JPH05308849A - 茸栽培瓶用キャップ - Google Patents

茸栽培瓶用キャップ

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Publication number
JPH05308849A
JPH05308849A JP4143215A JP14321592A JPH05308849A JP H05308849 A JPH05308849 A JP H05308849A JP 4143215 A JP4143215 A JP 4143215A JP 14321592 A JP14321592 A JP 14321592A JP H05308849 A JPH05308849 A JP H05308849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
filter
bottle
cultivation bottle
space
Prior art date
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Pending
Application number
JP4143215A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Terasawa
力 寺澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASUTOROPETSUKUSU KK
Original Assignee
ASUTOROPETSUKUSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルタへ菌糸が食い込んだり、絡んだりす
るのを抑制可能な茸栽培瓶用キャップを提供することを
目的とする。 【構成】 柱状に形成されると共に、内部には外部と連
通する空間部22が形成されたキャップ本体部20と、
該キャップ本体部20の底面から下方へ垂設されると共
に、茸栽培瓶28の瓶口30へ嵌合可能であり、前記茸
栽培瓶28内部と前記空間部22を連通させる連通孔3
2が形成されている嵌合部16と、前記空間部22内に
配設されたフィルタ18とを具備する茸栽培瓶用キャッ
プにおいて、前記フィルタ18はリング状に形成される
と共に、前記嵌合部16の下端面方向から見た際に前記
連通孔32内へ露出しない位置に配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は茸栽培瓶用キャップに関
し、一層詳細には柱状に形成されると共に、内部には外
部と連通する空間部が形成されたキャップ本体部と、キ
ャップ本体部の底面から下方へ垂設されると共に、茸栽
培瓶の瓶口へ嵌合可能であり、茸栽培瓶内部と空間部を
連通させる連通孔が形成されている嵌合部と、空間部内
に配設されたフィルタとを具備する茸栽培瓶用キャップ
に関する。
【0002】
【従来の技術】茸の瓶栽培において、菌糸が成長するま
では栽培瓶内に異物が侵入するのを防止するため、通気
性を有するキャップを栽培瓶に被せて栽培する方法が行
われている。従来の茸栽培瓶用キャップを図4と共に説
明する。キャップ100は蓋部102と、容器部104
と、嵌合部106と、フィルタ108とから成る。蓋部
102が容器部104の上面を閉塞することによりキャ
ップ本体部110を形成する。そのキャップ本体部11
0は、円柱状に形成され、開口部112を介して外部と
連通する空間部114が形成されている。嵌合部106
は、キャップ本体部110の底面から下方へ垂設される
と共に、茸栽培瓶116の瓶口118へ嵌合可能になっ
ている。嵌合部106には、茸栽培瓶116内部と空間
部114を連通させる連通孔120が形成されている。
フィルタ108は例えばスポンジのような通気性を有す
る材料で形成され、空間部114内に配設されると共
に、連通孔120を閉塞している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の茸栽培瓶用キャップ100には次のような課題が
ある。菌糸が成長すると、その先(上)端はキャップ1
00の嵌合部106まで達する。その際、従来のキャッ
プ100においては、フィルタ108が連通孔120を
閉塞しているため菌糸の先端がフィルタ108に食い込
んだり、絡んでしまう。菌糸が成長してキャップ100
を取り外す時季が到来し、キャップ100を栽培瓶11
6から取り外すと、フィルタ108へ菌糸が絡んだまま
なので当該菌糸が千切れる。傷んだ菌糸はすぐに回復す
るが、千切れた菌糸が絡んだままのキャップ100は通
常そのまま再使用される。ところが、フィルタ108に
菌糸が絡んだまま再使用すると、フィルタ108の通気
性が悪くなり、栽培瓶116内への酸素供給量が低下し
たり、菌糸の発生する熱の放散性が低下したり、栽培瓶
116内の湿度調整が旨く行われなくなり茸の栽培に悪
影響を及ぼすという課題がある。また、キャップ100
の再使用回数が減少すると共にフィルタ108の交換頻
度も高くなり、不経済であるという課題もある。従っ
て、本発明はフィルタへ菌糸が食い込んだり、絡んだり
するのを抑制可能な茸栽培瓶用キャップを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、柱状に形成
されると共に、内部には外部と連通する空間部が形成さ
れたキャップ本体部と、該キャップ本体部の底面から下
方へ垂設されると共に、茸栽培瓶の瓶口へ嵌合可能であ
り、前記茸栽培瓶内部と前記空間部を連通させる連通孔
が形成されている嵌合部と、前記空間部内に配設された
フィルタとを具備する茸栽培瓶用キャップにおいて、前
記フィルタはリング状に形成されると共に、前記嵌合部
の下端面方向から見た際に前記連通孔内へ露出しない位
置に配設されていることを特徴とする。
【0005】
【作用】作用について説明する。フィルタはリング状に
形成されると共に、嵌合部の下端面方向から見た際に連
通孔内へ露出しない位置に配設されているので、菌糸が
上方へ伸びても菌糸の先端がフィルタへ接触するのを防
止可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。図1には本実施例の茸栽培瓶用キャ
ップ10の断面図を示す。茸栽培瓶用キャップ10は蓋
部12と、容器部14と、嵌合部16と、フィルタ18
とから成る。各部について、図2(キャップ10の分解
図)および図3(容器部14の平面図)と共に説明す
る。容器部14は上面が開放された円形容器状に形成さ
れており、合成樹脂製の蓋部12が開放された上面に嵌
合して閉塞可能になっている。蓋部12と容器部14と
で円柱状のキャップ本体部20が形成される。キャップ
本体部20内部には空間部22が形成され、空間部22
は開口部24を介して外部と連通されている。開口部2
4は容器部14の端縁に4箇所開設されている。容器部
14の内底面上には多数の立設片26が同心円状に配設
されている。
【0007】嵌合部16は容器部14の底面から下方
へ、容器部14と一体に垂設されている。容器部14と
嵌合部16は合成樹脂で一体成形されている。嵌合部1
6は茸栽培瓶28の瓶口30へ外嵌可能なサイズに形成
されている。嵌合部16は筒状に形成され、容器部14
の底部に透設された連通孔32を介して茸栽培瓶28内
部とキャップ本体部20内の空間部22とを連通してい
る。フィルタ18は、通気性を有する材料(例えばスポ
ンジ)でリング状に形成され、中心孔34の内径は連通
孔32の内径以上に形成されている。フィルタ18は容
器部14内において、立設片26間の所定位置に配置さ
れると共に、連通孔32と同心となる位置に配置されて
いる(図3参照)。フィルタ18が当該位置に配置され
ることにより、嵌合部16の下端面方向から見た際にフ
ィルタ18が連通孔32内へ露出しないようになってい
る。
【0008】上記の構成を備えるキャップ10を栽培瓶
28の瓶口30へ嵌合させると(図1の状態)、栽培瓶
28の内部は連通孔32、フィルタ18、多数の立設片
26により形成される迷路状の連通路36、開口部24
を経由して外部と連絡する。その結果、栽培瓶28内部
への酸素の供給、湿度の調整、菌糸から発生する熱の外
部への放散が可能になっている。茸の栽培において、菌
糸が成長して仮に菌糸が連通孔32を経て空間部22内
へ侵入しても、嵌合部16の下端面方向から見た際にフ
ィルタ18が連通孔32内へ露出しないようになってい
るので、菌糸の先端がフィルタ18と接触することがな
い。菌糸の先端が蓋部12の天井面に当接し、フィルタ
18方向へ伸びるまでキャップ10を栽培瓶28に取り
付けておくことはないので菌糸がフィルタ18へ食い込
んだり、絡んだりすることはない。
【0009】また、連通路36は立設片26を設けるこ
とにより、開口部24とフィルタ18との距離を長く設
定できるため、開口部24から侵入した異物がフィルタ
18まで達しにくくなる。従って、菌糸の絡みつきを防
止できることと相まってフィルタ18の詰まりを抑制可
能となる。以上、本発明の好適な実施例について種々述
べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるのでは
なく、例えば、開口部24の位置はキャップ本体部20
の下面ではなく、側方でもよいし、開口部24の数、開
口面積も任意に設定することができる等、発明の精神を
逸脱しない範囲でさらに多くの改変を施し得るのはもち
ろんである。
【0010】
【発明の効果】本発明に係る茸栽培瓶用キャップを用い
ると、フィルタがリング状に形成されると共に、嵌合部
の下端面方向から見た際に連通孔内へ露出しない位置に
配設されているので、菌糸が上方へ伸びても菌糸の先端
がフィルタへ接触するのを防止可能となるので、フィル
タへ菌糸が食い込んだり、絡んだりするのを抑制できフ
ィルタ通気性、酸素供給量、熱の放散性、湿度調整機能
を低下させることがない。また、フィルタの機能を損な
うことがないので、フィルタの交換頻度を抑制でき、フ
ィルタの再使用の回数を向上させ得るので経済的である
等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る茸栽培瓶用キャップの実施例を示
した断面図。
【図2】図1のキャップの分解断面図。
【図3】図1のキャップの容器部の平面図。
【図4】従来の茸栽培瓶用キャップを示した断面図。
【符号の説明】
10 茸栽培瓶用キャップ 16 嵌合部 18 フィルタ 20 キャップ本体部 22 空間部 28 茸栽培瓶 30 瓶口 32 連通孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状に形成されると共に、内部には外部
    と連通する空間部が形成されたキャップ本体部と、 該キャップ本体部の底面から下方へ垂設されると共に、
    茸栽培瓶の瓶口へ嵌合可能であり、前記茸栽培瓶内部と
    前記空間部を連通させる連通孔が形成されている嵌合部
    と、 前記空間部内に配設されたフィルタとを具備する茸栽培
    瓶用キャップにおいて、 前記フィルタはリング状に形成されると共に、前記嵌合
    部の下端面方向から見た際に前記連通孔内へ露出しない
    位置に配設されていることを特徴とする茸栽培瓶用キャ
    ップ。
JP4143215A 1992-05-08 1992-05-08 茸栽培瓶用キャップ Pending JPH05308849A (ja)

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JP4143215A JPH05308849A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 茸栽培瓶用キャップ

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62253322A (ja) * 1986-04-24 1987-11-05 加藤 清 きのこ栽培ビン用キヤツプ
JPS6357012A (ja) * 1986-08-29 1988-03-11 松下電器産業株式会社 調理器の蓋開閉装置
JPH0233656U (ja) * 1988-08-29 1990-03-02

Patent Citations (3)

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