JPH0530930A - 海水を使用した麺 - Google Patents

海水を使用した麺

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JPH0530930A
JPH0530930A JP3217972A JP21797291A JPH0530930A JP H0530930 A JPH0530930 A JP H0530930A JP 3217972 A JP3217972 A JP 3217972A JP 21797291 A JP21797291 A JP 21797291A JP H0530930 A JPH0530930 A JP H0530930A
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JP
Japan
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noodles
seawater
texture
present
flour
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Masaru Umai
優 馬居
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UMAI KK
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UMAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて簡単な方法で、麺のテクスチャーを良
くする。 【構成】 小麦粉100重量部に対して、塩分換算で
0.1〜2gの海水を添加する。 【効果】 海水に含まれる成分によって、麺のテクスチ
ャーが相当に改善されて舌ざわりが良くて美味な麺とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、うどん、そば、ラー
メンの改良に関し、とくに、優れたテクスチャーの麺に
関する。
【0002】
【従来の技術】麺は、小麦粉に水と塩とを添加して混練
りし、これを麺線状に加工して製造される。この状態で
製造された麺は、いかにテクスチャーを良くできるかが
極めて大切である。テクスチャーとは、歯ざわり、き
め、こし、もろさ、付着性等のそしゃく中に感じる物理
的な物性である。テクスチャーを良くするために、混練
りする小麦粉の種類を選択し、また、混練りする装置に
種々のものが開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
麺は、充分に満足できるテクスチャーを実現することが
極めて難しい。テクスチャーを改善するために、高品質
に小麦粉を使用すると単価が高くなり、また、複雑な製
造装置を使用すると設備コストが高騰する。
【0004】この発明は、従来の麺が有するこれ等の欠
点を解決することを目的に開発されたもので、この発明
の重要な目的は、極めて簡単に、しかも確実にテクスチ
ャーを改善できる麺を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の麺、すなわ
ち、うどん、そば、ラーメンは、前述の目的を達成する
ために、特定量の海水を添加している。海水の添加量
は、塩分換算で0.1〜2gの範囲に調整される。海水
の添加量が少なすぎると、好ましいテクスチャーとする
ことができず、また、添加量が多すぎると塩分濃度が高
すぎて辛くなる欠点がある。このため、味とテクスチャ
ーとを考慮して、海水の添加は前述の範囲に決定され
る。
【0006】通常の海水は、1リットルに24〜28g
の食塩を含んでいる。仮に、1リットルに25gの塩分
を含有する海水を使用する場合、小麦粉1kgに対し
て、40〜800ccの海水を添加する。海水には、加
熱して塩分濃度を濃くしたものも使用できる。この海水
は、塩分換算値を前述の範囲となる量添加される。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。但し、
以下に示す実施例は、この発明の技術思想を具体化する
ものを例示すものであって、この発明の麺は、使用材
料、製造条件、製造過程等を下記のものに特定するもの
でない。この発明の麺は、特許請求の範囲に於て、種々
の変更を加えることができる。
【0008】[実施例1]下記の工程でうどんを製造す
る。 下記の原料を用意する。 小麦粉…………1kg 海水…………390cc この海水は、10gの塩分を含有しており、1リットル
に下記の成分を含有するものを使用した。 NaCl ………25.76g MgCl2…………3.11g MgSO4…………2.14g CaSO4…………1.24g KCl ……………0.67g さらに、この海水は、pHが8.20、比重が1.02
83であった。 原料混合工程 で秤量した小麦粉に、海水を混合して混練りする。 製麺工程 海水を添加して混練りした小麦粉を、ロール製麺し、4
mm角の麺線に加工する。 ゆで工程 麺線を13分間ゆでた後水洗し、得られた麺線を、5人
で試食して官能評価し、また、テクスチュロメーターで
テクスチャーを測定する。
【0009】[比較例1]使用する原料を下記のように
変更する以外、実施例1と同様にしてうどんを製造す
る。 うどん原料 小麦粉…………1kg 食塩……………10g 水………………390cc 得られた麺線を、5人で試食して官能評価し、また、テ
クスチュロメーターでテクスチャーを測定する。
【0010】[実施例2]下記の工程でそばを製造す
る。 下記の原料を用意する。 そば粉………300g 小麦粉………700g 海水…………390cc この海水は、実施例1と同じものを使用し、10gの塩
分を含有している。 原料混合工程 で秤量したそば粉と小麦粉とに、海水を混合して混練
りする。 製麺工程 海水を添加して混練りした小麦粉を、ロール製麺し、2
mm角の麺線に加工する。 ゆで工程 麺線を6分間ゆでた後水洗し、得られた麺線を、5人で
試食して官能評価し、また、テクスチュロメーターでテ
クスチャーを測定する。
【0011】[比較例2]使用する原料を下記のように
変更する以外、実施例1と同様にしてそばを製造する。 そばの原料 そば粉………300g 小麦粉………700g 食塩……………10g 水……………390cc 得られた麺線を、5人で試食して官能評価し、また、テ
クスチュロメーターでテクスチャーを測定する。
【0012】[実施例3]下記の工程でラーメンを製造
する。 下記の原料を用意する。 小麦粉…………1kg カン水…………10cc 海水…………390cc この海水は、実施例1と同じものを使用し、10gの塩
分を含有している。 原料混合工程 で秤量した小麦粉に、カン水と海水とを混合して混練
りする。 製麺工程 海水を添加して混練りした小麦粉を、ロール製麺し、2
mm角の麺線に加工する。 ゆで工程 麺線を5分間ゆでた後水洗し、得られた麺線を、5人で
試食して官能評価し、また、テクスチュロメーターでテ
クスチャーを測定する。
【0013】[比較例3]使用する原料を下記のように
変更する以外、実施例1と同様にしてラーメンを製作す
る。 ラーメン原料 小麦粉…………1kg カン水…………10cc 食塩……………10g 水……………390cc 得られた麺線を、5人で試食して官能評価し、また、テ
クスチュロメーターでテクスチャーを測定する。
【0014】
【発明の効果】この発明の麺と、従来の麺とのテクスチ
ャーを、テクスチュロメーターを使用して、常套手段で
測定した結果を、図1〜図3に示している。これ等の図
において、●点はこの発明の麺を示し、○点は従来の麺
の特性を示している。また、図1はうどん、図2はそ
ば、図3はラーメンの物性を示している。この図におい
て、測定条件は下記の通りとした。ゆで麺を10mmの
長さに切断し、ルサイト樹脂性プランジャー(18mm
φ)を用い、ゆで麺の表面に厚さが0.01mmのポリ
エチレンフィルムを置き、2回そしゃくし、1回目の面
積をA1、2回目の面積A2を求めた。なお、クリアラン
ス(mm)は、1回目はゆで麺の厚さの70%とし、2
回目はゆで麺の厚さの40%として。この図において、
2/A1の値が大きいものは麺の腰が強いので、海水を
使用したこの発明の麺は、従来のものに比較して極めて
優れたテクスチャーを示した。
【0015】図1ないし図3において、従来品およびこ
の発明の麺は、A1とA2とにばらつきがあり、A1が大
きい麺はA2も大きく、A1が小さい麺はA2も小さくな
つている。このように、麺のA1とA2とにばらつきがあ
るのは、麺の部分的な太さの違いが原因である。ただ、
太さに差があっても、この発明の麺は、常にA2/A1
比率が大きく、腰があって優れたテクスチャーであるこ
とが明かである。
【0016】さらに、この発明の麺と、従来の麺とを5
名のパネルで試食した結果、この発明の麺は、従来のも
のに比較して粘弾性に富みかつソフト感があり、こしが
あって美味であることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のうどん従来のうどんのテクスチャ
ー示すグラフ
【図2】 この発明のそば従来のそばのテクスチャー示
すグラフ
【図3】 この発明、および従来のラーメンのテクスチ
ャー示すグラフ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 小麦粉100重量部に対して、塩分換算
    で0.1〜2gの海水を添加して製造したことを特徴と
    する麺。
JP3217972A 1991-08-02 1991-08-02 海水を使用した麺 Granted JPH0530930A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3217972A JPH0530930A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 海水を使用した麺

Applications Claiming Priority (1)

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JP3217972A JPH0530930A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 海水を使用した麺

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0530930A true JPH0530930A (ja) 1993-02-09
JPH0577377B2 JPH0577377B2 (ja) 1993-10-26

Family

ID=16712620

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JP3217972A Granted JPH0530930A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 海水を使用した麺

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JP (1) JPH0530930A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6996731B1 (en) 1999-05-12 2006-02-07 Fujitsu Limited Method and apparatus for controlling a supply of power in an electronic apparatus using a combination of plurality of detachable units
US7975088B2 (en) 2006-12-20 2011-07-05 Sony Corporation Connection detecting information processing apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6996731B1 (en) 1999-05-12 2006-02-07 Fujitsu Limited Method and apparatus for controlling a supply of power in an electronic apparatus using a combination of plurality of detachable units
US7975088B2 (en) 2006-12-20 2011-07-05 Sony Corporation Connection detecting information processing apparatus

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Publication number Publication date
JPH0577377B2 (ja) 1993-10-26

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