JPH05307793A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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Publication number
JPH05307793A
JPH05307793A JP4110504A JP11050492A JPH05307793A JP H05307793 A JPH05307793 A JP H05307793A JP 4110504 A JP4110504 A JP 4110504A JP 11050492 A JP11050492 A JP 11050492A JP H05307793 A JPH05307793 A JP H05307793A
Authority
JP
Japan
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display
input
unit
input device
switch
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4110504A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Fujii
俊和 藤井
Yoshinori Horiguchi
義則 堀口
Hideyuki Naka
秀之 中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機器を使用している間に、使用者の使用状態
を学習し、より使いやすいインターフェースに自動的に
設定する。 【構成】 使用者とのインターフェースを図り、表示内
容を変更可能な表示・入力部1と、演算処理部2と、V
TRなどの制御対象部4と、メモリ3とで構成し、表示
・入力部1に指示された命令を、演算処理部2により演
算処理し、命令を解釈した後実行し、メモリ3に新しい
表示・入力部1のための情報を保存し、その情報により
表示・入力部1を使用状態によって可変できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、使用者と電子機器と
のインターフェースにかかり、特に、使用状態に応じた
学習を行い、電子機器を時間の経過と共に使いやすく状
態に自動的に設定する入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】使用者と電子機器間のインターフェース
を行う装置の代表例としては、スイッチというものがあ
る。図16は、VTR(ビデオ・テープ・レコーダ)に
用いた、一般的なスイッチを示すものである。
【0003】図16の前面パネル1には、Ka〜Kgか
らなるキースイッチ群SWを配置してある。2はビデオ
カセットの挿入部である。Kaは早送りキー、Kbは再
生キー、Kcはイジェクトキー、Kdは巻戻しキー、K
eは録画キー、Kfはポーズキー、Kgは停止キーであ
る。カセットを挿入部2から挿入して所定部に装着した
のち、再生キーKbを操作すると、VTRは再生状態と
なる。カセットを取り出すには、停止キーKgを操作
し、停止したのち、イジェクトキーKcを操作する。以
下、通常のとおりに目的に応じたキー操作を行い、所望
の動作を行う。このようにVTRの操作は、該当する機
能スイッチを押すことで行っている。
【0004】このような形式の従来の装置は、対応する
機能のキーを押すことで機械的に命令を与えているの
で、誰にでも簡単に操作できるという特徴を持ってい
る。
【0005】しかし、VTRに代表されるように、各種
装置の機能は増大し、複雑化しており、それに対応して
キーの数も増大している。VTR本体のサイズは、コス
トや設置スペースの都合から、あまり大きくすることは
できないので、結果的にキーのサイズが小さくなる傾向
にある。キーが小さくなると押しにくくなり、数が増え
ると目的のキーを探すのに手間取る。機能をアップさせ
ると、従来は結果的に操作性を悪くするという問題があ
った。すなわち、新たなキーの追加は、その機能を使わ
ない人に取っては、邪魔で迷惑なものとなっていた。
【0006】従来は、キーのレイアウトを工夫したり、
図16の再生キーKbのように、よく使用すると予想さ
れるキーは、ある程度大きくして、かつ、押しやすい位
置に配置し、操作性を改善するという工夫を行ってい
た。この工夫は、例えばVTRならば、再生キーKbは
頻繁に押すと思われるので、再生キーKbを大きくする
ことは妥当であり、操作性の改善が期待できる。
【0007】しかし、早送りや特殊再生キー、あるい
は、録画キーですら、人によって操作する頻度はまちま
ちである。このようなキーは、事前に対策する方法が従
来は存在しなかった。
【0008】録画をよく行う人は、録画キーKeやポー
ズキーKf頻繁に使用するはずである。また、録画場所
のセットの為に、早送りキーKaや巻戻しキーKdも多
用するかもしれない。一方、例えばレンタルビデオなど
を見ることが主である人は、録画キーKeはあまり使用
しない。テープを再生するためなら、再生キーKbやイ
ジェクトキーKcさえあればよい。
【0009】前者の使用者にとっては、録画キーKe
他、各キーKa〜Kgは必須のものであるが、後者の使
用者にとっては、録画キーKeなどは、再生キーKbを
小さくするだけの邪魔なものであり、煩わしく、操作性
を落とすだけのものに過ぎない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の入力装置は、設
計者個々の判断により、電子機器における入力キーの大
きさを一義的に決定しており、使用者によって異なる、
キーの使用頻度に対応したキーの大きさものではなかっ
た。このため使用頻度が高いにも拘らず、小さな形状の
キーになり操作性が悪いものとなったり、使用しないキ
ーがあると煩わしかったりしていた。
【0011】この発明は、機器を使用している間に、使
用者の使用状態を学習し、より使いやすいインターフェ
ースに自動的に設定する入力装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、使用者との
インターフェースを図り、表示内容を変更可能な表示・
入力部と、マイコンと、制御対象部と、記憶部とを具備
し、表示・入力部に指示された命令を演算処理して、命
令を解釈した後実行し、記憶部に新しい表示・入力部の
ための情報を保存し、その情報により表示・入力部の表
示が可変できるよう構成する。
【0013】
【作用】上記手段により、最初は設計者が望ましいと推
定したインターフェース表示情報を記憶部に記憶させ
る。使用者は表示・入力部を見て機器に指示を与える。
その指示パターンをマイコンが分析・認識して、使用者
特有のパターンを理解し、より使いやすいよう記憶部の
情報を修正していく。
【0014】このようにすると、使用者に合わせた表示
内容に変化していき、複雑な機能であっても、それぞれ
の使用者の使用状態に合わせたインターフェースとなる
ので、大幅に使いやすいインターフェースを実現でき
る。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図1はこの発明の1実施例の概念
図を示すものである。
【0016】1は、表示と入力部を兼ね、入力部の操作
に対応した入力情報を出力する表示・入力部である。2
は、表示・入力部1からの入力情報に基づいて、メモリ
3に表示情報を、制御対象部4に制御情報を送出するマ
イコン(演算処理部)である。記憶部3は、表示・入力
部1に記録した表示情報を送出する。
【0017】上記した構成において、設計者はまず、好
ましいと予想される表示・入力装置の操作を示す情報を
メモリ3に記憶させる。その情報に従って、表示・入力
部1は使用者へ必要な操作情報を表示する。使用者はこ
れを見てインターフェースを操作し、動作を指示する。
マイコン2はこれを受け、表示・入力部1で受け取った
情報とメモリ3に記憶してある表示情報を比較演算処理
して、使用者の指示を認識する。
【0018】使用者の指示を認識したら、制御対象部4
である機器内部の該当部門に必要な指示を出す。同時に
マイコン2はその認識した指示を学習していき、使用者
に合致したインターフェースを導出し、表示・入力部1
に与える情報を修正してメモリ3に保存する。
【0019】使用者は機器を使用しながら、これを繰り
返すことになるが、使用者の癖や特徴や傾向を学習し、
使用者に合わせたインターフェースとして進化していく
ことになる。
【0020】図2は図1の表示・入力部1をより具体的
に示し、図3は図2の概念的な動作説明図である。表示
・入力部1は、VTRの動作スイッチを示す液晶ディス
プレイ1aおよび液晶ディスプレイ1a上に搭載された
タッチパネル1bから構成する。メモリ3には液晶ディ
スプレイ1aに表示するスイッチの形状情報を記憶す
る。ドライバ1bはメモリ3にメモリしてある形状情報
を読みだし、それに従って液晶ディスプレイ1aに再
生、早送り、巻戻し、録画、停止、イジェクト、ポーズ
の各スイッチSa〜Sgを描画する。使用者は、この表
示を見て、希望するスイッチの部分を操作する。液晶デ
ィスプレイ1aの上にはタッチパネル1bがあるので、
どの位置が押されたかがわかるようになっている。
【0021】表示・入力部1は、押された位置を示す情
報を、マイコン2に与える。マイコン2はメモリ3にメ
モリしてあるスイッチ形状情報と、表示・入力部1から
受け取った座標データ情報とを比較し、どのスイッチが
押されたのかを判断する。どのスイッチが押されたのか
がわかったら、それに応じて機器内部の必要な制御を行
う。
【0022】これで、使用者の命令した操作が実行され
たことになる。マイコン2は以降操作されたスイッチの
学習を行う。最もシンプルな学習例としては、押された
スイッチの表示が少し大きくなるように、そして、押さ
れなかったスイッチが少し小さくなるように、メモリに
記憶してあるスイッチ形状を修正することである。これ
を繰り返すと、よく使用する機能に対応するスイッチは
表示拡大の機会が他のスイッチに比べて多く、滅多に使
用しない機能に対応するスイッチは表示拡大の機会が他
のスイッチに比べて少ないので、よく使用される機能に
対応するスイッチは表示が大きくなり、あまり使用され
ない機能に対応するスイッチは表示が小さくなって、使
用者に合わせたスイッチのサイズとなる。すなわち、使
用者が使用している間に、より使用者にあったインター
フェース自動的に変化するものである。
【0023】図4は、表示・入力部1の構造図を示した
ものである。表示・入力部1は液晶ディスプレイ1a上
にタッチパネル1bを重ねた形状になっている。タッチ
パネル1bは押されると、押された座標がわかるように
なっている。タッチパネル1bと液晶ディスプレイ1a
は直接連動するわけではなく、マイコン2が描画情報と
入力座標情報を関連づけている。例えば、タッチパネル
1bの認識できるポイントが100*50であると仮定
する。簡単のために、液晶ディスプレイも100*50
として、メモリ3と1対1に対応していると仮定する。
この時、メモリも100*50の容量にしておき、メモ
リ3にスイッチ部分を1、そうでない部分を0で示すと
仮定して、メモリ内容を設定する。このメモリ3が1で
ある部分を黒で塗りつぶせば、図示したようなスイッチ
形状のが液晶ディスプレイに表示される。
【0024】タッチパネルの座標(x,y)が得られた
ら、それをメモリの(x,y)と比較して、どのスイッ
チに該当するか調べればよい。このとき、メモリに書き
込む値は再生スイッチは1、録画スイッチは2、…など
のように決めておき、液晶表示への描画は0なら白、0
以外なら黒というようにすれば、タッチパネルの座標に
該当するメモリの値を読みとれば、直接どのスイッチが
押されたのかは容易にわかる。この時、スイッチでない
隙間の部分をどのように処理するかはマイコンのプログ
ラム次第である。
【0025】ここでは、タッチパネルと液晶表示装置は
直接は関係がなく、マイコンが座標で関連付けているこ
とで説明を行ったが、これはこの発明にとっては本質的
なことではなく、その認識は一括して行えるような表示
・入力装置であってもかまわない。
【0026】図5はこの発明の表示・入力部1の表示の
変化の例を示すものである。まず、図5(a)は再生、
早送り、巻戻し、録画、停止、イジェクト、ポーズSa
〜Sgの各操作スイッチの初期状態を示す。この場合、
各操作スイッチは同じ面積になっている。使用者がどの
ように使用する場合でも、再生スイッチや停止スイッチ
は最も押す確率が高いと推測されるので、それらのスイ
ッチはあらかじめ大きくしておいてもよい。ここでは、
分かりやすくするために、取りあえず同じ大きさにして
ある。
【0027】図5(b)は、学習によってよく押される
スイッチのサイズを大きくするよう使用者に適応した例
をに示す。図5(b)のスイッチの形状から判断する
と、この使用者は再生スイッチSaと停止スイッチSe
をよく使用し、早送りや巻戻しスイッチSb,Scも使
用したようである。このため、再生と停止スイッチS
a,Seが非常に大きくなっており、録画スイッチSg
やポーズスイッチSgは小さくなっている。
【0028】もう少し複雑な学習を行った例を、図5
(c)に示す。大きさと同時に位置も変えている。この
例では、使用頻度の高いスイッチ、たとえば再生と停止
スイッチSa,Seより大きくできるようにレイアウト
変更して移動し、使い勝手をさらに向上させたものであ
る。よく押すスイッチは押しやすい位置にという方法も
考えられる。
【0029】図6はこの発明を使用したVTRを、ある
使用者がしばらく使用した後の状態の例を示す。図6
(a)は図5(c)と同じで内容であり、再生や停止ス
イッチSa,Seが大きくなっている。図6(b)の場
合は極端で、再生、イジェクト、巻戻し、停止の4つの
スイッチSa,Sf,Sc,Seだけになり、他のスイ
ッチは消えている。この使用者はビデオを再生装置とし
てのみ使用する使用者であり、録画等は行わなかった結
果である。このような使用者にとっては、録画スイッチ
は邪魔で紛らわしいだけであり、図6(b)のようにな
ると、大幅に操作性が向上し、非常に使いやすいVTR
に変化している。この場合だと、一度図6(b)のよう
になってしまうと録画ができなくなるが、これは困るの
で、全機能の小さいスイッチを、あるいは全スイッチが
初期の状態に復帰するスイッチを設ける工夫は別に必要
である。また、スイッチの存在なくなるのを防ぐには、
マイコンのプログラムで最小化に制限を設けるだけでで
きる。制限するかどうかは応用次第である。
【0030】図7はこの発明の第1の他の実施例をに示
すものである。この実施例もVTRに適用した例を示
し、リモコン70に液晶パネル71とタッチパネル72
を付けて、操作するスイッチの位置やサイズが可変でき
るようにしている。リモコン70の各操作スイッチは本
体以上に小さく、かつ、数が多くてわかりにくい。そこ
にこの発明を適用すれば、使用者にあわせてスイッチ内
容が変化し、使いやすいリモコンとなる。
【0031】図8は第2の他の実施例を示すものであ
る。この実施例はテレビのリモコン80に適用し、学習
によってキーの順番を(a)の状態から(b)の状態に
変化させるものである。この実施例では、数字を変える
だけでよく、スイッチの形状にした液晶表示でも、LE
D表示でも実現できる。
【0032】図9は図8の動作を示すもので、頻度の高
いチャンネルを上に移動するようにした。リモコン80
の表示・入力部90はチャンネルのキー情報をマイコン
91に入力する。マイコン91はメモリ92に記録して
ある図8(a)の現在のチャンネル状態情報を、比較演
算処理して使用者の指示を認識したら制御対象部93で
あるTVの該当部門に必要な指示を出す。マイコン91
はその認識した指示を学習していき、使用状態にあっ
た、新しいチャンネル状態を導出し、メモリ92に記憶
するとともに表示・入力部90を図8(b)に示すリモ
コン80チャンネル状態に設定する。関東地区の家庭で
はこのような配列になるケースが多いと予想できる。最
近のテレビの大部分は、チャンネル表示や受信周波数を
自由に変えられるものが多いが、操作が複雑であるの
で、実際にレイアウトをやり直す使用者は少ないと予想
できる。
【0033】図10,図11はこの発明の第3の他の実
施例を示すものである。この実施例はパソコンの画面に
適用したものである。パソコンのアプリケーションに
は、プルダウンメニューあるいはポップアップメニュー
を持つものが多い。商品となっているソフトウェアのう
ち、大部分は階層構造のメニューを持つ。すなわち、画
面上のあるメニューを選ぶと、それにはサブメニューが
あり、それを選ぶとさらにサブメニューがあったりする
ような方法である。このようなソフトは、操作を指示す
るのに階層メニューをたどらなくてはならず、そうする
と操作が煩雑であり、時間がかかる。
【0034】これの改善策として、ショートカットのメ
ニューを持つソフトが幾つか存在する。道具箱といった
名称になっていたりするものである。ショートカットの
メニューは便利なものの、使用者が使いこなすのは難し
いものである。個々の使用者によって、よく使用するメ
ニューは異なり、ソフトウェア作成者は、使用者毎にシ
ョートカットメニューを容易することはできない。使用
者はソフトに熟練しているとは限らず、多機能のソフト
であればあるほど、ソフトの極一部の機能しか使用しな
いものである。先のテレビのチャンネル設定の場合以上
に、ショートカットを設定できる使用者の数は少ないか
もしれない。また、設定する方法を知っても、どれをシ
ョートカットに設定すれば効率的であるかは、なかなか
わからないものである。何度もやり直しを迫られる。
【0035】この発明をこのジレンマに適用するとこの
問題は解決できる。図11において、とりあえず、使用
者はショートカットを使用せずに、最初はプルダウンメ
ニューなどから希望の処理を選ぶ。ある程度使用してい
ると、それを学習し、使用する使用者にあわせて自動的
にショートカットメニューを作成する。また、使用者あ
るいはソフト作成者はショートカットの初期状態をセッ
トしてもよい。この場合は、その後の微調整が自動的に
行われることになる。どちらにしても、使用者にかかる
負担は大幅に軽減され、使いやすいメニューシステムが
実現できる。
【0036】図12はこの発明の第4の実施例を示すも
のである。この実施例はマイコン121に時間のカウン
ト機能を持たせたものである。
【0037】まず、表示・入力部120のスイッチを押
したらときから、マイコン121のカウンタ機能が動作
を開始する。所定の期間が経過すると、新しいスイッチ
の形状を計算する機能を停止させる命令を出す。この命
令が出された後は、スイッチの形状および配列を計算す
る機能を変化させないようにしたものである。
【0038】使用者が初めてスイッチを押すときは、ス
イッチに不慣れな状態である。つまり、スイッチの配列
場所を確認しながら行う動作状態のことである。そのう
ち、VTRのスイッチの形状および配列位置が使用者に
合わせて変化を始める。スイッチに対して慣れてくる
と、学習機能も成熟し、スイッチの形状および配列の変
化は小さくなってくる。この頃になると、使用者はスイ
ッチの配列を体で覚えるようになる。すなわち、スイッ
チを見なくても指が自然に所望のスイッチを押さえるよ
うになる。
【0039】このような時期に第三者がスイッチを操作
して、覚えた筈の形状および配列が変化してしまうこと
は返って操作性を悪くしてしまうことになる。このよう
な不具合を解消したのがこの実施例である。
【0040】図13はこの発明の第5の実施例を示すも
のである。この実施例はマイコン131に表示・入力部
130のスイッチが押された回数をカウントする機能
を、マイコン131に持たせたものである。
【0041】効果は第4の実施例と同じであるが、時間
によって計算機能を停止させても問題ない。しかし、使
用頻度が極端に少ない場合は、一度しかスイッチを押し
ていないにも拘らず、学習機能を停止させることにな
る。このような不都合を解消したのが、この実施例であ
る。使用者がスイッチの配列に対して慣れるのは、むし
ろ時間よりもスイッチを押す回数によるからである。
【0042】図14はこの発明の第6の実施例を示すも
のである。この実施例はタッチパネル付きのVTRに応
用し、つぎの動作に必要のないスイッチの表示を止める
ことにより、スイッチの押し間違いを解消するものであ
る。
【0043】図14(a)は再生スイッチSaを押した
後のスイッチ表示を示したものである。再生スイッチS
aを押した後、VTRは再生状態にあるので、この後に
再生スイッチを押す必要はない。また再生状態からダイ
レクトに録画されることもない。このことは、現状のV
TRのほとんどが一時停止を介さなければ録画状態に移
行できない、などの誤動作防止機構を備えていることか
らも明らかである。このように、現在の動作に対して将
来必要のないスイッチの表示を消す、あるいは動作させ
なくすることは、スイッチの押し間違えを減らすし、誤
動作の防止となる。
【0044】図14(b)は早送りスイッチSbを押し
た後のスイッチ表示を示したものである。この場合、つ
ぎの動作に必要のないスイッチは、巻戻しスイッチS
c、ポーズスイッチSg、録画スイッチSdである。図
14(c)は停止スイッチSeを押した後のスイッチ表
示を示したものである。この場合、VTRのテープ駆動
系は動作していないから、つぎの動作に必要のないスイ
ッチは、停止スイッチSeとポーズスイッチSgであ
る。
【0045】このように、将来の動作に必要なスイッチ
表示を消してしまう、あるいはスイッチの動作をやめて
しまうという機能は、使用者にスイッチの押し間違いを
少なくさせ、VTRの誤動作防止に役立つ。
【0046】図15は電子手帳に応用した、この発明の
第7の実施例を示すものである。学習によって特定の使
用者が良く使う機能が最初に現れるようにし、さらに出
す機能も、特定の使用者の良く使う機能を優先的に表示
するようにする。一般に電子手帳では、ICカードまた
はメモリカード151を差し替えることによって複数の
機能を実現できる。
【0047】電子手帳においては、その本体150に複
数の機能を持っているためにその操作も煩雑になり、し
かも、一般的な使用者に合わせるために特定の使用者に
とっては、不要な機能も一斉に表示するようになってい
るのが現状である。この実施例を応用すれば、特定の使
用者の癖を学習することにより、不要な機能を表示・入
力部152に表示せず特定の使用者にとって最も分かり
やすく、使いやすい電子手帳を実現できる。
【0048】さらに、ICカードまたはメモリカードに
学習した情報を記憶しておけば、別の機能と差し替えて
また元の機能に戻したときも、特定使用者まにとって分
かりやすい機能を継続して実現することができる。
【0049】なお、この発明は上記した実施例にかぎら
ず、たとえば、カメラやオーディオなど高度化した民生
用電子機器、ワープロやファクシミリやコピーなどの情
報機器、自動車や各種の産業用機器など、極めて幅広く
適用することができる。
【0050】
【発明の効果】以上記載したように、この発明の学習機
能付きインターフェース装置は、使用者に特別な努力を
強いることなく、使用者にとって使いやすいインターフ
ェースを構築できるインターフェース装置である。特に
液晶ディスプレイとタッチパネルを組み合わせたインタ
ーフェース装置はサイズや機能の面から見ても、非常に
理想的に近いインターフェース装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のー実施例を示す構成図。
【図2】図1を具体的に示した構成図。
【図3】図2の動作を説明するための動作説明図。
【図4】図3の表示・入力部の構造図。
【図5】この発明における表示・入力部の状態変化を示
す状態図。
【図6】この発明をVTRに適用したときの操作スイッ
チの状態変化を示す状態図。
【図7】この発明をVTRのリモコンに適用したときの
操作スイッチの状態変化を示す状態図。
【図8】この発明の第2の実施例を示し、TVのチャン
ネルリモコンに適用したときの操作スイッチの状態変化
を示す状態図。
【図9】図8の動作を説明するための動作説明図。
【図10】この発明の第3の実施例を示し、パソコンに
適用したときの表示画面の状態変化を示す状態図。
【図11】図11の動作を説明するための動作説明図。
【図12】この発明の第4の実施例を示し、表示・入力
部のスイッチを操作した回数をカウントするカウンター
機能を有したときの動作を説明するための動作説明図。
【図13】この発明の第5の実施例を示し、表示・入力
部のスイッチを操作した回数をカウントするカウンター
機能を有したときの動作を説明するための動作説明図。
【図14】この発明の第6の実施例を示し、次の動作に
必要のないスイッチを表示しない表示例の状態図。
【図15】この発明の第7の実施例を示し、電子手帳に
適用したときの表示画面の状態図。
【図16】VTRにおける従来の操作スイッチ例を示す
状態図。
【符号の説明】
1…表示・入力部、2…マイコン、3…メモリ、4…制
御対象部。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者とのインターフェースを行い、表
    示内容を変更可能な表示・入力部と、 前記表示・入力部からの情報を受け、入力情報に基づい
    た処理を行う演算処理部と、 前記表示・入力部の表示内容を保存しておく記憶部と、 命令を達成するための制御対象部と、 前記演算処理部は、命令を解釈した後に制御信号を前記
    制御対象部に伝達するとともに、新しい前記表示・入力
    部の表示内容を算出し、前記記憶部に変更保存する手段
    を具備したことを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 表示・入力部は、タッチパネルと表示装
    置により構成してなることを特徴とする請求項1記載の
    入力装置。
  3. 【請求項3】 記憶部は、半導体メモリであることを特
    徴とする請求項1記載の入力装置。
  4. 【請求項4】 記憶部の内容と比較して演算処理して入
    力された命令を認識することを特徴とする請求項1記載
    の入力装置。
  5. 【請求項5】 演算処理部は認識した命令を学習してい
    き、学習に伴って前記メモリの内容を変更することを特
    徴とする請求項1記載の入力装置。
  6. 【請求項6】 表示装置は、液晶ディスプレイであるこ
    とを特徴とする請求項2記載の入力装置。
  7. 【請求項7】 表示装置は、CRTディスプレイである
    ことを特徴とする請求項2記載の入力装置。
  8. 【請求項8】 表示装置は、プラズマディスプレイであ
    ることを特徴とする請求項2記載の入力装置。
  9. 【請求項9】 表示装置は、LEDディスプレイである
    ことを特徴とする請求項2記載の入力装置。
  10. 【請求項10】 表示・入力部は、表示内容が変更可能
    な表示素子を備えた複数のスイッチからなることを特徴
    とする請求項1記載の入力装置。
  11. 【請求項11】 時間をカウントするカウンター機能部
    を有し、一定時間が経過したは、表示素子の内容を変更
    不能にしたことを特徴とする請求項5記載の入力装置。
  12. 【請求項12】 表示・入力部を操作した回数をカウン
    トするカウンター機能部を有し、一定回数、表示・入力
    部を操作下後は、表示素子の内容を変更不能にしたこと
    を特徴とする請求項5記載の入力装置。
  13. 【請求項13】 記憶部に複数の表示内容を記憶し、機
    器の状態に応じて該記憶部から読みだし表示内容を制御
    する手段を備えてなることを特徴とする請求項1記載の
    入力装置。
  14. 【請求項14】 記憶部の少なくとも一部を、予め表示
    および入力部の情報を記憶したICカードにし、これを
    交換可能としてなることを特徴とする請求項1記載の入
    力装置。
JP4110504A 1992-04-28 1992-04-28 入力装置 Withdrawn JPH05307793A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4110504A JPH05307793A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 入力装置

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JP4110504A JPH05307793A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 入力装置

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JP4110504A Withdrawn JPH05307793A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 入力装置

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JP (1) JPH05307793A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011123914A (ja) * 2011-02-04 2011-06-23 Sony Corp 表示制御装置及び表示制御方法
JP2013054760A (ja) * 2012-11-02 2013-03-21 Sony Corp 表示制御装置及び表示制御方法

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