JPH0531014B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、伝動用無端ベルト、特に１対のシー
ブからなるプライマリ及びセカンダリプーリに巻
掛けて用いる無段変速機用ベルトに係り、詳しく
は多数のリンクを無端状に連結してなるチエーン
式のベルトに関する。

(ロ) 従来の技術 従来、この種チエーン式ベルトは、多数のリン
ク、ピン及びＶブロツクよりなり、リンクの両端
部分に穿設した断面円形のピン孔にピンを嵌合し
て無端状に連結し、更に該リンクに、両側面が１
対のシーブと接触するようにＶ字状に形成された
Ｖブロツクが結合されて構成されている（特開昭
57−22442号公報参照）。

また、円筒形のピンに換え、互いに揺動接触し
得る１対の連結ピン部材を１個のピン孔に嵌合し
たチエーン式ベルトも案出されている（特公昭35
−14807号公報、特公昭52−35833号公報及び特公
昭58−3136号公報参照）。

(ハ) 発明が解決しようとする問題点 ところで、上述従来例のベルトは、円筒形のピ
ンを用いるものは勿論、１対の連結ピン部材を用
いるものでも、リンクとピン部材とは別体により
構成されており、従つてリンクにピン部材を嵌挿
する孔を穿設する必要がある。

このため、チエーン式ベルトのピツチＰは、ピ
ン孔の半径ａと強度上必要となるリンク端長さｂ
との和より大きくする必要があり（Ｐ＞ａ＋ｂ）、
ピツチＰを小さくすることができない。従つて、
該従来ベルトは、大きな多角形効果を発生し、伝
動速度の脈動、ベルトの振動及び騒音の発生等の
好ましくない現象を生じる。

また、Ｖブロツクにピん及び／又はピン孔を一
体に形成して、ピツチの短縮化を図つたチエーン
式ベルトも案出されている（特開昭57−12147号
広報）。

しかし、該ベルトは、プーリからの圧縮力を受
けて摩擦力によりベルト及びプーリ間に動力を受
渡すＶブロツク部材と、引張り力を受けて動力伝
達するリンク部材とを１個の部材で構成している
ため、構造が極めて複雑になると共に、ピン等を
備えたＶブロツク一体部材に複雑な力が作用し、
更にこれらＶブロツク一体部材は、横方向に極め
て抜けやすい構造になつており、ベルト走行中に
該Ｖブロツク一体部材が外れてベルトが分解し、
大きな事故を発生する虞れがあり、またＶブロツ
ク一体部材を多重に構成することができず、伝動
力及び耐久性に問題を生じる虞れがある。

そこで、本発明は、リンクとＶブロツクを別体
に構成し、かつリンクを多重に連結し得るように
構成して、強度上優れかつ小型で軽量な構造であ
りながら、ピツチの大幅な短縮化を図り、もつて
上述問題点を解消した伝動用無端ベルトを提供す
ることを目的とするものである。

(ニ) 問題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであつ
て、第１図及び第２図に示すように、リンクの両
端部に該リンク平面に垂直に突出部１，１を形成
した第１リンク２と、環状部材からなる第２リン
ク３とを備え、かつ第１リンク２の突部１が第２
リンク３の孔部５に係合するように交互に連結し
て複数列のリンクからなるリンク列６を構成す
る、更に、該リンク列６の両最外列のリンク（第
３リンク７）を挟むようにＶブロツク９を係止・
装着して構成したことを特徴とするものである。

(ホ) 作用 上述構成に基づき、プライマリプーリのシーブ
がＶブロツク９を挟圧することにより、該プーリ
からＶブロツク９に動力伝達され、更に該Ｖブロ
ツクと両最外列リンク７との係止により該Ｖブロ
ツク９から最外列リンクに動力伝達される。そし
て、該リンクから、突部１と孔部５との係合によ
り、複数列の第１リンク２及び第２リンク３に力
が分散・伝達され、更に各リンクに作用する引張
り力を介してリンク列６を動力が伝達される。そ
して、セカンダリプーリ部分において、両最外列
リンク７からＶブロツク９に動力伝達され、更に
摩擦力に基づき、該Ｖブロツク９からセカンダリ
プーリに動力伝達される。

(ヘ) 実施例 以下、図面に沿つて、本発明に係る伝動用無端
ベルトを無段変速機に用いた実施例について説明
する。

(ヘ‐1) 第１実施例 まず、第１図ないし第５図に基づき、本発明
に係る第１の実施例について説明する。

無段変速機用ベルトＢは、一連のリンク列６
及び多数のＶブロツク９からなり、更にリンク
列６は第１リンク２及び第２リンク３の２種類
からなり、更に最外列に第１リンク２を変形し
た第３リンク７が配設されてなる。第１リンク
２は、第４図に示すように、その両端部分の両
面にそれぞれリンク平面に垂直に突出して突部
１…が一体に形成されており、該突部１は円筒
形状からなると共に該円筒外側面がリンク本体
２ａの外側面と一致するように配置されてお
り、かつ該突部１の突出長さｌは該第１リンク
本体２ａの板厚ｔと略々同じか又はそれより僅
かに短かく形成されている。また、第２リンク
３は、第５図に示すように、環状部材からな
り、その両側面３ｂ，３ｂが平坦面からなると
共に中央部分に長円状の孔部５が形成されてお
り、かつ該孔部５の両端円弧面５ａ，５ａは第
１リンクの突部１と略々同一半径からなる。更
に、該第２リンク３の板厚T₁は第１リンク２
の板厚ｔの略々２倍からなり、従つて該第１リ
ンク２の突部１が第２リンク３の孔部５に両側
から係合しても、突部１同士が干渉することは
ない。また、第３のリンク７は一側面に第１の
リンク２と同様に、突部１が一体に形成されて
いると共に、他側面にはその両端部分に膨出部
１０が形成され、従つて該膨出部１０の中央部
分にはＶブロツク係合用の凹部１１が形成され
ている。

また、Ｖブロツク９は、所定肉厚の金属片か
らなるＶブロツク片１２と薄板状の係止片１３
からなる。Ｖブロツク片１２はリンク列６を受
入れる凹溝１５を有すると共に、その両側面下
部にプーリと整合するようにテーパ面１６，１
６が形成されており、更に両側上部に係止用切
欠き部１７，１７が形成されている。また、係
止片１３は板バネ材からなり、その両端が折曲
され、かつ該折曲部先端に係止爪１９，１９が
形成されている。

そして、本無段変速機用ベルトＢを組立てる
には、第３図に示すように、まずいずれか一方
の最外列第３リンク７₁を横向きにして無端状
に並べる。更に、該第３リンク７₁の上に、そ
の突部１が第２リンク３の孔部５の両端円弧部
５ａに嵌挿するようにして、１列目の第２リン
ク３₁を並べる。更に、該１列目の第２リンク
３₁の上でその孔部５に第１リンク２の突部１
が嵌挿するようにして、１列目の第１リンク２
_１を並べ、以下同様に２列目の第２リンク３₂，
…、２列目の第１リンク２₂を交互に順次並べ、
そしてｎ列目の第１リンク２ｎの上にｎ列目の
第２リンク３ｎを並べ、最後に該ｎ列目の第２
リンク３ｎの孔部５に、他方の最外列第３リン
ク７₂の突部１を係合するようにして、該第３
リンク７₂を並べ、これにより複数列のリンク
列６が構成される。

そして、該無端状のリンク列６の内径側か
ら、最外列側部リンク７₁，７₂の凹溝１１に嵌
合又は圧入するように、Ｖブロツク片１２を挿
込み、更に凹溝１１内に多重リンク列６が完全
に入つた状態で、係止片１３を外径側から被
せ、かつ該係止片１３の係止爪１９をブロツク
片１２の切欠き部１７に係止して、Ｖブロツク
９を装着すると共に、多重リンク列２がバラバ
ラに分解することを防止する。これにより、本
無段変速機用ベルトＢの組立てが完了する。

そして、本無段変速機用ベルトＢは、プライ
マリプーリとセカンダリプーリとの間に巻掛け
て用いられ、プーリのシーブがＶブロツク９を
強く挟圧することに基づくシーブとブロツク片
テーパ面１６との摩擦力により、プーリとＶブ
ロツク９との間に動力伝達され、更にブロツク
片１２が最外列リンク７の膨出部１０に当接す
ることに基づき、リンク列６に動力伝達され
る。そして更に、リンク７，２の突部１がそれ
と隣接する第２リンク３の孔部円弧面５ａ，５
ａに接合することに基づき、各リンク２，３，
７に力が分散され、かつ各リンク２，３，７に
作用する引張り力に基づき動力が伝達される。
この際、突部１と孔部円弧面５ａとの接合によ
り、各リンクは自由に屈曲し、ベルトＢはプー
リの有効径に合わせてその曲率を自由に変更し
得る。また、プーリからＶブロツク９に作用す
るベルトを挟圧する力（軸力）は、Ｖブロツク
９にて受けると同時に、該Ｖブロツク９が嵌合
しているリンク列６にても担持する。更に、プ
ーリからＶブロツク９に作用するベルト走行方
向の力（伝達トルク）は、ブロツク片１２がリ
ンク全幅に亘る凹部１１の側面にて第３リンク
７に伝達され、これにより、大きな接触面積に
より確実に動力伝達されると共に、Ｖブロツク
９が傾斜することを防止される。

なお、上述実施例は、最外列リンクにＶブロ
ツク９との係合を確実にするため、特別な第３
リンク７を用いたが、第１リンク２の突部１，
１の間にＶブロツク９を装着してもよく、従つ
て第３リンク７は必ずしも必要としない。

(へ‐2) 第２実施例 ついで、第６図及び第７図に基づき、第１実
施例のＶブロツクを一部変更した第２実施例に
ついて説明する。

本実施例によるＶブロツク９′は同様にＶブ
ロツク片１２′及び係止片１３′からなるが、第
３リンク７の凹部１１に嵌合する部分９′ａに
比して、外側即ちプーリに接触する部分９′ｂ
が幅広に構成されている。

これにより、本実施例によるベルトB₂は、
Ｖブロツク９′とプーリとの接触面が増大し、
伝達効率を向上すると共に、Ｖブロツク９′と
第３リンク７との係合を更に確実にし、Ｖブロ
ツク９′に大きなモーメントが作用しても、Ｖ
ブロツク９′がリンク列６に対して傾斜するこ
とを確実に防止して安定した動力伝達を行うこ
とができる。

(ヘ‐3) 第３実施例 次に、第８図及び第９図に基づき、上述第２
実施例を更に変更した第３実施例について説明
する。

本実施例による無段変速機用ベルトB₃は、
第２実施例のベルトB₂において、Ｖブロツク
９′の間にも別の第2Vブロツク２０を装着した
ものである。即ち、第2Vブロツク２０は、Ｖ
ブロツク片２１及び係止片２２からなり、該Ｖ
ブロツク片２１はＶブロツク９′のブロツク片
１２′と外郭寸法は同一に設定されているが、
リンク列６を受入る凹溝２５の幅寸法がリンク
７の膨出部１０の高さだけ大きく形成されてい
る。そして、リンク列６及びＶブロツク９′を
組立てた後、即ち第２実施例のベルトB₂の状
態で、第2Vブロツク２０のブロツク片２１を
Ｖブロツク９′の間に挿入し、かつ係止片２２
にて係止・固定して組立てられる。

これにより、本ベルトB₂は、プーリのシー
ブとの接触面積が大幅に増大し、滑りを減少す
ると共に伝達トルクを増大することができる。
更に、Ｖブロツク９′，２０は互いに接触する
ように密接して配設されているので、伝達動力
はリンク列６に作用する引張り力ばかりでな
く、各ブロツク９′，２０に直接作用する押圧
力によつても分担することができ、伝達力を飛
躍的に増大することができると共に、各ブロツ
ク９′，２０が傾斜することが防止され、確実
かつ滑らかに動力伝達することができる。

(ヘ‐4) 第４実施例 次に、第１０図に基づき、本発明の他の実施
例について説明する。

本実施例によるベルトB₄も、第１リンク２、
第２リンク３及び第３リンク７からなる。そし
て、第１リンク２は、ａに示すように、その両
端両側面に、外周面１′ａが円弧面からなると
共に内周面１′ｂが転ろがり面１′ｂからなる突
部１′，１′が一体に形成されており、かつ該転
ろがり面１′ｂは上部（外径側）が曲面a′から
なると共に下部が略直線面ｂからなる。また、
第２リンク３は、ｂに示すように、略々矩形状
からなる孔部５′を有し、該孔部５′の両端部は
転ろがり面５′ａにより構成され、該転ろがり
面５′ａの上部（外径側）は左右外方に拡がる
曲面ｃからなると共に下部が（内径側）略直線
面ｄからなる。更に、第３リンク７は、ｃ及び
ｄに示すように、その一側に第１リンク２と同
様な突部１′，１′が形成されており、また他側
にＶブロツク係合用の凹部１１及び膨出部１０
が形成されている。

そしてｅに示すように、第２リンク３の孔部
５′に、隣接する２個の第１リンク２，２の突
部１′，１′が嵌合して、第１実施例で述べたよ
うに、無端状のリンク列が構成され、更にＶブ
ロツクが第３リンク７の凹部１１に嵌合・固定
して、ＶベルトB₄が構成される。この際、第
１リンク突部１の転ろがり面１′ｂが第２リン
ク孔５′の転ろがり面５′ａに接合して互に連結
する。

これにより、第１リンク２（第３リンク７も
同様）と第２リンク３との屈曲は両転ろがり面
１′ｂ，５′ａによる転ろがり接触により行わ
れ、該屈曲に伴う摩擦損失を減少して伝達効率
を向上できる。

更に、両転ろがり面１′ｂ及び５′ａは、その
上部が共に曲面ａ，ｃからなり、プーリ巻付き
時のベルト湾曲に際しては、滑らかにかつプー
リ径に対応して大きく屈曲できるものでありな
がら、その下部は略直線面ｂ，ｄからなり、プ
ーリに巻き付いていない直線状部分即ちベルト
B₄に大きな引張り力が作用している部分では、
該略直線面ｂ，ｄからなる大きな接触面積によ
り上記引張り力を受け、伝達トルクを増大する
と共に耐久性を向上する。

(ヘ‐5) その他の実施例 上述実施例は、第１リンク２及び第２リンク
３の長さを同一にして、同一ピツチにてベルト
を構成しているが、第２リンク３の長さを第１
リンク１に比して短かく構成し、ピツチに変化
をもたせるように構成してもよい。

これにより、ベルトＢがプーリに進入・当接
する周期を変化すると共に、多角形効果の脈動
周期を変化して、騒音及び振動の周波数を分散
することができ、騒音及び振動を更に低下する
ことができる。

(ト) 発明の効果 以上説明したように、本発明によると、第１リ
ンク２はリンク本体２ａに一体に突部１，１′を
形成してなるので、従来必要とされたピン孔が不
要となり、リンク自体の強度を向上すると共に、
リンク端寸法を小さくでき、また第２リンク３は
孔部５，５′が１つからなる環状部材からなり、
強度を低下することなくピツチを短かく構成で
き、これに起因して従来のチエーン式ベルトに比
して大幅にピツチを短縮でき、多角形効果による
悪影響を減少して、円滑な動力伝達を行うことが
可能となる。

また、リンク列６とＶブロツク９，９′とが別
体に構成されているので、構造が極めて簡単にな
ると共に、各部材に作用する力が単純化され、耐
久性を大幅に向上することができるものでありな
がら、リンク列６の多乗列数は任意に変更でき、
必要伝達動力に応じて容易に対応することができ
る。更に、リンク列６はＶブロツク９，９′の係
止・装着により分解しないように保持されるの
で、Ｖブロツクはプーリとの動力伝達ばかりでな
くリンク列６の保持機能をも兼用しており、特別
なリンク列保持手段を必要としないものでありな
がら、リンク２，３が運転中に横方向又は上下方
向に抜けてリンク列が分解することを確実に防止
できて安全である。更に、Ｖブロツク９，９′は
リンク列６に嵌合しているので、プーリから作用
するベルトを挟圧する力（軸力）は、Ｖブロツク
だけでなくリンク列６にても担持できる。従つ
て、これらに起因して、堅牢で分解・破損するこ
とがなく、かつ耐必性に優れていると共に、伝達
性能も優れている伝達用Ｖ無端ベルトＢを得るこ
とができる。

更に、第１リンク２及び第２リンク３、更にＶ
ブロツク９，９′は、すべて単純な構造からなり、
伝動用無端ベルトＢの小型化及び軽量化を図るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る第１実施例を示す斜視
図、第２図は一部断面した正面図、第３図は第２
図−線による断面図、第４図は第１リンクを
示す図で、ａは正面図、ｂは平面図、ｃは側面図
であり、また第５図は第２リンクを示す図で、ａ
は正面図、ｂは平面図、ｃは側面図である。第６
図は第１実施例を一部変更した第２実施例を示す
一部断面した正面図、第７図は第６図−によ
る断面図である。第８図は第２実施例を一部変更
した第３実施例を示す一部断面した正面図、第９
図は第８図−線による断面図である。そし
て、第１０図は本発明の他の実施例を示すもの
で、ａは第１リンクを示す正面図、ｂは第２リン
クを示す正面図、ｃは第３リンクを示す平面図、
ｄはその正面図、ｅは第１リンクと第２リンクの
係合状態を示す正面図である。 １，１′……突部、１′ｂ……転ろがり面、２…
…第１リンク、３……第２リンク、５，５′……
孔部、５′ａ……転ろがり面、６……リンク列、
７……最外列リンク（第３リンク）、９，９′……
Ｖブロツク、１１……凹部、１２，１２′……Ｖ
ブロツク片、１３，１３′……係止片、２０……
Ｖブロツク、Ｂ，B₂，B₃，B₄……伝動用無端ベ
ルト、ａ，ｃ……曲面、ｂ，ｄ……略直線面。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 多数のリンクからなるリンク列及び該リンク
   列に固定されるＶブロツクを備えた伝動用無端ベ
   ルトであつて、 前記リンクがリンクの両端部に該リンク平面に
   垂直に突出する突部を一体に形成した第１リンク
   と、環状部材からなる第２リンクとを備え、かつ
   第１リンクの突部が第２リンクの孔部に係合する
   ように交互に連結して複数列のリンクからなるリ
   ンク列を構成し、更に該リンク列の両最外列のリ
   ンクを挟むようにＶブロツクを係止・装着して構
   成した伝動用無端ベルト。 ２ 前記最外列のリンクがその外側面にＶブロツ
   ク係合用の凹部を有するリンクである特許請求の
   範囲第１項記載の伝動用無端ベルト。 ３ 前記Ｖブロツクが前記Ｖブロツク係合用凹部
   に嵌合する部分に比して、プーリに接触する部分
   が幅広に構成されている特許請求の範囲第２項記
   載の伝動用無端ベルト。 ４ 前記リンク列に係止・装着されたＶブロツク
   の間に別のＶブロツクを嵌挿して、Ｖブロツクが
   互いに密接するように連続配置してなる特許請求
   の範囲第１項ないし第３項のいずれか１項記載の
   伝動用無端ベルト。 ５ 前記第１リンクの突部及び第２リンクの孔部
   がそれぞれ転ろがり面を有し、これら転ろがり面
   が接触するように互に連結してなる特許請求の範
   囲第１項記載の伝動用無端ベルト。 ６ 前記第１リンク突部及び第２リンク孔部の転
   ろがり面の内径側が略直線面からなる特許請求の
   範囲第５項記載の伝動用無端ベルト。 ７ 前記第１リンクと第２リンクとのピツチが異
   なるように構成した特許請求の範囲第１項記載の
   伝動用無端ベルト。