
側におけるシヤンク本体86の上面とは、互いに密着状
態となり、ガタの無い良好な結合状態が達成されること
になる。
【0046】尚、図10に示すように、シヤンク86の
連結部材86bの上面の一部には、シヤンク86とこれ
に連結されるホルダ34との回転方向の位置決めをする
ために、回転位置決め部材105が、これの上面から上
方に突出した状態で形成されており、図示していない
が、この回転位置決め部材105に対応する凹部が内筒
44の外方フランジ部44cの底面に形成されている。
ここで、この回転位置決め部材105は図7から明かな
ように、直方体から構成されており、この直方体の互い
に対向する一対の面を、回転方向位置を規定するよう
に、周方向に直交する面として設定し、これら一対の位
置規制面の上端縁には、Cカツトのテーパ面105a,
105bが形成されている。
【0047】このように円柱ではなく直方体から回転位
置決め部材105を構成することにより、位置決めは面
接触により達成されることになる。この結果、位置決め
動作が繰り返されて、位置規制面が部分的に摩耗(片減
り)したとしても、面接触で規制しているため、摩耗し
ていない他の部分が面接触して位置規制の効果を達成す
ることとなり、このようにして、回転位置決め効果が確
実に奏せられることになる。一方、シヤンク36を構成
する連結筒90は、上下が開放された円筒状に形成され
本体部分90aと、この本体部分90aの上端に形成さ
れた内方フランジ部90bとから一体的に形成されてい
る。この連結筒90内には、上下一対の回路基板106
a,106bがスペーサ108を介して内方フランジ部
90bの下面に吊持された状態で配設されている。ここ
で、上方の回路基板106aと上述した各接続端子10
0a〜100oとは、シヤンク本体86の着脱部材86
b及び連結筒90の内方フランジ部90bを上下に貫通
した状態で配設された接続ロツド110a〜110oを
各々介して電気的に接続されている。尚、上方の回路基
板106aと下方の回路基板106bとは、図示しない
接続基板を介して電気的に接続されている。
【0048】また、この連結筒90の本体部分90aの
外周面には、上述した9本の接続パイプ98a〜98i
に夫々対応した状態で、9本の接続ポート用接続孔11
2a〜112iが開口した状態で形成されている。ここ
で、各接続孔112a〜112iは、シヤンク本体86
の着脱部材86b及び連結筒90の内方フランジ部90
bを上下方向に沿つて貫通した状態で配設された連結通
路114a〜114iを介して、接続パイプ98a〜9
8iと夫々連通するように接続されている。
【0049】そして、上述した9本の接続孔112a〜
112iの中で、第1、第5及び第9の接続ブツシユ7
4a,74e,74iに対応した接続孔112a,11
2e,112iには、図8に示すように、3本の接続ホ
ース115a,115b,115cが夫々接続ポート1
16a,116b,116cを介して接続され、これら
3本の接続ホース115a〜115cは、ハンド機構3
0にもたらされている。
【0050】なお、図2に示すように、上述した上下一
対の回路基板106a,106bには、ロボツトコント
ローラ28から送られてきたシリアル信号をパラレル信
号に、また、ロボツトコントローラ28に送る信号をパ
ラレル信号からシリアル信号に夫々変換するための回路
が構成されており、両回路基板106a,106bから
の信号は、図10に示すように、一端に第2及び第3の
コネクタ62b、62cが設けられた第1及び第2の接
続ライン群118a,118bを夫々介して、ハンド機
構30に接続されている。
【0051】この第1及び第2の接続ライン群118
a,118bを連結筒90から一旦外方に取り出すため
に、図8に示すように、本体部分90aを構成する周壁
には、厚さ方向に貫通した状態で一対の開口120a,
120bが形成されている。このように開口120a,
120bを形成することにより、上述した第1及び第2
の接続ライン群118a,118bは、これら開口12
0a,120bを通つて、シヤンク36の外方に取り出
された上で、ハンド機構30に接続されることになる。
【0052】ここで、上述した上側の回路基板106a
には、本発明の特徴的な部分である、ハンドの識別番号
を設定するための切換スイッチ111が設けられてい
る。切換スイッチ111は、図7及び図10に示す様
に、上側の回路基板106aの上面の、円筒状の本体部
分90aのほぼ中心に位置する様に配置されている。こ
の切換スイッチ111は、図11に示した様に、上面に
1〜8までの数字が印刷されたスイッチ本体111a
と、このスイッチ本体111aに回転可能にされた回転
突起111bとから概略構成されており、回転突起11
1bを回転させることにより、この回転突起111bの
指標111cが指し示す1〜8までの番号に対応して8
段階に切換可能にされている。作業者は、回転突起11
1bの頭部に形成されたスリワリ部にマイナスドライバ
ーの先端部を挿入して、この回転突起を回転させること
により、シャンク86に取り付けられているハンドの種
類に応じて、その識別番号を8種類に設定することがで
きる。具体的には、例えば、組立工程の第1番目に使用
するハンドをNo.1と設定し、第2番目に使用するハ
ンドをNo.2と設定するといった具合に組立工程の順
番に対応してハンドの番号を設定する様にすれば、より
分かりやすい識別が可能である。
【0053】なお、切換スイッチ111により設定され
たハンドの識別番号をロボットコントローラ28に伝達
する電気系統は、図12に示した様に構成されている。
すなわち、上側の回路基板106aには、切換スイッチ
111の他に、シリアル送信IC200及びラインドラ
イバー202が実装されている。そして、切換スイッチ
111の出力はシリアル送信IC200の入力端子IN
0〜IN3に接続されている。一方、ロボットコントロ
ーラ28には、ラインレシーバー28a及びシリアル受
信IC28bが実装されている。そして、シリアル受信
IC28bの出力端子OUT0〜OUT3がコントロー
ラ28cの入力I/F端子IN0〜IN3に接続されて
いる。
【0054】このような構成により、切換スイッチ11
1により設定されたハンドの識別番号は2進法に変換さ
れ、シリアル送信IC200に入力される。シリアル送
信IC200は、入力されたパラレル信号をシリアル信
号に変換し、ラインドライバー202を介してロボット
コントローラ28に送信する。ロボットコントローラ2
8では、ラインレシーバー28aで受信された信号がシ
リアル受信IC28bに入力され、シリアル受信IC2
8bは、入力されたシリアル信号をパラレル信号に変換
し、コントローラ28cに出力する。そして、コントロ
ーラ28cはこの信号を受け、INP命令により、この
入力信号を判断することができる。これにより、ロボッ
トコントローラ28は、切換スイッチ111により設定
されたハンドの識別番号を知ることができる。一方、図
10において、前述したボルト92は全部で4本配設さ
れており、これら4本のボルト92を装着するために、
上述した透孔92a〜92dの直下方に位置して夫々に
連通した状態で、連結筒90の本体部分90aの外周面
には、4本の凹部122a〜122dが形成されてい
る。ここで、各凹部122a〜122dの高さは、各ボ
ルト92の高さよりも僅かに長く設定されている。この
ように構成することにより、各ボルト92は、一旦、側
方から対応する凹部112a〜112dに収納された後
に、対応する透孔102a〜102dを介して上方から
挿通された図示しないドライバを介して回転され、取付
板94に螺合し得る状態となり、このようにして、この
取付板94を連結筒90に固着せしめることが出来るこ
とになる。
【0055】ここで、図2に示すように、シヤンク36
の内部空間は、シヤンク本体86と連結筒90との間に
挾持された状態で配設された仕切板124により上下に
隔離された状態で仕切られている。この仕切板124を
備えることにより、このシヤンク36がホルダ34から
切り離された状態でハンド置台96に保持された状態に
おいて、即ち、シヤンク36が外部に露出する状態にお
いて、回路基板106a,106bは、依然として閉塞
された空間内に位置することとなり、これら回路基板1
06a106bの防塵効果が達成されることになる。
【0056】なお、この仕切板124の略中央部、すな
わち切換スイッチ111に対応した位置には、図7に示
した様に、切換スイッチ111の回転突起111bを回
転させて識別番号を切り換えるときに、マイナスドライ
バーの先端部を挿入するための開口穴124aが形成さ
れている。また、切換スイッチ111の番号を設定する
ときに、スイッチ本体111aの上面に印刷された1〜
8の番号が、仕切板124の上側から視覚で確認できる
様に、この仕切板124は透明な板材料から形成されて
いる。
【0057】ここで、このように仕切板124を備える
ように構成されているので、図2から明かなように、シ
ヤンク36にホルダ34が結合された状態において、ピ
ストン42の下部が位置する空間、即ち、仕切板124
とシヤンク本体86とボール支持筒48とで囲まれる空
間の容積は小さく限定されることになる。そして、後述
する着脱動作に際してピストン42の下降に伴ない上述
した空間が密閉された状態であると、この密閉空間内に
ピストン42の下部が突出し、この密閉空間内の空気が
圧縮されて、所謂弾性効果を発揮して、ピストン42の
下降動作に対しての対向力として作用することになる。
実際には、上述した様に、仕切板124には、切換スイ
ッチ111を切り換えるために開口穴124aが形成さ
れているので、この開口穴124aから内部の空気が逃
げるのであるが、この開口穴124aは小さいため、内
部の空気を逃がすには十分ではない。
【0058】そのため、この一実施例においては、この
ようなピストン42の下降動作に対する無用な対向力の
発生を防止して、ピストン42の円滑な下降動作を達成
するため、ピストン42のピストン本体42aと係止部
材54の本体部分54bとを貫通した状態で、連通孔1
26が形成されている。この連通孔126は、上端がボ
ール支持筒48の上方に常時位置するピストン本体42
aの外周面に開口し、下端が係止部材4の本体部分54
bの下面に開口するように形成されている。
【0059】このように連通孔126が形成されている
ので、この一実施例においては、例え、ピストン42が
上下動しようとも、上述した空間は連通孔126を介し
て外部と連通しているので、この空間内の空気が弾性力
を発揮することはなく、ピストン42の円滑な下降動作
が達成されることになる。また、上述した取付板94
は、図14に示すハンド機構30の上板としても機能す
るように構成されている。このようにして、この一実施
例においては、構成要素が減じられて、全体の軽量化が
図られると共に、Z軸方向の長さが短く設定され、全体
構成の小型化が達成されることになる。
【0060】尚、このように構成されたハンド着脱機構
10において、接触部を構成するボール支持筒48、係
止部材54、及び、シヤンク本体86は、共に、鋼鉄か
ら形成されるように設定されているが、残りの構成要素
に関しては、軽量化を目的として全てアルミニウム製に
設定されている。ここで、図2においては、理解を容易
にするため、鋼鉄製部分を2本取りのハツチングで、ま
た、アルミニウム製の部分を1本取りのハツチングで夫
々断面形状を示すように配慮されている。
【0061】このように、この一実施例においては、ハ
ンド着脱機構10の大部分の構成要素をアルミニウム製
としたので、上述した軽量化は、確実に達成されること
となる。 〈ハンドの例〉ここで、上述したハンド機構30は、把
持態様に応じて、種々揃えられるものであり、ロボツト
12は任意のハンド機構を装着することが出来るよう
に、上述したように種々の構成を有する複数のハンド機
構が保持されたハンド交換ステーシヨンが設けられてお
り、上述したハンド置台96に各々支持されている。こ
のハンド機構30の一例として、図14及び図15にそ
の構成を示す。このハンド機構30は、基本的には、本
願出願人と同一の出願人による特願昭63−20735
9号に開示された部品把持用ハンド装置と実質的に同様
であるため、その詳細な構成の説明を省略するが、互い
に同一直線上にない3点を夫々回動中心とする3本のア
ーム128a〜128cと、各アーム128a〜128
cの先端に設けられ、垂直方向に沿つて延出するように
固定され、内部を中空とされた固定フインガ130a〜
130cと、各フインガ130a〜130c内に収納さ
れ、上下方向に沿つて進退自在になされた可動フインガ
132a〜132cとを備えている。
【0062】そして、各アーム128a〜128cは、
対応する駆動モータM1 〜M3 に、上述した点を中心と
して回動駆動されるように、減速機構134a〜134
cを各々介して接続されている。ここで、各駆動モータ
1 〜M3 は、パルスモータから構成されている。即
ち、各駆動モータM1 〜M3 には、上述した接続ライン
群118a,118bの所定の接続ラインが接続されて
おり、ロボツトコントローラ28からの制御信号に基づ
き、各々任意の回動位置まで回動駆動されるように駆動
制御されるよう設定されている。
【0063】一方、各可動フインガ132a〜132c
は、対応する固定フインガ130a〜130cをシリン
ダとした場合のピストンとして機能するように構成さ
れ、各固定フインガ130a〜130cの上端には、上
述した3本の接続ホース115a〜115cが各々接続
されている。以上のように構成されたハンド着脱機構1
0におけるハンド機構30の垂直アーム20への着脱動
作を以下に説明する。
【0064】先ず、図2に示すように、ハンド着脱機構
10が垂直アーム20にハンド機構30を結合した状態
は、シリンダ室58内に第1のエアホース32aを介し
て作動圧縮空気が導入されておらず、コイルスプリング
56の付勢力によりピストン42が上方に偏倚される状
態により達成されている。この結合状態において、ピス
トン42の上方への偏倚に応じて係止部材54の外方テ
ーパ面54aも上方に偏倚され、これに応じて、各ボー
ル52は半径方向外方に押し出されることになる。そし
て、図4に一点鎖線で示すように、各ボール52は対応
するボール支持孔48dがら半径方向外方に突出し、シ
ヤンク36の内方フランジ部86dに形成された掛止用
内方テーパ面86eに当接することになる。
【0065】このようにして、この一実施例において
は、各ボール52が掛止用内方テーパ面86eと外方テ
ーパ面54aとの間で挾持されることにより、シヤンク
36のホルダ34からの下方への抜けが禁止され、従つ
て、シヤンク36はホルダ34に確実に保持、換言すれ
ば、ハンド機構30は垂直アーム20に確実に結合され
た状態が維持されることになる。
【0066】一方、この結合状態からハンド機構30を
解放する場合には、第1のエアホース32aを介して、
シリンダ室58に作動圧縮空気が導入される。この導入
により、図5に示すように、ピストン42はコイルスプ
リング56の付勢力に抗して下方に押し下げられること
になる。この結果、図4に二点鎖線で示すように、外方
テーパ面54aは下降して、掛止部材54の本体部分5
4bの外周面が、ボール支持孔48dに対向する位置に
もたらされる。
【0067】ここで、ハンド機構30が垂直アーム20
から取り外される際には、後述するが、このハンド機構
30が接続されたシヤンク36は、対応するハンド置台
96に支持された状態に設定されている。即ち、シヤン
ク36はハンド置台96に上下動不能な状態で係止され
ている。従つて、垂直アーム20の上昇に伴ないハンド
着脱機構10のホルダ34が持ち上げられることによ
り、掛止用内方テーパ面86eの傾斜に応じて、これら
ボール52は半径方向内方に偏倚され、本体部分54b
の外周面に当接する状態となる。
【0068】この結果、ボール52は完全にボール支持
孔48d内に隠れることになる。このようにして、最
早、ホルダ34とシヤンク36とを互いに連結している
ボール52が存在しなくなるので、ホルダ34はシヤン
ク36から上方に引き上げられること、換言すれば、ハ
ンド機構30は垂直アーム20から解放され、このハン
ド機構30を分離した状態で垂直アーム20は上昇し得
る状態となる。このようにして、図9に示すように、垂
直アーム20が上方に引き上げられることにより、ハン
ド着脱機構10のホルダ34はシヤンク36から引き離
されて、上方に持ち上げられることになる。即ち、ハン
ド着脱機構10を介して、ハンド30は垂直アーム20
の下端から取り外されることになる。
【0069】このハンド脱着機構10における解放動
作、即ち、ホルダ34のシヤンク36からの引き上げ動
作に際して、シヤンク36とホルダ34とにおいて実質
的に内部に入り込んでいる部分は、ピストン42におけ
る係止部材20bの下部及びボール支持筒48の支持筒
本体48aのみであり、その長さは、図2において符合
Lで示すように極めて短い値に制限されている。
【0070】この結果、この一実施例においては、ハン
ド機構30を垂直アーム20から解放するためのZ軸方
向に沿うストロークは、少なくとも上述した距離L以上
であれば良く、交換時間が短く設定されることになる。
次に、このように構成されるハンド着脱機構10を備え
たロボツト12における、ハンド機構の交換作業につい
て概略的に説明する。
【0071】先ず第1図に示すように、垂直アーム20
の下端にハンド着脱機構10を介してハンド機構30が
連結された状態において、このハンド機構30に対応す
る図示しない部品に対する所定のピツク・アンド・プレ
ース動作が実行される。そして、このハンド機構30で
ピツクすることの出来ない他の部品をピツク・アンド・
プレース動作しなければならない場合には、このハンド
機構30を取り外し、他の部品のピツク動作に適切な他
のハンド機構に交換しなければならなくなる。
【0072】このようにハンド機構を交換する必要が発
生した場合には、ロボツトコントローラ28は、第1乃
至第4の駆動モータ21,22,24,26を駆動し
て、ハンド交換ステーシヨンの所定のハンド置台96に
ハンド着脱機構10のシヤンク36を支持させるよう
に、開口部側から移動させる。この結果、シヤンク36
は、これの係止溝86gにハンド置台96の凹部96b
の両側を規定するラツク本体96aの部分が両側から嵌
入された状態で支持されることになる。
【0073】そして、所定のハンド置台96にシヤンク
36が完全に支持された状態で、ロボツトコントローラ
28は図示しない空圧機構を起動して、第1のエアホー
ス32aを介して、ハンド着脱機構10のシリンダ室5
8内に圧縮空気を導入する。この結果、上述したよう
に、ハンド着脱機構10は解放状態が規定され、ホルダ
34はシヤンク36から上方に分離可能な状態となる。
この後、ロボツトコントローラ28は、脱着機構の分離
可能状態を、上述した最下位置確認センサ70のON動
作により確認した後、第3の駆動モータ24を起動し
て、垂直アーム20を垂直方向に沿つて上方に移動させ
るように駆動する。このようにして、垂直アーム20の
下端に取り付けられたホルダ34は、ハンド置台96に
支持されたシヤンク36から持ち上げられ、上方に分離
されることになる。
【0074】この後、垂直アーム20の上方移動量が上
述した分離ストロークLに至ったことが検出されると、
ロボツトコントローラ28は第3の駆動モータ24の駆
動を停止して、第1及び第2の駆動モータ22を起動し
て、垂直アーム20の上下位置を保持しつつ、側方に移
動させて、新に取り付けようとする他のハンド機構の直
上方にもたらし、この時点で第1及び第2の駆動モータ
22を停止する。尚、このように他のハンド機構の直上
方に移動する際において、第4の駆動モータ24を起動
して、その中心軸線回りに回動して、これから連結しよ
うとする他のハンド機構の回動位置を自身の回動位置と
を正確に整合させることになる。
【0075】この後、第3の駆動モータ22を起動し
て、垂直アーム20を下降させ、上述したストローク距
離Lだけ垂直アーム20が下降して、ホルダ34がシヤ
ンク36の上に載置された時点で、第3の駆動モータ2
2の駆動を停止する。この後、ロボツトコントローラ2
8は、上述した空圧機構の作動を停止して、シリンダ室
58内の圧力を抜く。この結果、ピストン42はコイル
スプリング56の付勢力により持ち上げられ、各ボール
52は係止部材54の外方テーパ面54aに押されて半
径方向外方に偏倚され、ボール支持筒48の外周面から
半径方向外方に突出する。このようにして、図2に示す
ように、各ボール52は掛止用内方テーパ面86aと外
方テーパ面54aとの間で挾持され、ホルダ34とシヤ
ンク36とは互いに結合される。このようにして、ハン
ド着脱機構10を介して、他のハンド機構は垂直アーム
20の下部に連結されることになる。
【0076】そして、ロボツトコントローラ28は第1
及び第2の駆動モータ22を再び起動して、垂直アーム
20をハンド置台の凹部96bから抜け出るように水平
に開口部側より移動させ、垂直アーム20の下端に連結
された他のハンド機構が対応するハンド置台から離脱す
ることにより、ハンド機構30の交換作業が終了する。
【0077】次に、図16に示したフローチャートを参
照して、組立順序に従ってハンドを交換する動作につい
て説明する。以下の説明では、組立工程番号をNで表
し、ハンド番号をHで表すものとする。まず、ステツプ
S12において組立スタートのボタンが押されると、ロ
ボットコントローラ28はステツプS14においてN=
1と設定する。次にステツプS14において、現在取り
付いているハンドの番号Hを、切換スイッチ111の設
定番号から読み取る。そして、ステツプS16におい
て、現在取り付いているハンドの番号がNと一致してい
るか否か、すなわちこれから作業を行う工程の番号と一
致しているかどうかを確認する。ステツプS16におい
て、ハンドの番号Hが、工程番号Nと一致していない場
合には、ハンドを交換する必要があるので、ステツプS
18に進みハンドの交換を行う。このとき、何番のハン
ドがどのハンド置き台に置いてあるかという情報は、既
にロボットコントローラ28に入力されている。その後
ステツプS20に進む。一方、ステツプS16におい
て、ハンドの番号Hが、工程番号Nと一致している場合
にはステツプS20にそのまま進む。ステツプS20で
は、K=Nと設定し、K番目の組立プログラムを実行す
る。ステツプS22では、工程番号Nが最終の工程番号
と一致しているか否かが判断される。ステツプS22に
おいて、工程番号Nが最終の工程番号と一致していた場
合には、1つの組立サイクルが終了したことを意味して
いるので、ステツプS12に戻り、再び同じ動作を繰り
返す。また、ステツプS22において、工程番号がまだ
最終の工程番号に達していない場合には、ステツプS2
4に進み、N=N+1と設定した後、ステツプS14に
戻り、1つの組立サイクルが終了するまでステツプS1
4からステツプS24の動作を繰り返す。
【0078】以上説明した様に、一実施例のロボット装
置12においては、ハンドにその識別番号を設定する切
換スイッチ111を設けているので、ロボットコントロ
ーラ28は、ハンドの番号を識別することができ、現在
付いているハンドが次の工程に使用するハンドかどうか
をチェックし、もし次の工程に使用するハンドでない場
合には、自動的にハンドを交換する様にロボット装置1
2を制御することができる。
【0079】このような機能により、組立工程の途中で
作業を中断した場合でも、再び作業を開始するときに、
作業者が現在付いているハンドの種類を確認する必要が
なくなるので、作業能率が向上する。なお、本発明は、
その主旨を逸脱しない範囲で上記実施例を修正または変
形したものに適用可能である。
【0080】例えば、上述した実施例においては切換ス
イッチを8段階に切り換え可能なスイッチとしたが、こ
れに限定されることなく、必要に応じて切り換え段数を
増減させてもよいことは言うまでもない。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に係わる
ハンド着脱機構によれば、ハンド側にそのハンドの識別
番号を設定する選択スイッチを設け、ハンドの識別番号
を予めハンド自身に設定しておき、この識別番号情報を
制御手段により判断することにより、作業を中断し再び
開始する様な場合でも、制御手段が自動的にハンドの種
類を判断することができるので、作業者がハンドの種類
を確認する必要がなく、作業能率を向上させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるロボツト装置の構成を概略的
に示す正面図である。
【図2】図1に示すハンド着脱機構を結合状態で示す縦
断面図である。
【図3】シリンダ体を取り出して示す斜視図である。
【図4】ボール支持筒を取り出して示す縦断面図であ
る。
【図5】ハンド着脱機構を、ホルダにおける解放状態が
規定された状態で示す縦断面図である。
【図6】ハンド着脱機構を、図2におけるA−A線に沿
つて切断した状態で示す横断面図である。
【図7】ハンド着脱機構のシヤンク本体の上面構成を示
す平面図である。
【図8】ハンド着脱機構を、図2におけるB−B線に沿
つて切断した状態で示す横断面図である。
【図9】シヤンクラツクの構成を示す斜視図である。
【図10】シヤンク本体に形成された測定用スリツトの
形成状態を示す正面断面図である。
【図11】切換スイッチの外観を示す平面図である。
【図12】ハンドの識別番号情報の伝達経路を示したブ
ロック図である。
【図13】ハンド着脱機構を、ホルダがシヤンクから完
全に抜き上げられた状態を示す縦断面図である。
【図14】,
【図15】夫々、この一実施例のロボツト装置に装着さ
れるハンド機構の一例を示す正面図及び底面図である。
【図16】組立順序に従ってハンドを交換する動作を示
したフローチャートである。
【符号の説明】
10 ハンド着脱機構 12 ロボツト装置 30 ハンド機構 34 ホルダ 36 シヤンク 40 シリンダ部 42 ピストン 44 内筒 48 ボール支持筒 48a 支持筒本体 48b 天井部 48c 挿通孔 48d ボール支持孔 52 ボール 54 係止部材 54a 外方テーパ面 54b 本体部分 54c 外方フランジ部 56 コイルスプリング 68 係止スリーブ 68a テーパ面 86 シヤンク本体 86a 透孔 86b 着脱部材 86c 係止筒部 86d 内方フランジ部 86e 掛止用内方テーパ面 86f 立ち下がり部 86g 係止溝 86h 外方テーパ面 86i 挿入用内方テーパ面 90 連結筒 90a 本体部分 90b 内方フランジ部 111 切換スイッチ 124 仕切板 200 シリアル伝送IC 202 ラインドライバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のハンドを選択的に交換しながら組
    立作業を行うロボット装置において、 前記複数のハンドの夫々は、該ハンドの識別番号を選択
    的に設定するための選択スイッチを具備することを特徴
    とするロボット装置。
  2. 【請求項2】 前記選択スイッチにより設定された識別
    番号の情報をもとに、次の組立作業を行うために正しい
    ハンドが装着されているか否かを判断し、自動的に正し
    いハンドに交換するための制御手段をさらに具備するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のロボット装置。
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