JPH05310704A - 新規7′−置換イソキノリン誘導体及びその酸付加塩 - Google Patents

新規7′−置換イソキノリン誘導体及びその酸付加塩

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JPH05310704A
JPH05310704A JP4136075A JP13607592A JPH05310704A JP H05310704 A JPH05310704 A JP H05310704A JP 4136075 A JP4136075 A JP 4136075A JP 13607592 A JP13607592 A JP 13607592A JP H05310704 A JPH05310704 A JP H05310704A
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acid
compound
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formula
addition salt
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JP4136075A
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Yasuyoshi Takeshita
保義 竹下
Hiroshi Nakamura
博 中村
Shun Ishiguro
駿 石黒
Noboru Kawaguchi
昇 川口
Shinichi Shimada
信一 島田
Tadayoshi Koyama
忠義 小山
Motohide Seya
元秀 瀬谷
Makoto Nomoto
信 野本
Masamichi Nakakoshi
雅道 中越
Masayuki Okue
雅之 奥江
Noriko Abe
典子 阿部
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Snow Brand Milk Products Co Ltd
Original Assignee
Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛋白質分解酵素の作用を阻害する優れた効果
を有する新規イソキノリン誘導体の提供。 【構成】 一般式(I) 【化1】 で示されるイソキノリン誘導体またはその薬理学的に許
容できる酸付加塩。〔式中、Rは水素、またはCOOR1
を示す。またR1 は水素、炭素数1〜4までの直鎖また
は分枝鎖アルキル基、フェニル基及びベンジル基よりな
る群から選択される基を表す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な7′−置換イソ
キノリン誘導体およびその酸付加塩に関する。本発明の
化合物は、医薬として有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、種々のグアニジノ安息香酸誘導体
が、蛋白質分解酵素トリプシン、プラスミン、トロンビ
ン等の活性を阻害する作用を有し、医薬として使用され
ている(特公昭49−2107号公報、特開昭52−8
9640号公報、特公昭61−1063号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来公知のグアニジノ
安息香酸誘導体の蛋白質分解酵素阻害活性は、必ずしも
充分とは言えず、更に優れた作用を有する新規化合物の
開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、新規な蛋白
分解酵素阻害剤を研究する過程において、次の一般式
(I)で表される新規な一連の7′−置換イソキノリン
誘導体を見出した。そしてこれらの誘導体が優れた蛋白
質分解酵素阻害活性を有することを見出して本発明を完
成するに至った。
【0005】すなわち本発明は、一般式(I)
【化2】 で示される7′−置換イソキノリン誘導体またはその薬
理学的に許容できる酸付加塩に関する。〔式中、Rは水
素、またはCOOR1 基を示す。また、R1 は水素、炭素数
1〜4までの直鎖または分枝鎖アルキル基、フェニル基
及びベンジル基よりなる群から選択される基を表す。〕 本発明化合物(I)は、新規な化合物であって、次の方
法により製造することができる。式(II)
【化3】 で表される4−グアニジノ安息香酸またはその反応性誘
導体と、式(III)
【化4】 〔式中、R及びR中に示されるR1 は前記と同様の意味
で用いられる〕で示される7−ヒドロキシイソキノリン
化合物またはその反応性誘導体を反応させ、本発明化合
物(I)を得る方法。また、4−グアニジノ安息香酸
(II) と7−ヒドロキシイソキノリン化合物(III)との
反応は、一般の脱水反応を適用することができる。例え
ば、(a) 触媒、縮合剤等の存在下に遊離の4−グアニジ
ノ安息香酸(II)またはその酸付加塩と7−ヒドロキシイ
ソキノリン誘導体(III) またはその酸付加塩とを反応さ
せる方法、(b)4−グアニジノ安息香酸(II) の反応性
誘導体と7−ヒドロキシイソキノリン誘導体(III)とを
反応させる方法、(c) 遊離の4−グアニジノ安息香酸
(II)と7−ヒドロキシイソキノリン誘導体(III)の反
応性誘導体とを反応させる方法などを適用できる。
【0006】方法(a) における触媒としては、例えば硫
酸、塩酸、p−トルエンスルホン酸、オキシ塩化リン、
ポリリン酸、三フッ化ホウ素等の酸触媒が挙げられる。
縮合剤としては、例えばジフェニルホスホリルアジド、
ジシクロヘキシルカルボジイミド、N,N′−カルボジ
イミダゾール、N,N′−ジスクシンイミジカルバメー
ト、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチル
カルボジイミド、ジメチルホルムアミドジエチルアセタ
ール、N,N′−ジメチルホスホルアミジックジクロラ
イド、ジクロルリン酸フェニル等を例示することができ
る。この時、ジメチルアミノピリジン、ピロリジノピリ
ジン等の塩基触媒を併用することもできる。
【0007】反応条件は、用いる触媒または縮合剤によ
って異なるが、例えば縮合剤であるジシクロヘキシルカ
ルボジイミドを用いる場合には、溶媒中で4−グアニジ
ノ安息香酸(II)とジシクロヘキシルカルボジイミドとを
反応させ、これに7−ヒドロキシイソキノリン誘導体(I
II) の溶液を加えて塩基の存在下または不存在下に−3
0〜100℃で、数時間ないし数日間撹拌することによ
って反応を行なう。
【0008】このとき用いられる溶媒としては、一般の
有機溶媒、例えばピリジン、ジメチルホルムアミド、ク
ロロホルム、ジクロロメタン、四塩化炭素、ベンゼン、
トルエン、キシレン、ジエチルエーテル、ジオキサン、
テトラヒドロフラン、アセトニトリル、酢酸エチル、ジ
メチルスルホキシド、水等を挙げることができる。ま
た、塩基としては、ピリジン、トリエチルアミン、ジイ
ソプロピルエチルアミン、ジ−t−ブチルアミン、ジメ
チルアミノピリジン、ピロリジノピリジン、N−メチル
モルホリン、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕−
7−ウンデセン等が挙げられる。
【0009】方法(b) におけるカルボン酸(II)の反応性
誘導体としては、酸ハライド、例えば酸クロライド、酸
ブロマイド等;酸無水物、例えばトリフロロ酢酸、メタ
ンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、イソブトキシギ酸
等との混合酸無水物;オニウム塩、例えば2−ブロモ−
1−ピリジニウムアイオダイド、2−クロロ−3,5−
ジニトロピリジン、2−クロロ−1−メチルピリジニウ
ムアイオダイド;活性エステル、例えばp−ニトロフェ
ニルエステル、N−O−スクシンイミドエステル等を挙
げることができる。
【0010】反応条件は、用いる反応性誘導体によって
異なるが、例えば酸クロライドを用いる場合には、溶媒
中で酸クロライドと7−ヒドロキシイソキノリン誘導体
(III)とを塩基の存在下または不存在下に−30〜10
0℃で、数時間ないし数日間撹拌することによって反応
を行なう。
【0011】この時用いられる溶媒としては、一般の有
機溶媒、例えばピリジン、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジオキサン、テト
ラヒドロフラン、アセトニトリル、酢酸エチル、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等を挙げること
ができる。また、塩酸としては、トリエチルアミン、ジ
イソプロピルエチルアミン、ジ−t−ブチルアミン、ピ
リジン、ジメチルアミノピリジン、ピロリジノピリジ
ン、N−メチルモルホリン、1,8−ジアザビシクロ
〔5,4,0〕−7−ウンデセン等を用いることができ
る。
【0012】また、方法(c) における7−ヒドロキシイ
ソキノリン誘導体(III) の反応性誘導体としては、例え
ばそのトリフロロ酢酸エステル、あるいは式(IV)
【化5】 (式中、III ′は前記(III) で表される7−ヒドロキシ
イソキノリン誘導体のヒドロキシル残基を示す。)で表
される化合物等が利用できる。
【0013】また、反応液から本発明化合物(I)を単
離精製するには、抽出、濃縮、結晶化、濾過、再結晶、
各種クロマトグラフィー等、通常の単離精製に用いられ
る化学操作を適用して行うことができる。
【0014】以上のごとくして得られる本発明化合物
(I)は、必要に応じ、常法により酸付加塩とすることが
できる。酸としては、硫酸、塩酸、硝酸、リン酸、臭化
水素酸、炭酸等の無機酸、または酢酸、乳酸、コハク
酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、メタンスルホン酸、
トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸等の有機酸を
挙げることができる。
【0015】一般式(I)のイソキノリン誘導体のイン
・ビトロ(in vitro) でのトリプシンの阻害作用は、村
松らの方法〔ザ・ジャーナル・オブ・ビオケミストリィ
(TheJournal of Biochemistry), 58, 214 (1965)参照〕
に準じて行うと次の如くであった。37℃、10分間の
反応でトリプシン1.5 μg がp−トシルアルギニンメチ
ルエステル(TAME) を水解する作用を50%抑制する一
般式(I)で示される化合物の濃度、および37℃、1
0分間の反応でトリプシン20μg がカゼインを水解す
る作用を50%抑制する一般式(I)で示される化合物
の濃度は表1に示す。本発明化合物の試験化合物番号お
よび対照薬である市販FOY ならびにFOIPANの構造式は次
のとおりである。
【化6】
【化7】
【表1】
【0016】このように本発明化合物(I)は、優れた
トリプシン活性阻害作用を有しており、蛋白分解酵素の
活性化により生じる疾患の治療剤として有用である。本
発明化合物(I)を医薬として使用する場合には、適当
な賦形剤、担体、希釈剤等を用いて錠剤、カプセル剤、
顆粒、粉末又は注射剤等の剤形とし経口または非経口的
に投与することができる。使用量は病状、性別、年令、
投与方法等によって異なるが成人男子1日1〜10mg/kg
を一日一回乃至数回に分けて投与することが望ましい。
【0017】
【実施例】次に本発明を参考例、実施例を挙げて説明す
るが、これは、本発明を具体例を挙げて説明することに
より理解し易くするためのもので、本発明化合物の製造
がこれにより制限されるものではない。
【0018】参考例1 (プロピル 7−ヒドロキシ−1−イソキノリンカルボ
キシラート)7−ベンゾイルオキシ−1−シアノイソキ
ノリン13gを3N水酸化ナトリウム水溶液72mlに懸
濁し、2時間加熱還流した。反応液を室温に戻し、氷冷
下濃塩酸で中和して、4℃で静置した。析出物を濾取し
乾燥して、7−ヒドロキシ−1−イソキノリンカルボン
酸を定量的に得た。上記化合物5gをメタノール25ml
に懸濁し、炭酸カリウム3.1gを加え、さらに水15mlを
加えて反応させた。反応液を減圧濃縮し、濃縮物にジメ
チルホルムアミド30mlを加えて懸濁液とし、1−ヨー
ドプロパン2.6ml を加え、室温で一晩撹拌反応した。反
応液を水150mlに注ぎ、酢酸エチル(100ml×3)
で抽出し、抽出液を飽和食塩水(150ml×2)で洗浄
した後、減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(CHCl3で溶出) で精製した。溶出液を減
圧濃縮し、濃縮物をエタノール−水から結晶化して次の
物性を有する標題化合物1.58g (収率25.8%) を得た。
【0019】融点:135 〜136 ℃ FAB-MS:232 (M+H)+ IR:νKBr cm-1:2980, 1735, 1640, 1590, 1505, 14
50, 1300, 1220, 1165, 1155
【0020】参考例2 (ベンジル 7−ヒドロキシ−1−イソキノリンカルボ
キシラート)参考例1記載の方法に従って製造した7−
ヒドロキシ−1−イソキノリンカルボン酸24.2g をジメ
チルホルムアミド 2.1 lに懸濁し、炭酸カリウム5.3gお
よびベンジルブロミド15.2mlを加えて一夜撹拌反応させ
た。反応終了後、不溶物を濾別し、水2l を加えて酢酸
エチル(2l ×3)で抽出し、抽出液を飽和食塩水(2
l ×3)で洗浄した後、減圧濃縮した。濃縮物をエタノ
ール−水から結晶化して次の物性を有する標題化合物9.
35g (収率26.2%) を得た。
【0021】融点:218 〜219 ℃ EI-MS :279 M+ IR:νKBr cm-1:3425, 3030 〜2550, 1715, 1450, 1
290〜1260, 1145
【0022】実施例1 (7−イソキノリル 4−グアニジノベンゾアート・ジ
メタンスルホン酸塩)(化合物番号1) 4−グアニジノ安息香酸・塩酸塩4.46g をピリジン75
mlに溶解し、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)4.2
6gを加え、氷冷下1時間撹拌した。ピリジン30mlに溶
解した7−ヒドロキシイソキノリン3.00g を滴下し、氷
冷下1時間、さらに室温で3日間撹拌した。反応生成物
を濾取し、これをメタノールに懸濁した後、濾過した。
濾液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加
えて標題化合物の炭酸塩6.32g を得た。炭酸塩3.00g を
メタノール20mlに懸濁しメタンスルホン酸を加えた
後、不溶物を濾去した。濾液にジエチルエーテルを加
え、油状物を沈殿させ、上清を除いた後、油状物を熱メ
タノールから結晶化して次の物性を有する標題化合物30
9mg (収率7.8 %) を得た。
【0023】融点:222 〜226 ℃ FAB-MS:307 (M+H)+ IR:νKBr cm-1:3330, 3130, 1730, 1680, 1220, 10
40 元素分析値:C17H14N4O2・2CH3SO3Hとして計算
【0024】実施例2 (1′−プロポキシカルボニル−7′−イソキノリル
4−グアニジノベンゾアート・メタンスルホン酸塩
(化合物番号2) 4−グアニジノ安息香酸・メタンスルホン酸塩1.20g 、
DCC 0.90g 、参考例1記載の方法に従って製造したプロ
ピル 7−ヒドロキシ−1−イソキノリンカルボキシラ
ート1.00g を用いて、実施例1記載の方法に従って反応
させた。反応液を濾過した後、濾液を半量まで減圧濃縮
し、ジエチルエーテル100mlを加えて、生成した沈殿
物を濾取した。沈殿物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(CHCl3 : CH3OH : CH3COOH=10:1:1で溶
出)で精製した。溶出液を減圧濃縮し、濃縮液にメタノ
ール6mlを加え、メタンスルホン酸0.1ml を滴下した。
析出物を濾取し、エタノールから再結晶を行い、次の物
性を有する標題化合物100mg (収率4.7 %) を得た。
【0025】融点:186 〜191 ℃ FAB-MS:393 (M+H)+ IR:νKBr cm-1:3330, 3150, 1740, 1680, 1255, 12
00, 1180, 1040
【0026】実施例3 (1′−ベンジルオキシカルボニル−7′−イソキノリ
ル 4−グアニジノベンゾアート・メタンスルホン酸
)(化合物番号3) 4−グアニジノ安息香酸・メタンスルホン酸塩10.8g 、
DCC 8.10g 、参考例2の方法に従って製造したベンジル
7−ヒドロキシ−1−イソキノリンカルボキシラート
11.0g を用いて、実施例1記載の方法に従って反応させ
た。析出した結晶を濾取し、ジエチルエーテル200ml
で洗浄し、粗結晶7.73g を得た。粗結晶7.00g をメタノ
ール1.2l中で加熱して溶解し、不溶物を濾別し、放冷後
4℃で一夜放置した。析出した結晶を濾取して次の物性
を有する標題化合物6.21g (収率29.4 %)を得た。
【0027】融点:214 〜215 ℃ FAB-MS:441 (M+H)+ IR:νKBr cm-1:3370〜3150, 1740, 1690, 1575, 12
60, 1180, 1065, 1040
【0028】実施例4 (1′−カルボキシ−7′−イソキノリル 4−グアニ
ジノベンゾアート・1/2水和物)(化合物番号4) 実施例3の方法に従って製造した1′−ベンジルオキシ
カルボニル−7′−イソキノリル 4−グアニジノベン
ゾアート・メタンスルホネート1.00g をメタノール20
0mlに溶解し、10%パラジウム−カーボン200mgを
加えて水素で置換し、一夜激しく撹拌した。析出した結
晶を濾取し、0.25%メタンスルホン酸−メタノール溶液
20mlに溶解して不溶物を濾別し、濾液にジエチルエー
テル200mlを加えて4℃で2時間放置し、析出した沈
殿を濾取して粗生成物280mgを得た。粗生成物130
mgを0.1 %メタンスルホン酸−メタノール溶液50mlに
溶解し、飽和重曹水を加えてpH=7として析出した結晶
を濾取し、メタノール20ml、水10mlの順に洗浄し、
標題化合物70mg(収率18.8%)を得た。
【0029】融点:246 〜248 ℃ FAB-MS:351 (M+H)+ IR:νKBr cm-1:3420, 1735, 1670, 1630, 1560〜16
05, 1265, 1180〜1160, 1065
【0030】
【発明の効果】本発明の新規なイソキノリン誘導体また
はその酸付加塩は優れた蛋白質分解酵素阻害作用を有
し、蛋白分解酵素の作用に基づく疾病の治療に有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 昇 栃木県河内郡南河内町薬師寺3261−1 グ リーンタウン175−1−5 (72)発明者 島田 信一 栃木県宇都宮市兵庫塚1−10−2 県営住 宅211 (72)発明者 小山 忠義 栃木県宇都宮市西川田730−5 みのるハ イツB−201 (72)発明者 瀬谷 元秀 栃木県下都賀郡石橋町石橋773−3 SK マンション3−A (72)発明者 野本 信 栃木県下都賀郡石橋町石橋1565−2 岡田 マンション1−B (72)発明者 中越 雅道 栃木県宇都宮市雀の宮7−3−11 (72)発明者 奥江 雅之 栃木県下都賀郡石橋町石橋58−2 松原マ ンション2−B (72)発明者 阿部 典子 栃木県小山市三峯2−4−4

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 で示される7′−置換イソキノリン誘導体またはその薬
    理学的に許容できる酸付加塩。〔式中、Rは水素、また
    はCOOR1 基を示す。またR1 は水素、炭素数1〜4の直
    鎖または分枝鎖アルキル基、フェニル基及びベンジル基
    よりなる群から選択される基を表す。〕
  2. 【請求項2】 7′−イソキノリル 4−グアニジノベ
    ンゾアートまたはその薬理学的に許容できる酸付加塩で
    ある請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 1′−プロポキシカルボニル−7′−イ
    ソキノリル 4−グアニジノベンゾアートまたはその薬
    理学的に許容できる酸付加塩である請求項1記載の化合
    物。
  4. 【請求項4】 1′−ベンジルオキシカルボニル−7′
    −イソキノリル 4−グアニジノベンゾアートまたはそ
    の薬理学的に許容できる酸付加塩である請求項1記載の
    化合物。
  5. 【請求項5】 1′−カルボキシ−7′−イソキノリル
    4−グアニジノベンゾアートまたはその薬理学的に許
    容できる酸付加塩である請求項1記載の化合物。
JP4136075A 1992-04-28 1992-04-28 新規7′−置換イソキノリン誘導体及びその酸付加塩 Pending JPH05310704A (ja)

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