JPH05309344A - ゴルフボールの選別方法 - Google Patents
ゴルフボールの選別方法Info
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- JPH05309344A JPH05309344A JP3108382A JP10838291A JPH05309344A JP H05309344 A JPH05309344 A JP H05309344A JP 3108382 A JP3108382 A JP 3108382A JP 10838291 A JP10838291 A JP 10838291A JP H05309344 A JPH05309344 A JP H05309344A
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- JP
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- golf ball
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単かつ確実にゴルフボールを選別すること
を可能とする。 【構成】 ゴルフボールを所定高さから固体表面に落下
させ、その衝突音を収音する。衝突時から1〜3msec経
過後、サンプリングを開始する。サンプリングした衝突
音を、 2.5〜 5.0KHzの周波数範囲で周波数分解し
て、周波数分解した値のピーク値を検出する。予め設定
した基準値と、ピーク値と、を比較し、ゴルフボール5
の種類を判別する。
を可能とする。 【構成】 ゴルフボールを所定高さから固体表面に落下
させ、その衝突音を収音する。衝突時から1〜3msec経
過後、サンプリングを開始する。サンプリングした衝突
音を、 2.5〜 5.0KHzの周波数範囲で周波数分解し
て、周波数分解した値のピーク値を検出する。予め設定
した基準値と、ピーク値と、を比較し、ゴルフボール5
の種類を判別する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴルフボールの選別方法
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフボールの生産工程において、異種
のゴルフボールが混ざる場合があるので、ゴルフボール
を選別する必要があった。
のゴルフボールが混ざる場合があるので、ゴルフボール
を選別する必要があった。
【0003】しかして、従来のゴルフボールの選別方法
としては、ゴルフボールを超音波発振器と受信器との間
にはさみ、超音波の透過強度でゴルフボールの判別を行
う方法が知られていた。
としては、ゴルフボールを超音波発振器と受信器との間
にはさみ、超音波の透過強度でゴルフボールの判別を行
う方法が知られていた。
【0004】上述の従来の方法では、ゴルフボールをセ
ットするのに時間が掛かり、生産ラインの全数検査に適
用が難しく、さらに、最近のゴルフ練習場では、練習す
る人のニーズに合わせ構造の異なる数種類のボールを置
くことが多く、このような場合、異なる種類のゴルフボ
ールが混入し、種類別に選別しなければならず、上述の
装置を使用した従来の選別方法では、全く対応すること
ができなかった。
ットするのに時間が掛かり、生産ラインの全数検査に適
用が難しく、さらに、最近のゴルフ練習場では、練習す
る人のニーズに合わせ構造の異なる数種類のボールを置
くことが多く、このような場合、異なる種類のゴルフボ
ールが混入し、種類別に選別しなければならず、上述の
装置を使用した従来の選別方法では、全く対応すること
ができなかった。
【0005】そこで、本発明者は、特願平1− 30845号
(特開平2−211283号)に於て、このような問題を解決
する方法を提案した。
(特開平2−211283号)に於て、このような問題を解決
する方法を提案した。
【0006】即ち、その提案発明は、ゴルフボールを固
体表面に衝突させ、このとき発生する衝突音を所定の周
波数範囲で周波数分解し、該周波数範囲に対応する予め
設定した選別基準値と、上記衝突音の測定値との大小
を、比較することにより、ゴルフボールの種類を判別す
る方法である。
体表面に衝突させ、このとき発生する衝突音を所定の周
波数範囲で周波数分解し、該周波数範囲に対応する予め
設定した選別基準値と、上記衝突音の測定値との大小
を、比較することにより、ゴルフボールの種類を判別す
る方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、発明者がその
後、上記方法を実験し、その判別結果を確認したとこ
ろ、たまに誤作を発生することに気付いた。
後、上記方法を実験し、その判別結果を確認したとこ
ろ、たまに誤作を発生することに気付いた。
【0008】そこで、多大の試行錯誤を繰返した結果、
次のことが明らかとなった。
次のことが明らかとなった。
【0009】即ち、上記提案発明の方法に於て、衝突音
の収音サンプリングは、衝突時から開始していたが、衝
突時───ゴルフボールが固体表面に接触している瞬間
───の音は、極めて大であり、ゴルフボールの種類に
よって、明確に大小の判別が難しいことが分かった。
の収音サンプリングは、衝突時から開始していたが、衝
突時───ゴルフボールが固体表面に接触している瞬間
───の音は、極めて大であり、ゴルフボールの種類に
よって、明確に大小の判別が難しいことが分かった。
【0010】さらに、ゴルフボールが固体表面から離れ
た直後の音の方が、ゴルフボールの種類に応じて、明確
な変化を呈することが、判明した。
た直後の音の方が、ゴルフボールの種類に応じて、明確
な変化を呈することが、判明した。
【0011】言い換えれば、前者の音(固体表面に接触
している間の音)は、いわば“雑音”であると考えた方
が、一層高精度の(誤差の小さい)ゴルフボールの選別
ができることが分かった。
している間の音)は、いわば“雑音”であると考えた方
が、一層高精度の(誤差の小さい)ゴルフボールの選別
ができることが分かった。
【0012】そこで、本発明では、一層高精度に種類の
異なるゴルフボールを選別することができるゴルフボー
ル選別方法を提供することを目的とする。
異なるゴルフボールを選別することができるゴルフボー
ル選別方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る一のゴルフボールの選別方法は、所
定高さのゴルフボールを落下させて固体表面に衝突さ
せ、衝突音を収音し、衝突時から1〜3msec経過後、サ
ンプリングを開始し、そのサンプリングした衝突音を、
2.5〜 5.0KHzの周波数範囲で周波数分解して、周波
数分解した値のピーク値を検出し、該ピーク値と、上記
周波数範囲において予め設定した基準値と、を比較する
ことによってゴルフボールの種類を判別するものであ
る。
めに、本発明に係る一のゴルフボールの選別方法は、所
定高さのゴルフボールを落下させて固体表面に衝突さ
せ、衝突音を収音し、衝突時から1〜3msec経過後、サ
ンプリングを開始し、そのサンプリングした衝突音を、
2.5〜 5.0KHzの周波数範囲で周波数分解して、周波
数分解した値のピーク値を検出し、該ピーク値と、上記
周波数範囲において予め設定した基準値と、を比較する
ことによってゴルフボールの種類を判別するものであ
る。
【0014】また、本発明に係る他のゴルフボールの選
別方法は、所定高さのゴルフボールを落下させて固体表
面に衝突させ、衝突音を収音し、衝突時から1〜3msec
経過後、サンプリングを開始し、そのサンプリングした
衝突音を、 2.5〜 5.0KHzの周波数範囲で周波数分解
して、周波数分解した値のピーク値における周波数値を
検出し、該周波数値と、上記周波数範囲において予め設
定した基準周波数と、を比較することによって、ゴルフ
ボールの種類を判別するものである。
別方法は、所定高さのゴルフボールを落下させて固体表
面に衝突させ、衝突音を収音し、衝突時から1〜3msec
経過後、サンプリングを開始し、そのサンプリングした
衝突音を、 2.5〜 5.0KHzの周波数範囲で周波数分解
して、周波数分解した値のピーク値における周波数値を
検出し、該周波数値と、上記周波数範囲において予め設
定した基準周波数と、を比較することによって、ゴルフ
ボールの種類を判別するものである。
【0015】
【作用】ゴルフボールを固体表面に衝突させて生じる衝
突音には、減衰しやすい音と減衰しにくい音とに分ける
ことができる。つまり、上述のように、ゴルフボールが
固体表面に接触している間の音と、離れてからの音に区
別され、前者は0〜3KHzの範囲にある大きな衝撃音
であり、後者は 2.5〜 5.0KHzの範囲にあるゴルフボ
ールの共振周波数より若干ずれた音である。また、後者
(離れてからの音)はゴルフボールの共振周波数だけで
あり、周波数分解すると 2.5〜 5.0KHzの範囲にレベ
ルの高いピークを持つ。従って、前者(固体表面に接触
している間の音)は衝突後減衰が早く、1msec後はかな
り減衰し、これに対して、後者はゴルフボールの固有振
動数であるため減衰が遅く3msec後でもかなり高いピー
クが存在する。
突音には、減衰しやすい音と減衰しにくい音とに分ける
ことができる。つまり、上述のように、ゴルフボールが
固体表面に接触している間の音と、離れてからの音に区
別され、前者は0〜3KHzの範囲にある大きな衝撃音
であり、後者は 2.5〜 5.0KHzの範囲にあるゴルフボ
ールの共振周波数より若干ずれた音である。また、後者
(離れてからの音)はゴルフボールの共振周波数だけで
あり、周波数分解すると 2.5〜 5.0KHzの範囲にレベ
ルの高いピークを持つ。従って、前者(固体表面に接触
している間の音)は衝突後減衰が早く、1msec後はかな
り減衰し、これに対して、後者はゴルフボールの固有振
動数であるため減衰が遅く3msec後でもかなり高いピー
クが存在する。
【0016】即ち、 2.5〜 5.0KHzの範囲の周波数範
囲におけるピーク点は、ゴルフボールの種類によって相
違し、このピーク点と、 2.5〜 5.0KHzの周波数範囲
に対応する基準値と、を比較する請求項1記載の選別方
法によれば、確実にゴルフボールの種類を判別すること
ができる。
囲におけるピーク点は、ゴルフボールの種類によって相
違し、このピーク点と、 2.5〜 5.0KHzの周波数範囲
に対応する基準値と、を比較する請求項1記載の選別方
法によれば、確実にゴルフボールの種類を判別すること
ができる。
【0017】また、 2.5〜 5.0KHzの範囲の周波数範
囲におけるピーク点の周波数値と、2.5〜 5.0KHzの
周波数範囲に対応する基準周波数値と、を比較する請求
項2記載の選別方法によっても、確実にゴルフボールの
種類を判別することができる。
囲におけるピーク点の周波数値と、2.5〜 5.0KHzの
周波数範囲に対応する基準周波数値と、を比較する請求
項2記載の選別方法によっても、確実にゴルフボールの
種類を判別することができる。
【0018】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
詳説する。
【0019】図1は本発明に係るゴルフボールの選別方
法に使用する選別装置を示し、この装置は、鉄塊等から
なる固体1と、該固体1の近傍に配設されるマイク等の
収音器2と、該収音器2に連結される周波数分析器3
と、該周波数分析器3に連結される計算機4と、を備え
ている。
法に使用する選別装置を示し、この装置は、鉄塊等から
なる固体1と、該固体1の近傍に配設されるマイク等の
収音器2と、該収音器2に連結される周波数分析器3
と、該周波数分析器3に連結される計算機4と、を備え
ている。
【0020】しかして、固体1は、共振周波数が 2.5〜
5.0KHzではなく、また、周波数分析器3は、収音器
2からの信号を受けて周波数分解を行い、計算機4は、
周波数分析器3からのデータが入力されると共にデータ
処理を行ってゴルフボール5の種類を判別する。
5.0KHzではなく、また、周波数分析器3は、収音器
2からの信号を受けて周波数分解を行い、計算機4は、
周波数分析器3からのデータが入力されると共にデータ
処理を行ってゴルフボール5の種類を判別する。
【0021】次に、上述の選別装置を使用して本発明に
係る選別方法を図2に示すフローチャートに従って説明
する。
係る選別方法を図2に示すフローチャートに従って説明
する。
【0022】まず、固体表面1aから所定高さHのゴル
フボール5を、自由落下させて該表面1aに衝突させ
る。このとき発生する衝突音を収音器2にて収音し、衝
突時から1〜3msec経過後、サンプリングを開始する。
フボール5を、自由落下させて該表面1aに衝突させ
る。このとき発生する衝突音を収音器2にて収音し、衝
突時から1〜3msec経過後、サンプリングを開始する。
【0023】サンプリングされた衝突音は、周波数分析
器3にて、 2.5〜 5.0KHzの周波数範囲で周波数分解
され、その結果が計算機4に入力される。
器3にて、 2.5〜 5.0KHzの周波数範囲で周波数分解
され、その結果が計算機4に入力される。
【0024】計算機4では、周波数分解した値のピーク
値を検出し、このピーク値と、 2.5〜 5.0KHzの周波
数範囲において予め設定した基準値と、を比較し、ピー
ク値が設定基準値より小であれば、測定したゴルフボー
ル5を、例えば、Aの種類のゴルフボールとし、ピーク
値が設定基準値より大であれば、測定したゴルフボール
5をBの種類のゴルフボールとする。
値を検出し、このピーク値と、 2.5〜 5.0KHzの周波
数範囲において予め設定した基準値と、を比較し、ピー
ク値が設定基準値より小であれば、測定したゴルフボー
ル5を、例えば、Aの種類のゴルフボールとし、ピーク
値が設定基準値より大であれば、測定したゴルフボール
5をBの種類のゴルフボールとする。
【0025】しかして、基準値は、Aの種類のゴルフボ
ール5のピーク点と、Bの種類のゴルフボール5のピー
ク点との、ほぼ中間値に設定される。
ール5のピーク点と、Bの種類のゴルフボール5のピー
ク点との、ほぼ中間値に設定される。
【0026】ところで、衝突した際に生じる音には、ゴ
ルフボール5と固体1とが接触している間の音(以下、
の音という。)と、該ゴルフボール5から離れてから
の音(以下、の音という。)と、に区別され、の音
が、周波数分解により0〜3KHzの範囲にある大きな
衝撃音であり、の音が 2.5〜 5.0KHzの範囲にある
ゴルフボールの共振周波数より若干ずれた音である。
ルフボール5と固体1とが接触している間の音(以下、
の音という。)と、該ゴルフボール5から離れてから
の音(以下、の音という。)と、に区別され、の音
が、周波数分解により0〜3KHzの範囲にある大きな
衝撃音であり、の音が 2.5〜 5.0KHzの範囲にある
ゴルフボールの共振周波数より若干ずれた音である。
【0027】そして、の音は、ゴルフボール5の共振
周波数であり、周波数分解すると、2.5〜 5.0KHzの
範囲にレベルの高いピークを有す。また、の音は衝突
後減衰が早く、1msec後にはかなり減衰し、これに対
し、の音は、ゴルフボール5の固有振動数であるため
減衰が遅く3msec後でもかなり高いピークが存在するこ
とになる。従って、本発明では、衝突音のサンプリング
を、衝突から1〜3msec経過後とした。
周波数であり、周波数分解すると、2.5〜 5.0KHzの
範囲にレベルの高いピークを有す。また、の音は衝突
後減衰が早く、1msec後にはかなり減衰し、これに対
し、の音は、ゴルフボール5の固有振動数であるため
減衰が遅く3msec後でもかなり高いピークが存在するこ
とになる。従って、本発明では、衝突音のサンプリング
を、衝突から1〜3msec経過後とした。
【0028】また、図5は本発明に係る他の選別方法の
フローチャート図を示し、この場合、上述の実施例と同
様、まず、所定高さHのゴルフボール5を自由落下させ
て、固体表面1aに衝突させる。このとき発生する衝突
音を収音器2に収音し、衝突時から1〜3msec経過後、
サンプリングを開始する。
フローチャート図を示し、この場合、上述の実施例と同
様、まず、所定高さHのゴルフボール5を自由落下させ
て、固体表面1aに衝突させる。このとき発生する衝突
音を収音器2に収音し、衝突時から1〜3msec経過後、
サンプリングを開始する。
【0029】そして、サンプリングされた衝突音は、周
波数分析器3にて、 2.5〜 5.0KHzの周波数範囲で周
波数分解され、その結果が計算機4に入力される。
波数分析器3にて、 2.5〜 5.0KHzの周波数範囲で周
波数分解され、その結果が計算機4に入力される。
【0030】計算機4では、周波数分解した値のピーク
値における周波数値を検出し、この周波数値と、 2.5〜
5.0KHzの周波数範囲において予め設定した基準周波
数値と、を比較し、周波数値が基準周波数値より小であ
れば、測定したゴルフボール5を、例えば、Cの種類の
ゴルフボールとし、周波数値が基準周波数値より大であ
れば、測定したゴルフボール5を、例えば、Dの種類の
ゴルフボールとする。
値における周波数値を検出し、この周波数値と、 2.5〜
5.0KHzの周波数範囲において予め設定した基準周波
数値と、を比較し、周波数値が基準周波数値より小であ
れば、測定したゴルフボール5を、例えば、Cの種類の
ゴルフボールとし、周波数値が基準周波数値より大であ
れば、測定したゴルフボール5を、例えば、Dの種類の
ゴルフボールとする。
【0031】しかして、基準周波数値は、Cの種類のゴ
ルフボール5のピーク値に対応する周波数値と、Dの種
類のゴルフボール5のピーク値に対応する周波数値と
の、ほぼ中間値に設定する。
ルフボール5のピーク値に対応する周波数値と、Dの種
類のゴルフボール5のピーク値に対応する周波数値と
の、ほぼ中間値に設定する。
【0032】次に実験例を示す。
【0033】実験例1:構造の異なる2種類のゴルフボ
ール(つまり、一層のゴム層からなる1ピースゴルフボ
ールAと、ゴム層をプラスチックでカバーした2ピース
ゴルフボールBである。)を、固体表面1aから50cmの
高さから自由落下させ、図2に示すフローチャートに従
って選別し、その結果を図3と図4と表1に示した。
ール(つまり、一層のゴム層からなる1ピースゴルフボ
ールAと、ゴム層をプラスチックでカバーした2ピース
ゴルフボールBである。)を、固体表面1aから50cmの
高さから自由落下させ、図2に示すフローチャートに従
って選別し、その結果を図3と図4と表1に示した。
【0034】図3はAのゴルフボールの衝突音を、 2.5
〜 5.0KHzの周波数範囲で周波数分解した波形図であ
り、図4はBのゴルフボールの衝突音を、 2.5〜 5.0K
Hzの周波数範囲で周波数分解した波形図である。な
お、各ゴルフボールは、夫々 100個用意し、その平均値
を図示した。この場合、基準値を40dBとし、破線で示
した。Pはピーク点(値)を示している。
〜 5.0KHzの周波数範囲で周波数分解した波形図であ
り、図4はBのゴルフボールの衝突音を、 2.5〜 5.0K
Hzの周波数範囲で周波数分解した波形図である。な
お、各ゴルフボールは、夫々 100個用意し、その平均値
を図示した。この場合、基準値を40dBとし、破線で示
した。Pはピーク点(値)を示している。
【0035】
【表1】
【0036】従って、この方法によれば、確実に構造が
異なる2種類のゴルフボールの種類を判別することがで
きる。
異なる2種類のゴルフボールの種類を判別することがで
きる。
【0037】実験例2:構造が同じであるがコンプレッ
ションが異なるゴルフボール(つまり、ゴム層をプラス
チックでカバーした2ピースゴルフボールでありコンプ
レッション 100のものCと、ゴム層をプラスチックでカ
バーした2ピースゴルフボールでありコンプレッション
110のものD)を、固体表面1aから50cmの高さから自
由落下させ、図5に示すフローチャートに従って選別
し、その結果を図6と図7と表2に示した。
ションが異なるゴルフボール(つまり、ゴム層をプラス
チックでカバーした2ピースゴルフボールでありコンプ
レッション 100のものCと、ゴム層をプラスチックでカ
バーした2ピースゴルフボールでありコンプレッション
110のものD)を、固体表面1aから50cmの高さから自
由落下させ、図5に示すフローチャートに従って選別
し、その結果を図6と図7と表2に示した。
【0038】図6はCのゴルフボールの衝突音を、 2.5
〜 5.0KHzの周波数範囲で周波数分解した波形図であ
り、図7はDのゴルフボールの衝突音を、 2.5〜 5.0K
Hzの周波数範囲で周波数分解した波形図である。な
お、この場合も、各ゴルフボールは、夫々 100個用意
し、その平均値を図示した。この場合の基準周波数値を
4125Hzとし、破線で示した。なお、Pはピーク点を示
している。
〜 5.0KHzの周波数範囲で周波数分解した波形図であ
り、図7はDのゴルフボールの衝突音を、 2.5〜 5.0K
Hzの周波数範囲で周波数分解した波形図である。な
お、この場合も、各ゴルフボールは、夫々 100個用意
し、その平均値を図示した。この場合の基準周波数値を
4125Hzとし、破線で示した。なお、Pはピーク点を示
している。
【0039】
【表2】
【0040】従って、この方法によれば、確実にコンプ
レッションが異なる2種類のゴルフボールを選別するこ
とができる。
レッションが異なる2種類のゴルフボールを選別するこ
とができる。
【0041】なお、本発明は上述の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、ゴルフボール5の所定高さHとしても50cm
に限らず、自由に変更でき、また、ゴルフボール5の落
下を、人為的に行っても、打出機等の装置を用いて行っ
てもよい。さらに、図3に示すフローチャートに従う方
法と図5に示すフローチャートに従う方法との併用も好
ましい。
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、ゴルフボール5の所定高さHとしても50cm
に限らず、自由に変更でき、また、ゴルフボール5の落
下を、人為的に行っても、打出機等の装置を用いて行っ
てもよい。さらに、図3に示すフローチャートに従う方
法と図5に示すフローチャートに従う方法との併用も好
ましい。
【0042】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成しているので、
次に記載する効果を奏する。
次に記載する効果を奏する。
【0043】衝突音の周波数はゴルフボールの種類によ
って相違し、特に、 2.5〜 5.0KHzの周波数範囲にお
けるピーク点で著しく相違するので、予め、混入してい
るゴルフボールに対応して基準値又は基準周波数を設定
し、本発明に係る方法による選別を行えば、正確に、種
類の相違するゴルフボール5を選別することができる。
つまり、ゴルフボール5を所定高さHから固体表面1a
に落下させれば、ゴルフボールの種類を選別することが
でき、その作業は極めて簡単である。
って相違し、特に、 2.5〜 5.0KHzの周波数範囲にお
けるピーク点で著しく相違するので、予め、混入してい
るゴルフボールに対応して基準値又は基準周波数を設定
し、本発明に係る方法による選別を行えば、正確に、種
類の相違するゴルフボール5を選別することができる。
つまり、ゴルフボール5を所定高さHから固体表面1a
に落下させれば、ゴルフボールの種類を選別することが
でき、その作業は極めて簡単である。
【0044】従って、生産工程においては、ゴルフボー
ル5の選別を高能率にかつ連続的に行うことができ、全
数検査も容易にできる。
ル5の選別を高能率にかつ連続的に行うことができ、全
数検査も容易にできる。
【0045】また、ゴルフ練習場において本発明に係る
方法を行えば、練習後のボールを簡単かつ確実に選別す
ることができ、ゴルフ練習場は、練習者のニーズに合わ
せ多種類のゴルフボール5…を使用させても、十分に対
応してゆくことができる。
方法を行えば、練習後のボールを簡単かつ確実に選別す
ることができ、ゴルフ練習場は、練習者のニーズに合わ
せ多種類のゴルフボール5…を使用させても、十分に対
応してゆくことができる。
【図1】本発明に係る選別方法に使用する選別装置の簡
略図である。
略図である。
【図2】本発明の一実施例を示すフローチャート図であ
る。
る。
【図3】周波数分解図である。
【図4】周波数分解図である。
【図5】他の実施例を示すフローチャート図である。
【図6】周波数分解図である。
【図7】周波数分解図である。
1a 固体表面 5 ゴルフボール H 所定高さ
Claims (2)
- 【請求項1】 所定高さHのゴルフボール5を落下させ
て固体表面1aに衝突させ、衝突音を収音し、衝突時か
ら1〜3msec経過後、サンプリングを開始し、そのサン
プリングした衝突音を、 2.5〜 5.0KHzの周波数範囲
で周波数分解して、周波数分解した値のピーク値を検出
し、該ピーク値と、上記周波数範囲において予め設定し
た基準値と、を比較することによってゴルフボール5の
種類を判別することを特徴とするゴルフボールの選別方
法。 - 【請求項2】 所定高さHのゴルフボール5を落下させ
て固体表面1aに衝突させ、衝突音を収音し、衝突時か
ら1〜3msec経過後、サンプリングを開始し、そのサン
プリングした衝突音を、 2.5〜 5.0KHzの周波数範囲
で周波数分解して、周波数分解した値のピーク値におけ
る周波数値を検出し、該周波数値と、上記周波数範囲に
おいて予め設定した基準周波数と、を比較することによ
って、ゴルフボール5の種類を判別することを特徴とす
るゴルフボールの選別方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3108382A JP2812575B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | ゴルフボールの選別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3108382A JP2812575B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | ゴルフボールの選別方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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- 1991-04-12 JP JP3108382A patent/JP2812575B2/ja not_active Expired - Fee Related
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