JPH0530982U - 自動販売機の商品展示室装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 展示商品や広告等を引き立たせ、宣伝効果を
発揮するようにした自動販売機の商品展示室装置を提供
する。 【構成】 扉2 の内面に形成された商品展示室4 に設け
られ展示商品7 を配列する展示商品台13と、展示商品7
を照射するように配置された蛍光灯12、15と、蛍光灯12
の前方に配置された広告等を表示した電照板11と、電照
板11の両側又は片側に設けられた鏡面板14を具備してい
る。前記鏡面板14は展示商品7 の配列方向と傾斜して交
わっており、その傾斜角度は45±5 度となるようにして
いる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は自動販売機の商品展示室装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の自動販売機の商品展示室装置の一例を図面を参照して説明する。図６は 自動販売機の商品展示室装置の外観斜視図、図７は図６において扉を開いた状態 を示す外観斜視図である。

【０００３】 図において、1 は自動販売機の本体、2 は本体1 の前面に位置する扉で、一側 を蝶番3 によって本体1 に回動可能に取付けられている。扉2 の内面には片開き 可能に背面板8 が設けられており、扉2 と背面板8 によって商品展示室4 が形成 されている。扉2 の表面の上半分は印刷等により商品ブランド名の広告などを記 載し、下半分は透明な電照板5 が設けられている。背面板8 には扉2 の前記上半 分に対向する位置に蛍光灯6 が、また前記下半分には展示商品7 が配置されてい る。

【０００４】 本体1 に通電し、蛍光灯6 が点灯すると、電照板5 に印刷された広告等と展示 商品7 が明るく照らされるようになっている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、前記した商品展示室装置では、単に蛍光灯の光により商品や表 示事項が照射されるのみで、いわゆる顧客吸引力が乏しく、商品の販売効率が上 がらないという欠点があった。 本考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、展示商品や広告を引き立たせ、 宣伝効果を発揮するようにした自動販売機の商品展示室装置を提供することを目 的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る自動販売機の商品展示室装置は、自動販売機本体の前面に取付け られた扉と、扉の内面に設けられた背面板によって形成された商品展示室に設け られ、展示商品を配列する展示商品台と、配列された展示商品を照射すべく配置 された蛍光灯と、蛍光灯の前方に配置され広告等を表示した電照板と、電照板の 両側又は片側に設けられ展示商品の配列方向と傾斜して交わる鏡面板とを具備し たことを特徴としている。

【０００７】

【実施例】

以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。図１は本考案装置の外観斜 視図、図２は図１のA-A 線断面図、図３は図１のB-B 線断面図、図４は図１のC -C線断面図、図５は本考案装置の要部の正面図である。従来技術と同一の部分は 同一の符号で示している。

【０００８】 本考案装置10は扉2 と扉2 の内面に設けられた背面板8 によって形成された商 品展示室4 に設けられ、電照板11と、上部蛍光灯12と、展示商品台13と、鏡面板 14と、下部蛍光灯15を具備している。電照板11はアクリル樹脂からなる透明板の 4 辺を折り曲げて角皿状に成型したもので、その表面又は裏面には商品のブラン ド名の広告等11A が表示されている。なお電照板11は不透明板でもよく、この場 合には表面に広告等11B が表示される。

【０００９】 上部蛍光灯12は電照板11の後方に設けられ、3 方を前記電照板11に囲まれて背 面板8 に取付けられている。展示商品台13は複数個の展示商品7 を配列するもの で、不透明板又は透明板で形成されている。不透明板の場合には図外の透孔が複 数個開設されている。展示商品7 は図外のホルダにより展示商品台13または背面 板8 に固定されている。

【００１０】 鏡面板14は片面に鏡面が形成された平面板で、その後端部が電照板11の端部に 接しており、前記鏡面が展示商品7 の配列方向と傾斜して交わるように配置され 、その前端部が取付具を介して扉2 に取付けられている。前記鏡面板14の傾斜角 度は展示商品7 の配列方向に対して45±5 度に設定されている。下部蛍光灯15は 展示商品台13の下部に設けられており、展示商品7 や電照板11を下方より照射す るように配置されている。つぎに本考案装置の動作を説明する。

【００１１】 昼間において、上部蛍光灯12、下部蛍光灯15を消灯していても、電照板11に表 示された広告11A 、11B や展示商品7 は鏡面板14に立体的に写し出される( 図５ 参照) 。夜間においては、上部蛍光灯12、下部蛍光灯15が点灯するので、広告11 A 、11B や展示商品7 を照射する。そして顧客が商品展示室4 を見る角度によっ て鏡面板14には異なった数及び間隔をもった展示商品像7Aが立体的に明るく写し 出される。

【００１２】 また鏡面板14の傾斜角度を45±5 度に配置しておくと、商品購入時顧客は本体 1 の正面に位置するので、両側面に展示商品像7Aが奥行方向にほぼ垂直に写し出 される。従って、従来に比べて目新しく、顧客吸引力が増大する。

【００１３】 なお本実施例において、鏡面板は左右に設けるものとしたが、片側のみに設け てもよい。また上部蛍光灯12、下部蛍光灯15は展示商品7 を照射するように設け ればよく、その設置位置は本実施例に限るものではない。

【００１４】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案に係る自動販売機の商品展示室装置は、展示商品 台と、蛍光灯と、電照板と、鏡面板を具備しており、鏡面板は展示商品の配列方 向に対して45±5 度の傾斜角を有するように電照板の両側又は片側に設けられて いる。従って、顧客が本考案装置を見る角度によって展示商品が多様に写し出さ れるので、目新しく、顧客吸引力を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る図面であって、本考案装置の外観
斜視図である。

【図２】本考案に係る図面であって、図１のA-A 線断面
図である。

【図３】本考案に係る図面であって、図１のB-B 線断面
図である。

【図４】本考案に係る図面であって、図１のC -C線断面
図である。

【図５】本考案に係る図面であって、本考案装置の要部
の正面図である

【図６】従来技術に係る図面であって、自動販売機の商
品展示室装置の外観斜視図である。

【図７】従来技術に係る図面であって、図６において扉
を開いた状態を示す外観斜視図である。

【符号の説明】

1 本体 2 扉 4 商品展示室 7 展示商品 7A 展示商品像 10 商品展示室装置 11 電照板 12 蛍光灯 13 展示商品台 14 鏡面板

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動販売機本体の前面に取付けられた扉
   と、扉の内面に設けられた背面板によって形成された商
   品展示室に設けられ、展示商品を配列する展示商品台
   と、配列された展示商品を照射すべく配置された蛍光灯
   と、蛍光灯の前方に配置され広告等を表示した電照板
   と、電照板の両側又は片側に設けられ展示商品の配列方
   向と傾斜して交わる鏡面板とを具備したことを特徴とす
   る自動販売機の商品展示室装置。
2. 【請求項２】 前記鏡面板は展示商品の配列方向と交わ
   る傾斜角度が45±5度である請求項1 記載の自動販売機
   の商品展示室装置。