JPH05308339A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH05308339A
JPH05308339A JP10951992A JP10951992A JPH05308339A JP H05308339 A JPH05308339 A JP H05308339A JP 10951992 A JP10951992 A JP 10951992A JP 10951992 A JP10951992 A JP 10951992A JP H05308339 A JPH05308339 A JP H05308339A
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Keiichiro Tsuchino
桂一郎 土野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率的に変換コードデータの送受信を行え、
異常時には変換前コードデータを送受信する。 【構成】 多重器53は、多重器15で得られた多重化
コードデータ内の同期情報以外の所定位置に検出用制御
信号発生回路51で発生されたセーフガード検出用制御
信号SGを挿入して得たADPCMストリームを出力す
る。受信ストリームを異常検出制御回路52は監視し
て、上記SGを検出すると、ADPCMストリームの受
信と判断して、S1a〜cをONにさせ、S2a〜cを
ONにさせて、受信ADPCMストリームを復号化した
PCMストリームA、Bを出力する。また、上記SGが
検出されないと、PCMストリームの受信と判断し、S
1b〜cに切り換え、S2b〜cに切り換えて、セーフ
ガードモードにし、送信部54かはPCMストリームA
をそのまま出力し、受信部55は受信PCMストリーム
をそのまま受信出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は通信装置に関し、特に
同期用情報を含むコードデータ(例えばPCMデータ)
を取り込み、このコードデータを変換(例えば、圧縮)
した変換コードデータ(圧縮データ)又は上記コードデ
ータの、いずれかを選択して出力する送信部と、供給さ
れる上記変換コードデータを逆変換して得られるコード
データ又は供給されるコードデータの、いずれかを選択
して出力する受信部とから構成されるものに適用して好
適な通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通信システムの高速化、大容量
化、セーフガード(Safeguard、異常時などに
対応して対処する通信方法)などを考慮したシステムの
研究開発が行われている。
【0003】図2は、従来例に係る基本的な通信システ
ムの構成図(その1)である。
【0004】この図2において、この通信システムにお
いて、トランスコーダ(Transcoder)1はP
CMストリームA(30チャネル、2048kbps)
とPCMストリームB(30チャネル、2048kbp
s)を取り込み、それぞれ例えばADPCM(Adap
tive Diffrential PCM)で符号化
して、しかも2つのADPCM信号を多重化してADP
CMストリームC1信号(60チャネル、2048kb
ps)を出力し、トランスコーダ4に供給する。また、
トランスコーダ4から出力されたADPCMストリーム
C2(60チャネル、2048kbps)はトランスコ
ーダ1で多重分離され、しかもADPCM復号化され
て、元のPCMストリームA(30チャネル、2048
kbps)とPCMストリームB(30チャネル、20
48kbps)とが再生される。
【0005】上記PCMストリームA、Bのフレーム構
成を、図4の(A)及び(C)に示している。また上記
ADPCMストリームC1、C2の構成を図4の(A)
及び(B)に示している。
【0006】また、上記トランスコーダ1及び4は、次
に説明する図3の様な構成で実現すされている。
【0007】図3は、従来例に係るトランスコーダの機
能ブロック図である。
【0008】この図3において、PCMストリームA
(30チャネル、2048kbps)は、ADPCMコ
ーダ13に供給されて符号化(64kbps→32kb
psへ圧縮)されて、多重器15に供給される。同様に
PCMストリームB(30チャネル、2048kbp
s)もADPCMコーダ14に供給されて符号化(64
kbps→32kbpsへ圧縮)されて、多重器15に
供給される。
【0009】多重器(MUX)15は、上記2つのAD
PCM符号化信号を多重化すると共に、フレーム同期用
タイムスロット(交互に付加するFASとNON FA
S、図4参照)も付加して多重化してスイッチS1a→
S1cを介してADPCMストリームC(60チャネ
ル、2048kbps)出力として伝送路に出力され
る。
【0010】尚、フレーム同期用タイムスロットであ
る、FASはFrame Alignment Sig
nalの略である。
【0011】また、伝送路から供給されるADPCMス
トリームC(60チャネル、2048kbps)は多重
分離器(DEMUX)18に供給される。多重分離器
(DEMUX)18はチャネル分離を行い、ADPCM
デコーダ16、17に供給する。ADPCMデコーダ1
6はADPCM復号化を行いPCMストリームA(30
チャネル、2048kbps)を得て、スイッチS2a
→S2cを介して出力する。とPCMストリームB(3
0チャネル、2048kbps)とを得て、それぞれA
DPCMデコーダ17も同様にADPCM復号化を行い
PCMストリームB(30チャネル、2048kbp
s)を得て出力される。
【0012】また、受信されたADPCMストリームC
(60チャネル、2048kbps)は異常検出制御回
路19に供給れると、ADPCMストリームCの異常検
出用タイムスロット0のビット7、8を監視して、正常
のときには「00」であるが、その他のビット構成にな
っている場合、例えば「11」に成っている場合は、異
常ADPCMストリームCであるとして、スイッチ切換
制御信号を出力してS1及びS2に供給して、S1b−
S1cに切換させ、同様にS2b−S2cに切換させ
て、異常にはPCMストリームA(30チャネル、20
48kbps)をそのままスイッチS1を介して伝送路
に出力する。また、受信フレームのビット7、8が異常
の場合だけでなく、このトランスコーダ内のいずれかの
構成部分から異常信号が発生されて異常検出制御回路
19に供給されている場合にも、同様にPCMストリー
ムAを伝送路に出力する。
【0013】そして、スイッチS2も同時にS2b−S
2cに切換えられているので、伝送路から供給されるP
CMストリームA(30チャネル、2048kbps)
はそのままスイッチS2b−S2cを介して出力され
る。異常検出時の上述のようなPCMストリームAを出
力する様な方法を、セーフガードモードという。
【0014】上述の様なトランスコーダの仕様について
は、例えばCCITT勧告G.721で勧告されてい
る。そして、上記セーフガードモードについては、例え
ばCCITT勧告G.761セクション3.10などで
勧告されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記図2の通信システ
ムは、送信側のトランスコーダ1が伝送路を介して受信
側のトランスコーダ4と通信するシステムである。そし
て、トランスコーダから出力されるADPCMストリー
ムC又はPCMストリームAのフレーム構成は、基本的
には図4の構成でADPCMストリームCが伝送される
場合は最大60チャネルを伝送でき、PCMストリーム
Aで伝送される場合は最大30チャネル伝送できる。し
かしながら、常に最大数のチャネルを伝送するわけでは
ないので、時によっては未使用タイムスロットができ
る。例えば、図6(A)に示す様に空きタイムスロット
が発生する。
【0016】そこで、この様な未使用による空きタイム
スロットを無くして、使用タイムスロットに対応するチ
ャネルをつめて(タイムスロットを並べ変えて隣接チャ
ネルをつめて)、空きタイムスロットが無い、図6の様
なフレーム構成にして出力する装置(DACS:Dig
ital Access Cross−connect
System)が一般に普及して使用されている。
【0017】このDACSについては、例えば文献:I
ESS(IETELSAT EARTH STATIO
N STANDARD)−308(REVISION
5)などに示されている。
【0018】この様なDACSを使用することによっ
て、回線使用効率を向上させることができる。例えば一
般には図5に示す様なシステム構成で使用されている。
トランスコーダ1の出力ストリームC1(図6(A))
はDACS2で空きタイムスロットを無くしたストリム
C2(図6(B))を伝送路を介してDACS2に供給
され、ここで再び元の図6(a)のタイムスロットの状
態に復元したストリームC3を得て、受信側のトランス
コーダ4に供給してPCMストリームを復元する。
【0019】しかしながら、上記図5の通信システムに
おいて、DACS1は、例えば図4の(B)に示すAD
PCMストリームCが供給された場合に、同期用タイム
スロット0のFAS(10011011)ビットによっ
て、受信同期を行い、同期後に上述のタイムスロットの
並び換え処理を行って、隣接チャネルをつめて、出力す
る場合は再びタイムスロット0に図4の(C)の示す様
なビット構成の同期用情報であるFAS(100110
11)と、NON FAS(11e11111)を付加
して出力する。しかしNON FASのビット構成は、
ADPCMストリームCが入力された時は、図4の
(B)に示す様に「11abcd00」であるけれど
も、タイムスロットを並べ変えて出力する場合のNON
FASのビット構成は、図4の(C)に示す様に、
「11e11111」となり、セーフガード検出用ビッ
ト7、8が「00」が「11」に変えられてしまうた
め、受信側のトランスコーダ4では、セーフガード検出
用ビット7、8が「00」が「11」に変化したことを
検出して、異常が起きたことを判断して、スイッチS1
及びS2をセーフガードモードに切り替えてしまうとい
う問題があった。尚、上記a、b、c、d、eは情報ビ
ットを意味する。
【0020】従って、DACSを図5の通信システムで
使用すると、常にセーフガードモードでしか伝送でき
ず、本来のADPCMストリームCによる60チャネ
ル、2048kbpsの伝送ができないという大きな問
題があった。
【0021】以上の様な問題を解決しながら、しかもD
ACSによる隣接の空きタイムスロットを無くしたフレ
ーム構成で、効率的な通信を行うことができるシステム
が望まれていた。
【0022】この発明は、以上の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的とするところは、例えば、通信シス
テム内に上記DACS装置などが介在しても、効率的に
変換コードデータの送受信を行え、しかも異常時などに
おいても、変換前コードデータを送受信できる通信装置
を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の目的
を達成するために、同期用情報を含むコードデータ(例
えば、PCMフレームデータ)を取り込み、このコード
データを変換(例えば、圧縮変換)した変換コードデー
タ(例えば、ADPCMデータ)又は上記コードデータ
の、いずれかを選択して出力する送信部と、供給される
上記変換コードデータを逆変換して得られるコードデー
タ又は供給されるコードデータの、いずれかを選択して
出力する受信部とから構成される通信装置において、以
下の特徴的な各手段を備えて改良した。
【0024】つまり、上記送信部は、上記変換コードデ
ータ内の同期用情報以外のいずれかの所定の位置に、上
記選択を行うための選択制御検出用情報を挿入する選択
制御検出用情報挿入手段を備え、受信部は、上記選択制
御検出用情報が検出される場合に、上記送信部に対して
変換コードデータを選択させて出力させ、上記選択制御
検出用情報が検出されない場合に、上記送信部に対して
上記コードデータを選択させて出力させる選択制御を行
い、しかも上記選択制御検出用情報が検出される場合
に、供給される変換コードデータを逆変換して得られた
コードデータを出力させ、上記選択制御検出用情報が検
出されない場合に、供給されるコードデータをそのまま
出力させる選択制御を行う選択制御手段を備えることを
特徴とする。
【0025】
【作用】この発明によれば、例えば、A側通信装置の送
信部は、変換コードデータに同期用情報以外の所定位置
に選択制御検出用情報(例えば、セーフガード検出用制
御信号など)を挿入して送信するので、B側通信装置の
受信部で、この選択制御検出用情報が検出されると、供
給される変換コードデータを逆変換して得られたコード
データを出力させることができる。
【0026】また、B側通信装置の受信部で、選択制御
検出用情報が検出できない場合は、B側通信装置の送信
部にコードデータをそのまま送信させ、このコードデー
タを取り込んだA側通信装置の受信部は、選択制御検出
用情報が検出できないので、A側通信装置の送信部に対
して、コードデータをそのまま出力させる選択制御を行
い、しかもA側通信装置の受信部において、B側通信装
置の送信部から供給された受信コードデータをそのまま
出力させることができる。
【0027】従来の様にA側通信装置(例えば、上記ト
ランスコーダ)と、B側通信装置(例えば、トランスコ
ーダ)の間に、上述のDACSなどが介在しても、同期
用情報以外の変換コードデータ(ADPCMデータ)内
のいずれかの所定位置に選択制御検出用情報が挿入され
るので、従来の様にDACSによって強制的にセーフガ
ード機能が阻止されるという問題が解消される。
【0028】
【実施例】次にこの発明の通信装置をトランスコーダに
適用し、しかもこのトランスコーダと従来のDACSと
を使用したデータ通信システムの一実施例を図面を用い
て説明する。
【0029】図1はこの一実施例に係るトランスコーダ
の機能ブロック図である。
【0030】この図1において、トランスコーダは、送
信部54と、受信部55とで構成される。送信部54
は、ADPCMコーダ13、14と、多重器15と、セ
ーフガード検出用制御信号発生回路51と、多重器53
と、スイッチS1とで構成される。受信部55は、AD
PCMデコーダ16、17と、多重分離器18と、異常
検出制御回路52と、スイッチS2とで構成される。
【0031】スイッチS1及びS2は、通常ADPCM
ストリームの送受信を行う場合は、S1a−S1c及び
S2a−S2cがONされ、異常検出制御回路52にお
いて異常が検出されるとスイッチ接続が切り換えられ
る。つまり、異常が検出されるとS1b−S1c及びS
2a−S2cがONされ、PCMストリームAの送受信
がされる。
【0032】PCMストリームA、B(30チャネル、
2048kbps)はそれぞれADPCMコーダ13、
14に供給される。ADPCMコーダ13、14はそれ
ぞれADPCMで圧縮符号化したADPCMコードデー
タを多重器(MUX)15に供給する。多重器(MU
X)15は、供給された2つのADPCMコードデータ
を多重化して多重化コードデータを多重器53に供給す
る。セーフガード検出用制御信号発生回路51は、フレ
ーム内の同期情報であるFAS及びNON FAS以外
の所定位置にセーフガード検出用制御信号SGを図7の
(A)に示す様に挿入させるために、所定タイミングで
多重器53に供給して、ここで多重化コードデータに挿
入してADPCMストリームCを生成してスイッチS1
a−S1cを通じて出力する。
【0033】一方、受信部55は、ADPCMストリー
ムCを異常検出制御回路52が取り込み、セーフガード
検出用制御信号SGが検出されると、通常のADPCM
伝送モードであるとして、S1a−S1c間をONにさ
せ、また、スイッチS2a−S2c間をONにさせる。
そして、ADPCMストリームCを多重分離器18が取
り込むと、チャネル分離を行って、ADPCMデコーダ
16、17に供給する。
【0034】ADPCMデコーダ16、17は、ADP
CM復号化を行ってPCMストリームA、Bを得て出力
する。
【0035】また、受信部55は、PCMストリームを
異常検出制御回路52が取り込むと、セーフガード検出
用制御信号SGが検出されないので、セーフガードモー
ドにさせるために、制御信号を供給してスイッチS1b
−S1c間をONにさせ、スイッチS2b−S2c間も
ONにさせる。従って、送信部54からは、PCMスト
リームAがそのまま送信出力され、受信部55は、供給
されたPCMストリームをそのまま受信出力する。
【0036】また、内部回路が故障したことによって異
常信号が異常検出制御回路52に供給された場合も、
セーフガードモードにさせるために、S1及びS2に対
して選択制御信号を供給する。
【0037】上記図1のトランスコーダをデータ通信シ
ステムである、図8のシステムに適用した場合の動作を
説明する。
【0038】送信側トランスコーダ5から出力されるA
DPCMストリームC11のフレーム構成は図7の
(A)に示す様な構成で出力され、DACS2に供給さ
れる。DACS2はタイムスロット0の同期用FASで
同期をとって、従来と同様に空きタイムスロットが存在
するとそのタイムスロットをつめて、空きタイムスロッ
トが無いフレーム構成とし、しかもフレームの先端に従
来と同様にフレーム毎に同期用FASと、NON FA
Sを交互に付加したADPCMストリームC12を出力
して、DACS3に供給する。
【0039】DACS3は、供給されたADPCMスト
リームC12のFASを検出して、同期をとると、元の
ADPCMストリームC11と同じタイムスロット構成
にして従来と同様にFASとNON FASをフレーム
毎に交互に付加したADPCMストリームC13を出力
してトランスコーダ6に供給する。
【0040】トランスコーダ6は、受信部55の異常検
出制御回路52でフレーム内のタイムスロットkの上位
4ビットのセーフガード検出用制御信号SGを監視し
て、このSG信号が検出されている場合は、スイッチS
1a−S1c間をONに制御させ、スイッチS2a−S
2c間もONに制御させる。
【0041】しかしながら、トランスコーダ6におい
て、受信ADPCMストリームC13のセーフガード検
出用制御信号SGが検出されない場合、又は内部回路の
故障などで異常が検出されると、異常検出制御回路52
はスイッチS1b−S1c間をON制御させてセーフガ
ードモードにさせてPCMストリームA(例えば、図7
(B)の様なフレーム構成)をPCMストリームC14
として出力させて、DACS3に供給させる。
【0042】DACS3は供給されるPCMストリーム
C14を従来と同様に空きタイムスロットが無い状態に
したPCMストリームC15を生成して、DACS2に
供給する。DACS2は供給されるPCMストリームC
15から、元のPCMストリームC14と同じタイムス
ロット構成にしたPCMストリームC16を出力しトラ
ンスコーダ5に供給する。
【0043】トランスコーダ5は、供給されたPCMス
トリームC16を異常検出制御回路52で検出して、上
記セーフガード検出用制御信号SGが検出されないた
め、スイッチS1b−S1c間をONにして、更にスイ
ッチS2b−S2c間もONにさせてセーフガードモー
ドにさせる。従って、送信部54は、PCMストリーム
Aをそのまま送信出力し、受信部55は、PCMストリ
ームC16をそのまま受信出力として出力する。
【0044】図7は、この一実施例のフレーム構成であ
って、(A)は、ADPCMストリームCであって、タ
イムスロットkの上位4ビットにセーフガード検出用制
御信号SGが挿入される。同期用FASとNON FA
Sは従来と同様にフレームの先端に付加される。しかし
ながら、従来の様にNON FASのビット7、8はセ
ーフガード検出用のビットとして異常検出制御回路52
で監視されない。ここで、例えば、nは2≦n<60の
正の偶数、kは1≦k<n/2の正の整数、1ch〜n
chは、ADPCMのチャネル番号である。また、
(B)は、セーフガード時に伝送するPCMストリーム
であって、このPCMストリームには、上記セーフガー
ド検出用制御信号SGは含まれない。また、例えば、n
は2≦n<60の正の偶数、kは1≦k<n/2の正の
整数、2ch〜nchは、PCMのチャネル番号であ
る。
【0045】以上の一実施例によれば、従来普及してい
るDACSがこのデータ通信システムに介在しても、ト
ランスコーダは、セーフガード検出用制御信号SGをフ
レーム内の同期情報(例えば、上記FAS及びNON
FAS)以外の所定の位置に挿入して伝送しているの
で、従来の様にDACSで同期用情報(FAS及びNO
N FAS)が書き換えられても、セーフガード検出に
は影響を与えず、従来の様な問題が起きることがない。
【0046】従って、通常はADPCMと多重化による
多くの情報量の伝送を、従来普及しているDACSを使
用して効率的に伝送でき、しかも故障などの異常が起き
た場合でも、少なくともPCMストリームAによる伝送
を確保することができる。
【0047】以上の一実施例においては、圧縮方式とし
てADPCM方式を例に説明したが、これに限るもので
はない。例えばLD−CELP(Low Delay−
Code Excited Linear Predi
ction:低遅延型コード励振線形予測符号化方式)
などであっても適用することができる。また、圧縮及び
伸長方式に限るものでもない。
【0048】また、以上の一実施例においては、セーフ
ガードモード時にPCMストリームAをそのまま送信出
力したが、これに限るものではない。例えばPCMスト
リームBをそのまま出力してもよい。
【0049】また、以上の一実施例においては、PCM
ストリームA、Bをそれぞれ圧縮して多重化したが、こ
れに限るものではない。例えば、更に多くのPCMスト
リームを多重化する場合であっても適用することができ
る。
【0050】また、以上の一実施例においては、PCM
ストリームをトランスコーダに入力する例を説明した
が、これに限るものではない。例えば他の方式のコード
データであっても適用することができる。
【0051】また、以上の一実施例においては、上記セ
ーフガード検出用制御信号SGを4ビットで構成した
が、これに限るものではない。例えば、1ビット以上で
あれば、いずれのビット数であっても適用することがで
きる。
【0052】
【発明の効果】以上述べた様にこの発明の通信装置によ
れば、送信部は選択制御検出用情報挿入手段を備え、受
信部は選択制御手段を備えることによって、一方の通信
装置と他方の通信装置の間に従来普及しているDACS
などが介在しても、従来の様な問題を生じることなく、
効率的でしかも異常時のデータ通信にも対処することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るトランスコーダの機
能ブロック図である。
【図2】従来例に係る通信システムの構成図(その1)
である。
【図3】従来例に係るトランスコーダの機能ブロック図
ある。
【図4】従来例に係るフレーム構成図である。
【図5】従来例に係る通信システムの構成図(その2)
である。
【図6】従来例に係る空きタイムスロット整理の説明図
である。
【図7】この発明の一実施例に係るフレーム構成図であ
る。
【図8】この発明の一実施例に係るデータ通信システム
の構成図である。
【符号の説明】
2、3…DACS(Digital Access C
ross−connect System)、5、6…
トランスコーダ(TRANSCODER)、13、14
…ADPCMコーダ、16、17…、ADPCMデコー
ダ、18…多重分離器、51…セーフガード検出用制御
信号発生回路、52…異常検出制御回路、15、53…
多重器、S1、S2…スイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期用情報を含むコードデータを取り込
    み、このコードデータを変換した変換コードデータ又は
    上記コードデータの、いずれかを選択して出力する送信
    部と、供給される上記変換コードデータを逆変換して得
    られるコードデータ又は供給されるコードデータの、い
    ずれかを選択して出力する受信部とから構成される通信
    装置において、 上記送信部は、上記変換コードデータ内の同期用情報以
    外のいずれかの所定の位置に、上記選択を行うための選
    択制御検出用情報を挿入する選択制御検出用情報挿入手
    段を備え、 受信部は、上記選択制御検出用情報が検出される場合
    に、上記送信部に対して変換コードデータを選択させて
    出力させ、上記選択制御検出用情報が検出されない場合
    に、上記送信部に対して上記コードデータを選択させ
    て、そのまま出力させる選択制御を行い、しかも上記選
    択制御検出用情報が検出される場合に、供給される変換
    コードデータを逆変換して得られたコードデータを出力
    させ、上記選択制御検出用情報が検出されない場合に、
    供給されるコードデータをそのまま出力させる選択制御
    を行う選択制御手段を備えることを特徴とする通信装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000174633A (ja) * 1998-12-01 2000-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音声制御装置、音声制御方法、記録媒体、それを用いたナビゲーションシステムおよびナビゲーション装置、並びにそれを搭載した車輌

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JP2000174633A (ja) * 1998-12-01 2000-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音声制御装置、音声制御方法、記録媒体、それを用いたナビゲーションシステムおよびナビゲーション装置、並びにそれを搭載した車輌

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JP2868362B2 (ja) 1999-03-10

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