JPH05310467A - ZnS系焼結体の製造方法 - Google Patents

ZnS系焼結体の製造方法

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JPH05310467A
JPH05310467A JP4117300A JP11730092A JPH05310467A JP H05310467 A JPH05310467 A JP H05310467A JP 4117300 A JP4117300 A JP 4117300A JP 11730092 A JP11730092 A JP 11730092A JP H05310467 A JPH05310467 A JP H05310467A
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JP
Japan
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zns
powder
sintered body
based sintered
average particle
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Application number
JP4117300A
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English (en)
Inventor
Katsumichi Kobayashi
克巳千 小林
Kiyotaka Namekata
清隆 行方
Isamu Nishino
勇 西野
Choju Nagata
長寿 永田
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Dowa Holdings Co Ltd
Original Assignee
Dowa Mining Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 EL素子形成用ターゲット材としてのZnS
系焼結体の高密度化および量産化に適したZnS系焼結
体の製造方法を提供すること。 【構成】 原材料のZnS粉末として平均粒径が5μm
以下のものを使用し、まず、ZnS粉末に発光性元素を
混合したZnS系粉末あるいはZnS粉末を冷間プレス
法で予備成形して粉末成形体とし(ステップ1)、次い
で、この粉末成形体をホットプレス用の成形型に移し
て、昇温前に130〜150kg/cm2 の加圧をし
(ステップ2)、さらに、この加圧状態からArガス雰
囲気中で700℃〜1100℃の温度範囲に昇温させる
ことによってZnS系焼結体を得る(ステップ3)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、EL(electrolumines
cence )素子形成用ターゲット材としてのZnS系焼結
体の製造方法に関するもので、詳しくは、ZnS粉末に
発光性元素を混合したZnS系粉末あるいはZnS粉末
を焼結させることによって、EL素子の発光層を形成す
るためのZnS系焼結体を得る方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、EL素子の発光層の形成に
は、スパッタリング法や電子ビーム蒸着法といった薄膜
化技術が使用されてきた。そして、これらの薄膜化技術
によって発光層を形成する際のターゲット材(又は、ソ
ース材)となるZnS系焼結体を製造する方法として
は、ZnS粉末に発光性元素を混合したZnS系粉末あ
るいはZnS粉末をホットプレス法によって所定の形状
に焼結させる方法、あるいはZnS系粉末またはZnS
粉末を冷間プレス等によって所定の形状に予備成形し、
予備成形したものを焼結炉によって焼結させる方法等
が、種々開発されてきた。 ところが、一般的にZnS
粉末は焼結性が悪く、相対密度(実測密度と理論密度と
の比)を高めることが難しい。例えば、ZnS系粉末等
を単純にホットプレス法で焼結させるだけの場合や、冷
間プレス等で予備成形したZnS系粉末等を単純に加熱
して焼結するだけの場合では、製造されたZnS系焼結
体の相対密度は、通常、60〜70%程度にしかならな
い。そして、相対密度が60〜70%程度のZnS系焼
結体を例えば電子ビーム蒸着用のソース材として用いる
と、蒸着作業時にZnS系焼結体からの放出ガスのため
に真空装置内の真空度が低下するという問題があり、ま
た、発光層(ZnS薄膜)を形成時に突沸が生じる虞も
あった。
【0003】このような問題の発生は、ZnS系焼結体
の相対密度を向上させることによって回避することが可
能となるため、相対密度の高いZnS系焼結体を得るこ
とのできる製造方法の開発が熱望されるところとなっ
た。
【0004】このような背景から、従来、特開平2−5
9463号公報等によって、Ba成分を添加したZnS
粉末にバインダーとして純水を加えて予備成形し、さら
に予備成形したものを冷間静水圧プレス法により加圧成
形し、その後に、H2 Sガス雰囲気下で加熱焼結させる
製造方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平2−5
9463号公報に記載の製造方法では、確かに、環境を
整備して、製造工程を厳密に管理すれば、相対密度が9
0%以上の高品質のZnS系焼結体を製造することも可
能に思える。
【0006】しかし、特開平2−59463号公報の技
術は、次の理由1,2に示した問題点から、製造工程を
厳密に管理すること自体が非常に困難になるため、実用
上、相対密度が90%以上の高品質のZnS系焼結体を
量産するには、好ましくない。
【0007】[理由1] ZnS粉末を予備成形する前
に、バインダーとして純水を添加していること。バイン
ダーとして添加した水分(H2 O)が焼結処理時に残留
していると、ZnS粉末の表面に酸化亜鉛が生成され、
その酸化亜鉛がZnS系焼結体に残ることによって、形
成するEL素子の発光層(ZnS薄膜)の輝度や発光効
率の低下といった問題が発生する。従って、バインダー
として添加した水分は、添加量を厳密に制御するととも
に、焼結処理前に完全に除去しておくことが必要とな
り、バインダーとして添加した水の制御のために、工程
管理が難しくなるという問題点。
【0008】[理由2] 加熱焼結処理する前の成形処
理を、金型を使った単純な冷間プレスと、冷間静水圧プ
レスとの2段階で行うようにしており、この2段階の成
形処理のために工程数が増大するという問題点。
【0009】そこで、EL素子形成用ターゲット材とし
てのZnS系焼結体の高密度化(相対密度の向上)を達
成すると同時にZnS系焼結体の量産化にも適した製造
方法の開発が、今後の課題とされていた。
【0010】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、EL素子形成用ターゲット材としてのZnS系焼結
体の高密度化および量産化に適したZnS系焼結体の製
造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のZnS
系焼結体の製造方法は、ZnS粉末に発光性元素を混合
したZnS系粉末あるいはZnS粉末を焼結させること
によって、EL素子形成用ターゲット材としてのZnS
系焼結体を得るもので、前記ZnS粉末としては、平均
粒径が50μm以下のものを使用する。
【0012】そして、まず、ZnS系粉末あるいはZn
S粉末を冷間プレス法で予備成形して粉末成形体とす
る。
【0013】次いで、この粉末成形体をホットプレス用
の成形型に移して、昇温前に130〜150kg/cm
2 の加圧をし、この加圧状態からArガス雰囲気中で7
80℃〜1100℃の温度範囲に昇温させることによっ
てZnS系焼結体を得る。
【0014】請求項2に記載のZnS系焼結体の製造方
法は、請求項1に記載の製造方法の一部を改良したもの
で、前記ホットプレス用の成形型として、サイアロンを
使用したことを特徴とする。
【0015】請求項3に記載のZnS系焼結体の製造方
法は、請求項1または請求項2に記載の製造方法におい
て、使用原材料を限定したもので、発光性元素としてM
n粉を混合したZnS系粉末をZnS系焼結体の原料と
する場合、前記Mn粉の混合率は1wt%以下とし、さ
らに、このMn粉は乾式混合によってZnS粉に混合す
ることを特徴とする。
【0016】請求項4に記載のZnS系焼結体の製造方
法は、請求項1または請求項2または請求項3におい
て、原材料のZnS粉末の平均粒径を、5μm以下のも
のに限定したことを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明に係るZnS系焼結体の製造方法は、Z
nS粉末またはZnS系粉末を予め冷間プレス法で予備
成形して粉末成形体とし、この予備成形体をホットプレ
ス用の成形型に移して、予め所定の加圧状態にした上で
所定の焼結温度に昇温させて焼結を行うもので、原材料
であるZnS粉末の平均粒径や、ホットプレス処理する
際の昇温前の加圧力や焼結温度の選定によって、相対密
度が90%以上の高品位のZnS系焼結体を得ることが
できる。
【0018】しかも、ZnS粉末の予備成形の際にバイ
ンダーとして水等を使用する必要がないため、残留水分
の除去等のために工程管理が困難になることがない。さ
らに、プレス工程は、予備成形を行う冷間プレスと焼結
するためのホットプレスだけで済み、工程数が少なくて
済むと同時に、ホットプレス用に安価で製作性のよいカ
ーボン製の成形型を利用することも可能になる。
【0019】したがって、EL素子形成用ターゲット材
としてのZnS系焼結体の高密度化を達成すると同時
に、量産化を図ることが可能になる。
【0020】また、請求項2に記載のように、ホットプ
レス用の成形型として、サイアロン製のものを利用した
構成とすれば、成形型の耐熱性や耐圧性が著しく向上
し、成形型中の成分が焼結温度等の影響で製造中のZn
S系焼結体中に拡散するといった不都合が一切なく、工
程管理や品質管理として必要な工数が軽減されて、一層
の量産化、高品位化が期待できることとなる。
【0021】また、請求項3に記載のように、発光性元
素としてMn粉を混合したZnS系粉末を原料とするこ
とによって、高価な共沈法によらずとも、黄橙色の発光
特性を備えた高密度のZnS系焼結体を得ることが可能
で、EL素子形成用ターゲット材としてのZnS系焼結
体の利用価値を増大させることができる。
【0022】さらに、請求項4に記載のように、原材料
であるZnS粉末の平均粒径を5μm以下に限定した場
合には、相対密度が極めて高密度なZnS系焼結体を得
ることが可能になり、EL素子用ターゲット材として使
用した場合の信頼性を著しく向上させることが可能にな
る。
【0023】
【実施例】
[第1実施例]図1は、本発明に係るZnS系焼結体の
製造方法の第1実施例の処理手順の概略を示したもので
ある。
【0024】この第1実施例におけるZnS系焼結体の
製造方法では、材料であるZnS粉としては、平均粒径
が5μmのものを用意している。ここに、平均粒径と
は、レーザ散乱法で測定したZnS粉末粒子の粒径の平
均値である。
【0025】まず、用意した平均粒径が5μmのZnS
粉末をバインダーを一切加えない状態で、冷間プレス用
の成形型に充填し、冷間プレス法による予備成形を実行
して、直径が2インチ、長さがXmmの円柱状の粉末成
形体とする(ステップ1)。次いで、前記ステップ1で
形成した粉末成形体をサイアロン製のホットプレス用の
成形型に移して、昇温前に130kg/cm2 の圧をか
けておく(ステップ2)。
【0026】次いで、前記ステップ2における加圧状態
のまま、Arガス雰囲気中で昇温させて、900℃の温
度で2時間焼結を行うことによって、ZnS系焼結体を
得る(ステップ3)。
【0027】図2は、前記ステップ2,3で使用するサ
イアロン製の成形型の構成を示したものである。この成
形型5は、前記ステップ1で形成した粉末成形体6を嵌
入させる成形用貫通穴7を、サイアロン製の円柱上に6
個形成したものである。各成形用貫通穴7は、3〜4個
の粉末成形体6を入れるだけの長さがある。この実施例
では、各成形用貫通穴7には、4個ずつ粉末成形体6を
投入しておいて、一度のホットプレス処理で、24個の
ZnS系焼結体を得るようにした。なお、同一の成形用
貫通穴7に入れる粉末成形体6同士の間には、サイアロ
ン製で厚さが5mm,直径が2インチの円板状のスペー
サ8を介在させて、粉末成形体6同士の焼結を防止し
た。
【0028】以上の第1実施例によって製造したZnS
系焼結体は、相対密度が約99%であり、このZnS系
焼結体を使って電子ビーム蒸着法によりEL素子の発光
層形成を行ったところ、突沸現象や発光層中への巨大粒
子付着といった不具合は一切認められず、良好な発光特
性が得られることが確認された。そして、ホットプレス
処理で使用したサイアロンは、耐熱性や耐圧性に優れて
おり、ホットプレス処理によってZnS系焼結体が成形
型に焼き付くことがなく、また、ホットプレス処理のた
めに成形型中の成分が不純物としてZnS系焼結体内部
へ拡散することもなく、高品位のZnS系焼結体を量産
する上で、極めて有用であることが確認された。
【0029】また、図2に示したように、ホットプレス
処理用の成形型を、一度のプレス処理で同時に多数のZ
nS系焼結体を製造し得る構造とすることによって、量
産化を向上させることもできる。
【0030】『実施例に対する補足研究1』なお、本願
発明者等は、前述の第1実施例の製造方法におけるZn
S粉末の平均粒径のみを種々に変更してそれ以外の条件
は第1実施例に準じてZnS系焼結体の製造を行い、材
料であるZnS粉末の平均粒径の相対密度に対する影響
を調べた。その結果、平均粒径が小さくなるほど相対密
度が高くなる傾向があり、900℃で焼結させる場合
に、90%以上の高い相対密度を得るには、ZnS粉末
の平均粒径を50〜70μm以下とする必要があること
が判明した。
【0031】次に示す表1は、前述の第1実施例の製造
方法において、材料であるZnS粉末の平均粒径のみを
種々に変更してZnS系焼結体の製造を行い、各平均粒
径に対する相対密度や硬度の関係をまとめたものであ
る。
【0032】
【表1】 『実施例に対する補足研究2』また、本願発明者等は、
前述の第1実施例の製造方法における焼結温度のみを種
々に変更してそれ以外の条件は第1実施例に準じてZn
S系焼結体の製造を行い、ホットプレス処理時の焼結温
度の相対密度に対する影響を調べた。その結果、焼結温
度が高くなるほど相対密度が高くなる傾向があり、Zn
S粉末の平均粒径が1μmの場合に、90%以上の高い
相対密度を得るには、焼結温度を約780℃以上とする
必要があることが判明した。
【0033】次に示す表2は、前述の第1実施例の製造
方法において、焼結温度のみを種々に変更してZnS系
焼結体の製造を行い、各焼結温度に対する相対密度やE
L素子の発光層形成時の発光特性の関係をまとめたもの
である。
【0034】
【表2】 『実施例に対する補足研究3』また、本願発明者等は、
前述の第1実施例におけるステップ2における昇温前の
加圧力を、種々の値に変更してZnS系焼結体の製造を
行い、ホットプレス処理時の加圧力の相対密度に対する
影響を調べた。その結果、昇温前の加圧力を、130〜
150kg/cm2 の範囲とすると、前述の表1および
表2に示した相対密度が維持されるとともに、成形型へ
の焼き付けもなく、良好に製造ができることが確認され
た。
【0035】[第2実施例]図3は、本発明に係るZn
S系焼結体の製造方法の第2実施例における製造手順の
概略を示したものである。この第2実施例は、第1実施
例と比較すると、ホットプレス用の成形型の材質を、サ
イアロン製ではなく、カーボン製とした点に特徴があ
る。以下、図3に基づいて、第2実施例の製造手順を説
明する。
【0036】この第2実施例におけるZnS系焼結体の
製造方法では、材料であるZnS粉としては、平均粒径
が5μmのものを用意した。そして、まず、用意した平
均粒径が5μmのZnS粉末をバインダーを一切加えな
い状態で、冷間プレス用の成形型に充填し、冷間プレス
法による予備成形を実行して、直径が2インチ、長さが
Xmmの円柱状の粉末成形体とする(ステップ11)。
【0037】次いで、前記ステップ1で形成した粉末成
形体をカーボン製のホットプレス用の成形型に移して、
昇温前に130kg/cm2 の圧をかけておく(ステッ
プ12)。
【0038】次いで、前記ステップ2における加圧状態
のまま、Arガス雰囲気中で昇温させて、900℃の温
度で2時間焼結を行うことによって、ZnS系焼結体を
得る(ステップ13)。
【0039】次いで、ステップ13によって得たZnS
系焼結体の表層を研磨処理することによって削除して、
処理を終了する(ステップ14)。
【0040】ステップ12,13で使用するカーボン製
の成形型は、構造的には、図2に示したサイアロン製の
ものと同じでもよい。
【0041】カーボン製の成形型は、サイアロン製の成
形型よりも、非常に安価にかつ容易に作成することがで
きる。しかし、通常、カーボン製の成形型を使用して、
ホットプレスを行う場合、昇温操作と同時に加圧操作を
行ったり、所定の焼結温度付近まで昇温させた後から加
圧すると、粉末成形体中のZnSが成形型のカーボンと
反応し、製造した焼結体が成形型に焼き付いたり、ある
いは成形型中のカーボンが不純物としてZnS系焼結体
内に拡散して、汚染の原因となっていた。
【0042】ところが、前述の第2実施例では、ZnS
系焼結体がカーボン製成形型に焼き付くという不都合は
発生しなかった。また、前述のステップ14の処理後の
ZnS系焼結体を調べた結果、ZnS系焼結体内へのカ
ーボンの拡散が認められず、高品位な焼結体であること
が確認された。
【0043】そして、前記ステップ14処理後のZnS
系焼結体は、相対密度が約99%であり、このZnS系
焼結体を使って電子ビーム蒸着法によりEL素子の発光
層形成を行ったところ、突沸現象や発光層中への巨大粒
子付着といった不具合は一切認められず、第1実施例の
場合と同様に、良好な発光特性が得られることが確認さ
れた。
【0044】『実施例に対する補足研究4』本願発明者
等は、カーボン製の成形型を使用してホットプレスする
場合に、前記第2実施例に示したように、昇温前にステ
ップ12の加圧処理を実行し、その加圧状態まま所定の
焼結温度まで昇温させるという工程制御が、成形型への
焼き付け防止効果を生み、また、焼結体内部へのカーボ
ンの拡散を防止する効果を生んでいると考察した。そし
て、第2実施例における焼結温度のみを700℃から1
100℃まで種々に変え、それ以外の条件は第2実施例
に準じてZnS系焼結体の製造を行ってみた。その結
果、何れの焼結温度でも成形型への焼き付けは発生せ
ず、また、前記ステップ14処理後のZnS系焼結体に
おいては、焼結体内部へのカーボンの拡散は認められな
かった。また、第1実施例の場合と同様に、780〜1
100℃という広い範囲の焼結温度で、いずれも相対密
度90%以上という高密度化が達成できた。
【0045】次の表3は、平均粒径が5μmのZnS粉
末を使用して、焼結温度のみを変化させて、第2実施例
の手順でZnS系焼結体を製造した場合の、焼結温度と
相対密度、発光特性などとの関係をまとめたものであ
る。
【0046】
【表3】 なお、本願発明者等は、カーボン製の成形型の影響を確
認するため、前述のステップ14を実施する前の段階
(即ち、焼結処理後に、表層を削除しない段階)のZn
S系焼結体に対して組成を調べた。すると、表層部に
は、確かに成形型の成分であるカーボンの拡散が認めら
れたが、表層以外の内部には、カーボンの拡散は認めら
れなかった。従って、前述のステップ14における表層
の削除処理が、カーボンの拡散のない高品位なZnS系
焼結体を得るために有効であることが確認された。換言
すれば、安価なカーボン製の成形型を使用したとして
も、本発明に係るZnS系焼結体の製造方法によれば、
表層を削除するだけで、相対密度の高い高品位のZnS
系焼結体が得られることが確認された。
【0047】さらに、補足すると、ホットプレスする際
に予め加圧した状態をつくらずに、昇温を開始すると、
材料のZnS粉末の平均粒径や焼結温度を第2実施例と
同じにしても、成形型への焼き付け等を防止することが
できなかった。
【0048】『実施例に対する補足研究5』本願発明者
等は、原材料であるZnS粉末を、ZnS粉末に発光性
元素を乾式混合したZnS系粉末に置き換え、それ以外
は、前述の第1実施例あるいは第2実施例に示した製造
方法に準じてZnS系焼結体の製造を行って、製造した
ZnS系焼結体の評価を行った。ZnS粉末に混合する
発光性元素としては、いわゆるランタン系列のいずれの
発光性元素を混合させた場合でも、発光性元素の混合自
体は、製造したZnS系焼結体の相対密度に影響を与え
ず、発光性元素を混合しないZnS粉末を使用した場合
と同様に、ZnS粉末の平均粒径を50μm以下とし
て、焼結温度を780〜1100℃の範囲に維持すれ
ば、本発明の製造方法によって90%以上の高い相対密
度を得ることができ、スパッタリング法あるいは電子ビ
ーム蒸着法等によるEL素子の発光層形成においても、
優れた発光特性を得ることができた。
【0049】『実施例に対する補足研究6』本願発明者
等は、ZnS粉末に混合する発光性元素としてMn粉を
使用して、それ以外の条件は第1実施例あるいは第2実
施例のそれぞれの製造方法に準じて、ZnS系焼結体の
製造を行った。なお、Mn粉の混合率は、1wt%以下
として、乾式混合によりZnS粉末に混合した。
【0050】この場合も、ZnS粉末の平均粒径を50
μm以下として、焼結温度を780〜1100℃の範囲
に維持すれば、第1あるいは第2実施例のいずれに準じ
た場合でも、90%以上の高い相対密度を得ることがで
き、スパッタリング法あるいは電子ビーム蒸着法等によ
るEL素子の発光層形成において、放出ガスも著しく少
なく、しかも突沸現象も発生せず、安定した発光層形成
(成膜)が行えて、優れた発光特性を得ることができ
た。
【0051】なお、本願発明者等は、Mn粉の混合率を
1wt%以上に増大した場合についても、ZnS系焼結
体を製造して、評価を行った。しかし、1wt%以上に
Mn粉の混合率を増大させても、発光特性等の点でのメ
リットが少なく、ZnS系焼結体の相対密度を向上させ
て高品位化すると同時に、量産化を図るという当初の目
的からは、発光性元素としてのMn粉の混合率は、1w
t%以下とすることが好ましく思われた。
【0052】Mn粉を1wt%以下の割合で混合したZ
nS系粉末を焼結する場合の変化は、次のようであっ
た。原材料は粉末状態では、白色である。そして、図1
のステップ3、あるいは図3のステップ13に準じて焼
結させた場合、焼結時の相対密度に応じて異なる色を示
した。ZnS粉末の粒径や焼結温度の選定によって相対
密度を94%とした場合には橙色であり、相対密度を1
00%とした場合には、葡萄色となった。なお、紫外線
照射による発光についても調べた。Mn粉を1wt%以
下の割合で混合した場合、未焼結の状態では紫外線を照
射しても発光は示さない。また、焼結処理を済ませてZ
nS系焼結体とした場合でも、相対密度が70%程度で
は発光が認められず、相対密度が80%程度では暗い橙
色発光が、相対密度が90%を超えると黄橙色(明るい
橙色)の発光が認められた。
【0053】発光性元素としてMnを添加した蛍光材料
は黄橙色の発光が得られることから、従来よりEL素子
に利用されてきた。しかし、従来では、Mnの添加によ
って紫外線照射による黄橙色の発光を得るには、製作コ
ストが高価な共沈法で製造した共沈粉を使用することが
前提とされており、製作コストが安価な乾式混合は利用
されていなかった。
【0054】しかし、前述の本願発明者等の研究によれ
ば、安価な乾式混合を利用してMn粉を混合してZnS
系焼結体を製造する場合でも、前述の第1実施例あるい
は第2実施例に準じて処理することによって、紫外線照
射による黄橙色の発光を得ることができ、安価な乾式混
合を利用することによって安価に量産化することも可能
になった。
【0055】なお、前述の第1実施例および第2実施例
では、原材料となるZnS粉末の平均粒径を5μmと
し、また、ホットプレス処理で昇温する前には130k
g/cm2 で加圧を行い、焼結温度は900℃とした。
しかし、本発明に係るZnS系焼結体の製造方法は、Z
nS粉末の平均粒径やホットプレス処理で昇温する前の
加圧力や焼結温度等を、前記実施例に限定するものでは
ない。
【0056】前述の実施例に対する補足研究等の説明か
ら明らかなように、EL素子形成用ターゲット材として
のZnS系焼結体の高密度化および量産化という目的を
達成するには、ZnS粉末の平均粒径は約70μm以下
であればよく、ホットプレス処理で昇温する前の加圧力
は130〜150kg/cm2 の範囲内であればよく、
また、焼結温度は780〜1100℃の範囲内であれば
良い。
【0057】ただし、前記ZnS粉末の平均粒径につい
て補足すれば、安全率を見込んでZnS粉末の平均粒径
を50μm以下に設定しておけば、相対密度が90%以
上の高品位のZnS系焼結体を得ることが可能であり、
さらにZnS粉末の平均粒径を1μm以下に限定した場
合には、相対密度が99%という極めて高品位なZnS
系焼結体を得ることが可能となる。
【0058】
【発明の効果】本発明に係るZnS系焼結体の製造方法
は、ZnS粉末またはZnS系粉末を予め冷間プレス法
で予備成形して粉末成形体とし、この予備成形体をホッ
トプレス用の成形型に移して、予め所定の加圧状態にし
た上で所定の焼結温度に昇温させて焼結を行うもので、
原材料であるZnS粉末の平均粒径や、ホットプレス処
理する際の昇温前の加圧力や焼結温度の選定によって、
相対密度が90%以上の高品位のZnS系焼結体を得る
ことができる。
【0059】しかも、ZnS粉末の予備成形の際にバイ
ンダーとして水等を使用する必要がないため、残留水分
の除去等のために工程管理が困難になることがない。さ
らに、プレス工程は、予備成形を行う冷間プレスと焼結
するためのホットプレスだけで済み、工程数が少なくて
済むと同時に、ホットプレス用に安価で製作性のよいカ
ーボン製の成形型を利用することも可能になる。
【0060】したがって、EL素子形成用ターゲット材
としてのZnS系焼結体の高密度化を達成すると同時
に、量産化を図ることが可能になる。
【0061】また、請求項2に記載のように、ホットプ
レス用の成形型として、サイアロン製のものを利用した
構成とすれば、成形型の耐熱性や耐圧性が著しく向上
し、成形型中の成分が焼結温度等の影響で製造中のZn
S系焼結体中に拡散するといった不都合が一切なく、工
程管理や品質管理として必要な工数が軽減されて、一層
の量産化、高品位化が期待できることとなる。
【0062】また、請求項3に記載のように、発光性元
素としてMn粉を混合したZnS系粉末を原料とするこ
とによって、高価な共沈法によらずとも、黄橙色の発光
特性を備えた高密度のZnS系焼結体を得ることが可能
で、EL素子形成用ターゲット材としてのZnS系焼結
体の利用価値を増大させることができる。
【0063】さらに、請求項4に記載のように、原材料
であるZnS粉末の平均粒径を1μm以下に限定した場
合には、相対密度が極めて高密度なZnS系焼結体を得
ることが可能になり、EL素子用ターゲット材として使
用した場合の信頼性を著しく向上させることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の処理手順の説明図であ
る。
【図2】本発明の一実施例で使用する成形型の構造説明
図である。
【図3】本発明の第2実施例の処理手順の説明図であ
る。
【符号の説明】
5 成形型 6 粉末成形体 7 成形用貫通穴 8 スペーサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】
【表2】 『実施例に対する補足研究3』また、本願発明者等は、
前述の第1実施例におけるステップ2における昇温前の
加圧力を、種々の値に変更してZnS系焼結体の製造を
行い、ホットプレス処理時の加圧力の相対密度に対する
影響を調べた。その結果、昇温前の加圧力を、130〜
240kg/cm2 の範囲、より好ましくは130〜1
50kg/cm 2 の範囲とすると、前述の表1および表
2に示した相対密度が維持されるとともに、成形型への
焼き付けもなく、良好に製造ができることが確認され
た。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】カーボン製の成形型は、サイアロン製の成
形型よりも、非常に安価にかつ容易に作成することがで
きる。しかし、通常、カーボン製の成形型を使用して、
ホットプレスを行う場合、所定の焼結温度付近まで昇温
させた後から加圧すると、粉末成形体中のZnSが成形
型のカーボンと反応し、製造した焼結体表面に成形型の
カーボンが焼き付いたり、あるいは成形型中のカーボン
が不純物としてZnS系焼結体内に拡散して、汚染の原
因となっていた。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】ところが、前述の第2実施例では、ZnS
焼結体の表面にカーボン製成形型のカーボンが焼き付
きはしたが前述のステップ14の処理後のZnS系焼結
体を調べた結果、ZnS系焼結体内へのカーボンの拡散
が認められず、高品位な焼結体であることが確認され
た。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】『実施例に対する補足研究4』本願発明者
等は、カーボン製の成形型を使用してホットプレスする
場合に、前記第2実施例に示したように、昇温前にステ
ップ12の加圧処理を実行し、その加圧状態のまま所定
の焼結温度まで昇温させるという工程制御が、成形型の
カーボンがZnS系焼結体表面の焼き付きだけにとどま
焼結体内部へのカーボンの拡散を防止する効果を生ん
でいると考察した。そして、第2実施例における焼結温
度のみを700℃から1100℃まで種々に変え、それ
以外の条件は第2実施例に準じてZnS系焼結体の製造
を行ってみた。その結果、何れの焼結温度でも成形型の
カーボンがZns系焼結体表面の焼き付きだけにとどま
り、前記ステップ14処理後のZnS系焼結体において
は、焼結体内部へのカーボンの拡散は認められなかっ
た。また、第1実施例の場合と同様に、780〜110
0℃という広い範囲の焼結温度で、いずれも相対密度9
0%以上という高密度化が達成できた。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】
【表3】 なお、本願発明者等は、カーボン製の成形型の影響を確
認するため、前述のステップ14を実施する前の段階
(即ち、焼結処理後に、表層を削除しない段階)のZn
S系焼結体に対して組成を調べた。すると、表層部に
は、確かに成形型の成分であるカーボンの焼き付きが認
められたが、表層以外の内部には、カーボンの拡散は認
められなかった。従って、前述のステップ14における
表層の削除処理が、カーボンの拡散のない高品位なZn
S系焼結体を得るために有効であることが確認された。
換言すれば、安価なカーボン製の成形型を使用したとし
ても、本発明に係るZnS系焼結体の製造方法によれ
ば、表層を削除するだけで、相対密度の高い高品位のZ
nS系焼結体が得られることが確認された。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】さらに、補足すると、ホットプレスする際
に予め加圧した状態をつくらずに、昇温を開始すると、
材料のZnS粉末の平均粒径や焼結温度を第2実施例と
同じにしても、成形型のカーボンが不純物としてZns
焼結体内に拡散する事を防止することができなかった。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】この場合も、ZnS粉末の平均粒径を50
μm以下として、焼結温度を780〜1100℃の範囲
に維持すれば、第1あるいは第2実施例のいずれに準じ
た場合でも、90%以上の高い相対密度を得ることがで
き、スパッタリング法あるいは電子ビーム蒸着法等によ
るEL素子の発光層形成において、放出ガスも著しく少
なく、しかも突沸現象も発生せず、安定した発光層形成
(成膜)が行えて、優れた発光特性を得ることができ
た。なお、焼結温度を1024℃以上にし、かつ、焼結
体の密度が95%以上になるようにして得た焼結体をタ
ーゲットにして成膜して形成したEL素子の輝度が最も
高いことが確認されている。この場合の焼結体は閃亜鉛
鉱型ではなくウルツ鉱型になっているものと推定され
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】前述の実施例に対する補足研究等の説明か
ら明らかなように、EL素子形成用ターゲット材として
のZnS系焼結体の高密度化および量産化という目的を
達成するには、ZnS粉末の平均粒径は約70μm以下
であればよく、ホットプレス処理で昇温する前の加圧力
は130〜240kg/cm2 の範囲内、より好ましく
は130〜150kg/cm2 の範囲内であればよく、
また、焼結温度は780〜1100℃の範囲内であれば
良い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23C 14/34 9046−4K (72)発明者 永田 長寿 東京都千代田区丸の内一丁目8番2号 同 和鉱業 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ZnS粉末又はZnS粉末に発光性元素
    を混合したZnS系粉末を焼結させることによって、E
    L素子を構成する薄膜形成用ターゲット材又はソース材
    として利用できるZnS系焼結体を得るZnS系焼結体
    の製造方法であって、 前記ZnS粉末としては平均粒径が50μm以下のもの
    を使用し、 まず、ZnS系粉末あるいはZnS粉末を冷間プレス法
    で予備成形して粉末成形体とし、 次いで、この粉末成形体をホットプレス用の成形型に移
    して、昇温前に130〜150kg/cm2 の加圧を
    し、 この加圧状態からArガス雰囲気中で780℃〜110
    0℃の温度範囲に昇温させることによってZnS系焼結
    体を得ることを特徴とするZnS系焼結体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ホットプレス用の成形型として、サ
    イアロン製のものを使用したことを特徴とする請求項1
    に記載のZnS系焼結体の製造方法。
  3. 【請求項3】 発光性元素としてMn粉を混合したZn
    S系粉末をZnS系焼結体の原料とする場合、前記Mn
    粉の混合率は1wt%以下とし、さらに、このMn粉は
    乾式混合によってZnS粉に混合することを特徴とした
    請求項1または請求項2に記載のZnS系焼結体の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 材料のZnS粉末として、平均粒径が5
    μm以下のものを使用したことを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載のZnS系焼結体の製造方
    法。
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