JPH05316284A - 干渉縞ノイズ防止機構付撮像装置 - Google Patents
干渉縞ノイズ防止機構付撮像装置Info
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Abstract
する干渉縞ノイズが有効に抑えられた良好な画質を提供
する。 【構成】 イメージセンサ3とこれを保護するリッドガ
ラス2との相対姿勢に対して、所定の傾斜角度を積極的
に付与することにより、イメージセンサ3内の各構成素
子に対して同一数の干渉縞を付与し、特定素子のみで干
渉縞ノイズを感知することがないよう各構成素子が受け
る平均光強度を平準化させて干渉縞ノイズの防止を図
る。
Description
干渉光線を用い、各種被撮影物の撮影をCCDで構成の
イメージセンサを用いて行う撮像装置に係り、特にレー
ザー干渉計測装置等により得られた画像の干渉縞ノイズ
を除去することができる干渉縞ノイズ防止機構付撮像装
置に関するものである。
ては、白色光が使用されることが多い。この白色光は干
渉性が殆んどなく、干渉作用による画像ノイズの発生は
ないが、反射による画像ノイズを発生していた。つまり
この画像ノイズとしては、イメージセンサの直前に配置
されたリッドガラスの裏表面反射(図12のB等)に起
因するゴースト像や、リッドガラスとイメージセンサと
の面間反射(図12のC等)により発生するゴースト像
等が考えられている。
低減させて画像ノイズの発生を防止するため、通常、リ
ッドガラス両面に広帯域の反射防止膜を付着させると共
に、ゴースト像と必要な真の像とをなるべく合致させる
ことで画像ノイズの低減をはかるために、リッドガラス
とイメージセンサ面をなるべく平行になるように配設し
ていた。
(b)の如く、イメージセンサ100がパッケージ10
5に固着されており、外的雰囲気がもたらすイメージセ
ンサ100の経時性能劣化を防止する目的で、そのイメ
ージセンサ100が固着されているパッケージ105の
凹部を覆うようにリッドガラス(カバーガラス)102
がそのパッケージ105に固着されてパッケージ105
の凹部を封止している。また、イメージセンサ100と
リッドガラス102とで構成される密封空間103内に
は乾燥した窒素ガスが封入されている。このイメージセ
ンサ100が固着されたパッケージ105はソケット1
01に収容され、光が入射するソケット101の開口部
には分光感度補正用のフィルター104が装着される。
ンスファー型の素子であり、図15(a),(b)に示
す構造となっている。イメージセンサ100の1ピクセ
ル(Pixel)は図中X−Yの領域であり、光を感知する部
分はL−Yの領域である。ここでXおよびYの寸法は、
例えばXが約8.5μmであり、Yが約19.75μm
である。なお、同図中、100Aはイメージ部、100
Bは蓄積部、SRはシリアルレジスタ、CSはチャンネ
ルストップ、TEは電極を示すものである。
来方式の画像ノイズ除去手段は、画像のゴースト像(2
重像)の防止を目的としたものであり、発生原理の異る
干渉縞ノイズに対しては有効ではなかった。その理由と
して、次のようなことが考えられる。 リッドガラスはイメージセンサ面に対して、ほぼ平行
に装着されており、従って例えば使用光源に干渉性の良
いレーザー光等を用いると、その平行性に見合った縞間
隔の干渉縞がイメージセンサ面上に発生し、この干渉縞
による光の強度の強弱がノイズとして画像情報に重畳し
てしまう。即ち干渉縞ノイズが発生してしまうことがあ
る。これについて図11および図12を参照しながら詳
しく説明する。なお図12はリッドガラス102とイメ
ージセンサ100との間での光の行路を示す図である。
干渉光線CRは、リッドガラス102を屈折して透過し
イメージセンサ100に到達する。そこで反射されて再
びリッドガラス102の表裏面で反射され、イメージセ
ンサ100に戻る。これらの反射・屈折を繰り返しなが
ら光の強度が減衰していく。いま、比較的減衰の少ない
状態でイメージセンサ100に到達する光の強度を考え
てみると、入射光強度をI、リッドガラス102の両面
に施された反射防止膜の反射率をr、イメージセンサ1
00の表面反射率をRとすると、 光線Aの強度IA =I(1−r)2 光線Bの強度IB =I(1−r)2 ・r2 光線Cの強度IC =I(1−r)2 ・r・R 光線Dの強度ID =I(1−r)4 ・r・R となる。一般的に反射防止膜の反射率(r)は0.2〜
0.3%であり、イメージセンサの反射率(R)は数1
0%である。よってA,B,C,Dの光線の強度は IA >>IC >ID >>IB の順となり、IA はIC ,ID の1×103 倍程度、I
C とID は同程度、IAはIB の2.5×105 倍程度
の強度を持つこととなる。
防止膜は、そこでの反射を完全に防止することができ
ず、通常0.2〜0.3%の反射が残る。このため、イ
メージセンサ面では、リッドガラスを透過してイメージ
センサ面に到達する第1の光線Aと該光線がイメージセ
ンサ面で一部反射されて再びリッドガラス面に戻り、そ
の表面及び裏面で反射されて再びイメージセンサ面に到
達する第2,第3の光線C,Dとで干渉して干渉縞を形
成してしまうことがあるが、このような現象は原理上避
け難いことである。これについて図13を参照しながら
詳しく説明する。
す。コヒーレントな波長λの光束1,2が一方は垂直
に、他方は角度θをもって入射した時に発生する二光束
干渉縞のピッチPは次の如く記述される。 P=λ/ sinθ なお、ここで前述したA,B,C,Dの4本の光線で発
生する二光束干渉縞は、それらの組合せから(A,
B),(A,C),(A,D),(B,C),(B,
D),(C,D)の6組となる。
め、光線Bに起因して発生する干渉縞は無視できる程度
となる。従って、A,C,Dの3本の光線による3組の
干渉縞を認識できないようにすればよい。一般に強度I
1 と強度I2 のコヒーレントな光で形成される干渉縞の
コントラストは次の如く記述できる。 Imax :光の強度の最大値、Imin :光の強度の最小値
としたとき、 コントラスト C=(Imax −Imin )/(Imax +I
min ) ここで、I1 >I2 とした時、Imax =(3I2 +
I1 )/2 Imin =(I1 −I2 )/2 C=2I2 /(I1 +I2 ) となる。
は、 CAC=2r・R/(1+r・R) 光線AとDによるコントラストCADは、
トラストがほぼ1に等しく鮮鋭度が高いが、実際はバッ
クグラウンドに光線Aが存在するため実質的なコントラ
スト〔CCD〕は低く、近似的に
rが非常に小さいことから
+r・R)となる。また、同様にCAD=2r・R/(1
+r・R)となり、CAC=2r・R/(1+r・R)と
ほぼ同等のコントラストの干渉縞を発生することが理解
できる。
渉縞のピッチは、P=λ/ sinθで記述できることか
ら、θ=0の角度で入射した二光束の干渉縞ピッチは無
限大となり、干渉縞ノイズとしては認識されずに画面の
明るさが変化することになる。リッドガラス102の裏
表面からの反射光で形成される干渉縞について考えるな
らば、リッドガラス102の平行度を良くし、 〔(発生する縞ピッチ)/2〕>〔イメージセンサ素子
の有効画面の縦横方向の長い方向の寸法〕 とすれば、画面に干渉縞ノイズは現れない。例えばイメ
ージセンサ素子の有効画面の長手方向のサイズ12.5
mm、λ=0.63μmとした時はリッドガラスの表裏面
の平行度(α度=θ/2)を、0.63×10-3/2 s
in2α>12.5により算出される約α=2.6秒以内
に仕上げれば良い。
ガラス102は、パッケージ105に対し接着剤で固着
されているため、接着工程でイメージセンサ100とリ
ッドガラス102とが完全に平行になるように貼付ける
ことは現実には難しい。またリッドガラス102も、平
行性良く加工ができたとしても厚さが薄いため完全な平
面とはなりえず、イメージセンサ100との間に平行性
不良を生じてしまうのは避けられない。このような事情
から、図12について説明した光線AとC,AとDの2
種類の干渉縞は残ることになる。しかしリッドガラス1
02の平行度を約2.6秒以内におさまるように平行度
良く加工すれば、光線CとDはほぼ同一光路を通ること
となり、1種類の干渉縞ノイズしか見かけ上発生しない
ことになる。即ち、光線AとCで発生する干渉縞ノイズ
を防止できれば、同時に光線AとDで発生する干渉縞ノ
イズも防止することができる。
は、図14の如く、構成ピクセルのうちP1 ,P2 ,P
5 ,P6 のように暗縞を受けるものと、P3 ,P4 のよ
うに明縞を受けるものが存在しなければならない。前述
した如く、イメージセンサ100とリッドガラス102
を完全に平行に配設することは非常に困難であり現実的
ではないので、図14のP1 〜Pn までの間にどうして
も干渉縞ノイズが発生してしまうことになる。そこで、
本発明は、上記の事情に鑑み、各ピクセルの受ける光の
平均強度を等しくして干渉縞ノイズとして認識できない
ようにすることで、正規の情報に乱れが発生するのを防
止するとともに、特にCCD等のイメージセンサにより
撮影した情報を画面上に表示する際にその画面上に見え
る干渉縞ノイズを防止することができる干渉縞ノイズ防
止機構付撮像装置を提供することを目的とするものであ
る。
めに、本発明に係る干渉縞ノイズ防止機構付撮像装置
は、電荷結合素子を1次元もしくは2次元に多数配列
し、これを順次読み出すための回路を基板上に集積化し
たイメージセンサを備え、このイメージセンサにより被
撮影物の撮影を行う撮像装置において、イメージセンサ
の受光面から反射しこのイメージセンサの受光面を保護
するリッドガラス面で反射する反射光とリッドガラスを
透過し上記受光面に到達する入射光とによって生じる干
渉縞がイメージセンサ面の1ピクセル上に1本以上発生
するように、リッドガラス面がイメージセンサ受光面に
対して傾けて配設されているものである。
ラスを所定の角度以上傾けることにより、イメージセン
サ面に直接到達する光線と、このイメージセンサ面で反
射され、リッドガラスにより再び反射されてイメージセ
ンサ面に到達する光線との干渉作用で発生する二光束干
渉縞の強制的な高密度化を図り、これによってイメージ
センサの各構成素子(1ピクセル)内に干渉縞を1本以
上発生させることで各ピクセルからの信号レベルの均一
化を図る。
照しながら説明する。図1はこの発明に係る干渉縞ノイ
ズ防止機構付撮像装置の第1実施例を示すものである。
この撮像装置は、イメージセンサ3に対しリッドガラス
2を、後に説明する関係を満たすような角度αだけ傾斜
するようにパッケージ15に封着し、イメージセンサ3
に対して分光感度補正用フィルタ4が平行状態となるよ
うにパッケージ15とフィルタ4とをソケット1に取り
付けた構成となっており、リッドガラス2とイメージセ
ンサ3とで画成した密封空間5が楔形に形成されてい
る。イメージセンサ3はフレームトランスファー型の素
子であり、その構造は先に説明した図15に示すものと
なっている。
メージセンサ3が固着され、その凹部15aを覆うよう
にリッドガラス2が固着される。リッドガラス2が固着
される4つの縁(上面)のうち取付部15b′は角度α
に相当する分だけ15bより高くしてあり、他の取付部
15c,15c′はそれぞれ先の傾斜角αと同一の傾き
をもった構造となっている。ソケット1には開口した孔
1a内にイメージセンサ3がパッケージ15に納められ
て配設されており、その開口した孔1aを覆うように分
光感度補正用フィルタ4が配設されている。リッドガラ
ス2は、イメージセンサ3との平行性を積極的に低下さ
せることにより、パッケージ15内のこれら双方の間に
楔形の空間5を形成し、これによって発生する二光束干
渉縞のピッチPが、図2(a)において次式 D≧〔(λ/2)+(X−L)tan α0 〕・N ……(イ) ただし、ここで D:リッドガラス2のイメージセンサ3の有効ピクセル
領域δ内での立上り量 λ:使用する干渉性の良い光の波長 N:イメージセンサの有効ピクセル数 を満すようにリッドガラス2とイメージセンサ3との傾
斜角α0 〔= tan-1(D′/N・X)〕を調節させてあ
る。例えば、X=8.5μm,Y=19.75μm,L
=7μm,横(水平)方向の有効ピクセル数=756
個,縦(垂直)方向の有効ピクセル数=244個のイメ
ージセンサ素子の場合には、リッドガラス2とイメージ
センサ素子との傾斜角α0 が、λ=0.63μmとした
とき、 tanα0 =(0.63×10-3/2)/7×10
-3により導かれる約2.6°となる。
て導出される。図2(c)において、リッドガラス2を
透過してイメージセンサ3のピクセルに到達した光と、
その到達した光の一部がピクセルで反射してリッドガラ
ス2のピクセル側の面(即ち下面)で反射し、再度ピク
セルに入射する光との干渉作用について考えてみる。こ
の場合、2つの光の光路差は、2S(ただしSはab間
の距離)となる。図2(c)に示すようにリッドガラス
2が傾いていると、光路差は図の左から右に行くに従い
増加することがわかる。前記光路差が2S=〔(M+
1)/2〕・λの時は干渉縞は暗くなり、2S=(M/
2)・λの時は干渉縞は明るくなる。但し、Mは干渉縞
の順番であり、M=0,1,2…である。従って、間隔
Sが半波長(λ/2)増加する毎に、白黒1組の干渉縞
が発生する。ところが図2(b)に示すイメージセンサ
3の各ピクセル(X−Y領域)内の受光部(L−Y)内
に白黒1組の干渉縞Iが形成されるときは、明るい縞
(白)と暗い縞(黒)それぞれの明るさが受光部(L−
Y領域)内で平均化された明るさとなり、受光部(L−
Y領域)は干渉縞ノイズとして感知できなくなる。この
ような状況を実現するためには、少なくともリッドガラ
ス2を各ピクセル毎に丁度光の半波長(λ/2)分の光
学距離だけ増加するように傾けておけばよく、このとき
(図2(a)において実線で示す。このときの傾きα0
= tan-1(D/N・X)リッドガラス2の傾き量Dは、
光の半波長(λ/2)、ピクセルの寸法(X,L)、ピ
クセル数(N)により、D=〔(λ/2)+(X−L)
tan α0 〕・Nで表わされる。さらに、先の状況を敷衍
すれば、平均化により干渉縞ノイズを感知させなくする
ためには、前記式で表わされる傾き量D以上、即ち図2
(a)において1点鎖線で示すようにリッドガラス2′
を傾けておけば(α>α0 )よく、各ピクセルの受光部
内には1組以上の干渉縞が形成される。これにより、明
るい縞と暗い縞の明るさが平均化されて、各ピクセルは
干渉縞ノイズとして感知できない。
セルの受光部に干渉縞11を図3に示すように1本以上
発生させ、各ピクセルP1 ,P2 ・・・からの出力信号
を略均等化することにより、干渉縞ノイズとして認識で
きないようにしているので、干渉縞ノイズとしての発生
が防止できる。なお、本発明は、リッドガラスとイメー
ジセンサ面の相対姿勢により生じる干渉縞ノイズを防止
するためのものであり、ゴースト像(2重像)対策用の
リッドガラス両面への反射防止膜、特に可干渉光源を出
射する光源としてはレーザーに代表されるように単色光
源であるため、その特定波長をねらった高能率の反射防
止膜を施すこと、あるいは結像の収差を少なくするた
め、リッドガラスをなるべく薄く平行性を良く加工する
こと等については、従来と同様に必要である。
構付撮像装置の第2実施例について説明する。図4は、
この発明に係る第2実施例の撮像装置を示すものであ
り、この撮像装置は、同一高さレベルに取付部15b,
15b′を形成したパッケージ15に、リッドガラス6
を第1実施例と同一の所定角度αだけ傾斜させて封着さ
せてある。このリッドガラス6は、図5(a),(b)
に示すように平行平板6aと、この平行平板6aの両面
に接着した2枚の楔形板6b,6cとから構成されてい
る。そして、2枚の楔形板6b,6cは共にその長さお
よび幅が平行平板6aより若干短く形成されており、平
行平板6aの上下左右両面の両端部を残すようにして各
楔形板6b,6cを接着させてある。従ってこの実施例
によれば、リッドガラス6をパッケージ15に固着させ
る場合には、従来の製造方法と同様に、パッケージ15
の取付部である凹部を囲む4つの縁(上面)に平行平板
6aの下面上下左右4つの端部が密着するような状態で
配置されている。
構付撮像装置の第3実施例について説明する。図6は、
この発明に係る第3実施例の撮像装置を示すものであ
り、この撮像装置は、同一高さレベルにステップ状の取
付部15′d,15′dを形成したソケット15′に対
してリッドガラス7を所定角度傾斜させて封着させるた
めに、そのリッドガラス7の一方側端面にステップ状の
接着部7aを形成した構成となっている。この接着部7
aは、ダイヤモンド砥石の如き加工手段により傾斜角度
に合せた所定の深さ及び幅に加工されており、ソケット
15′の取付部15′dに係止した状態で接着させるよ
うになっている。
付撮像装置の第4実施例について説明する。図7は、こ
の発明に係る第4実施例の撮像装置を示すものであり、
この撮像装置は、平行平板状のリッドガラス8をソケッ
ト15′の同一高さレベルに形成した取付部15′d,
15′dに封着させる際に、一方の取付部15′dに図
8に示すようなスペーサ9を介在させる構成となってい
る。このスペーサ9は、リッドガラス8の傾斜させよう
とする角度に合せた傾斜面9aを有する四角柱状に形成
されたものが使用されている。
付撮像装置の第5実施例について説明する。図9は、こ
の発明に係る第5実施例の干渉縞ノイズ防止機構付撮像
装置を示すものであり、この撮像装置は、図10に示す
如き略口字型のスペーサ10を使用している。このスペ
ーサ10は、一端側に向けてリッドガラス8の傾斜させ
ようとする角度と同一角度に傾斜させた上面10aを有
する形状となっており、そのスペーサ10の一端側の厚
みが他端側の厚みよりも厚く、つまり取付部10b側か
ら10b′側に向って一定傾斜角度αの割合で徐々に厚
みが厚くなっている。そして、このスペーサ10をパッ
ケージ15″の取付部15″b,15″cに接着させた
のち、平行平板状のリッドガラス8を封着させてある。
パッケージをそのまま利用し、これにスペーサ10をセ
ットして接着させたのち、リッドガラス8をスペーサ1
0に接着すればよい。
の配列が等間隔でなく、複数のピッチ(周期)で配列さ
れている例えばインタライン型のCCDを用いた場合に
は、狭いピクセルピッチに対して傾き角が上記で述べた
条件を満たせばよいことは言うまでもない。なお、これ
らの実施例において、フィルタの及ぼす干渉作用につい
ては考慮してないが、このフィルタに起因する干渉縞ノ
イズが大きな影響を及ぼすならば、同様に勾配をもたせ
て取付けることにより、効果的に解消させることができ
る。なお、これまでの説明においてはリッドガラスをイ
メージセンサ素子に関して一方向に傾斜させることを例
示したが、規則的な略平行な干渉縞を発生させ、その干
渉縞が各ピクセルに1本以上となるようにすれば良く、
傾斜方向を特に限定する必要がないものである。
ば、イメージセンサとそれを保護するリッドガラスとの
相対姿勢に所定の傾斜量αを積極的に付与することによ
り、レーザー等の可干渉光線を出射する光源を用いた像
撮影記録装置、計測装置、特にレーザー干渉計測装置等
に於て信号出力に干渉縞ノイズが重畳することを有効に
防止できる。
止機構付撮像装置の構成を示す断面図である (b)同撮像装置の分解斜視図である
立ち上がり量と干渉縞数との関係を示す平面図である (b)この第1実施例におけるイメージセンサのイメー
ジ部の詳細を示す平面図である (c)リッドガラスとイメージセンサとの間で光が反射
するときの状態を示す光路図である
付撮像装置を示す断面図である
ガラスを示す構成図である (b)同リッドガラスの分解斜視図である
付撮像装置を示す断面図である
付撮像装置を示す断面図である
す斜視図である
付撮像装置を示す断面図である
の分解斜視図である
ある (b)同装置の分解斜視図である
渉作用を示す光路図である
ある
成される干渉縞を示す説明図である
ある (b)同イメージセンサの要部平面構成図である
Claims (1)
- 【請求項1】 電荷結合素子を1次元もしくは2次元に
多数配列し、これを順次読み出すための回路を基板上に
集積化したイメージセンサを備え、このイメージセンサ
により被撮影物の撮影を行う撮像装置において、 イメージセンサの受光面を保護するリッドガラスを透過
し上記受光面に到達する入射光と上記受光面で反射し上
記リッドガラスによって反射する反射光とによって生じ
る干渉縞がイメージセンサ面の1ピクセル上に1本以上
発生するように、リッドガラス面がイメージセンサ受光
面に対して傾けて配設されていることを特徴とする干渉
縞ノイズ防止機構付撮像装置。
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