JPH05317409A - 人工気管 - Google Patents

人工気管

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JPH05317409A
JPH05317409A JP4127156A JP12715692A JPH05317409A JP H05317409 A JPH05317409 A JP H05317409A JP 4127156 A JP4127156 A JP 4127156A JP 12715692 A JP12715692 A JP 12715692A JP H05317409 A JPH05317409 A JP H05317409A
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JP
Japan
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artificial trachea
organic polymer
hydroxyapatite
adapter
artificial
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Withdrawn
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JP4127156A
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English (en)
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Masaki Ogawa
雅樹 小川
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Original Assignee
NIPPON SHERWOOD KK
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Publication date
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    • A61L27/00Materials for grafts or prostheses or for coating grafts or prostheses
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    • A61L27/30Inorganic materials
    • A61L27/32Phosphorus-containing materials, e.g. apatite
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生体に対する適合性に優れかつ軽量な人工気
管の提供。 【構成】 両端のアダプターと中央部のエラストマー製
チューブからなる人工気管において、該人工気管を、ア
ダプター部の主成分がスルホン基、あるいは/およびカ
ルボキシル基を有する有機高分子、主鎖あるいは/およ
び側鎖にエステル結合を含む有機高分子から選択される
有機高分子からなり、表面に水酸アパタイトが3〜10
0μmの厚さにコーティングして構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は疾病や災害などにより、
気管の一部あるいは全部を再建させる必要が生じた場合
に使用される人工気管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、咽頭ガンなど気管切除を行う症例
が増えているが、切除長が30mm以下の場合は、残部
を引き伸ばして縫合することで対応していた。しかし切
除長が30mm以上では、この方法で対応することがで
きなかった。人工気管に関しては、ネビールのシリコー
ン製カフ付き人工気管が知られているが、臨床成績が極
めて悪いことから日本では殆ど使用されていないのが現
状である。人工気管の改良に関しては、特公昭63−2
7014号公報、特開平1−291858号公報に開示
されている。また、水酸アパタイトの製法に関しても特
公平2−13580号公報では、焼結法が開示されてお
り、金属インプラントへのプラズマスプレー法に関して
は、特公昭58−50737号公報に、セラミック芯材
へのプラズマ溶射法に関しては、特公昭59−4691
1号公報、特開昭62−34559号公報、特開昭62
−57548号公報、特開昭63−46165号公報等
に開示されている。スパッタリング法に関しては、特開
昭58−109049号公報に開示されており、フレー
ム溶射法に関しては、日本セラミックス協会1988第
一回秋期シンポジウム講演予稿集P.P401〜402
に開示されている。ガラスフリットによる焼付け法に関
しては、第9回バイオマテリアル学会大会予稿集(19
87,P6)に開示されている。さらに電気泳動法に関
しては、日本セラミックス協会1988 P.P417
〜418に開示されている。そして、イオンの種類、濃
度を人の血漿と同じ組成にした人工体液から水酸アパタ
イトを析出させる方法に関しては、特公昭52−109
39号公報、特公平1−54290号公報、特開平2−
255515号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】人工気管に関し、この
ように多くの技術が開示されているものの、まだ多くの
問題点がある。特公昭63−27014号公報では、メ
ッシュ/シリコーン複合体にコラーゲンをコーティング
して生体適合性を改良し、肉芽の過剰な成長を抑え、長
期的あるいは恒久的に使用できる人工気管を目指してい
たが、充分ではなく、一般の臨床に供されているという
報告を聞いていない。また、特開平1−291858号
公報では、水酸アパタイトを含む多孔質と緻密質を組み
合わせたセラミックス複合体からなる人工気管が開示さ
れている。しかしながら、最も生体との適合性に優れる
水酸アパタイトでは強度が低くかつ脆いため、形状の制
限が大きく、従って充分な強度を確保する必要性から重
量が大きくなり、結果として患部への負担が増加するこ
とによって、気道再建術の成功率が低くなることが予想
される。強度に心配の無い他のセラミックスでは、充分
な生体適合性が得られずやはり充分な臨床成功率が期待
できない。
【0004】水酸アパタイトの製法、コーティング方法
に関しては、次のような問題点があり、本発明の人工気
管に適用するのは困難である。 (a) プラズマ溶射法においては、複雑で高価な装置を必
要とすること、緻密な膜を作り難いことや、原料の水酸
アパタイとがいったん高温で溶融されるので生体内のア
パタイトと異なる種類のアパタイト膜が形成されること
等の問題点が挙げられる。 (b) スパッタリング法は、複雑で高価な装置を必要とす
ること、原料の水酸アパタイトがいったん高温で溶融さ
れるので生体内のアパタイトと異なる種類のアパタイト
膜が形成されること等の問題点が挙げられる。 (c) 焼結法やガラスフリット法は、850℃あるいはそ
れ以上の温度で熱処理する必要があるため、耐熱性の高
い基材にしかできないこと、原料の水酸アパタイトが高
温で処理されるため、生体内のアパタイトと異なる種類
のアパタイト膜が形成される。また焼結体で端子を作っ
た場合は、水酸アパタイトの強度が低いので構造・形状
に大きな制約がある。 (d) 電気泳動法は、基材自身を電極として用いるため、
良導性の金属基板にしか適用できないことや、原料に焼
結アパタイトを用いるため、やはり生体内のアパタイト
とは異なるアパタイトの膜が形成される等の問題点があ
る。 (e) 人工体液から析出させる方法においては、生成した
水酸アパタイトと良好に接着する基盤が、CaO/Si
2 系ガラス以外に見つかっていないという問題点があ
る。 つまり、従来より有機高分子に生体とほぼ同じ組成の水
酸アパタイトをコーティングすれば、画期的なインプラ
ント部材が作れることは判っていたが、水酸アパタイト
と有機高分子は十分な接着強度が得られないため、実現
されていなかったのである。
【0005】本発明は従来の人工気管における上記問題
点を解消するためになされたもので、生体に対する適合
性に優れかつ軽量な画期的な人工気管を提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る人工気管
は、両端のアダプターと中央部のエラストマー製チュー
ブからなる人工気管において、該アダプター部の主成分
が、スルホン基あるいは及びカルボキシル基を有する有
機高分子、主鎖あるいは及び側鎖にエステル結合を含む
有機高分子から選択される有機高分子からなり、表面に
水酸アパタイトが3〜100μmの厚さにコーティング
されている。そして好ましくは、下記(1) から(10)の項
目を満たしている方がよい。 (1) アダプターは、エラストマー製チューブにオーバー
ラップして嵌合固定されおり、円周上に2個以上好まし
くは4個以上の貫通孔が穿設されていること。 (2) アダプター部の水酸アパタイト膜と有機高分子機材
との接着強力は、2MPa以上であること。 (3) 金属製部品を全く使用していないこと。 (4) エラストマーのショアー硬度が30A〜70Dであ
ること。 (5) エラストマー製チューブには、補強のため局部的に
肉厚の厚い部分を設けるか、あるいは/およびステント
で補強されていること。 (6) スルホン基を含有する有機高分子が、ポリエ−テル
スルホン、ポリスルホン、あるいは/およびこの中から
選ばれる有機高分子を含有する組成物であること。 (7) カルボキシル基を含有する有機高分子が、オレフィ
ンとビニル基を含有するカルボン酸の共重合によって得
られる高分子を金属イオンで架橋した高分子、あるいは
/および有機高分子を含有する組成物であること。 (8) 主鎖にエステル結合を有する有機高分子がアリル樹
脂、オキシベンゾイルポリエステル、ポリアリレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリ
エチレンテレフタレートであること。 (9) 側鎖にエステル結合を有する有機高分子が、AAS
樹脂(アクリル酸エステルとアクリロニトリルとスチレ
ンの共重合体)、酢酸セルロース、酪酸セルロース、エ
チルセルロース等のセルロースプラスチック、エチレン
と酢酸ビニ−ルと塩化ビニ−ルの共重合体、エチレンと
アクリル酸エステルの共重合体、アクリル酸エステルと
ブタジエンとスチレンの共重合体、メタクリル酸樹脂、
酢酸ビニル系樹脂から選ばれる高分子であること。 (10)水酸アパタイトのカルボン酸リン酸、あるいは水酸
基の一部が、炭酸基によって置換されていること。
【0007】
【作用】本発明中、両端のアダプターと中央部のエラス
トマー製チューブからなる人工気管に限定したのは、本
発明のポイントが、比重の軽い有機高分子の表面に生体
とほぼ同じ組成を有する水酸アパタイトをコーティング
することによって、従来の技術ではなし得なかった良好
な生体適合性を付与する点にあり、この水酸アパタイト
を充分な接着強度を確保しつつコーティングできる素材
が、比較的弾性率の高い素材に限定されているためであ
る。またそのアダプターを繋ぐチューブにエラストマー
を選択したのは、人工気管全体としては、実際の気管と
同じようなコンプライアンスにするためである。
【0008】アダプターの主成分をスルホン基、あるい
は/およびカルボキシル基を有している有機高分子、主
鎖あるいは/および側鎖にエステル結合を含む有機高分
子から選択される有機高分子に限定しているが、これは
水酸アパタイトと実用上充分な接着強度を得るために必
要である。ただし水酸アパタイトとの接着が目的である
ため、有機高分子の表面にスルホン基、あるいはカルボ
キシル基、エステル結合があれば良く、例えば、有機高
分子としてポリプロピレンを選択し、一酸化炭素を反応
ガスとして0.1Torr、8cc/分、150mAの
条件で3分間プラズマ処理を行っても表面の炭素原子の
約7%にカルボキシル基が導入され、水酸アバタイトと
充分な接着力を得ることが可能である。具体的なスルホ
ン基、あるいはカルボキシル基を有している有機高分子
としては、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、アイ
オノマー、カルボン酸変性ポリオレフィン(商品名:三
井ロンプライト)等が挙げられるが、水酸アパタイトと
接する表面にスルホン基、あるいは、カルポキシル基が
あれば、これに限定されるものではない。また主鎖にエ
ステル結合を含有する有機高分子としては、アリル樹
脂、オキシベンゾイルポリエステル、ポリアリレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリ
エチレンテレフタレート等がある。側鎖にエステル結合
を含有する有機高分子としては、AAS樹脂(アクリル
酸エステルとアクリロニトリルとスチレンの共重合
体)、酢酸セルロース、酪酸セルロース、エチルセルロ
ース等のセルロースプラスチック、エチレンと酢酸ビニ
ルと塩化ビニルの共重合体、エチレンとアクリル酸エス
テルの共重合体、アクリル酸エステルとブタジエンとス
チレンの共重合体、メタクリル酸樹脂、酢酸ビニル系樹
脂から選ばれる高分子等がある。
【0009】水酸アパタイトの膜の厚さは3〜100μ
mが好ましい。3μm未満では、生体内に埋設されてい
る間に侵食されて消失してしまう可能性があり、また1
00μmを越えると温度、湿度に対する基材と水酸アパ
タイトとの膨張率の差による歪が大きくなり、結果とし
て水酸アパタイト層にヒビが入り易くなり、そのヒビを
核として剥離し易くなるからである。また水酸アパタイ
ト層を形成させるまでの時間が長くなるため製造コスト
が上昇し、このように膜を厚くする工業的意味が無いか
らである。本発明中、最も水酸アパタイトとの接着力が
強く、好ましいのは、エチレンとメタクリル酸の共重合
体を金属イオンで架橋したアイオノマー(商品名:ハイ
ミラン/三井・デュポリケミカル社)である。さらに本
発明中の水酸アパタイトはリン酸基あるいは、水酸基の
一部が炭酸基に置き換わっているのが好ましいが、これ
はこの方がより生体の水酸アパタイトに近く、生体との
親和性が良いからである。
【0010】本発明中、アダプターは、エラストマー製
チューブにオーバーラップして嵌合固定されており、円
周上に2個以上、好ましくは4個以上の貫通孔が開いて
いることが好ましい。ただしチューブには孔を設ける必
要はない。これは針の通し難い硬いアダプターに貫通孔
が設けられており、針の通し易いチューブに孔がなけれ
ば、人工気管を生体の気管に針/糸によって固定する
際、針を通し易くかつ人工気管のシールが期せられるか
らである。(アダプターがオーバーラップしていないエ
ラストマーチューブの部分で針/糸を使って固定するの
は、医者の手技が非常に難しいものになることが分かっ
ている。)貫通孔を2個以上、好ましくは4個以上とし
たのは、人工気管と気管の縫合部分から空気がリークし
ないように固定するためには、4個以上が好ましいから
である。但し貫通孔は円である必要はなく、楕円、長楕
円でも良い。
【0011】本発明の人工気管は、金属性の部品を全く
使用しないのが好ましいが、これは今後ますます使用頻
度が増えると予測されるX線CT、MRI等の診断に傷
害となる可能性があるためである。
【0012】本発明の人工気管に使用するエラストマー
の硬度は、ショアー硬度で30A〜70Dが好ましい
が、これは、生体の気管と同じような柔軟さを確保する
必要があるからである。30Aよりも柔らかいと局部的
に内腔が小さくなることがあり、70Dよりも硬いと生
体との吻合部の生体の気管側に負担が大きくなり、傷口
の治癒が遅れるからである。
【0013】本発明中、エラストマー製チューブには、
補強用に局部的に肉厚の厚い部分、あるいは/およびス
テントで補強されていることが好ましいが、これは外圧
によって内腔が狭くなることがないようにするためであ
る。チューブ全体を肉厚にすると人工気管の柔軟性が低
下し、吻合部に負担が集中することになり、傷口の治癒
が遅れたり、ひどい場合には人工気管が脱落する心配が
有るからである。
【0014】
【実施例】
実施例1〜5 図1は本発明の一実施例を示す人工気管の一部断面図、
図2、図3は他の実施例を示す人工気管の一部断面図
で、図中1はアダプター、2はチューブ、3は貫通孔で
ある。本発明に係る人工気管は次のように製作する。基
材となる人工気管両端のアダプター1は、ポリエーテル
スルホン(ICIジャパン:PE S4100G)によ
り形成されている。この人工気管のアダプター2個を、
粒径が100〜600μmのガラス粉末中に埋める(特
開平2−25515ごう公報に開示)。該ガラスは、C
aOとSiO2 が CaO……20〜60mol% SiO2 …40〜80mol% の範囲にあって、CaOとSiO2 の合計が70mol
%以上であり、粒径が100〜600μmの粒子が80
%以上のものを使用した。なおガラスの組成は CaO……49.87mol% SiO2 …35.46 P2 5 …7.153 MgO……7.111 CaF……0.399 である。ここに実質的に水酸アパタイトが過飽和になっ
ている疑似体液Aを上記ガラス粉末の見掛けの体積の3
0倍の量を加え37℃で48時間放置した。なお疑似体
液の組成は、水1l中 疑似体液A 疑似体液B NaCl………… 7.996g 11.99g NaHCO3 …… 0.350 0.525 KCl…………… 0.224 0.336 K2 HPO4 ・3H2 O…0.228 0.324 MgCl2 0.305 0.458 Na2 SO4 0.071 0.107 INHCl 約45ml 約68ml トリス(ヒドロキシメチル) アミノメタン 6.057 8.086 である。なお本疑似体液には、炭酸塩としてNaHCO
3 を加えているが、このような疑似体液から生成された
水酸アパタイト層には、リン酸基あるいは水酸基の一部
が炭酸基で置換されていることが確認されている。生体
内にある水酸アパタイトも、同様にリン酸基あるいは水
酸基の一部が炭酸基で置換されていることが知られてい
る。48時間後人工気管のアダプターを取出し、今度は
疑似体液Bに1週間浸漬する。1週間後このアダプター
を疑似体液Bより取出して、水洗乾燥後、医用ポリウレ
タン(サーメディック社製テコアレックスEG85Aシ
ョア硬度85a)のチューブに接着剤により嵌合固定す
る。接着剤が乾燥したら、滅菌用袋に入れてエチレンオ
キシドガスにより滅菌する。水酸アパタイトのコーティ
ング厚さは、疑似体液に浸漬する時間を変えてコントロ
ールした。
【0015】実施例6 なお比較例としては、水酸アパタイトをコーティングし
ていない人工気管を使用した。水酸アパタイトのコーテ
ィング厚さ及びヒビ割れなどの外観は、電子顕微鏡によ
り測定した。
【0016】人工気管のアダプターに水酸アパタイトを
コーティングする際、アダプターと同じ素材で縦5m
m、横5mm、厚さ1mmのプレートにも同時に水酸ア
パタイトをコーティングし、このコーティング基盤の接
着強度を測定することによって、人工気管アダプターと
水酸アパタイトとの接着強度を評価した。
【0017】また成犬の気管の一部を除去してこれを人
工気管で置換し、生存期間や吻合部における肉芽の成長
の有無を評価した。
【0018】実施例7 実施例1と同一形状の人工気管のアダプターを、ポリブ
チレンテレフタレート(東レ PBT1401−X0
6)により形成し、実施例2と同じ条件で水酸アパタイ
トをコーティングした。
【0019】実施例8 実施例1と同一形状の人工気管のアダプターを、ポリア
クリル樹脂(旭化成デルペット60N)により形成し、
実施例2と同じ条件で水酸アパタイトをコーティングし
た。チューブには、医用軟質ポリ塩化ビニール樹脂(理
研ビニール工業RS3090ショア硬度60A)を使用
した。
【0020】なお本発明に係る水酸アパタイトをコーテ
ィングした人工気管は、両端のアダプターが水酸アパタ
イトによりコーティングされていることが必須である
が、これに限定されることなくチューブの外面内面がと
もに水酸アパタイトによりコーティングされていてもよ
い。
【0021】
【発明の効果】本発明は人工気管を上記のように構成し
たので、生体に対する適合性に優れかつ軽量の人工気管
を提供するという優れた効果を挙げることができた。表
1および表2は、上記水酸アパタイトのコーティングの
膜の厚さを変え、アダプターの材質を変えた各実施例の
データを示すものである。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す人工気管の断面図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例を示す人工気管の断面図で
ある。
【図3】本発明の他の実施例を示す人工気管の断面図で
ある。
【符号の説明】
1……アダプター 2……チューブ 3……貫通孔
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る人工気管
は、両端のアダプターと中央部のエラストマー製チュー
ブからなる人工気管において、該アダプター部の主成分
が、スルホン基あるいは及びカルボキシル基を有する有
機高分子、主鎖あるいは及び側鎖にエステル結合を含む
有機高分子から選択される有機高分子からなり、表面に
水酸アパタイトが3〜100μmの厚さにコーティング
されている。そして好ましくは、下記(1) から(10)の項
目を満たしている方がよい。 (1) アダプターは、エラストマー製チューブにオーバー
ラップして嵌合固定されおり、円周上に2個以上好まし
くは4個以上の貫通孔が穿設されていること。 (2) アダプター部の水酸アパタイト膜と有機高分子機材
との接着強力は、2MPa以上であること。 (3) 金属製部品を全く使用していないこと。 (4) エラストマーのショアー硬度が30A〜70Dであ
ること。 (5) エラストマー製チューブには、補強のため局部的に
肉厚の厚い部分を設けるか、あるいは/およびステント
で補強されていること。 (6) スルホン基を含有する有機高分子が、ポリエ−テル
スルホン、ポリスルホン、あるいは/およびこの中から
選ばれる有機高分子を含有する組成物であること。 (7) カルボキシル基を含有する有機高分子が、オレフィ
ンとビニル基を含有するカルボン酸の共重合によって得
られる高分子を金属イオンで架橋した高分子、あるいは
/および有機高分子を含有する組成物であること。 (8) 主鎖にエステル結合を有する有機高分子がアリル樹
脂、オキシベンゾイルポリエステル、ポリアリレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリ
エチレンテレフタレートであること。 (9) 側鎖にエステル結合を有する有機高分子が、AAS
樹脂(アクリル酸エステルとアクリロニトリルとスチレ
ンの共重合体)、酢酸セルロース、酪酸セルロース、エ
チルセルロース等のセルロースプラスチック、エチレン
と酢酸ビニ−ルと塩化ビニ−ルの共重合体、エチレンと
アクリル酸エステルの共重合体、アクリル酸エステルと
ブタジエンとスチレンの共重合体、メタクリル酸樹脂、
酢酸ビニル系樹脂から選ばれる高分子であること。 (10)水酸アパタイトのリン酸基、あるいは水酸基の一部
が、炭酸基によって置換されていること。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】水酸アパタイトの膜の厚さは3〜100μ
mが好ましい。3μm未満では、生体内に埋設されてい
る間に侵食されて消失してしまう可能性があり、また1
00μmを越えると温度、湿度に対する基材と水酸アパ
タイトとの膨張率の差による歪が大きくなり、結果とし
て水酸アパタイト層にヒビが入り易くなり、そのヒビを
核として剥離し易くなるからである。また水酸アパタイ
ト層を形成させるまでの時間が長くなるため製造コスト
が上昇し、このように膜を厚くする工業的意味が無いか
らである。本発明中、最も水酸アパタイトとの接着力が
強く、好ましいのは、エチレンとメタクリル酸の共重合
体を金属イオンで架橋したアイオノマー(商品名:ハイ
ミラン/三井・デュポンケミカル社)である。さらに本
発明中の水酸アパタイトはリン酸基あるいは、水酸基の
一部が炭酸基に置き換わっているのが好ましいが、これ
はこの方がより生体の水酸アパタイトに近く、生体との
親和性が良いからである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】実施例1〜5 図1は本発明の一実施例を示す人工気管の一部断面図、
図2、図3は他の実施例を示す人工気管の一部断面図
で、図中1はアダプター、2はチューブ、3は貫通孔で
ある。本発明に係る人工気管は次のように製作する。基
材となる人工気管両端のアダプター1は、ポリエーテル
スルホン(ICIジャパン:PE S4100G)によ
り形成されている。この人工気管のアダプター2個を、
粒径が100〜600μmのガラス粉末中に埋める(特
開平2−25515ごう公報に開示)。該ガラスは、C
aOとSiO2 が CaO……20〜60mol% SiO2 …40〜80mol% の範囲にあって、CaOとSiO2 の合計が70mol
%以上であり、粒径が100〜600μmの粒子が80
%以上のものを使用した。なおガラスの組成は CaO……49.87mol% SiO2 …35.46 P2 5 …7.153 MgO……7.111 CaF……0.399 である。ここに実質的に水酸アパタイトが過飽和になっ
ている擬似体液Aを上記ガラス粉末の見掛けの体積の3
0倍の量を加え37℃で48時間放置した。なお擬似体
液の組成は、水1l中 擬似体液A 擬似体液B NaCl………… 7.996g 11.99g NaHCO3 …… 0.350 0.525 KCl…………… 0.224 0.336 K2 HPO4 ・3H2 O…0.228 0.324 MgCl2 0.305 0.458 Na2 SO4 0.071 0.107 INHCl 約45ml 約68ml トリス(ヒドロキシメチル) アミノメタン 6.057 8.086 である。なお本擬似体液には、炭酸塩としてNaHCO
3 を加えているが、このような擬似体液から生成された
水酸アパタイト層には、リン酸基あるいは水酸基の一部
が炭酸基で置換されていることが確認されている。生体
内にある水酸アパタイトも、同様にリン酸基あるいは水
酸基の一部が炭酸基で置換されていることが知られてい
る。48時間後人工気管のアダプターを取出し、今度は
擬似体液Bに1週間浸漬する。1週間後このアダプター
を擬似体液Bより取出して、水洗乾燥後、医用ポリウレ
タン(サーメディックス社製テコフレックスEG85A
ショア硬度85A)のチューブに接着剤により嵌合固定
する。接着剤が乾燥したら、滅菌用袋に入れてエチレン
オキシドガスにより滅菌する。水酸アパタイトのコーテ
ィング厚さは、擬似体液に浸漬する時間を変えてコント
ロールした。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】実施例6 なお比較例としては、水酸アパタイトをコーティングし
ていない人工気管を使用した。水酸アパタイトのコーテ
ィング厚さ及びヒビ割れなどの外観は、走査型電子顕微
鏡により測定した。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【表2】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端のアダプターと中央部のエラストマ
    ー製チューブからなる人工気管において、 アダプター部の主成分がスルホン基、あるいは/および
    カルボキシル基を有している有機高分子、主鎖あるいは
    /および側鎖にエステル結合を含む有機高分子から選択
    される有機高分子からなり、 表面に水酸アパタイトが3〜100μmの厚さにコーテ
    ィングされていることを特徴とする人工気管。
  2. 【請求項2】 アダプターは、エラストマー製チューブ
    にオーバーラップして嵌合固定されおり、円周上に2個
    以上、好ましくは4個以上の貫通孔が開いていることを
    特徴とする請求項1記載の人工気管。
  3. 【請求項3】 アダプター部の水酸アパタイト膜と有機
    高分子機材との接着強力が2MPa以上であることを特
    徴とする請求項1記載の人工気管。
  4. 【請求項4】 金属製部品を全く使用していないことを
    特徴とする請求項1記載の人工気管。
  5. 【請求項5】 エラストマーのショアー硬度が30A〜
    70Dであることを特徴とする請求項1記載の人工気
    管。
  6. 【請求項6】 エラストマー製チューブには、補強のた
    めに局部的に肉厚の厚い部分をもうけるか、あるいは/
    およびステントで補強されていることを特徴とする請求
    項1記載の人工気管。
  7. 【請求項7】 スルホン基を含有する有機高分子が、ポ
    リエーテルスルホン、ポリスルホン、あるいは/およ
    び、この中から選ばれる有機高分子を含有する組成物で
    あることを特徴とする請求項1記載の人工気管。
  8. 【請求項8】 カルボキシル基を含有する有機高分子
    が、オレフィンとビニル基を含有するカルボン酸の共重
    合によって得られる高分子を金属イオンで架橋した高分
    子、あるいは/および、有機高分子を含有する組成物で
    あることを特徴とする請求項1記載の人工気管。
  9. 【請求項9】 主鎖にエステル結合を有する有機高分子
    が、アリル樹脂、オキシベンゾイルポリエステル、ポリ
    アリレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボ
    ネート、ポリエチレンテレフタレートであることを特徴
    とする請求項1記載の人工気管。
  10. 【請求項10】 側鎖にエステル結合を有する有機高分
    子が、AAS樹脂(アクリル酸エステルとアクリロニト
    リルとスチレンの共重合体)、酢酸セルロース、酪酸セ
    ルロース、エチルセルロース等のセルロースプラスチッ
    ク、エチレンと酢酸ビニルと塩化ビニルの共重合体、エ
    チレンとアクリル酸エステルの共重合体、アクリル酸エ
    ステルとブタジエンとスチレンの共重合体、メタクリル
    酸樹脂、酢酸ビニル系樹脂から選ばれる高分子であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の人工気管。
  11. 【請求項11】 水酸アパタイトのカルボン酸リン酸、
    あるいは水酸基の一部が炭酸基によって置換されている
    ことを特徴とする請求項1記載の人工気管。
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