JPH0531026U - 電線処理機 - Google Patents

電線処理機

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JPH0531026U
JPH0531026U JP7932491U JP7932491U JPH0531026U JP H0531026 U JPH0531026 U JP H0531026U JP 7932491 U JP7932491 U JP 7932491U JP 7932491 U JP7932491 U JP 7932491U JP H0531026 U JPH0531026 U JP H0531026U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被覆電線の芯線に傷を付けることなく被覆部に
切り込みを入れる。 【構成】カッター本体5をサーボモータなどの可変速モ
ータを用いて昇降させ、被覆電線Wa,Wbの被覆部端
部に切り込みを入れる際、カッター本体5の刃先が被覆
電線Wa,Wbの被覆部に接触するまでの昇降速度に対
し、被覆部を切り込む昇降速度を低速に制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電線処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、被覆電線を切断装置によって切断した後、この切断された被覆電線の切 断端部における被覆部を把持移動装置によって剥奪する電線処理機が出願人より 出願されている。
【0003】 具体的には、切断装置は、上下一対のカッターと、このカッターを昇降させる モータおよび平行リンク機構からなる駆動装置を備え、また、把持移動装置は、 被覆電線を把持する把持装置と、この把持装置を三次元方向に移動させるモータ およびリンク機構からなる移動装置を備えている。そして、把持装置によって被 覆電線を把持し、上下一対のカッターを昇降させて被覆電線を切断した後、その 切断端部の被覆部に切り込みを入れるとともに、被覆電線を把持する把持装置を 電線送給方向に進退させて被覆部を剥奪するものである(例えば、特開平1−2 76513号公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この電線処理機によって被覆電線の被覆部に切り込みを入れる 際、カッターは作業性を考慮して設定された一定の速度で昇降する結果、その慣 性によってカッター本体の刃先が被覆部を越えて芯線まで到達し、芯線を損傷さ せるという問題があった。
【0005】 また、切り込みが入れられた被覆電線の被覆部を剥奪する際、把持装置は作業 性を考慮して設定された一定の速度で進退する結果、切り込みを入れているカッ ターの刃先から被覆部が滑って離脱し、被覆部端部を剥奪することができなかっ たり、被覆部が伸びて端子の圧着などが困難になるという問題があった。
【0006】 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、被覆電線の芯線に傷を 付けることなく被覆部に切り込みを入れるとともに、その切り込みが入れられた 被覆部を確実に剥奪することのできる電線処理機を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の考案は、被覆電線を切断する一方、被覆電線を挟み込んでその被覆部を 切り込む上下一対のカッターおよびこのカッターを昇降させる駆動装置を備えた 切断装置と、この切断装置による被覆電線の切断位置より電線送給方向に対して 上流側および下流側の近傍位置でそれぞれ被覆電線を把持する第一把持装置、第 二把持装置およびこれらの第一、第二把持装置をそれぞれ三次元方向に移動させ る第一移動装置、第二移動装置を備えた第一把持移動装置、第二把持移動装置を 設け、前記駆動装置の駆動源には可変速モータが用いられ、被覆電線の被覆部端 部に切り込みを入れる際、カッターの刃先が被覆電線の被覆部に接触するまでの 昇降速度に対し、被覆部を切り込む昇降速度を低速に制御することを特徴とする ものである。
【0008】 第2の考案は、被覆電線を切断する一方、被覆電線を挟み込んでその被覆部を 切り込む上下一対のカッターおよびこのカッターを昇降させる駆動装置を備えた 切断装置と、この切断装置による被覆電線の切断位置より電線送給方向に対して 上流側および下流側の近傍位置でそれぞれ被覆電線を把持する第一把持装置、第 二把持装置およびこれらの第一、第二把持装置をそれぞれ三次元方向に移動させ る第一移動装置、第二移動装置を備えた第一把持移動装置、第二把持移動装置を 設け、前記第一把持装置および第二把持装置を電線送給方向にそれぞれ進退させ る移動装置の駆動源には可変速モータが用いられ、被覆電線の被覆部端部を剥奪 する際、その被覆部端部から芯線が離脱するまでの進退速度を、離脱後の進退速 度に対して低速に制御することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】 被覆電線を電線送給ラインに沿って所定長さ供給し、第一把持移動装置によっ て被覆電線における切断予定領域近傍の電線送給方向に対し上流側を把持すると ともに第二把持移動装置によってその下流側を把持し、切断装置により被覆電線 を切断し、残留電線と切断電線に分割する。
【0010】 次いで、切断装置と第一把持移動装置により残留電線の被覆部の下流側端部に 、また、切断装置と第二把持移動装置により切断電線の被覆部の上流側端部にそ れぞれ切り込みを入れた後、残留電線を上流側に、切断電線を下流側にそれぞれ 進退させ、被覆部端部を剥奪する。
【0011】 そして、被覆電線の被覆部端部に切り込みを入れる際、被覆部を切り込む昇降 速度を、カッターの刃先が被覆部に接触するまでの昇降速度よりも低速に制御し 、また、切り込みが入れられた被覆部端部を剥奪する際、被覆部端部から芯線が 抜き取られて離脱するまでの進退速度を、芯線を抜き取って離脱した後の進退速 度よりも低速に制御する。
【0012】 この結果、芯線に傷を付けることなく被覆部にのみ切り込みを入れることがで きるとともに、この切り込みが入れられた被覆部端部を確実に剥奪することがで きる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0014】 図1には被覆電線Wa,Wbの切断装置1が示されており、この切断装置1は 、被覆電線Wa,Wbを切断し、あるいは挟み込んで切り込みを入れる上下一対 のカッター2,2と、この上下一対のカッター2,2を昇降させる駆動装置3と より構成されている。そして、カッター2は、後述するガイド12に摺動自在に 嵌合されたカッターフレーム4と、このカッターフレーム4に固定されたカッタ ー本体5よりなり、このカッター本体5は被覆電線Wa,Wbの切断とその被覆 部の切り込みを兼用する従来公知のものである。
【0015】 一方、駆動装置3は、フレーム6に固定された駆動源としての可変速モータ、 具体的にはサーボモータ7と、このサーボモータ7の出力軸に固定されたプーリ 8と、フレーム6に回転自在に軸支され、その上部および下部にそれぞれ左ネジ および右ネジを刻設するとともに、その下端にプーリ9を固定したボールネジ1 0と、このボールネジ10の右ネジおよび左ネジにそれぞれ螺合されたナット1 1,11と、フレーム6に固定されたガイド12,12と、前述のプーリ8,9 間に懸回されたベルト13からなり、ナット11,11は、それぞれカッターフ レーム4,4に連結されている。
【0016】 したがって、サーボモータ7が回転駆動することにより、プーリ8,ベルト1 3およびプーリ9を介してボールネジ10を回転させ、その右ネジおよび左ネジ にそれぞれ螺合されているナット11,11を介してカッターフレーム4,4を ガイド12,12に沿って互いに接近するように、あるいは互いに離隔するよう に昇降させることができる。
【0017】 次に、前述した切断装置1による被覆電線Wa,Wbの切断位置より電線送給 方向に対して上流側および下流側の近傍位置にそれぞれ設けられた第一把持移動 装置および第二把持移動装置について説明する。これらの第一把持移動装置およ び第二把持移動装置はほぼ同一構造であり、第二把持移動装置を把持移動装置と して説明することによって第一把持移動装置の説明を省略する。そして、特に第 一把持移動装置と第二把持移動装置を区別する必要がある場合は、各部材の符号 の末尾にそれぞれ第一把持移動装置にはFを、また、第二把持移動装置にはRを それぞれ付して表記する。
【0018】 以下、図2乃至図5に基づいて把持移動装置20について説明すると、この把 持移動装置20は、把持装置21と、この把持装置21を三次元方向に移動させ る移動装置22より構成されている。
【0019】 把持装置21は、後述するZ軸移動装置29の移動ベース51に設けられてお り、図5に示すように、被覆電線Wa,Wbと対応して上方に向けて開放される 挟着用溝23a,23bを形成した各一対の略U字状挟着爪24a,24bと、 これらの挟着爪24a,24bと協働して被覆電線Wa,Wbを挟着する挟着ダ イ25a,25bと、これらの挟着ダイ25a,25bを移動させるシリンダ2 6,26より構成されている。そして、被覆電線Wa,Wbを挟着爪24a,2 4bの挟着用溝23a,23b内に収容した状態でシリンダ26,26が伸長作 動して挟着ダイ25a,25bが閉じると被覆電線Wa,Wbが把握保持される とともに、シリンダ26,26が縮小作動して挟着ダイ25a,25bが開くと 被覆電線Wa,Wbの把握保持が解除されるものである。また、挟着ダイ25a ,25bを開いた状態で把持装置21を後述するZ軸移動装置29によって上昇 させることにより、被覆電線Wa,Wbを挟着爪24a,24bの挟着用溝23 a,23b内に収容することができる。
【0020】 ところで、移動装置22は、前述した把持装置21をY軸方向(左右幅方向、 図2の左右方向)に移動させるY軸移動装置27と、このY軸移動装置27に設 けられ、把持装置21をX軸方向(電線送給方向、図2の上下方向)に進退させ るX軸移動装置28と、このX軸移動装置28に設けられ、把持装置21をZ軸 方向(上下方向、図2の紙面に直交する方向)に昇降させるZ軸移動装置29か ら構成されている。
【0021】 Y軸移動装置27は、その上面にガイド30,30を固定したベース31と、 このベース31に回転自在に軸支され、その一端にプーリ32を固定したボール ネジ33と、ベース31に固定され、その出力軸にプーリ34を固定した駆動源 としての可変速モータ、具体的にはサーボモータ35と、前述のガイド30,3 0に跨がって摺動自在に嵌合された移動ベース36と、ボールネジ33に螺合さ れるとともに移動ベース36に固定されたナット37と、前述のプーリ32,3 4間に懸回されたベルト38からなり、サーボモータ35が回転駆動することに より、プーリ34,ベルト38およびプーリ32を介してボールネジ33を回転 させ、そのネジに螺合されているナット37を介して移動ベース36をガイド3 0,30に沿って摺動させることができる。
【0022】 X軸移動装置28は、Y軸移動装置27の移動ベース36に固定され、その上 面にガイド39を固定したベース40と、このガイド39に摺動自在に嵌合され た移動ベース41と、この移動ベース41に回転自在に軸支され、その一端にプ ーリ42を固定したボールネジ43と、移動ベース41に固定され、その出力軸 にプーリ44を固定した駆動源としての可変速モータ、具体的にはサーボモータ 45と、ボールネジ43に螺合されるとともにベース40に固定されたナット4 6と、前述のプーリ42,44間に懸回されたベルト47からなり、サーボモー タ45が回転駆動すると、ナット46がベース40に固定されていることから、 プーリ44,ベルト47およびプーリ42を介してボールネジ43がナット46 に対して回転する結果、ボールネジ43を移動ベース41およびサーボモータ4 5とともにガイド39に沿って進退させることができる。
【0023】 Z軸移動装置29は、X軸移動装置28の移動ベース41に固定され、その前 面にガイド48,48を固定したベース49と、このベース49に固定されたシ リンダ50,50と、このシリンダ50,50のピストンロッドに連結されると ともに、前述のガイド48,48に摺動自在に嵌合された移動ベース51,51 からなり、シリンダ50,50が伸縮作動することにより、移動ベース51,5 1をガイド48,48に沿って昇降させることができる。
【0024】 そして、Y軸移動装置27、X軸移動装置28およびZ軸移動装置29がそれ ぞれ必要距離移動することにより、把持装置21は三次元方向にそれぞれ移動さ れる。
【0025】 なお、第一把持移動装置20Fの移動装置22Fを構成するZ軸移動装置29 Fには、詳細には図示しないが、第二把持移動装置20RにおけるZ軸移動装置 29Rのシリンダ50は設けられておらず、従来同様に押上バネが取り付けられ て上方へ付勢されている。
【0026】 また、第一把持装置21Fは、詳細には図示しないが、従来と同様に、第二把 持装置21Rの挟着爪24a,24bに代えて被覆電線Wa,Wbが挿通可能な 保持用筒体が設けられており、この保持用筒体内に挿通された被覆電線Wa,W bをシリンダによって挟着ダイを移動させることにより、保持用筒体の内周面と の間で挟着保持するものである。
【0027】 次に、本実施例の作動について説明すると、作業者が図示しない操作部から動 作開始信号を入力すると、第一、第二把持装置21F,21Rが中正位置に移動 され、被覆電線Wa,Wbが図示しない電線送給装置によって設定長さだけ供給 される。次に、第一および第二把持装置21F,21Rの挟着ダイ25F,25 Rが閉じて被覆電線Wa,Wbを把持した後(図10(a)参照)、カッター本 体5が昇降作動して被覆電線Wa,Wbが切断される(図10(b)参照)。
【0028】 以下、切断されて第一把持装置21Fによって把持された被覆電線Wa,Wb を残留電線と称し、また、第二把持装置21Rによって把持された被覆電線Wa ,Wbを切断電線と称する。
【0029】 次いで、図10(c)に示すように、第二把持装置21Rが左方の退避位置に 移動した後、第一把持装置21Fが前進するとともに第二把持装置21Rが後退 する。そして、図6および図10(d)に示すように、残留電線および切断電線 の双方の被覆部端部がカッター本体5により切り込まれる。この場合、カッター 本体5の刃先が残留電線および切断電線の被覆部表面に接触すると、サーボモー タ7の回転速度を低速に切り換え、被覆部の厚みに相当する深さz0 だけカッタ ー本体5をゆっくりと昇降させてサーボモータ7の駆動を停止する(図8参照) 。この結果、被覆部にのみ切り込みを入れることができる。
【0030】 このようにして被覆部端部に切り込みが形成されると、カッター本体5による 切り込み状態を保持したまま、第一把持装置21Fが後退するとともに第二把持 装置21Rが前進し、図10(e)に示すように、残留電線および切断電線にお ける被覆部端部の剥奪が同時に行われ、それぞれ芯線端部が露出する。この場合 、切断位置から切り込みが形成された位置までの被覆部端部の長さx0 を第一把 持装置21Fおよび第二把持装置21Rが進退する際、サーボモータ45F,4 5Rの回転速度を低速に切り換えてゆっくりと移動させており、被覆部端部から 芯線が抜き取られて離脱すればサーボモータ45F,45Rの回転速度を高速に 切り換えるように制御している(図9参照)。この結果、被覆部端部を確実に剥 奪することができる。
【0031】 この後、第一把持装置21Fは図示しない圧着装置に向けて移動し、端子の圧 着が行われた後、中正位置に復帰して残留電線の把持を解除し、電線の送給が再 開される。一方、第二把持装置21Rも圧着装置に向けて移動し、端子の圧着が 行われて切断電線が排出される。そして、第二把持装置21Rにおいて、切断電 線の排出が終了すれば、第二把持装置21Rは中正位置の下方位置に移動した後 、第二把持装置21Rが上昇し、その挟着爪24a,24bの挟着用溝23a, 23bに被覆電線Wa,Wbを収容することができる。この後、被覆電線Wa, Wbの送給が停止され、再び切断作業から開始される。
【0032】 ところで、この実施例においては、被覆電線Wa,Wbを切断し、また、その 被覆部端部に切り込みを入れる4個の刃を形成した従来公知のカッター本体5で 説明したが、このカッター本体5では、刃先を切り込みに有利なように鋭利に形 成すると、一定時間使用した場合、被覆電線を切断する関係上刃先が磨耗し、被 覆部への切り込みが困難となってカッター本体5を頻繁に交換する必要がある。 このため、カッター本体5は、切り込みに必要な刃先角度よりも磨耗しにくいよ うに若干大きな刃先角度に形成されており、被覆部に充分な切り込みを入れるこ とができない欠点があった。
【0033】 そこで、このような欠点を解決するため、図11に示すようなカッター本体5 Aを用いることもできる。
【0034】 以下、このカッター本体5Aについて説明すると、このカッター本体5Aは、 2個の切断刃61a,61bと、この切断刃61a,61bをその両側から挟む ように形成された4個のストリップ刃62a,62aおよび62b,62bから なる6刃で構成され、ストリップ刃62の刃先は、図12に示すように、被覆電 線Wa,Wbの直径に対応して半円状に形成されている他、その刃先角度は、切 断刃61の刃先角度に比較してより鋭角に形成されている(図13および図14 参照)。
【0035】 このように、切断刃61とは別にストリップ刃62を形成したカッター本体5 Aを採用することにより、被覆電線Wa,Wbの被覆部が薄くなってもその被覆 部にのみ確実に切り込みを入れることができ、被覆部の剥奪をより確実に行うこ とができる。この場合、残留電線および切断電線はそれぞれ元の被覆電線Wa, Wbに対応してストリップ刃62aおよび62bにより切り込まれる。
【0036】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、カッター本体を昇降する駆動源に可変速モータ を用い、被覆電線の被覆部を切り込む際、カッター本体の刃先が被覆電線の被覆 部に接触するまでを高速に制御し、また、被覆部を切り込む昇降速度を低速に制 御することにより、芯線に傷を付けることなくその被覆部にのみ切り込みを入れ ることができる。
【0037】 また、把持装置を電線送給方向に進退させる駆動源に可変速モータを用い、被 覆電線の被覆部を剥奪する際、その被覆部から芯線を抜き取るまでの進退速度を 低速に制御し、抜き取り後の進退速度を高速に制御することにより、被覆部の伸 びおよびカッターの滑りを防止して被覆部を確実に剥奪することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電線処理機の切断装置の全体構成を示
す正面図である。
【図2】本考案の電線処理機の第二把持移動装置の全体
構成を示す平面図である。
【図3】図2の第二把持移動装置のA−A線断面図であ
る。
【図4】図2の第二把持移動装置のB−B線断面図であ
る。
【図5】第二把持装置の正面図である。
【図6】被覆部の切り込み作動の説明図である。
【図7】被覆部の剥奪作動の説明図である。
【図8】切り込み作動時におけるカッター本体の昇降速
度の変化を示す説明図である。
【図9】剥奪作動時における把持装置の進退速度の変化
を示す説明図である。
【図10】切断装置および把持装置の作動説明図であ
る。
【図11】電線切断装置の他のカッター本体を示す正面
図である。
【図12】図11におけるカッター本体の刃先の拡大図
である。
【図13】図11のC−C線断面図である。
【図14】図11のD−D線断面図である。
【図15】図11のカッター本体による被覆電線の切断
状態を示す正面図である。
【図16】図11のカッター本体による被覆電線の剥奪
状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 切断装置 2 カッター 3 駆動装置 5,5A カッター本体 7 可変速モータ(サーボモータ) 20 把持移動装置 21 把持装置 22 移動装置 27 Y軸移動装置 28 X軸移動装置 29 Z軸移動装置 45 可変速モータ(サーボモータ)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆電線を切断する一方、被覆電線を挟
    み込んでその被覆部を切り込む上下一対のカッターおよ
    びこのカッターを昇降させる駆動装置を備えた切断装置
    と、この切断装置による被覆電線の切断位置より電線送
    給方向に対して上流側および下流側の近傍位置でそれぞ
    れ被覆電線を把持する第一把持装置、第二把持装置およ
    びこれらの第一、第二把持装置をそれぞれ三次元方向に
    移動させる第一移動装置、第二移動装置を備えた第一把
    持移動装置、第二把持移動装置を設け、前記駆動装置の
    駆動源には可変速モータが用いられ、被覆電線の被覆部
    端部に切り込みを入れる際、カッターの刃先が被覆電線
    の被覆部に接触するまでの昇降速度に対し、被覆部を切
    り込む昇降速度を低速に制御することを特徴とする電線
    処理機。
  2. 【請求項2】 被覆電線を切断する一方、被覆電線を挟
    み込んでその被覆部を切り込む上下一対のカッターおよ
    びこのカッターを昇降させる駆動装置を備えた切断装置
    と、この切断装置による被覆電線の切断位置より電線送
    給方向に対して上流側および下流側の近傍位置でそれぞ
    れ被覆電線を把持する第一把持装置、第二把持装置およ
    びこれらの第一、第二把持装置をそれぞれ三次元方向に
    移動させる第一移動装置、第二移動装置を備えた第一把
    持移動装置、第二把持移動装置を設け、前記第一把持装
    置および第二把持装置を電線送給方向にそれぞれ進退さ
    せる移動装置の駆動源には可変速モータが用いられ、被
    覆電線の被覆部端部を剥奪する際、その被覆部端部から
    芯線が離脱するまでの進退速度を、離脱後の進退速度に
    対して低速に制御することを特徴とする電線処理機。
  3. 【請求項3】 前記切断装置のカッターを構成するカッ
    ター本体は、切断刃と、この切断刃に隣接して形成され
    たストリップ刃よりなる請求項1もしくは2記載の電線
    処理機。
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