JPH05312910A - 半導体試験装置 - Google Patents

半導体試験装置

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JPH05312910A
JPH05312910A JP4118771A JP11877192A JPH05312910A JP H05312910 A JPH05312910 A JP H05312910A JP 4118771 A JP4118771 A JP 4118771A JP 11877192 A JP11877192 A JP 11877192A JP H05312910 A JPH05312910 A JP H05312910A
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JP
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voltage
circuit
diode
waveform
device under
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JP4118771A
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Akio Osaki
昭雄 大崎
Tokuo Nakajo
徳男 中條
Yoshihiko Hayashi
林  良彦
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多重反射防止回路のクランプ電圧設定に際し、
クランプダイオードのオン電圧を相殺する回路を付加す
ることで直に、クランプ電圧を設定することを可能にし
た半導体試験装置を提供する。 【構成】多重反射防止回路のクランプ電圧を同一特性を
持つダイオードにより相殺することで直にクランプ電圧
を設定できるようにし、多重反射防止回路のクランプ電
圧の設定を簡素化した。 【効果】被試験素子の応答波形をクランプする電圧レベ
ルはクランプ電圧補正回路により与えられるため、直
接、クランプする電圧を設定できる。したがって、ダイ
オードのオン電圧を予め測定しておいたり、演算する必
要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体試験装置に係り、
特にTTL,CMOS,NMOS,PMOS,BI−C
MOS等の非終端を原則としたデバイスの試験に好適な
半導体試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体試験装置はドライバから出力した
試験波形を伝送線路を介し被試験素子に入力し、試験波
形の応答としての被試験素子の出力波形を伝送線路を介
しコンパレータに入力している。TTLやCMOSデバ
イスは伝送線路を駆動しないことを前提にして設計され
ているため終端抵抗をもたない。そのためピンエレクト
ロニクスとの波形伝送は被試験素子の出力インピーダン
スと伝送線路の特性インピーダンスが異なるため被試験
素子の出力とコンパレータの入力の間で多重反射が起こ
り伝送波形にリンギングを生じる。一般に、半導体試験
装置はこの反射波によるタイミング精度の劣化を防止す
るために伝送線路の電気長を被試験素子の立上がり、立
下がり時間に比べ短くしている。しかし、被試験素子の
高速化、試験装置の大形化により上記の条件を満たすこ
とができなくなっている。このため、例えば電子情報通
信学会技術研究報告第189巻、第348号、ICD8
9−170(1989年)の第51項から第58項に記
載されているように、多重反射によるリンギング波形を
試験装置に標準装備されているダイナミックロードから
電流注入して取り除き、これにより、リンギング波形に
よる誤判定を防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法ではダ
イオードブリッジと定電流源で構成されたダイナミック
ロードを用いるため電流注入していない期間にはダイナ
ミックロード内部で電流を消費することになる。しか
し、標準的なテスタでは被試験素子とピンエレクトロニ
クス間の伝送線路の特性インピーダンスは50Ωであ
り、被試験素子の出力振幅が5Vで出力インピーダンス
が10Ωとするとリンギング波形の最初のアンダーシュ
ートの大きさが4Vとなるがこれを打ち消すには特性イ
ンピーダンスが50Ωであるので80mAの電流を注入
する必要がある。そのため、近年の多ピンテスタではダ
イナミックロードの消費電力の増大とそれに伴う温度上
昇を抑えるための冷却装置の強化が必要となることから
テスタの価格が高価となる問題があった。
【0004】本発明の目的は抵抗とダイオードと可変電
圧源からなる多重反射防止回路のダイオードのオン電圧
を考慮することなくクランプ電圧を設定でき、消費電力
の少ない多重反射防止回路を備えた半導体試験装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による半導体試験装置は、クランプ用ダイオ
ード1と同一特性をもつダイオード2のそれぞれ陰極を
定電流源に接続し、ダイオード2の陽極にクランプ電圧
を印加することでクランプ用ダイオード1のオン電圧を
ダイオード2のオン電圧で相殺することで、直接、クラ
ンプしたい電圧をクランプ電圧を設定できる。
【0006】
【作用】上記半導体試験装置は多重反射防止回路のクラ
ンプ用ダイオードのオン電圧を相殺するクランプ電圧補
正回路が設けられており、直接に、クランプ電位を外部
から印加する。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1により説明す
る。
【0008】図1は本発明による半導体試験装置の一実
施例を示す構成図である。図1において、半導体試験装
置はタイミング発生器1と、パターン発生器2と、波形
フォーマッタ3と、デジタルコンパレータ4と、ドライ
バ5と、アナログコンパレータ6と、被試験素子8を電
気的に接続する伝送線路7と、アナログコンパレータ6
の近傍に設けた多重反射防止回路11と、多重反射防止
回路11内のダイオード111のオン電圧を相殺し、ク
ランプ電圧を直接設定するためのクランプ電圧補正回路
12と、テスタCPU20からセットされたデータ20
aにしたがいクランプ電圧21aを発生させる電圧発生
回路21と、テスタ全体の動作を制御するテスタCPU
20から成る。
【0009】上記構成で、タイミング発生器1で作成さ
れたタイミング信号1aとパターン発生器2で作成され
たテストパターン2aとは波形フォーマット3で合成さ
れ、その出力はドライバ5により試験波形5aとなり、
伝送線路7を介して被試験素子8に与えられる。この試
験波形5aの応答として被試験素子8からの出力信号8
aをアナログコンパレータ6で電圧比較して”0”、”
1”のデジタル値に変換した後に、デジタルコンパレー
タ4によりパターン発生器2で生成した良品素子の応答
である期待値2bとタイミング信号1bの示す時刻に比
較判定を行う。
【0010】このときアナログコンパレータ6の近傍に
設けた多重反射防止回路11により、被試験素子8の応
答に要する時間の測定精度を向上する。さらに、ここで
被試験素子8の応答波形8aの多重反射成分をクランプ
するクランプ電圧は直に設定できるように電圧シフトす
るクランプ電圧補正回路12により与える。クランプ電
圧21aはテスタCPU20により制御される電圧発生
回路21で生成する。
【0011】図2は図1の半導体試験装置の被試験素子
8から受け取る応答波形である。図2のAは反射ダイア
グラムで横軸は電流、縦軸は電圧を示し、図2のBは被
試験素子8の応答波形を示す。図1の多重反射防止回路
11の抵抗110とダイオード111のオン抵抗とクラ
ンプ電圧補正回路12のオン抵抗の合成値が、伝送線路
7の特性インピーダンスZ0に等しくなるように抵抗1
10の抵抗値が選ばれている場合について多重反射防止
回路11の動作を説明する。多重反射防止回路11の特
性e1はd点で折れ曲がり、合成抵抗が伝送線路の特性
インピーダンスZ0と等しくなっている。特性e1がd
点で折れ曲がるためには被試験素子8の出力ハイレベル
と同じ電位でダイオードクランプをかける必要がある。
したがって、ダイオード111の陰極端ではダイオード
111のオン電圧分下がった電位となっており、クラン
プ電圧補正回路12によりダイオード111のオン電圧
を加えた電位とすることでダイオード111のオン電圧
を考慮すること無く被試験素子8の出力ハイレベルと同
電位レベルをクランプ電圧として与えている。
【0012】つぎに、多重反射防止回路の動作を説明す
る。図2のBに示すように時刻t0で被試験素子8の出
力信号8aがローレベルからハイレベルに変化すると、
被試験素子端での出力波形8aの電圧は、図2のAの反
射ダイアグラムにおいて被試験素子8のローレベルの値
である電圧VOL、電流ゼロの点から伝送線路7の特性
インピーダンスZ0の傾きを持つ直線e3と被試験素子
8のハイレベルの出力特性f1との交点bの電位まで上
昇する。この波形8aが電気長τ秒の伝送線路7を伝幡
していき多重反射防止回路11に到着すると図2のAの
b点から、傾き−Z0を持つ直線e2と多重反射防止回
路11の特性e1との交点cまで電位が上昇する。これ
を多重反射防止回路11の入力端で観測すると時刻t0
+τにおいて図2のBの実線で示すように電位V2まで
上昇する。この波形8bが反射されて被試験素子8に到
達すると、図2のAではc点から傾きZ0を持った直線
e1と多重反射防止回路11の特性f1の交点dに移動
する。したがって、被試験素子8の出力端での出力波形
8aは時刻t0+2τにおいて無負荷時の出力電圧VO
Hとなる。この波形が再反射され、多重反射防止回路1
1の入力端での波形8bは時刻t0+3τにおいて電圧
V2から無負荷時の出力電圧VOHとなる。このとき、
伝送線路7のあらゆる所の電位がVOHに等しくなるた
め、時刻t0+3τ以後には反射現象が起こらず電位は
一定となる。したがって、多重反射防止回路11の近傍
に配置されたアナログコンパレータ6の入力端子での波
形も図2のBに示した波形8bと等しくなる。以上の動
作により、被試験素子8からの出力波形を電圧比較する
アナログコンパレータ6の入力端では、被試験素子8の
ハイレベル以下となる箇所が発生せず、立上がりの正確
な時間測定ができる。
【0013】図3は本発明による具体的なクランプ電圧
補正回路を示した半導体試験装置の一実施例を示すブロ
ック図である。図3において、図1と同一符号は相当部
分を示すものである。クランプ電圧補正回路12は、多
重反射防止回路11のオン電流とクランプ電圧補正回路
の動作電流を引き込む定電流源122と、ダイオード1
11と同一特性を持ちダイオード111のオン電圧を補
正するためのダイオード121と、ダイオード121に
クランプ電圧を印加し、動作電流を流し込む定電圧源1
20により構成される。つぎに、多重反射防止回路11
とクランプ補正回路12の動作について説明する。
【0014】被試験素子8がローレベルのとき多重反射
防止回路11はオフ状態となっており、A点の電位はク
ランプ電圧よりダイオード121のオン電圧分下がった
電位となっている。つづいて、被試験素子8がハイレベ
ルとなり、多重反射防止回路11の入力端電位がハイレ
ベルを越えると、多重反射防止回路11は動作を開始
し、B点での電位は抵抗110での電圧降下分シフトし
た値となる。多重反射防止回路11入力端で反射した成
分は伝送線路を通過した後、被試験素子8に到達し再
び、反射波となって伝送線路7を介して多重反射防止回
路11の入力端に到達する。このとき、多重反射防止回
路11は動作状態であるため、多重反射防止回路11の
B点はクランプ電圧と同電位となっている。また、多重
反射防止回路11の入力端から見たインピーダンスは、
抵抗110の抵抗値とダイオード111のオン抵抗とダ
イオード121のオン抵抗の合成抵抗で表され、伝送線路
7の特性インピーダンス、Z0と等しくなるように抵抗
110の抵抗値は選ばれている。したがって、多重反射
防止回路11の動作状態に戻ってきた反射波は特性イン
ピーダンスZ0で終端されているため、再び反射波とな
って被試験素子8に戻ることはない。また、クランプ電
圧の設定も、ダイオード111とダイオード121の特
性が等しければ、定電圧源120の設定電圧を直にクラ
ンプ電圧とすることができる。
【0015】図4は本発明による他の具体的なクランプ
電圧補正回路を示した半導体試験装置の一実施例を示す
ブロック図である。図4において、図1、図3と同一符
号は相当部分を示すものである。クランプ電圧補正回路
12は多重反射防止回路11のオン電流とクランプ電圧
補正回路の動作電流を引き込む定電流源122と、ダイ
オード111と同一特性を持ちダイオード111のオン
電圧を補正するためのダイオード121と、ダイオード
121の動作電流を与えるためのトランジスタ123
と、ダイオード121の陽極とクランプ電圧に比較し、
常に、ダイオード121の陽極の電位をクランプ電圧に
保つオペアンプ124により構成される。クランプ電圧
補正回路12のC点はオペアンプ124により、常にク
ランプ電圧となるように制御されている。ここで、多重
反射防止回路11がオン状態になると、多重反射防止回
路11のダイオード111のオン電圧とクランプ電圧補
正回路12のダイオード121のオン電圧は等しいこと
から、多重反射防止回路11のB点はクランプ電圧とな
り、図2、図3で説明したごとく多重反射による影響が
避けることができる。また、図4においては、図3に用
いた大きな電流を流せる定電流源を使用していないた
め、集積化が容易にできる利点がある。
【0016】図5は図4の半導体試験装置にI/O切替
えスイッチを設けた一実施例を示す回路図である。被試
験素子8のI/Oピンにおいて、I/O切替えスイッチ
を設けることで、ドライバ5の出力波形が多重反射防止
回路により歪むことが無いようにしている。図5におい
て、I/O切替えスイッチ14はダイオード140、1
41、142、143から成り、多重反射防止回路11
の接続を切替えるスイッチ15はダイオード150、1
51、152、153から成る。各々の、スイッチはカ
レントスイッチ16、17で駆動し、カレントスイッチの
一方のトランジスタ160、170にI/O切替えスイ
ッチ14を、他方のトランジスタ161、171の多重
反射防止回路11の接続を切替えるスイッチ15を接続
する。
【0017】つぎに動作について説明する。先ず、ドラ
イバ5から被試験素子8にドライバ波形を出力する場
合、スイッチ制御回路13は各々のカレントスイッチ1
6、17のトランジスタ160、170にハイレベルを
印加する。これにより、I/O切替えスイッチ14は電
流が流れオンとなり、スイッチ回路15はオフとなり、
多重反射防止回路11は切り離される。このとき、被試
験素子8のI/Oピンから見たインピーダンスは終端抵
抗110の抵抗値とI/O切替えスイッチ14のオン抵
抗とドライバ5の出力インピーダンスの合成値で表され
る。この合成抵抗を伝送線路の特性インピーダンスと等
しくすることで、被試験素子8の入力インピーダンスが
高いために起こる反射波がドライバ5に戻り、再び、被
試験素子8に戻ることを防いでいる。
【0018】つぎに、被試験素子8が出力ピンとなる場
合、スイッチ制御回路13はカレントスイッチ16、1
7のトランジスタ161、171にハイレベルを印加す
る。これにより、多重反射防止回路11を接続するスイ
ッチ15に電流が流れオンとなり、I/O切替えスイッ
チ14はオフとなり、ドライバ5は切り離される。ここ
で、被試験素子8の出力ピンから見たインピーダンスも
伝送線路7の特性インピーダンスZ0と等しくなるた
め、多重反射は起こらない。
【0019】図6は本発明による他の半導体試験装置の
一実施例を示す回路図である。図6において、図5と同
一符号は相当部分を示すものである。図6はドライバ5
の出力インピーダンスに比べ、多重反射防止回路11の
オン抵抗が大きい場合の特性インピーダンスを伝送線路
7の特性インピーダンスZ0に整合するための方法であ
る。ドライバ5から試験波形を出力する場合にはI/O
切替えスイッチ14がオンとなり、多重反射防止回路1
1が切り離され、ドライバ5が接続される。被試験素子
8から見た特性インピーダンスは終端抵抗110と終端
抵抗112と、I/O切替えスイッチ14のオン抵抗と
ドライバ5の出力インピーダンスの合成値となる。一
方、被試験素子8から応答波形を入力する場合は、スイ
ッチ15がオンとなり、多重反射防止回路11が接続さ
れ、ドライバ5が切り離される。このとき、被試験素子
8から見た特性インピーダンスは、終端抵抗110とス
イッチ15のオン抵抗と多重反射防止回路のオン抵抗の
合成抵抗となる。ここで、多重反射防止回路11のオン
抵抗と、ドライバ5の出力抵抗と終端抵抗112の合成
抵抗が等しくなるように終端抵抗112の値を選ぶ。つ
ぎに、被試験素子8から見た特性インピーダンスがそれ
ぞれの場合でZ0に等しくなるように、終端抵抗110
の抵抗値を選ぶことで多重反射の発生しない半導体試験
装置を実現できる。
【0020】図7は本発明によるさらに半導体試験装置
の一実施例を示す回路図である。図7において、図5と
同一符号は相当部分を示すものである。図7はドライバ
5の出力インピーダンスと、多重反射防止回路11のオ
ン抵抗が異なる場合の特性インピーダンスをZ0に整合
するための方法である。ドライバ5から試験波形を出力
する場合にはI/O切替えスイッチ14がオンとなり、
多重反射防止回路11が切り離され、ドライバ5が接続
される。被試験素子8から見た特性インピーダンスは終
端抵抗112とI/O切替えスイッチ14のオン抵抗と
ドライバ5の出力インピーダンスの合成値となる。一
方、被試験素子8から応答波形を入力する場合は、スイ
ッチ15がオンとなり、多重反射防止回路11が接続さ
れ、ドライバ5が切り離される。このたき、被試験素子
8から見た特性インピーダンスは終端抵抗110とスイ
ッチ15のオン抵抗と多重反射防止回路11のオン抵抗
の合成値となる。ここで、被試験素子8から見た特性イ
ンピーダンスがそれぞれの場合でZ0に等しくなるよう
に、終端抵抗110、112の抵抗値をそれぞれ選ぶこ
とで多重反射の発生しない半導体試験装置を実現でき
る。
【0021】図8はさらに高速波形を入力する場合の図
4におけるクランプ電圧補正回路の構成を示す回路図で
ある。多重反射防止回路11に急竣な立上がり時間を持
つ被試験素子8の出力波形が入力されるとダイオード1
11の寄生容量により、A点の電位が上昇する。同時
に、クランプ電圧補正回路12のダイオード121の寄
生容量によりC点の電位が上昇し、定電流源125が無
い場合は、トランジスタ123のベース・エミッタ間の
電圧が低くなり、トランジスタ123がカットオフす
る。したがって、C点の電位をクランプ電圧に保つこと
ができず、その結果、B点もクランプ電圧とならない。
しかし、定電流源125を設けることで、ダイオード1
21の寄生容量を介してC点に流れ込む電流成分は定電
流源125を通して除去できるため、C点の電位をクラ
ンプ電圧に保つことができる。
【0022】図9は、本発明によるさらに他の半導体試
験装置の一実施例を示す回路図である。図9は図8にお
ける多重反射防止回路11の定電流源122をスイッチ
制御回路13により、オン、オフさせるものである。す
なわち、ドライバ5から被試験素子8に試験波形5aを
印加する場合には定電流源122をオフとし、流す電流
をゼロとする。つぎに、被試験素子8の応答波形を入力
する場合には定電流源122をオンとし、通常の動作を
させる。これにより、被試験素子8が出力ピンモードの
とき以外は電流が流れないため消費電力を減らすことが
できる。
【0023】上記図1から図9の実施例では被試験素子
の出力波形の立上がりについて多重反射防止回路11を
設けた場合について説明したが出力波形の立下がりにつ
いても同様な、クランプ電圧補正回路付多重反射防止回
路を設けることで直に、クランプ電圧を設定し多重反射
を除去することができる。また、被試験素子8の1ピン
について説明したが、本発明の半導体試験装置は被試験
素子のピン数により制限されるものではない。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、クランプ用ダイオード
のオン電圧を考慮する必要がないため、直接、クランプ
電圧を設定することができる。さらに、集積化する場
合、大きな電流を流す定電圧源を必要としないため集積
化に適している。また、ダイオードにショットキーダイ
オードを用いれば逆耐圧の高い多重反射防止回路を実現
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す半導体試験装置のブロ
ック図である。
【図2】被試験素子の応答を示す反射ダイアグラムおよ
び波形図である。
【図3】本発明による具体的なクランプ電圧補正回路を
示した半導体試験装置の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の他の具体的なクランプ電圧補正回路を
示した半導体試験装置の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の具体的な一実施例を示す半導体試験装
置の回路図である。
【図6】本発明の他の具体的な一実施例を示す半導体試
験装置の回路図である。
【図7】本発明のさらに他の具体的な一実施例を示す半
導体試験装置の回路図である。
【図8】本発明のさらに高速波形を入力する場合のクラ
ンプ電圧補正回路の構成を示す回路図である。
【図9】本発明のさらに他の具体的な一実施例を示す半
導体試験装置の回路図である。
【符号の説明】
1……タイミング発生器、2……パターン発生器、3…
…波形フォーマッタ、4……デジタルコンパレータ、5
……ドライバ、6……アナログコンパレータ、7……伝
送線路、8……被試験素子、11……多重反射防止回
路、110……抵抗、111……ダイオード、12……
クランプ電圧補正回路、120……定電圧源、121…
…ダイオード、122……定電流源、123……トラン
ジスタ、124……オペアンプ、125……定電流源、
13……スイッチ制御回路、14、15……I/O切替え
スイッチ、16、17……カレントスイッチ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイミング発生器と、パターン発生器と、
    タイミング発生器で生成されたタイミング信号と、パタ
    ーン発生器で生成されたテストパターンを合成する波形
    フォーマッタと、波形フォーマッタの出力波形を入力す
    るドライバと、ドライバ出力の試験波形を被試験素子へ
    与える伝送線路と、試験波形の応答としての被試験素子
    からの出力波形を伝送線路を介し入力して電圧比較する
    アナログコンパレータと、アナログコンパレータの出力
    とパターン発生器で作成された期待値を論理比較するデ
    ジタルコンパレータとから成る半導体試験装置におい
    て、アナログコンパレータの入力端近傍に多重反射防止
    回路を設けたことを特徴とする半導体試験装置。
  2. 【請求項2】多重反射防止回路を抵抗とダイオードと該
    ダイオードのオン電圧を補正する電圧補正回路で構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の半導体試験装置。
  3. 【請求項3】被試験素子のI/O切替え時間より短いス
    イッチング時間を持つスイッチ回路と、抵抗とダイオー
    ドより成る多重反射防止回路と、該ダイオードの電圧降
    下を補正する補正回路により構成し、直に、クランプ電
    圧を設定することを特徴とする請求項1記載の半導体試
    験装置。
  4. 【請求項4】多重反射防止回路を構成する抵抗とI/O
    切替えスイッチのオン抵抗とダイオードのオン抵抗と電
    圧補正回路のオン抵抗の合成値を伝送線路の特性インピ
    ーダンスと等しくしたことを特徴とする請求項1記載の
    半導体試験装置。
JP4118771A 1992-05-12 1992-05-12 半導体試験装置 Pending JPH05312910A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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