JPH0531812Y2 - - Google Patents

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JPH0531812Y2
JPH0531812Y2 JP9963487U JP9963487U JPH0531812Y2 JP H0531812 Y2 JPH0531812 Y2 JP H0531812Y2 JP 9963487 U JP9963487 U JP 9963487U JP 9963487 U JP9963487 U JP 9963487U JP H0531812 Y2 JPH0531812 Y2 JP H0531812Y2
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battery
packing
annular protrusion
terminal
hollow rivet
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Description

【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野 本考案は、復帰型の安全装置を備えた密閉式電
池に関し、特に密閉式アルカリ電池の端子部の構
造の改良に関するものである。 従来の技術 従来、この種の密閉式電池の端子部の構造とし
ては、第4図の縦断面図に示すようなものがあつ
た。図において、蓋板1の電池端子用の透孔部1
aに、図示のごとく外方に、または内方に向けて
立上がり部分2を設け、電池端子を構成する中空
リベツト5をかしめたときに、この立上がり部分
2をパツキング4に食い込ませて、気密性を高め
るようにしたものであつた。 考案が解決しようとする問題点 このような従来の構成では第4図に示したもの
の場合、中空リベツト5を蓋板1に固定している
力は、ワツシヤ6を介して中空リベツト5をかし
めたときの圧着力のみであり、しかもかしめたと
きに、ワツシヤ6は図示のように変形しやすいた
め、蓋板1の透孔内周面と中空リベツト5の円筒
部5aとの間の圧着力は非常に弱く、従つて端子
部の気密性が低く、耐漏液信頼性が低くなる。 また立上がり部分2は、蓋板1に対して垂直方
向に設けられているので、立上がり部分2がパツ
キング4に食い込んでも、パツキング4が裂けて
短絡したり、気密性を低下させないためには、パ
ツキング4に相当の厚みを持たせなければならな
い。そのため、電池の総高に対する電池端子部高
さの占める割合は大きくなり、相対的に発電要素
の収納スペースが小さくなるという問題があつ
た。 本考案は、このような問題点を解決するもの
で、電池端子部の気密性を向上させて耐漏液信頼
性を高め、また電池総高における端子部高さの占
める割合を減少して実質的に発電要素収納スペー
スを大として電池容量を増加させることを目的と
するものである。 問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本考案は、蓋板の
透孔部に電池端子を形成する中空のリベツト端子
をパツキング及びワツシヤを介して固定した電池
蓋を用いて密閉する電池において、蓋板の透孔内
周面に、テーパあるいは円弧状の環状突出部を設
け、この環状突出部と相対する位置の中空リベツ
トの円筒部分を外方に膨出させてパツキングを押
圧し、環状突出部に食い込ませたものである。 作 用 この構成により、電池端子部の気密性が向上
し、耐漏液信頼性を向上させることができる。ま
た、電池端子部の高さが低減することにより、発
電要素を収納するスペースが増え、電池の容量を
増加させることとなる。 実施例 以下、本考案を実施例で説明する。 第1図は、本考案の一実施例による密閉式アル
カリ電池の要部縦断面図であり、透孔1aの内周
面に楔状の環状突出部3aを有する蓋板1に、電
池端子を形成する中空リベツト5をパツキング4
及びワツシヤ6を介して固定し、同時に、中空リ
ベツト5の円筒部5aの前記環状突出部3と相対
する位置の部分を外方に膨出させることにより、
パツキング4を環状突出部3aに食い込ませたも
のである。環状突出部の断面形状は、第1図に示
す楔状の他に、第2図Aに示すような曲面3bで
も又同図Bに示す3Cのような形状であつても同
様の効果が得られる。 第3図は、第1図に示す要部の形成法を示す模
式図であり、パツキング4とワツシヤ6を介して
蓋板1の透孔1aに挿入された中空リベツト5
は、ポンチ8によりかしめられ、同時に中空リベ
ツトの円筒部5aの内側にポリウレタン等の弾力
性を有する樹脂型9がセツトされており、樹脂型
9はポンチ8により圧縮変形を受けて直径が大と
なり、中空リベツトの円筒部5aを外方に膨出さ
せ、パツキング4に押圧力を加えて、パツキング
4を環状突出部3aに食い込ませる。 次に本考案の効果を示すため、2種類の電池を
試作した。第1図に示すような本考案による構成
を適用して試作した密閉式ニツケルカドミウム・
アルカリ電池をAとする。また、第4図に示すよ
うな従来の構成を適用して試作した密閉式ニツケ
ルカドミウム・アルカリ電池をBとして、各々
100個試作した。形式はKR−2/3SCである。
(電池総高26mm) 各電池とも所定の充電を行い、40℃,80RHの
環境下で24時間放置し、漏液試験を行つた。そし
て漏液試験を終えた各電池の端子キヤツプの側面
の両側より、2Kgの荷重を一定サイクルで2000回
加えて、40℃,80RHの環境下で24時間放置し、
再び漏液試験を行つた。結果を第1表に示す。
【表】 本考案のものAは、第1表に示すように漏液は
見られなかつた。Bにおいては、サイクル荷重を
加える前で3個、サイクル荷重を加えた後は約3
割の電池が漏液した。これはBにおいてパツキン
グを押圧している力は、ワツシヤを介して中空リ
ベツトをかしめたときの圧着力が主であり、蓋板
の透孔内周面と中空リベツトの円筒部の間には、
パツキングを介しているにもかかわらず、押圧力
はほとんど無い。また中空リベツトをポンチでか
しめたとき、圧着力によりワツシヤが多少なりと
も変形するので、パツキングを押圧する力も不安
定である。以上のような理由で、端子部の気密性
が悪く漏液が発生したものと考えられる。 また、A,Bそれぞれの電池の端子部の寸法を
測定すると、第1図においてh1=4.0mm、第3図
においてh2=5.0mmである。それ故、Aの電池の
極板の高さは、Bの電池より1.0mm高く構成する
ことができ、電池容量を平均5%程増すことがで
きた。ここでは、電池総高が26mmの電池で比較し
たが、本考案のものは電池総高が低い電池の場
合、より有効となる。 考案の効果 以上のように本考案によれば、電池端子部の気
密性を向上させることにより、耐漏液信頼性を高
めることができる。また、発電要素を収納するス
ペースを広げて電池の容量を増加させるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による密閉式アルカ
リ電池の要部縦断面図、第2図A,Bは封口蓋板
の透孔の環状突起部を示す断面図、第3図は第1
図に示す要部の形成法を示す模式図、第4図は従
来の構成による密閉式アルカリ電池の要部縦断面
図である。 1……蓋板、1a……透孔部、2……立上がり
部、3a,3b,3c……環状突起部、4……パ
ツキング、5……中空リベツト、5a……中空リ
ベツト円筒部、6……ワツシヤ、7……弁体、8
……ポンチ、9……弾性樹脂、10……リベツト
固定台、11……端子キヤツプ、h1,h2……電池
端子部高さ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋板の透孔部に電池端子を形成する中空のリベ
    ツト端子をパツキング及びワツシヤを介して固定
    した電池蓋を用いて密閉する電池において、蓋板
    の透孔内周面に、テーパあるいは円弧状の環状突
    出部を設け、この環状突出部と相対する位置の中
    空リベツトの円筒部分を外方に膨出させて前記パ
    ツキングを押圧し、前記環状突出部に食い込ませ
    たことを特徴とする密閉式アルカリ電池。
JP9963487U 1987-06-29 1987-06-29 Expired - Lifetime JPH0531812Y2 (ja)

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JP9963487U JPH0531812Y2 (ja) 1987-06-29 1987-06-29

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JP9963487U JPH0531812Y2 (ja) 1987-06-29 1987-06-29

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JPS644061U JPS644061U (ja) 1989-01-11
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JP5949130B2 (ja) * 2012-05-16 2016-07-06 株式会社豊田自動織機 リチウムイオン二次電池及びリチウムイオン二次電池の製造方法

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JPS644061U (ja) 1989-01-11

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