JPH05309415A - 線材の巻取り装置 - Google Patents
線材の巻取り装置Info
- Publication number
- JPH05309415A JPH05309415A JP14479492A JP14479492A JPH05309415A JP H05309415 A JPH05309415 A JP H05309415A JP 14479492 A JP14479492 A JP 14479492A JP 14479492 A JP14479492 A JP 14479492A JP H05309415 A JPH05309415 A JP H05309415A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire rod
- winding
- wire
- drum
- winding drum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
- Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 線材を巻取りドラムに巻取った後にドラムを
取り外してタイトコイル状にし、このタイトコイル状の
線材を内側部から送り出す時に縺れが生じないようにす
る。 【構成】 モータ4を駆動してスライダ6を巻取りドラ
ムDの胴部15の最も細い部分に位置させ、ガイドプー
リ10及び曲げロール11を通して、線材Wに巻取りド
ラムDに対する巻付き径を拡大する方向の弾性歪を与え
つつ巻取る。このとき巻取りドラムDの胴部15に沿っ
てトラバースしながら、また胴部15テーパ及び巻太り
径に応じて支持ブロック7を径方向にトラバースさせつ
つ巻き取る。
取り外してタイトコイル状にし、このタイトコイル状の
線材を内側部から送り出す時に縺れが生じないようにす
る。 【構成】 モータ4を駆動してスライダ6を巻取りドラ
ムDの胴部15の最も細い部分に位置させ、ガイドプー
リ10及び曲げロール11を通して、線材Wに巻取りド
ラムDに対する巻付き径を拡大する方向の弾性歪を与え
つつ巻取る。このとき巻取りドラムDの胴部15に沿っ
てトラバースしながら、また胴部15テーパ及び巻太り
径に応じて支持ブロック7を径方向にトラバースさせつ
つ巻き取る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤ等の線材をタイト
コイル状に巻取る装置に関する。
コイル状に巻取る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】線材を巻取りドラムに巻取った後に、巻
取りドラムを引く抜いて線材のみを取り出す際に、線材
をドラムに巻かれたままの状態つまりタイトコイル状に
して取り出すことができるように、線材に弾性歪を付与
しつつ巻取る装置が実開平1−177011号公報、特
開昭51−146355号公報等に開示されている。
取りドラムを引く抜いて線材のみを取り出す際に、線材
をドラムに巻かれたままの状態つまりタイトコイル状に
して取り出すことができるように、線材に弾性歪を付与
しつつ巻取る装置が実開平1−177011号公報、特
開昭51−146355号公報等に開示されている。
【0003】上記先行技術の装置の概略は図4に示すよ
うに、ダイス100から出た線材Wを巻取りドラム10
1に巻取るにあたり、固定のガイドロール102および
可動のガイドロール103により、巻取りドラム101
に対する巻付き径を縮小する方向の弾性歪を線材Wに与
え、図5(a)および(b)に示すように、巻取りドラ
ム101に線材Wを巻取った後にドラム101の下フラ
ンジ104を外し、上フランジ105とともに胴部10
6を引き抜き、線材Wを巻取り形状を維持したまま送り
出しに供するようにしている。
うに、ダイス100から出た線材Wを巻取りドラム10
1に巻取るにあたり、固定のガイドロール102および
可動のガイドロール103により、巻取りドラム101
に対する巻付き径を縮小する方向の弾性歪を線材Wに与
え、図5(a)および(b)に示すように、巻取りドラ
ム101に線材Wを巻取った後にドラム101の下フラ
ンジ104を外し、上フランジ105とともに胴部10
6を引き抜き、線材Wを巻取り形状を維持したまま送り
出しに供するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5(c)は線材Wの
送り出し状態を示した図であり、従来にあっては前記し
たように線材Wに縮径方向の弾性歪を付与しつつ巻取る
ようにしているので、線材Wを送り出している時に、内
側の線材が径方向内方に崩れ、縺れてしまうことがあ
る。
送り出し状態を示した図であり、従来にあっては前記し
たように線材Wに縮径方向の弾性歪を付与しつつ巻取る
ようにしているので、線材Wを送り出している時に、内
側の線材が径方向内方に崩れ、縺れてしまうことがあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、ガイド部材によって線材に巻取りドラムに対す
る巻付き径を縮小する方向の弾性歪を与えつつ巻取りド
ラムに巻取るようにした巻取り装置に、前記ガイド部材
とは逆方向の弾性歪を線材に与える曲げロールを設け
た。
発明は、ガイド部材によって線材に巻取りドラムに対す
る巻付き径を縮小する方向の弾性歪を与えつつ巻取りド
ラムに巻取るようにした巻取り装置に、前記ガイド部材
とは逆方向の弾性歪を線材に与える曲げロールを設け
た。
【0006】
【作用】巻取りドラムに巻取られた線材のうち少なくと
も内周部分(巻始めの部分)に該当する線材には、曲げ
ロールによって外側に広がる弾性歪が付与される。
も内周部分(巻始めの部分)に該当する線材には、曲げ
ロールによって外側に広がる弾性歪が付与される。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係る線材の巻取り装
置の平面図、図2は図1のA矢示方向拡大図である。
説明する。ここで、図1は本発明に係る線材の巻取り装
置の平面図、図2は図1のA矢示方向拡大図である。
【0008】巻取り装置は巻取りドラムDの近傍にベー
ス1を配置し、このベース1に巻取りドラムDの軸と平
行なレール2を設け、このレール2にスライダ3を係合
し、またスライダ3にはレール2と平行でモータ4にて
回転せしめられるスクリューシャフト5を螺合し、モー
タ4の駆動でスライダ3が巻取りドラムDの軸方向に往
復動するようにしている。
ス1を配置し、このベース1に巻取りドラムDの軸と平
行なレール2を設け、このレール2にスライダ3を係合
し、またスライダ3にはレール2と平行でモータ4にて
回転せしめられるスクリューシャフト5を螺合し、モー
タ4の駆動でスライダ3が巻取りドラムDの軸方向に往
復動するようにしている。
【0009】また、スライダ3には巻取りドラムDの径
方向と平行なレール6を設け、このレール6に支持ブロ
ック7を係合し、この支持ブロック7にレール6と平行
でモータ8にて回転せしめられるスクリューシャフト9
を螺合し、モータ8の駆動で支持ブロック7が巻取りド
ラムDの径方向に往復動するようにしている。
方向と平行なレール6を設け、このレール6に支持ブロ
ック7を係合し、この支持ブロック7にレール6と平行
でモータ8にて回転せしめられるスクリューシャフト9
を螺合し、モータ8の駆動で支持ブロック7が巻取りド
ラムDの径方向に往復動するようにしている。
【0010】そして、支持ブロック7にはガイド部材と
してのガイドプーリ10と曲げロール11を回転可能に
取り付けている。ガードプーリ10は線材Wに巻取りド
ラムDに対する巻付き径を縮小する方向の弾性歪を与
え、曲げロール11はガイドプーリ10とは逆方向の弾
性歪を線材Wに与える。
してのガイドプーリ10と曲げロール11を回転可能に
取り付けている。ガードプーリ10は線材Wに巻取りド
ラムDに対する巻付き径を縮小する方向の弾性歪を与
え、曲げロール11はガイドプーリ10とは逆方向の弾
性歪を線材Wに与える。
【0011】ここで、図2に示すように実施例ではガイ
ドプーリ10と曲げロール11との位置関係を固定し、
線材Wに加えられる加工量(補正量)eが一定となるよ
うにしている。このようにすることで、巻取った線材W
を巻取りドラムDから外して送り出す場合に安定して且
つ高速で送り出すことができる。
ドプーリ10と曲げロール11との位置関係を固定し、
線材Wに加えられる加工量(補正量)eが一定となるよ
うにしている。このようにすることで、巻取った線材W
を巻取りドラムDから外して送り出す場合に安定して且
つ高速で送り出すことができる。
【0012】尚、ガイドプーリ10と曲げロール11と
の位置関係を相対的に変化させて加工量eを調整するよ
うにしてもよい。このようにすることで、線材Wの種類
等に応じて弾性歪の量を変化させることができる。また
弾性歪の量は線材の径方向位置に応じて変化させるよう
にしてもよい。
の位置関係を相対的に変化させて加工量eを調整するよ
うにしてもよい。このようにすることで、線材Wの種類
等に応じて弾性歪の量を変化させることができる。また
弾性歪の量は線材の径方向位置に応じて変化させるよう
にしてもよい。
【0013】また、モータ12によって回転せしめられ
る巻取りドラムDは、フランジ13,14およびこれら
フランジ間に設けられる胴部15からなり、胴部15に
ついては引抜きやすいようにテーパ状としている。更
に、本願の巻取り装置の上流側にはダンサープーリ16
を配置し、このダンサープーリ16により巻取りドラム
Dに巻かれる線材の巻径に拘らず、一定速度で線材Wを
ダイス等から引き出すようにしている。
る巻取りドラムDは、フランジ13,14およびこれら
フランジ間に設けられる胴部15からなり、胴部15に
ついては引抜きやすいようにテーパ状としている。更
に、本願の巻取り装置の上流側にはダンサープーリ16
を配置し、このダンサープーリ16により巻取りドラム
Dに巻かれる線材の巻径に拘らず、一定速度で線材Wを
ダイス等から引き出すようにしている。
【0014】以上において、巻取りドラムDに線材Wを
巻取るには、図1において、モータ4を駆動してスライ
ダ6を巻取りドラムDの胴部15の最も細い部分に位置
させ、ガイドプーリ10及び曲げロール11を通して、
線材Wに巻取りドラムDに対する巻付き径を拡大する方
向の弾性歪を与えつつ巻取る。このとき巻取りドラムD
の胴部15に沿ってトラバースしながら巻き取るように
モータ4によってスライダ6を上下に往復動させながら
行なう。
巻取るには、図1において、モータ4を駆動してスライ
ダ6を巻取りドラムDの胴部15の最も細い部分に位置
させ、ガイドプーリ10及び曲げロール11を通して、
線材Wに巻取りドラムDに対する巻付き径を拡大する方
向の弾性歪を与えつつ巻取る。このとき巻取りドラムD
の胴部15に沿ってトラバースしながら巻き取るように
モータ4によってスライダ6を上下に往復動させながら
行なう。
【0015】また、胴部15はテーパ状をなしているの
で、ドラムの軸方向位置によって巻径が異なる。このた
め、スライダ3を軸に沿って往復動させるとともにモー
タ8により支持ブロック7を径方向に移動させつつ巻き
取る。また巻太り径に応じて同様に支持ブロック7を径
方向にトラバースさせる。
で、ドラムの軸方向位置によって巻径が異なる。このた
め、スライダ3を軸に沿って往復動させるとともにモー
タ8により支持ブロック7を径方向に移動させつつ巻き
取る。また巻太り径に応じて同様に支持ブロック7を径
方向にトラバースさせる。
【0016】図3は別実施例の要部を示す図であり、こ
の実施例にあっては支持ブロック7の進退方向を前記実
施例と90°異ならせている。また、実施例にあっては
ガイドプーリの下流側に曲げロールを配置したが、ガイ
ドプーリの上流側に配置してもよい。また、ガイドプー
リをロール状にし、曲げロールをプーリにしてもよい。
更に、実施例にあっては巻取りドラムDを回転させるよ
うにしたが、巻取りドラムDを固定し、この周囲に線材
Wを回転させて巻き取るようにしてもよい。
の実施例にあっては支持ブロック7の進退方向を前記実
施例と90°異ならせている。また、実施例にあっては
ガイドプーリの下流側に曲げロールを配置したが、ガイ
ドプーリの上流側に配置してもよい。また、ガイドプー
リをロール状にし、曲げロールをプーリにしてもよい。
更に、実施例にあっては巻取りドラムDを回転させるよ
うにしたが、巻取りドラムDを固定し、この周囲に線材
Wを回転させて巻き取るようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
ガイド部材によって線材に巻取りドラムに対する巻付き
径を縮小する方向の弾性歪を与えつつ巻取りドラムにタ
イトコイル状に巻取るようにした巻取り装置に、前記ガ
イド部材とは逆方向の弾性歪を線材に与える曲げロール
を設けたので、ドラムから取り外した状態のタイトコイ
ルから線材を送り出す際に、内周部分の線材は曲げロー
ルによって付与された弾性歪みによって径方向外方に広
がる傾向にあるので、線材が径方向内方に崩れて縺れる
ことがない。
ガイド部材によって線材に巻取りドラムに対する巻付き
径を縮小する方向の弾性歪を与えつつ巻取りドラムにタ
イトコイル状に巻取るようにした巻取り装置に、前記ガ
イド部材とは逆方向の弾性歪を線材に与える曲げロール
を設けたので、ドラムから取り外した状態のタイトコイ
ルから線材を送り出す際に、内周部分の線材は曲げロー
ルによって付与された弾性歪みによって径方向外方に広
がる傾向にあるので、線材が径方向内方に崩れて縺れる
ことがない。
【図1】本発明に係る線材の巻取り装置の平面図
【図2】図1のA矢示方向拡大図
【図3】別実施例の要部を示す図
【図4】従来の巻取り装置の概略図
【図5】(a)は巻取りドラムに線材を巻取った状態の
断面図、(b)は巻取りドラムを分解して引抜いている
状態の断面図、(c)は線材が縺れている状態を示す断
面図
断面図、(b)は巻取りドラムを分解して引抜いている
状態の断面図、(c)は線材が縺れている状態を示す断
面図
1…ベース、3…スライダ、5,9…スクリューシャフ
ト、7…支持ブロック、10…ガイドプーリ、11…曲
げロール、D…巻取りドラム、W…線材。
ト、7…支持ブロック、10…ガイドプーリ、11…曲
げロール、D…巻取りドラム、W…線材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真崎 義治 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日立 電線株式会社豊浦工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 ガイド部材によって線材に巻取りドラム
に対する巻付き径を縮小する方向の弾性歪を与えつつ巻
取りドラムに巻取るようにした巻取り装置において、こ
の巻取り装置は前記ガイド部材とは逆方向の弾性歪を線
材に与える曲げロールを備えていることを特徴とする線
材の巻取り装置。 - 【請求項2】 前記ガイド部材と曲げロールは一体的に
若しくは独立して巻取りドラムに対し相対的に位置調整
可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の線
材の巻取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14479492A JPH05309415A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 線材の巻取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14479492A JPH05309415A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 線材の巻取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05309415A true JPH05309415A (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=15370613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14479492A Withdrawn JPH05309415A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 線材の巻取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05309415A (ja) |
-
1992
- 1992-05-11 JP JP14479492A patent/JPH05309415A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990803 |