JPH05310676A - メチレン架橋ポリフェニレンポリイソシアネートの精製方法 - Google Patents
メチレン架橋ポリフェニレンポリイソシアネートの精製方法Info
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- JPH05310676A JPH05310676A JP12333492A JP12333492A JPH05310676A JP H05310676 A JPH05310676 A JP H05310676A JP 12333492 A JP12333492 A JP 12333492A JP 12333492 A JP12333492 A JP 12333492A JP H05310676 A JPH05310676 A JP H05310676A
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- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/70—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the isocyanates or isothiocyanates used
- C08G18/72—Polyisocyanates or polyisothiocyanates
- C08G18/74—Polyisocyanates or polyisothiocyanates cyclic
- C08G18/76—Polyisocyanates or polyisothiocyanates cyclic aromatic
- C08G18/7657—Polyisocyanates or polyisothiocyanates cyclic aromatic containing two or more aromatic rings
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Abstract
以下含有する一般式1のポリイソシアネート混合物か
ら、炭素数が5以上の脂肪族及び/又は脂環式炭化水素
を用い、温度40℃未満で抽出し、3核体/4核体以上
の比が1.5以上のイソシアネート混合物を分離、精製
する方法。 (nは0又は正の整数である。) 【効果】 ポリアミンの縮合条件を変更することなく、
ポリMDIの段階で核体組成を制御することが出来る。
Description
レンポリイソシアネート(以下ポリMDIと略記)特
に、3核体/4核体以上の比が1.5以上のポリイソシ
アネート混合物を分離する方法に関する。
ポリウレタンフォーム、エラストマー、接着剤、および
塗料等の広範囲の製造に利用されている。
DIは、通常アニリンとホルムアルデヒドとの縮合によ
り生成するポリアミン混合物のホスゲン化によって得ら
れ、一般式(1)〔化2〕で示される混合物である。
の組成によって決まるが、ウレタン形成時の反応性や分
子構造を左右する重要な因子であるため、その組成を自
由に変える技術が望まれている。
ームの脆さを抑え、また3核MDIの含有率を高くした
場合、3核MDIの3つのイソシアネート基のうち1つ
が立体障害により反応性が低いため発泡させたときゲル
化速度が遅くなり可使時間の延長や発泡倍率の上昇が予
想される。これは、CAFE(メーカー別燃費効率基
準)規制に対応するための自動車の軽量化に寄与すると
期待されている。
るように、3核、4核及び5核MDIの含有量を増大し
たポリMDIからは耐炎性および低表面脆性を有するポ
リウレタン発泡体が製造されている。
の核体比を制御する方法としては、原料であるポリアミ
ンを製造する時点で調整する方法が提案されている。例
えば、特開昭50−38095に示されるように、ポリ
アミン縮合時のアニリン/塩酸/ホルムアルデヒド比、
縮合温度等を変える方法が挙げられる。具体的には、3
核MDI/4核アップMDI比を大きくするには、アニ
リン/ホルムアルデヒド比を上げる方法であるが、3核
MDIと4核アップMDIの量が減少し、生成物中に
2,4’体が多量生成するために、 得られる製品の反
応性が落ちて使用時に支障をきたす。ポリMDAはホス
ゲン化するとタール化する。そのためにアミン合成時に
核体を制御したとしてもホスゲン化反応によりイソシア
ネート化合物とした場合、タール化が起きて4核体以上
の成分が生成し、望ましい核体組成のイソシアネート混
合物を得ることができない。
るいは晶析によって単離されるので比較的容易に制御す
ることができるのに対し、3核体以上のMDIは沸点が
高いためポリMDIから蒸留によって単離することは難
しい。したがって3核MDI/4核アップMDI比を蒸
留あるいは晶析によって制御することは困難である。
ては特開昭60−58955に記載されているがタール
成分の除去を目的にしており、核体比の制御については
何ら記載されてなく容易に核体組成を制御する方法が望
まれていた。
リMDIからの3核MDIの濃縮を検討した結果、ポリ
MDIを1〜10重量倍の炭素数が5以上の炭化水素で
処理すると、上相と下相とに分離し、上相に3核MDI
を濃縮できることを見いだした。さらにこれらの知見を
もとに鋭意検討した結果、抽出温度を変えることによっ
て核体比を制御できることを見いだし本発明に至った。
を50%以下含有する一般式(1)〔化3〕で示される
ポリイソシアネート混合物から
水素を用い、 2)温度40℃未満で抽出し、 3)3核体/4核体以上の比が1.5以上のポリイソシ
アネート混合物を分離することを特徴とするメチレン架
橋ポリフェニレンポリイソシアネートの精製方法であ
る。
使用できるメチレン架橋ポリフェニレンポリイソシアネ
ートは、酸触媒の存在下、アニリンとホルムアルデヒド
との縮合により生成するポリアミン混合物のホスゲン化
によって得られるポリイソシアネート混合物あるいは、
この混合物から蒸留または晶析によって2核MDIの一
部が除去されたポリイソシアネート混合物である。
リアミンの縮合条件によって異なり、通常20〜80%
であるが、2核MDI含有量が多いと核体組成を制御す
るのに多量の溶媒が必要になるため、50%以下が有利
である。2核MDIには2,4’−ジフェニルメタンジ
イソシアネート(以下2,4’−MDIと略記)と4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(以下4,
4’−MDIと略記)の異性体が存在するが、これらの
異性体は同じ比で抽出されるため何ら問題はない。
キサン,ヘプタン,オクタン等の炭素数5以上の脂肪族
炭化水素、シクロヘキサン,メチルシクロヘキサン,シ
クロオクタン等の炭素数5以上の脂環式炭化水素あるい
は、これらの溶媒を任意の割合で混合した溶媒である。
好ましくは、抽出後の脱溶媒のコストを考慮すると、炭
素数5〜7の炭化水素である。脂肪族炭化水素よりも脂
環式炭化水素が多核MDIを溶解しやすいことは当然の
事実である。従って、同一原料を用い抽出を行うとき
は、3核MDI/4核アップMDI比の大きいポリMD
Iを得るには脂肪族炭化水素を用い、逆に3核MDI/
4核アップMDI比の小さいポリMDIを得るには脂環
式炭化水素を用いる。必要ならば、脂肪族炭化水素と脂
環式炭化水素を任意の割合で混合した溶媒を使用するこ
ともできる。
に対し、1〜10重量倍であり、好ましくは容積効率を
考慮すると1〜5重量倍である。当然のことながら、溶
媒量/原料比も2核MDI含有量に影響を与える。溶媒
量/原料比が大きくなるにしたがい2核MDI含有量も
増大する。しかし、溶媒量/原料比が1〜10重量倍の
範囲内では3核MDI/4核アップMDI比は原料ポリ
MDI中の核体比によって決まり、溶媒量の大きな影響
は見られない。3核MDI/4核アップMDI比の変更
は、抽出時の温度を変えることによって達成される。先
に示した溶媒量/原料比の範囲内では抽出温度が高いと
3核MDI/4核アップMDI比は減少し、低いと増大
する。しかし、10℃より低いと抽出率が悪く、40℃
以上になると各MDIの抽出率の差が小さくなり、効率
の良い核体制御ができなくなるため好ましくない。した
がって好ましい抽出温度は10〜40℃未満である。
と強度が必要であり、そのために現在ではポリオール、
ポリアミンの組成によって樹脂設計を行っているが、M
DIの核体組成を制御出来ればイソシアネート側からの
樹脂設計が可能となる。2核体が2官能であり架橋反応
をしないのに対し、3核体の場合いは3官能であるため
に架橋反応し、イソシアネート側での樹脂設計の可能性
が出てくる。 しかし、4核体以上になると4官能以上
であるため架橋点が集中して脆くなってしまう。従って
3核体と4核体以上の比は、ある値以上に保たないと、
ポリウレタン樹脂の性質を発現する事が出来ない。すな
わち、本発明に示したように、3核体と4核体の比は
1.5以上が好ましくそれ以下では伸びと強度が低下す
る。
Iは、抽出後下相を分液し、上相から溶媒を留去するこ
とによって単離される。留去回収された溶媒は新たな精
製を行わずに再度抽出に使用しても何ら問題はない。
を変更することなく、ポリMDIの段階で核体組成を制
御することができ、工業的に大量に且つ連続的に製造さ
れるポリMDIの精製方法として有用な方法である。
明する。 実施例1 100重量部の41%の2核MDI(2,4’−MD
I:4,4’−MDI=8:92)、28%の3核MD
I、31%の4核アップMDIを含んだポリMDIに1
50重量部のヘキサンを加え、20℃で30分間撹拌
し、30分間静置した後、下相を分液除去した。上相か
ら溶媒を留去すると13重量部のポリMDIが得られ
た。得られたポリMDIの分析値を表1に示す。
1と同様に行なった。得られたポリMDI(22重量
部)の分析値を表1に示す。
様に行なった。得られたポリMDI(34重量部)の分
析値を表1に示す。
1と同様に行なった。得られたポリMDI(55重量
部)の分析値を表1に示す。
I:4,4’−MDI=4:96)、26%の3核MD
I、37%の4核アップMDIを含んだポリMDIを5
00重量部のシクロヘキサンで抽出する以外は、実施例
1と同様に行なった。得られたポリMDI(48重量
部)の分析値を表1に示す。
られたポリMDI(55重量部)の分析値を表1に示
す。
得られたポリMDI(62重量部)の分析値を表1に示
す。
得られたポリMDI(84重量部)の分析値を表1に示
す。
ンド発泡を行った。尚、表中の数値はNCO(%)を除
き重量部を表す。
リックMDIを用いた。 [1]のMDI−CRはNCOを31%有し、42重量
%の2核MDI,24重量%の3核MDI及び34重量
%の4核アップMDIを含むポリMDIであった。 [2]のMDI−CRはNCOを31%有し、46重量
%の2核MDI,26重量%の3核MDI及び28重量
%の4核アップMDIをふくむポリMDIであった。
アップMDI比が2.14の実施例6のサンプルを用い
た発泡体[3]は、発泡体[1]と比較して発泡倍率が
かなり高くなり低密度化も進んでいる。これはフォーム
の軽量化に寄与する。これに対し3核MDI/4核アッ
プMDI比が0.93のMDI−CRを用いた発泡体
[2]では発泡倍率と密度の両方とも発泡体[1]と余
り変化がなかった。
Claims (1)
- 【請求項1】ジフェニルメタンジイソシアネートを50
%以下含有する一般式(1)〔化1〕で示されるポリイ
ソシアネート混合物から 【化1】 (式中、nは0又は正の整数である。) 1)炭素数が5以上の脂肪族および/または脂環式炭化
水素を用い、 2)温度40℃未満で抽出し、 3)3核体/4核体以上の比が1.5以上のイソシアネ
ート混合物を分離することを特徴とするメチレン架橋ポ
リフェニレンポリイソシアネートの精製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4123334A JP2912494B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | メチレン架橋ポリフェニレンポリイソシアネートの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4123334A JP2912494B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | メチレン架橋ポリフェニレンポリイソシアネートの精製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05310676A true JPH05310676A (ja) | 1993-11-22 |
JP2912494B2 JP2912494B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=14857991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4123334A Expired - Lifetime JP2912494B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | メチレン架橋ポリフェニレンポリイソシアネートの精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2912494B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007051740A1 (de) * | 2005-11-04 | 2007-05-10 | Basf Se | Verfahren zur herstellung von polyisocyanatgemischen |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP4123334A patent/JP2912494B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007051740A1 (de) * | 2005-11-04 | 2007-05-10 | Basf Se | Verfahren zur herstellung von polyisocyanatgemischen |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2912494B2 (ja) | 1999-06-28 |
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