JPH05315191A - 電気二重層コンデンサ - Google Patents
電気二重層コンデンサInfo
- Publication number
- JPH05315191A JPH05315191A JP4121504A JP12150492A JPH05315191A JP H05315191 A JPH05315191 A JP H05315191A JP 4121504 A JP4121504 A JP 4121504A JP 12150492 A JP12150492 A JP 12150492A JP H05315191 A JPH05315191 A JP H05315191A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer capacitor
- basic element
- current collector
- double layer
- electric double
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
Abstract
(57)【要約】
【目的】電気二重層コンデンサの耐熱性の向上させその
信頼性を向上させる。 【構成】基本素子からなる積層体の最外側の集電体を厚
くしたり、断熱性に優れる材料をはり合わせたりして、
耐熱性向上を実現させた。 【効果】本発明によれば基本素子の積層体の最も外側の
集電体部の断熱性を高めることができ、その結果実装基
板からの端子を通しての熱伝導や金属ケースを通しての
熱放散を低くし、積層体の各素子の温度分布を均一にし
て、製品全体の耐熱性を高めており、製品の信頼性が向
上する。
信頼性を向上させる。 【構成】基本素子からなる積層体の最外側の集電体を厚
くしたり、断熱性に優れる材料をはり合わせたりして、
耐熱性向上を実現させた。 【効果】本発明によれば基本素子の積層体の最も外側の
集電体部の断熱性を高めることができ、その結果実装基
板からの端子を通しての熱伝導や金属ケースを通しての
熱放散を低くし、積層体の各素子の温度分布を均一にし
て、製品全体の耐熱性を高めており、製品の信頼性が向
上する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電気二重層コンデンサに
関し、特に基本素子の積層体の構造に関する。
関し、特に基本素子の積層体の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の電気二重層コンデンサは、図４
（ａ）に示すように基本素子３を直列状態に複数個積層
し、陰・陽極リード端子５，６および絶縁ケース７を介
して基本素子３へ圧力を加え、金属ケース８で加圧力を
保持する構造を有している。
（ａ）に示すように基本素子３を直列状態に複数個積層
し、陰・陽極リード端子５，６および絶縁ケース７を介
して基本素子３へ圧力を加え、金属ケース８で加圧力を
保持する構造を有している。
【０００３】ここで絶縁ケース７は、陰・陽極リード端
子５，６間の絶縁性を保っている。
子５，６間の絶縁性を保っている。
【０００４】なお、図４（ｂ）に示すように基本素子３
の集電体２とガスケット１は、それぞれ導電性ゴムと非
導電性ゴムからなり、活性炭電極，電解液等の内包物を
ゴムの加硫作用を利用して封止している。
の集電体２とガスケット１は、それぞれ導電性ゴムと非
導電性ゴムからなり、活性炭電極，電解液等の内包物を
ゴムの加硫作用を利用して封止している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気二重層コン
デンサの弱点として、実装基板からの熱の大きい所（発
熱部品近傍等）で使用されると不良発生が増加するとい
うことがあった。これらの不良品を解折すると不良発生
の素子は積層体の最外部、即ち金属ケースに接している
箇所に多い。この理由として以下のように説明できる。 （１）実装基板からの熱は端子を通して、積層体のもう
一つの最外部の素子から伝わっていき、金属ケースに接
している素子部では熱放散が多いため、温度が最も低く
なる。 （２）以上の結果、各素子間に温度差が生じる。 （３）電気二重層コンデンサは、素子の温度が高くなる
ともれ電流が増加する特性を有している。各素子間の温
度差によって各素子間のもれ電流の差が生じる。 （４）各素子間に加わる電圧は素子が低温でもれ電流が
低い程大きくなる。結果的に金属ケースに接している素
子に加わる電圧が最も高くなり、故障しやすくなる。
デンサの弱点として、実装基板からの熱の大きい所（発
熱部品近傍等）で使用されると不良発生が増加するとい
うことがあった。これらの不良品を解折すると不良発生
の素子は積層体の最外部、即ち金属ケースに接している
箇所に多い。この理由として以下のように説明できる。 （１）実装基板からの熱は端子を通して、積層体のもう
一つの最外部の素子から伝わっていき、金属ケースに接
している素子部では熱放散が多いため、温度が最も低く
なる。 （２）以上の結果、各素子間に温度差が生じる。 （３）電気二重層コンデンサは、素子の温度が高くなる
ともれ電流が増加する特性を有している。各素子間の温
度差によって各素子間のもれ電流の差が生じる。 （４）各素子間に加わる電圧は素子が低温でもれ電流が
低い程大きくなる。結果的に金属ケースに接している素
子に加わる電圧が最も高くなり、故障しやすくなる。
【０００６】本発明の目的は、実装基板からの端子を通
しての熱伝導や金属ケースを通しての熱放散を低くし、
積層体の各素子の温度分布を均一にして、製品全体の耐
熱性を高め製品の信頼性を向上させた電気二重層コンデ
ンサを提供することにある。
しての熱伝導や金属ケースを通しての熱放散を低くし、
積層体の各素子の温度分布を均一にして、製品全体の耐
熱性を高め製品の信頼性を向上させた電気二重層コンデ
ンサを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の電気二重層コン
デンサは、電解液を含浸させ、多孔性セパレータで２分
割された陰・陽極の活性炭電極を、非導電性ゴムからな
るガスケットと導電性ゴムからなる集電体で加硫作用を
利用して封止した構造の基本素子を、電気的に直列の状
態で積層した構造の電気二重層コンデンサにおいて、基
本素子の積層体の両端の集電体が他の素子の集電体より
厚くなっていることを特徴とする。
デンサは、電解液を含浸させ、多孔性セパレータで２分
割された陰・陽極の活性炭電極を、非導電性ゴムからな
るガスケットと導電性ゴムからなる集電体で加硫作用を
利用して封止した構造の基本素子を、電気的に直列の状
態で積層した構造の電気二重層コンデンサにおいて、基
本素子の積層体の両端の集電体が他の素子の集電体より
厚くなっていることを特徴とする。
【０００８】また、前記基本素子の積層体の両端の集電
体に熱絶縁性に、秀れた導電性ゴムをはりつけたことを
特徴として構成される。
体に熱絶縁性に、秀れた導電性ゴムをはりつけたことを
特徴として構成される。
【０００９】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の一実施例の電気二重層コンデンサの
製作途中の正面図であり、図２は図１を組込んだ一実施
例の完成品の断面図である。図１において、１は０．５
〜２．０ｍｍのガスケット、２は０．０５ｍｍ〜０．５
ｍｍの集電体であり、これらを合わせた基本素子３をつ
み重ね積層体４を構成している。最も外側の基本素子の
集電体２１が他の集電体より厚く０．２〜２．０ｍｍに
なっているのが特徴である。
る。図１は本発明の一実施例の電気二重層コンデンサの
製作途中の正面図であり、図２は図１を組込んだ一実施
例の完成品の断面図である。図１において、１は０．５
〜２．０ｍｍのガスケット、２は０．０５ｍｍ〜０．５
ｍｍの集電体であり、これらを合わせた基本素子３をつ
み重ね積層体４を構成している。最も外側の基本素子の
集電体２１が他の集電体より厚く０．２〜２．０ｍｍに
なっているのが特徴である。
【００１０】この積層体４を用い公知の手段で陰・陽極
リード端子５，６および絶縁ケース７を介して金属ケー
ス８をかしめて加圧し、図２の断面図に示すように電気
二重層コンデンサの完成品を得る。すなわち最も外側の
基本素子の集電体が他の素子より厚くなっているので集
電体部の断熱性を向上させることができる。
リード端子５，６および絶縁ケース７を介して金属ケー
ス８をかしめて加圧し、図２の断面図に示すように電気
二重層コンデンサの完成品を得る。すなわち最も外側の
基本素子の集電体が他の素子より厚くなっているので集
電体部の断熱性を向上させることができる。
【００１１】図３は本発明の他の実施例の電気二重層コ
ンデンサ製作途中の積層体の正面図である。最も外側の
基本素子の集電体２の外側に断熱性に優れた材質（基本
素子の集電体と材質の異なるもの）の集電体９をはりつ
けたものである。その後、公知の手段で完成品を得る。
ンデンサ製作途中の積層体の正面図である。最も外側の
基本素子の集電体２の外側に断熱性に優れた材質（基本
素子の集電体と材質の異なるもの）の集電体９をはりつ
けたものである。その後、公知の手段で完成品を得る。
【００１２】本第２の実施例によれば更に、熱絶縁性の
優れた導電性ゴムをはりつけてあるので、より断熱性を
向上させることができる。
優れた導電性ゴムをはりつけてあるので、より断熱性を
向上させることができる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、基本素子
の積層体の最も外側の集電体部の断熱性を高めている。
の積層体の最も外側の集電体部の断熱性を高めている。
【００１４】この結果、従来技術の問題点であった実装
基板からの端子を通しての熱伝導や金属ケースを通して
の熱放散を低くし、積層体の各素子の温度分布を均一に
して、製品全体の耐熱性を高めており、製品の信頼性を
向上させることができ、その工業的価値は大である。
基板からの端子を通しての熱伝導や金属ケースを通して
の熱放散を低くし、積層体の各素子の温度分布を均一に
して、製品全体の耐熱性を高めており、製品の信頼性を
向上させることができ、その工業的価値は大である。
【図１】本発明一実施例の製作途中の積層体正面図であ
る。
る。
【図２】図１に示す積層体を組み込んだ本発明一実施例
の完成品の断面図である。
の完成品の断面図である。
【図３】本発明他の実施例の製作途中の積層体の正面図
である。
である。
【図４】従来の電気二重層コンデンサの一例の断面図お
よび基本素子の正面図である。
よび基本素子の正面図である。
１ ガスケット ２，２１，９ 集電体 ３ 基本素子 ４ 基本素子の積層体 ５ 陰極リード端子 ６ 陽極リード端子 ７ 絶縁ケース ８ 金属ケース ９ 集電体
Claims (2)
- 【請求項１】 電解液を含浸させ、多孔性セパレータで
２分割された陰・陽極の活性炭電極を、非導電性ゴムか
らなるガスケットと、導電性ゴムからなる集電体で加硫
作用を利用して封止した構造の基本素子を、電気的に、
直列の状態で積層した電気二重層コンデンサにおいて、
基本素子の積層体の両端の集電体が他の素子の集電体よ
り厚くなっていることを特徴とする電気二重層コンデン
サ。 - 【請求項２】 前記基本素子の積層体の両端の集電体に
熱絶縁性に優れた導電性ゴムをはりつけたことを特徴と
する電気二重層コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4121504A JPH05315191A (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 電気二重層コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4121504A JPH05315191A (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 電気二重層コンデンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05315191A true JPH05315191A (ja) | 1993-11-26 |
Family
ID=14812832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4121504A Withdrawn JPH05315191A (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 電気二重層コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05315191A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6377441B1 (en) | 1998-07-31 | 2002-04-23 | Masako Ohya | Electric double-layer capacitor with collectors of two or more stacked collector sheets |
| JP2003532277A (ja) * | 1999-12-06 | 2003-10-28 | エイブイエックス コーポレイション | 超薄電気化学エネルギー蓄積装置 |
| WO2023053640A1 (ja) * | 2021-09-28 | 2023-04-06 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 電池および電池の製造方法 |
-
1992
- 1992-05-14 JP JP4121504A patent/JPH05315191A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6377441B1 (en) | 1998-07-31 | 2002-04-23 | Masako Ohya | Electric double-layer capacitor with collectors of two or more stacked collector sheets |
| JP2003532277A (ja) * | 1999-12-06 | 2003-10-28 | エイブイエックス コーポレイション | 超薄電気化学エネルギー蓄積装置 |
| WO2023053640A1 (ja) * | 2021-09-28 | 2023-04-06 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 電池および電池の製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7881042B2 (en) | Cell assembly for an energy storage device with activated carbon electrodes | |
| JP4440911B2 (ja) | 固体電解コンデンサ | |
| EP0655756A2 (en) | Method of manufacturing solid electrolytic capacitor | |
| US4616290A (en) | Electric double layer capacitor | |
| JP3877968B2 (ja) | 電気二重層コンデンサ | |
| JP2007273699A (ja) | 電気二重層キャパシタ | |
| JPH05308034A (ja) | 電気二重層コンデンサおよびその製造方法 | |
| EP1324360A2 (en) | Electric double layer capacitor and method of fabricating the same | |
| JPH11219861A (ja) | 電解コンデンサおよびその製造方法 | |
| JP2000243670A (ja) | 電気二重層コンデンサおよびその製造方法 | |
| JP2006245149A (ja) | 湿式電解コンデンサ及びその製造方法 | |
| JPH05315191A (ja) | 電気二重層コンデンサ | |
| JP3942559B2 (ja) | 電気化学デバイス | |
| JPH0645191A (ja) | 電気二重層コンデンサ | |
| JP3466117B2 (ja) | 電気二重層コンデンサ及びその基本セル並びに基本セルの製造方法 | |
| JP2002050543A (ja) | チップ型積層コンデンサ | |
| KR101029439B1 (ko) | 콘덴서 | |
| JP3515327B2 (ja) | 固体電解コンデンサの製造方法 | |
| JP2010040959A (ja) | 電気二重層コンデンサ | |
| JPH027509A (ja) | 電気二重層コンデンサ | |
| JPS6175512A (ja) | 電気二重層コンデンサ | |
| CN117438218A (zh) | 固体铝电容器及其制备方法 | |
| JPH0521859Y2 (ja) | ||
| JPH0731538Y2 (ja) | 電気二重層コンデンサ | |
| JPH05101978A (ja) | 電気二重層コンデンサ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990803 |